特開2017-29124(P2017-29124A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-29124(P2017-29124A)
(43)【公開日】2017年2月9日
(54)【発明の名称】マカ球根野菜ハウス定植栽培方法
(51)【国際特許分類】
   A01G 1/00 20060101AFI20170120BHJP
【FI】
   A01G1/00 301Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-160217(P2015-160217)
(22)【出願日】2015年7月29日
(71)【出願人】
【識別番号】508179246
【氏名又は名称】大久保 利彦
(72)【発明者】
【氏名】大久保 利彦
【テーマコード(参考)】
2B022
【Fターム(参考)】
2B022AA01
2B022AB15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】秋口からの圃場作り・苗作りから始まり栽培管理を厳冬のハウス管理方式による国内でのマカ栽培・生産を可能にしたマカ球根野菜ハウス定植栽培方法を提供する。
【解決手段】従来の国内の植物栽培の栽培工程の全工程を経ないで、ビニールパイプハウス内にマカ定植栽培工程法に沿って、マカ圃場を作る用に設け、同ハウス内でマカの苗作りからマカ専用育苗管理工程によりマカの定植を9月中に完了厳守するように設け、栽培工程に沿い9月からの管理「潅水方法・換気方法・防虫対策など」から始まるように設け、10月管理、11月管理、12月管理、1月管理、2月管理、3月管理の管理終了の工程に準じて栽培したことを特徴とするマカ栽培・生産を可能にしたマカ球根野菜ハウス定植栽培方法である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(イ)南米ペルーのアンデス地方で栽培されるペルー産生まれのマカは非常に厳しい海抜4000メートル以上で気温差が激しく、太陽光線の強烈な紫外線と霜が降りる、風が強く酸性土壌で、夏でも気温が昼間は20℃で夜間はマイナス15℃という温度の高低差の厳しい気象と自然環境の中で育つマカは球根野菜植物です。ペルーでの一度でのマカ栽培は収穫後の畑は5〜6年間休ませなければ栽培ができない「大地の栄養素を丸ごと吸収してしまう」大地の栄養素の吸収率は凄まじく、また春蒔きからの栽培と、国内に基本的な栽培技術では苗がことごとく枯れてしまい、生育しない難点から、国内での栽培を断念せざるを得なかった。
(ロ)19年の年月をかけて、マカ栽培に適した圃場から苗作り成長・収穫そして品質管理迄の生産工程を確立しました。
(ハ)福島県会津での産地気候条件は、真冬の外気温はマイナス18℃まで下がる。ハウス内は凍結もあり、外気の大雪の中出ありました。国内「福島県会津」とはいえ厳しい環境の中で克服し国内マカ栽培の技術にたどり着きました。
(二)従来の国内の植物栽培の栽培工程の全工程を経ないで、ビニールパイプハウス内にマカ定植栽培工程法に沿って、マカ圃場(図1)を作り同ハウス内でマカの苗作り(図2)からマカ専用育苗管理工程によりマカの定植(図2)を9月中に完了厳守して、栽培工程に沿い9月(図4)からの管理「潅水方法・換気方法・防虫対策など」から始まり10月管理(図5)、11月管理(図6)、12月管理(図7)、1月管理(図8)、2月管理(図9)、3月管理(図10)の管理終了の工程に準ずることを特徴とするマカ生産のマカ球根野菜ハウス定植栽培方法。
【請求項2】
(イ)1990年リクラテス・シオダ氏がペルー共和国代表として大阪万博「世界花の博覧会」に参加したときにマカを初めて日本に披露した。大変な話題になり、一部国内に正式に種を譲渡した経緯から国内各地にマカの種は広がった。会津にマカの種が再度譲渡しされた機会が1995年である。
(ロ)南米ペルーから譲渡されたマカの種は南米ペルーのボンボン高原と呼ばれた厳粛な土地で育った正式な種である。
