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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-226299(P2017-226299A)
(43)【公開日】2017年12月28日
(54)【発明の名称】フィラーリッド構造体
(51)【国際特許分類】
   B60K 15/05 20060101AFI20171201BHJP
【FI】
   B60K15/05 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-123262(P2016-123262)
(22)【出願日】2016年6月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000241463
【氏名又は名称】豊田合成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000604
【氏名又は名称】特許業務法人 共立
(72)【発明者】
【氏名】森 直樹
(72)【発明者】
【氏名】尾形 正裕
(72)【発明者】
【氏名】川本 幸司
【テーマコード(参考)】
3D038
【Fターム(参考)】
3D038CA33
3D038CB01
3D038CC16
(57)【要約】      (修正有)
【課題】優れた意匠性を維持しつつさらなるコンパクト化を実現し得るフィラーリッド構造体を提供すること。
【解決手段】フィラーリッド構造体のリッド2と基底部材1とを接続するリンクを、第1リンク部材31と第2リンク部材とで構成し、開位置において、リッド2の先端2aと基底部材1との距離が、リッド2の基端2bと基底部材1との距離よりも大きくなるようにし、リッド2が閉位置から開位置に位置変化する際に、第1リンク部材31が第1支持部31aを中心として第2支持部31bが基底部材1から離れる方向に揺動するようにし、閉位置において基底部材1または第1リンク部材31が第3支持部を支持する基支持点36と、閉位置においてリッド2が第4支持部32dを支持する端支持点26と、の距離が、リッド2が閉位置から開位置に位置変化する際に変化するようにする。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給口に連絡する開口部を有する基底部材と、一端である先端と他端である基端とを有し前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開く開位置との間を位置変化するリッドと、第1リンク部材と第2リンク部材とを有し前記基底部材と前記リッドとを接続するリンクと、を有し、
前記第1リンク部材は、前記基底部材に支持される第1支持部と前記リッドに支持される第2支持部とを有し、前記第1支持部を中心として前記基底部材に対して揺動可能でありかつ前記第2支持部を中心として前記リッドに対して揺動可能であり、
前記第2リンク部材は、前記基底部材または前記第1リンク部材に支持される第3支持部と前記リッドに支持される第4支持部とを有し、前記第3支持部を中心として前記基底部材または第1リンク部材に対して揺動可能でありかつ前記第4支持部を中心として前記リッドに対して揺動可能であり、
前記第2支持部は前記第4支持部に比べて前記リッドの前記基端側にあり、
前記開位置において、前記リッドの前記先端と前記基底部材との距離は、前記リッドの前記基端と前記基底部材との距離よりも大きく、
前記リッドが前記閉位置から前記開位置に位置変化する際に、前記第1リンク部材は前記第1支持部を中心として前記第2支持部が前記基底部材から離れる方向に揺動し、
前記閉位置において前記基底部材または前記第1リンク部材が前記第3支持部を支持する基支持点と、前記閉位置において前記リッドが前記第4支持部を支持する端支持点と、の距離は、前記リッドが前記閉位置から前記開位置に位置変化する際に変化する、フィラーリッド構造体。
【請求項2】
前記フィラーリッド構造体は、前記第1支持部を中心として前記第2支持部が前記基底部材から離れる方向の前記第1リンク部材の揺動を付勢する、付勢部材を有する、請求項1に記載のフィラーリッド構造体。
【請求項3】
前記第2リンク部材は、前記第3支持部を有する第1可動分体と、前記第4支持部を有しかつ前記第1可動分体に対して揺動可能に支持される第2可動分体と、を有する、請求項1または請求項2に記載のフィラーリッド構造体。
【請求項4】
前記第2リンク部材は長孔状の前記第3支持部を有し、
前記第1リンク部材または前記基底部材は突起を有し、
前記突起は前記第3支持部内を位置変化可能である、請求項1または請求項2に記載のフィラーリッド構造体。
【請求項5】
前記第2リンク部材は突起状の前記第4支持部を有し、
前記リッドは長孔を有し、
前記第4支持部は前記長孔内を位置変化可能である、請求項1または請求項2に記載のフィラーリッド構造体。
【請求項6】
前記第3支持部、または、長孔状の前記第3支持部に対応する前記突起と、前記第1支持部と、は同じ位置にある、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のフィラーリッド構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギ源の供給口、例えば車両の給油口等を覆うためのフィラーリッド構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、エネルギ源の供給口、例えば車両の給油口は、フィラーリッド構造体によって覆われる。車両におけるフィラーリッド構造体として、供給口に連絡する開口部を有する基底部材と、当該基底部材に対して直接的または間接的に取り付けられ、開口部を閉じる閉位置と開口部を開く開位置との間を位置変化するリッドと、を有するものが知られている。なお、フィラーリッド構造体の基底部材はフィラーボックスとも呼ばれ、リッドはフィラーリッドとも呼ばれる。
【0003】
基底部材にリッドが直接軸支される場合等、リッドが基底部材に対して一軸的に揺動する場合、リッドの移動軌跡は大きい。このため、開閉動作中のリッドが基底部材に干渉しないように、一般的なフィラーリッド構造体では、閉位置におけるリッドと基底部材との間に比較的大きな隙間を設けている。しかし、この場合、当該隙間がユーザーから視認されるために、フィラーリッド構造体ひいては当該フィラーリッド構造体を搭載する車両の意匠性を向上させ難い問題がある。また、上記したようにリッドの移動軌跡が大きいためにフィラーリッド構造体が嵩張る問題もある。
このため近年では、グースネック型のヒンジをリッドと基底部材との間に介在させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に紹介されている技術によると、ヒンジが基底部材に対して揺動し、リッドはヒンジとともに基底部材に対して揺動する。この場合には、ヒンジによってリッドの揺動中心をリッドから離れた位置におくことができる。したがって、この種のフィラーリッド構造体におけるリッドは、上記した従来の一軸揺動型のフィラーリッド構造体におけるリッドとは異なり、比較的コンパクトな移動軌跡を描く。このため、この種のフィラーリッド構造体によると、上記した閉位置におけるリッドと基底部材との隙間を低減することができる。また、この種のフィラーリッド構造体は、リッドの移動軌跡が比較的コンパクトであるために、上記した従来の一軸揺動型のリッドを有するフィラーリッド構造体に比べて嵩張らない。
