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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-227011(P2017-227011A)
(43)【公開日】2017年12月28日
(54)【発明の名称】仮設足場
(51)【国際特許分類】
   E04G 1/12 20060101AFI20171201BHJP
   E04G 5/08 20060101ALI20171201BHJP
【FI】
   E04G1/12
   E04G5/08 P
   E04G5/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-122909(P2016-122909)
(22)【出願日】2016年6月21日
(71)【出願人】
【識別番号】390037154
【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088580
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 敦
(74)【代理人】
【識別番号】100111109
【弁理士】
【氏名又は名称】城田 百合子
(72)【発明者】
【氏名】林 哲平
(57)【要約】
【課題】簡単な構成により、ぐらつきを抑制することが可能な仮設足場を提供することを目的とする。
【解決手段】仮設足場は、少なくとも一対の支柱2と、一対の支柱2に架け渡される梁枠体3と、梁枠体3に沿って配設されて、梁枠体3の長手方向と同一の方向を長手方向として、長手方向に連なるように設けられる複数の端側足場板6a及び中央足場板6bを備える。さらに、仮設足場は、複数の足場板6に設けられて、隣接する足場板6を連結するプレート及びプレートが嵌合する嵌め合い隙間と、支柱2に固定され、端側足場板6aと梁枠体3の離間を抑制するクランプ部材10,11と、を備える。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一対の支柱と、
該一対の支柱に架け渡される梁枠体と、
該梁枠体に沿って配設されて、前記梁枠体の長手方向と同一の方向に延在し、延在方向に連なるように設けられる複数の足場板と、
前記支柱に固定され、前記複数の足場板の少なくとも一つと前記梁枠体との離間を抑制する離間抑制部材と、を備え、
前記複数の足場板は、隣接する足場板を連結する連結部を有することを特徴とする仮設足場。
【請求項2】
前記連結部は、前記隣接する足場板の一方が有する突出部と、前記隣接する足場板の他方が有して前記突出部に嵌合する嵌合部と、から構成されており、
前記突出部及び前記嵌合部は、前記隣接する足場板において対向するそれぞれの端部に対を成して設けられており、
前記複数の足場板は、足場となる上板と、該上板との間で前記突出部を挟持する配置で取り付けられた受け部と、を有し、
該受け部は、前記隣接する足場板における互いに対向するそれぞれの端部に設けられており、前記足場板の短手方向の一側において前記上板との間に前記突出部を挟持し、前記足場板の短手方向の他側において前記上板との間に前記嵌合部としての嵌め合い隙間を形成していることを特徴とする請求項1に記載の仮設足場。
【請求項3】
前記離間抑制部材は、前記梁枠体上に設けられた前記足場板の上側に接触して押さえる押さえ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設足場。
【請求項4】
前記離間抑制部材は、前記押さえ部と、前記押さえ部に接続されて前記支柱にクランプするクランプ部と、から構成されることを特徴とする請求項3に記載の仮設足場。
【請求項5】
前記離間抑制部材は、前記離間抑制部材が前記支柱に固定された状態において、略鉛直に延在する鉛直部をさらに有し、
前記押さえ部は、前記離間抑制部材が前記支柱に固定された状態において、略水平に延在し、
前記鉛直部は、前記押さえ部に接続されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の仮設足場。
【請求項6】
前記離間抑制部材は、前記延在方向に連なる前記複数の足場板のうち、両端にある前記足場板と前記梁枠体との離間を抑制していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の仮設足場。
【請求項7】
前記突出部は板状であり、
前記足場板には、前記突出部の下方に、他の部材を前記梁枠体に取り付け可能とするスペースが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の仮設足場。
【請求項8】
前記梁枠体は、前記梁枠体の短手方向の両側において前記足場板側に突出する係止突出部を有し、
前記上板は、前記足場板の短手方向の両側に前記梁枠体側に延出して前記係止突出部に係止される延出部を有し、
該延出部には、前記スペースを外部に開放するように切欠きが形成されていることを特徴とする請求項7に記載の仮設足場。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮設足場に係り、特に建物の建築やメンテナンス作業を室外側から行う際に用いられる仮設足場に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅等の建物の建築時や建築後のメンテナンス時において、室外側から施工作業をおこなうために建築足場が仮設される。
