特開2017-2799(P2017-2799A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-2799水素エンジンシステムの制御装置、水素エンジンシステムおよび発電システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-2799(P2017-2799A)
(43)【公開日】2017年1月5日
(54)【発明の名称】水素エンジンシステムの制御装置、水素エンジンシステムおよび発電システム
(51)【国際特許分類】
   F02D 19/02 20060101AFI20161209BHJP
   F02D 29/06 20060101ALI20161209BHJP
   F02D 41/02 20060101ALI20161209BHJP
   F02D 41/04 20060101ALI20161209BHJP
【FI】
   F02D19/02 B
   F02D29/06 N
   F02D41/02 330K
   F02D41/04 330P
   F02D41/04 330F
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-117251(P2015-117251)
(22)【出願日】2015年6月10日
(71)【出願人】
【識別番号】501455275
【氏名又は名称】岩井商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000280
【氏名又は名称】特許業務法人サンクレスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩井 好朗
【テーマコード(参考)】
3G092
3G093
3G301
【Fターム(参考)】
3G092AB09
3G092AC08
3G092BB01
3G092EA01
3G092EA02
3G092EA08
3G092EA09
3G092EA17
3G092FA40
3G092GA04
3G092HB01Z
3G092HE01Z
3G093AA16
3G093AB00
3G093BA05
3G093CA04
3G093DA01
3G093DA08
3G093DB23
3G093EA03
3G093EA05
3G093FB01
3G093FB02
3G093FB05
3G301HA22
3G301HA27
3G301JA31
3G301KA07
3G301LB00
3G301MA11
3G301NE01
3G301NE06
3G301NE17
3G301NE19
3G301NE23
3G301PB03Z
3G301PE01Z
(57)【要約】
【課題】水素の供給量過多に起因して水素エンジンの駆動が停止するのを防止する。
【解決手段】水素エンジンシステム2の制御装置5は、水素を燃料とする水素エンジン4の回転数を検出する検出部11と、水素エンジン4の燃焼室への水素の供給量を調整する調整バルブ12と、検出部11により検出された回転数が所定の下限値まで低下した場合に、水素の供給量を増加させるように調整バルブ12を制御する制御部13とを備える。水素の供給量の増加量は、その増加された水素が燃焼室に供給されたときに当該燃焼室内における水素の濃度が閾値以下となるように設定されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素を燃料とする水素エンジンを備えた水素エンジンシステムの制御装置であって、
前記水素エンジンの回転数を検出する検出部と、
前記水素エンジンの燃焼室への水素の供給量を調整する調整部と、
前記検出部により検出された前記回転数が所定の下限値まで低下した場合に、前記供給量を増加させるように前記調整部を制御する制御部と、を備え、
前記供給量の増加量は、その増加された水素が前記燃焼室に供給されたときに当該燃焼室内における水素の濃度が閾値以下となるように設定されていることを特徴とする水素エンジンシステムの制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記検出部により検出された前記回転数が所定の上限値まで上昇した場合に、前記供給量を減少させるように前記調整部を制御する請求項1に記載の水素エンジンシステムの制御装置。
【請求項3】
水素を燃料とする水素エンジンと、
請求項1又は2に記載の水素エンジンシステムの制御装置と、
を備えることを特徴とする水素エンジンシステム。
【請求項4】
請求項3に記載の水素エンジンシステムと、
前記水素エンジンシステムの水素エンジンを駆動源とする発電機と、
