特開2017-224238(P2017-224238A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-224238(P2017-224238A)
(43)【公開日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】検索装置および検索方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20171124BHJP
   G01C 21/34 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   G06F17/30 340A
   G01C21/34
   G06F17/30 170C
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-120958(P2016-120958)
(22)【出願日】2016年6月17日
(71)【出願人】
【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105784
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 和之
(72)【発明者】
【氏名】三友 秀彦
【テーマコード(参考)】
2F129
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB03
2F129CC16
2F129CC27
2F129DD18
2F129DD19
2F129DD21
2F129DD40
2F129DD62
2F129DD65
2F129DD69
2F129EE02
2F129EE90
2F129HH02
2F129HH12
2F129HH20
(57)【要約】
【課題】実際には車両が進入することができない領域内にある施設が検索されてしまうことを防止することが可能な「検索装置および検索方法」を提供する。
【解決手段】ユーザによる地図上の道路区間の指定を受け付ける受付部101と、ユーザが指定した道路区間沿いの施設を除いて、ユーザが指定した道路区間の周辺施設を検索する施設検索部102とを備えることにより、規制区間がデータベースに登録されていなくとも、車両の進入が制限される領域としてユーザが把握している道路区間については、その道路区間をユーザが地図上で指定することで、その道路区間沿いの施設を除いた周辺施設が検索されるようにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる地図上の道路区間の指定を受け付ける受付部と、
前記ユーザが指定した前記道路区間沿いの施設を除いて、前記ユーザが指定した前記道路区間の周辺施設を検索する施設検索部と
を備えることを特徴とする検索装置。
【請求項2】
前記施設検索部によって検索された複数の周辺施設を、前記ユーザが指定した前記道路区間における最近点からの距離の近い順にリスト表示させるリスト表示部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項3】
前記施設検索部によって検索された複数の周辺施設を、自車位置からの距離の近い順によるリスト表示と、前記ユーザが指定した前記道路区間における最近点からの距離の近い順によるリスト表示とで、同時または切り替えて表示させるリスト表示部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項4】
前記施設検索部は、前記ユーザが指定した前記道路区間沿いの施設を除いて、前記ユーザが指定した前記道路区間から所定の距離範囲内の周辺施設を検索する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の検索装置。
【請求項5】
前記受付部は、前記道路区間とともに当該道路区間上の基準点の指定を受け付け、
前記施設検索部によって検索された複数の周辺施設を、前記ユーザが指定した前記基準点からの距離の近い順にリスト表示させるリスト表示部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項6】
前記受付部は、前記道路区間とともにその開始位置または終了位置を基準点として受け付け、
前記施設検索部によって検索された複数の周辺施設を、前記ユーザが指定した前記基準点からの距離の近い順にリスト表示させるリスト表示部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項7】
前記リスト表示部によってリスト表示された複数の周辺施設の中から、いずれかの施設が目的地として設定されると、前記ユーザが指定した前記道路区間を回避する、当該目的地までの経路を探索する経路探索部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の検索装置。
【請求項8】
検索装置の受付部が、ユーザによる地図上の道路区間の指定を受け付ける受付工程と、
前記検索装置の施設検索部が、前記ユーザが指定した前記道路区間沿いの施設を除いて、前記ユーザが指定した前記道路区間の周辺施設を検索する施設検索工程と
を含むことを特徴とする検索方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索装置および検索方法に関し、特に、地図上で指定した場所の周辺施設を検索するようになされた検索装置および検索方法に用いて好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ナビゲーション装置では、ユーザが任意に指定した地点の周辺施設を検索し、検索された複数の周辺施設の中からユーザが任意に選択した周辺施設を、経由地や目的地として設定することができるようになっている。