このような建築足場は、一般に、所定の間隔で立設された単管支柱と梁部材とを縦横に組み合わせ、梁部材に踏み板を仮設して構築される。
【0003】
例えば、特許文献1には、狭小地用の仮設足場として、一対の支柱と、一対の支柱に連結された梁枠体と、梁枠体上に固定される足場板と、から構成される仮設足場が開示されている。この仮設足場における足場板と梁枠体とは、梁枠体に設けられた足場板ホルダーの壁部に、足場板に形成された溝を係止させるようにして連結される。
また、特許文献2の第6図などには、隣接する足場の一方における他方に対向する側の端部に設けられた凸部と、他方における一方に対向する側の端部に設けられた凹部とを嵌合させて組み付け可能な足場板の記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016−69952号公報
【特許文献2】実開平1−90943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の仮設足場においては、足場板の溝を形成する延出部が弾性による保持力を高めるために湾曲して形成されている。このため、壁部に係止可能となるように溝を一定の形状に形成することが困難であった。よって、溝の寸法誤差により、足場板を足場板ホルダーに係止させて組み付けることは困難であった。そして、梁枠体に対する足場板のぐらつきの発生を抑制することは難しかった。
【0006】
また、特許文献2の足場板においては、隣接する足場の端部に設けられた凸部と凹部とによって、隣接する足場同士の嵌合は容易にできるが、足場全体としてのぐらつきを抑制することは困難であった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡単な構成によりぐらつきを抑制することが可能な仮設足場を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題は、本発明の仮設足場によれば、少なくとも一対の支柱と、該一対の支柱に架け渡される梁枠体と、該梁枠体に沿って配設されて、前記梁枠体の長手方向と同一方向に延在し、延在方向に連なるように設けられる複数の足場板と、前記支柱に固定され、前記複数の足場板の少なくとも一つと前記梁枠体との離間を抑制する離間抑制部材と、を備え、前記複数の足場板は、隣接する足場板を連結する連結部を有することにより解決される。
【0009】
上記構成によれば、複数の足場板のうち隣接する足場板同士が連結部により連結され、離間抑制部材により複数の足場板の少なくとも一つと梁枠体との離間が抑制されていることで、簡単な構成により、足場板のぐらつきを全体的に抑制することができる。
【0010】
また、前記連結部は、前記隣接する足場板の一方が有する突出部と、前記隣接する足場板の他方が有して前記突出部に嵌合する嵌合部と、から構成されており、前記突出部及び前記嵌合部は、前記隣接する足場板において対向するそれぞれの端部に対を成して設けられており、前記複数の足場板は、足場となる上板と、該上板との間で前記突出部を挟持する配置で取り付けられた受け部と、を有し、該受け部は、前記隣接する足場板における互いに対向するそれぞれの端部に設けられており、前記足場板の短手方向の一側において前記上板との間に前記突出部を挟持し、前記足場板の短手方向の他側において前記上板との間に前記嵌合部としての嵌め合い隙間を形成していてもよい。
上記構成によれば、上板と受け部とによって、突出部を挟持可能としつつ、嵌め合い隙間を形成していることで、嵌合部のための別個の部品を必要とせず、部品点数の少ない簡単な構成で隣接する足場板を連結することができる。
【0011】
また、前記離間抑制部材は、前記梁枠体上に設けられた前記足場板の上側に接触して押さえる押さえ部を有すると好ましい。
上記構成によれば、足場板の上側に接触する押さえ部により、足場板と梁枠体との離間を好適に抑制することができる。
【0012】
また、前記離間抑制部材は、前記押さえ部と、前記押さえ部に接続されて前記支柱にクランプするクランプ部と、から構成されると好ましい。
上記構成によれば、離間抑制部材がクランプ部を備えることにより、クランプ部によって、支柱の自由な位置に離間抑制部材を取り付けて、足場板と梁枠体との離間を抑制することが可能となる。
【0013】
また、前記離間抑制部材は、前記離間抑制部材が前記支柱に固定された状態において、略鉛直に延在する鉛直部をさらに有し、前記押さえ部は、前記離間抑制部材が前記支柱に固定された状態において、略水平に延在し、前記鉛直部は、前記押さえ部に接続されていてもよい。
上記構成によれば、離間抑制部が、略水平に延在する押さえ部と鉛直部とから構成されていることで、クランプ部との接続部から離れた位置で、足場板を押さえることができ、押さえ部と他の部材との位置的な干渉を抑制することができる。
【0014】
また、前記離間抑制部材は、前記延在方向に連なる前記複数の足場板のうち、両端にある前記足場板と前記梁枠体との離間を抑制していると好ましい。
上記構成によれば、延在方向に連なる複数の足場板のうち両端にある足場板について、梁枠体からの離間を抑制することで、足場板の全体としてのぐらつきを抑制しやすくなる。