しかしながら、例えば上記した特許文献1の図2に示されるように、グースネック型のヒンジは比較的大型であり、フィラーボックスには当該ヒンジを収容するために比較的大きなスペースが必要となる。近年、車両には数多くの内装部材および外装部材が搭載されているため、各部材をコンパクト化することが要求されている。フィラーボックスも同様にコンパクト化することが要求され、上記したグースネック型のヒンジはこのような要求に沿わない。
【0005】
上記したグースネック型のヒンジにかえて、2つのリンク部材を基底部材とリッドとの間に介在させる技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に紹介されている技術によると、2つのリンクは各々基底部材に対して揺動可能に支持され、かつ、リッドを揺動可能に支持する。したがって、この場合にもリッドの移動軌跡を小さくでき、上記した閉位置におけるリッドと基底部材との隙間を低減することができる。また、この場合の2つのリンクは上記した1つのグースネック型ヒンジよ
りも嵩張らないため、フィラーボックスにおけるヒンジまたはリンクの収容スペースを小さくでき、ひいては、特許文献1に紹介されているフィラーリッド構造体に比べて、フィラーボックスをコンパクト化できると考えられる。
【0006】
しかし、近年車両における各種部材のコンパクト化および軽量化の要求は高まる一方であり、優れた意匠性を維持しつつさらなるコンパクト化を実現し得るフィラーリッド構造体が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2013−001384号公報
【特許文献2】特開2005−343367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、優れた意匠性を維持しつつさらなるコンパクト化を実現し得るフィラーリッド構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明のフィラーリッド構造体は、
供給口に連絡する開口部を有する基底部材と、一端である先端と他端である基端とを有し前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開く開位置との間を位置変化するリッドと、第1リンク部材と第2リンク部材とを有し前記基底部材と前記リッドとを接続するリンクと、を有し、
前記第1リンク部材は、前記基底部材に支持される第1支持部と前記リッドに支持される第2支持部とを有し、前記第1支持部を中心として前記基底部材に対して揺動可能でありかつ前記第2支持部を中心として前記リッドに対して揺動可能であり、
前記第2リンク部材は、前記基底部材または前記第1リンク部材に支持される第3支持部と前記リッドに支持される第4支持部とを有し、前記第3支持部を中心として前記基底部材に対して揺動可能でありかつ前記第4支持部を中心として前記リッドに対して揺動可能であり、
前記第2支持部は前記第4支持部に比べて前記リッドの前記基端側にあり、
前記開位置において、前記リッドの前記先端と前記基底部材との距離は、前記リッドの前記基端と前記基底部材との距離よりも大きく、
前記リッドが前記閉位置から前記開位置に位置変化する際に、前記第1リンク部材は前記第1支持部を中心として前記第2支持部が前記基底部材から離れる方向に揺動し、
前記閉位置において前記基底部材または前記第1リンク部材が前記第3支持部を支持する基支持点と、前記閉位置において前記リッドが前記第4支持部を支持する端支持点と、の距離は、前記リッドが前記閉位置から前記開位置に位置変化する際に変化する、フィラーリッド構造体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のフィラーリッド構造体は、優れた意匠性を維持しつつさらなるコンパクト化を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】閉状態にある実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンクを表す説明図である。
図2】開状態にある実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンクを表す説明図である。
図3】開状態にある実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンクを表す説明図である。
図4】閉状態にある実施例1のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図5】ポップアップ状態にある実施例1のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図6】ポップアップ状態と開状態との間にある実施例1のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図7】開状態にある実施例1のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図8】閉状態にある実施例2のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図9】ポップアップ状態にある実施例2のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図10】開状態にある実施例2のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図11】閉状態にある実施例3のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図12】ポップアップ状態にある実施例3のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図13】開状態にある実施例3のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図14】閉状態にある実施例4のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図15】ポップアップ状態にある実施例4のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
図16】開状態にある実施例4のフィラーリッド構造体を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明のフィラーリッド構造体は、車両の給油口を覆う用途をはじめとする、様々な用途に供することができる。本発明のフィラーリッド構造体における基底部材は、開口部を有する。現在商業的に流通している車両の一例として、エネルギ源としてガソリン、軽油、天然ガス、水素等を用いて内燃機関を駆動させる車両、エネルギ源として電気を用いて電動モータを駆動させる車両、内燃機関と電動モータとを併用した車両が挙げられる。以下、便宜的に、内燃機関を有する車両をエンジン車と呼び、電動モータを有する車両を電気自動車と呼ぶ。
【0013】
