特開2017-224074(P2017-224074A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2017-224074硬貨包装ユニット、硬貨包装機および硬貨包装方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-224074(P2017-224074A)
(43)【公開日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】硬貨包装ユニット、硬貨包装機および硬貨包装方法
(51)【国際特許分類】
   G07D 9/00 20060101AFI20171124BHJP
   B65B 11/56 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   G07D9/00 A
   B65B11/56 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2016-117720(P2016-117720)
(22)【出願日】2016年6月14日
(71)【出願人】
【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100131842
【弁理士】
【氏名又は名称】加島 広基
(74)【代理人】
【識別番号】100113365
【弁理士】
【氏名又は名称】高村 雅晴
(72)【発明者】
【氏名】菅原 一馬
(72)【発明者】
【氏名】黍原 文雄
(72)【発明者】
【氏名】岸田 雄介
(72)【発明者】
【氏名】太田 佳克
【テーマコード(参考)】
3E001
3E051
【Fターム(参考)】
3E001AB01
3E001BA01
3E001EA03
3E001EA05
3E001EB05
3E051AA01
3E051AA03
3E051AB02
3E051AB09
3E051BA10
3E051DA01
3E051DA08
3E051DB07
3E051EA01
3E051FA01
3E051FA06
3E051HA02
3E051HD08
3E051KA03
3E051KA09
3E051KB05
3E051LA04
3E051LA09
3E051LB05
(57)【要約】
【課題】巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができる硬貨包装ユニット、硬貨包装機および硬貨包装方法を提供する。
【解決手段】硬貨包装ユニット90の巻込み機構70は、上下一対の巻込み針71aと、上下一対の巻込み針71aを互いに接近する方向および互いから遠ざかる方向に移動させることができる巻込み針駆動部72と、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する巻込み針位置調整部73とを有している。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集積硬貨を回転させながら包装媒体を当該集積硬貨に巻回することにより包装硬貨を作成する包装部と、
前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する巻込み機構と、
を備え、
前記巻込み機構は、上下一対の巻込み針と、上下一対の前記巻込み針を互いに接近する方向および互いから遠ざかる方向に移動させることができる巻込み針駆動部と、上下一対の前記巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する巻込み針位置調整部とを有している、硬貨包装ユニット。
【請求項2】
前記包装部により包装されるべき硬貨の金種を設定する金種設定部を更に備え、
前記巻込み針位置調整部は、前記金種設定部により設定された金種に基づいて、上下一対の前記巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整するようになっている、請求項1記載の硬貨包装ユニット。
【請求項3】
前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を前記巻込み機構の各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、所定のタイミングで、各前記巻込み針が前記巻込み針駆動部により移動させられる各移動変位量に対して、少なくとも一方の前記巻込み針の移動変位量が前記巻込み針位置調整部により自動で調整されるようになっている、請求項1または2記載の硬貨包装ユニット。
【請求項4】
前記所定のタイミングは、各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングである、請求項3記載の硬貨包装ユニット。
【請求項5】
前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知する接触検知手段と、
前記包装部により包装されるべき硬貨の金種と、前記接触検知手段により検知された各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触するタイミングと、前記巻込み針駆動部による前記巻込み針の移動変位量と、前記巻込み針位置調整部による前記巻込み針の調整移動変位量とを関連付けて記憶する記憶部と、
を更に備え、
前記所定のタイミングは、前記包装部により包装されるべき硬貨の金種に対応する、前記記憶部に記憶されている、前記接触検知手段により検知された各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触するタイミング、前記巻込み針駆動部による前記巻込み針の移動変位量および前記巻込み針位置調整部による前記巻込み針の調整移動変位量に基づいて決められるようになっている、請求項3または4記載の硬貨包装ユニット。
【請求項6】
前記接触検知手段は、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に前記巻込み針の移動量が変化しないときに前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっている、請求項5記載の硬貨包装ユニット。
【請求項7】
前記接触検知手段は、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知する光学センサまたはスイッチを含んでいる、請求項6記載の硬貨包装ユニット。
【請求項8】
前記接触検知手段は、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触してこれらの前記巻込み針および前記集積硬貨の間に電流が流れたときに、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知する、請求項5記載の硬貨包装ユニット。
【請求項9】
前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことが第2の所定のタイミングで前記接触検知手段により検知されない場合に、前記包装部により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、前記包装部により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さいと判別されるようになっている、請求項5乃至8のいずれか一項に記載の硬貨包装ユニット。
【請求項10】
前記第2の所定のタイミングは、各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングまたはそれよりも後のタイミングである、請求項9記載の硬貨包装ユニット。
【請求項11】
前記第2の所定のタイミングは、前記記憶部に記憶される情報に基づいて決められるようになっている、請求項9または10記載の硬貨包装ユニット。
【請求項12】
前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことが第3の所定のタイミングで前記接触検知手段により検知された場合に、前記包装部により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、前記包装部により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きいと判別されるようになっている、請求項5乃至11のいずれか一項に記載の硬貨包装ユニット。
【請求項13】
前記第3の所定のタイミングは、各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミングである、請求項12記載の硬貨包装ユニット。
【請求項14】
前記第3の所定のタイミングは、前記記憶部に記憶される情報に基づいて決められるようになっている、請求項12または13記載の硬貨包装ユニット。
【請求項15】
前記巻込み機構は、前記巻込み針が所定の基準位置に位置しているときにこのことを検知する位置検知部を有している、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の硬貨包装ユニット。
【請求項16】
前記巻込み針位置調整部は、前記所定の基準位置から、集積硬貨の集積方向において前記包装部により包装されるべき硬貨の金種に対応する第1距離だけ離れた位置に前記巻込み針を移動させるようになっている、請求項15記載の硬貨包装ユニット。
【請求項17】
集積硬貨の集積方向における前記巻込み針の移動量に関する第2距離を設定するための巻込み針移動量設定部を更に備え、
前記巻込み針位置調整部は、前記所定の基準位置から、集積硬貨の集積方向において前記包装部により包装されるべき硬貨の金種に対応する第1距離および前記巻込み針移動量設定部により設定された第2距離の合計の距離だけ離れた位置に前記巻込み針を移動させるようになっている、請求項16記載の硬貨包装ユニット。
【請求項18】
請求項1乃至17のいずれか一項に記載の硬貨包装ユニットを備えた硬貨包装機。
【請求項19】
集積硬貨を回転させながら包装媒体を当該集積硬貨に巻回することにより包装硬貨を作成する包装部と、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を上下一対の巻込み針により集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する巻込み機構とを備えた硬貨包装ユニットによる硬貨包装方法であって、
上下一対の巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って巻込み針位置調整部により自動で調整する工程と、
前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する工程と、
を備えた、硬貨包装方法。
【請求項20】
前記包装部により包装されるべき硬貨の金種を設定する工程を更に備え、
前記巻込み針位置調整部は、設定された金種に基づいて、上下一対の前記巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する、請求項19記載の硬貨包装方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定枚数(例えば、50枚)の硬貨を積み重ねた後に集積硬貨を包装紙や包装フィルム等の包装媒体により包装することによって包装硬貨を作成する硬貨包装ユニット、このような硬貨包装ユニットを備えた硬貨包装機およびこのような硬貨包装ユニットによる硬貨包装方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、所定枚数の硬貨を積み重ねた後に集積硬貨を包装紙や包装フィルム等の包装媒体により包装することによって包装硬貨を形成する硬貨包装機として、様々なタイプのものが知られている。一般的な硬貨包装機では、包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込んで固定するために、上下一対の巻込み針を有する巻込み機構が設けられている。そして、集積硬貨を回転させながら当該集積硬貨に包装媒体を巻いた後、回転している集積硬貨を上下から挟むように上下一対の巻込み針を互いに接近する方向に移動させることによって、集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部が巻込み針に巻き込まれ、この巻込み針により包装媒体の上下両端部がそれぞれ集積硬貨の上下両端部に巻き込まれて固定されるようになる。
