特開2017-227976(P2017-227976A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-227976画面の分割表示を行うためのデバイス、方法、及びプログラム・プロダクト
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-227976(P2017-227976A)
(43)【公開日】2017年12月28日
(54)【発明の名称】画面の分割表示を行うためのデバイス、方法、及びプログラム・プロダクト
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/14 20060101AFI20171201BHJP
   H04N 21/462 20110101ALI20171201BHJP
   H04N 21/436 20110101ALI20171201BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20171201BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20171201BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20171201BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20171201BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20171201BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20171201BHJP
【FI】
   G06F3/14 310C
   H04N21/462
   H04N21/436
   H04N21/431
   G09G5/00 510H
   G09G5/00 555D
   G09G5/00 510X
   G09G5/00 550D
   G09G5/14 C
   G09G5/36 520E
   G09G5/38 Z
   G09G5/00 530M
   G06F3/14 360A
   G06F3/0484 150
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-121936(P2016-121936)
(22)【出願日】2016年6月20日
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FIREWIRE
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】熊木 淳
【テーマコード(参考)】
5B069
5C164
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5B069BA04
5B069CA03
5B069CA04
5B069CA06
5B069CA16
5C164FA17
5C164GA02
5C164UB41S
5C164UB71P
5C164UB89P
5C164UC27P
5C164YA11
5C182AA02
5C182AA03
5C182AA04
5C182AB01
5C182AB02
5C182AB08
5C182AB21
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC39
5C182BA01
5C182BA06
5C182BC02
5C182BC03
5C182BC22
5C182BC25
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5C182BC27
5C182CB13
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5C182CB34
5C182CB42
5C182CB56
5C182CC03
5C182DA19
5E555AA04
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5E555AA26
5E555BA01
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5E555BB01
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5E555BB07
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5E555BB38
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5E555CC01
5E555CC05
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5E555CC14
5E555CC22