(ハ)マカ種の播種から始まりマカ専用育苗管理工程に沿って収穫されたマカ球根ならびにマカ葉などの栄養さらに収穫から厳粛な規格選定からの生産品質は本場南米ペルーのアンデス地方で栽培されるペルー産生まれのマカの品質並びに栄養も維持された高品質のマカが収穫されたことを特徴とする請求項1記載のマカ生産のマカ球根野菜ハウス定植栽培方法。
【請求項3】
1.(イ)マカ圃場作り(F1)に入るには定植45日前(F2)にpHを6.0〜6.5(F3)に調整します。マカの養分吸収に耐えられるように地力維持(F6)の対応に完熟堆肥(F4)厳守で10a当り2t〜3t入れ、土壌改良材として、植物ミネラルを含む、放線菌、糸状菌類、一般細菌類の多い資材一例:製品名ミラクル酵素15k入り土壌改良資材(F5)10a当り30kg投入する。
(ロ)定植30日前(F7)に害虫・雑草対策のために、事前に圃場消毒をする。消毒一例:製品名ガスタード微粒剤による土壌消毒をし、30日前に処理し十分にガスを抜き圃場消毒(F8)を済ます。
(ハ)定植1ヶ月前に元肥(F9)10a当り、資材一例:製品名ビッグハーベイ100号は加工動物質原料肥料(F10)を使用して低温時でも吸収されやすく長期肥効・緩効性タイプで肥料成分の流亡を防ぎ環境に優しい肥料です、成分で10a当り10kg(20kg袋)使用。
(ニ)元肥(F9)にミネラル肥料(F11)資材一例:製品名サン・ラ・テールは100%天然鉱物で微量要素も多く含み、ケイ酸とアルミナが複合状態になった粘土鉱物(pH6.2〜8.1)です。ケイ酸が土の保肥力を高め、」活性のアルミナがチッソを吸着し、チッソの異常・過剰吸収を防ぎ、食味、日持ちが向上します。10a当り200kg(20kg袋×10袋)使用。
(ホ)元肥(F9)に害虫肥料(F12)資材一例:製品名ニーム核油かす(含有成分 N−6.3 P−1.3 K−3.2)で有機JAS規格適合資材です。10a当り60kg(20kg袋)使用。有効成分「アゼディラクチン」は害虫のホルモン系に作用して食欲を減退させるという作用で効果を発揮します。又害虫が耐性を生じないという特徴を持ちます。
(ヘ)以上の加工動物質原料肥料(F10)・ミネラル肥料(F11)・害虫肥料(F12)を土壌耕起時に混和し、畝立て(F13)の高さは最低20cm位高く仕上げ、黒のマルチフィルムを張る前に十分に潅水をする。マルチ張り(F14)には資材一例:製品名オオクラFC50−5618フィルム巾150cm長さ200m/穴6列並列/色黒/厚さ0.03mmでマルチフィルムを張る。
2.(イ)苗作り(G1)の播種は8月に行い、播種開始日づけは、寒い地域(G3)の北海道・寒冷地・極寒地帯(G4)は8月15日頃より播種開始(G5)厳守し、温暖な地域(G6)の播種は8月22日〜28日(G7)厳守で始まり、東北(G8)の播種は8月20日〜25日(G7)厳守で行う。
(ロ)育苗用のプラグトレー(G10)は小さい穴で早く根を充実させる事により植える時にも植え傷みが少ない288穴のプラグトレー(G10)を使用する。
(ハ)プラグ土(12)には、資材一例:製品名タキイ たねまき培土(G11)を用い肥効の効果が40日以上ある。プラグトレー(G10)に床土のプラグ土(12)を入れ給水(G13)し、1時間程置いてから、播種(15)し覆土(G16)し、水を与え、育苗が終わる迄ハウスに遮光幕(G18)30%を張る。
(ニ)定植前の水管理(G19)はプラグ土乾燥(G20)する前に1日数回水をかける(G21)。
(ホ)育苗管理(G24)後、発芽(G22)は4〜5日で揃い播種後25日位で育苗終了(G23)しますが、育苗中に害虫が発生したら、害虫肥料(F12)資材一例:製品名植物保護活性液;彩葉(いろは)コート500mlを1500倍で噴霧する。10a当り50L〜100l散布。冬季間使用時は、25℃のお湯使用。
3.定植(H1)は播種後25日〜30日(H2)内の9月中に定植完了(H3)し、球の肥大に影響するので遅くても10月5日迄とする。
4.(イ)9月管理(J1)の定植後の潅水方法(J2)は土壌状態を見ながら毎日(J4)1ヶ月以上潅水(J5)し、換気方法(J6)は9月中(J7)ハウスサイド開けっ放し(J8)で、防虫対策(J9)は10日に1回(J10)予防(動噴であれば月2回)し、マカの根が傷むので除草(J11)は早めに行う。