エンジン車のエネルギ源は一般に燃料と呼ばれ、燃料タンクに蓄えられる。基底部材の開口は、当該燃料タンクの給油口つまり燃料タンクの供給口に直接的または間接的に連絡し、燃料タンクへの燃料の入口となる。また、電気自動車のエネルギ源である電気は、充電により電気自動車のバッテリに直接供給され得る。この場合、基底部材の開口はバッテリの充電口つまりバッテリの供給口に直接的または間接的に連絡し、充電用プラグの差し込み口となる。或いは、燃料電池車においては、燃料電池スタックで酸素と水素とが反応することにより電気が生じ、当該電気がバッテリに蓄えられる。一般に、燃料電池スタックに供給される酸素は空気中から導入され、水素は車両の燃料タンクに蓄えられる。したがってこの場合には、基底部材の開口は燃料タンクの導入口つまり燃料タンクの供給口に直接的または間接的に連絡し、燃料タンクへの水素の入口となる。このように、本発明のフィラーリッド構造体は、各種の装置等における供給口を覆う。フィラーリッド構造体のリッドが閉位置から開位置に位置変化すると、基底部材の開口部を通じて、供給口が露出する。
【0014】
本発明のフィラーリッド構造体は、上記に例示される各種の供給口を有する各種の装置とは別体で製造し、その後一体化しても良いし、或いは、当該各種の装置と一体的に製造しても良い。何れの場合にも、本発明のフィラーリッド構造体は基底部材とリッドとリンクとを有する。
【0015】
以下、具体例を挙げて本発明のフィラーリッド構造体を説明する。
【0016】
なお、特に断らない限り、本明細書に記載された数値範囲「x〜y」は、下限xおよび上限yをその範囲に含む。そして、これらの上限値および下限値、ならびに実施形態中に列記した数値も含めてそれらを任意に組み合わせることで新たな数値範囲を構成し得る。さらにこれらの数値範囲内から任意に選択した数値を上限、下限の数値とすることができる。
【0017】
(実施例1)
実施例1のフィラーリッド構造体は、車両に配設され車両の給油口を覆うための車両外装部材の1種である。図1図7は実施例1のフィラーリッド構造体を模式的に表す説明図である。詳しくは、図1は閉状態にある実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンクを車両外側から見た様子を表す。図2は開状態にある実施例1のフィラーリッド構造体を斜視した様子を表す。図3は開状態にある実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンクを前側から見た様子を表す。図4は閉状態にある実施例1のフィラーリッド構造体の断面を表し、図5はポップアップ状態にある実施例1のフィラーリッド構造体の断面を表し、図6はポップアップ状態と開状態との間にある実施例1のフィラーリッド構造体の断面を表し、図7は開状態にある実施例1のフィラーリッド構造体の断面を表す。
なお、フィラーリッド構造体の閉状態、開状態、ポップアップ状態とは、それぞれ、リッドが閉位置、開位置、ポップアップ位置にあるときのフィラーリッド構造体を指す。また、上、下、外、内、前、後とは、図1図4に示す上、下、外、内、前、後を指す。さらに、図1中前後方向は車両の進行方向と一致し、外−内方向は車室外−車室内方向を指し、上下方向は鉛直方向を指す。
【0018】
実施例1のフィラーリッド構造体は、基底部材1、リッド2、リンク3、付勢部材7およびロック機構8を有する。このうち付勢部材7とロック機構8の一部とは金属製である。その他は樹脂製である。
【0019】
図2および図4に示すように、基底部材1は、略板状をなす一般部19と、一般部19に連続し箱状に陥没形成されているケース11とを有する。当該ケース11の底壁12には窓部13が設けられている。窓部13は底壁12を厚さ方向に貫通している。換言すると、ケース11は一般部19に対して陥没し、ケース11の頂部14は一般部19に開口し、かつケース11の底壁12にさらに窓部13が開口する、と言うことができる。更に換言すると、実施例1のフィラーリッド構造体におけるケース11は、頂部14および窓部13の二重に開口する開口部を有する。つまりケース11の頂部14および窓部13は、本発明のフィラーリッド構造体における開口部に相当し、実施例1のフィラーリッド構造体は二重構造の開口部を有するといえる。開口部は、供給口つまりエンジン車における給油口90に連絡する。
【0020】
リッド2は、略板状をなし、図1および図4に示すように閉位置においてケース11の頂部14つまり一方の開口部を覆う。もう一つの開口部つまり窓部13も、このとき同様にリッド2によって覆われる。
図1および図4に示すように、実施例1のフィラーリッド構造体においては、閉位置にあるリッド2がケース11の頂部14に嵌り込んで、リッド2と一般部19とが略面一になる。そしてこのとき、ケース11における頂部14とリッド2とは僅かに離間する。
【0021】
より詳しくは、ケース11は略箱状をなし、リッド2はケース11の頂部14の形状に
対応する略矩形の板状をなす。リッド2の長手方向における一端をリッド2の先端2aと呼び、他端をリッド2の基端2bと呼ぶ。同様に、ケース11の長手方向における一端をケース11の先端11aと呼び、他端をケース11の基端11bと呼ぶ。実施例1においてはリッド2およびケース11は長手方向を前後に向けている。先端2aおよび先端11aはリッド2およびケース11における前側の端部に相当し、基端2bおよび基端11bはリッド2およびケース11における後側の端部に相当する。図4に示すように、閉位置において、リッド2の先端2aはケース11における頂部14の先端11aに対面し、リッド2の基端2bはケース11における頂部14の基端11bに対面する。
【0022】
図1に示すように、リンク3は、第1リンク部材31と第2リンク部材32とで構成されている。第1リンク部材31および第2リンク部材32は、それぞれ、フィラーリッド構造体の上側および下側において、各々対応する相手部材に支持されている。当該相手部材については追って説明する。
【0023】
第2リンク部材32は、第1可動分体4および第2可動分体5で構成されている。図1に示すように、第1リンク部材31は上下対称な略C字状をなし、第1可動分体4および第2可動分体5は各々上下対称な略H字状をなす。より具体的には、第1リンク部材31は、ロッド状の一対の第1主リンク33と、当該一対の第1主リンク33を長手方向の一端で連結する第1連結リンク34と、で構成されている。第1可動分体4はロッド状の一対の第1主分体40と、当該一対の第1主分体40を長手方向の略中央部で連結する第1分体リンク41と、で構成されている。第2可動分体5はロッド状の一対の第2主分体50と、当該一対の第2主分体50を長手方向の略中央部で連結する第2分体リンク51と、で構成されている。
【0024】
各第1主リンク33の一端はそれぞれ第1支持部31aを構成し、他端はそれぞれ第2支持部31bを構成している。各第1主分体40の長手方向の一端はそれぞれ第3支持部32cを構成し、他端はそれぞれ第2主分体50の第2揺動支持部50fを軸支する第1揺動支持部40eを構成している。各第2主分体50の長手方向の一端はそれぞれ第4支持部32dを構成し、他端はそれぞれ第1揺動支持部40eに軸支される第2揺動支持部50fを構成している。第1可動分体4と第2可動分体5とは、第1揺動支持部40eおよび第2揺動支持部50fを中心として互いに揺動可能であり、第2リンク部材32はヒンジ状をなすと言える。
なお、実施例1のフィラーリッド構造体においては、第1支持部31a、第2支持部31b、第4支持部32dおよび第1揺動支持部40eはそれぞれ突起である。第3支持部32cは孔状である。
【0025】