【0003】
また、特許文献1には、包装されるべき硬貨の金種を設定すると、この設定された金種の硬貨径に基づいて、包装媒体に対する巻込み針の進入角度が調整され、このためより広い範囲の硬貨径に対応することができるような硬貨包装機が開示されている。また、特許文献2には、巻込み針により包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込んで固定する際に、まず包装ローラを第1の回転速度で回転させ、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えるような巻込み終了位置に到達すると、包装ローラの回転速度を第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度に減少させることによって、包装硬貨の端切れ等の包装不良を防止することができるような硬貨包装機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−279481号公報
【特許文献2】特開2014−89511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような従来の硬貨包装機では、包装されるべき硬貨の金種を変更する際に、包装媒体のロールを交換するとともに、上下一対の巻込み針のうち上側の巻込み針の位置を操作者が手動で調整する必要があり、包装されるべき硬貨の金種を変更するのに手間や時間がかかるという問題があった。また、包装されるべき硬貨の金種を変更する際に、包装媒体のロールを交換しても、上下一対の巻込み針のうち上側の巻込み針の位置を調整し忘れる場合がある。このような場合には、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、巻込み針が硬貨の表面に接触することによって硬貨の表面が傷ついてしまったり、硬貨の回転停止による包装媒体の切断現象(いわゆる端切れ)が生じたり、あるいは巻込み針のストローク不足により包装媒体の巻込み不足が生じたりするという問題がある。
【0006】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができる硬貨包装ユニット、硬貨包装機および硬貨包装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の硬貨包装ユニットは、集積硬貨を回転させながら包装媒体を当該集積硬貨に巻回することにより包装硬貨を作成する包装部と、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する巻込み機構と、を備え、前記巻込み機構は、上下一対の巻込み針と、上下一対の前記巻込み針を互いに接近する方向および互いから遠ざかる方向に移動させることができる巻込み針駆動部と、上下一対の前記巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する巻込み針位置調整部とを有していることを特徴とする。
【0008】
このような硬貨包装ユニットによれば、上下一対の巻込み針のうち少なくとも一方の巻込み針の位置を巻込み針位置調整部によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整することにより、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができる。
【0009】
本発明の硬貨包装ユニットは、前記包装部により包装されるべき硬貨の金種を設定する金種設定部を更に備え、前記巻込み針位置調整部は、前記金種設定部により設定された金種に基づいて、上下一対の前記巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整するようになっていてもよい。
【0010】
本発明の硬貨包装ユニットにおいては、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を前記巻込み機構の各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、所定のタイミングで、各前記巻込み針が前記巻込み針駆動部により移動させられる各移動変位量に対して、少なくとも一方の前記巻込み針の移動変位量が前記巻込み針位置調整部により自動で調整されるようになっていてもよい。
【0011】
この場合、前記所定のタイミングは、各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングであってもよい。
【0012】
また、本発明の硬貨包装ユニットは前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知する接触検知手段と、前記包装部により包装されるべき硬貨の金種と、前記接触検知手段により検知された各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触するタイミングと、前記巻込み針駆動部による前記巻込み針の移動変位量と、前記巻込み針位置調整部による前記巻込み針の調整移動変位量とを関連付けて記憶する記憶部と、を更に備え、前記所定のタイミングは、前記包装部により包装されるべき硬貨の金種に対応する、前記記憶部に記憶されている、前記接触検知手段により検知された各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触するタイミング、前記巻込み針駆動部による前記巻込み針の移動変位量および前記巻込み針位置調整部による前記巻込み針の調整移動変位量に基づいて決められるようになっていてもよい。
【0013】
この場合、前記接触検知手段は、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に前記巻込み針の移動量が変化しないときに前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっていてもよい。
【0014】
この際に、前記接触検知手段は、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知する光学センサまたはスイッチを含んでいてもよい。
【0015】
あるいは、前記接触検知手段は、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触してこれらの前記巻込み針および前記集積硬貨の間に電流が流れたときに、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっていてもよい。
【0016】
本発明の硬貨包装ユニットにおいては、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことが第2の所定のタイミングで前記接触検知手段により検知されない場合に、前記包装部により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、前記包装部により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さいと判別されるようになっていてもよい。
【0017】
この場合、前記第2の所定のタイミングは、各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングまたはそれよりも後のタイミングであってもよい。
【0018】
また、前記第2の所定のタイミングは、前記記憶部に記憶される情報に基づいて決められるようになっていてもよい。
【0019】
本発明の硬貨包装ユニットにおいては、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触したことが第3の所定のタイミングで前記接触検知手段により検知された場合に、前記包装部により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、前記包装部により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きいと判別されるようになっていてもよい。
【0020】
この場合、前記第3の所定のタイミングは、各前記巻込み針が前記集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミングであってもよい。
【0021】
また、前記第3の所定のタイミングは、前記記憶部に記憶される情報に基づいて決められるようになっていてもよい。
【0022】
本発明の硬貨包装ユニットにおいては、前記巻込み機構は、前記巻込み針が所定の基準位置に位置しているときにこのことを検知する位置検知部を有していてもよい。
【0023】
この場合、前記巻込み針位置調整部は、前記所定の基準位置から、集積硬貨の集積方向において前記包装部により包装されるべき硬貨の金種に対応する第1距離だけ離れた位置に前記巻込み針を移動させるようになっていてもよい。
【0024】
あるいは、本発明の硬貨包装ユニットは、集積硬貨の集積方向における前記巻込み針の移動量に関する第2距離を設定するための巻込み針移動量設定部を更に備え、前記巻込み針位置調整部は、前記所定の基準位置から、集積硬貨の集積方向において前記包装部により包装されるべき硬貨の金種に対応する第1距離および前記巻込み針移動量設定部により設定された第2距離の合計の距離だけ離れた位置に前記巻込み針を移動させるようになっていてもよい。
【0025】
本発明の硬貨包装機は、上記の硬貨包装ユニットを備えたことを特徴とする。
【0026】
本発明の硬貨包装方法は、集積硬貨を回転させながら包装媒体を当該集積硬貨に巻回することにより包装硬貨を作成する包装部と、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を上下一対の巻込み針により集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する巻込み機構とを備えた硬貨包装ユニットによる硬貨包装方法であって、上下一対の巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って巻込み針位置調整部により自動で調整する工程と、前記包装部において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各前記巻込み針によって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0027】
このような硬貨包装方法によれば、上下一対の巻込み針のうち少なくとも一方の巻込み針の位置を巻込み針位置調整部によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整することにより、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができる。
【0028】
本発明の硬貨包装方法は、前記包装部により包装されるべき硬貨の金種を設定する工程を更に備え、前記巻込み針位置調整部は、設定された金種に基づいて、上下一対の前記巻込み針のうち少なくとも一方の前記巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整するようになっていてもよい。
【発明の効果】
【0029】
本発明の硬貨包装ユニット、硬貨包装機および硬貨包装方法によれば、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の実施の形態による硬貨包装機の外観を示す斜視図である。
図2図1に示す硬貨包装機の内部に設けられた繰出部、搬送部、集積部、包装部、巻込み機構等の構成を示す斜視図である。
図3図2に示す繰出部、搬送部、集積部、包装部、巻込み機構等の上面図であって、巻込み機構の巻込み針が包装領域から退避するような退避位置に位置しているときの状態を示す図である。
図4図2に示す繰出部、搬送部、集積部、包装部、巻込み機構等の上面図であって、巻込み機構の巻込み針が包装領域に進出するような進出位置に位置しているときの状態を示す図である。
図5図2に示す集積部や包装部等の構成を示す側面図であって、集積部において硬貨を集積しているときの状態を示す図である。
図6図2に示す集積部や包装部等の構成を示す側面図であって、集積部により集積された硬貨を集積硬貨搬送部の支持ロッドにより包装部に搬送している途中の状態を示す図である。
図7】本発明の実施の形態による硬貨包装機の内部に設けられた巻込み針位置調整部の構成を示す斜視図である。