(ロ)10月管理(K1)の潅水方法(K2)は土壌状態を見ながら毎日1回(K4)、1ヶ月以上潅水(K5)する。換気方法(K6)は10月中(K7)ハウスサイド開けっ放し(K8)で、防虫対策(K9)は10日に1回(K10)予防(動噴であれば月2回)し、マカの根が傷むので除草(K11)は早めに行う。
(ハ)11月管理(L1)の潅水方法(L2)は土壌状態を見ながら10日に1回(L4)、1ヶ月以上潅水(L5)する。換気方法(L6)は11月中(L7)ハウスサイドは開けっ放し(L8)で、防虫対策(L9)は10日に1回(L10)予防(動噴であれば月2回)しマカの根が傷むので除草(L11)は早めに行う。
(ニ)12月管理(V1)の潅水方法(V2)は土壌状態を見ながら週1回(V4)、1ヶ月以上潅水(V5)する。換気方法(V6)は12月中(V7)日中5℃以上の暖かい時は換気(V8)する。昼間ハウスサイドは開け(V9)て、夜ハウスサイドは閉める(V10)。防虫対策(V11)は10日に1回(V12)予防(動噴であれば月2回)し、マカの根が傷むので除草(L13)は早めに行う。
(ホ)1月管理(B1)の潅水方法(B2)は土壌状態を見ながら10日に1回(B4)、1ヶ月以上潅水(B5)する。換気方法(B6)は1月中(B7)日中5℃以上の暖かい時は換気(B8)する。昼間ハウスサイドは開け(B9)て、夜ハウスサイドは閉める(B10)。防虫対策(B11)は10日に1回(B12)予防(動噴であれば月2回)し、マカの根が傷むので除草(B13)は早めに行う。下旬より肥大が始まる(B14)。
(ヘ)2月管理(N1)の潅水方法(N2)は土壌状態を見ながら10日に1回(N4)、1ヶ月以上潅水(N5)する。換気方法(N6)は2月中(N7)日中5℃以上の暖かい時は換気(N8)する。昼間ハウスサイドは開け(N9)て、夜ハウスサイドは閉める(N10)。防虫対策(N11)は10日に1回(N12)予防(動噴であれば月2回)し、マカの根が傷むので除草(N13)は早めに行う。下旬より肥大が始まる(N14)。
(ト)3月管理(M1)の潅水方法(M2)は土壌状態を見ながら10日に1回(M4)、3月19日〜20日(M5)頃迄潅水する。換気方法(M6)は3月中(M7)日中5℃以上の暖かい時は換気(M8)する。昼間ハウスサイドは開け(M9)て、夜ハウスサイドは閉める(M10)。防虫対策(M11)は10日に1回(M12)予防(動噴であれば月2回)し、マカの根が傷むので除草(M13)は早めに行う。下旬より肥大が始まる(M14)。
5.(イ)収穫(Z1)は、マカ球の肌が良い収穫時期(Z2)3月20日(Z3)から始まり全て抜き取る(Z4)3月25日迄収穫(Z5)し収穫完了(Z6)とし、国産マカ原料を生産から出荷まで高品質のマカが収穫されたことを特徴とする請求項1、請求項2記載のマカ生産のマカ球根野菜ハウス定植栽培方法。
【請求項4】
出荷(Z15)においての作業。
(イ)清い水で洗浄(Z7)を厳守した、マカ葉(Z9)とマカ球(Z10)に選別(Z8)し、マカ葉(Z9)はそのまま洗浄した清潔なコンテナ選別(Z11)に入れて2日〜3日位陰干し(Z14)をする。
(ロ)マカ球(Z10)は、さらに1球当りのサイズと重量に厳しい規格選別(Z12)し、清潔なコンテナ選別(Z13)に入れて2日〜3日位陰干し(Z14)をする。
(ハ)出荷時にはコンテナに資材一例:製品名FLシート「生花鮮度保持シート」7規格サイズ1200mm×1000mmを敷き、マカ全体を包んで乾燥防止する。
国産マカ原料をマカ生産から収穫・出荷まで高品質のマカであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記載のマカ栽培・生産を可能にしたマカ球根野菜ハウス定植栽培方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、秋口からの圃場作り・苗作りから始まり栽培管理を厳冬のハウス管理方式による国内でのマカ栽培・生産を可能にしたマカ球根野菜ハウス定植栽培方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、栽培される場所と本場のマカはボンボン高原とよばれ限定した地域で収穫されたマカをペルー原産マカと称する。