特開2017-228653IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

被加工物を切削する切削方法、及び、被加工物を切削する切削装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】不良品となるデバイスチップを最小限度に抑える。
【解決手段】
被加工物を切削ブレードで切削する切削方法であって、被加工物を保持テーブルで保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該保持テーブルで保持された被加工物に回転する切削ブレードを切り込ませるとともに該保持テーブルと該切削ブレードとを相対移動させることで被加工物を該切削ブレードで切削する切削ステップと、を備え、該切削ステップでは、該切削ブレードによる被加工物の切削加工が進行する切削進行方向において該切削ブレードよりも後方に配置されたクラック検出手段で被加工物中のクラックの有無を検出しつつ切削を遂行する。
【選択図】図4

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

半導体ウェーハ等の被加工物を切削する工程では、切削ブレードの種類や加工条件が適切でなければ、該工程中にクラックが発生することがある。また、切削工程の開始時には被加工物にクラックを発生させずに切削することができても、切削加工の進行に伴い切削ブレードの状態が変化して、被加工物にクラックを発生させる場合がある。 クラックが発生した被加工物に対してそのまま切削加工を継続すると、該クラックを延伸させてしまう。また、クラックが発生する条件でそのまま切削加工を行えば、新たなクラックを発生させてしまう可能性も高い。いずれにせよ、そのような状態で切削加工を続行すると、被加工物中の広範囲に渡りクラックが分布するようになる。 広範囲にクラックが分布する半導体ウェーハを切削して分割すると、得られるデバイスチップの多くにクラックが含まれることとなるため、デバイスチップの不良率が高くなる。そのため、切削加工中にクラックが発生した場合に、切削加工を停止して加工条件等を見直すべきであるが、該クラックの発生を検出できなければ、切削加工を停止等することもできない。 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デバイスチップの不良品の発生率を最小限度に抑えうる切削方法、及び、該切削方法の実施に適した切削装置を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一態様によれば、被加工物を切削ブレードで切削する切削方法であって、被加工物を保持テーブルで保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該保持テーブルで保持された被加工物に回転する切削ブレードを切り込ませるとともに該保持テーブルと該切削ブレードとを相対移動させることで被加工物を該切削ブレードで切削する切削ステップと、を備え、該切削ステップでは、該切削ブレードによる被加工物の切削・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によると、被加工物は、切削進行方向(加工送り方向)において切削ブレードよりも後方に配置されたクラック検出手段でクラックの有無を検出されつつ切削される。すると、切削加工中にクラックが発生した際には直ちに該クラックが検出される。 クラックが検出された場合、すぐさま切削加工を停止してもよい。または、切削送り速度を遅くする、切削ブレードの回転速度を変更する等、被加工物にクラックを発生させない加工条件に変更して切削加工を続行してもよい。すると、新たなクラックを発生させず、また、既存のクラックを延伸させずに切削加工を完了できる。 また、クラック検出手段がクラックの発生を検出した場合、切削装置がクラックの発生位置に関する情報を記憶してもよい。その後、ウェーハを分断してデバイスチップをピックアップする際に、該情報をもとに該位置のデバイスチップを不良品と判定すれば、該デバイスチップの良否を判定する工程を省略できる。 したがって、本発明により、デバイスチップの不良品の発生率を最小限度に抑えうる切削方法、及び、該切削方法の実施に適した切削装置が提供される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】被加工物を模式的に示す斜視図である。

【図2】切削装置を模式的に示す斜視図である。

【図3】クラック検出ユニットの構成を示す模式図である。

【図4】図4(A)は、切削方法における保持ステップを模式的に示す断面図であり、図4(B)は、切削方法における切削ステップを模式的に示す断面図である。

選択図 図4出願人が指定した本件の代表的な図

1 被加工物   1a 表面   3 分割予定ライン   5 デバイス   7 ダイシングテープ   9 フレーム   2 切削装置   4 基台   6 保持テーブル(保持手段)   6a 保持面   6b 流路   6c 吸引源   6d 保持テーブル移動方向   8 ブレードユニット(切削手段)   10 X軸移動機構(移動手段)   12 X軸ガイドレール   14 X軸移動テーブル   16 X軸ボールネジ   18 X軸パルスモータ   20 支持台   22 クランプ   24 Y軸移動機構(割り出し送り手段)   26 Y軸ガイドレール   28 Y軸移動テーブル   28a 基部   28b 壁部   30 Y軸ボールネジ   32 Y軸パルスモータ   34 Z軸移動機構   36 Z軸ガイドレール   38 Z軸移動テーブル   40 Z軸パルスモータ   42 切削ブレード   42a 切削進行方向   43 切削液供給手段   43a 撮像装置   43b 切削液供給パイプ   44 クラック検出ユニット   46 筐体   48 水   50 底板   52 超音波発振部   52a 超音波振動子   54 超音波発振受信部   54a 超音波振動子   56 パルス電圧発生部   58 波形検出部   60 クラック判定部   62 報知部   64 供給口   66 供給源   68 制御部

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