(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-31130(P2017-31130A)
(43)【公開日】2017年2月9日
(54)【発明の名称】シマアザミから抽出した歯肉炎治療液BDF
(51)【国際特許分類】
A61K 36/28 20060101AFI20170120BHJP
A61P 1/02 20060101ALI20170120BHJP
A61P 25/34 20060101ALI20170120BHJP
A61K 127/00 20060101ALN20170120BHJP
【FI】
A61K36/28
A61P1/02
A61P25/34
A61K127:00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-174177(P2015-174177)
(22)【出願日】2015年7月28日
(71)【出願人】
【識別番号】515243338
【氏名又は名称】金城 剛
(72)【発明者】
【氏名】金城 剛
【テーマコード(参考)】
4C088
【Fターム(参考)】
4C088AB27
4C088AC05
4C088CA05
4C088NA14
4C088ZA01
4C088ZA67
(57)【要約】
【課題】シマアザミの葉から抽出した歯肉炎治療液BDFを効果的、衛生的に提供する事を課題としている。
【解決手段】シマアザミの葉を炭酸水素ナトリウムで効果的に抽出し、品質保持のためアルコールとグリセリンで衛生的に提供することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シマアザミから抽出した病気治療、予防を目的とした抽出物。
【請求項2】
シマアザミから抽出した歯肉炎治療、タバコの禁煙を目的とした抽出物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯肉炎治療液として使用され、殺菌効果、抗炎症効果、歯茎の収れん効果の3つの効果を1つにまとめた歯肉炎治療液BDFに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、殺菌液(ヒノキチオール、ヨウ素)抗炎症(アズレンスルホン酸ナトリウム)歯茎の収れん(ミルラ、ラタニア)と独立してその効果があったが単一の植物から殺菌、抗炎症、収れんの効果をまとめた発明はされなかった。
【0003】
シマアザミの葉から抽出した歯肉炎治療液BDFを効果的、衛生的に提供する事を課題としている。
【0004】
<
歯肉炎治療液BDFは、人類の病気予防になるか?>
ギネス記録によると歯周病は世界で最も多い病気で、歯周病が原因で脳梗塞、心筋梗塞、肝炎、胃炎になる。歯周病になる前、つまり歯肉炎の状態で治療できればこれらの重い病気にならないのだ。
歯肉炎治療液BDFがこれらの重い病気の予防になり世界中の人に供給できればギネス記録に最も人類を病気から救った歯肉炎治療液としてその名を残すだろう。
世界の医療の常識が治療から予防にシフトすれば医療費は削減できる。
【0005】
<歯肉炎治療液BDFが産業の発展になるか?>
沖縄ではシマアザミは雑草でトゲトゲの葉から人を傷つけるやっかい物である。
戦前の沖縄ではシマアザミの根を煎じて肝臓の薬として利用されていた。時代の流れでウコンが利用されシマアザミは忘れられた。シマアザミは海岸植物で直射日光に強く塩風が強い場所でも50cm〜100cmに成長する。100cmに成長したシマアザミからBDF液が5000ml程度とれる。仮に50mlを千円で販売(のどスプレーの平均価格)するとシマアザミの価値は、10万円である。
沖縄の産業の発展には、歯肉炎治療液BDFが必要になる。
【0006】
<歯肉炎治療液BDFに進歩性があるか?>
進歩性とは、予測性がなく思いがけない効果が生ずるものであるから「
まさか雑草が1本10万円もする高価な薬草であるはずがない!」と誰も予測できないであろう。単一のシマアザミから歯肉炎治療に必要な殺菌、抗炎症、収れんの3つの効果があるので思いがけない効果だと言っていい。
よって進歩性が充分にある。
【0007】
シマアザミの葉から歯肉炎治療液BDFを効果的、衛生的に提供する手段をあげる。
効果的にBDF液を提供するために精製水の温度は70℃〜75℃で60分間煮出す必要がある。低温で煮出すと不純物の少ない液が取り出せる。
添加物は、炭酸水素ナトリウムを使う。炭酸水素ナトリウムは、タンパク質を溶かす作用でシマアザミの葉を柔らかくし効果的に取り出せる。注意点は、BDF液1000mlに対して3gにしなければいけない。たくさん入れるとタンパク質を溶かす作用で口内を傷つけてしまうからだ。炭酸水素ナトリウムの量を守ることで口内を傷つけない安全な歯肉炎治療液BDFが作れるのだ。
