【課題】オンラインまたはオフラインを介して使用者が要求した図書の図書名を抽出して、使用者が使用する読書通帳に出力することができる、読書通帳整理装置を提供すること。
【解決手段】図書に付着された国際標準図書番号をバーコードリーダ13よって読み込み、読み込んだ国際標準図書番号にマッチングする図書名を、外部格納装置または図書目録提供システムから抽出し、抽出された前記図書名が読書通帳にプリントされるように、プリンターを制御する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照しつつ、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る読書通帳整理装置の外部正面を示した例示図、
図2は、本発明に係る読書通帳整理装置の外部背面を示した例示図、
図3は、本発明に係る読書通帳整理装置の内部構成を示した例示図である。また、
図4は、本発明に係る読書通帳整理装置に適用されるISBNと図書名の関係を示した例示図、
図5は、本発明に係る読書通帳整理装置に適用される本の分類帯を示した図、
図6は、本発明に係る読書通帳整理装置に適用されるISBN、図書名と分類帯の関係を示した例示図である。
【0010】
本発明に係る読書通帳整理装置10は、
図1〜
図3に示されたところのように、図書に付着された国際標準図書番号(ISBN)バーコードを読み取るバーコードリーダー13、読書通帳投入部22を介して投入される読書通帳に付着された無線識別(RFID:radio frequency identification)タグを読み取るタグリーダー14、前記国際標準図書番号にマッチングされる図書名を抽出する制御部11、抽出された前記図書名を前記読書通帳投入部22に投入された前記読書通帳にプリントするプリンター19、外部格納装置との通信を遂行する外部格納装置通信部15、および、ネットワークを介して図書目録提供システムとの通信を遂行するネットワーク通信部16を含む。
【0011】
ここで、前記図書目録提供システムは、オンラインのポータルサイトまたは各種機関または本発明に係る読書通帳管理装置を提供する業者において運営されてよい。すなわち、前記図書目録提供システムは、従来利用されていた資料管理システムよりも拡張された概念である。
敷衍して説明すると、前記資料管理システムは、特定の機関によって運営され、特定の端末機を利用したり、会員として登録された使用者によってのみ利用されてよい。
【0012】
しかし、前記図書目録提供システムは、不特定の使用者にオンラインを介して、国際標準図書番号(ISBN:International Standard Book Number)、図書名、分類コード、分類名または出版社等を提供するシステムである。国際標準図書番号(ISBN)、図書名、分類コード、分類名または出版社等を総称して図書目録という。
【0013】
使用者は、本発明に係る読書通帳管理装置を、ネットワークを介して前記図書目録提供システムに連結させた後、前記図書目録提供システムから前記図書目録の提供を受けることができる。
【0014】
また、使用者は、パソコン、スマートフォン、タブレットPCといった別途のネットワーク通信装置を利用して、前記図書目録提供システムに連結した後、前記図書目録提供システムから図書目録をダウンロードしてよい。使用者は、ダウンロードした図書目録を、外部格納装置(たとえば、USBメモリ)に保存させた後、前記外部格納装置を本発明に係る読書通帳管理装置に連結させてよい。すなわち、使用者は、ダウンロードした図書目録をオフライン上で利用してよい。
【0015】
また、前記読書通帳整理装置10は、前記図書の費用と関連した情報を入出力する入出力部12、および前記図書に対する領収証を発行する領収証発給部18をさらに含んでよい。
また、前記読書通帳整理装置10は、前記読書通帳整理装置10の駆動に必要な各種情報を格納する格納部17をさらに含む。
【0016】
また、前記読書通帳投入部22には、前記読書通帳投入部22に投入される読書通帳を支持する読書通帳支持台23が装着されている。
この場合、前記タグリーダー14は、前記読書通帳投入部22または前記読書通帳支持台23に装着されてよい。
【0017】
前記制御部11は、前記図書に付着された前記国際標準図書番号にマッチングされる図書名を、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムから抽出し、抽出された前記図書名が前記読書通帳にプリントされるように、前記プリンター19を制御する。
また、前記制御部11は、前記入出力部12を介して入力された費用についての領収証が出力されるように、前記領収証発給部18を制御する。
【0018】
第一に、前記構成要素は、ケース21によってカバーされる。
たとえば、前記ケース21の正面には、前記入出力部12、前記バーコードリーダー13、前記領収証発給部18、前記読書通帳支持台23、および前記読書通帳投入部22が配置されてよい。