図4に示すように、第1リンク部材31の第1支持部31aは、基底部材1に設けられている孔状の第1相手支持部1aに支持されている。詳しくは、基底部材1には、ケース11の底壁12からケース11内部に向けて、略板状をなす一対の第1相手基部12aが立設されている。各第1相手基部12aは各第1支持部31aに対応する位置に配置され、孔状の第1相手支持部1aは各第1相手基部12aに貫通形成されている。突起状をなす各第1支持部31aは、各々対応する孔状の第1相手支持部1aに軸支される。したがって第1支持部31aは第1相手支持部1aによって基底部材1に支持される。また、第1リンク部材31は、第1相手支持部1aに軸支される第1支持部31aを中心として、基底部材1に対して相対的に揺動可能である。
【0026】
第2支持部31bは、リッド2に設けられている孔状の第2相手支持部22bに支持されている。詳しくは、リッド2の裏面つまりリッド2におけるリンク3側の面には、略板状をなす一対の第2相手基部23bが立設されている。各第2相手基部23bは各第2支
持部31bに対応する位置に配置され、孔状の第2相手支持部22bは各第2相手基部23bに貫通形成されている。突起状をなす各第2支持部31bは、各々対応する孔状の第2相手支持部22bに軸支される。したがって第2支持部31bは第2相手支持部22bによってリッド2に支持される。また、第1リンク部材31は、第2相手支持部22bに軸支される第2支持部31bを中心として、リッド2に対して相対的に揺動可能である。
【0027】
上記したように、第2リンク部材32は、第1可動分体4と第2可動分体5とを有する。第1可動分体4と第2可動分体5とは、第1揺動支持部40eおよび第2揺動支持部50fを中心として互いに揺動可能である。
【0028】
第1可動分体4の一対の第3支持部32cは、第1支持部31aと同位置で第1リンク部材31に支持されている。第2可動分体5の一対の第4支持部32dは、リッド2に設けられている孔状の第4相手支持部24dに支持されている。詳しくは、リッド2の裏面には、略板状をなす一対の第4相手基部25dが立設されている。各第4相手基部25dは第2相手支持部22bよりもリッド2の先端2a側にあり、各第4支持部32dに対応する位置に配置されている。孔状の第4相手支持部24dは各第4相手基部25dに貫通形成されている。突起状をなす各第4支持部32dは、各々対応する孔状の第4相手支持部24dに軸支される。したがって第4支持部32dは第4相手支持部24dによってリッド2に支持される。また、第2可動分体5は、第4相手支持部24dに軸支される第4支持部32dを中心として、リッド2に対して相対的に揺動可能である。第2可動分体5は第1リンク部材31よりも先端2a側でリッド2に支持され、第1リンク部材31は第2リンク部材32の第2可動分体5よりも基端2b側でリッド2に支持される。なお、第2相手支持部22bおよび第4相手支持部24dとリッド2の裏面とは大きく離間し、リッド2は裏面よりも更に内側つまりケース11側で第2支持部31および第4支持部32dを支持している。
【0029】
付勢部材7はねじりコイルばねからなり、第1支持部31aに装着されている。付勢部材7の一端はケース11の底壁12に固定され、付勢部材7の他端は第1リンク部材31に固定されている。そして、付勢部材7は図4中時計回りへの第1リンク部材31の揺動を付勢する。換言すると、付勢部材7は、第1リンク部材31を図5に示すポップアップ位置に向けて付勢する。更に換言すると、付勢部材7は、第2支持部31bが基底部材1から離れる方向に第1リンク部材31を付勢する。
【0030】
さらに、実施例1のフィラーリッド構造体はリッド2を図1に示す閉位置にロックするためのロック機構8を有する。図1に示すように、ロック機構8は、フィラーリッド2に配置されているロック係合部80と、基底部材1に配置されロック係合部80に係合可能なロックシャフト81と、ロックシャフト81をロック係合部80に向けて付勢する図略のロック付勢部材と、車両に配置されている図略の電動モータと、電動モータとロックシャフト81とを接続する図略の接続部材と、車室内に配置され電動モータを駆動するための図略の開操作部と、を有する。実施例1のフィラーリッド構造体において、ロック付勢部材はつる巻きばねで構成され、接続部材はプーリーで構成されている。
ロック機構8は、ユーザーが開操作部を操作していないときにはリッド2を閉位置にロックする。つまりこのとき、ロックシャフト81はロック付勢部材によってロック係合部80に向けて付勢され、基底部材1に配置されているロックシャフト81とリッド2に配置されているロック係合部80とが係合して、リッド2が基底部材1の開口部つまり頂部14および窓部13を覆う閉位置にロックされる。また、ユーザーが開操作部を押圧操作すると、ロックシャフト81とロック係合部80との係合が解除されて、リッド2のロックが解除される。
【0031】
以下、実施例1のフィラーリッド構造体の動作を説明する。
先ず、図1に示すようにリッド2が閉位置にある時、つまりフィラーリッド構造体が閉状態にあるときには、リッド2はロック機構8によって閉位置にロックされている。このとき、第2リンク部材32の第1可動分体4は、基底部材1の底壁12に沿って延びている。第2可動分体5の第2揺動支持部50fは第4支持部32dよりも前側つまりケース11の先端11a側に配置されている。したがって、第2可動分体5は、第1揺動支持部40eと第2揺動支持部50fとの軸支部分を中心として、第1可動分体4に対して鋭角に折り返されている。つまりこのとき第1可動分体4と第2可動分体5とは部分的に重なり合っている。
【0032】
このとき第1リンク部材31および第2可動分体5は、基底部材1の内側かつ前側(つまりケース11の先端11a側)から外側かつ後側(つまり基端11b側)に向けて延在している。第1リンク部材31の第1支持部31aは、基底部材1の第1相手支持部1aに支持されるとともに、第1可動分体4の第3支持部32cを同軸的に支持し、第1リンク部材31は第1可動分体4に対して鈍角に折り返されている。リッド2は一般部19と略面一に配置されて開口部としての窓部13および頂部14を覆い、ロック機構8によってロックつまり位置規制されている。
【0033】
図1に示すようにロック機構8によってリッド2が閉位置にロックされているときに、ユーザーがロック機構8の開操作部(図略)を操作すると、電動モータが所定量回転する。するとモータの回転に従動した接続部材が、ロックシャフト81を引っ張る。接続部材に引っ張られたロックシャフト81はロック係合部80から外れ、ロック係合部80とロックシャフト81との係合が解除されて、ロック機構8のロックが解除される。なお、リッド2は付勢部材7によって図5に示すポップアップ位置に付勢されているために、ロック機構8のロックが解除されるとリッド2が揺動し図1および図4に示す閉位置から図5に示すポップアップ位置に位置変化する。具体的には、第1リンク部材31は第1支持部31aを中心として図4中時計回りに揺動し、第2支持部31bと基底部材1とが離れる。リッド2もまた第2支持部31bとともに基底部材1から離れる。リッド2に支持されている第4支持部32dもまた、このときリッド2とともに位置変化するために、第2可動分体5は第1可動分体4に対して図4中時計回りに揺動する。したがって、フィラーリッド構造体のリッド2は図5に示すように外側にポップアップした状態になり、リッド2と基底部材1との間には隙間があく。このとき第1リンク部材31とケース11の底壁12とのなす角は略90°である。