5E555CC24
5E555CC25
5E555CC26
5E555CC27
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5E555DA08
5E555DB03
5E555DB04
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5E555DC21
5E555DC24
5E555DC25
5E555DC30
5E555DC63
5E555DC72
5E555DD06
5E555DD11
5E555EA11
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ディスプレイの画面の分割表示を行うためのデバイス、方法及びプログラム・プロダクトを提供する。
【解決手段】デバイスは、複数の情報処理デバイス400と接続するためのインターフェースと、ユーザ操作を受け付けるためのUIモジュールと、ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した表示領域を、前記複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当て、複数の情報処理デバイスからインターフェースを介して入力される表示情報を前記分割した各表示領域に表示する画面分割モジュールと、を備える。画面分割モジュールは、UIモジュールを介して受け付けたユーザ操作に応答して、前記各表示領域の表示属性を設定する。表示属性は、表示位置及び表示サイズを含むことにしてもよい。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の情報処理デバイスと接続するためのインターフェースと、
ユーザ操作を受け付けるためのUIモジュールと、
ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した表示領域を、前記複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当て、前記複数の情報処理デバイスから前記インターフェースを介して入力される表示情報を前記分割した各表示領域に表示する画面分割モジュールと、
を備え、
前記画面分割モジュールは、前記UIモジュールを介して受け付けたユーザ操作に応答して、前記各表示領域の表示属性を設定し、前記表示属性は、表示位置及び表示サイズを含む、デバイス。
【請求項2】
前記表示属性は、さらに、表示情報の表示方向を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記表示属性は、さらに、表示形状を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記表示属性は、さらに、表示領域に表示される表示情報のミラーリングを含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記各表示領域は、オーバラップして表示可能である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記インターフェースは、ワイヤード又はワイヤレス方式である請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記UIモジュールは、リモートコントロール・デバイス、前記デバイスの筐体に設けられた操作ボタン、前記ディスプレイの表示画面に設けられたタッチセンサ、ユーザのジェスチャーを検出するためのセンサ、又は、前記複数の情報処理デバイスに搭載されたアプリケーション・プログラムを介して、前記ユーザ操作を受け付ける請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
ユーザ操作を受け付けること、
ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した複数の表示領域を、インターフェースを介して接続される複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当てること、
前記ユーザ操作に応答して、前記割り当てられた各表示領域の表示属性を設定すること、前記表示属性は、表示位置及び表示サイズを含み、
前記表示属性が設定された各表示領域に、前記複数の情報処理デバイスから入力される表示情報を表示させこと、
を含む、方法。
【請求項9】
プロセッサが実行可能なコードを記憶するコンピュータが読み取り可能な記録媒体を備え、
前記実行可能なコードは、
ユーザ操作を受け付けること、
ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した複数の表示領域を、インターフェースを介して接続される複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当てること、
前記ユーザ操作に応答して、前記割り当てられた各表示領域の表示属性を設定すること、前記表示属性は、表示位置及び表示サイズを含み、