【0019】
前記ケース21の側面には、使用者が前記読書通帳整理装置10を掴んで移動することができるように、持ち手24が配置されてよい。
前記ケース21の背面には、
図2に示されたところのように、前記外部格納装置通信部15と前記外部格納装置を連結させる外部格納装置用ポート25が配置されてよい。
【0020】
前記ケース21の背面には、前記ネットワーク通信部16と前記図書目録提供システムを連結させる通信回線が締結されるネットワーク用ポート26が配置されてよい。
前記ケース21の背面には、前記ケース21の上端部と下端部を連結させるヒンジ27が配置されてよい。前記ヒンジ27をオープンさせると、前記読書通帳整理装置10の内部がオープンされる。
前記ケース21の背面には、前記読書通帳整理装置10に印加される電源をオンまたはオフさせる電源スイッチ28が配置されてよい。
【0021】
第二に、前記バーコードリーダー13は、前記図書に付着された国際標準図書番号(ISBN)バーコードを読み取る機能を遂行する。
前記国際標準図書番号(ISBN)は、各図書に割り当てられた番号であり、特に、国際標準に合わせて整理された番号である。
【0022】
前記ISBNバーコードは、多様な形態で構成されてよい。たとえば、前記ISBNバーコードは、複数のラインで形成されてもよく、またはQRコード(登録商標)のように複数の2次元図形で構成されてもよい。
【0023】
第三に、前記タグリーダー14は、前記読書通帳投入部22を介して投入される読書通帳に付着された無線識別(RFID:radio frequency identification)タグを読み取る機能を遂行する。
敷衍して説明すると、前記タグリーダー14は、前記読書通帳に付着されている無線識別(RFID:radio frequency identification)タグ、あるいは前記読書通帳に付着または印刷されているバーコードを分析して、前記読書通帳投入部22を介して読書通帳が投入されたことを確認する。
【0024】
前記タグリーダー14は、前記読書通帳投入部22または前記読書通帳支持台23に装着されてよい。
前記タグリーダー14を介して読書通帳が投入されたことが確認されると、前記制御部11は、読書通帳に前記図書名等を出力する。
【0025】
第四に、前記制御部11は、前記バーコードリーダー13を介して把握された前記図書の前記国際標準図書番号(ISBN)とマッチングされている図書名を抽出する機能を遂行する。
【0026】
たとえば、前記制御部11は、前記図書に付着された前記国際標準図書番号にマッチングされる図書名を抽出するために、前記格納部17に格納されている図書名を分析するか、前記外部格納装置に格納されている図書名を分析したり、または、前記図書目録提供システムに前記国際標準図書番号についての情報を送信したりする。
【0027】
前記制御部11は、前記格納部17または前記外部格納装置から抽出された図書名、または前記図書目録提供システムを介して送信された図書名を、前記プリンター19を介して前記読書通帳に出力する。
たとえば、前記制御部11は、
図4に示すように、前記図書のISBNコードおよび前記ISBNに対応する図書名を前記読書通帳にプリントしてよい。
【0028】
しかし、前記制御部11は、前記図書の図書名だけでなく、前記図書が含まれている分類帯についての情報を前記読書通帳にプリントしてよい。前記分類帯は、図書の分類コードおよび分類名を含んでよい。
一般的に、図書は、韓国十進分類法(KDC)等の図書分類表によって分類でき、前記図書目録提供システムには、
図5に示されたところのような図書分類帯についての情報が格納されてよい。
【0029】
したがって、前記制御部11は、前記ISBNが把握されると、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムまたは前記格納部から、前記ISBNにマッチングされている図書名、分類コードおよび分類名を抽出して、
図4または
図6に示されたところのような情報を、前記プリンター19を介して前記読書通帳にプリントしてよい。
【0030】
使用者は、前記読書通帳にプリントされた内容を確認して、当該図書が属する分類帯を確認することができる。
この場合、使用者は、読書通帳にプリントされた図書名と分類コードおよび分類名に基づいて、自身が所蔵している図書を分類することができ、当該分類に従って、自身の本棚に図書を配置させることができる。
【0031】
第五に、前記プリンター19は、前記制御部11の制御に従って、抽出された前記図書名を、前記読書通帳投入部22に投入された前記読書通帳にプリントする。
このため、前記プリンター19は、前記読書通帳投入部22の内部に装着されてよい。
【0032】
第六に、前記外部格納装置通信部15は、前記外部格納装置との通信を遂行して、前記外部格納装置から前記図書名の伝達を受ける。
前記外部格納装置は、USBメモリとされてよく、または外付型ハードとされてもよい。