図8図7に示す巻込み針位置調整部の正面図である。
図9図7に示す巻込み針位置調整部の側面図である。
図10図1等に示す硬貨包装機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。
図11図2に示す巻込み機構において上側の巻込み針が集積硬貨の上面に接触したときの状態を示す側面図である。
図12図11に示す状態から上側の巻込み針が集積硬貨の上面から離間する方向に移動したときの状態を示す側面図である。
図13図2に示す巻込み機構において集積硬貨における最上層の硬貨の回転停止による包装媒体の切断現象(いわゆる端切れ)が生じたときの状態を示す側面図である。
図14図2に示す巻込み機構において上側の巻込み針が集積硬貨の上面から離間しているときの巻込み針駆動部のアーム等の構成を示す斜視図である。
図15図2に示す巻込み機構において上側の巻込み針が集積硬貨の上面に接触した後、上側のレバーが更に移動したときの巻込み針駆動部のアーム等の構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図15は、本実施の形態による硬貨包装機およびこのような硬貨包装機による硬貨包装方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による硬貨包装機の外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示す硬貨包装機の内部に設けられた繰出部、搬送部、集積部、包装部、巻込み機構等の構成を示す斜視図である。また、図3および図4は、それぞれ、図2に示す繰出部、搬送部、集積部、包装部、巻込み機構等の上面図であり、図5および図6は、それぞれ、図2に示す集積部や包装部等の構成を示す側面図である。また、図7は、本実施の形態による硬貨包装機の内部に設けられた巻込み針位置調整部の構成を示す斜視図であり、図8および図9は、それぞれ、図7に示す巻込み針位置調整部の正面図および側面図である。また、図10は、図1等に示す硬貨包装機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。また、図11は、図2に示す巻込み機構において上側の巻込み針が集積硬貨の上面に接触したときの状態を示す側面図であり、図12は、図11に示す状態から上側の巻込み針が集積硬貨の上面から離間する方向に移動したときの状態を示す側面図であり、図13は、図2に示す巻込み機構において集積硬貨における最上層の硬貨の回転停止による包装媒体の切断現象(いわゆる端切れ)が生じたときの状態を示す側面図である。また、図14は、図2に示す巻込み機構において上側の巻込み針が集積硬貨の上面から離間しているときの巻込み針駆動部のアーム等の構成を示す斜視図であり、図15は、図2に示す巻込み機構において上側の巻込み針が集積硬貨の上面に接触した後、上側のレバーが更に移動したときの巻込み針駆動部のアーム等の構成を示す斜視図である。なお、本実施の形態による硬貨包装機は、所定枚数の硬貨を積み重ねた後に集積硬貨を包装紙や包装フィルム等の包装媒体により包装することによって包装硬貨を形成するものである。
【0032】
まず、本実施の形態による硬貨包装機10の外観について図1を用いて説明する。図1等に示すように、本実施の形態による硬貨包装機10は、略直方体形状の筐体12を有しており、この筐体12の上部には、当該筐体12の内部に硬貨を投入するための硬貨投入機構20が設けられている。また、硬貨包装機10の前面には、横方向に開閉可能なカバー部14が設けられている。また、硬貨包装機10の上面側には、操作者が硬貨包装機10の制御部200(後述)に様々な指令を入力するための操作表示部100が設けられている。また、操作表示部100には、硬貨包装機10により形成された包装硬貨の本数等の様々な情報を表示するようになっている。また、カバー部14の上面には、包装紙や包装フィルム等の包装媒体が巻かれた包装媒体ロールや、包装媒体の巻き直しを行う必要がある包装硬貨等の様々な物品を載置することができる物品載置部16が設けられている。ここで、硬貨包装機10を手前側から見たときに、物品載置部16および操作表示部100は筐体12の幅方向に沿って並ぶよう配置されている。また、カバー部14には、包装媒体ロールが装着される装着部80が設けられている。
【0033】
硬貨投入機構20は、処理されるべき硬貨が投入される受皿としての硬貨受け部22と、硬貨受け部22の下方に設けられ、硬貨受け部22に投入された硬貨以外の異物(例えば、クリップ等)を受けるための異物受け部(図示せず)とを有している。硬貨受け部22には、凹形状の硬貨受入領域が形成されており、硬貨受け部22に投入された硬貨はこの硬貨受入領域に受け入れられるようになっている。また、硬貨受け部22の左端部には、硬貨受け部22の硬貨受入領域に受け入れられた硬貨を筐体12の内部に送るための開口が設けられている。また、硬貨受け部22は、当該硬貨受け部22の左端部に設けられた水平方向に延びる軸を中心として、図1に示すようなその底面が水平面に沿った硬貨受入位置と、その底面が水平面に対して傾斜した硬貨送り位置との間で回動可能となっている。より詳細には、硬貨受け部22に何ら力が作用していないときには、当該硬貨受け部22は自重により図1に示すような硬貨受入位置に位置するようになっている。また、硬貨受け部22の硬貨受入領域に硬貨が投入された後、操作者が手動で硬貨受け部22の右端部に設けられた取っ手(図示せず)を掴んで持ち上げることにより硬貨受け部22を硬貨送り位置に移動させると、硬貨受け部22の硬貨受入領域に受け入れられた硬貨が自重によりこの硬貨受け部22から筐体12の内部に送られるようになっている。
【0034】
上述したように、カバー部14には、包装媒体ロールが装着される装着部80が設けられているが、このカバー部14における装着部80の周囲の箇所には、装着部80に包装媒体ロールを装着する際に当該包装媒体ロールを案内するためのガイド部15が設けられている。具体的には、装着部80よりも奥側にガイド部15が配置されており、当該ガイド部15は、鉛直面に対して、下方に向かうに従って手前側に突出するよう傾斜している。このようなガイド部15が設けられていることにより、装着部80に包装媒体ロールを装着する際に当該包装媒体ロールの底面をガイド部15に沿って移動させることによって、装着部80に設けられた鉛直方向に延びる円柱形状の支持部材81に対する包装媒体ロールの芯の中空部分の位置合わせを行うことができるようになるため、包装媒体ロールの芯の中空部分に支持部材81を確実に通すことができるようになる。
【0035】
次に、本実施の形態による硬貨包装機10の内部構成について図2乃至図9を用いて説明する。
【0036】
図2乃至図4に示すように、硬貨包装機10の内部には、硬貨投入機構20から筐体12の内部に送られた硬貨が貯留されるとともに、貯留された硬貨を数枚〜数十枚ずつ繰出部30に送る硬貨貯留部29と、硬貨貯留部29から送られた硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出部30と、繰出部30から繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送路42に沿って搬送する搬送部40と、搬送部40の搬送路42の下流側端部に搬送された硬貨を下側から上方へ向けて集積する集積部50と、集積部50で所定の包装単位枚数分(例えば、50枚)の硬貨を集積した集積硬貨を包装紙や包装フィルム等の包装媒体で包装する包装部60と、集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込んで固定する巻込み機構70とを備えている。また、本実施の形態による硬貨包装機10には、1回転毎に1本ずつ包装硬貨を作成するように包装工程での硬貨包装機10の各機構の動作を制御するカム軸74が設けられている。このような硬貨包装機10の各構成部材の詳細について以下に説明する。
【0037】
図2乃至図4に示すように、繰出部30は、水平面に沿って設けられ、鉛直方向に延びる軸を中心として回転する回転円盤32と、この回転円盤32の周囲に配置された周壁34とを有している。また、繰出部30の上方には、硬貨投入機構20から硬貨が送られて貯留されるとともに、硬貨投入機構20から送られた硬貨を繰出部30に数枚〜数十枚ずつ送る硬貨貯留部29が設けられている。本実施の形態では、繰出部30において、硬貨貯留部29から供給された硬貨を周壁34の内側で回転円盤32上に受け入れるようになっており、また、回転円盤32の回転によって硬貨を1枚ずつ搬送部40の搬送路42に繰り出すようになっている。
【0038】
図5および図6に示すように、搬送部40は、搬送路42に沿って設けられた搬送ベルト49によって、繰出部30から繰り出された硬貨を1枚ずつ一層一列状態で搬送するようになっている。また、搬送路42には、硬貨の一面が載る搬送路底面部材42aが設けられており、この搬送路底面部材42aの上面に沿って硬貨が搬送されるようになっている。また、搬送ベルト49は、搬送路42の下流側に配置されるプーリ48を含む複数のプーリにより搬送路42に沿って張設されており、繰出部30の回転円盤32から硬貨を繰り出す速度より小さな速度で硬貨を受け入れて搬送し、硬貨の搬送間隔をつめるよう構成されている。このため、後工程における硬貨の集積時間を短縮することができる。また、搬送路42の幅の大きさは、硬貨包装機10により包装されるべき硬貨の金種の直径の大きさに対応して調整されるようになっている。より詳細には、図2乃至図4に示すように、搬送部40には、水平面に沿って互いに離間するよう配置される固定ガイド36および可動ガイド38がそれぞれ設けられており、固定ガイド36および可動ガイド38の間に搬送路42が形成されるようになっている。また、固定ガイド36はその位置が固定されるのに対し、可動ガイド38は固定ガイド36に向かう方向(すなわち、図3図4における下方向)および固定ガイド36から遠ざかる方向(すなわち、図3図4における上方向)にそれぞれ移動可能となっている。より詳細には、図3および図4に示すように、金種切換カム軸77に、可動ガイド38の移動を制御するための金種切換カム77aが取り付けられており、この金種切換カム軸77が回転すると金種切換カム77aによって可動ガイド38が固定ガイド36に向かう方向または固定ガイド36から遠ざかる方向に移動するようになる。また、このような金種切換カム軸77は金種切換カム軸駆動モータ78(図10参照)により回転させられるようになっている。
【0039】
また、本実施の形態では、搬送ベルト49は正逆両方向に循環移動することができるようになっている。このことにより、搬送部40は、繰出部30から集積部50に向かう方向(すなわち、図3図4における右方向)および集積部50から繰出部30に向かう方向(すなわち、図3図4における左方向)にそれぞれ硬貨を搬送することができるようになる。
【0040】
また、図2乃至図4に示すように、搬送路42には、包装部60により形成される包装硬貨の金種と一致しない硬貨を当該搬送路42から排出するためのリジェクト部44が形成されている。具体的には、リジェクト部44は、搬送部40の搬送路42の幅方向に沿って互いに離間するよう設けられた一対の板状部材44a、44cを有しており、これらの一対の板状部材44a、44cの間には硬貨排出口44bが形成されている。このような硬貨排出口44bの幅の大きさは、一方の板状部材44aを移動させることにより変更可能となっている。より詳細には、一方の板状部材44aは可動ガイド38に取り付けられており、この可動ガイド38と一体的に移動するようになっている。このため、硬貨排出口44bの幅の大きさを、硬貨包装機10により包装されるべき硬貨の金種の直径の大きさよりもわずかに小さくすることにより、搬送部40の搬送路42に沿って搬送される硬貨が包装されるべき硬貨である場合には、当該硬貨の縁部近傍が板状部材44aおよび板状部材44cの上面でそれぞれ搬送されることによりこの硬貨は硬貨排出口44bには入らないが、搬送部40の搬送路42に沿って搬送される硬貨が包装されるべき硬貨よりも小さい場合には、当該硬貨は硬貨排出口44bから下方に落下することにより搬送路42から排出されるようになる。
【0041】