【0003】
しかしながら、検索された周辺施設が面する道路において、例えばイベントが開催されている場合等、車両が進入できないように規制されている場合がある。この場合、車両がその周辺施設までたどり着くことができないといった問題が生じていた。
【0004】
例えば、図6は、従来のナビゲーション装置による周辺施設の検索例を示す図である。図6(a)に示す地図600は、車両611の現在地の周辺の地図を模式的に表したものである。この地図600上には、施設621(施設A),施設622(施設B),施設623(施設C),施設624(施設D)が示されている。このうち、施設622(施設B)は、規制区間631沿いの施設である。規制区間631は、例えば、周辺でイベントが開催されているために、車両が進入できないように規制されている道路区間である。
【0005】
例えば、従来のナビゲーション装置において、ユーザが指定した指定地点625の周辺施設を検索すると、指定地点625からの距離が近い施設621〜623が検索される(検索数を3件と仮定した場合)。そして、図6(b)に示すように、検索された施設621〜623が、指定地点625からの距離の近い順にリスト形式で、検索結果表示画面650に表示される。図6(b)に示す例では、指定地点625から最も距離が近い施設として、施設B(施設622)がリストの一番上に表示されている。検索結果表示画面650では、リストに表示された施設621〜623の中からユーザが任意の施設を選択した状態で目的地設定ボタン651を押下することで、選択した施設を目的地に設定することができるようになっている。
【0006】
この検索結果表示画面650において、指定地点625から最も距離が近いことを理由として、ユーザが施設B(施設622)を目的地として選択する場合がある。この場合、ナビゲーション装置は施設Bまでの経路案内を行うが、実際には、車両が規制区間631に進入することができないため、施設Bにたどり着くことができない。
【0007】
このような問題が生じないように、従来、規制されたエリア内に車両が進入しないように施設検索または経路案内を行うようにした技術が開示されている。
【0008】
例えば、下記特許文献1には、目的地周辺の駐車場を検索するとき、目的地がイベント会場であるか否かを判定し、目的地がイベント会場であると判定されたとき、目的地周辺の第1範囲に存在する駐車場を除外して検索し、または、目的地周辺の第1範囲外でありかつ第2範囲内に存在する駐車場を検索し、検索結果を表示させる技術が開示されている。
【0009】
また、下記特許文献2には、自車両が規制領域内を走行不可の車両であると判定したときに、目的地が規制領域の内部に位置するときは、規制領域の外部までの経路案内を行うか、又は、規制領域の内部では車両によらずに目的地まで到達する経路を探索して経路案内を行うようにした技術が開示されている。
【0010】
また、下記特許文献3には、繁華街・渋滞発生エリアに属する施設を車によるアクセスが困難な施設として識別することで、車によるアクセスが困難な施設を除外した施設検索を行うことができるようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2016−024166号公報
【特許文献2】特開2011−252754号公報
【特許文献3】特開2006−047266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、従来の技術では、制限される領域(イベント会場、規制領域、繁華街・渋滞発生エリア)が予めデータベースに登録されているものであり、このため、データベースに登録されていない領域については、その領域が実際には車両が進入することができない領域であったとしても、その領域内の施設が検索されてしまうといった問題が生じていた。
【0013】
本発明は、上述のような問題を解決するために成されたものであり、実際には車両が進入することができない領域内にある施設が検索されてしまうことを防止することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記した課題を解決するために、本発明では、ユーザによる地図上の道路区間の指定を受け付け、ユーザが指定した道路区間沿いの施設を除いて、ユーザが指定した道路区間の周辺施設を検索するようにしている。
【発明の効果】
【0015】
上記のように構成した本発明によれば、規制区間がデータベースに登録されていなくとも、車両の進入が制限される領域としてユーザが把握している道路区間については、その道路区間をユーザが地図上で指定することで、その道路区間沿いの施設を除いた周辺施設が検索されるようになる。したがって、本発明によれば、実際には進入することができない領域内にある施設が検索されてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の機能構成例を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を示すフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による周辺施設の検索例を示す図である。
図4】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による検索結果の表示例を示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による経路の探索例を示す図である。
図6】従来のナビゲーション装置による周辺施設の検索例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