前記ケース21には、前記外部格納装置と連結された外部格納装置用ポート25が装着されている。前記外部格納装置は、前記外部格納装置用ポート25に装着されて、前記外部格納装置通信部15との通信を遂行する。
【0033】
第七に、前記ネットワーク通信部16は、ネットワークを介して図書目録提供システムとの通信を遂行する。
ここで、前記図書目録提供システムは、書店、ポータルサイト、各種機関、本発明に係る読書通帳管理装置を提供する業者などにおいて管理されてよい。
【0034】
第八に、前記入出力部12は、使用者が前記読書通帳整理装置10で各種情報を入力する際に利用されてよい。すなわち、使用者は、前記入出力部12を介して、各種情報を前記読書通帳整理装置10に入力してよい。
【0035】
前記入出力部12は、前記制御部11で処理された各種情報、たとえば、前記バーコードリーダー13を介して把握された前記図書のISBNコード、バーコード番号および抽出された図書名等を出力してよい。
【0036】
前記入出力部12は、前記入力機能を遂行するキーボードまたはマウス等の入力装置と、前記出力機能を遂行するモニタを個別に含んでよい。
しかし、前記入出力部12は、タッチスクリーンで構成されてよく、この場合、前記入力機能と前記出力機能が前記タッチスクリーンを介して行われてよい。
【0037】
第九に、前記領収証発給部18は、前記図書に対する領収証を発行する機能を遂行する。
この場合、本発明に係る読書通帳整理装置は、POS端末の機能を遂行してよい。
【0038】
たとえば、本発明に係る読書通帳整理装置10に費用決済機能が装着されているならば、使用者が前記バーコードリーダー13を介して前記図書の図書名を確認する際に、前記制御部11は、前記図書に対する決済を同時に遂行してよい。
【0039】
また、使用者が、図書名を確認した後に、別途のプロセッサを介して図書費用の決済を要請した場合、前記制御部11は、前記図書に対する決済を遂行してよい。
この場合、前記制御部11は、前記ネットワーク通信部16を介して、費用と関連した決済要請を費用決済システムに伝送し、前記費用決済システムから承認情報が受信されれば、前記領収証発給部18を駆動して領収証を発行する。
【0040】
敷衍して説明すると、使用者は、本発明に係る読書通帳整理装置10を利用して、自身が利用する読書通帳に、自身が購入した、または借りた図書の図書名を入力してよく、かつ、自身が購入した図書に対する費用を決済してもよい。
【0041】
この場合、本発明に係る読書通帳整理装置10には、使用者が利用するクレジットカード情報の入力を受けることのできるカード入力装置が具備されてよい。
【0042】
第十に、本発明に係る読書通帳整理装置は、図書に付着または印刷されたイメージを分析するスキャナーをさらに含んでよい。
前記制御部11は、前記スキャナーを介して分析された前記イメージを利用して、前記図書にマッチングされる図書名を、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムから抽出する。
【0043】
このために、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムは、前記イメージについての情報を格納してよい。
たとえば、前記イメージは、前記図書の表紙に付着または印刷されたイメージである。この場合、前記イメージは、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムにもあらかじめ登録されている。
【0044】
前記制御部は、前記スキャナーを介して分析された前記イメージを、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムにあらかじめ格納されているイメージと分析して、前記イメージとマッチングされている図書名を抽出してよい。
【0045】
他の方法として、前記制御部は、前記スキャナーを介して分析された前記イメージから、前記図書の図書名を抽出してもよい。前記制御部は、抽出された前記図書名についての追加情報、たとえば、前記図書の国際標準図書番号(ISBN)、分類コード、分類名または出版社等を、前記外部格納装置または前記図書目録提供システムから追加的に提供されてもよい。
【0046】
以下では、本発明に係る読書通帳整理装置を利用して読書通帳を整理する方法が説明される。
まず、使用者は、図書名が含まれているデータを、前記読書通帳整理装置10に装着させてよい。
【0047】
たとえば、使用者は、前記読書通帳整理装置10の前記外部格納装置用ポート25に外部格納装置を装着させた後、前記外部格納装置に格納されている図書名データを前記格納部17にダウンロードしてよい。また、前記外部格納装置が、前記外部格納装置用ポート25に格納されて、前記格納部として利用されてもよい。
【0048】
