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特開2017-225593シューズボックス、それを備えた住宅およびシューズボックスの組立方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-225593(P2017-225593A)
(43)【公開日】2017年12月28日
(54)【発明の名称】シューズボックス、それを備えた住宅およびシューズボックスの組立方法
(51)【国際特許分類】
   A47B 61/04 20060101AFI20171201BHJP
   A47B 97/00 20060101ALI20171201BHJP
   A47B 96/06 20060101ALI20171201BHJP
【FI】
   A47B61/04 501A
   A47B61/04 501E
   A47B97/00 K
   A47B96/06 B
   A47B96/06 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-123174(P2016-123174)
(22)【出願日】2016年6月22日
(71)【出願人】
【識別番号】390037154
【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001586
【氏名又は名称】特許業務法人アイミー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】浦川 みさ子
(57)【要約】
【課題】設置現場に応じて収納スペースの大きさを調整することが可能なシューズボックス、それを備えた住宅およびシューズボックスの組立方法を提供すること。
【解決手段】シューズボックス(1)は、少なくとも一対の第1側板(41,42)と、第1背板(43)と、第1天板(44)とにより第1収納空間が形成される本体ボックス(40)と、少なくとも本体ボックスの一方の第1側板と、一方の第1側板に対向して設けられる第2側板(52)と、第2背板(53)と、第2天板(54)とにより第2収納空間が形成され、本体ボックスの外側面に固定される付属ボックスと(50)を備え、付属ボックスの高さ寸法(L2)は本体ボックスの高さ寸法と略同一であり、付属ボックスの奥行寸法(L3)は本体ボックスの奥行寸法と略同一であり、付属ボックスの横幅寸法(L1b)は本体ボックスの横幅寸法(L1a)よりも小さい。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一対の第1側板と、第1背板と、第1天板とにより第1収納空間が形成される本体ボックスと、
少なくとも前記本体ボックスの一方の前記第1側板と、一方の前記第1側板に対向して設けられる第2側板と、第2背板と、第2天板とにより第2収納空間が形成され、前記本体ボックスの外側面に固定される付属ボックスとを備え、
前記付属ボックスの高さ寸法は前記本体ボックスの高さ寸法と略同一であり、前記付属ボックスの奥行寸法は前記本体ボックスの奥行寸法と略同一であり、前記付属ボックスの横幅寸法は前記本体ボックスの横幅寸法よりも小さい、シューズボックス。
【請求項2】
前記本体ボックスの横幅寸法に対する前記付属ボックスの横幅寸法の比率は、1/7〜1/4である、請求項1に記載のシューズボックス。
【請求項3】
前記本体ボックスは、前記一対の第1側板の間に架け渡される第1棚板を有し、
前記付属ボックスは、一方の前記第1側板と前記第2側板との間に架け渡される第2棚板を有し、
前記付属ボックスの前記第2棚板の厚みは、前記本体ボックスの前記第1棚板の厚みよりも大きい、請求項1または2に記載のシューズボックス。
【請求項4】
前記付属ボックスの前記第2天板の厚みは、前記本体ボックスの前記第1天板の厚みよりも大きい、請求項1〜3のいずれかに記載のシューズボックス。
【請求項5】
前記付属ボックスの前記第2棚板は、前記第2側板および前記第2背板と対向する面に複数のダボを有し、
前記第2側板および第2背板は、前記複数のダボを受け入れる複数のダボ溝を有している、請求項1〜4のいずれかに記載のシューズボックス。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のシューズボックスを設けた玄関を備え、
前記玄関は、前記シューズボックスを受け入れるように対向する第1壁面および第2壁面を有し、
前記本体ボックスは、前記第1壁面に当接して設けられ、
前記付属ボックスは、前記本体ボックスと前記第2壁面との間の前記隙間を埋めるように配置される、住宅。
【請求項7】
本体ボックスと前記本体ボックスの外側面に固定される付属ボックスとを備えたシューズボックスの組立方法であって、
あらかじめ設置現場以外の場所で所定寸法に形成した、前記本体ボックスを構成する少なくとも一対の第1側板と、第1背板と、第1天板とを用意し、それらを設置現場に搬入する工程と、