〔ナビゲーション装置の機能構成例〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すナビゲーション装置10は、特許請求の範囲に記載の検索装置が実装された装置の一例であって、自動車等の車両に搭載されているナビゲーション装置である。なお、本発明の検索装置は、ナビゲーション装置に実装されたものに限定されず、ナビゲーション装置以外の他の装置(例えば、携帯端末等)に実装されたものであってもよい。
【0018】
図1に示すように、ナビゲーション装置10は、タッチパネル11、地図データ記憶部12、自車位置検出装置13およびディスプレイ14を備えている。また、ナビゲーション装置10は、検索装置10Aを備えている。検索装置10Aは、その機能構成として、受付部101、施設検索部102、リスト表示部103および経路探索部104を有している。
【0019】
上記各機能ブロック101〜104は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック101〜104は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
【0020】
タッチパネル11は、各種操作(例えば、地図上の道路区間の指定操作、各種検索条件の指定操作、検索結果表示画面の切り替え操作、検索された複数の周辺施設の中から目的地を設定する操作等)を行うための操作部の一例である。
【0021】
地図データ記憶部12は、地図データを記憶する。当該地図データには、複数の施設の施設データが含まれている。各施設データは、ジャンル、施設名、位置情報(緯度経度等)等の情報を含んで構成されている。
【0022】
自車位置検出装置13は、ナビゲーション装置10が搭載されている車両の現在位置を検出する。自車位置検出装置13は、例えば、GPS(Global Positioning System)と自律航法ユニットとを備えて構成されている。
【0023】
ディスプレイ14は、各種情報(例えば、地図画面、周辺施設の検索結果の表示画面等)を表示する。ディスプレイ14には、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が用いられる。
【0024】
検索装置10Aの受付部101は、ユーザによるタッチパネル11の操作による各種操作入力を受け付ける。例えば、受付部101は、周辺施設検索を行う際に、地図上の道路区間を指定する操作の入力を受け付ける。また、受付部101は、周辺施設検索を行う際に、各種検索条件(例えば、ジャンル、ブランド等)を指定する操作の入力を受け付ける。また、受付部101は、検索結果表示画面の切り替え操作の入力を受け付ける。また、受付部101は、周辺施設検索によって検索された複数の周辺施設の中から目的地を設定する操作の入力を受け付ける。
【0025】
検索装置10Aの施設検索部102は、地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づいて、ユーザが指定した道路区間の周辺施設の検索を行う。ここで、施設検索部102は、ユーザによる地図上の道路区間の指定を受付部101が受け付けた場合、当該道路区間沿いの施設を除いて、当該道路区間から所定の距離範囲内の周辺施設を検索する。また、施設検索部102は、各種検索条件(例えば、ジャンル、ブランド等)の指定を受付部101が受け付けた場合、その検索条件に合致する周辺施設を検索する。
【0026】
検索装置10Aのリスト表示部103は、施設検索部102によって検索された複数の周辺施設がリスト形式で示された検索結果表示画面を、ディスプレイ14に表示させる。ここで、リスト表示部103は、施設検索部102によって検索された複数の周辺施設を、自車位置からの距離の近い順によるリスト表示と、ユーザが指定した道路区間における最近点からの距離の近い順によるリスト表示とで、切り替えて表示させる。このとき、リスト表示部103は、上記自車位置からの距離および上記最近点からの距離を、地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づいて算出する。この表示切り替えは、例えば、ユーザによるタッチパネル11の操作による切替ボタン(図4参照)が選択されることによって行われる。ユーザは、タッチパネル11の操作により、検索結果表示画面にリスト形式で示された複数の周辺施設の中から任意の施設を選択して、選択した施設を誘導経路の目的地に設定することができる。
【0027】
検索装置10Aの経路探索部104は、リスト表示部103によってリスト形式で示された複数の周辺施設の中から、いずれかの施設が目的地として設定されると、自車位置検出装置13によって検出された車両の現在位置から、ユーザが指定した道路区間を回避する、当該目的地までの経路を探索する。
【0028】
〔ナビゲーション装置10による処理の一例〕
図2は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、例えば、ユーザによる所定の周辺施設検索操作(例えば、メニュー画面において周辺施設検索ボタンを選択する操作)が行われたタイミングで実行される。
【0029】
まず、受付部101が、ユーザによる地図上の道路区間の指定を受け付ける(ステップS202)。次に、施設検索部102が、ステップS202で指定を受け付けた道路区間沿いの施設を除いて、当該道路区間の周辺施設を検索する(ステップS204)。そして、リスト表示部103が、ステップS204で検索された複数の周辺施設がリスト形式で示された検索結果表示画面を、ディスプレイ14に表示させる(ステップS206)。ここでは、リスト表示部103は、複数の周辺施設を、ユーザが指定した道路区間における最近点からの距離の近い順でリスト表示する。
【0030】