なお、実施例における第1リンク部材31は、図5に示すポップアップ状態から図7に示す開状態に至るまで位置変化しない。つまり、第1リンク部材31と基底部材1とはこのとき係止する。具体的には、このとき第1リンク部材31に設けられている図略の第1ストッパが、基底部材1の第1相手基部12aに設けられている図略の第1ストッパ受けに係止する。第1ストッパと第1ストッパ受けとが係止することで、第1リンク部材31は図5に示す直立状態に保持される。
【0034】
リッド2が図5に示すポップアップ位置に位置変化すると、第2支持部31bが基底部材1から離れる。リッド2はロック機構8によるロックが解除されると第2支持部31bを中心として揺動可能になるが、閉位置においては第2支持部31bと基底部材1とは非常に近接しているため、リッド2が揺動する際にリッド2と基底部材1とが干渉する可能性がある。しかし、ポップアップ位置においては、第2支持部31bと基底部材1とは離れているため、リッド2と基底部材1とは干渉することなく、リッド2は滑らかに揺動する。
【0035】
また、付勢部材7によって、リッド2と基底部材1とが干渉しないポップアップ位置にまでリッド2を位置変化させておくことで、ユーザーの誤操作を抑制できる利点もある。つまり、付勢部材7を設けない場合には、ユーザーは、閉位置にあるリッド2を一端外側に引き上げてポップアップ位置に位置変化させ、その上でリッド2を開位置に向けて揺動させる必要がある。ユーザーが誤操作により閉位置にあるリッド2を揺動させようとすると、上述したように、リッド2と基底部材1とが干渉する可能性がある。付勢部材7によってリッド2を予めポップアップ位置に位置変化させておくことで、この誤操作を抑制でき、リッド2と基底部材1との干渉を抑制してリッド2の滑らかな開動作を実現し得る。
【0036】
図5に示すポップアップ位置に位置変化したリッド2は、上記したように、ユーザーの操作によって第2支持部31bを中心として図5中反時計回りに揺動可能である。換言すると、ポップアップ位置に位置変化したリッド2は、リッド2の先端2aと基底部材1との距離がリッド2の基端2bと基底部材1との距離よりも大きくなるように揺動可能である。このとき、図6に示すように、リッド2に支持されている第2可動分体5の第4支持部32dはリッド2とともに位置変化する。リッド2の揺動角が増大すると、リッド2の先端2aと第1支持部31aとの距離もまた増大する。すると、リッド2に支持されている第4支持部32dと第1支持部31aに支持されている第3支持部32cとの距離もまた増大し、第2可動分体5は第1可動分体4に対して図6中時計回りに揺動して、第2可動分体5と第1可動分体4とのなす角もまた増大する。
【0037】
リッド2は、さらに揺動して図2図3および図7に示す開位置に位置変化する。このときリッド2は開口部としての窓部13および頂部14を開き、ユーザーは当該窓部13および頂部14を通じて給油口90に給油することが可能になる。
図2図3および図7に示す開状態において、第1可動分体4と第2可動分体5とのなす角は180°になり、第1可動分体4と第2可動分体5とは直状に連なる。このとき、図3に示すように、第1リンク部材31が第1可動分体4に入り込む。より詳しくは、図1に示すように、略H字状をなす第1可動分体4には、一対の第1主分体40と第1分体リンク41とで区画された収容空間49aおよび収容空間49bがある。収容空間49aおよび収容空間49bは前後方向に配列し、収容空間49aは収容空間49bの前側にある。開状態において、第1リンク部材31は収容空間49bに入り込む。また、第2可動分体5は第1可動分体4における収容空間49aの外部に出る。
【0038】
閉状態において、第1リンク部材31、第1可動分体4および第2可動分体5は、リッド2の裏面に沿って配列する。このため、リンク3は開状態においてもコンパクトである。つまり、このときリンク3は開口部つまり窓部13および頂部14付近から後側つまり基底部材1の基端側11bに退避し、当該窓部13および頂部14の近傍には充分なスペースが確保される。したがって、このときユーザーは、リンク3に煩わされず給油口90に給油することが可能である。
【0039】
給油後、ユーザーが開位置にあるリッド2を閉位置に揺動させると、ロック機構8によってリッド2が再度閉位置にロックされる。具体的には、ロックが解除されている時には、第1リンク部材31は、付勢部材7の付勢力によって図7中時計回りに付勢され、図略の第1ストッパおよび第1ストッパ受けで構成されるストッパ機構によって位置規制されている。また、ロック機構8のロックシャフト81はロック付勢部材によって付勢され、ケース11の内側に向けて突出している。
【0040】
ユーザーが、開位置にあるリッド2を閉位置に向けて揺動させると、リッド2は、第2支持部31bを中心として、第1リンク部材31に対して図7中時計回りに揺動する。第1可動分体4は第3支持部32cを中心として図7中時計回りに揺動する。第2可動分体
5は第2揺動支持部50fを中心として第1可動分体4に対して反時計回りに揺動する。リッド2が図5に示すポップアップ位置にまで位置変化すると、第1可動分体4がケース11の底壁12に接触し、第1可動分体4の揺動は停止する。
【0041】
リッド2が図5に示すポップアップ位置にまで位置変化した後に、ユーザーが付勢部材7の付勢力に抗してリッド2をさらに閉位置に向けて押圧すると、第1リンク部材31は第1支持部31aを中心として図5中反時計回りに揺動する。このとき、リッド2は第2支持部31bを中心として第1リンク部材31に対して図5中時計回りに揺動し、第1リンク部材31が第1支持部31aを中心として反時計回りに揺動する。したがってリッド2および第1リンク部材31はこのとき互いに鋭角に折り返される方向に揺動するとも言える。またこのとき、第2可動分体5は第2揺動支持部50fを中心として第1可動分体4に対して反時計回りに揺動する。
【0042】
ところで、上記したように、このときロック機構8のロックシャフト81は、ロック付勢部材の付勢力によって、ケース11の内部に向けて突出している。リッド2の先端2aがケース11の頂部14に対面する位置にまで位置変化すると、当該リッド2の先端2aがロックシャフト81を押圧するため、ロックシャフト81はロック付勢部材の付勢力に抗して一旦ケース11の内部から外部に退避する。しかし、リッド2が閉位置にまで位置変化すると、孔状をなすロック係合部80がロックシャフト81に対面し、リッド2によるロックシャフト81の押圧が解除されて、ロックシャフト81は再度ケース11の内部に向けて突出し、ロック係合部80に入り込む。したがって、このときロックシャフト81とロック係合部80とが係合し、リッド2は閉位置にロックされる。したがって、次にユーザーが開操作部を操作するまで、リッド2はロック位置にロックされたままになる。
【0043】
実施例1のフィラーリッド構造体においては、リッド2を閉位置から開位置に位置変化させる際に、リッド2がポップアップ位置に配置される。このときリッド2の揺動中心つまり第2支持部31bは基底部材1から離れる。したがって閉位置においてはリッド2と基底部材1との距離つまりリッド2と基底部材1のケース11における頂部14との隙間が小さくても、リッド2は基底部材1に干渉せずに揺動し得る。つまり、実施例1のフィラーリッド構造体はリッド2の揺動のためにケース11との間に大きな隙間を必要とせず、意匠性に優れる。また、付勢部材7によって第1リンク部材31を付勢し、ひいてはリッド2をポップアップ状態に付勢したことで、ユーザーの誤操作によるリッド2と基底部材1の干渉を抑制しつつリッド2を開位置に位置変化させ得る利点もある。なお、本発明のフィラーリッド構造体は付勢部材7を備えないものも含む。