前記付属ボックスを構成する少なくとも第2側板と、第2背板と、第2天板とを用意し、前記本体ボックスの横幅寸法と前記シューズボックスの設置スペースの横幅寸法との横幅寸法差を計測し、前記横幅寸法差を前記付属ボックスで埋めるように前記第2側板、前記第2背板および前記第2天板を加工し、前記第2側板を一方の前記第1側板に対向して設け、前記付属ボックスを前記設置スペースに配置させる工程とを含む、シューズボックスの組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、シューズボックス、それを備えた住宅およびシューズボックスの組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、シューズボックスは、玄関の設置スペースに配置される。シューズボックスの設置スペースは、住宅の壁厚などによって大きさが異なるため、既存の大きさのシューズボックスでは、すべての住宅に対応させることができない。そのため、設置スペースに応じてシューズボックスのサイズを選択したり、設置現場で部材をカットしてサイズ調整をした上で組み立てる方法や、前もってサイズオーダーした特注家具を設置スペースに配置させる方法がとられている。
【0003】
一方、家具と壁面との隙間を板材で覆う収納家具として、実開平6−34537号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、家具と壁面との隙間を埋めるために、家具の表面に隙間調整材が取り付けられることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平6−34537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
玄関の設置スペースに合わせてシューズボックスのサイズを選択すると、様々な大きさの部材を搬入する必要があるため、部品点数およびバリエーション点数が多くなる。また、設置現場で部材をカットして家具を組み立てるとなると、現場でのカット精度に不安が残る。
【0006】
一方、特許文献1の間仕切家具は、単に間仕切家具と壁部との隙間を見えないようにするために隙間調整材で隙間を覆っているだけであり、収納スペースを設置スペースに合わせて可変させることはできない。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は設置現場に応じて収納スペースの大きさを調整することが可能なシューズボックス、それを備えた住宅およびシューズボックスの組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある局面によるシューズボックスは、少なくとも一対の第1側板と、第1背板と、第1天板とにより第1収納空間が形成される本体ボックスと、少なくとも本体ボックスの一方の第1側板と、一方の第1側板に対向して設けられる第2側板と、第2背板と、第2天板とにより第2収納空間が形成され、本体ボックスの外側面に固定される付属ボックスとを備え、付属ボックスの高さ寸法は本体ボックスの高さ寸法と略同一であり、付属ボックスの奥行寸法は本体ボックスの奥行寸法と略同一であり、付属ボックスの横幅寸法は本体ボックスの横幅寸法よりも小さい。
【0009】
好ましくは、本体ボックスの横幅寸法に対する付属ボックスの横幅寸法の比率は、1/7〜1/4である。
【0010】
好ましくは、本体ボックスは、一対の第1側板の間に架け渡される第1棚板を有し、付属ボックスは、一方の第1側板と第2側板との間に架け渡される第2棚板を有し、付属ボックスの第2棚板の厚みは、本体ボックスの第1棚板の厚みよりも大きい。
【0011】
好ましくは、付属ボックスの第2天板の厚みは、本体ボックスの第1天板の厚みよりも大きい。
【0012】
好ましくは、付属ボックスの第2棚板は、第2側板および第2背板と対向する面に複数のダボを有し、第2側板および第2背板は、複数のダボを受け入れる複数のダボ溝を有している。
【0013】
本発明のある局面による住宅は、シューズボックスを設けた玄関を備え、玄関は、シューズボックスを受け入れるように対向する第1壁面および第2壁面を有し、本体ボックスは、第1壁面に当接して設けられ、付属ボックスは、本体ボックスと第2壁面との間の隙間を埋めるように配置される。
【0014】
本発明のある局面によるシューズボックスの組立方法は、本体ボックスと本体ボックスの外側面に固定される付属ボックスとを備えたシューズボックスの組立方法であって、あらかじめ設置現場以外の場所で所定寸法に形成した、本体ボックスを構成する少なくとも一対の第1側板と、第1背板と、第1天板とを用意し、設置現場に搬入する工程と、付属ボックスを構成する少なくとも第2側板と、第2背板と、第2天板とを用意し、本体ボックスの横幅寸法とシューズボックスの設置スペースの横幅寸法との横幅寸法差を計測し、横幅寸法差を付属ボックスで埋めるように第2側板、第2背板および第2天板を加工し、第2側板を一方の第1側板に対向して設け、付属ボックスを設置スペースに配置させる工程とを含む。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、設置現場に応じて収納スペースを調整することが可能なシューズボックス、住宅およびシューズボックスの組立方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施の形態に係る住宅の構成例を示す間取り図である。
