特開2017-36256(P2017-36256A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-36256カゴメノリ、ホソカゴメノリから抽出したフコキサンチン皮膚炎治療液RDF
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-36256(P2017-36256A)
(43)【公開日】2017年2月16日
(54)【発明の名称】カゴメノリ、ホソカゴメノリから抽出したフコキサンチン皮膚炎治療液RDF
(51)【国際特許分類】
   A61K 36/03 20060101AFI20170127BHJP
   A61P 17/02 20060101ALI20170127BHJP
   A61K 31/336 20060101ALI20170127BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20170127BHJP
【FI】
   A61K36/03
   A61P17/02
   A61K31/336
   A61P29/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-188862(P2015-188862)
(22)【出願日】2015年8月14日
(71)【出願人】
【識別番号】515243338
【氏名又は名称】金城 剛
(72)【発明者】
【氏名】金城 剛
【テーマコード(参考)】
4C086
4C088
【Fターム(参考)】
4C086AA01
4C086AA02
4C086BA02
4C086MA01
4C086MA04
4C086NA14
4C086ZA89
4C086ZB11
4C088AA13
4C088CA02
4C088CA05
4C088CA23
4C088NA14
4C088ZA89
4C088ZB11
(57)【要約】
【課題】カゴメノリ、ホソカゴメノリから抽出したフコキサンチン皮膚炎治療液RDFを大量に衛生的に提供する事を課題としている。
【解決手段】カゴメノリ、ホソカゴメノリを炭酸水素ナトリウムで抽出し、2つの海藻を混合する事でRDF液を大量生産し、品質保持のためアルコールとグリセリンで衛生的に提供することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カゴメノリ、ホソカゴメノリからフコキサンチン抽出を目的とした抽出物。
【請求項2】
カゴメノリ、ホソカゴメノリから抽出した皮膚炎治療、病気予防を目的とした抽出物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フコキサンチン皮膚炎治療液として使用され、抗炎症、保湿の2つの効果を1つにまとめたフコキサンチン皮膚炎治療液RDFに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、抗炎症(カラミン)保湿(ワセリン)と独立してその効果があったが海藻から高濃度のフコキサンチンを使用した抗炎症、保湿の効果をまとめた発明はされなかった。
【先行技術文献】
【特許文献1】特開平9−291022号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
カゴメノリ、ホソカゴメノリから抽出したフコキサンチン皮膚炎治療液RDFを大量に衛生的に提供する事を課題としている。
【0004】
皮膚炎治療液RDFは、人類の病気予防になるか?
海藻カゴメノリ、ホソカゴメノリから高濃度に抽出したフコキサンチンには、抗老化、抗ガン作用、抗糖尿病、美肌効果がある。しかしモズク、ヒジキからフコキサンチンを抽出すると低濃度でしか抽出できず効果を充分発揮できない。カゴメノリ、ホソカゴメノリから高濃度でフコキサンチンを抽出できるので大量生産し世界中の人に供給できれば病気予防になり、治療医療から予防医療にシフトし、医療費が削減できる。
【0005】
〈皮膚炎治療液RDFは農業、建築業の助けになるか?〉
炎天下の屋外で長時間農業や建築業をする人にとって直射日光は、皮膚炎のストレスだけでなく乾燥によるシワの悩みもある。しかし高価な日焼け止めや化粧水は使わず安価なワセリンに頼るのである。カラミンの様に日焼けのヒリヒリを抑え、ワセリンの様に保湿でき大量に供給できれば皮膚炎で困る人達の助けになる。
【0006】
〈皮膚炎治療液RDFは産業の発展になるか?〉
カゴメノリ、ホソカゴメノリは浅い場所で群生する海藻で干潮時、浜辺に大量に打ち上げられる。農家の人が畑の肥料になると持ち帰るのだが本当の利用法は知らないようだ。カゴメノリ、ホソカゴメノリ1キロからRDF液が5lとれる。