【0015】
また、前記突出部は板状であり、前記足場板には、前記突出部の下方に、他の部材を前記梁枠体に取り付け可能とするスペースが形成されていてもよい。
上記構成によれば、突出部が板状に形成されていることで、突出部の下方に他の部材を梁枠体に取り付け可能とするスペースを確保することができ、仮設足場の拡張性を高めることができる。
【0016】
また、前記梁枠体は、前記梁枠体の短手方向の両側において前記足場板側に突出する係止突出部を有し、前記上板は、前記足場板の短手方向の両側に前記梁枠体側に延出して前記係止突出部に係止される延出部を有し、該延出部には、前記スペースを外部に開放するように切欠きが形成されていてもよい。
上記構成によれば、延出部にスペースを開放する切欠きが形成されていることで、延出部を係止突出部に係止させつつ、切欠きを介してスペース部分に他の部材を通すことができるため、足場板を梁枠体に係止しやすくできるとともに、他の部材を梁枠体に取り付けやすくなる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、簡単な構成により、足場板のぐらつきを全体的に抑制することが可能な仮設足場を提供することができる。
また、部品点数の少ない簡単な構成で隣接する足場板を連結することができる。
また、足場板と梁枠体との離間を好適に抑制することができる。
また、押さえ部と他の部材との位置的な干渉を抑制することができる。
また、支柱の自由な位置に離間抑制部材を取り付けて、足場板と梁枠体との離間を抑制することが可能となる。
また、仮設足場の拡張性を高めることができる。
また、足場板を梁枠体に係止しやすくできるとともに、他の部材を梁枠体に取り付けやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】(a)は、本発明の一実施形態に係る梁枠体を示す平面図、(b)は、梁枠体の側面図である。
図2】梁枠体を構成する端部梁枠と中央梁枠との連結状態を示し、足場板を載せる状態を示す斜視説明図である。
図3】(a)は、足場板の端部を示す斜視図、(b)は、隣接する足場板同士を連結した状態を示す斜視図である。
図4】(a)は、足場板を構成する本体を示す正面図、(b)は、本体の平面図、(c)は、本体の側面図である。
図5】(a)は、足場板を構成する蓋体を示す正面図、(b)は、蓋体の平面図、(c)は、蓋体の側面図である。
図6】(a)は、足場板を構成する受け部を示す正面図、(b)は、受け部の平面図である。
図7】足場板を構成するプレートを示す平面図である。
図8】取付補強プレートを示す側面図である。
図9】(a)は、足場板を示す正面図、(b)は、足場板の平面図、(c)は、足場板の側面図である。
図10】支柱に取り付けられたクランプ部材によって固定された状態の端側足場板を示す斜視図である。
図11】クランプ部材の一例を示す斜視図である。
図12】クランプ部材の他の例を示す斜視図である。
図13】(a)は、第1変形例の蓋体の嵌合部分を示す斜視図、(b)は、隣接する蓋体の嵌合状態を示す斜視図である。
図14】(a)は、第2変形例の蓋体の嵌合部分を示す斜視図、(b)は、隣接する蓋体の嵌合状態を示す斜視図である。
図15】(a)は、第3変形例の蓋体の嵌合部分を示す斜視図、(b)は、隣接する蓋体の嵌合状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、建物の建築やメンテナンス作業を室外側から行う際に用いられる仮設足場に関するものである。
以下に、本発明の実施形態に係る仮設足場について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明には各実施形態、変形例に係る特徴を組み合わせたもの、その等価物が含まれることは勿論である。
【0020】
<梁枠体と足場板について>
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る仮設足場1を構成する梁枠体3と、足場板6について説明する。なお、図1(a)は、本発明の一実施形態に係る梁枠体3を示す平面図、図1(b)は、梁枠体3の側面図、図2は、梁枠体3を構成する端部梁枠4と中央梁枠5との連結状態を示し、足場板6を載せる状態を示す斜視説明図である。
【0021】
本実施形態に係る仮設足場1は、建築作業やメンテナンス作業を室外側から行うときに用いられる狭小地用の仮設足場である。
本実施形態の仮設足場1は、図1(b)に示す一対の支柱2と、一対の支柱2に両端が連結される梁枠体3と、梁枠体3上に固定される図2に示す足場板6と、を備えている。
支柱2は、図1(b)に示すように、鋼製の丸パイプ状体からなり、作業対象の建物と隣接構造物との隙間にあって、作業範囲の両端の地面の2カ所に固定される。支柱2には、梁枠体3の端部に形成された係止片45が係止される略筒状の係止ホルダー21が設けられている。
【0022】
本実施形態では、梁枠体3は、長さ方向に3つに分割されており、一対の端部梁枠4と、一対の端部梁枠4に挟まれる中央梁枠5と、を備えている。梁枠体3並びに構成部品としての端部梁枠4及び中央梁枠5についての下記に示す事項以外の詳細は、特開2016−69952号公報に開示されているため、その詳細な説明を省略する。