また、図3および図4に示すように、搬送部40の搬送路42には、当該搬送路42から集積部50へ送り込まれる硬貨の金種や真偽等の識別を行う識別センサ45、および搬送路42から集積部50へ送り込まれる硬貨を計数するする計数センサ46がそれぞれ設けられている。また、図3および図4に示すように、搬送部40の搬送路42の下流側終端の近傍には、計数センサ46による硬貨の検知結果に基づいて、搬送部40の搬送路42から集積部50へ送り込まれる所定の包装単位枚数目の硬貨の次の硬貨を停止させるストッパ47が設けられている。このようなストッパ47は、搬送路42における硬貨が搬送される硬貨搬送領域と、当該硬貨搬送領域から図3等における下方向に退避した退避領域との間で移動自在となっている。
【0042】
図2図5図6等に示すように、集積部50は包装部60の下方に設置されており、この集積部50は、当該集積部50における集積領域51(図5図6参照)に搬送されてきた硬貨を、既に集積領域51において積層状態となるよう集積されている複数の硬貨のうち最下層の硬貨の下側にもぐりこませることによりバラ硬貨を下側から上方に向けて順次集積させるようになっている。このような集積部50の構成の詳細について図5および図6を用いて説明する。なお、図5図6等において、集積部50により積層状態となるよう集積される硬貨を参照符号Cで示す。
【0043】
図5および図6に示すように、集積部50には、搬送部40の搬送路42に設けられた搬送路底面部材42aと同一面に配置され、硬貨がその上に集積される集積底面部材53が設けられている。また、集積部50の奧側(すなわち、図5等における右側)において、包装部60の3本の包装ローラ62a、62b、62c(後述)のうち包装ローラ62bの下部には、搬送部40の搬送路42から集積部50に搬送された硬貨の先端位置を集積部50の集積位置に位置決めするための規制部54が包装ローラ62bと一体的に移動するよう配設されている。また、規制部54には、硬貨の集積に伴う上方への移動をガイドするガイドローラ55が回転自在に配設されている。
【0044】
また、集積部50の下部には、搬送部40の搬送路42から搬送されてくる硬貨の搬送方向に沿って回転可能となっている集積ローラ56が配設されている。図5図6等では図示していないが、集積部50を上方から下向きに見て集積ローラ56は同軸となるよう一対設けられており、これらの一対の集積ローラ56は搬送部40の搬送路42の幅方向に沿って並ぶよう互いに離間して設けられている。また、各集積ローラ56の外周縁には、集積底面部材53に形成された開口57から上方に突出する複数の歯部58が形成されている。各歯部58には、搬送されてくる硬貨の先端が係合するエッジ部58a、および外径方向に漸増して硬貨の後端側を集積底面部材53から持ち上げる漸増部58bがそれぞれ複数形成されている。そして、集積ローラ56は、搬送部40の搬送路42から集積部50に搬送されてくる硬貨で1つの歯部58のエッジ部58aが押動されることで図5における時計回りの方向に回転し、その硬貨の搬送方向における後端を、集積ローラ56の回転方向における次の歯部58の漸増部58bによって搬送路底面部材42aや集積底面部材53の上面より上昇させ、続いて搬送されてくる硬貨の搬送方向における前端を集積部50の最下層にある硬貨の下側に進入させて硬貨を下側から集積するよう構成されている。したがって、図5に示すように、集積部50で集積される硬貨は傾斜状態で集積される。
【0045】
また、本実施の形態による硬貨包装機10では、集積部50により形成された集積硬貨を包装部60に搬送するための集積硬貨搬送部59が設けられている。集積硬貨搬送部59は、集積部50により形成された集積硬貨のうち最下層にある硬貨を下方から支持して上方に押し上げる支持ロッド59aを有している。このような支持ロッド59aは、後述するカム軸74の回転と連動して昇降するようになっており、硬貨集積時には下降して集積底面部材53の上面より下方に退避し、集積完了後には上昇して上端の水平な硬貨載せ部59b(図6参照)に集積硬貨を載せて上方の包装部60の包装領域61(後述)まで押し上げる。このように、硬貨載せ部59bに集積硬貨を載せることで、傾斜状態にあった集積硬貨が包装部60では水平状態になる。
【0046】
また、図5および図6に示すように、包装部60の各包装ローラ62a〜62c(後述)の間には、支持ロッド59aにより支持された集積硬貨のうち最上層にある硬貨を上方から押さえる硬貨押さえ部材59cが設けられている。そして、集積部50により形成された集積硬貨は、支持ロッド59aと硬貨押さえ部材59cとの間で挟まれた状態で当該集積部50から包装部60に搬送されるようになっている。ここで、集積部50により形成された集積硬貨が包装部60に搬送されるまでの間、この集積硬貨の上面に硬貨押さえ部材59cを当接させて常に下方へ押さえつけることにより、硬貨の集積が乱れたり崩れたりすることを防止するようになっている。
【0047】
硬貨押さえ部材59cは、集積部50の集積領域51内および包装部60の包装領域61内を集積方向(すなわち、図5図6における上下方向)に移動可能となっている。また、当該硬貨押さえ部材59cは、自重により、集積部50により形成された集積硬貨のうち最上層にある硬貨の上面に当接して当該硬貨を下方へ押さえるようになっている。この硬貨押さえ部材59cは、硬貨より小径の略円柱状であり、その下面には、集積部50で傾斜状態に集積される硬貨の上面に当接して押さえる湾曲部59d、および包装部60において水平に集積される硬貨の上面に当接して押さえる水平部59eがそれぞれ形成されている。
【0048】
硬貨押さえ部材59cは、包装ローラ62a、62b間に通されるアーム部材59fを介して摺動部材59gに支持されており、この摺動部材59gが、硬貨包装機10の天板66と底板69との間において鉛直方向に延びるよう設けられた複数のガイド部59hによって集積方向(すなわち、図5図6における上下方向)に摺動可能に取り付けられている。
【0049】
また、図5および図6に示すように、集積硬貨搬送部59の底部には、集積領域51に硬貨が集積されておらず硬貨押さえ部材59cが最も下方に位置しているときに当該硬貨押さえ部材59cを検知する定位置検知センサ59iが設けられている。
【0050】
包装部60は、鉛直方向に沿って平行に延びる3つの包装ローラ62a、62b、62cを有しており、これらの3つの包装ローラ62a、62b、62cの間に、集積硬貨を包装紙や包装フィルム等の包装媒体により包装するための包装領域61(図5参照)が形成されている。また、各包装ローラ62a、62b、62cは、1つの駆動モータ63(図10参照)により同期して同じ方向に回転させられるようになっている。そして、包装部60は、3本の包装ローラ62a、62b、62cで集積硬貨の周面を挟持して回転させ、後述する装着部80に装着された包装媒体ロールから引き出された包装紙や包装フィルム等の包装媒体(図5および図6において参照符号Pで表示)を集積硬貨の周面に巻き付けるようになっている。また、巻込み機構70により、集積硬貨に巻き付けられた包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端面に巻き込んで固定することにより、包装硬貨を形成する。その後、集積硬貨搬送部59の支持ロッド59aは下方位置に戻り、集積部50の集積ローラ56と共に包装部60の下方位置から側方に退避し、包装部60により形成された包装硬貨は下方へ放出される。
【0051】
本実施の形態による硬貨包装機10では、3つの包装ローラ62a、62b、62cのうち、包装ローラ62aは位置固定となっている。これに対し、包装ローラ62b、62cは包装ローラ62aに対して接近する方向および離間する方向にそれぞれ移動可能となっている。より詳細には、金種切換カム軸77には、包装ローラ62b、62cの移動を制御するためのカム(図示せず)が取り付けられており、金種切換カム軸77が回転したときに、包装ローラ62b、62cがそれぞれ接近する方向および離間する方向に移動するようになっている。
【0052】
次に、集積硬貨に巻き付けられた包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端面に巻き込んで固定する巻込み機構70の構成の詳細について説明する。図2乃至図4に示すように、巻込み機構70は、鉤型の巻込み針71aがそれぞれ設けられた上下一対の巻込み部材71と、上下一対の巻込み針71aを互いに接近する方向および互いから遠ざかる方向に移動させることができる巻込み針駆動部72とを有している。また、巻込み機構70には、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って手動または自動で調整する巻込み針位置調整部が設けられている。ここで、図2には、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って手動で調整する巻込み針位置調整部が示されている。また、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する巻込み針位置調整部73については図7乃至図9により後述する。
【0053】
巻込み針駆動部72は、上側の巻込み部材71を集積硬貨の集積方向に沿って移動させることができるよう当該巻込み部材71を支持する支持部材72aと、上下一対の巻込み部材71がそれぞれ先端に設けられた上下一対のアーム72bとを有しており、これらの上下一対のアーム72bは揺動フレーム72cにより上下方向にスライド可能に支持されている。また、上下一対のアーム72bは例えばスプリング(図示せず)によって互いに接近する方向に付勢されるようになっている。また、揺動フレーム72cの上下縁部間に複数のスライド軸72dが取り付けられている。そして、これらのスライド軸72dに、上下一対のアーム72bが上下方向にスライド可能に取り付けられている。揺動フレーム72cは、当該揺動フレーム72cの上下縁部を貫通する回動軸72eを中心に水平方向に回動可能に支持されている。また、揺動フレーム72cは、例えばスプリング(図示せず)によって、上下一対の巻込み針71aが包装部60の包装領域61に接近する方向へ向けて回動するよう付勢されている。
【0054】
揺動フレーム72cの近傍には、上下一対のカム74aが設けられたカム軸74が配設されているとともに、各カム74aに対応して、上下一対のアーム72bをそれぞれ上下方向に移動させるための上下一対のレバー74bが設けられている。カム軸74は、包装工程で1本の包装硬貨を作成する際に1回転するようカム軸駆動モータ75(図10参照)により回転させられるようになっている。各レバー74bの基端部は、位置固定で水平方向に延びる支軸74cによって枢支され、この支軸74cを中心に各レバー74bは上下方向に揺動可能となっている。また、各レバー74bの中間部には、各カム74aに当接するカムローラ74dが取り付けられている。また、各レバー74bの先端には、各アーム72bに当接する押動ローラ74eが取り付けられている。そして、上下一対のレバー74bのうち上側のレバー74bにおいて、上側のカムローラ74dが上側のカム74aの上面に当接され、上側の押動ローラ74eが上側のアーム72bの下面に当接されることにより、下方へ付勢されている上側のアーム72bの下降が規制されている。一方、上下一対のレバー74bのうち下側のレバー74bにおいて、下側のカムローラ74dが下側のカム74aの下面に当接され、下側の押動ローラ74eが下側のアーム72bの上面に当接されることにより、上方へ付勢されている下側のアーム72bの上昇が規制されている。そして、包装工程でのカム軸74の1回転により、上下一対のカム74aの回転に伴って上下一対のレバー74bが揺動する。このことによって、上下一対のアーム72bが上下方向に移動し、よって上下一対の巻込み部材71に設けられた各巻込み針71aも上下方向に移動する。また、カム軸駆動モータ75には回転角度を検知するセンサが設けられており、この回転角度を監視することで、各巻込み針71aの動作タイミングを制御することが可能となっている。
【0055】
さらに、カム軸74にはカム74fが取り付けられており、このカム74fに当接可能となっているカムローラ76(図3図4参照)が揺動フレーム72cに取り付けられている。そして、カム74fがカムローラ76を押動している状態では、図3に示すように上下一対の巻込み針71aが包装部60の包装領域61から退避するようになっている。一方、包装工程でのカム軸74の1回転中におけるカム74fがカムローラ76を押動しなくなる期間に、揺動フレーム72cに対するスプリング(図示せず)等による付勢により、図4に示すように上下一対の巻込み針71aが包装部60の包装領域61に進出して包装媒体の巻込み動作を可能とするようになっている。
【0056】
また、カム軸74は、1回転で1本の包装硬貨を作成するよう硬貨包装機10の各機構の動作を制御するようになっており、上述したカム74aやカム74f以外にも、集積硬貨搬送部59の支持ロッド59aの移動を制御するための支持ロッド駆動用カム等、複数のカムが取り付けられている。
