特開2017-222112(P2017-222112A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-222112プリントシステム、プリンタドライバ及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-222112(P2017-222112A)
(43)【公開日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】プリントシステム、プリンタドライバ及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20171124BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20171124BHJP
   G07G 1/06 20060101ALI20171124BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   B41J29/38 Z
   G07G1/12 321J
   G07G1/06 B
   G06F3/12 378
   G06F3/12 329
   G06F3/12 373
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-120109(P2016-120109)
(22)【出願日】2016年6月16日
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼 健
(72)【発明者】
【氏名】岩元 淳
【テーマコード(参考)】
2C061
3E142
【Fターム(参考)】
2C061AP10
2C061AQ01
2C061AQ04
2C061AQ05
2C061HJ06
2C061HJ08
2C061HN15
2C061HP00
3E142DA04
3E142FA23
(57)【要約】
【課題】 プリンタ及び他の機器のメンテナンス情報を簡易にプリント可能とする。
【解決手段】 実施形態のプリントシステムは、プリント、要求、受信及び制御の各手段を備えたプリンタと、当該プリンタにプリントを行わせる機器に組み込まれてプリンタを操作するもので、取得手段及び送信手段を備えたドライバとから構成される。プリント手段は、プリント媒体に対してプリントする。要求手段は、ドライバに対し、メンテナンス情報を要求する。取得手段は、機器のメンテナンスに関わる第1のメンテナンス情報を取得する。送信手段は、上記の要求に応じて、取得手段により取得された第1のメンテナンス情報をプリンタに送信する。受信手段は、送信された第1のメンテナンス情報を受信する。制御手段は、受信された第1のメンテナンス情報と、プリンタのメンテナンスに関わる第2のメンテナンス情報とをプリントするようにプリント手段を制御する。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタと、当該プリンタにプリントを行わせる機器に組み込まれて前記プリンタを操作するプリンタドライバとから構成されるプリントシステムであって、
前記プリンタに備えられ、プリント媒体に対してプリントするプリント手段と、
前記プリンタに備えられ、前記プリンタドライバに対し、メンテナンス情報を要求する要求手段と、
前記プリンタドライバに備えられ、前記機器のメンテナンスに関わる第1のメンテナンス情報を取得する取得手段と、
前記プリンタドライバに備えられ、前記要求に応じて、前記取得手段により取得された第1のメンテナンス情報を前記プリンタに送信する送信手段と、
前記プリンタに備えられ、前記送信手段により送信された前記第1のメンテナンス情報を受信する受信手段と、
前記プリンタに備えられ、前記受信手段により受信された前記第1のメンテナンス情報と、前記プリンタのメンテナンスに関わる第2のメンテナンス情報とをプリントするように前記プリント手段を制御する制御手段と、
を具備したプリントシステム。
【請求項2】
前記取得手段は、前記第1のメンテナンス情報に加えて、前記機器に接続された前記プリンタ以外の外付機器のメンテナンスに関わる第3のメンテナンス情報を取得し、
前記送信手段は、前記第1のメンテナンス情報及び前記第3のメンテナンス情報を送信し、
前記受信手段は、前記第1のメンテナンス情報及び前記第3のメンテナンス情報を受信し、
前記制御手段は、前記第1、第2及び第3のメンテナンス情報をプリントするように前記プリント手段を制御する、
請求項1に記載のプリントシステム。
【請求項3】
前記取得手段は、複数の前記外付機器のそれぞれから前記第3のメンテナンス情報を収集する、
請求項2に記載のプリントシステム。
【請求項4】
前記第1のメンテナンス情報及び前記第2のメンテナンス情報を含んだ総合メンテナンスデータを情報端末へと無線送信する無線通信手段、
をさらに備える請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のプリントシステム。
【請求項5】
プリンタにプリントを行わせる機器に組み込まれて前記プリンタを操作するプリンタドライバであって、