前記表示属性が設定された各表示領域に、前記複数の情報処理デバイスから入力される表示情報を表示させること、
を実行するためのコードを含む、プログラム・プロダクト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ディスプレイの画面の分割表示を行うためのデバイス、方法、及びプログラム・プロダクトに関する。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイは、各種の場所及び用途で使用されている。ディスプレイは、コンピュータ・システム、テレビ(インターネットTVを含む)等の多くのデバイスで使用される。
ディスプレイは、各種表示方式(例えば、液晶デバイス、有機ELデバイス、プラズマデバイス、CRT等)、各種サイズ(例えば、大型、中型、小型等)及び各種設置タイプ(例えば、壁掛け、平置き、携帯型)のものがある。
【0003】
例えば、テレビジョン用のディスプレイでは、1つの画面を2つに分割し、2つのchのテレビジョン放送を分割された各画面に表示するものもある。しかしながら、現在のディスプレイは、分割する画面の数、分割する画面のサイズ及び位置等が固定のものが多いため、ユーザが自由に分割画面のサイズや位置等を設定することができない。そのため、ユーザビリティが高くなかった。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
ここでは、画面の分割表示を行うためのデバイス、方法、及びプログラム・プロダクトが開示される。一実施態様では、画面の分割表示を行うデバイスは、複数の情報処理デバイスと接続するためのインターフェースと、ユーザ操作を受け付けるためのUIモジュールと、ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した表示領域を、前記複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当て、前記複数の情報処理デバイスから前記インターフェースを介して入力される表示情報を前記分割した各表示領域に表示する画面分割モジュールと、を備え、前記画面分割モジュールは、前記UIモジュールを介して受け付けたユーザ操作に応答して、前記各表示領域の表示属性を設定し、前記表示属性は、表示位置及び表示サイズを含んでいてもよい。
【0005】
他の実施態様では、前記表示属性は、さらに、表示情報の表示方向を含んでいてもよい。
【0006】
他の実施態様では、前記表示属性は、さらに、表示形状を含んでいてもよい。
【0007】
他の実施態様では、前記表示属性は、さらに、表示領域に表示される表示情報のミラーリングを含んでいてもよい。
【0008】
他の実施態様では、前記各表示領域は、オーバラップして表示可能であることにしてもよい。
【0009】
他の実施態様では、前記インターフェースは、ワイヤード又はワイヤレス方式であることにしてもよい。
【0010】
他の実施態様では、前記UIモジュールは、リモートコントロール・デバイス、前記デバイスの筐体に設けられた操作ボタン、前記ディスプレイの表示画面に設けられたタッチセンサ、ユーザのジェスチャーを検出するためのセンサ、又は、前記複数の情報処理デバイスに搭載されたアプリケーション・プログラムを介して、前記ユーザ操作を受け付けることにしてもよい。
【0011】
また、別の実施態様では、画面の分割表示を行うための方法は、ユーザ操作を受け付けること、ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した複数の表示領域を、インターフェースを介して接続される複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当てること、前記ユーザ操作に応答して、前記割り当てられた各表示領域の表示属性を設定すること、前記表示属性は、表示位置及び表示サイズを含み、前記表示属性が設定された各表示領域に、前記複数の情報処理デバイスから入力される表示情報を表示させること、を含んでいてもよい。
【0012】
また、別の実施態様では、画面の分割表示を行うためのプログラム・プロダクトは、プロセッサが実行可能なコードを記憶するコンピュータが読み取り可能な記録媒体を備え、前記実行可能なコードは、ユーザ操作を受け付けること、ディスプレイの表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割し、分割した複数の表示領域を、インターフェースを介して接続される複数の情報処理デバイスにそれぞれ割り当てること、前記ユーザ操作に応答して、前記割り当てられた各表示領域の表示属性を設定すること、前記表示属性は、表示位置及び表示サイズを含み、前記表示属性が設定された各表示領域に、前記複数の情報処理デバイスから入力される表示情報を表示させること、を実行するためのコードを含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