【0057】
次に、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する巻込み針位置調整部73の構成について図7乃至図9を用いて説明する。ここで、図7は、巻込み針位置調整部73の構成を示す斜視図であり、図8は、図7に示す巻込み針位置調整部73の正面図であり、図9は、図7に示す巻込み針位置調整部73の側面図である。上述したように、巻込み針位置調整部73は、上側の巻込み針71aが設けられた巻込み部材71を支持する支持部材72aに設けられており、当該巻込み部材71の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整するようになっている。
【0058】
図7乃至図9に示すように、巻込み針位置調整部73は、ステッピングモータ等から構成される駆動モータ73aと、駆動モータ73aにより回転させられるギア73bと、鉛直方向に沿って延びるよう設けられておりギア73bの歯と噛み合う複数の歯を有するラック部73cと、駆動モータ73aが取り付けられており鉛直方向に沿って移動可能となっている移動部材73dとを有しており、この移動部材73dに、上側の巻込み針71aが設けられた巻込み部材71が取り付けられている。ここで、駆動モータ73aは正逆両方向に回転可能となっている。また、駆動モータ73aによりギア73bが回転させられると、このギア73bの歯と鉛直方向に沿って延びるラック部73cの歯とが噛み合っていることにより、当該ギア73bはラック部73cに対して鉛直方向に相対移動するようになる。このことにより、ラック部73cが取り付けられている支持部材72aに対して、駆動モータ73aが取り付けられている移動部材73dが鉛直方向に相対移動するようになり、よってこの移動部材73dに取り付けられている上側の巻込み部材71の巻込み針71aが支持部材72aに対して集積硬貨の集積方向(すなわち、図7乃至図9における上下方向)に移動するようになる。
【0059】
また、移動部材73dには、上側の巻込み針71aが所定の基準位置に位置しているか否かを検知するためのフォトインタラプタ等の定位置検知センサ79が設けられている。また、支持部材72aには、定位置検知センサ79により検知される被検知板72gが取り付けられており、上側の巻込み針71aが所定の基準位置に位置している場合には、定位置検知センサ79における発光素子と受光素子との間の光軸が被検知板72gにより遮られるようになっている。このような構成の定位置検知センサ79において、発光素子から発せられた光が被検知板72gによって遮られることによって受光素子により受けられなくなると、上側の巻込み針71aが所定の基準位置に位置していることが検知される。
【0060】
また、本実施の形態では、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、巻込み針位置調整部73によって上側の巻込み部材71の巻込み針71aが支持部材72aに対して集積硬貨の集積方向(より詳細には、鉛直方向における上方向)に移動させられるようになっていてもよい。この場合には、上側の巻込み針71aの移動変位量は、巻込み針駆動部72による支持部材72aの移動変位量(すなわち、支持部材72aの下方向の移動変位量)と、巻込み針位置調整部73による支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの調整移動変位量(すなわち、支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの上方向の移動変位量)とのベクトル和となる。すなわち、巻込み針位置調整部73による支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの調整移動変位量が、巻込み針駆動部72による支持部材72aの移動変位量よりも大きい場合には、集積硬貨に対して上側の巻込み針71aが離間する方向に移動するようになる。また、巻込み針位置調整部73による支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの調整移動変位量が、巻込み針駆動部72による支持部材72aの移動変位量と略同一の大きさである場合には、集積硬貨に対して上側の巻込み針71aが動かなくなる。また、巻込み針位置調整部73による支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの調整移動変位量が、巻込み針駆動部72による支持部材72aの移動変位量よりも小さい場合には、集積硬貨に対して上側の巻込み針71aが接近する方向に移動するようになる。
【0061】
本実施の形態では、上述した包装部60および巻込み機構70を組み合わせることにより、本発明に係る硬貨包装ユニット90が構成されるようになっている。
【0062】
次に、包装部60に送られるべき包装紙や包装フィルム等の包装媒体が巻かれた包装媒体ロールが装着される装着部80や、この装着部80に装着された包装媒体ロールから引き出された包装媒体を包装部60に送る機構等の構成について図3および図4を用いて説明する。なお、図3および図4において包装媒体ロールを参照符号Rで示すとともに包装媒体ロールから引き出された包装媒体を参照符号Pで示している。
【0063】
上述したように、装着部80には、鉛直方向に延びる円柱形状の支持部材81が設けられており、包装媒体ロールの芯の中空部分が支持部材81に通されることによって当該包装媒体ロールが装着部80に装着されるようになっている。また、装着部80に装着された包装媒体ロールから引き出された包装媒体は、一対の案内ローラ82、84の間を通って包装媒体案内部材88により包装部60の包装領域61に案内されるようになっている。また、一対の案内ローラ82、84のうち一方の案内ローラ82には、当該案内ローラ82の回転駆動を行う駆動部として駆動モータ82p(図10参照)が設けられている。また、包装媒体案内部材88の近傍には、一対の案内ローラ82、84の間から包装媒体案内部材88に送られた帯状の包装媒体を所定の長さ(具体的には、集積硬貨の2〜3巻き分の長さ)に切断するための例えばカッター等からなる切断部材86が設けられており、この切断部材86により、包装部60の包装領域61に送られるべき包装媒体が所定の長さに切断されるようになっている。また、図2乃至図4に示すように、包装部60の包装領域61の近傍には、包装媒体案内部材88から送られた包装媒体を包装部60の包装領域61に案内するための包装媒体案内部材64が設けられている。
【0064】
図10は、本実施の形態による硬貨包装機10の制御系の構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態による硬貨包装機10は、当該硬貨包装機10の各構成部材を制御する制御部200を有している。具体的には、制御部200には、硬貨貯留部29、繰出部30、搬送部40、駆動モータ63、カム軸駆動モータ75、金種切換カム軸駆動モータ78、駆動モータ82p、駆動モータ73a、定位置検知センサ79、定位置検知センサ59i、識別センサ45、計数センサ46、ストッパ47、操作表示部100、記憶部202等がそれぞれ接続されている。そして、制御部200が硬貨貯留部29、繰出部30、搬送部40、駆動モータ63、カム軸駆動モータ75、金種切換カム軸駆動モータ78、駆動モータ82p、駆動モータ73a、ストッパ47等にそれぞれ指令信号を送ることによりこれらの構成部材の制御を行っている。また、定位置検知センサ79、定位置検知センサ59i、識別センサ45、計数センサ46等による検知結果に係る情報が制御部200に送られるようになっている。
【0065】
また、図10に示すように、制御部200には、金種設定部210、接触検知手段212および巻込み針移動量設定部214がそれぞれ接続されている。金種設定部210は、操作者によって操作表示部100により入力された情報に基づいて、包装部60により包装されるべき硬貨の金種を設定するようになっている。また、接触検知手段212は、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっている。また、巻込み針移動量設定部214は、集積硬貨の集積方向における巻込み針71aの移動量に関する第2距離(後述)を設定するようになっている。これらの金種設定部210、接触検知手段212および巻込み針移動量設定部214の機能の詳細については後述する。
【0066】
また、本実施の形態では、上述した制御部200、記憶部202、金種設定部210、接触検知手段212および巻込み針移動量設定部214が硬貨包装ユニット90に含まれるようになっていてもよい。
【0067】
次に、このような構成からなる硬貨包装機10の動作、具体的には硬貨包装機10による硬貨の包装方法について説明する。なお、以下に示すような硬貨包装機10の動作は、制御部200が硬貨包装機10の各構成部材を制御することにより行われるようになっている。
【0068】
本実施の形態による硬貨包装機10では、包装部60により包装されるべき硬貨の金種が制御部200において予め設定されているが、包装部60により包装されるべき硬貨の金種を操作者が操作表示部100により変更することができるようになっている。この際に、金種設定部210は、操作者によって操作表示部100により入力された情報に基づいて、包装部60により包装されるべき硬貨の金種を設定する。また、包装部60により包装されるべき硬貨の金種が金種設定部210により設定されると、金種切換カム軸駆動モータ78により金種切換カム軸77が金種設定部210により設定された金種に対応する回転量だけ回転させられる。このことにより、包装ローラ62b、62cの位置が自動で変更されるとともに、固定ガイド36と可動ガイド38との間の距離が自動で調整される。
【0069】
また、本実施の形態では、金種設定部210により設定された金種に基づいて、上側の巻込み針71aの位置が巻込み針位置調整部73により集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整される。具体的には、上述したように、金種設定部210により設定された金種に対応する回転量だけギア73bが駆動モータ73aによって回転させられることにより、支持部材72aに対して上側の巻込み針71aが金種設定部210により設定された金種に対応する移動量だけ移動する。より詳細に説明すると、本実施の形態では、上側の巻込み針71aが所定の基準位置に位置しているときにこのことが定位置検知センサ79により検知されるようになっている。そして、巻込み針位置調整部73は、支持部材72aに対して上側の巻込み針71aを、定位置検知センサ79により検知されるような所定の基準位置から、集積硬貨の集積方向において包装部60により包装されるべき硬貨の金種に対応する第1距離だけ離れた位置に移動させるようになっている。なお、このような第1距離は包装部60により包装されるべき硬貨の各金種に対応して設定されており、包装部60により包装されるべき硬貨の金種と当該金種に対応する第1距離とが関連付けられて記憶部202に記憶されるようになっている。このようにして、上側の巻込み針71aの位置が巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整されると、各巻込み針71aが包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができるようになる。
【0070】
また、本実施の形態では、集積硬貨の集積方向における巻込み針71aの移動量に関する第2距離が巻込み針移動量設定部214により設定されるようになっていてもよい。ここで、第2距離とは、硬貨包装機10の個々のバラツキ(機体差)を補正するものである。このような硬貨包装機10の個々のバラツキに関する第2距離は操作者が操作表示部100により入力することができるようになっており、巻込み針移動量設定部214は、操作者によって操作表示部100により入力された情報に基づいて、集積硬貨の集積方向における巻込み針71aの移動量に関する第2距離を設定するようになる。この場合には、巻込み針位置調整部73は、支持部材72aに対して上側の巻込み針71aを、定位置検知センサ79により検知されるような所定の基準位置から、集積硬貨の集積方向において包装部60により包装されるべき硬貨の金種に対応する第1距離および巻込み針移動量設定部214により設定された第2距離の合計の距離だけ離れた位置に移動させるようになる。このような技術的事項によれば、上側の巻込み針71aの位置を巻込み針位置調整部73によってより細かく調整することができるようになる。