【0044】
また、実施例1のフィラーリッド構造体においては、リッド2が開位置と閉位置との間を状態変化する際に、リッド2に支持されている第4支持部32dと第1支持部31aに支持されている第3支持部32cとの距離が変化する。実施例1のフィラーリッド構造体においては、リッド2のなかで第4支持部32dを支持する点は、閉位置においても開位置においても変わらず第4相手支持部24dである。この第4相手支持部24dが実施例1のフィラーリッド構造体における端支持点26である。また、第1リンク部材31のなかで第3支持部32cを支持する点は、閉位置においても開位置においても変わらず第1支持部31aである。この第1支持部31aが実施例1のフィラーリッド構造体における基支持点36である。リッド2の端支持点26と第1リンク部材31の基支持点36との距離は、開状態から閉状態に向けて減少し、閉状態から開状態に向けて増大する。つまりリッド2が開位置から閉位置に位置変化する際に、端支持点26と基支持点36との距離は変化する。つまり、リッドの動作に追従して、リンクの外形は最適な大きさに変化する。このため、実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンク3はコンパクトに動作し、フィラーリッド構造体全体もまたコンパクトであると言える。
【0045】
また、実施例1のフィラーリッド構造体においては、リッド2における先端2a側の部分と基端2b側の部分とを第1リンク部材31と第2リンク部材32とに分けて支持し、第1リンク部材31と第2リンク部材32とが互いに独立して揺動可能であるために、閉位置から開位置に至る(或いはその逆の)リッド2の移動軌跡をコンパクトにできる。このことによっても、リッド2の移動軌跡をコンパクト化でき、ひいてはフィラーリッド構造体のコンパクト化できる。
【0046】
既述したように、開状態においては第1可動分体4と第1リンク部材31とが重なり合う。閉状態においては、第1可動分体4と2可動分体5とが重なり合う。具体的には、図1図4および図5に示すように、閉状態において、第2可動分体5は第1可動分体4の収容空間49aに入り込む。第1リンク部材31は第1可動分体4における収容空間49bの外部に出る。つまり、第1可動分体4は、開状態においても閉状態においても、リンク3を構成する他の部分の何れかと重なる。このため、開状態においても、閉状態においても、リンク3の剛性は高い。したがって、例えばリンク3の材料として、金属等の比較的剛性が高くかつ質量の大きい材料にかえて、樹脂等の比較的剛性が低くかつ軽量な材料を選択することが可能である。つまり実施例1のフィラーリッド構造体は、コンパクト化と軽量化とを両立し得る。
【0047】
実施例1のフィラーリッド構造体において、第2リンク部材32の第3支持部32cは第1リンク部材31に支持されているが、第3支持部32cは基底部材1に支持されても良い。この場合にも第2リンク部材32は、第3支持部32cを中心として基底部材1に対して揺動可能である。なお、第3支持部32cが第1リンク部材31に支持される場合には、第3支持部32cが基底部材1に支持される場合に比べて、第2リンク部材32をコンパクトにできる利点がある。また、第3支持部32cを第1支持部31aと同位置で第1リンク部材31によって支持する場合には、第1支持部31a自体によって第3支持部32cを支持できる。つまり、この場合には、第3支持部32cを支持する第3相手支持部を別途設ける必要がなく、第1相手支持部1aを設けるだけで足る。このことによっても、実施例1のフィラーリッド構造体はコンパクトである。また、実施例1のフィラーリッド構造体において、リッド2が閉位置にあるときには、リンク3はケース11の内部に収まっている。つまりリンク3はケース11の外部には露出していない。このことによって、実施例1のフィラーリッド構造体は閉状態においてもコンパクトである。
【0048】
なお、既述したように、実施例1のフィラーリッド構造体においては、リッド2は裏面よりも更に内側つまりケース11側で第2支持部31および第4支持部32dを支持している。このため、第1リンク部材31、第1可動分体4および第2可動分体5は、図4に示すように閉状態において直状に配列し得る。また、図4に示すように実施例1のフィラーリッド構造体におけるケース11は浅型であり、閉状態において、リッド2が第1リンク部材31、第1可動分体4および第2可動分体5に接触するとともに、第1リンク部材31、第1可動分体4および第2可動分体5がケース11の底壁12に接触する。つまり、実施例1のフィラーリッド構造体においては、リッド2とケース11の底壁12との間がリンク3によって埋められている。換言すると、リッド2の裏面はリンク3およびケース11によって補強されている。したがって、実施例1のフィラーリッド構造体におけるケース11には、リッド2の変形を許容する空間が実質的になく、また上記したように閉状態においてリッド2はリンク3によって補強されるため、リッド2はユーザーによって押圧されても変形し難い。
【0049】
本発明のフィラーリッド構造体における第1支持部31aおよび第2支持部31bは、孔状であっても良い。この場合、突起状の第1相手支持部1a、第2相手支持部22bを孔状の第1支持部31aおよび第2支持部31bにそれぞれ軸支すれば良い。この場合にも、第1リンク部材31は基底部材1に対して揺動可能であり、かつ、リッド2に対して
揺動可能である。第2リンク部材32の第3支持部32c、第4支持部32d、第1揺動支持部40eおよび第2揺動支持部50fについても同様である。
【0050】
本発明のフィラーリッド構造体においては、基底部材1はケース11を有さなくても良い。例えば、基底部材1が板状をなしかつ当該板状の基底部材1に窓部13つまり開口部13が直接形成されていても良い。この場合には、基底部材1は一重の開口部13を有する。この場合、リッド2は開口部13に嵌り込んでも良いし、或いは開口部13の外部で開口部13を覆っても良い。
【0051】
実施例1のフィラーリッド構造体における第1リンク部材31は、フィラーリッド構造体がポップアップ状態から開状態に状態変化する時に位置変化しなかった。しかし、本発明のフィラーリッド構造体においては、フィラーリッド構造体がポップアップ状態から開状態に状態変化する時に第1リンク部材31が位置変化しても良い。この場合には、開状態において第1リンク部材31を位置規制する何らかのストッパ機構を設ければ良い。
【0052】
(実施例2)
実施例2のフィラーリッド構造体は、ケース11の厚さおよびリッド2に対するリンク3の支持位置以外は実施例1と概略同じものである。図8図10は実施例2のフィラーリッド構造体を模式的に表す説明図である。詳しくは、図8は閉状態にある実施例2のフィラーリッド構造体の断面を表し、図9はポップアップ状態にある実施例2のフィラーリッド構造体の断面を表し、図10は開状態にある実施例2のフィラーリッド構造体の断面を表す。
【0053】
図9に示すように、実施例2のフィラーリッド構造体においては、リッド2の裏面に設けられている第2相手基部23bおよび第4相手基部25dの突出高さが、実施例1のフィラーリッド構造体における第2相手基部23bおよび第4相手基部25dの突出高さに比べて低い。そして、第2相手支持部22bおよび第4相手支持部24dとリッド2の裏面とは、実施例1に比べて近接している。実施例2のフィラーリッド構造体において、リッド2の裏面は凹状をなし、リッド2は実施例1に比べてややケース11の外側にあたる位置で第2支持部31bおよび第4支持部32dを支持している。