概略的に前述した実施形態については、添付の図面に示す具体的な実施形態を参照して、より詳細に説明する。図面は一部の実施形態のみを示すため本開示の範囲を限定するものではないことを前提として、添付の図面を用いて、より具体的かつ詳細に実施形態について説明する。
【0014】
図1図1は、実施形態に係る画面分割用システムの外観の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る画面分割用システムのブロック図の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る画面分割用システムの表示例を説明するための図である。
図4図4は、実施形態に係る画面分割表示の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図5図5は、実施形態に係る画面分割用のサブメニュー画面の一例を説明するための図である。
図6図6は、実施形態に係るディスプレイの表示例を説明するための図である。
図7図7は、実施形態に係るディスプレイの表示例を説明するための図である。
図8図8は、実施形態に係るディスプレイの表示例を説明するための図である。
図9図9は、実施形態に係るディスプレイの表示例を説明するための図である。
図10図10は、実施形態に係るディスプレイの表示例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
当業者には明らかなように、実施形態の態様は、デバイス、方法、及びプログラム・プロダクトとして具体化が可能である。それに応じて、実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、又は、ソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形を取ってもよく、本明細書では全体的に、これらのそれぞれを、「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ぶことがある。
【0016】
本明細書で説明される多くの機能ユニットは、とりわけ、その実装の独立性を強調する
ために、モジュールとしてラベル表示されている。たとえばモジュールは、超大規模集積
(VLSI)回路又はゲート・アレイ、論理チップなどの既製の半導体、トランジスタ、又は他の個別コンポーネントを備える、ハードウェア回路として実装可能である。モジュールは、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、プログラマブル・アレイ論理、プログラマブル論理デバイスなどの、プログラマブル・ハードウェア・デバイス内に実装することもできる。
【0017】
モジュールは、様々なタイプのプロセッサによって実行するためのソフトウェア内に実
装することもできる。たとえば、実行可能コードの識別されるモジュールは、たとえばオ
ブジェクト、プロシージャ、又は関数として編成可能な、コンピュータ命令の1つまたは複数の物理又は論理ブロックを備えることができる。しかしながら、識別されるモジュールの実行可能コードは、物理的にまとめて配置されるとは限らないが、論理的に結合された場合、モジュールを備え、モジュールの目的を達成する、異なる場所に格納された異なる命令を備えることができる。
【0018】
実際に、実行可能コードのモジュールは、単一の命令又は多数の命令とすることが可能であり、異なるプログラムの中でもいくつかの異なるコード・セグメントを介して、いくつかのメモリ・デバイスにまたがって分散させることも可能である。同様に、本明細書では、演算データをモジュール内に識別及び図示することが可能であり、任意の好適な形で具体化し、任意の好適なタイプのデータ構造内に編成することが可能である。演算データは、単一のデータ・セットとして集めること、又は、異なるストレージ・デバイス全体にわたることを含む異なる場所にわたって分散させることが可能であり、少なくとも部分的に、システム又はネットワーク上に単なる電子信号として存在することが可能である。モジュール又はモジュールの一部がソフトウェア内に実装される場合、そのソフトウェア部分は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能媒体上に格納される。
【0019】
本明細書全体を通じて「一実施形態」、「ある実施形態」、又は同様の用語についての言及は、その実施形態に関連して説明される特定の機能、構造、又は特徴が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じて「一実施形態では」、「ある実施形態では」、及び同様の用語の句が出現した場合、すべてが同じ実施形態について言及している可能性があるが、その限りではない。
【0020】
コンピュータ読み取り可能媒体についての言及は、マシン読み取り可能命令をデジタル
処理装置上に格納することが可能な任意の形を取ることができる。コンピュータ読み取り