南米ペルーの標高4000メートル以上のアンデス地方が中心で気温差が激しく、強烈な紫外線で、夏でも気温が20℃で夜間はマイナス15℃という温度差の厳しい自然環境の中でマカは育つ薬草植物です。また過酷な大地の栄養を丸ごと吸収してしまい一度栽培された圃場は5〜6年あらゆる作物も作れない。アンデス山脈という高地の厳しい条件下で生育し霜、長期間の干ばつや冷害といったあらゆる悪条件に耐え得る、生命力の強いマカは自然のみによって育まれ、また、自然環境の中土壌が肥え、亜鉛をはじめとするミネラルを豊富に含んだごく限られた土地でマカは栽培されている。さらに、上記の条件を備えている圃場は多くなく、ごく一部の村々で栽培されているのが実情。
【発明が解決使用とする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)1990年に日本で初めて大阪万博「世界花の博覧会」時にマカが紹介されました。マカはアンデス山脈にある海抜4000m以上で外気温は−10℃〜15℃(平均5℃)と空気も少なくなります。温度の高低差・太陽の照射率が高い・霜が降りる・風が強い、こうした大変厳しい気象環境の中、土壌が肥え、亜鉛をはじめとするミネラルを豊富に含んだ、ごく限られた土地でマカは栽培され、一度栽培されると数年間は土地を不毛にしてしまい、5〜6年土地を休ませ家畜の堆肥が十分になじんだ頃(有機農法)から栽培が約7年ごろから再開されます。
(イ)マカの種が国内で入手された結果、国内栽培が出来るか各地にて栽培が試みられたが、全て失敗しました。 国内ではマカは作れないとの酷評で諦められ、国内栽培は断念されました。すなわち上記のような過酷な南米ペルー並びに南米の厳格な環境のなかで原産地の栽培されたマカの苗が、国内の農産物環境栽培知識だけでの挑戦栽培技術では、ことごとく原因不明の苗が枯れ、生育しない難点にぶちあたり、国内でのマカ栽培は出来ないとの判断で、従来日本国内では栽培を断念せざるを得なかった。
(ロ)南米ペルー栽培現地では安易な化学肥料を使用した栽培で、南米ペルー地域ではあるがボンボン高原以外の所で作られた粗悪のマカが出回っているとのニュース報道やマカ取扱い業者からの苦情などがネットなどでも報じられている。まがいのマカは球が大きく栄養も品質もまがい物であるしかし粉末にしたマカをペルー産マカとして販売されていると現地では判断しにくいとの事、しかし上記のボンボン高原以外のマカはまがい物であることから、専門の買い付け業者は被害を最小にとどまっているとの報道であり、又まがい物のマカの栄養分析にかけるとあきらかにボンボン高原の生育環境で収穫されたマカとは大きな分析栄養差がでることから、南米ペルー現地であっても、容易に限られた地域のボンボン高原の自然生育環境で収穫されたマカは栽培ができないことが証明されている。原産地:ペルーの農学者:ラモン・ソリス著「ボムボン高原のマカ」から抜粋。南アメリカ・ペルーの現地マカ分析表。[図13]参照。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
従来の国内の植物栽培の栽培工程の全工程を経ないで、ビニールパイプハウス内にマカ定植栽培工程法に沿って、マカ圃場(図1)を作り、同ハウス内でマカの苗作り(図2)からマカ専用育苗管理工程によりマカの定植(図2)を9月中に完了し、栽培工程に沿い9月(図4)からの管理「潅水方法・換気方法・防虫対策など」から始まり10月管理(図5)、11月管理(図6)、12月管理(図7)、1月管理(図8)、2月管理(図9)、3月管理(図10)の管理終了の工程に準ずることにより栄養・品質の高い国産マカを栽培できる事が出来た。
(別紙[図12]を参照、国内「福島県会津」初マカ栽培圃場の写真並びに収穫した国内「福島県会津」マカ原料写真です。)以上を特徴とするマカ栽培・生産を可能にしたマカ球根野菜ハウス定植栽培方法である。
【発明の効果】
【0005】