前記機器のメンテナンスに関わる第1のメンテナンス情報を取得する取得手段と、
前記プリンタからの要求に応じて、前記取得手段により取得された第1のメンテナンス情報を前記プリンタに送信する送信手段と、
を具備するプリンタドライバ。
【請求項6】
プリンタにプリントを行わせる機器に組み込まれたコンピュータを、前記プリンタに指令するプリンタドライバとして機能させるプリンタドライバプログラムであり、前記コンピュータを、
前記機器のメンテナンスに関わる第1のメンテナンス情報を取得する取得手段と、
前記プリンタからの要求に応じて、前記取得手段により取得された第1のメンテナンス情報を前記プリンタに送信するように通信デバイスを制御する送信制御手段と、
して機能させるプリンタドライバプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プリントシステム、プリンタドライバ及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
メンテナンスモードを備えたプリンタは知られている。そしてこの種のプリンタは、メンテナンスモードにおいて、総プリント量、あるいは装着中のプリントヘッドを用いてのプリント量などといった、当該プリンタのメンテナンスに関するメンテナンス情報をプリントアウトする機能を備えることがある。
また、プリンタが接続されたプリンタ以外の機器は、当該機器のメンテナンスに関するメンテナンス情報を表した画像を生成し、当該画像をプリンタにプリントさせる機能を備えることがある。
【0003】
これらの機能によれば、メンテナンス作業者等が、プリンタ及びこのプリンタに接続された機器のメンテナンス情報を表したプリント物を得ることが可能である。しかしながら、プリンタ及びこのプリンタに接続された機器のメンテナンス情報を表したプリント物を得るためには、メンテナンス作業者等が、プリンタ及び機器のそれぞれで操作を行わなければならなかった。
このような事情から、プリンタ及びプリンタ以外の機器のメンテナンス情報を簡易にプリント可能とするプリントシステム、プリンタドライバ及びプログラムが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−92745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、プリンタ及びプリンタ以外の機器のメンテナンス情報を簡易にプリント可能とするプリントシステム、プリンタドライバ及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のプリントシステムは、プリント手段、要求手段、受信手段及び制御手段を備えたプリンタと、当該プリンタにプリントを行わせる機器に組み込まれてプリンタを操作するもので、取得手段及び送信手段を備えたプリンタドライバとから構成される。プリント手段は、プリント媒体に対してプリントする。要求手段は、プリンタドライバに対し、メンテナンス情報を要求する。取得手段は、機器のメンテナンスに関わる第1のメンテナンス情報を取得する。送信手段は、上記の要求に応じて、取得手段により取得された第1のメンテナンス情報をプリンタに送信する。受信手段は、送信手段により送信された第1のメンテナンス情報を受信する。制御手段は、受信手段により受信された第1のメンテナンス情報と、プリンタのメンテナンスに関わる第2のメンテナンス情報とをプリントするようにプリント手段を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】一実施形態に係る会計システムの構成を示す斜視図。
図2図1中の登録装置の要部回路構成を示すブロック図。
図3図1中のレシートプリンタの要部回路構成を示すブロック図。
図4図3中のCPUによる制御処理のフローチャート。
図5図2中のCPUによる収集処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、プリントシステムを取り入れた会計システムを例に説明する。
図1は本実施形態に係る会計システム100の構成を示す斜視図である。
会計システム100は、登録装置10、レシートプリンタ20、客面表示器30、磁気カードリーダ40及びドロワ50を含む。
【0009】
登録装置10は、取引の内容を登録するための装置である。取引は、典型的には商品の販売である。そして登録装置10としては、典型的にはPOS(point-of-sale)端末又は電子キャッシュレジスタが用いられる。登録装置10は、取引の内容を表したレシートの発行をレシートプリンタ20に要求する。
【0010】
レシートプリンタ20は、登録装置10からの要求に従って紙レシートをプリントするか、又は電子レシートデータを情報端末に無線送信する。またレシートプリンタ20は、動作モードの1つとしてメンテナンスモードを備える。メンテナンスモードが設定された状態においてレシートプリンタ20は、メンテナンス情報を表したメンテナンスシートをプリントするか、又はメンテナンス情報を表したメンテナンスデータを情報端末200に無線送信する。情報端末200は、レシートプリンタ20が無線送信する電子レシート及びメンテナンス情報を受け取り、管理し、表示する。情報端末200は、典型的には携帯情報端末である。しかしながら情報端末200は、その実現形態はどのようなものであっても構わない。情報端末200は、情報処理装置の一例である。