【0054】
このため、第1リンク部材31、第1可動分体4および第2可動分体5は、図8に示すように閉状態において直状に配列しない。また、図8に示すように実施例2のフィラーリッド構造体におけるケース11は実施例1に比べて深型であり、閉状態において、リッド2は第1可動分体4に接触せず、かつ、第1リンク部材31および第2可動分体5はケース11の底壁12に接触しない。つまり、実施例2のフィラーリッド構造体においては、リッド2とケース11の底壁12との間にやや隙間がある。
【0055】
しかし、実施例2のフィラーリッド構造体にでは、閉状態において、ケース11の内部の多くの部分はリンク3で占められているために、閉状態におけるケース11の空き領域は小さい。例えばユーザーがリッド2に手をつき、リッド2にケース11に向けた大きな押圧力が作用した場合、ケース11の空き領域が大きければリッド2は当該空き領域分だけケース11の底壁12に向けて変形可能である。しかし実施例2のフィラーリッド構造体におけるケース11には、リッド2の変形を許容する空間が少ないために、リッド2の変形を抑制できる。したがって、閉状態においてリッド2はリンク3によって補強され、ユーザーによって押圧されても変形し難い。
【0056】
なお、図8に示すように、閉状態において第1可動分体4の収容空間49aには第2可動分体5の一部が入り込む。また、図10に示すように開状態においては第1可動分体4の収容空間49bに第1リンク部材31が入り込む。したがって、実施例2のフィラーリ
ッド構造体においても、第1可動分体4は、開状態においても閉状態においても、リンク3を構成する他の部分の何れかと重なる。このため実施例2のフィラーリッド構造体におけるリンク3もまた、開状態においても、閉状態においても、剛性が高い。
【0057】
実施例2のフィラーリッド構造体におけるその他の構造は実施例1のフィラーリッド構造体と同じである。したがって、リッド2は図8に示す閉位置から図9に示すポップアップ位置に位置変化し、第2支持部31bが基底部材1から離れた状態で、開位置に向けて位置変化し得る。よって、実施例2のフィラーリッド構造体においても、リッド2を閉位置から開位置に向けて位置変化させる時のリッド2と基底部材1との干渉を抑制できる。このため、閉位置におけるリッド2と基底部材1との隙間は小さくでき、フィラーリッド構造体に優れた意匠性を付与できる。
【0058】
また、図8に示す閉状態における第3支持部32cと第4支持部32dとの距離、つまり、端支持点26と基支持点36との距離は、実施例1と同様にリッド2が開位置から閉位置に位置変化する際に減少し、リッド2が閉位置から開位置に位置変化する際に増大する。つまり実施例2のフィラーリッド構造体においても、リッド2が開位置から閉位置に位置変化する際に端支持点26と基支持点36との距離は変化する。このためリンク3はコンパクトに動作する。このため、実施例2のフィラーリッド構造体は実施例1のフィラーリッド構造体と同様にコンパクトである。
【0059】
さらに、図10に示す開状態において、実施例2のフィラーリッド構造体における第1リンク部材31、第1可動分体4および第2可動分体5は直状に配列し、リンク3は開口部つまり窓部13および頂部14から離れた位置に退避しているために、当該窓部13および頂部14の近傍には充分なスペースが確保される。したがって、このため、実施例2のフィラーリッド構造体におけるリンク3は、実施例1のフィラーリッド構造体におけるリンク3と同様に、給油口に干渉しない。
【0060】
(実施例3)
実施例3のフィラーリッド構造体は、リンク3の構造以外は実施例1と概略同じものである。図11図13は実施例3のフィラーリッド構造体を模式的に表す説明図である。詳しくは、図11は閉状態にある実施例3のフィラーリッド構造体の断面を表し、図12はポップアップ状態にある実施例3のフィラーリッド構造体の断面を表し、図13は開状態にある実施例3のフィラーリッド構造体の断面を表す。
【0061】
図11に示すように、実施例3のフィラーリッド構造体における第2リンク部材32は、ロッド状をなす1部材で構成されている。第2リンク部材32の長手方向の一端はリッド2に支持される第4支持部32dを構成する。第2リンク部材32の第3支持部32cは、第2リンク部材32の長手方向に延びる長孔状をなす。一方、第1リンク部材31には、第1支持部31aと第2支持部31bとの間の位置に、突起31fが設けられている。当該突起31fは長孔状の第3支持部32cに差し込まれ第3支持部32cの内部を位置変化可能である。実施例3のフィラーリッド構造体においては、当該突起31fが、第1リンク部材31における第3支持部32cの基支持点36である。リッド2における第4支持部32dの端支持点26は、実施例1および実施例2のフィラーリッド構造体と同様に、第4相手支持部24dである。
【0062】
実施例3のフィラーリッド構造体においても、リッド2は、図11に示す閉位置から図12に示すポップアップ位置に位置変化する。つまりリッド2は、第2支持部31bが基底部材1から離れた状態で開位置に向けて位置変化し得る。よって、実施例3のフィラーリッド構造体においても、リッド2を閉位置から開位置に向けて位置変化させる時にリッド2と基底部材1とが干渉し難い。また、閉位置におけるリッド2と基底部材1との隙間
は小さいために、フィラーリッド構造体に優れた意匠性が付与される。
【0063】
図11および図13に示すように、開位置における第4相手支持部24dと突起31fとの距離は、閉位置における第4相手支持部24dと突起31fとの距離よりも大きい。つまり、実施例3のフィラーリッド構造体においても、リッド2が開位置から閉位置に位置変化する際に端支持点26と基支持点36との距離は変化する。したがって、実施例3のフィラーリッド構造体もまたコンパクトである。なお基底部材1のケース11には、第2リンク部材32が出入りする出入り窓部15が設けられている。閉状態において、第2リンク部材32の一部は出入り窓部15を経てケース11の外側に退避する。
【0064】
図11に示すように、第2リンク部材32には、閉状態において第1リンク部材31に係止するストッパ35が設けられている。つまり第1リンク部材31および第2リンク部材32の位置変化は、閉状態においては規制されている。したがって、閉位置にあるリッド2は、ケース11側に押圧されても、第1リンク部材31および第2リンク部材32に阻まれて、位置変化し難い。換言すると、リッド2は閉位置において第1リンク部材31および第2リンク部材32に補強されるために変形し難い。したがって、実施例3のフィラーリッド構造体においても閉位置におけるリッド2の変形を抑制し得る。
【0065】
実施例3のフィラーリッド構造体において、長孔状の第3支持部32cに支持される突起31fは第1リンク部材31に設けられているが、必要に応じて、当該突起31fを基底部材1に設けても良い。なお、突起31fを第1リンク部材31に設ける場合には、突起31fを基底部材1に設ける場合に比べて、リンク3の動作がコンパクトである。突起31fは、第1支持部31aと第2支持部31bとの間に設けたが、第1支持部31aと同じ位置に設けても良い。換言すると、突起状の第1支持部31aが、長孔状の第3支持部32cに対応する突起31fとして機能しても良い。この場合、第1支持部31a以外の突起31fを設ける場合に比べて第1リンク部材31がコンパクトになる。また、第1支持部31aと第2支持部31bとの間に突起31fを設ける場合には、第2リンク部材32の長手方向の長さを短くでき、第2リンク部材32がコンパクトになる。