図2】本発明の実施の形態に係るシューズボックスを示す斜視図である。
図3図2のIII−III線に沿うシューズボックスの断面図である。
図4】本発明の実施の形態に係るシューズボックスの扉を取り外して示す斜視図である。
図5図4の一部分を拡大して示す正面図である。
図6】本発明の実施の形態に係るシューズボックスの組立方法の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0018】
図1を参照して、本実施の形態に係る住宅1について説明する。本実施の形態に係る住宅1は、一戸建て住宅であってもよいし、マンションやアパートなどの集合住宅であってもよい。
【0019】
住宅1には、たとえば、複数の壁面21〜23に囲まれる玄関2が設けられる。玄関2は、第1壁面21と、第1壁面21に対向する第2壁面22と、第3壁面23とによって囲まれている。なお、住宅1が集合住宅の場合、第3壁面23は界壁であってもよい。玄関2の第1壁面21および第2壁面22の間には、シューズボックス4を受け入れる設置スペース3が設けられる。
【0020】
図2〜5をさらに参照して、シューズボックス4について説明する。以下の説明において、図2の矢印A1で示すシューズボックス4の横幅方向を左右方向とし、右側を一方、左側を他方とする。図2の矢印A2で示すシューズボックス4の高さ方向を上下方向とする。図2の矢印A3で示すシューズボックス4の奥行方向を前後方向とする。
【0021】
シューズボックス4は、本体ボックス40と本体ボックス40の外側面に固定される付属ボックス50とを備える。シューズボックス4は、たとえば、横幅寸法L1が600mm〜1000mm、高さ寸法L2が1800mm〜2000mm、奥行寸法L3が400mm〜500mmである。
【0022】
まず、本体ボックス40について説明する。本体ボックス40は、第1左側板41と、第1右側板42と、第1背板43と、第1天板44と、第1底板49とにより第1収納空間45が形成される。本体ボックス40は、たとえば、横幅寸法L1aが500mm〜850mmである。なお、本体ボックス40の奥行寸法および高さ寸法は、シューズボックス4の高さ寸法L2および奥行寸法L3と略同一である。
【0023】
本体ボックス40は、第1左側板41と第1右側板42との間に架け渡される複数の第1棚板46を有する。第1棚板46は、たとえば、上下方向に8段設けられ、第1収納空間45を9つに区切る部材である。第1棚板46は、本体ボックス40の強度を確保するための固定棚を除き、収納する靴の大きさに応じて、所望の高さ位置、所定の段数に適宜変更することが可能である。なお、本体ボックス40の前面には、第1収納空間45を閉鎖可能にするための一対の第1扉47が、たとえば、観音開き式に設けられている。
【0024】
次に、付属ボックス50について説明する。付属ボックス50は、少なくとも本体ボックス40の第1右側板42と、第1右側板42に対向して設けられる第2側板52と、第2背板53と、第2天板54とにより第2収納空間55が形成される。付属ボックス50の横幅寸法L1bは、一般的な成人男性の握りこぶしを縦にした状態で入る寸法、たとえば、90mm〜180mmであることが望ましい。これにより、本体ボックス40の横幅寸法L1aに対する付属ボックス50の横幅寸法L1bの比率は、1/7〜1/4となるように設けられることが望ましい。また、付属ボックス50の奥行寸法および高さ寸法は、シューズボックス4の高さ寸法L2および奥行寸法L3と略同一である。
【0025】
付属ボックス50は、たとえば、第1右側板42と第2側板52との間に架け渡される第2棚板56,57を有する。第2棚板56,57は、上下方向に2段設けられ、第2収納空間55を3つに区切る。具体的には、第2収納空間55は、第2棚板56,57により第2上部収納空間550、第2中部収納空間551,第2下部収納空間552に区切られる。付属ボックス50は、片開き式であり、第2側板52には、第2上,下部収納空間550,552を閉鎖可能にするために、第2扉58,59がそれぞれ取り付けられていてもよい。
【0026】
第2上部収納空間550は、第2上部棚板56の上部に位置し、外出時に利用するレインコートやバッグ、郵便ポストに投入された新聞や郵便物の仮置きスペースとして利用することができる。第2中部収納空間551は、第2上部棚板56と第2下部棚板57との間に位置し、置物や小物などを配置させるニッチとして利用してもよい。また、第2中部収納空間551の前面を板状部材で覆い、壁出しの電源スイッチを設けてもよい。第2下部収納空間552は、第2下部棚板57の下部に位置し、雨傘などの収納スペースとして利用することができる。第2下部収納空間552は、底板が設けられておらず、玄関土間が露出している。これにより、濡れたままの傘を収納しても、雨水が第2下部収納空間552内に溜まらない。なお、第2下部収納空間552には、底板を設けてもよい。