【0011】
客面表示器30は、登録装置10での登録の対象となる取引の客が位置する側(図1中の奥側)に向けて設けられている。客面表示器30は、登録装置10からの指示に応じて客に対して情報を表示する。客面表示器30としては、蛍光管表示器又は液晶表示器などの周知の表示デバイスを利用できる。
【0012】
磁気カードリーダ40は、磁気カードに磁気記録されたカード情報を読み取る。磁気カードリーダ40は、読み取ったカード情報を登録装置10へと出力する。
【0013】
ドロワ50は、内部の収納庫に金銭等を収納する。ドロワ50は、登録装置10からの指示に応じて、出入金を可能とするように収納庫を開放する。
【0014】
図2は登録装置10の要部回路構成を示すブロック図である。
登録装置10は、CPU(central processing unit)11、ROM(read-only memory)12、RAM(random-access memory)13、補助記憶ユニット14、タッチパネル15、プリンタインタフェース(プリンタI/F)16及び機器インタフェース(機器I/F)17及びバス18を含む。
【0015】
登録装置10においては、CPU11、ROM12、RAM13及び補助記憶ユニット14がバス18によって接続されることにより、登録装置10を制御するコンピュータを構成する。
【0016】
CPU11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11は、ROM12及びRAM13に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、登録装置10としての各種の動作を実現するべく登録装置10の各要素を制御する。
【0017】
ROM12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12は、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM12は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM12は、CPU11が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
【0018】
RAM13は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM13は、CPU11が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM13は、CPU11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。RAM13の記憶領域の一部は、売上登録された商品についての情報を管理するための商品リストエリアとして使用される。
【0019】
補助記憶ユニット14は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット14は、例えばEEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、ハードディスクドライブ、あるいはSSD(solid state drive)などが利用できる。補助記憶ユニット14は、CPU11が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU11での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット14は、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラム等のプログラムを記憶する場合もある。補助記憶ユニット14が記憶するプログラムには、プリンタドライバプログラム14aを含む。プリンタドライバプログラム14aには、CPU11がレシートプリンタ20を操作するための処理が記述されている。なお、登録装置10の使用者への譲渡は、一般的にプリンタドライバプログラム14aが補助記憶ユニット14に記憶されない状態にて行われる。そしてリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介してプリンタドライバプログラム14aが使用者に譲渡される。さらにこのプリンタドライバプログラム14aが、上記の別途に譲渡された登録装置10の補助記憶ユニット14に使用者等による操作に従って書き込まれる。この場合、記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどが利用できる。しかし、プリンタドライバプログラム14aがROM12又は補助記憶ユニット14に記憶された状態で登録装置10が使用者へと譲渡されてもよい。