可能媒体は、コンパクト・ディスク、デジタル・ビデオ・ディスク、磁気テープ、ベルヌーイ・ドライブ、磁気ディスク、パンチ・カード、フラッシュ・メモリ、集積回路、または他のデジタル処理装置メモリ・デバイスによって、具体化することができる。
【0021】
さらに、説明される本発明の機能、構造、又は特徴は、1つ又は複数の実施形態において、任意の好適な様式で組み合わせることができる。以下の説明では、本発明の諸実施形態を完全に理解するために、プログラミング例、ソフトウェア・モジュール、ユーザ選択、ネットワーク・トランザクション、ハードウェア・モジュール、ハードウェア回路、ハードウェア・チップなどの、多数の特定の細部が示されている。しかしながら当業者であれば、本発明が、特定の細部のうちの1つ又は複数がない状態でも、あるいは、他の方法、コンポーネント、材料などを使用して、実施可能であることを理解されよう。他の例では、本実施形態の諸態様を不明瞭にしないために、良く知られた構造、材料、又は動作については詳細に図示又は説明していない。
【0022】
本明細書に含まれる概略フローチャートは、一般に、論理フローチャートとして示されている。したがって、示された順序及びラベル付けされたステップは、本方法の一実施形態を示すものである。例示された方法の1つ又は複数のステップに対する機能、論理、又は効果、あるいはその一部と等価の、他のステップ及び方法が考案できるであろう。加えて、採用されたフォーマット及び記号は、方法の論理ステップを説明するために与えられたものであり、方法の範囲を制限するものではないことが理解されよう。流れ図では様々なタイプの矢印及び線が使用されているが、対応する方法の範囲を制限するものではないことが理解されよう。実際に、方法の論理流れのみを示すために、いくつかの矢印又は他の連結記号を使用することができる。たとえば矢印は、示された方法の列挙されたステップ間の指定されていない持続期間の待機又は監視期間を示すことができる。加えて、特定の方法が実行される順番は、示された対応する諸ステップの順番を守ること、又は守らないことが可能である。
【0023】
各図面における要素の説明は、継続する図面の要素を参照してもよい。同じ要素の別の実施形態を含め、全ての図面において同じ番号は同じ要素を参照する。
【0024】
図1は、画面分割用システム100の外観の一例を示す図である。画面分割用システム100は、ディスプレイ200と、画面分割用デバイス300と、複数の情報処理デバイス400と、リモートコントロール・デバイス500とを備えていてもよい。ディスプレイ200と画面分割用デバイス300は、1つの筐体に実装して構成してもよく、また、別個の筐体にそれぞれ実装して構成してもよい。
【0025】
ディスプレイ200は、例えば、液晶デバイス、有機ELデバイス、プラズマデバイス、プロジェクターデバイス、及びCRT等で構成することができる。ディスプレイ200は、例えば、ハイビジョン、フルハイビジョン、4K、8K、16K対応の小画面〜大画面の台座型、壁掛け型、及びテーブル型等の各種タイプとすることができる。ディスプレイ200は、表示用基板上にタッチセンサを搭載して、タッチ操作可能なタッチディスプレイで構成してもよい。また、ディスプレイ200は、ジェスチャーを検出するためのカメラ等のセンサを搭載して、ジェスチャー操作可能な非接触操作可能なディスプレイで構成してもよい。ディスプレイ200は、ワイヤード又はワイヤレスで画面分割用デバイス300とデータ通信可能に接続することができる。
【0026】
複数の情報処理デバイス400は、ワイヤード又はワイヤレスで画面分割用デバイス300とデータ通信可能に接続することができる。複数の情報処理デバイス400は、ディスプレイ200に表示したい表示情報を画面分割用デバイス300に出力する。情報処理デバイス400は、例えば、スマートフォン、携帯電話端末、タブレット,ノートPC、デスクトップPC、DVDプレイヤー、ブルーレイプレヤー、TV(例えば、地上デジタル放送用、CS用、BS用、インターネット接続用のテレビ等)用のチューナー、ゲーム機器、デジタル・カメラ、並びに、スマート・ウオッチ、フィットネス・バンド、及び光学的ヘッドマウント・ディスプレー等のウェアラブル・デバイス等である。
【0027】
画面分割用デバイス300は、ワイヤード又はワイヤレスで複数の情報処理デバイス400及びディスプレイ200とデータ通信可能に接続することが可能に構成されている。画面分割用デバイス300は、例えば、ディスプレイ200に分割画面表示させることが可能となっている。画面分割用デバイス300は、ディスプレイ200の表示画面201を複数の表示領域に分割し、接続される複数の情報処理デバイス400に分割した表示領域をそれぞれ割り当て、割り当てた表示領域に複数の情報処理デバイス400から入力される表示情報をそれぞれ表示する。画面分割用デバイス300は、ユーザ操作に応答して、各表示領域の表示属性を設定することができる。表示属性は、表示位置及び表示サイズを含むことにしてもよい。表示属性は、さらに、表示情報の表示方向、表示形状、及びミラーリングの有無等を含むことにしてもよい。複数の表示領域は、オーバラップして表示してもよい。