端部梁枠4は、中央梁枠5に接続される側とは逆側にある端部に、端部梁枠4を支柱2に連結するための係止片45を備える。係止片45は、端部が下方を向いており、係止片45の下端側を支柱2の係止ホルダー21に挿入されることで、係止ホルダー21に係止される。
【0023】
端部梁枠4及び中央梁枠5の上部には、図1及び図2に示すように、足場板6を固定するための足場板ホルダー36が、長手方向において所定の間隔をおいて、溶接により固定されている。足場板ホルダー36は、梁枠体3の短手(幅)方向両側に係止突出部としての壁部36bを有して、断面略コの字状に形成されており、上方に開放側が向くように端部梁枠4及び中央梁枠5に固定されている。足場板ホルダー36は、足場板6を下方から好適に支持可能なように、足場板6を構成する後述する本体61の底部61a及び側部61bの下面側に沿うように形成されている。具体的には、本体61における底部61aに対して傾斜して延在する側部61bに沿うように、足場板ホルダー36は、壁部36bの開き度合いが上方に向かうにつれて大きくなるように形成されている。
【0024】
そして、足場板6は、図2に示すように、上方から梁枠体3に取り付けられて梁枠体3の長手方向に連なるように配設される。具体的には、本実施形態において、足場板6を構成する2枚の端側足場板6aと、その間に設けられた中央足場板6bは、足場板ホルダー36に下方から支持されるように、梁枠体3を構成する2個の端部梁枠4及び中央梁枠5に上方から取り付けられる。
【0025】
<足場板同士の連結構造について>
次に、図3を参照して、隣接する端側足場板6aと中央足場板6bとの連結構造について説明する。なお、図3(a)は、足場板6(端側足場板6a)の端部を示す斜視図、図3(b)は、隣接する足場板6同士(端側足場板6aと中央足場板6b)を連結した状態を示す斜視図である。
【0026】
端側足場板6a及び中央足場板6bにおける、長手方向(延在方向ともいう。)のうち、互いに対向するそれぞれの端部には、他の部位よりも長手方向外側に突出するプレート63が取り付けられている。このプレート63は、本願発明に係る突出部及び連結部に相当し、足場板6における上板としての蓋体62に沿う向きで、後述する受け部64と蓋体62とに挟持されるように、後述するリベットR4によって略水平向きに取り付けられている。特に、プレート63は、蓋体62の短手方向における中央よりも一側に偏って取り付けられている。
【0027】
このように、受け部64と蓋体62との間において、プレート63が蓋体62の短手方向における中央よりも一側に偏って取り付けられていることで、蓋体62の短手方向における中央よりも他側に隙間が形成されることとなる。
端側足場板6a側に形成されたこの隙間は、図3(b)に示すように、端側足場板6aに隣接する中央足場板6bに取り付けられたプレート63が嵌合する嵌合部であり、端側足場板6aと中央足場板6bとを連結する連結部である嵌め合い隙間CLとして機能することとなる。
同様に、中央足場板6bにおいて、蓋体62の短手方向における中央よりも一側に形成された嵌め合い隙間CLに、端側足場板6aの蓋体62に取り付けられたプレート63が嵌まることとなる。
このように、対を成して設けられたプレート63と嵌め合い隙間CLとによって、端側足場板6aと中央足場板6bとが連結されている。そして、端側足場板6a及び中央足場板6bの一方のプレート63と、他方の受け部64の上面及び蓋体62の下面とが面接触することにより、端側足場板6aと中央足場板6bとの上下方向の相対的なぐらつきが抑制されることとなる。
【0028】
<足場板の構成部品について>
次に、図4図9を参照して、足場板6のうち、中央足場板6bの各構成部品について詳細に説明する。なお、端側足場板6aについては、中央足場板6bに接続される側に、後述するプレート63及び受け部64が取り付けられ、その逆側にこれらが取り付けられていない点が中央足場板6bと主に異なる点である。よって、重複した説明を回避するため、端側足場板6aの構成の説明を省略する。
【0029】
ここで、図4(a)は、足場板6(中央足場板6b)を構成する本体61を示す正面図、図4(b)は、本体61の平面図、図4(c)は、本体61の側面図である。そして、図5(a)は、足場板6(中央足場板6b)を構成する蓋体62を示す正面図、図5(b)は、蓋体62の平面図、図5(c)は、蓋体62の側面図である。さらに、図6(a)は、足場板6(中央足場板6b)を構成する受け部64を示す正面図、図6(b)は、受け部64の平面図である。また、図7は、足場板6を構成するプレート63を示す平面図、図8は、取付補強プレート65を示す側面図である。そして、図9(a)は、足場板6(中央足場板6b)を示す正面図、図9(b)は、足場板6の平面図、図9(c)は、足場板6の側面図である。
【0030】
中央足場板6bは、図9に示すように、断面が略逆Ω状の本体61と、本体61を上方から覆う断面コの字状の蓋体62と、によって主に構成された蓋付きの箱状の形状を有する。この本体61と蓋体62とは、後述のように、所謂ブラインドリベットであるリベットR1によって固定されている。
【0031】
本体61は、図4に示すように、長板状の底部61aと、底部61aの短手方向両端から斜め上方に延在する一対の側部61bと、一対の側部61bの上端から底部61aに平行に短手方向外側に延在する縁部61cと、縁部61cの短手方向外側端部から垂直に垂れ下がるように延在する垂下部61dと、から構成されている。
