(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-227425(P2017-227425A)
(43)【公開日】2017年12月28日
(54)【発明の名称】エアコン室外機隠し門塀
(51)【国際特許分類】
F24F 1/58 20110101AFI20171201BHJP
E04H 17/00 20060101ALI20171201BHJP
【FI】
F24F1/58
E04H17/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2016-136384(P2016-136384)
(22)【出願日】2016年6月21日
(71)【出願人】
【識別番号】393001039
【氏名又は名称】株式会社福地建装
(71)【出願人】
【識別番号】592089755
【氏名又は名称】株式会社タカショー
(72)【発明者】
【氏名】福地 脩悦
(72)【発明者】
【氏名】高岡 伸夫
【テーマコード(参考)】
2E142
3L054
【Fターム(参考)】
2E142EE00
2E142MM12
3L054BD02
3L054BD07
(57)【要約】 (修正有)
【課題】家の美観を損ねるエアコン室外機を見えなくする手法を提供する。
【解決手段】冷媒ガス配管4を住宅6外部の門塀まで伸ばし、道路や隣地との敷地を隔てる門と塀を兼ねた仕切り1にエアコン室外機架台2とエアコン室外機3を組み込み、門と塀を兼ねた仕切り1側から住宅方向に向けてエアコン室外機3を設置する事を特徴とする。エアコン室外機3を表面から見えないように配置したので、外観を損ねる事なく、エアコン室外機3を設置する事が出来る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
門と塀を兼ねた仕切り▲1▼に、エアコン室外機架台▲2▼を組み込み、エアコン室外機▲3▼を表面から見えないように配置した事を特徴としたエアコン室外機隠し門塀である。
【発明の詳細な説明】
エクステリア資材
【0001】
本発明はエアコン室外機を見えなくする技術に関するものである。
【0002】
エアコン室外機は、外観を損ねる大きな要因である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
どのように住宅外観デザインを思考してもエアコン室外機の設置で美観を大きく壊す。
また、エアコンのエネルギー消費効率を落とさないための通風が必須なため、囲い目隠しなどで覆う事などの対応が出来なかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
道路や隣地との敷地を隔てる門塀を骨組みフレームで構成し、表面に化粧塀の板を張り、裏側にエアコン室外機を乗せる架台を組み込む事を手段とする。
【0005】
エアコン室外機は、住宅の外側に向けて設置する事が前提となっていた。
本発明は、冷媒ガス配管を住宅外部の門塀まで伸ばし、門と塀を兼ねた仕切り▲1▼にエアコン室外機架台▲2▼とエアコン室外機▲3▼を組み込み、門と塀を兼ねた仕切り▲1▼側から住宅方向に向けてエアコン室外機▲3▼設置する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は次の効果を得る事が出来る。
1)住宅の外壁に無機質な形状のエアコン室外機を取り付ける必要がなくなった。
2)門塀でエアコン室外機を少なくとも道路や隣地から見えなくする事が出来る。
3)住宅内部から見える事を防ぐには、送風支障のない位置に植樹やルーバーなどを設置する事で対応可能である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
門塀の横幅と高さ寸法は、エアコン室外機とエコキュート室外機の大きさに合わせて設定する事が最良の形態である。
【0009】
敷地内に埋設する事になる冷媒ガス配管や電源ケーブルは、防水処理とメンテナンス対応を施した形態が最良である。
【0010】
庇屋根は、室外機を雨水や降雪から保護するため、横幅や突き出寸法を長めにするのが良い形態である。
【実施例1】
【0011】
エアコン室外機の送風上、支障のない位置に目隠しやルーバーを設置した本発明の実施例。
【実施例2】
【0012】
室外機が日陰になっているとエアコンの冷房効率が高まるため、庇屋根を施した本発明の実施例。
【産業上の利用可能性】
【0013】
エアコン室外機やエコキュート室外機の設置で住宅外観の美観を損ねる事を回避する事が出来るため、意匠性に拘るユーザーの希望に即した産業上の利用可能性が広がる。
【符号の説明】
【0014】
▲1▼門と塀を兼ねた仕切り
▲2▼エアコン室外機架台
▲3▼エアコン室外機
▲4▼冷媒配管
▲5▼エアコン室内機
▲5▼住宅
▲7▼目隠し
▲8▼ルーバー
▲9▼庇屋根