【0020】
タッチパネル15は、例えば図1に示すように、登録装置10の上側に、登録装置10の操作者が位置する側(図1中の手前側)に向けて設けられている。タッチパネル15は、登録装置10の操作者による操作の入力デバイス及び当該操作者に対する情報表示のための表示デバイスとして機能する。
【0021】
プリンタインタフェース16は、CPU11とレシートプリンタ20とのデータの授受をインタフェースする。従ってレシートプリンタ20は、このプリンタインタフェース16に接続される。プリンタインタフェース16としては、例えばUSB(universal serial bus)等の規格に準拠した周知のデバイスを利用できる。
【0022】
機器インタフェース17には、登録装置10に外付けされる各種の機器(以下、外付機器と称する)が接続される。本実施形態においては客面表示器30、磁気カードリーダ40及びドロワ50が機器インタフェース17に接続されているので、これらが外付機器に相当する。しかしながら、客面表示器30、磁気カードリーダ40及びドロワ50の少なくとも一部又は全てが機器インタフェース17に接続されなくてもよい。また機器インタフェース17には、例えば自動釣銭機、非接触式のICカードリーダ、タッチパネルあるいはバーコードリーダなどの様々な機器が接続されてもよい。つまり、どのような機器が外付機器となるかは、登録装置10の運用形態により変化する。また、登録装置10の運用形態によっては、外付機器が存在しない場合もある。機器インタフェース17は、接続された機器とCPU11とのデータの授受をインタフェースする。機器インタフェース17としては、例えばUSB又はRS−232C等の規格に準拠した周知のデバイスを利用できる。
【0023】
バス18は、CPU11、ROM12、RAM13、補助記憶ユニット14、タッチパネル15、プリンタインタフェース16及び機器インタフェース17を相互に接続する。
【0024】
図3はレシートプリンタ20の要部回路構成を示すブロック図である。
レシートプリンタ20は、CPU21、ROM22、RAM23、補助記憶ユニット24、操作パネル25、プリントユニット26、通信インタフェース(通信I/F)27、NFC(near field communication)ユニット28及びバス29を含む。
【0025】
レシートプリンタ20においては、CPU21、ROM22、RAM23及び補助記憶ユニット24がバス29によって接続されることにより、レシートプリンタ20を制御するコンピュータを構成する。
【0026】
CPU21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU21は、ROM22及びRAM23に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、レシートプリンタ20としての各種の動作を実現するべくレシートプリンタ20の各要素を制御する。
【0027】
ROM22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM22は、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM22は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
【0028】
RAM23は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
【0029】
補助記憶ユニット24は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット24は、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU21での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット24は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。補助記憶ユニットとしては、EEPROM、ハードディスクドライブ、あるいはSSDなどが利用できる。補助記憶ユニット24は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。なお、補助記憶ユニット24は備えられなくてもよい。
【0030】
ROM22又は補助記憶ユニット24が記憶するプログラムには、後述する制御処理について記述した制御プログラムを含む。なお、レシートプリンタ20の使用者への譲渡は、一般的に制御プログラムがROM22又は補助記憶ユニット24に記憶された状態にて行われる。しかし、制御プログラムがROM22又は補助記憶ユニット24に記憶されない状態でレシートプリンタ20が使用者へと譲渡されてもよい。そしてこの場合は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが使用者に譲渡され、この制御プログラムが上記の別途に譲渡されたレシートプリンタ20の補助記憶ユニット24に使用者等による操作に従って書き込まれる。この場合、記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどが利用できる。