を備えることを特徴とする発電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素エンジンシステムの制御装置、水素エンジンシステムおよび発電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化防止などの環境保全の観点から、再生可能な燃料を用いたエンジンとして、水素を燃料として用いる水素エンジンが着目されている。特許文献1には、水素エンジンを発電機を駆動するためのエンジンとして利用することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−127423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水素エンジンを用いる発電システムでは、発電機に負荷がかかった場合でもその発電量が低下しないように、水素エンジンの駆動を適切に制御する必要がある。例えば、発電機に負荷がかかると水素エンジンの回転数が低下するので、その回転数を増加させるために、燃料である水素の供給量を増加させるように水素エンジンを制御する。
【0005】
しかし、水素エンジンでは、水素の供給量が過多になると、燃焼室内において混合気に含まれる水素の濃度が高くなり過ぎて水素エンジンの駆動が停止するおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、水素の供給量過多に起因して水素エンジンの駆動が停止するのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水素エンジンシステムの制御装置は、水素を燃料とする水素エンジンを備えた水素エンジンシステムの制御装置であって、前記水素エンジンの回転数を検出する検出部と、前記水素エンジンの燃焼室への水素の供給量を調整する調整部と、前記検出部により検出された前記回転数が所定の下限値まで低下した場合に、前記供給量を増加させるように前記調整部を制御する制御部と、を備え、前記供給量の増加量は、その増加された水素が前記燃焼室に供給されたときに当該燃焼室内における水素の濃度が閾値以下となるように設定されていることを特徴とする。
【0007】
このように構成された水素エンジンシステムの制御装置によれば、水素エンジンの回転数が所定の下限値まで低下した場合に、燃焼室への水素の供給量を増加させることで、水素エンジンの回転数が下限値よりも低下するのを防止することができる。その際、燃焼室に供給される水素の増加量は、その増加された水素が燃焼室に供給されたときに当該燃焼室内における水素の濃度が閾値以下となるように設定されている。このため、前記閾値を適切な値に設定することで、水素の供給量過多に起因して水素エンジンの駆動が停止するのを防止することができる。
【0008】
前記水素エンジンシステムの制御装置において、前記制御部は、前記検出部により検出された前記回転数が所定の上限値まで上昇した場合に、前記供給量を減少させるように前記調整部を制御するのが好ましい。
この場合、水素エンジンの回転数が所定の上限値まで増加した場合に、燃焼室への水素の供給量を減少させることで、水素エンジンの回転数が上限値よりも増加するのを防止することができる。
【0009】
本発明の水素エンジンシステムは、水素を燃料とする水素エンジンと、上記の水素エンジンシステムの制御装置と、を備えることを特徴とする。
このように構成された水素エンジンシステムによれば、上述の水素エンジンシステムの制御装置と同様の作用効果を奏する。
【0010】
本発明の発電システムは、上記の水素エンジンシステムと、前記水素エンジンシステムの水素エンジンを駆動源とする発電機と、を備えることを特徴とする。
このように構成された発電システムによれば、水素の供給量過多に起因して水素エンジンの駆動が停止するのを防止することができるので、発電機による発電が停止するのを防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、水素の供給量過多に起因して水素エンジンの駆動が停止するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る水素エンジンシステムを備えた発電システムの構成を示す模式図である。
図2】上記水素エンジンシステムの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図3】上記水素エンジンシステムの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る水素エンジンシステムを備えた発電システムの構成を示す模式図である。図1において、本実施形態の発電システム1は、水素エンジンシステム2と、この水素エンジンシステム2の水素エンジン4を駆動源とする発電機3とを備えている。
【0014】
水素エンジンシステム2は、水素ガスを燃料とする上記水素エンジン4と、この水素エンジン4の制御装置5とを備えている。水素エンジン4は、当該水素エンジン4を始動及び停止するための始動スイッチ及び停止スイッチ(いずれも図示省略)を有している。
【0015】
また、水素エンジン4は、その燃焼室(図示省略)に供給される水素ガスと空気とを混合する混合機4aを有している。混合機4aは、水素ガスと空気とを混合した混合気を前記燃焼室に供給する。水素エンジン4には、当該水素エンジン4を冷却するためのラジエータ6が設けられている。
【0016】
制御装置5は、検出部11と、調整バルブ(調整部)12と、制御部13とを備えている。検出部11は、例えば回転数センサからなり、水素エンジン4の回転数を検出するものである。なお、検出部11は、水素エンジン4の回転数を検出するできるものであれば他のセンサ等を用いてもよい。