【0027】
図5を特に参照して、付属ボックス50の第2天板54の厚み寸法T1bは、本体ボックス40の第1天板44の厚み寸法T1aよりも大きい。たとえば、付属ボックス50の第2天板54の厚み寸法T1bは、20〜30mmであり、本体ボックス40の第1天板44の厚み寸法T1aは、10〜20mmであることが好ましい。これにより、図5に示すように、第1天板44および第2天板54の上端縁の高さ位置を合わせて、第2天板54を第1右側板42に固定する場合、厚み寸法T1bと厚み寸法T1aとの差分だけ第1天板44と第2天板54とが上下方向において重ならないため、本体ボックス40側から第2天板54を第1右側板42に容易に固定することができる。
【0028】
付属ボックス50の第2棚板56,57の厚み寸法T2bは、本体ボックス40の第1棚板46の厚み寸法T2aよりも大きい。たとえば、付属ボックス50の第2棚板56,57の厚み寸法T2bは、20〜30mmであり、本体ボックス40の第1棚板46の厚み寸法T2aは、10〜20mmであることが好ましい。これにより、第2棚板56,57を第1右側板42に固定する場合、第2棚板56,57と第1棚板46の高さ位置が一致する場合であっても、第2棚板56,57が厚み寸法T2bと厚み寸法T2aとの差分だけ上下方向において重ならないため、本体ボックス40側から第2棚板56,57を第1右側板42に容易に固定することができる。
【0029】
図5,6を参照して、付属ボックス50の第2天板54および第2棚板56,57は、第2側板52と対向する面、すなわち右側端部に複数のダボ541,561,571をそれぞれ有する。これに対応して、第2側板52は、第2天板54および第2棚板56,57に対向する面、すなわち左側端部に、複数のダボ541,561,571を受け入れる複数のダボ溝521,522,523を有している。
【0030】
さらに、付属ボックス50の第2天板54および第2棚板56,57は、第2背板53と対向する面、すなわち後側端部に複数のダボ542,562,572をそれぞれ有する。これに対応して、第2背板53は、第2天板54および第2棚板56,57に対向する面、すなわち後側端部に、複数のダボ542,562,572を受け入れる複数のダボ溝531,532,533を有している。これらのダボを対向するダボ溝に受け入れさせることにより、付属ボックス50は本体ボックス40に取り付けられる。
【0031】
図6を参照して、本実施の形態に係るシューズボックス4の組立方法を説明する。図6では、組立方法の理解を容易にするために、第2壁面22は外枠のみ実線で示している。
【0032】
まず、本体ボックス40を設置現場である住宅1に搬入する。本体ボックス40は、組み立てられたものを住宅1に搬入してもよいし、あらかじめ所定寸法に形成された組み立てられる以前の部材、すなわち、第1左,右側板41,42、第1背板43、第1天板44、第1底板49および複数の第1棚板46をそれぞれ住宅1に搬入して、住宅1で組み立ててもよい。組み立てられた本体ボックス40を設置スペース3の第1壁面21に沿って配置させる。なお、本体ボックス40の第1扉47(図2)は、付属ボックス50を本体ボックス40に取り付ける前に取り付けてもよいし、付属ボックス50を取り付けた後に取り付けてもよい。
【0033】
次に、付属ボックス50を構成する第2側板52と、第2背板153と、第2天板154と第2棚板156,157とを住宅1に搬入する。住宅1に搬入された状態の第2背板153、第2天板154および第2棚板156,157の横幅寸法Bは、180mm以上が好ましく、より好ましくは190mm以上である。これらの横幅寸法Bは、組み立てられた付属ボックス50の横幅寸法L1bよりも大きく設けられる。これにより、設置スペース3に合わせて付属ボックス50の横幅を調整することができる。
【0034】
本体ボックス40の横幅寸法L1aと、シューズボックス4の設置スペース3の横幅寸法L1とを計測する。シューズボックス4は、設置スペース3に隙間なく配置されるため、シューズボックス4の横幅寸法と、設置スペース3の横幅寸法は、L1で一致する。付属ボックス50は、図6の破線で示すように、本体ボックス40と第2壁面22との隙間を埋めるように配置されるため、付属ボックス50の横幅寸法L1bは、設置スペースの横幅寸法L1から本体ボックス40の横幅寸法L1aを差し引いた寸法となる。ここで、付属ボックス50の横幅寸法L1bは、第2背板53,第2天板54,第2棚板56,57の横幅寸法B1に第2側板52の幅寸法Cを足した寸法となる。よって、第2背板53,第2天板54,第2棚板56,57の横幅寸法B1は、付属ボックス50の横幅寸法L1bから第2側板52の幅寸法Cを差し引いた寸法となる。