【0028】
画面分割用デバイス300は、例えば、画面分割用デバイス300を操作するためのリモートコントローラ装置500から送信されるコマンドを受信して、ユーザ操作を受け付けることにしてもよい。また、画面分割用デバイス300の筐体に画面分割用デバイス300を操作するための操作ボタンを設け、画面分割用デバイス300は、当該操作ボタンに応じたユーザ操作を受け付けてもよい。また、画面分割用デバイス300は、ディスプレイ200の表示画面に設けられたタッチセンサ(タッチパネル)に対するユーザ操作を受け付けてもよい。また、画面分割用デバイス300は、ディスプレイ200の表示画面に設けられたタッチセンサ(タッチパネル)に対するユーザ操作を受け付けてもよい。また、画面分割用デバイス300は、ディスプレイ200に設けられたセンサで検出されるユーザのジェスチャーをユーザ操作として受け付けてもよい。また、画面分割用デバイス300は、複数の情報処理デバイス400にインストールされた、画面分割用デバイス300を操作するためのアプリケーション・プログラムに対するユーザ操作を受け付けてもよい。
【0029】
リモートコントロール・デバイス500は、例えば、ユーザの操作指示に応じたコマンド信号を画面分割用デバイス300に送出するように構成することができる。画面分割用デバイス300は、リモートコントロール・デバイス500からのコマンド信号に従って各種の処理を実行してもよい。
【0030】
本実施形態では、画面の分割は、画面内に設けた複数の表示領域の各境界が必ずしも重ならない態様と、画面を横方向及び/縦方向の分割線で分割して各表示領域の境界が重なる態様の両方を含むが、以下では、各表示領域の境界が重ならない場合について説明する。
【0031】
図1に示す例では、情報処理デバイス400の一例として、スマートフォン400A、タブレット400B,及びノートPC400Cが画面分割用デバイス300に接続されている。ディスプレイ200の表示画面201には、スマートフォン400A、タブレット400B,及びノートPC400Cに対応させてそれぞれ表示領域201〜204が設定されている。上述したように、表示領域202〜204の表示位置や表示サイズ等の表示属性は、ユーザ操作に応じて設定することができる。表示領域202〜204には、情報処理デバイス400A〜Cから入力される表示情報が表示されている。
【0032】
図2は、画面分割用システム100の機能構成図の一例を示す図である。画面分割用デバイス300は、UIモジュール301と、画面分割モジュール302と、ディスプレイ200と接続するためのインターフェース303と、複数の情報処理デバイス400と接続するための複数のインターフェース304とを備えていてもよい。
【0033】
インターフェース303は、ディスプレイ200と接続してデータを送受信するためのものである。複数のインターフェース304は、複数の情報処理デバイス400とそれぞれ接続して、データを送受信するためのものである。複数のインターフェース304は、例えば、N個のインターフェースであり、ポート1〜ポートNと称する。画面分割用デバイス300は、複数のインターフェース304の数だけ(ポートの数だけ)、情報処理デバイス400を接続することができる。
【0034】
インターフェース303及び複数のインターフェース304は、例えば、ビデオ・グラフィクス・アレイ(「VGA」)、デジタル・ビデオ・インターフェース(「DVI」)、高解像度マルチメディア・インターフェース(「HDMI(登録商標)」)、コンポーネント・ビデオ、コンポジット・ビデオ、同軸ビデオ、ディスプレイ・ポート、Sビデオ、SCART、Dターミナル用のインターフェースとすることができる。また、インターフェース303及び複数のインターフェース304は、シリアル・ポート接続、ユニバーサル・シリアル・バス(「USB」)、IEEE 1394(「FireWire」)、Ethernet(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、IEEE 802.11用のインターフェースを使用することができる。画面分割用デバイス300は、ディスプレイ200の画面分割のコントロールをすると共に、複数の情報処理デバイス400のそれぞれに対して、単一の(論理)ディスプレイとして見せ、またそれらを統合し、ディスプレイ200に対して単一の出力デバイスとして機能してもよい。
【0035】
UIモジュール301は、リモートコントロール・デバイス500により送信されるコマンド信号を検出するように構成された1つ以上のセンサ及び/又はアンテナ(赤外線センサを含む)を備えていてもよい。UIモジュール301は、ディスプレイ200に提示するメニュー画面(UI画面)情報や分割画面情報等の画面情報を画面分割モジュール302に生成させるように構成することができる。メニュー画面は、メインメニュー画面及び1つ以上のサブメニュー画面を含む階層構造のメニュー構造で編成してもよい。また、メニュー画面は、ポップアップ画面やGUI画面を含むように構成してもよい。また、メニュー画面では、複数のオプションやそのサブオプションを含むように構成することができ、オプションやサブオプションは可動カーソルでハイライト表示してもよい。