【0017】
調整バルブ12は、例えばニードルバルブからなり、水素エンジン4の燃焼室へ水素ガスを供給する供給路7の途中に設けられている。調整バルブ12は、その開度を調整することで、前記燃焼室への水素ガスの供給量を調整するものである。
【0018】
本実施形態の調整バルブ12は、例えばその開度を0%から100%までの間で10%毎に調整することができるようになっている。なお、調整バルブ12は、水素エンジン4の燃焼室への水素ガスの供給量を調整することができれば他のバルブを用いてもよい。
【0019】
制御部13は、水素エンジン4の始動および停止を制御する。また、制御部13は、検出部11が検出する水素エンジン4の回転数に基づいて調整バルブ12を制御する。本実施形態の制御部13は、水素エンジン4の回転数が、発電機3が無負荷の状態で発電しているときの水素エンジン4の稼働回転数に対して±2%以内となるように調整バルブ12を制御する。
【0020】
具体的には、制御部13は、検出部11により検出された回転数が所定の下限値まで低下した場合、水素ガスの供給量を増加させるように調整バルブ12を制御する。下限値は、上記稼働回転数が1500rpmの場合、その−2%(−30rpm)である1470rpmに設定される。
【0021】
また、水素ガスの増加量は、その増加された水素ガスが燃焼室に供給されたときに当該燃焼室内の混合気中における水素の濃度が閾値以下となるように設定される。さらにこの閾値は、水素ガスの供給量過多に起因して水素エンジン4の駆動を停止させる濃度値よりも低い値に設定される。
【0022】
また、制御部13は、検出部11により検出された回転数が所定の上限値まで上昇した場合、水素ガスの供給量を減少させるように調整バルブ12を制御する。上限値は、上記稼働回転数が1500rpmの場合、その+2%(+30rpm)である1530rpmに設定される。
【0023】
図2及び図3は、水素エンジンシステム2の制御部13が実行する処理を示すフローチャートである。以下、図2及び図3を参照しつつ、制御部13が実行する処理について説明する。なお、ここでは、水素エンジン4の稼働回転数を1500rpmとした場合について説明する。
図2において、制御部13は、水素エンジン4の始動スイッチがON操作されたときにその制御を開始する(ステップST1)。その開始前の状態において調整バルブ12は閉鎖されている。
【0024】
始動スイッチがON操作されると、制御部13は、調整バルブ12を少し開放するように制御し、水素ガスを水素エンジン4に供給する。具体的には、制御部13は、例えば調整バルブ12の開度を10〜30%のうちから、水素ガスの圧力に応じて適切な開度となるように、当該調整バルブ12を制御する(ステップST2)。
【0025】
次に、制御部13は、検出部11が検出した水素エンジン4の回転数が稼働回転数よりも低い800rpmに達したか否かを判定する(ステップST3)。
ステップST3の判定結果が否定的である場合、制御部13は、検出部11が検出する水素エンジン4の回転数が800rpmになるまで、ステップST3の判定を繰り返し行う。
【0026】
一方、ステップST3の判定結果が肯定的である場合、制御部13は、所定時間(例えば20分)のあいだ、水素エンジン4のアイドリング運転を開始する(ステップST4)。なお、制御部13は、アイドリング運転中に停止スイッチがON操作されても上記所定時間が経過するまでは水素エンジン4の駆動を継続する。
【0027】
次に、制御部13は、上記所定時間が経過したか否かを判定する(ステップST5)。
ステップST5の判定結果が否定的である場合、制御部13は、上記所定時間が経過するまでステップST5の判定を繰り返し行う。一方、ステップST5の判定結果が肯定的である場合、制御部13は次のステップST6に移行する。
【0028】
ステップST6において、制御部13は、調整バルブ12をさらに開放するように制御し、水素エンジン4へ供給する水素ガスの供給量を増加させる。具体的には、制御部13は、例えば調整バルブ12の開度が60%になるように当該調整バルブ12を制御する。
【0029】
次に、制御部13は、検出部11が検出した水素エンジン4の回転数が稼働回転数である1500rpmまで上昇したか否かを判定する(ステップST7)。
ステップST7の判定結果が否定的である場合、制御部13は、検出部11が検出する水素エンジン4の回転数が1500rpmになるまで、ステップST7の判定を繰り返し行う。一方、ステップST7の判定結果が肯定的である場合、制御部13は、水素エンジン4の稼働運転を開始する(ステップST8)。これにより、発電機3による発電が開始される。
【0030】
上記稼働運転中において、発電機3に接続されるモータ(図示省略)等の負荷が発電機3に作用しない無負荷状態であれば、水素エンジン4の回転数は1500rpm(稼働回転数)に維持される。このため、上記無負荷状態において、制御部13は、調整バルブ12の開度を60%にしたまま、その開度の調整を行わない。
【0031】