【0032】
特に、底部61aの短手方向両側から斜めに延在する一対の側部61bにおける、底部61aに対する傾斜角度は約110°である。この一対の側部61bの傾斜角度及び間隔は、足場板ホルダー36の一対の壁部36bについての略水平に延在する部位に対する傾斜角度及び間隔と略一致する。このように、本体61の側部61bが足場板ホルダー36に沿うように形成されていることで、本体61、ひいては足場板6が梁枠体3の短手方向に移動することを制限して、ぐらつくことを抑制できる。
また、短手方向両側の垂下部61dにおける本体61の長手方向の両端側には、板厚方向に穿孔された通し孔61eが、長手方向に所定間隔をおいて2つ形成されている。この通し孔61eは、本体61と蓋体62とを固定する後述するリベットR1を通すための孔である。
【0033】
蓋体62は、図5に示すように、開放側を下方に向けた断面コの字状を有しており、作業者の足場となる天板部62aと、天板部62aの短手方向両端から下方(梁枠体3側)に延出する延出部62bと、から構成され、アルミニウム等の板材から形成されている。
また、短手方向両側の延出部62bにおける蓋体62の長手方向の両端側には、板厚方向に穿孔された通し孔62eが、長手方向に所定間隔をおいて2つ形成されている。この通し孔62eは、本体61と蓋体62とを固定する後述するリベットR1を通すための孔である。
【0034】
また、蓋体62の延出部62bは、本体61とともに、足場板ホルダー36の壁部36bに係止することによって、蓋体62ひいては足場板6の短手方向の移動を制限する機能を有する。延出部62bは、図5(b),(c)に示すように、天板部62aよりも長手方向において短く形成されている。詳細には、延出部62bには、天板部62aの長手方向両端から受け部64が取り付ける部分の長さだけ短くなるように、切欠き62cが形成されている。
なお、足場板6の本体61と蓋体62とは、板材から成るためプレス加工によって容易に成形可能であり、また、両者の間が中空を成すことにより、軽量化が図られている。
【0035】
図9に示すように、蓋体62における長手方向の両側端部には、後述するプレート63が、後述する受け部64と蓋体62とに挟まれる位置に所謂ブラインドリベットであるリベットR4によって固定されている。詳細には、蓋体62における長手方向の一端側における、短手方向中央よりも一側に、厚さ方向に貫通する通し孔62dが4つ形成されている。この4つの通し孔62dに対して、平面視における蓋体62の中心を中心軸とする回転対称(2回対称)となる位置に、他の4つの通し孔62dが形成されている。これらの通し孔62dに、リベットR4が通されることによって、後述するプレート63が蓋体62に固定されている。プレート63及び受け部64についても、平面視における蓋体62の中心を中心軸とする回転対称(2回対称)となるように、それぞれ2つ設けられている。
【0036】
受け部64は、後述するプレート63を下側から支持する部材であり、図6に示すように、断面コの字状に形成されており、蓋体62の短手方向両側に沿う部分にある両端には側部64dが上方に延在して形成されている。
受け部64は、プレート63が取り付けられる側の蓋体62の短手方向一側にある突出部側底部64bと、嵌め合い隙間CLに面する嵌合穴側底部64aと、から構成されている。
【0037】
突出部側底部64bには、上下方向に貫通する通し孔64cが蓋体62の短手方向に沿う方向に間隔をおいて形成されている。この通し孔64cは、蓋体62とプレート63と受け部64とを固定する2本のリベットR4を通すための孔である。
そして、突出部側底部64bは、嵌合穴側底部64aよりも蓋体62の長手方向に沿う方向に長く形成されている。受け部64の突出部側底部64bは、このように形成されていることで、通し孔64cが設けられていることによる剛性低下を補いつつ、プレート63との接触面積を大きくすることで、ぐらつきを抑えてプレート63を好適に支持することが可能である。
【0038】
側部64dは、蓋体62の高さの約1/3の高さで形成されており、その上端部が蓋体62の短手方向両側の側面に溶接されて、蓋体62に接合されている。また、受け部64における蓋体62の短手方向両端にある側部64dは、その上端が蓋体62の上面に一致する位置で、蓋体62の短手方向両側に溶接されている。受け部64は、隣接する足場板6における互いに対向する長手方向の端部において、蓋体62に取り付けられている。
【0039】
プレート63は、図7に示すように、平面視において、2個の長方形が斜めに重なったような形状を有する。換言すると、プレート63における一つの隅部がされた正方形状の切欠部63aに切り欠かれており、その対角側の隅部も長方形状の切欠部63bによって切り欠かれている。なお、図3に示すプレート63は、切欠部63bや面取り63c等が示されていないが、図3に示すプレート63は、説明のための簡略化したものであり、具体的な形状は図7に示すものである。
【0040】
このように、プレート63に切欠部63aが形成されていることで、受け部64に切欠部63aの縁を当接させることで、蓋体62の長手方向におけるプレート63の位置決めができる。