また、使用者は、前記ネットワーク用ポート26にインターネットなどの通信システムと連結された通信回線を連結させる。その後、前記制御部11は、前記ネットワーク通信部16を介して前記図書目録提供システムとの通信を遂行する。
【0049】
次に、使用者は、自身が利用している読書通帳を前記読書通帳投入部22に投入する。
この場合、前記タグリーダー14は、前記読書通帳に付着されているタグを確認することにより、読書通帳が前記読書通帳投入部22に投入されたことを確認する。
【0050】
次に、使用者は、図書名を確認しようとする図書のISBNバーコードを前記バーコードリーダー13に認識させる。
この場合、前記バーコードリーダー13は、前記ISBNバーコードを認識して、前記国際標準図書番号(ISBN)を把握する。
【0051】
次に、前記制御部11は、把握された前記国際標準図書番号とマッチングされている図書名を抽出する。
この場合、前記制御部11は、前記したところのように、前記格納部17、前記外部格納装置および前記図書目録提供システムを利用して、前記図書名を抽出してよい。
【0052】
また、前記制御部11は、前記図書の分類コードおよび分類名を抽出してもよい。
最後に、前記制御部11は、抽出された前記図書名、前記ISBN、前記分類コードおよび分類名等を、前記プリンター19を介して前記読書通帳にプリントしてよい。
【0053】
図7および
図8は、本発明に係る読書通帳整理装置の入出力装置を介して提供される画面の例示図である。
本発明に係る読書通帳整理装置は、前記入出力部12を介して、
図7および
図8に示されたところのような画面を提供してよい。
【0054】
本発明に係る読書通帳整理装置10は、子供または小中高校生らの目線に合わせて、簡便なユーザーインターフェイスを、前記入出力部12を介して提供してよい。
たとえば、
図7は、使用者が読書通帳を前記読書通帳投入部22に投入せよという情報を示している。
【0055】
使用者は、
図7のような画面を介して提供される動画またはメッセージまたはイメージ等を利用して、前記読書通帳投入部22に読書通帳を投入することができる。
前記制御部11は、抽出された図書名を前記読書通帳に出力する前に、
図8に示されたところのように、前記入出力部12を介して前記図書名についての情報を提供してもよい。
【0056】
本発明に係る読書通帳整理装置10は、会員登録に関する別途の手続がなくとも、使用者が、自身の読書通帳に、自身が購入したり借りたりした図書の図書名を簡便に出力するようにしてよい。
たとえば、本発明に係る読書通帳整理装置10は、会員登録がなくとも、前記バーコードリーダー13を介して把握されたISBNおよび前記ISBNにマッチングされている図書名を、前記読書通帳にプリントしてよい。
【0057】
したがって、本発明に係る読書通帳整理装置は、学校、図書館、書店、または家庭に配置されて、簡便に利用され得る。特に、別途の会員加入手続が必要でないため、本発明に係る読書通帳整理装置は、複数の使用者によって自由に利用され得る。
【0058】
本発明を簡単に整理すると、次のとおりである。
本発明は、子供および青少年の読書増進のためのものであり、特に、読書通帳に図書名を印刷することのできる装置である。
【0059】
本発明によれば、図書目録提供システムが要求されない。本発明は、図書目録提供システムに依存することなく、図書に印刷されている国際標準図書番号(ISBN:International Standard Book Number)バーコードを利用して図書名を読書通帳に印刷することができる。たとえば、本発明は、図書に印刷されているISBNバーコードを、バーコードリーダーを利用して読み取った後、前記ISBNとリンクされている図書名を抽出した後、抽出された図書名を読書通帳に出力する。
【0060】
図書名は、本発明に係る読書通帳整理装置の格納部17に格納されてよい。
この場合、前記図書名は、オフライン上で、外部格納装置(USBメモリ)により前記格納部17に格納されてよい。
【0061】
また、前記図書名は、前記外部格納装置に格納された状態で、前記読書通帳整理装置によって利用されてよい。
また、前記図書名は、オンライン上で、ポータルサイトまたは機関等といった図書名を提供する図書名提供先から送信されて、前記格納部に格納されてよい。
【0062】
本発明が属する技術分野における当業者は、本発明が、その技術的思想や必須的特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施され得るということを理解するこができるであろう。それゆえ、以上において記述した実施例は、すべての面において例示的なものであり、限定的なものでないものと理解しなければならない。本発明の範囲は、前記詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって示されており、特許請求の範囲の意味および範囲、そして、その等価概念から導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。