ハウス内に秋口からの圃場作りとして、徹底して資材は試用試験を繰り返した。商品である堆肥、栄養肥料、害虫肥料なども有機栽培を基本として選択し、こだわりから得た有機土壌肥料資材を施し、完熟堆肥厳守(未熟堆肥は病原菌が生きているため、根の細いマカに育成時障害が出る)で100%天然鉱石の土壌改良資材、水溶性で吸収の良い加工有機質原料の加工動物質原料「MAM」(高級な動物性有機原料を溶解し、95%以上を水溶化したアミノ酸有液です)肥料はじめ有機JAS規格適合資材の害虫肥料など高度な資材を十分に活用し、圃場作り・苗作りから始まり栽培管理を厳冬のハウス管理方式のなかで国産マカ生産を見いだしたマカ球根野菜ハウス定植栽培方法で生産ができた。収穫量が多く、品質および栄養においては栽培地域のペルー産に劣らずその効用・効果ならびに成分組織においても品質が高く安全である。証明として、国産(福島県会津)マカの成分分析表を参照[図14]。日本マカ株式会社依頼「分析試験成績表」日本食品分析センター 2012年(平成24年)12月21日 第12121875001−02号
日本マカ株式会社は福島県会津産マカ販売会社として別会社設立した会社です。
図12]福島県会津マカ栽培圃場ハウス内と収穫した国産初マカ原料写真です。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)マカ圃場作り(F1)に当たり、定植45日前(F2)にpH6.0〜6.5調整(F3)し完熟堆肥(F4)使用を厳守し、土壌改良資材(F5)を投入し地力維持(F6)のマカ圃場作り(F1)をもうける。
(ロ)定植30日前(F7)に圃場消毒し元肥(F9)に加工動物原料肥料(F10)とミネラル肥料(F11)投入後害虫肥料(F12)を設け、畝立て(F13)しマルチ張り(F14)を設ける。
(ハ)苗作り(G1)の播種(G2)を蒔く季節時期と栽培地域と播種開始日を選択しプラグトレイ(G10)にたねまき培土(G11)を設け、プラグ土(G12)を設けた育苗(G17)に給水(G13)し播種(G15)し薄く覆土(G16)した育苗(G17)後ハウスに遮光幕(G18)を設け、育苗管理(G24)するように設け発芽(G22)をまつ。
(ニ)定植(H1)は播種後から25日〜30日(H2)を厳守し9月中に定植完了(H3)するように設け、9月管理(J1)にはいる。
(ホ)管理は9月から始まり翌3月迄管理に入り、潅水方法(J2)の潅水(J3)と換気方法(J6)そして防虫対策(J9)を毎日の作業を月毎に守り用に管理する。
(ヘ)1月管理(B1)に入ると1月下旬より肥大が始まる(B14)。3月管理(M1)に入ると潅水は10日に1回(M4)となり3月19日〜20日(M5)で完了し、収穫(Z1)作業の収穫時期(Z2)は3月20日まじまり(Z3)3月25日迄収穫(Z5)し収穫完了(Z6)となり、品質の高い国内マカ生産が可能となるマカ球根野菜ハウス定植栽培方法である。
使用した特殊資材は資材一例:製品名の品名とその特徴と10a当りの使用をあげているが、これ以外の同等もしくはそれ以上の効果を発揮する資材もあり、地域によって入手困難のときは、限りなく使用一例の資材を参照として使用してもよい。限りなく有機農業に近い農法を重視することが国内マカの収穫成功の技術です。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】マカ圃場作りのフローチャート図
図2】マカ苗作りのフローチャート図
図3】マカ定植のフローチャート図
図4】マカ9月管理のフローチャート図
図5】マカ10月管理のフローチャート図
図6】マカ11月管理のフローチャート図
図7】マカ12月管理のフローチャート図
図8】マカ1月管理のフローチャート図
図9】マカ2月管理のフローチャート図
図10】マカ3月管理のフローチャート図
図11】マカ収穫のフローチャート図
図12】マカ栽培圃場写真と収穫したマカ原料写真
図13】ペルーの農学者:ラモン・ソリス著「ボムボン高原のマカ」から抜粋した。南アメリカ・ペルーの現地マカ分析表
図14】日本マカ株式会社:福島県会津産マカ販売会社です。福島県会津産マカを分析依頼した日本食品分析センターからの分析試験成績書です。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13-1】
図13-2】
図14