500mlペットボトルに入れ千円で販売するとRDFの価値は1万円である。
農家の人は袋に50キロ持ち帰った。農家の人が50万円の海藻を畑にまいたと知ったらどう思うのだろうか?皮膚炎治療液RDFはアーサ、モズクに並ぶ沖縄の産業発展に欠かせない海藻になる。
【0007】
〈皮膚炎治療液RDFに進歩性があるか?〉
進歩性とは予測性がなく思いがけない効果が生ずるものであるから「まさか肥料の海藻が1キロ1万円もする高価な海藻であるはずがない!」と予測できないであろう。カゴメノリは保湿性の粘りある赤い液、ホソカゴメノリは抗炎症の濃い赤い液がとれ、2つの海藻を混合するとシナジー効果が期待できる。2つの海藻が千トンを超えれば沖縄の一大産業となり、モズクのように養殖され2万トン生産できれば世界中の皮膚炎で困る人達の助けになる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
カゴメノリ、ホソカゴメノリから皮膚炎治療液RDFを大量に衛生的に提供する手段をあげる。大量に提供するためにカゴメノリとホソカゴメノリの両方を使う。海藻には、石、砂、塩分の不純物が付着しているので回転式の除去装置で水を入れかえながら10分間3セットに分けて回転させる。海藻10キロに対し50lの精製水には、150gの炭酸水素ナトリウムを添加する。70℃〜75℃の低温で60分間煮出す。
海藻はアクが出るのでしっかりアク取りをする。
【0009】
衛生的に提供するために海藻と液に分ける。注意点は、海藻をしぼってはいけない。不純物が混ざり品質が劣化するのだ。RDF液をろ紙を通してろ過する。
あら熱を取るため氷水の容器に常温になるまでつけておく。再度ろ紙を通してろ過する。不純物のない赤い色になれば上出来だ。酸化防止のため冷凍庫に24時間凍らせる。その後自然解凍しアルコール10%とグリセリン10%を添加し均一に混ぜることで衛生的なフコキサンチン皮膚炎治療液RDFが完成する。
【発明の効果】
【0010】
〈フコキサンチンが皮膚の炎症、シワを改善する〉
高濃度に抽出したフコキサンチンには、日焼けの炎症による痛みを抑える作用が強力で使い続けると乾燥によるシワが目立たなくなる美肌効果がある。
【0011】
〈フコキサンチンが老化を予防する〉
ストレス、紫外線、喫煙が活性酸素を増加させる原因だがフコキサンチンには、抗酸化力があり体内に発生した活性酸素を抑える働きがある。活性酸素を高濃度フコキサンチンで抑える事で動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞の予防になり老化を予防する効果がある。
【0012】
〈フコキサンチンがガンを予防する〉
フコキサンチンには、腫瘍細胞へのアポトーシス誘導(DNA断片化)ガンの増殖や血管新生を抑制しガンの成長を抑える効果がある。
【0013】
〈フコキサンチンが糖尿病を予防する〉
フコキサンチンには、糖の代謝を促進し、血糖値を下げ白色脂肪を減少させる事によりメタボリックシンドロームを予防でき糖尿病を改善する効果がある。
【発明の実施例】
【0014】
皮膚炎治療液RDFを使用した感想をまとめる。
金城(発明者)30代男性 症状(目の横のシワが気になる)
Aさん 20代男性 症状(重度の日焼けが痛くてガマンできない)
Bさん 家族で 症状(子供が日焼けで赤くなる)
【0015】
金城の感想(30歳で目の横と額のシワが気になり、お風呂の後にRDFを使い続けたらシワが目立たなくなった。3ヵ月後には、肌全体がモチモチになり若返ったのでRDFの効果は、高濃度のフコキサンチンによるものだと確信した。)
【0016】
Aさんの感想(炎天下のビーチでうつ伏せになり日焼けをしたAさんは、眠ってしまい背中に水ぶくれが出来た。氷で冷やしたり、アロエのクリームを塗ったが痛くてガマンできず苦しそうにしていた。これは大変だと思いRDF液と氷を混ぜて水ぶくれした背中にたっぷりと塗ったらAさんは痛みが引いて元気になり驚いていた。Aさんから助けてくれてありがとうと言われ発明したRDFが人の役に立ててすごく嬉しかった。)
【0017】
Bさんの感想(海水浴に来ていたBさんは、日焼けをした子供達にメントールのローションを塗っていた。色白の子供達は日焼けで赤くなっていた。
RDFには、アルコールが入っているので水で薄めて塗ったら赤みが引いて子供達はとても驚いていた。家族みんなで使って喜んでもらえた。Bさんはビーチの売店にRDFを置いたらみんな助かると言っていた。)
〈フコキサンチン皮膚炎治療液RDFの名前の由来〉
【0018】
赤色の金城剛の発明したフコキサンチン液をカタカナで
レッド、ダイヤモンド、フコキサンチンと名付けた。頭文字を取って
R D F となった。