特開2017-25647(P2017-25647A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 酒井 隆敏の特許一覧

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  • 特開2017025647-自動ドア装置 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-25647(P2017-25647A)
(43)【公開日】2017年2月2日
(54)【発明の名称】自動ドア装置
(51)【国際特許分類】
   E05F 15/63 20150101AFI20170113BHJP
【FI】
   E05F15/63
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-147520(P2015-147520)
(22)【出願日】2015年7月27日
(71)【出願人】
【識別番号】709002417
【氏名又は名称】酒井 隆敏
(72)【発明者】
【氏名】酒井 隆敏
【テーマコード(参考)】
2E052
【Fターム(参考)】
2E052AA01
2E052CA06
2E052DA06
2E052DB06
2E052EA03
2E052EB01
2E052EC01
2E052GC02
2E052GC06
2E052GD03
2E052KA15
(57)【要約】
【課題】賃貸である集合住宅のドアに設置しようとした場合、建物に傷が付き、原状復帰させる必要がある場合、後付けでは対応できない。
【解決手段】上記課題を解決するために、動力手段であるモーターと連結したトルク増幅手段であるリンク機構を有することを特徴とする自動ドア装置を提供する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蝶番等で枠に取り付けて扉を開閉するようにした開き戸に設置し、
動力手段であるモーターより開閉する自動ドア装置であって、
ドア開閉のため動力伝達手段としてのアームを備え、
該動力伝達手段と、
動力手段と連結した
トルク増幅手段であるリンク機構を有し、
該動力手段の動作と連動し前記開き戸が開閉扉すること
を特徴とする自動ドア装置。
【請求項2】
前記トルク増幅手段であるリンク機構は、前記動力伝達手段であるアームとリンクが回動する回動部材で連結し、
かつ、該リンクは他端に動力手段であるモーターと連結した回動部材を備えた4節リンク機構となり、該リンクと連結する他リンクの長さにより、
両端の回動部材は小径回動部と大径回動部とで構成され、
該アームと連結した回転部が該大径回動部であることを特徴とする請求項1に記載の自動ドア装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は蝶番などで枠に取り付けて開閉するようにした扉、以後開き戸と記すを自動的に開閉させる自動ドアの駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、汎用されている開き戸用自動ドアは大型アームで開閉する若しくは伸縮するスライダーを備えたアームで開閉するドアが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−208645号 公報
【特許文献2】特開2003−343153号 公報
【特許文献3】特開2000−314270号 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、賃貸である集合住宅のドアに設置しようとした場合、ドアクローザーと比べ大型化され、建物に傷が付き、原状復帰させる必要がある場合、後付けで対応できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明によれば、蝶番等で枠に取り付けて扉を開閉するようにした開き戸に設置し、動力手段であるモーターにより開閉する自動ドア装置であって、ドア開閉のため動力伝達手段としてのアームを備え、該動力伝達手段と、動力手段であるモーターと連結したトルク増幅手段であるリンク機構を有することを特徴とする自動ドア装置である。
動力手段であるモーターにより発生するトルクをトルク増幅手段により増幅され、通常のドアクローザー同様開き戸と連結する動力伝達手段であるアームに伝えることにより動力手段であるモーターの小型化を可能にし、従来のドアクローザー取付け孔を使用した自動ドア装置を提供している。
【0006】
又請求項2に記載された発明によれば、動力伝達手段のアームと連結するリンクとその連結部の回転部材、該リンクと連結するリンクともう一端の動力手段であるモーターと連結した回転部材を有する4節リンク機構を備え、アーム側回転部材が大径回動部となる。
【0007】
これによりアーム側でないモーター側回転部材は小径回動部となり、大径/小径倍トルクが増幅され、モーターの小型化が可能となり、従来のドアクローザー用シリンダーのスペースにモーター、マイコンを組込み、従来のドアクローザーケース用取付け孔を使用することができ、建物を傷付けずに取付けることが可能となる。又、固定されたドア枠取付け金具にモーター、マイコンを取付け、金具を可動部のドアに取付けても同様に小スペースで取付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の自動開き戸閉扉時の一実施例(上面視)
図2】本発明の自動開き戸開扉時の一実施例(上面視)
図3】従来ドアクローザーケースにモーターを取付けた場合の自動開き戸閉扉時の一実施例(上面視)
図4】従来ドアクローザーケースにモーターを取付けた場合の自動開き戸開扉時の一実施例(上面視)
図5】従来ドアクローザー取付け例
図6】伸縮するスライダーを備えたアームで開閉する後付け用開き戸自動ドア取付け例
図7】大型アームで開閉する後付け用開き戸自動ドア取付け例
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明の実施の形態を図1図7に基付いて説明する。
図1において、アーム2がドアクローザーケース4と連結し、且つ、ドアクローザー4はモーター6の回動部材であるリンク8と連結しており、モーター6の回転によりリンク7を介しアーム2が回転するリンク機構を有する自動ドア装置の閉扉状態を示す。
又アーム2とリンク8の長さを比較するとアーム2が大径となり、モーター駆動部であるリンク8が増幅されている。
【0010】
図2において、図1の自動ドア装置の開扉状態を示す。
【0011】
図3において、従来ドアクドーザー機構にモーター6を取付けた場合を示す。従来の手動で開き戸5を開ける場合に比べ大きなトルクが必要なことが示されている。
【0012】
図2の開扉状態を示す。
【0013】
図5は従来ドアクローザー取付け例を示す。
【0014】
図6はスライダーを有する従来後付け自動ドア装置取付け例を示す。開き戸接触リンクがドアの端についており高トルクが必要なことが示されている。
【0015】
図7は大型アームを有する従来後付け自動ドア装置取付け例を示す。十分なリンク長さが必要なことが示されている。
【産業上の利用可能性】
【0016】
集合マンションなどの重いドアの開閉扉が安易になる。特に障害者、高齢者に有効と考える。
【符号の説明】
【0017】
1 アーム
2 アーム
3 ドア枠取付け金具
4 ドアクローザーケース(モーター、マイコンケース)
5 開き戸
6 モーター
7 リンク(節)
8 リンク(節)
10 蝶番
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7