続いて、経路探索部104が、ステップS206でリスト表示された複数の周辺施設の中から、いずれかの施設が目的地に設定されたか否かを判断する(ステップS208)。ここで、いずれかの施設が目的地に設定されたと経路探索部104が判断した場合(ステップS208:Yes)、経路探索部104が、設定された目的地までの経路を探索して(ステップS218)、ナビゲーション装置10は、図2に示す一連の処理を終了する。
【0031】
一方、いずれかの施設が目的地に設定されていないと経路探索部104が判断した場合(ステップS208:No)、リスト表示部103が、ステップS206で表示された複数の周辺施設のリストの切替指示がなされたか否かを判断する(ステップS210)。ここで、切替指示がなされていないとリスト表示部103が判断した場合(ステップS210:No)、ナビゲーション装置10は、ステップS208以降の処理を再度実行する。一方、切替指示がなされたとリスト表示部103が判断した場合(ステップS210:Yes)、リスト表示部103が、ステップS204で検索された複数の周辺施設を、自車位置検出装置13によって検出された車両の現在位置からの距離の近い順でリスト表示する(ステップS212)。
【0032】
続いて、経路探索部104が、ステップS212でリスト表示された複数の周辺施設の中から、いずれかの施設が目的地に設定されたか否かを判断する(ステップS214)。ここで、いずれかの施設が目的地に設定されたと経路探索部104が判断した場合(ステップS214:Yes)、経路探索部104が、設定された目的地までの経路を探索して(ステップS218)、ナビゲーション装置10は、図2に示す一連の処理を終了する。
【0033】
一方、いずれかの施設が目的地に設定されていないと経路探索部104が判断した場合(ステップS214:No)、リスト表示部103が、ステップS212で表示された複数の周辺施設のリストの切替指示がなされたか否かを判断する(ステップS216)。ここで、切替指示がなされていないとリスト表示部103が判断した場合(ステップS216:No)、ナビゲーション装置10は、ステップS214以降の処理を再度実行する。一方、切替指示がなされたとリスト表示部103が判断した場合(ステップS216:Yes)、ナビゲーション装置10は、ステップS206以降の処理を再度実行する。
【0034】
〔周辺施設の検索例〕
図3は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による周辺施設の検索例を示す図である。図3に示す地図300は、車両311の現在地の周辺の地図を模式的に表したものである。この地図300上には、施設321(施設A),施設322(施設B),施設323(施設C),施設324(施設D)が示されている。このうち、施設322(施設B)は、規制区間331沿いの施設である。規制区間331は、例えば、周辺でイベントが開催されているために、車両が進入できないように規制されている道路区間である。
【0035】
図3に示す例では、規制区間331がユーザによって指定された状態を表している。規制区間331の指定は、例えば、ユーザがタッチパネル11の操作により、ディスプレイ14に表示された地図300上において、当該区間をなぞることによって行われる。ナビゲーション装置10において、このように規制区間331が指定された状態で、周辺施設の検索を開始すると、施設検索部102が、規制区間331沿いの施設322(施設B)を除いて、規制区間331の周辺施設を検索する。すなわち、施設検索部102は、施設321(施設A),施設323(施設C),施設324(施設D)を検索する。
【0036】
〔検索結果の表示例〕
図4は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による検索結果の表示例を示す図である。図4では、図3で説明したとおり、施設検索部102によって施設321(施設A),施設323(施設C),施設324(施設D)が検索されたときの、リスト表示部103による検索結果の表示例を示す。
【0037】
初めに、リスト表示部103は、図4(a)に示すように、複数の施設A,C,Dを、ユーザが指定した道路区間(規制区間331)における最近点からの距離の近い順で、検索結果表示画面400にリスト表示する。例えば、図4(a)の例では、施設Aは、規制区間331の中間にある交差点からの道なり距離(「0.3km」)が示されている。また、施設Cは、規制区間331の左端の地点からの道なり距離(「0.7km」)が示されている。また、施設Dは、規制区間331の右端の地点からの道なり距離(「0.1km」)が示されている。すなわち、図4(a)に示す例では、規制区間331からの最近点(右端の地点)から最も距離が近い施設として、施設D(施設324)がリストの一番上に表示されている。
【0038】
そして、図4(a)の状態の検索結果表示画面400において、切替ボタン401が選択されると、リスト表示部103は、図4(b)に示すように、複数の施設A,C,Dを、車両311の現在位置からの距離の近い順で、検索結果表示画面400にリスト表示する。図4(b)に示す例では、車両311の現在位置から最も距離が近い施設として、施設C(施設323)がリストの一番上に表示されている。このリストにおいては、各施設A,C,Dの各々について、車両311の現在位置からの道なり距離が示されている。特に、施設Aについては、規制区間331を回避する経路(図5参照)による道なり距離が示されている。
【0039】
図4(b)の検索結果表示画面400において、さらに切替ボタン401が選択されると、リスト表示部103は、図4(a)の検索結果表示画面400の表示に戻す。
【0040】