【0031】
操作パネル25は、例えば図1に示すように、レシートプリンタ20の前面に備えられる。操作パネル25は、レシートプリンタ20を操作するための操作ボタン及びレシートプリンタ20の動作状態を表示するための表示デバイスを備える。
【0032】
プリントユニット26は、レシート用紙に対して任意の画像をプリントする。プリントユニット26は例えば、サーマル方式のプリントヘッドと、レシート用紙を搬送する搬送機構とを含んだ周知の構成であってよい。プリントユニット26によりレシート用紙へと取引の内容を表した画像をプリントすることで形成されたレシートは、図1に示す排出口20aからレシートプリンタ20の外部へと排出される。プリントヘッドとしては、ドットインパクト方式又はインクジェット方式などの他の如何なる方式のものを含んでいてもよい。このプリントユニット26は、プリント媒体としてのレシート用紙に対してプリントするプリント手段に相当する。
【0033】
通信インタフェース27は、登録装置10とCPU21とのデータの授受をインタフェースする。通信インタフェース27としては、例えばUSB又はRS−232C等の規格に準拠した周知のデバイスを利用できる。
【0034】
NFCユニット28は、図1に示すようにレシートプリンタ20の上面に面して配置されたアンテナ28aを含む。NFCユニット28は、アンテナ28aに近接された情報端末200との間でNFC方式により無線通信する。
【0035】
バス29は、CPU21、ROM22、RAM23、補助記憶ユニット24、操作パネル25、プリントユニット26、通信インタフェース27及びNFCユニット28を相互に接続する。
【0036】
次に以上のように構成された会計システム100の動作について説明する。なお、以下に説明する各種の処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
【0037】
この会計システム100にあっては、取引の会計に関わる動作は、従来の同種の会計システムと同様にして行われる。例えば登録装置10では、取引に関する登録処理が周知のように行われる。また登録装置10では、登録の対象となる取引が決済を伴うものであるならば、決済処理が周知のように行われる。一例としては、対象とする取引が商品の売買であるならば、登録装置10は、買上商品の登録を行って、取引毎の買上商品のリストを生成する。そして登録装置10は上記登録の完了後、このリストに含まれた買上商品に関する決済金額を決済するための処理を行う。なお、以降においては、対象とする取引が、物販店と買物客との間での商品の売買であることとして説明する。
【0038】
客面表示器30では、登録処理や決済処理に際して客に知らせるべき情報を表した画像を、登録装置10からの指示に応じて表示する。磁気カードリーダ40では、決済処理に関してカード情報が必要となる場合は、操作者による操作の下に磁気カードに記録されたカード情報を読み取り、当該カード情報を登録装置10へと出力する。ドロワ50は、決済処理に関して出入金が必要となった場合に、登録装置10からの指示の下に収納庫を開放する。
【0039】
登録装置10は、決済が完了したならば、取引の内容を表すレシートデータの送信を伴って、レシートプリンタ20に対してレシートのプリントを要求(以下、プリント要求と称する)する。このプリント要求は、登録装置10のCPU11がプリンタドライバプログラムを実行することにより実現される。
【0040】
レシートプリンタ20では、通信インタフェース27が上記のプリント要求を受信する。そうするとCPU21は、情報端末200とのNFC通信が可能になることなしに、予め定められた待機時間がタイムアップするか、あるいは操作パネル25における所定のボタン操作などによるプリント指示がなされたならば、紙レシートを発行する。つまりCPU21は、通信インタフェース27が受信したレシートデータに基づき、取引内容を表したレシート画像をプリント媒体にプリントするようにプリントユニット26を制御する。しかしながらCPU21は、待機時間がタイムアップするか、あるいはプリント指示がなされるのに先立って、情報端末200とのNFC通信が可能となったならば、電子レシートデータを無線送信する。つまりCPU21は、通信インタフェース27が受信したレシートデータに基づき電子レシートデータを生成し、当該電子レシートデータをNFCユニット28から情報端末200に向けて無線送信する。
【0041】
さて、レシートプリンタ20が待機状態にあるときなどに、操作パネル25における所定のボタンの長押しなどの予め定められた操作がなされたならば、CPU21は動作モードとしてメンテナンスモードを設定する。そしてこのメンテナンスモードにおいてCPU21は、ROM22又は補助記憶ユニット24に記憶された制御プログラムに基づき制御処理を実行する。
【0042】
図4はCPU21による制御処理のフローチャートである。