【0008】
衛生的に提供するために煮出したシマアザミの葉と液とに分ける。注意点は、葉をしぼってはいけない。不純物が混ざり品質が劣化してしまうのだ。BDF液をろ紙を通してろ過する。あら熱をとるため氷水の容器に常温になるまでつけておく。再度ろ紙を通してろ過する。
不純物のないブラックコーヒー色になれば上出来だ。酸化防止のため冷凍庫に24時間凍らせる。その後自然解凍しアルコール10%とグリセリン5%を添加し均一に混ぜることで衛生的な歯肉炎治療液BDFが完成する。
【0009】
<
歯肉炎を治療すると肝炎も治療できる>
歯周病菌の中でも悪玉菌であるギンギバリス菌が炎症を起こす原因だがギンギバリス菌は、歯茎だけでなく全身の血液をめぐって炎症を起こすのだ。
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の患者は、ギンギバリス菌の保菌率が高く歯肉炎を治療する事で同時に肝炎も治療できるのだ。
戦前の沖縄でシマアザミの根が肝臓の薬として利用されたのは説明したが70年の年月を経てシマアザミの葉から歯肉炎治療液が完成した事を嬉しく思う。
【0010】
<歯肉炎、のどの痛みにどのような効果があるのか?>
歯内炎治療液BDFをスプレー式の容器に入れ赤くはれた歯茎にスプレーする。
きれいに洗った利き手の指でマッサージすると痛みが和らぐのを実感できる。
数分間浸透させ再度スプレーしマッサージすると歯茎が引き締まるのを実感できる。
のどの痛みには、直接のどの奥にスプレーすると炎症が抑えられる。ちなみにのどにスプレーしたBDFを飲み込んでも胃にも良いので問題はない。
【0011】
<タバコによる歯茎の黒色化、歯のグラグラにどのような効果があるのか?>
歯茎の黒色化、歯のグラグラを改善するには個人差がある事を述べておこう。
それは喫煙年数、本数、本人がタバコを止める意志が強いかで大きく変わる。
BDFを使う前に歯医者に行ってヤニ、歯垢を取ってBDFが浸透できる状態にしてもらいたい。数日で歯のグラグラが改善する場合もあるが歯茎の黒色化を改善するには禁煙しなければならない。
歯茎が健康になれば自然とタバコがまずく感じ禁煙が苦にならなくなる。ストレスなく禁煙できれば社会的利益は計り知れない。BDFは、禁煙スプレーとして世界中で使用される可能性を秘めている。
【0012】
<ストレス性の胃炎にどのような効果があるのか?>
BDFを容器に10ml取り直接飲むことで効果が発輝される。
BDFには、炎症を抑えるだけでなく収れんの効果もあるので胃粘膜を修復しストレスに負けない強い胃にする効果がある。
【0013】
歯肉炎治療液BDFを7日間使用した感想をまとめる。
金城(発明者)30代男性 症状(歯肉炎が痛くて眠れない)
Aさん 30代女性 症状(のどが弱くて炎症が起こる)
Bさん 50代男性 症状(タバコが原因で歯がグラグラする)
Cさん 60代女性 症状(ストレスが原因で胃が痛い)
【0014】
金城の感想(歯肉炎の炎症を抑えるスピードは、抜群で他の殺菌液のようなヒリヒリ感が全くないのがとても良い。歯肉炎が痛くて眠れなかったがBDFを使うようになって歯茎がピンク色になり歯ブラシも柔らかめから普通の歯ブラシで磨けるようになった。)
【0015】
Aさんの感想(生まれつきのどが弱くほこりっぽい所では、咳が止まらずのどに炎症が起こっていた。BDFは刺激がないのに炎症が抑えられるので使用感が良く飲み込んでも安全なので安心して使えるのが良いとの声をいただいた。)
【0016】
Bさんの感想(BDFは黒い色をしているので使用するのに抵抗があったがタバコが原因の歯のグラグラに効果があると話をすると、半信半疑だが使ってもらえた。
数日で効果が出て歯がしっかりして食事をする時によく噛めると、大変喜んでもらえた。
私がBDFは、千円で販売できればいいと話をしたらBさんはタバコで悩みを持つ人なら五千円でも安いという答えをもらった。また、のどがイガイガするのも良くなったので一石二鳥だとも言っていた。)
【0017】
Cさんの感想(BDFを10ml飲んでもらった結果、数日で胃痛が治り7日後にはストレスを受けても胃がキリキリする症状がなくなったとの声をいただいた。
Cさんは加齢によってだ液が減り歯周病になったのが胃痛の原因と言っていたが同じ悩みをもつ60代が多いとの声を聞いて歯周病と胃炎は、他人事ではなく歯周病になる前、歯肉炎の状態で治療しなければならないと感じた。)
<歯肉炎治療液BDFの名前の由来>
【0018】
ブラックコーヒー色の金城剛の発明したシマアザミ液を漢字にすると黒色、金剛、薊となる。カタカナで表現すると、
ブラック、ダイヤモンド、フィッシュとなる。頭文字を取って
B D F となった。