【0071】
上側の巻込み針71aの位置が巻込み針位置調整部73により集積硬貨の集積方向に沿って調整された後、操作者が硬貨投入機構20の硬貨受け部22の硬貨受入領域に硬貨を投入し、この硬貨受け部22の右端部に設けられた取っ手(図示せず)を掴んで持ち上げることにより硬貨受け部22を硬貨送り位置に移動させると、硬貨受け部22の底面上に集積されている硬貨が自重によりこの硬貨受け部22から筐体12の内部に送られる。硬貨受け部22から筐体12の内部に送られた硬貨は硬貨貯留部29に貯留され、この硬貨貯留部29から繰出部30に数枚〜数十枚ずつ送られるようになる。繰出部30の回転円盤32上に受け入れられた硬貨は、当該繰出部30により搬送部40の搬送路42に1枚ずつ繰り出される。そして、集積部50において、搬送部40の搬送路42から集積部50の集積領域51に送り込まれた硬貨を、既に集積領域51において積層状態となるよう集積されている複数の硬貨のうち最下層の硬貨の下側にもぐりこませることにより硬貨を下側から上方に向けて順次集積させる。集積部50において包装単位枚数分の硬貨が集積されると、集積硬貨搬送部59により集積硬貨を包装部60における所定の包装位置に上昇させる。また、集積部50において包装単位枚数分の硬貨が集積されると、搬送部40による硬貨の搬送が一旦停止される。
【0072】
ここで、本実施の形態による硬貨包装機10では、搬送部40の搬送路42から集積部50に送られる硬貨の枚数を計数センサ46により計数し、計数センサ46により計数された硬貨の枚数が所定枚数に達する度に、硬貨貯留部29から繰出部30に硬貨を数枚〜数十枚ずつ送るようにしている。このような方法によれば、繰出部30に残留する硬貨を検知するためのフォトインタラプタ等の残留検知センサを当該繰出部30に設置する必要がなくなり、硬貨包装機10の製造コストを低減することができるようになる。
【0073】
集積部50から包装部60に集積硬貨が搬送されると、装着部80に装着された包装媒体ロールから引き出された包装媒体を包装部60の包装領域61に送ることによって包装部60において集積硬貨に包装媒体を巻き付ける。具体的には、包装部60では、1本の包装硬貨を作成する毎にカム軸74が1回転し、そのカム軸74の1回転中に、3本の包装ローラ62a、62b、62cで集積硬貨を挟み込んで回転させながら、包装媒体ロールから引き出されて切断部材86により所定の長さに切断された包装媒体を、包装媒体案内部材64によって3本の包装ローラ62a、62b、62cと集積硬貨との間に供給する。なお、包装部60の包装領域61に包装媒体が供給される際に、巻込み機構70の巻込み針71aは、包装部60の包装領域61から退避するような退避位置に位置している。
【0074】
その後、図4に示すように、巻込み機構70の巻込み針71aを、包装部60の包装領域61に進出するような進出位置に移動させる。巻込み機構70の巻込み針71aが、包装部60の包装領域61に進出するような進出位置に移動した後、集積硬貨の周面に巻き付けられた包装媒体の上下両端部を巻込み機構70の上下一対の巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端面に巻き込んで固定する。このような集積硬貨の上下両端面の巻込み動作が終了すると、上下一対の巻込み針71aを初期位置に退避させた後、3本の包装ローラ62a、62b、62c間を開放して包装硬貨を下方へ放出し、集積部50の下方に設けられた包装硬貨収容箱に収容させるようにする。
【0075】
3本の包装ローラ62a、62b、62c間を開放して包装硬貨を下方へ放出し、集積部50の下方に設けられた包装硬貨収容箱に収容させると、硬貨押さえ部材59cは最も下方の位置に戻るようになり、当該硬貨押さえ部材59cは定位置検知センサ59iにより検知される。硬貨押さえ部材59cが定位置検知センサ59iにより検知されると、所定の時間が経過した後に、包装硬貨を下方に投出するためのシャッタ(図示せず)が閉じられるとともに搬送部40による硬貨の搬送が再開されるようになる。
【0076】
ここで、従来では、3本の包装ローラ62a、62b、62c間を開放して包装硬貨を下方へ放出し、集積部50の下方に設けられた包装硬貨収容箱に収容させる際に、3本の包装ローラ62a、62b、62c間を開放してから所定の時間が経過した後に、包装硬貨を下方に投出するためのシャッタ(図示せず)が閉じられるとともに搬送部40による硬貨の搬送が再開されるようになっていた。しかしながら、このような方法では、下方に投出される包装硬貨の動きを追跡することができないため、3本の包装ローラ62a、62b、62c間を開放してから上記のシャッタを閉じるまでの時間に余裕を持たせる必要があり、この時間が長くなってしまうという問題があった。これに対し、本実施の形態では、硬貨押さえ部材59cが最も下方に位置しているときに当該硬貨押さえ部材59cを検知する定位置検知センサ59iが設けられているため、下方に投出される包装硬貨の動きを追跡することができるようになり、よって硬貨押さえ部材59cが定位置検知センサ59iにより検知されてから、別途所定の時間が経過した後に、包装硬貨を下方に投出するためのシャッタ(図示せず)を閉じる。このことにより、上記のシャッタを閉じるまでの時間を短くすることができ、よって次の包装硬貨を作成するための硬貨が搬送部40により搬送されるタイミングを早めることができるようになる。
【0077】
また、本実施の形態では、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、所定のタイミングで、各巻込み針71aが巻込み針駆動部72により移動させられる方向とは逆の方向に、上側の巻込み針71aが巻込み針位置調整部73により自動で調整されるようになっていてもよい。すなわち、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、所定のタイミングで、巻込み針位置調整部73によって上側の巻込み部材71の巻込み針71aが支持部材72aに対して集積硬貨の集積方向(より詳細には、鉛直方向における上方向)に移動させられるようになっていてもよい。ここで、所定のタイミングは、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミングである。そして、所定のタイミングになると、上側の巻込み針71aの移動変位量は、巻込み針駆動部72による支持部材72aの移動変位量(すなわち、支持部材72aの下方向の移動変位量)と、巻込み針位置調整部73による支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの調整移動変位量(すなわち、支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの上方向の調整移動変位量)とのベクトル和となる。このような技術的事項によれば、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を当該集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触することを防止することができるようになる。このような技術的事項について図11乃至図13を用いて説明する。なお、図11乃至図13において、集積硬貨に巻かれた包装媒体の上端部が上側の巻込み針71aにより集積硬貨の上端面に巻き込まれて固定された箇所を参照符号Pで示す。
【0078】
図11は、図2に示す巻込み機構70において上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触したときの状態を示す側面図である。上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触した場合には、図13に示すように、包装部60の各包装ローラ62a、62b、62cによって集積硬貨が回転させられているときに、最上層の硬貨(図13において参照符号Cで表示)の回転が上側の巻込み針71aにより停止させられ、このことにより、集積硬貨における最上層の硬貨と上から2番目以降の硬貨との間で包装媒体が切断されてしまう(いわゆる端切れ現象が生じてしまう)ことがある。このような現象が生じてしまうことを防止するために、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミング(すなわち、上述した所定のタイミング)で、図12における矢印で示すように、巻込み針位置調整部73によって上側の巻込み針71aを集積硬貨の上端面から離間する方向に移動させる。この場合に、巻込み針駆動部72によって上側の巻込み針71aは集積硬貨の上端面に接近する方向(すなわち、図12における下方向)に移動させられているが、巻込み針位置調整部73によって上側の巻込み針71aを集積硬貨の上端面から離間する方向に移動させることにより、上側の巻込み針71aの移動変位量は、巻込み針駆動部72による支持部材72aの移動変位量(すなわち、支持部材72aの下方向の移動変位量)と、巻込み針位置調整部73による支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの調整移動変位量(すなわち、支持部材72aに対する上側の巻込み針71aの上方向の調整移動変位量)とのベクトル和となり、よって集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込み終えた時点でも上側の巻込み針71aは集積硬貨の上端面に接触しなくなる。このことにより、集積硬貨における最上層の硬貨と上から2番目以降の硬貨との間で包装媒体が切断されてしまうことを防止することができるようになる。
【0079】
次に、上側の巻込み針71aが巻込み針位置調整部73により自動で調整されるタイミング(すなわち、上記の所定のタイミング)についてより詳細に説明する。本実施の形態の硬貨包装機10には、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知する接触検知手段212が設けられている。また、記憶部202には、包装部60により包装されるべき硬貨の金種と、接触検知手段212により検知された、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミングと、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量と、巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量とが関連付けて記憶されるようになっている。そして、所定のタイミングは、包装部60により包装されるべき硬貨の金種に対応する、記憶部202に記憶されている、接触検知手段212により検知された各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミング、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量に基づいて決められるようになっている、
【0080】
より詳細に説明すると、事前のテストにより、包装部60により包装されるべき硬貨の全ての金種について、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミングに係る情報を接触検知手段212による検知結果に基づいて予め取得しておき、この取得された情報を記憶部202に記憶させておく。なお、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミングに係る情報として、例えばステッピングモータ等から構成される巻込み針駆動部72を駆動するカム軸駆動モータ75の回転角度が用いられるようになっている。また、事前のテストにより、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量に係る情報を予め取得しておき、この取得された情報を記憶部202に記憶させておく。そして、各金種について、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面から上方に所定距離だけ離間した位置に到達するタイミング(具体的には、例えばカム軸駆動モータ75の回転角度)を、記憶部202に記憶されている、接触検知手段212により検知された各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミング、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量に基づいて算出する。このようにして算出されたタイミングが、上記の所定のタイミングとなる。