さらに、プレート63に切欠部63bが形成されていることで、プレート63の蓋体62から突出する部位を蓋体62の短手方向中央よりも端部側に配置させることができる。このため、隣接する端側足場板6aから突出するプレート63を連結する際に、互いのプレート63が干渉することを抑制することができる。さらに、通し孔63dが形成され蓋体62の下方に配置される部分において、広い面積を確保して後述するリベットR4によって安定して取り付けることができる。
【0041】
プレート63におけるその他の隅部の一つには、斜めに切り欠かれた面取り63cが形成されている。このように、面取り63cが形成されていることで、嵌め合い隙間CLにプレート63を挿入しやすくなる。
また、プレート63には、リベットR4を通す4つの通し孔63dが形成されており、蓋体62の長手方向の端部側に位置することとなる2つの通し孔63dに、リベットR4が通されることによって、蓋体62、受け部64と一体的に固定されることとなる。
【0042】
蓋体62の短手方向両側から下方に延出する延出部62bの内面側に、図8に示す取付補強プレート65が取り付けられている。この取付補強プレート65は、上記のように本体61の通し孔61eと蓋体62の通し孔62eとを通るリベットR1による取り付けの補強のために設けられるものである。取付補強プレート65は、棒状の板材からなり、その両端側に、リベットR1を通すための通し孔65aが2つ形成されている。この2つの通し孔65aは、上記の本体61の通し孔61eと蓋体62の通し孔62eと略等しい間隔をおいて形成されている。
【0043】
上記のように、足場板6の中央足場板6bを構成する蓋体62には、平面視における蓋体62の中心を中心軸とする回転対称(2回対称)となるように、プレート63及び受け部64が取り付けられているため方向性がない。このため、隣接する足場板6同士を取り付ける際に、中央足場板6bの向きを気にすることなく取り付けることが可能となり、作業効率を高めることができる。
【0044】
また、上記のように、受け部64の側部64dの上端が蓋体62の上面に一致するように蓋体62に溶接されており、側部64dは、蓋体62の高さの約1/3の高さで形成されている。このため、図3(b)に示すように、プレート63の下方、厳密には受け部64の下方にスペースSPが形成されている。
そして、上記のように、蓋体62の延出部62bに切欠き62cが形成されていることによって、受け部64の下方のスペースSPが、蓋体62の短手方向において外部に開放されている。
このように、スペースSPが切欠き62cによって開放されていることによって、足場板6を梁枠体3に取り付けた状態においても、作業者が梁枠体3にアクセスしやすくなる。このため、足場板6を外さずとも梁枠体3への図示せぬ手摺その他の部材の取付作業を容易に行うことができる。
【0045】
<クランプ部材について>
次に、図10図12を参照して、足場板6のぐらつきを抑制する離間抑制部材としてのクランプ部材10,11について説明する。なお、図10は、支柱2に取り付けられたクランプ部材10,11によって固定された状態の端側足場板6aを示す斜視図、図11は、クランプ部材10を示す斜視図、図12は、クランプ部材11を示す斜視図である。
【0046】
このクランプ部材10,11は、端側足場板6aのぐらつきを直接的に抑制する機能、換言すると、梁枠体3から端側足場板6aが離間することを抑制する機能を有する。当該機能は、クランプ部材10,11が、クランプ部10a,11aにより支柱2に取り付けられて(クランプされて)、水平壁10d又は水平板11bが端側足場板6aに上方から当接することによって実現される。このように、端側足場板6aのぐらつきを抑制できることにより、端側足場板6aに嵌合する中央足場板6bのぐらつきを間接的に抑制することができ、つまりは、足場板6全体のぐらつきを抑制することができる。
【0047】
クランプ部材10は、クランプ部10aと、クランプ部10aの側部に取り付けられた他の部材を取り付け可能とする係止ホルダー10bと、クランプ部10aが支柱2に取り付けられた状態において、略鉛直方向に延在する鉛直部としての鉛直壁10cと、略水平方向に延在する端側足場板6aの上面に当接する水平壁10dと、から構成されている。
【0048】
クランプ部10aは、ねじによる締結力を利用することによって支柱2に固定するための部位である。このクランプ部10aの側部に設けられた係止ホルダー10bは、断面U字状に形成されて、上下に延在している。また、係止ホルダー10bの断面U字の開放側を塞ぐように、略鉛直に延在する鉛直壁10cが固定されている。このように、クランプ部材10は、係止ホルダー10bを備えることで、係止ホルダー10b及び鉛直壁10cに囲まれた空間に、手摺や、略水平方向に足場を広げるための部材の接続部材を挿し込み嵌合させることが可能となるため、拡張性を高めることができる。
【0049】
そして、鉛直壁10c及び水平壁10dは、L字状のアングルにより一体的に形成されている。換言すると、水平壁10dは、鉛直壁10cの下端から鉛直壁10cに垂直に折り曲がって延在するように形成されている。この水平壁10dは、端側足場板6aの上面に面接触して、端側足場板6aの揺動を押さえる押さえ部であり、支柱2に沿う方向であるクランプ部10aの内面が延在する方向に対し、垂直な方向に延在している。
【0050】
つまり、水平壁10dは、梁枠体3からの離間を抑制することで、端側足場板6aのぐらつきを抑制することができる。また、クランプ部材10がクランプ部10aを有し、クランプ部10aによって支柱2に固定されることによって、支柱2の任意の高さ位置にクランプ部材10を配置できることとなる。