図4(a)または(b)の検索結果表示画面400において、リストに表示された施設A,C,Dの中からいずれかの施設が選択された状態で、目的地設定ボタン402が選択されると、選択された施設が目的地として設定され、経路探索部104によって車両311の現在位置から当該目的地までの経路が探索される。
【0041】
図4(a)および(b)のいずれの検索結果表示画面400においても、規制区間331沿いにある施設B(施設322)がリストに表示されることはない。このため、施設B(施設322)が目的地として設定されることはなく、したがって、車両311が目的地にたどり着くことができないといった問題は生じ得ない。
【0042】
〔経路の探索例〕
図5は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による経路の探索例を示す図である。ここでは、図4(a)または(b)の検索結果表示画面400において、施設A(施設321)が目的地として設定された場合に、経路探索部104によって探索される経路の一例を示している。
【0043】
本来、規制区間331がデータベースに登録されていない場合、コストが最小となる経路探索を行うのであれば、車両311の現在位置からそのまま直進し、規制区間331を横切って施設Aへ向かう経路が、最もコストが小さくなる。しかしながら、実際には規制区間331に車両が進入することができない。そこで、本実施形態の経路探索部104は、図5に示すように、車両311の現在位置から、規制区間331を回避する、施設Aまでの経路Rを探索する。これにより、ナビゲーション装置10は、実際には通行できない区間を含む経路を案内してしまうといったことが生じないようになっている。
【0044】
以上説明したとおり、本発明の一実施形態によれば、規制区間331がデータベースに登録されていなくとも、規制区間331をユーザが地図300上で指定することで、規制区間331沿いの施設(例えば、施設B)を除いた周辺施設(例えば、施設A,C,D)が検索されるようになる。したがって、本発明の一実施形態によれば、実際には車両311が進入することができない領域内にある施設が検索されてしまうことを防止することができる。
【0045】
特に、本発明の一実施形態によれば、施設検索部104によって検索された複数の周辺施設を、規制区間331における最近点からの距離の近い順にリスト表示させることができるため、規制区間331から最も移動距離の短い周辺施設(例えば、イベント会場により近い駐車場等)を容易に特定することができる。
【0046】
〔変形例〕
上記実施形態(図4)では、施設検索部102によって検索された複数の周辺施設の表示方法の一例として、複数の周辺施設を道路区間からの距離順に示したリスト(図4(a))と、複数の周辺施設を車両311の現在位置からの距離順に示したリスト(図4(b))とを、切替ボタン401の選択によって交互に切り替えて表示するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、双方のリストを同一画面上に同時に表示するようにしてもよい。または、一方のリストのみを表示するだけであって、切り替えの構成を有しないようにしてもよい。
【0047】
また、上記実施形態では、施設検索部102によって検索された複数の周辺施設を、ユーザが指定した道路区間の最近点からの距離の短い順にリスト表示させるようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、受付部101が、道路区間とともに当該道路区間上における任意の基準点の指定を受け付け、リスト表示部103が、施設検索部102によって検索された複数の周辺施設を、ユーザが指定した基準点からの距離の近い順にリスト表示させるようにしてもよい。この場合、規制されている道路区間上において、特にユーザが最初に訪れたい地点を基準点として指定することができ、その基準点により近い周辺施設をリストの上位に表示することができる。
【0048】
また、ユーザが道路区間を地図上でなぞって指定するときに、受付部101が、その開始位置又は終了位置を基準点として受け付け、リスト表示部103が、施設検索部102によって検索された複数の周辺施設を、ユーザが指定した基準点からの距離の近い順にリスト表示させるようにしてもよい。この場合、ユーザは、特に訪れたい地点を開始位置(又は終了位置)として道路区間をなぞることにより、道路区間と基準点とをワンアクションで同時に指定することができる。
【0049】
また、上記実施形態では、ユーザが指定した道路区間から所定の距離範囲の周辺施設を検索するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、ユーザが指定した道路区間から近い順に所定件数の周辺施設を検索するようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態(図3)では、1つの道路区間を指定するようにしているが、本発明はこれに限らない。すなわち、複数の道路区間を指定できるようにしてもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、検索された周辺施設を目的地として設定できるようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、検索された周辺施設を経由地として設定できるようにしたり、検索された周辺施設の詳細情報を確認できるようにしたりしてもよい。
【0052】
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0053】
10 ナビゲーション装置
10A 検索装置
11 タッチパネル
12 地図データ記憶部
13 自車位置検出装置
14 ディスプレイ
101 受付部
102 施設検索部
103 リスト表示部
104 経路探索部
図1
図2
図3
図4
図5
図6