【0081】
接触検知手段212は、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に巻込み針71aの移動量が変化しないときに巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっている。より詳細には、接触検知手段212は、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知するフォトインタラプタ等の光学センサまたはスイッチを含んでおり、これらの光学センサまたはスイッチにより、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが検知されるようになる。なお、接触検知手段212は光学センサやスイッチに限定されることはない。例えば、上下一対の巻込み針71aの間に電流を流し、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触してこれらの巻込み針71aおよび集積硬貨の間に電流が流れたときに、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが接触検知手段212により検知されるようになっていてもよい。
【0082】
また、接触検知手段212として、上側のアーム72bが上側のレバー74bの先端に設けられた押動ローラ74eに接触しているか否かを検知するフォトインタラプタ等の検知センサ74gが用いられてもよい。このような検知センサ74gの構成について図14および図15を用いて説明する。
【0083】
図14および図15に示すように、上側のレバー74bには、上側のアーム72bに取り付けられた被検知板72fを検知するためのフォトインタラプタ等の検知センサ74gが設けられている。ここで、図14に示すように、上側のアーム72bが上側のレバー74bの先端に設けられた押動ローラ74eに接触している場合には、すなわち上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面から離間している場合には、検知センサ74gにおける発光素子と受光素子との間の光軸が被検知板72fにより遮られるようになる。一方、図15に示すように、上側のアーム72bが上側のレバー74bの先端に設けられた押動ローラ74eから離間している場合には、すなわち上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触している場合には、この上側のレバー74bに取り付けられている検知センサ74gも上側のアーム72bから下方に離間するようになるため、検知センサ74gにおける発光素子と受光素子との間の光軸が被検知板72fにより遮られなくなり、よって発光素子から発せられた光が受光素子により受けられるようになる。このようにして、上側のアーム72bが上側のレバー74bの先端に設けられた押動ローラ74eに接触しているか否か、すなわち上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触しているか否かを検知センサ74gにより検知することができるようになる。
【0084】
ここで、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面から上方に離間している場合には、上下一対のアーム72bの各々に設けられたスプリング(図示せず)によってこれらの上下一対のアーム72bは互いに接近する方向に付勢されるため、上側のアーム72bは図14における下方向に付勢されることにより上側のレバー74bの先端に設けられた押動ローラ74eに接触するようになる。この場合には、検知センサ74gが遮光状態となる。一方、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触している場合には、上下一対のアーム72bの各々に設けられたスプリング(図示せず)によって上側のアーム72bが下方向に付勢されても、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触していることにより上側のアーム72bは図15に示す状態から下方向にこれ以上移動しなくなり、上側のアーム72bは上側のレバー74bの先端に設けられた押動ローラ74eに接触しなくなる。この場合には、検知センサ74gが透光状態となる。このように、接触検知手段212として検知センサ74gが用いられる場合には、検知センサ74gが遮光状態となっているか否かによって、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触しているか否かを判別することができるようになる。
【0085】
また、本実施の形態では、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、上側の巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが第2の所定のタイミングで接触検知手段212により検知されない場合に、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さいと制御部200により判別されるようになっていてもよい。ここで、第2の所定のタイミングは、記憶部202に記憶されている、集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さである場合に各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングと同じかそれよりも後のタイミングとなっている。また、第2の所定のタイミングは、記憶部202に記憶される情報(具体的には、包装部60により包装されるべき硬貨の金種に関連付けられている、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミング、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量)に基づいて決められるようになっている。
【0086】
更に具体的には、例えばタイミングを管理するパラメータとしてのカム軸駆動モータ75の回転角度をθとし、予め定められた本数分(N本)の包装硬貨を作成して、上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触したタイミング(カム軸駆動モータ75の回転角度θ)のN個のデータを採取する。上側の巻込み針71aが集積硬貨の上端面に接触するタイミングは、巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量の影響を受けるので、データを採取する際は、例えば調整移動変位量=0としておく。そして採取したN本分のタイミングデータ(回転角度)であるθを統計的に処理し、その平均値Mおよび標準偏差σを算出する。その後、下記の式(1)により、第2の所定のタイミングθ2を算出する。
θ2=M+(X×σ)+α・・・式(1)
ただし、Xは1、2、3等の標準偏差の何倍にするかという信頼性に関する数値であり、αは定数である。そして、上記の式(1)により算出されるθ2を、巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量=0の時の第2の所定のタイミングとすればよい。同じ要領で調整移動変位量を変化させたθ2のデータを採取して記憶部202に記憶させておき、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量に基づいて実際の第2の所定のタイミングを適時決定すればよい。
【0087】
包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さい場合には、接触検知手段212により検知される、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミングは、集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さである場合に各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべきタイミングよりも遅くなる。このため、集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さである場合に各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべきタイミングと同じかそれよりも後のタイミングである第2の所定のタイミングで、上側の巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが接触検知手段212により検知されない場合には、第2の所定のタイミングにおいて一対の巻込み針71aの間の距離が包装部60により包装されるべき金種に対応する集積硬貨の長さよりも小さいと考えられるため、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さいと制御部200により判別されるようになる。
【0088】
また、本実施の形態では、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、上側の巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが第3の所定のタイミングで接触検知手段212により検知された場合に、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きいと制御部200により判別されるようになっている。ここで、第3の所定のタイミングは、記憶部202に記憶されている、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミングとなっている。また、第3の所定のタイミングは、記憶部202に記憶される情報(具体的には、包装部60により包装されるべき硬貨の金種に関連付けられている、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミング、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量)に基づいて決められるようになっている。
【0089】
更に具体的には、第2の所定のタイミングと同様に、カム軸駆動モータ75の回転角度の平均値Mおよび標準偏差σを算出する。その後、下記の式(2)により、第3の所定のタイミングθ3を算出する。
θ3=M−(X×σ)−β・・・式(2)
ただし、Xは1、2、3等の標準偏差の何倍にするかという信頼性に関する数値であり、βは定数である。そして、上記の式(2)により算出されるθ3を、巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量=0の時の第3の所定のタイミングとすればよい。同じ要領で調整移動変位量を変化させたθ3のデータを採取して記憶部202に記憶させておき、巻込み針駆動部72による各巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による上側の巻込み針71aの調整移動変位量に基づいて実際の第3の所定のタイミングを適時決定すればよい。
【0090】
包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きい場合には、接触検知手段212により検知される、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミングは、集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さである場合に各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべきタイミングよりも早くなる。このため、集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さである場合に各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべきタイミングよりも前のタイミングである第3の所定のタイミングで、上側の巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが接触検知手段212により検知された場合には、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きいと制御部200により判別されるようになる。