なお、鉛直壁10cと水平壁10dとが一体的に形成されていると、これらの製造が容易となるため好ましい。しかしながら、両壁は、別々の部材からなり、締結具や、かしめ等によって接合(接続)されていてもよい。
【0051】
特に、図10に示すように、梁枠体3を支柱2に固定するための梁枠体取付部材12が設けられている場合であっても、クランプ部材10によれば、水平壁10dで好適に端側足場板6aの上面を押さえつけることができる。この梁枠体取付部材12は、支柱2に梁枠体3を固定可能とするため、支柱2に沿って延在する部材である。
具体的には、クランプ部材10によれば、係止ホルダー10bによって端側足場板6aの内側まで張り出させ、水平壁10dが梁枠体取付部材12に上下位置において重ならないように回避することができる。さらに、クランプ部材10によれば、鉛直壁10cによって端側足場板6aに当接する位置まで下方に延在させた上で、水平壁10dによって端側足場板6aの上面を押さえることが可能となる。
【0052】
クランプ部材11は、クランプ部11aと、クランプ部11aの側部に取り付けられた水平板11bと、水平板11bとクランプ部11aとの取り付けを補強するリブ11cと、から構成されている。
水平板11bは、クランプ部11aが支柱2に取り付けられた状態において略水平に延在する方形状の板である。水平板11bは、クランプ部材10の水平壁10dと同様、端側足場板6aの上面に面接触して、端側足場板6aの揺動を押さえる押さえ部であり、支柱2に沿う方向であるクランプ部11aの内面が延在する方向に対し、垂直な方向に延在している。つまり、水平板11bは、端側足場板6aのぐらつきを抑制する機能を有する。
リブ11cは、クランプ部11aの側部から延在し、水平板11b側に端部が近づくように傾斜するように、側面視台形状に形成され、水平板11bの上面に垂直な向きに接合されている。
このように、クランプ部材11は、係止ホルダー10bや鉛直壁10cを有するクランプ部材10と異なり、シンプルな構成を有する。クランプ部材11は、梁枠体取付部材12等の部材が支柱2に取り付けられていない場所において、端側足場板6aを上方から押さえつける際に好適に用いることができる。
【0053】
<第1変形例>
次に、図13を参照して、第1変形例に係る上板としての蓋体70について説明する。なお、図13(a)は、第1変形例の蓋体70の嵌合部分を示す斜視図、図13(b)は、隣接する蓋体70の嵌合状態を示す斜視図である。
上記実施形態に係る足場板6は、蓋体62にプレート63及び受け部64が取り付けられて構成されるものであった。そして、隣接する足場板6のうち、一方の足場板6のプレート63を他方の嵌め合い隙間CLに差し込むことによって、両者を連結するというものであった。
しかしながら、本願発明は上記実施形態に係る構成に係るものに限定されない。例えば、蓋体62が、プレート63や受け部64を必ず備えるものでなくてもよい。
【0054】
第1変形例に係る蓋体70における、隣接する足場板6を接続(嵌合)するための構成として、蓋体70の長手方向の端部には、蓋体70の短手方向における中央よりも一側にある短手側延在部70aと、他側にある長手側延在部70cとが形成されている。
【0055】
短手側延在部70aは、蓋体70の長手方向に、長手側延在部70cよりも短く延在している。そして、短手側延在部70aの端部は側面視J字状に形成されている。このように形成された短手側延在部70aの端部によって、その端部の上側に蓋体70の短手方向に延在し、後述する隣接する足場板6の突出部としての嵌合突条70dに嵌合する嵌合部としての嵌合溝70bが形成されている。この嵌合突条70d及び嵌合溝70bは、端側足場板6aと中央足場板6bとを連結する連結部として機能するものである。
【0056】
長手側延在部70cは、蓋体70の長手方向に、短手側延在部70aよりも長く延在している。そして、長手側延在部70cは、その端部に、側面視倒立L字状に形成された嵌合突条70dを有する。換言すると、嵌合突条70dは、他の部位に対して垂直に下方に向けて折り曲がって形成されている。この嵌合突条70dは、その幅が対を成す嵌合溝70bの幅と略一致するように形成されている。
そして、図13(b)に示すように、隣接する足場板6の蓋体70における一方の端部に対向する、隣接する足場板6の蓋体70における他方の端部にも、平面視における蓋体70の中心を中心軸とする回転対称(2回対称)となるように、短手側延在部70a及び長手側延在部70cが形成されている。
【0057】
このように蓋体70が構成されていることにより、隣接する足場板6の蓋体70の一方に設けられた嵌合突条70dを、他方に設けられた嵌合溝70bに上方から差し込むようにして嵌合させることで好適に嵌合させることが可能となる。
【0058】
<第2変形例>
次に、図14を参照して、第2変形例に係る上板としての蓋体71について説明する。なお、図14(a)は、第2変形例の蓋体71の嵌合部分を示す斜視図、図14(b)は、隣接する蓋体71の嵌合状態を示す斜視図である。