【0035】
次に、設置スペース3と本体ボックス40の横幅寸法の差を埋めるように、付属ボックス50を構成する第2背板153,第2天板154および第2棚板156,157を加工する。具体的には、横幅寸法Bの第2背板153,第2天板154および第2棚板156,157を図6で示す一点鎖線部分で切断して、横幅寸法B1の第2背板53,第2天板54および第2棚板56,57に加工する。この場合、第2天板54は、ダボ541,542が設けられている部分、第2棚板56,57は、ダボ561,562,571,572が設けられている部分、第2背板53は、ダボ溝531,532,533が設けられている部分が含まれるように切断する。
【0036】
次いで、付属ボックス50を組み立てる。具体的には、第2天板54および第2棚板56,57を第2側板52および第2背板53に取り付ける。すなわち、第2天板54および第2棚板56,57のダボ541,561,571を第2側板52のダボ溝521,522,523にそれぞれ受け入れさせる。さらに、第2天板54および第2棚板56,57のダボ542,562,572を第2背板53のダボ溝531,532,533にそれぞれ受け入れさせる。
【0037】
最後に、組み立てた付属ボックス50を本体ボックス40の外側面に固定させる。具体的には、組み立てた第2側板52、第2背板53、第2天板54および第2棚板56,57を、本体ボックス40の第1右側板42に対向して設け、第1右側板42に取り付ける。第2天板54を第1右側板42に固定するには、第1収納空間45側からビス48で固定する。また、第2棚板56,57を第1右側板42に固定するには、第1収納空間45側からビス48で固定する。上述のように、第2天板54および第2棚板56,57は、第1天板44および第1棚板46より厚く形成されているため、付属ボックス50を本体ボックス40側から容易に固定することができ、誤ってビス48を斜めに打ち込んだ場合でも、精度よく組み立てることができる。
【0038】
このように構成されることにより、設置スペース3に合わせて付属ボックス50の寸法を設置現場で調整し組み立てることができる。さらに、本体ボックス40は、所定の大きさのものを用いるため、設置現場で計測すべき寸法は、付属ボックス50の横幅寸法のみで足りる。これにより、設置現場で調整するべき箇所を最小限に抑えることができ、誤差を最小限に抑えることができる。また、設置現場で寸法調整が必要な第2背板153,第2天板154および第2棚板156,157であっても、所定寸法で形成することができるため、部品点数を減らすことができる。また、従来、デッドスペースとなっていた隙間空間を収納空間として利用することができる。特に、集合住宅のように、専有面積が狭い住宅では、デッドスペースの有効活用は魅力的である。
【0039】
なお、第1壁面21および第2壁面22は、天井にまで延びる壁面だけではなく、たとえば、玄関2との境目に設けられる単なる段差や玄関と玄関に続く廊下との境目であってもよい。
【0040】
また、上記実施の形態の本体ボックス40には、第1底板49が設けられていなくてもよい。その場合、本体ボックス40の第1収納空間45は、第1左側板41と、第1右側板42と、第1背板43と、第1天板44とにより形成される。
【0041】
また、上記実施の形態において、付属ボックス50には、底板が設けられておらず、玄関土間が露出している形状としたが、底板が設けられていてもよい。
【0042】
また、上記実施の形態において、付属ボックス50は、第2棚板56,57が複数設けられるとして説明したが、第2棚板は1段であってもよいし、設けられていなくてもよい。第2棚板が設けられていない場合は、たとえば、玄関2の掃除などで用いられるほうきやモップなどを収納する空間として用いられてもよい。
【0043】
上記実施の形態において、第2天板および第2棚板にはダボが設けられ、第2天板および第2側板52にはダボ溝が設けられるとして説明したが、たとえば、螺旋ねじなどのような他の嵌合方法であってもよい。
【0044】
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 住宅、2 玄関、3 設置スペース、4 シューズボックス、21 第1壁面、22 第2壁面、23 第3壁面、40 本体ボックス、41 第1左側板、42 第1右側板、43 第1背板、44 第1天板、45 第1収納空間、46 第1棚板、47 第1扉、48 ビス、49 第1底板、50 付属ボックス、52 第2側板、53,153 第2背板、54,154 第2天板、55 第2収納空間、56 第2上部棚板、57 第2下部棚板、58,59 第2扉、521,522,523,531,532,533 ダボ溝、541,542,561,562,571,572 ダボ、550 第2上部収納空間、551 第2中部収納空間、552 第2下部収納空間。
図1
図2
図3
図4
図5
図6