【0091】
また、上記の説明では、上下一対の巻込み針71aのうち上側の巻込み針71aの位置が巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整されるようになっている。ここで、本実施の形態では、装着部80に装着された包装媒体ロールから引き出された包装媒体が包装部60に送られる際に、包装媒体のサイズにかかわらずその下端位置は略同一となっている。このため、包装部60により包装されるべき硬貨の金種が変わることによって包装媒体のサイズが変わっても、下側の巻込み針71aの位置を調整する必要はない。しかしながら、本実施の形態の硬貨包装ユニット90は、上下一対の巻込み針71aのうち上側の巻込み針71aの位置が巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整されるような態様に限定されることはない。本実施の形態の硬貨包装ユニット90として、上側の巻込み針71aの位置および下側の巻込み針71aの位置がそれぞれ巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整されるような態様のものが用いられてもよい。また、更に別の例として、上下一対の巻込み針71aのうち下側の巻込み針71aの位置のみが巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整されるような態様のものが用いられてもよい。
【0092】
以上のような構成からなる本実施の形態の硬貨包装ユニット90やこのような硬貨包装ユニット90を備えた硬貨包装機10によれば、巻込み機構70は、上下一対の巻込み針71aと、上下一対の巻込み針71aを互いに接近する方向および互いから遠ざかる方向に移動させることができる巻込み針駆動部72と、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針の位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整する巻込み針位置調整部73とを有している。この場合には、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整することにより、巻込み針71aが包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、硬貨の表面が傷ついてしまったり包装媒体の切断現象が生じたりすることや包装媒体の巻込み不足が生じることを抑制することができる。
【0093】
より詳細に説明すると、従来では、硬貨包装機において包装部により包装されるべき硬貨の金種を変更する際に、包装媒体のロールを交換するとともに、上下一対の巻込み針のうち上側の巻込み針の位置を操作者が手動で調整していた。しかしながら、この場合には、包装されるべき硬貨の金種を変更するのに手間や時間がかかるという問題があった。また、包装されるべき硬貨の金種を変更する際に、包装媒体のロールを交換しても、上下一対の巻込み針のうち上側の巻込み針の位置を操作者が調整し忘れる場合があった。このような場合には、巻込み針が包装媒体の上下両端部を集積硬貨の上下両端部に巻き込み終えたときに、巻込み針が硬貨の表面に接触することによって硬貨の表面が傷ついてしまったり、硬貨の回転停止による包装媒体の切断現象(いわゆる端切れ)が生じたり、あるいは巻込み針のストローク不足により包装媒体の巻込み不足が生じたりしてしまう。これに対し、本実施の形態の硬貨包装ユニット90では、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を巻込み針位置調整部73によって集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整することにより、このような従来技術の問題点を解消することができるようになる。
【0094】
また、本実施の形態の硬貨包装ユニット90においては、上述したように、包装部60により包装されるべき硬貨の金種を設定する金種設定部210が設けられており、巻込み針位置調整部73は、金種設定部210により設定された金種に基づいて、上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整するようになっている。
【0095】
また、本実施の形態の硬貨包装ユニット90においては、上述したように、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を巻込み機構70の各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、所定のタイミングで、各巻込み針71aが巻込み針駆動部72により移動させられる各移動変位量に対して、少なくとも一方の巻込み針71aの移動変位量が巻込み針位置調整部73により自動で調整されるようになっている。ここで、所定のタイミングは、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミングである。また、本実施の形態の硬貨包装ユニット90には、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知する接触検知手段212が設けられている。また、包装部60により包装されるべき硬貨の金種と、接触検知手段212により検知された、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミングと、巻込み針駆動部72による巻込み針71aの移動変位量と、巻込み針位置調整部73による巻込み針71aの調整移動変位量とが記憶部202に関連付けて記憶されるようになっており、所定のタイミングは、包装部60により包装されるべき硬貨の金種に対応する、記憶部202に記憶されている、接触検知手段212により検知された各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触するタイミング、巻込み針駆動部72による巻込み針71aの移動変位量および巻込み針位置調整部73による巻込み針71aの調整移動変位量に基づいて決められるようになっている。
【0096】
ここで、接触検知手段212は、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に巻込み針71aの移動量が変化しないときに巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっている。より詳細には、接触検知手段212は、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知する光学センサまたはスイッチを含んでいてもよい。また、接触検知手段212は、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触してこれらの巻込み針71aおよび集積硬貨の間に電流が流れたときに、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことを検知するようになっていてもよい。
【0097】
また、本実施の形態の硬貨包装ユニット90においては、上述したように、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが第2の所定のタイミングで接触検知手段212により検知されない場合に、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さいと判別されるようになっている。この場合、第2の所定のタイミングは、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングまたはそれよりも後のタイミングである。また、第2の所定のタイミングは、記憶部202に記憶される情報に基づいて決められるようになっている。このような技術的事項によれば、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数に達していないか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも小さいことを自動で判別することができるようになる。
【0098】
また、本実施の形態の硬貨包装ユニット90においては、上述したように、包装部60において集積硬貨に巻かれた包装媒体の上下両端部を各巻込み針71aによって集積硬貨の上下両端部にそれぞれ巻き込んで固定する際に、巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触したことが第3の所定のタイミングで接触検知手段212により検知された場合に、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きいと判別されるようになっている。この場合、第3の所定のタイミングは、各巻込み針71aが集積硬貨の端面に接触すべき移動変位量となるタイミングよりも前のタイミングである。また、第3の所定のタイミングは、記憶部202に記憶される情報に基づいて決められるようになっている。このような技術的事項によれば、包装部60により包装されるべき集積硬貨が所定の枚数よりも多いか、包装部60により包装されるべき集積硬貨の集積方向の長さが所定の長さよりも大きいことと自動で判別することができるようになる。
【0099】
なお、本実施の形態による硬貨包装機10やこのような硬貨包装機10に設けられる硬貨包装ユニット90は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
【0100】
例えば、本実施の形態による硬貨包装ユニット90として、少なくとも包装部60および巻込み機構70が設けられていれば、硬貨投入機構20、繰出部30、搬送部40、装着部80等の設置が省略されるようになっていてもよい。
【0101】
また、巻込み針位置調整部73は図7乃至図9に示すような構成のものに限定されることはない。上下一対の巻込み針71aのうち少なくとも一方の巻込み針71aの位置を集積硬貨の集積方向に沿って自動で調整することができるものであれば、巻込み針位置調整部73として図7乃至図9に示すような構成以外の機構が用いられてもよい。
【符号の説明】
【0102】
10 硬貨包装機
12 筐体
14 カバー部
15 ガイド部
16 物品載置部
20 硬貨投入機構
22 硬貨受け部
29 硬貨貯留部
30 繰出部
32 回転円盤
34 周壁
36 固定ガイド
38 可動ガイド
40 搬送部
42 搬送路
42a 搬送路底面部材
44 リジェクト部
44a 板状部材
44b 硬貨排出口
44c 板状部材
45 識別センサ
46 計数センサ
47 ストッパ
48 プーリ
49 搬送ベルト
50 集積部
51 集積領域
53 集積底面部材
54 規制部
55 ガイドローラ
56 集積ローラ
57 開口
58 歯部
58a エッジ部
58b 漸増部
59 集積硬貨搬送部
59a 支持ロッド
59b 硬貨載せ部
59c 硬貨押さえ部材
59d 湾曲部
59e 水平部
59f アーム部材
59g 摺動部材
59h ガイド部
59i 定位置検知センサ
60 包装部
61 包装領域
62a、62b、62c 包装ローラ
63 駆動モータ
64 包装媒体案内部材
66 天板
69 底板
70 巻込み機構
71 巻込み部材
71a 巻込み針
72 巻込み針駆動部
72a 支持部材
72b アーム
72c 揺動フレーム
72d スライド軸
72e 回動軸
72f 被検知板
72g 被検知板
73 巻込み針位置調整部
73a 駆動モータ
73b ギア
73c ラック部
73d 移動部材
74 カム軸
74a カム
74b レバー
74c 支軸
74d カムローラ
74e 押動ローラ
74f カム
74g 検知センサ
75 カム軸駆動モータ
76 カムローラ
77 金種切換カム軸
77a 金種切換カム
78 金種切換カム軸駆動モータ
79 定位置検知センサ
80 装着部
81 支持部材
82 案内ローラ
82p 駆動モータ
84 案内ローラ
86 切断部材
88 包装媒体案内部材
90 硬貨包装ユニット
100 操作表示部
200 制御部
202 記憶部
210 金種設定部
212 接触検知手段
214 巻込み針移動量設定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15