Act1においてCPU21は、補助記憶ユニット24に記憶された外部収集フラグに「1」がセットされているか否かを確認する。外部収集フラグは、レシートプリンタ20以外の機器のメンテナンスデータを収集するか否かの設定状態を表し、「1」がセットされている状態がレシートプリンタ20以外の機器のメンテナンスデータを収集する設定であることを示す。CPU21は、操作パネル25における所定のボタン操作などによる予め定められた操作に応じて、外部収集フラグを「0」又は「1」にセットする。なお、外部収集フラグとしては、「0」又は「1」のいずれかがデフォルト値として定められていてもよい。そしてCPU21は、外部収集フラグが「1」にセットされているならばYesと判定し、Act2へと進む。
【0043】
Act2においてCPU21は、登録装置10に対して外部メンテナンスデータを要求する。具体的にはCPU21は、外部メンテナンスデータを要求するために予め定められたコマンドを通信インタフェース27から登録装置10へと送信する。そして当該コマンドが登録装置10のプリンタインタフェース16で受信されることにより、上記の要求が登録装置10により受け付けられる。これに応じて登録装置10のCPU11は、プリンタドライバプログラム14aに従って、以下に説明する収集処理を開始する。従って収集処理は、CPU11がプリンタドライバプログラム14aを実行することにより実現されるプリンタドライバによる処理である。つまり、上記の要求を受けてプリンタドライバとしての収集処理が開始される。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは、プリンタドライバに対してメンテナンス情報を要求する要求手段として機能する。
【0044】
図5はCPU11による収集処理のフローチャートである。
Act21においてCPU11は、第1のメンテナンス情報を収集し、RAM13又は補助記憶ユニット14に保存する。第1のメンテナンス情報は、登録装置10のメンテナンスに関わるデータである。CPU11がどのようなデータを第1のメンテナンス情報として収集するかは、例えばプリンタドライバプログラム14aの設計者又は作成者などにより任意に定められて良い。第1のメンテナンス情報は、一例として、オペレーションシステムのバージョン、プリンタドライバプログラムのバージョン、登録装置10が動作している状態にある累積時間、あるいは補助記憶ユニット14のプロパティなどとすることが想定される。かくしてプリンタドライバプログラムに基づく制御処理をCPU11が実行することによって、CPU11を中枢部分とするコンピュータは、第1のメンテナンス情報を取得する取得手段として機能する。
【0045】
Act22においてCPU11は、外付機器が有るか否かを確認する。本実施形態においては、外付機器として客面表示器30、磁気カードリーダ40及びドロワ50が存在している。そこでCPU11はこのような場合にはYesと判定し、Act23へと進む。
Act23においてCPU11は、第3のメンテナンス情報を収集し、RAM13又は補助記憶ユニット14に保存する。第3のメンテナンス情報は、外付機器のメンテナンスに関わるデータである。CPU11がどのようなデータを第3のメンテナンス情報として収集するかは、例えばプリンタドライバプログラム14aの設計者又は作成者などにより任意に定められて良い。第3のメンテナンス情報は、一例として、客面表示器30が表示を行っている累積時間、磁気カードリーダ40での累積読取回数、ドロワ50の累積開放回数、あるいは各機器の異常の発生状況などとすることが想定される。
【0046】
CPU11は、第3のメンテナンス情報の収集及び保存を終えたならば、Act24へと進む。なおCPU11は、外付機器が無い場合には、Act22にてNoと判定し、Act23をパスしてAct24へと進む。
Act24においてCPU11は、外部メンテナンスデータを生成する。具体的にはCPU11は、Act21にて保存した第1のメンテナンス情報を外部メンテナンスデータに含める。またCPU11は、Act23にて第3のメンテナンス情報を保存したならば、当該第3のメンテナンス情報を外部メンテナンスデータに含める。
【0047】
Act25においてCPU11は、上記のように生成した外部メンテナンスデータを送信するようプリンタインタフェース16に指示した上で、収集処理を終了する。上記の指示に応じてプリンタインタフェース16は、外部メンテナンスデータをレシートプリンタ20へと送信する。外部メンテナンスデータがレシートプリンタ20へと伝送されると、当該外部メンテナンスデータを通信インタフェース27が受信する。かくしてプリンタインタフェース16は、第1のメンテナンス情報をレシートプリンタ20に送信する通信デバイスの一例である。そしてプリンタドライバプログラムに基づく制御処理をCPU11が実行することによって、CPU11を中枢部分とするコンピュータは、第1のメンテナンス情報を送信するようにプリンタインタフェース16を制御する送信制御手段として機能する。これにより、CPU11を中枢部分とするコンピュータとプリンタインタフェース16との協働により、第1のメンテナンス情報をレシートプリンタ20に送信する送信手段としての機能が実現される。また、通信インタフェース27は受信手段の一例である。