【0066】
(実施例4)
実施例4のフィラーリッド構造体は、リッド2およびリンク3の構造以外は実施例1と概略同じものである。図14図16は実施例4のフィラーリッド構造体を模式的に表す説明図である。詳しくは、図14は閉状態にある実施例4のフィラーリッド構造体の断面を表し、図15はポップアップ状態にある実施例4のフィラーリッド構造体の断面を表し、図16は開状態にある実施例4のフィラーリッド構造体の断面を表す。
【0067】
図14に示すように、実施例4のフィラーリッド構造体における第2リンク部材32は、実施例3のフィラーリッド構造体と同様に、ロッド状をなす1部材で構成されている。第1リンク部材31には、第1支持部31aと第2支持部31bとの間に第3支持部32cを支持する第3相手支持部31cが設けられている。したがって、第2リンク部材32の長手方向の一端に設けられている第3支持部32cは、第1リンク部材31の第3相手支持部31cに支持される。第2リンク部材32の長手方向の他端には、突起状の第4支持部32dが設けられている。リッド2には、第2相手支持部22bよりも前側つまり先端2a側に、長孔24fを有する。長孔24fは第4相手支持部24dに相当する。長孔24fには第4支持部32dが支持される。突起状の第4支持部32dは長孔24fつまり第4相手支持部24dの内部を位置変化可能である。
【0068】
既述したように実施例4のフィラーリッド構造体においては、第4支持部32dは長孔24f内を位置変化しつつ長孔24fに支持される。そして、図14に示すようにリッドが閉位置にあるときには、第4支持部32dは長孔24fにおける先端2a側の端部に支
持される。したがってこの部分が端支持点26である。なお、第1リンク部材31における第3支持部32cの基支持点36は、上記した第3相手支持部31cである。
【0069】
実施例4のフィラーリッド構造体においても、リッド2は、図14に示す閉位置から図15に示すポップアップ位置に位置変化する。つまり実施例4のフィラーリッド構造体においても、リッド2は、第2支持部31bが基底部材1から離れた状態で開位置に向けて位置変化し得る。よって、実施例4のフィラーリッド構造体においても、リッド2を閉位置から開位置に向けて位置変化させる時のリッド2と基底部材1との干渉が抑制される。このため閉位置におけるリッド2と基底部材1との隙間を小さくでき、フィラーリッド構造体に優れた意匠性を付与できる。
【0070】
図14および図16に示すように、端支持点26と基支持点36との距離は、リッド2が閉位置にあるときに最小であり、リッド2が閉位置から開位置に位置変化するのに伴って増大する。つまり実施例4のフィラーリッド構造体においても、リッドが開位置から閉位置に位置変化する際に端支持点26と基支持点36との距離が変化する。このため実施例4のフィラーリッド構造体におけるリンク3もまたコンパクトに動作し、実施例4のフィラーリッド構造体もまたコンパクトであると言える。
【0071】
(その他)
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。また、実施形態に示した各構成要素は、それぞれ任意に抽出し組み合わせて実施できる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明のフィラーリッド構造体は、例えば、エンジン車における給油口を覆う用途や、電気自動車における充電口を覆う用途に用いることができる。また、本発明のフィラーリッド構造体は、車両用に限定されず船舶、飛行機、建築物等の各種の乗り物、装置または施設においてエネルギ源の供給口を覆う用途に用いる事もできる。
【0073】
本発明のフィラーリッド構造体は以下のように表現できる。
【0074】
(1)供給口に連絡する開口部13、14を有する基底部材1と、一端である先端2aと他端である基端2bとを有し前記開口部13、14を覆う閉位置と前記開口部13、14を開く開位置との間を位置変化するリッド2と、第1リンク部材31と第2リンク部材32とを有し前記基底部材1と前記リッド2とを接続するリンク3と、を有し、
前記第1リンク部材31は、前記基底部材1に支持される第1支持部31aと前記リッド2に支持される第2支持部31bとを有し、前記第1支持部31aを中心として前記基底部材1に対して揺動可能でありかつ前記第2支持部31bを中心として前記リッド2に対して揺動可能であり、
前記第2リンク部材32は、前記基底部材1または前記第1リンク部材31に支持される第3支持部32cと前記リッド2に支持される第4支持部32dとを有し、前記第3支持部32cを中心として前記基底部材1または前記第1リンク部材31に対して揺動可能でありかつ前記第4支持部32dを中心として前記リッド2に対して揺動可能であり、
前記第2支持部31bは前記第4支持部32dに比べて前記リッド2の前記基端2b側にあり、
前記開位置において、前記リッド2の前記先端2aと前記基底部材1との距離は、前記リッド2の前記基端2bと前記基底部材1との距離よりも大きく、
前記リッド2が前記閉位置から前記開位置に位置変化する際に、前記第1リンク部材31は前記第1支持部31aを中心として前記第2支持部31bが前記基底部材1から離れる方向に揺動し、
前記閉位置において前記基底部材1または前記第1リンク部材31が前記第3支持部32cを支持する基支持点36と、前記閉位置において前記リッド2が前記第4支持部32dを支持する端支持点26と、の距離は、前記リッド2が前記閉位置から前記開位置に位置変化する際に変化する、フィラーリッド構造体。
(2)前記フィラーリッド構造体は、前記第1支持部31aを中心として前記第2支持部31bが前記基底部材1から離れる方向の前記第1リンク部材31の揺動を付勢する、付勢部材7を有する、(1)に記載のフィラーリッド構造体。
(3)前記第2リンク部材32は、前記第3支持部32cを有する第1可動分体4と、前記第4支持部32dを有しかつ前記第1可動分体4に対して揺動可能に支持される第2可動分体5と、を有する、(1)または(2)に記載のフィラーリッド構造体。
(4)前記第2リンク部材32は長孔状の前記第3支持部32cを有し、
前記第1リンク部材31または前記基底部材1は突起31fを有し、
前記突起31fは前記第3支持部32c内を位置変化可能である、(1)または(2)に記載のフィラーリッド構造体。
(5)前記第2リンク部材32は突起状の前記第4支持部32dを有し、
前記リッド2は長孔24fを有し、
前記第4支持部32dは前記長孔24f内を位置変化可能である、(1)または(2)に記載のフィラーリッド構造体。
(6)前記第3支持部32c、または、長孔状の前記第3支持部32cに対応する前記突起31fと、前記第1支持部31aと、は同じ位置にある、(1)〜(5)の何れか一項に記載のフィラーリッド構造体。
【符号の説明】
【0075】
1:基底部材 2:リッド 3:リンク
4:第1可動分体 5:第2可動分体 7:付勢部材
13:開口部(窓部) 14:開口部(頂部) 26:端支持点
31:第1リンク部材 32:第2リンク部材 36:基支持点
90:供給口(給油口) 2a:リッドの先端 2b:リッドの基端
24f:長孔 31a:第1支持部 31b:第2支持部
32c:第3支持部 32d:第4支持部 31f:突起
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