【0036】
リモートコントロール・デバイス500は、ユーザが操作指示(選択、決定、カーソルの移動等を含む)を行うためのボタン、スイッチ、及びタッチパッド等を備え、これらに対する操作に応じたコマンド信号を、例えば、赤外線又は高周波により画面分割用デバイス300のUIモジュール301に送信するように構成することができる。
【0037】
リモートコントロール・デバイス500は、メニュー画面の表示の指示やメニュー画面内で操作(選択、決定、カーソルの移動等を含む)するためのコマンド信号を画面分割用デバイス300のUIモジュール301に送出する。ユーザは、リモートコントロール・デバイス500を操作することで、メニュー画面内で所望の操作を行うことができる。
【0038】
画面分割モジュール302は、UIモジュール301からの指示に応じて、ディスプレイ200に表示させる画面情報(メニュー画面情報や分割画面情報等を含む)を生成して、ディスプレイ200に出力して表示させる。
【0039】
画面分割モジュール302は、複数のインターフェース304に接続される複数の情報処理デバイス400の数に応じて、ディスプレイ200の表示画面の表示領域を複数の表示領域に分割する。画面分割モジュール302は、分割した表示領域を複数の情報処理デバイス300にそれぞれ割り当て、複数の情報処理デバイス400からインターフェース304を介して入力される表示情報を各表示領域に表示するための分割画面情報を生成して、ディスプレイ200に出力する。
【0040】
さらに、画面分割モジュール302は、UIモジュール301を介して受け付けたリモートコントロール・デバイス500のユーザ操作に応答して、各表示領域の表示属性を設定する。表示属性は、例えば、表示位置及び表示サイズが含まれる。すなわち、情報処理デバイス400のユーザは、リモートコントロール・デバイス500を操作することで、ディプレイ200の分割した各表示領域の表示サイズや表示位置を自由に設定することができる。これにより、ユーザビリティが向上する。
【0041】
図3は、図2の画面分割用システム100の表示例を説明するための図である。図3に示す例では、ディスプレイ200の表示画面201には、メインメニュー画面210が表示されている。例えば、画面分割デバイス300は、リモートコントロール・デバイス500のユーザ操作に応答して、メインメニュー画面210を表示することができる。メインメニュー画面210では、1画面表示と分割画面表示の複数のオプションを選択することができる。ユーザは、リモートコントロール・デバイス500を操作して、カーソル220を移動させて、1画面表示と分割画面表示の一方を選択することができる。ディスプレイ200には、情報処理デバイス400が接続されているポートを表示してもよい。図3に示す例では、ポート1〜ポート3に情報処理デバイス400A,B,Cが接続されている場合を示している。
【0042】
例えば、1画面表示が選択されると、画面分割デバイス300は、1画面表示のサブメニュー画面を表示することができる。1画面表示のサブメニュー画面では、例えば、1画面表示を行うポートを選択するための情報を表示することができる。また、例えば、分割画面表示が選択されると、画面分割デバイス300は、分割画面表示のサブメニュー画面を表示してもよい(図5参照)。分割画面表示のサブメニュー画面では、分割表示する複数の表示領域の表示属性を選択するための情報を表示してもよい。
【0043】
図4は、画面分割表示の手順の一例を説明するためのフローチャートである。図4において、画面分割モジュール302は、UIモジュール301がリモートコントロール・デバイス500のユーザ操作に応じたメニュー画面の表示指示を受け付けると、ディスプレイ200にメインメニュー画面を表示する(S101)。
【0044】
画面分割モジュール302は、UIモジュール301がリモートコントロール・デバイス500のユーザ操作に応じて、メインメニュー画面で分割画面表示の選択を受け付けると(S102)、分割画面用のサブメニュー画面を表示する(S103)。
【0045】
画面分割モジュール302は、ディスプレイ200の表示画面201を複数の領域に分割し、分割した表示領域に、インターフェース304に接続されている複数の情報処理デバイス400をそれぞれ割り当てる(S104)。
【0046】
画面分割モジュール302は、UIモジュール301が受け付けた、分割画面用のサブメニュー画面でのリモートコントロール・デバイス500のユーザ操作に応じて、各表示領域の表示属性(例えば、表示位置及び表示サイズ)を設定する(S105)。
【0047】
画面分割モジュール302は、表示属性を設定した各表示領域に情報処理デバイス400から入力される表示情報をそれぞれ表示する(S106)。
【0048】