【0048】
さて、レシートプリンタ20においてCPU21は、図4中のAct2を終えた後は、Act3へと進む。
Act3においてCPU21は、外部メンテナンスデータが受信されるのを待ち受ける。そしてCPU21は、上述のように外部メンテナンスデータが通信インタフェース27により受信されたならばYesと判定し、Act4へと進む。
【0049】
Act4においてCPU21は、通信インタフェース27により受信された外部メンテナンスデータをRAM23又は補助記憶ユニット24に保存する。CPU21はこののち、Act5へと進む。なおCPU21は、外部収集フラグが「0」にセットされているためにAct1にてNoと判定した場合には、Act2〜Act4をパスしてAct5へと進む。
【0050】
Act5においてCPU21は、第2のメンテナンス情報を収集し、RAM23又は補助記憶ユニット24に保存する。第2のメンテナンス情報は、レシートプリンタ20のメンテナンスに関わるデータである。CPU21がどのようなデータを第2のメンテナンス情報として収集するかは、例えばCPU21のための制御プログラムの設計者又は作成者などにより任意に定められて良い。第2のメンテナンス情報は、一例として、総プリント量、あるいは装着中のプリントヘッドを用いてのプリント量などとすることが想定される。
【0051】
Act6においてCPU21は、総合メンテナンスデータを生成する。具体的にはCPU21は、Act5にて保存した第2のメンテナンス情報を総合メンテナンスデータに含める。またCPU21は、Act4にて外部メンテナンスデータを保存したならば、当該外部メンテナンスデータを総合メンテナンスデータに含める。
【0052】
Act7においてCPU21は、送信が要求されたか否かを確認する。そしてCPU21は、送信が要求されていなければNoと判定し、Act8へと進む。
Act8においてCPU21は、プリント指示がなされるか否かを確認する。CPU21は、操作パネル25における所定のボタン操作などによるプリント指示がなされていなければNoと判定し、Act9へと進む。
Act9においてCPU21は、タイムアップしたか否かを確認する。そしてCPU21は、タイムアップしていなければ、Act7へと戻る。
かくしてCPU21はAct7〜Act9においては、送信が要求されるか、プリント指示されるか、あるいはタイムアップするのを待ち受ける。
【0053】
メンテナンス作業者は、メンテナンスシートの発行を要求する場合は、操作パネル25に含まれたボタンを予め定められた方法で操作するなどしてプリントを指示する。そうするとCPU21はAct8にてYesと判定し、Act10へと進む。
なお、CPU21は、Act7〜Act9の待ち受け状態における経過時間が予め定められた待機時間に到達したならば、Act9にてYesと判定する。そしてCPU21はこの場合にもAct10へと進む。
【0054】
Act10においてCPU21は、メンテナンスシートを発行するようプリントユニット26に指示する。具体的にはCPU21は、Act6で生成した総合メンテナンスデータが表す画像をプリントするようプリントユニット26に指示する。この指示に応じてプリントユニット26は、当該画像をプリント媒体にプリントすることにより、メンテナンスシートをプリントする。つまりメンテナンスシートは、メンテナンスに関わるデータを表した画像をプリント媒体にプリントしたものである。当該画像は、メンテナンスに関わるデータを文字列などによりメンテナンス作業者が直接的に理解可能なように表したものであてもよいし、QRコード(登録商標)などを用いて機械的に読取可能なように表したものであってもよい。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは、第1、第2及び第3のメンテナンス情報をプリントするようにプリントユニット26を制御する制御手段として機能する。CPU21は、メンテナンスシートのプリントが終了したならば、図4に示す制御処理を終了する。
【0055】
一方、メンテナンス作業者は、会計システム100のメンテナンスに関する情報を情報端末200で取得したい場合には、CPU21がAct7〜Act9の待ち受け状態にあるときに、情報端末200をレシートプリンタ20に近接させる。そうすると、情報端末200は、NFCユニット28との間でのNFC通信が可能となる。
【0056】
このときにメンテナンス作業者は、情報端末200を、メンテナンスのための処理を実行する状態としておく。あるいは情報端末200は、NFC通信が可能となったことに応じて、オペレーティングシステム又はファームウェアの働きにより、メンテナンスのための処理が自動起動されてもよい。情報端末200は、当該処理により、外部メンテナンスデータの送信をNFC通信によりレシートプリンタ20に対して要求する。この要求は、NFCユニット28により受信される。
【0057】
レシートプリンタ20においてCPU21は、Act7〜Act9の待ち受け状態にあるから、上記の要求がNFCユニット28により受信されたことに応じて、Act7にてYesと判定し、Act11へと進む。
