特開2017-223347(P2017-223347A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 植野 元太の特許一覧

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  • 特開2017223347-真空断熱材 図000003
  • 特開2017223347-真空断熱材 図000004
  • 特開2017223347-真空断熱材 図000005
  • 特開2017223347-真空断熱材 図000006
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-223347(P2017-223347A)
(43)【公開日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】真空断熱材
(51)【国際特許分類】
   F16L 59/065 20060101AFI20171124BHJP
【FI】
   F16L59/065
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2016-132885(P2016-132885)
(22)【出願日】2016年6月16日
(71)【出願人】
【識別番号】516187909
【氏名又は名称】植野 元太
(72)【発明者】
【氏名】植野 元太
【テーマコード(参考)】
3H036
【Fターム(参考)】
3H036AA08
3H036AB01
3H036AB18
3H036AB28
3H036AC06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】扱いやすく断熱効果のある製品を提供する。
【解決手段】減圧下(4)で凹凸のあるガスバリア加工したプラスチックボード(1)に、ガスバリアフィルム(2)を直接に溶着させることで得られることを特徴とする。プラスチックボードを作成し、プラスチックボードにガスバリア加工を行い、減圧下においてガスバリアフィルムを溶着するという少ない製造工程であり、真空断熱材の費用が下がり普及が望むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
減圧下で片側または両側に凹凸のあるガスバリア加工したプラスチックボードに、ガスバリアフィルムを直接溶着することを特徴とする真空断熱材の構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空断熱材に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、火力発電比率が高く、地球温暖化防止の観点から省エネルギー化が望まれている。電化製品や住宅等で熱エネルギーを効率よく利用するため、真空断熱材が用いられるようになっている。しかし、真空断熱材の多くは高価で、住宅等では大量の断熱材を使用するためこの種の断熱材は普及していない。
【0003】
従来より、この種の断熱材は芯材として主にグラスウールなどが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−180236号公報
【特許文献2】特開2008−248618号公報
【特許文献3】特開2012−241892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、真空断熱材は高価で、使用される場が冷蔵庫など使用される場が限られてきた。また、芯材の外部を密封包装体で覆うのみでは穴が開いてしまった際に真空断熱材として機能しなくなる恐れがあった。丸型など様々な形に対応しにくいことが多かった。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
減圧下(4)で、成型したプラスチックボード(1)の凹凸部分にガスバリアフィルム(2)を溶着する。プラスチックボード(1)には、ガスバリア加工を行う。
本発明は、以上の構成によりなる真空断熱材である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果は、プラスチックボードを作成し、プラスチックボードにガスバリア加工を行い、減圧下においてガスバリアフィルムを溶着するという少ない製造工程であり、真空断熱材の製造費用が下がり普及が望むことができる。この断熱材の特性として真空を維持するためにはフィルムがプラスチックボードにつかないように張らなければならない。張るためにはプラスチックボードの凹凸を増やさなければならないので容器区画ができ、例えば一部に穴が開いて破損してしまっても使用することができ扱いやすい。また、例えば筒状の形など、様々な形であってもフィルムを溶着することが可能であれば真空断熱材として利用することができ、使用できる場が広がることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の断面図である。
図2】本発明の正面図である。
図3】本発明の傾斜図である。
図4】本発明の一実施例における製造工程を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
凹凸のあるプラスチックボード(1)を成型する。
プラスチックボード(1)にガスバリア加工をする。
プラスチックボード(1)を減圧下(4)に入れる。
ガスバリアフィルム(2)をヒートシール機(3)でプラスチックボード(1)に溶着する。
本発明は、以上のような構造である。
【符号の説明】
【0010】
1 ガスバリア加工したプラスチックボード
2 ガスバリアフィルム
3 ヒートシール機
4 減圧下
図1
図2
図3
図4