隣接する足場板6を接続(嵌合)するための構成として、第2変形例に係る蓋体71には、第1変形例に係る蓋体70と異なり、短手側延在部71aに突出部としての嵌合突条71bが形成されており、長手側延在部71cに嵌合部としての嵌合溝71dが形成されている。この嵌合突条71b及び嵌合溝71dは、端側足場板6aと中央足場板6bとを連結する連結部として機能するものである。
【0059】
このように蓋体71が構成されていても、図14(b)に示すように、隣接する足場板6の蓋体71の一方に設けられた嵌合突条71bを、他方に設けられた対を成す嵌合溝71dに嵌合させることによって、好適に嵌合させることが可能となる。
【0060】
<第3変形例>
次に、図15を参照して、第3変形例に係る上板としての蓋体72について説明する。なお、図15(a)は、第3変形例の蓋体72の嵌合部分を示す斜視図、図15(b)は、隣接する蓋体72の嵌合状態を示す斜視図である。
隣接する足場板6を接続(嵌合)するための構成として、第3変形例に係る蓋体72には、第1、第2変形例に係る蓋体70,71と異なり、短手側延在部72aに嵌合部としてのスリット72dを有する支持板部72cが形成されており、長手側延在部72eに、スリット72dに挿入される突出部72gが形成されている。このスリット72d及び突出部72gは、端側足場板6aと中央足場板6bとを連結する連結部として機能するものである。
【0061】
短手側延在部72aは、蓋体72の長手方向に長手側延在部72eよりも短く延在しており、その端部にある支持板部72cを下方にずれた位置に配置させる段差部72bを有する。この段差部72bに、蓋体72の短手方向に長手に形成され、蓋体72の長手方向に平行に貫通するスリット72dが形成されている。そして、支持板部72cは、蓋体72の上面と平行に延在している。
【0062】
長手側延在部72eは、蓋体72の長手方向に短手側延在部72aよりも長く延在しており、その端部にある突出部72gを下方にずれた位置に配置させる段差部72fを有する。突出部72gは、蓋体72の上面と平行に延在し、その上下幅がスリット72dの上下幅と略一致するように形成されており、蓋体72の短手方向の長さがスリット72dの当該方向の長さよりも短くなるように形成されている。
そして、図15(b)に示すように、隣接する足場板6の蓋体72にも、平面視における蓋体72の中心を中心軸とする回転対称(2回対称)となるように、短手側延在部72a及び長手側延在部72eが形成されている。
【0063】
このように蓋体72が構成されていることにより、隣接する足場板6の蓋体72の一方に設けられた突出部72gを、他方に設けられた対を成すスリット72dに蓋体72の長手方向において差し込むようにして嵌合させることによって、好適に嵌合させることが可能となる。
【0064】
上記実施形態においては、隣接する足場板6同士が嵌合しており、かつ足場板6のうち端部にある端側足場板6aがクランプ部材10,11によって梁枠体3に押さえつけられているため、足場板6のぐらつきを容易に抑制することができる。このため、足場板6を構成する各部材を梁枠体3に溶接したり、ゴムバンド等で梁枠体3に固定する手間をかけずに、足場板6のぐらつきを抑制することができる。
【0065】
なお、上記実施形態においては、クランプ部材10,11によって、端側足場板6aを梁枠体3に押さえつけるものとして説明した。端側足場板6aを押さえつけることによって、足場板6全体のぐらつきを抑制するのに好適であるためである。しかし、本願発明は、このような構成に限定されない。つまり、複数の足場板6のうち、少なくとも一つを梁枠体3に押さえつけることができればよい。例えば、中央足場板6bを梁枠体3に押さえつけるようにしても、プレート63と嵌め合い隙間CL等に嵌合する足場板6全体のぐらつきを抑制することが可能である。
【符号の説明】
【0066】
1 仮設足場
2 支柱
3 梁枠体
4 端部梁枠
5 中央梁枠
6 足場板
6a 端側足場板
6b 中央足場板
10 クランプ部材(離間抑制部材)
10a クランプ部
10b 係止ホルダー
10c 鉛直壁(鉛直部)
10d 水平壁(押さえ部)
11 クランプ部材(離間抑制部材)
11a クランプ部
11b 水平板(押さえ部)
11c リブ
12 梁枠体取付部材
21 係止ホルダー
36 足場板ホルダー
36b 壁部(係止突出部)
45 係止片
61 本体
61a 底部
61b 側部
61c 縁部
61d 垂下部
61e 通し孔
62 蓋体(上板)
62a 天板部
62b 延出部
62c 切欠き
62d,62e 通し孔
63 プレート(突出部、連結部)
63a,63b 切欠部
63c 面取り
63d 通し孔
64 受け部
64a 嵌合穴側底部
64b 突出部側底部
64c 通し孔
64d 側部
65 取付補強プレート
65a 通し孔
70 蓋体(上板)
70a 短手側延在部
70b 嵌合溝(嵌合部、連結部)
70c 長手側延在部
70d 嵌合突条(突出部、連結部)
71 蓋体(上板)
71a 短手側延在部
71b 嵌合突条(突出部、連結部)
71c 長手側延在部
71d 嵌合溝(嵌合部、連結部)
72 蓋体(上板)
72a 短手側延在部
72b 段差部
72c 支持板部
72d スリット(嵌合部、連結部)
72e 長手側延在部
72f 段差部
72g 突出部(連結部)
CL 嵌め合い隙間(嵌合部、連結部)
R1,R4 リベット
SP スペース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15