【0058】
Act11においてCPU21は、Act6で生成した総合メンテナンスデータをNFCユニット28から無線送信する。そしてCPU21は、この送信を完了したならば、図4に示す制御処理を終了する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータとNFCユニット28との協働により、総合メンテナンスデータを情報端末へと無線送信する無線通信手段としての機能が実現される。
【0059】
以上のように会計システム100においては、メンテナンスモードに設定されたレシートプリンタ20からの要求に応じて登録装置10のプリンタドライバが、登録装置10に関する第1のメンテナンス情報を収集し、レシートプリンタ20へと送信する。レシートプリンタ20は、第1のメンテナンス情報を、レシートプリンタ20に関する第2のメンテナンス情報とともに表したメンテナンスシートを発行する。これによりメンテナンス作業者は、メンテナンスシートにて、第1のメンテナンス情報及び第2のメンテナンス情報の双方を確認することが可能となる。この際、メンテナンス作業者は、レシートプリンタ20の動作モードをメンテナンスモードに設定するのみで、登録装置10での操作は何ら行わなくてよい。
【0060】
またプリンタドライバはさらに、登録装置10の外付機器に関する第3のメンテナンス情報を収集し、レシートプリンタ20へと送信する。レシートプリンタ20は、第3のメンテナンス情報を、第1及び第2のメンテナンス情報とともに表したメンテナンスシートを発行する。これによりメンテナンス作業者は、メンテナンスシートにて、第1、第2及び第3のメンテナンス情報をそれぞれ確認することが可能となる。この際、メンテナンス作業者は、外付機器での操作は何ら行わなくてよい。
【0061】
またレシートプリンタ20は、メンテナンスシートを発行するのに代えて、第1のメンテナンス情報及び第2のメンテナンス情報を含む総合メンテナンスデータ、あるいはさらに第3のメンテナンス情報を含む総合メンテナンスデータを情報端末200に送信する。これによりメンテナンス作業者は、情報端末200において第1、第2及び第3のメンテナンス情報をそれぞれ確認することが可能となる。
【0062】
またレシートプリンタ20は、外部収集フラグが「0」にセットされている場合は、プリンタドライバに対してメンテナンス情報の収集を要求しない。これによりメンテナンス作業者は、レシートプリンタ20のみのメンテナンスのみ行えばよい場合は、外部収集フラグを「0」にセットしておくことにより、第2のメンテナンス情報のみを確認できる。
【0063】
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
レシート以外のプリント物をプリントするプリンタにおいても、レシートプリンタ20と同様に実施が可能である。取引に関する登録処理以外の処理を行う機器においても、登録装置10と同様に実施が可能である。
【0064】
CPU21はAct10においては、複数のメンテナンスシートを発行するようプリントユニット26に指示してもよい。つまりCPU21は例えば、第1、第2及び第3のメンテナンス情報を個別に表す3枚のメンテナンスシートを発行するようにプリントユニット26に指示してもよい。あるいはCPU21は例えば、第1、第2及び第3のメンテナンス情報のうちのいずれか2つを表すメンテナンスシートと、残りの1つのメンテナンス情報を表すメンテナンスシートとを発行するようにプリントユニット26に指示してもよい。なおCPU21は、第1、第2及び第3のメンテナンス情報のうちの1つを複数枚のプリント媒体にプリントするようプリントユニット26を制御してもよい。
【0065】
プリンタドライバは、登録装置10のような機器の動作を制御するコンピュータを利用せず、専用のコンピュータを備えて機器に装着されて使用される形態で実現することも可能である。
【0066】
レシートプリンタ20と情報端末200との間の無線通信には、NFC方式以外の周知の方式、あるいは独自に定めて方式などを任意に適用可能である。
【0067】
レシートプリンタ20は、NFCユニット28又はそのアンテナを内蔵せず、外付けとしてもよい。
【0068】
CPU21は、Act10及びAct11の双方を実行することとし、メンテナンスシートの発行と総合メンテナンスデータの送信との双方を行ってもよい。
【0069】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0070】
100…会計システム、200…情報端末、10…登録装置、20…レシートプリンタ、30…客面表示器、40…磁気カードリーダ、50…ドロワ、11,21…CPU、12,22…ROM、13,23…RAM、14,24…補助記憶ユニット、14a…プリンタドライバプログラム、15…タッチパネル、16…プリンタインタフェース、17…機器インタフェース、18,29…バス、25…操作パネル、26…プリントユニット、27…通信インタフェース、28…NFCユニット。
図1
図2
図3
図4
図5