しかし、上記負荷が発電機3に作用した負荷状態になると、水素エンジン4の回転数は低下する。この場合、制御部13は、水素エンジン4の回転数が稼働回転数(1500rpm)に対して±30rpm(±2%)以内となるように、すなわち1470rpm以上かつ1530rpm以下となるように、調整バルブ12の開度を調整する制御を行う。以下、その制御について説明する。
【0032】
図3において、制御部13は、検出部11が検出した水素エンジン4の回転数が下限値である1470rpmまで低下したか否かを判定する(ステップST9)。
ステップST9の判定結果が肯定的である場合、制御部13は水素エンジン4の燃焼室への水素ガスの供給量を増加させるように調整バルブ12を制御する。具体的には、制御部13は、例えば調整バルブ12の開度が70%になるように当該調整バルブ12を制御する(ステップST10)。これにより、水素エンジン4の燃焼室への水素ガスの供給量が増加するので、水素エンジン4の回転数を上昇させることができる。
【0033】
次に、制御部13は、検出部11が検出した水素エンジン4の回転数が1500rpmまで上昇したか否かを判定する(ステップST11)。
ステップST11の判定結果が否定的である場合、制御部13は、検出部11が検出する水素エンジン4の回転数が1500rpmになるまで、ステップST11の判定を繰り返し行う。
【0034】
ステップST11の判定結果が肯定的である場合、制御部13は、調整バルブ12の開度が元の状態となるように、つまり調整バルブ12の開度が60%になるまで調整バルブ12を制御する(ステップST12)。これにより、水素エンジン4の回転数を1500rpmの状態で再び維持することができる。
【0035】
一方、ステップST9の判定結果が否定的である場合、制御部13は、検出部11が検出した水素エンジン4の回転数が上限値である1530rpmまで上昇したか否かを判定する(ステップST13)。
ステップST13の判定結果が否定的である場合、制御部13は、後述するステップST16に移行する。一方、ステップST13の判定結果が肯定的である場合、制御部13は水素エンジン4の燃焼室への水素ガスの供給量を減少させるように調整バルブ12を制御する。
【0036】
具体的には、制御部13は、例えば調整バルブ12の開度が50%になるように当該調整バルブ12を制御する(ステップST14)。これにより、水素エンジン4の燃焼室への水素ガスの供給量が減少するので、水素エンジン4の回転数を低下させることができる。
【0037】
次に、制御部13は、検出部11が検出した水素エンジン4の回転数が1500rpmまで低下したか否かを判定する(ステップST15)。
ステップST15の判定結果が否定的である場合、制御部13は、検出部11が検出する水素エンジン4の回転数が1500rpmになるまで、ステップST15の判定を繰り返し行う。
【0038】
ステップST15の判定結果が肯定的である場合、制御部13は、ステップST12に移行し、調整バルブ12の開度が元の状態となるように、つまり調整バルブ12の開度が60%になるまで調整バルブ12を制御する。これにより、水素エンジン4の回転数を1500rpmの状態で再び維持することができる。
【0039】
次に、制御部13は、水素エンジン4の停止スイッチがON操作されたか否かを判定する(ステップST16)。
制御部13は、ステップST16の判定結果が否定的である場合にはステップST9に戻り、ステップST16の判定結果が肯定的である場合には処理を終了する。
【0040】
以上、本実施形態の水素エンジンシステム2及びその制御装置5によれば、水素エンジン4の回転数が所定の下限値まで低下した場合に、燃焼室への水素ガスの供給量を増加させるので、水素エンジン4の回転数が下限値よりも低下するのを防止することができる。その際、燃焼室に供給される水素ガスの増加量は、その増加された水素ガスが燃焼室に供給されたときに当該燃焼室内における水素の濃度が閾値以下となるように設定されている。このため、前記閾値を適切な値に設定することで、水素ガスの供給量過多に起因して水素エンジン4の駆動が停止するのを防止することができる。
【0041】
また、水素エンジン4の回転数が所定の上限値まで増加した場合には、燃焼室への水素ガスの供給量を減少させるので、水素エンジン4の回転数が上限値よりも増加するのを防止することができる。
また、本実施形態の発電システム1によれば、水素ガスの供給量過多に起因して水素エンジン4の駆動が停止するのを防止することができるので、発電機3による発電が停止するのを防止することができる。
【0042】
上述の実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更は本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上述の実施形態における水素エンジンシステム2及びその制御装置5は、発電システム1に適用する場合について説明したが、その他のシステムに適用することも可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 発電システム
2 水素エンジンシステム
3 発電機
4 水素エンジン
5 制御装置
11 検出部
12 調整バルブ(調整部)
13 制御部
図1
図2
図3