図5は、画面分割用のサブメニュー画面の一例を示す図である。図5に示す例では、表示領域を矩形形状(四角形)とした場合を示している。図5に示すように、サブメニュー画面220では、ポート1〜ポート3(情報処理デバイス400A,B,C用)の表示領域の表示属性として、表示位置及び表示サイズ(左下座標(0〜X100,0〜Y100)、右上座標(0〜X100,0〜Y100)、回転角度{表示情報の表示方向(0度〜360度)}、ミラーリングのON/OFFの設定項目がユーザ操作により設定可能となっている。図5に示す例では、ポート1〜ポート3の表示領域の表示位置及び表示サイズが設定されている。OKボタンを押すと、設定内容を反映した分割画面がディスプレイ200の表示画面201に表示される。
【0049】
また、サブメニュー画面220内には、この設定項目の設定内容を反映したプレビュー画面250が表示される。プレビュー画面250では、ポート1〜ポート3(情報処理デバイス400A,B,C用)の表示属性が設定された表示領域に対応する領域251、252、253が表示されている。ユーザは、このプレビュー画面250を確認しながら表示属性を設定することで、簡易に設定することができる。なお、プレビュー画面250内で領域251,252,253を編集(拡大、縮小、移動、回転角度の設定、ミラーリングのON/OFF設定等)して、表示領域の表示属性を設定可能な構成としてもよい。これにより、ユーザはグラフィカルに表示領域の表示属性を設定することができる。
【0050】
図6は、図5の表示属性の設定を反映させた分割画面のディスプレイ200の表示例を示している。図6に示すように、ディスプレイ200の表示画面201には、ポート1〜ポート3に対応する表示領域261〜263が設定されている。画面分割モジュール302は、表示領域261〜263に、それぞれ、情報処理デバイス400A〜400Cから入力される表示情報を表示する。表示領域261〜263には、対応するポートの番号を表することにしてもよい。図5に示す例では、表示領域261〜263に対応するポートの番号1,2,3が表示されている。
【0051】
図7は、図5のサブメニュー画面220内でポート2の回転方向を180度(表示情報の表示方向を反転)に設定した場合のディスプレイ200の表示例を示している。ポート2に対応する表示領域262では、情報処理デバイス400Bから出力される表示情報が反転して表示されている。
【0052】
図8は、図5のサブメニュー画面220内でポート3の表示領域のミラーリングのONを設定した場合のディスプレイ200の表示例を示している。ポート3に対応する表示領域263をミラーリングした表示領域264が表示されている。また、ミラーリングした表示領域264についても、表示する表示情報の表示方向をユーザが設定可能な構成としてもよい。例えば、ユーザは、正立させた表示情報と反転させた表示情報を同じ画面で表示したい場合もある。
【0053】
また、複数の表示領域が重なった場合は、オーバラップして表示(レイヤ表示)することにしてもよい。図9は、複数の表示領域をオーバラップして表示した場合のディスプレイ200の表示例を示している。図9において、表示領域261の一部の領域が表示領域263にオーバラップして表示されている。上に表示する表示領域は、後から設定された表示領域としてもよい。また、ユーザが上に表示する表示領域を指定可能な構成としてもよい。また、表示領域(ポート)毎に優先度を設定して、優先度が高い表示領域を上に表示してもよい。
【0054】
表示領域の表示属性として、ユーザ操作に応答して、例えば、矩形形状□、丸形状〇、三角形状△、菱形形状◇等の表示形状を設定可能に構成してもよい。例えば、上記図5に示した画面分割用のサブメニュー画面220で設定可能に構成してもよい。
【0055】
図10は、表示領域の表示形状を設定した場合の表示例を示している。図10において、表示領域261〜262は、それぞれ、表示形状として、丸形状〇、矩形形状□、三角形状△がそれぞれ設定されている。また、表示位置と表示サイズは、例えば、丸形状〇の場合は、中心座標と半径で規定することができる。また、矩形形状□の場合は、図5で説明したように、左下座標と右上座標で規定することができる。また、三角形状△の場合は、3つの頂点の座標で規定することができる。
【0056】
本発明は、その必須の特徴を逸脱することなく、他の特定の形で具体化することができ
る。説明された諸実施形態は、すべての点において単なる例示的なものであり、限定的な
ものではないとみなされる。したがって本発明の範囲は、前述の説明ではなく添付のクレームによって示される。クレームと等価の意味及び範囲内に入るすべての変更は、それらの範囲内に包含されるものとする。
【符号の説明】
【0057】
1 画面分割用システム
200 ディスプレイ
300 画面分割用デバイス
301 UIモジュール
302 画面分割モジュール
303,304 インターフェース
400 情報処理デバイス
500 リモートコントロール・デバイス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10