特開2017-38896(P2017-38896A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2017038896-金属製耳かき 図000003
  • 特開2017038896-金属製耳かき 図000004
  • 特開2017038896-金属製耳かき 図000005
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-38896(P2017-38896A)
(43)【公開日】2017年2月23日
(54)【発明の名称】金属製耳かき
(51)【国際特許分類】
   A47K 7/00 20060101AFI20170203BHJP
【FI】
   A47K7/00 105
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-175160(P2015-175160)
(22)【出願日】2015年8月19日
(71)【出願人】
【識別番号】515244922
【氏名又は名称】小野 剛司
(72)【発明者】
【氏名】小野 剛司
【テーマコード(参考)】
2D134
【Fターム(参考)】
2D134BA01
2D134BA04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】耳穴から20mmの深さからの耳垢を取り除くことを容易とする。外耳道が狭い人でも使用ができるように先端部分は直径5mmと4mmを用い、材質が金属であるため、長期での使用を可能とする耳かきを提供する。
【解決手段】全体の長さLとし、耳かき部1は直径5mmφGと直径4mmφH、スパイラル状の長さ20mmSPとし、また、耳かき部1の一端部を分離可能にすることによりプラスチックまたはシリコンゴム8で一部加工されたもち手部2との結合も可能とした。もち手部2は長さ80mm、指の掛かる部を半径7mmの円弧に切削加工し、スパイラル状の先端部の面取りは1mmとした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳かき本体において少なくとも一端部に耳かき部を設けその耳かき部がスパイラル状の金属構造としたことを特徴とした耳かき。
【請求項2】
請求1に記載した耳かきにおいて耳かき部にボルトナットを直径5mm以下に切削加工することより外耳道の狭い人でも耳垢を容易に取り除くことができることを特徴とした耳かき。
【請求項3】
請求項1に記載した耳かき部において耳かき部はボルトナットにチタン製またはチタンコーティングを施したことを特徴とする耳かき。
【請求項4】
請求1に記載した耳かきにおいて、耳かき部の長さを20mmにすることにより多くの耳垢を取り除くことを特徴とした耳かき。
【請求項5】
請求1に記載した耳かきにおいて耳かき部ともち手部をチタン製またはチタンコーティングで施したことを特徴とする耳かき。
【請求項6】
請求1に記載した耳かきにおいて耳かき部の一端部を分離可能にことによりもち手部だけをプラスチックまたはシリコンゴムにもできることを特徴とした耳かき。
【請求項7】
請求6に記載したもち手部においてもち手部をプラスチックまたはシリコンゴムにすることにより一部または全部を加工し指の掛かる部を設けることを特徴とする耳かき。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本製品は金属を用いた耳垢を取り除く為の耳かきに関するものである。
従来の先端がスパイラル形成の金属製耳かきは、先端がひら形成の耳かきに比べて比較的多くの耳垢を取り除くことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
[しかしながら先端が金属製の耳かきは耳かき部のスパイラル状の長さが短いため一度に掻きだせる耳垢の量が少量である]
【課題を解決するための手段】
本製品は耳かき部のスパイラル状の長さを20mmにすることで上記の問題を解消する
【発明の効果】
本製品は耳かき部のスパイラル状の部分を耳穴から耳垢が発生する距離20mmにすることにより一度に多くの耳垢を掻きだすことができ、さらに耳かき部の直径を5mmと4mmにすることで、外耳道が狭い人でも奥まで挿入することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図1】本製品に係る耳かきで本製品の長さは120mmで耳かき部ともち手部はチタン製またはチタンコーティングを施した金属で耳穴から挿入するスパイラル状の部分の長さを20mm直径は5mmと4mmに切削加工した平面図である。
図2】本製品に係る耳かきで耳かき部の一端部を分離可能にした場合にもち手部だけをプラスチックまたはシリコンゴムにし、指の掛かる部を設けた耳かき部ともち手部の平面図である。
図3図2における耳かき部ともち手部を接合するときのもち手部への挿し込み部ともち手部の受け部の平面図である。
【発明を実施するための形態】
本製品は図1に記載してある様に、耳かき部をチタン製またはチタンコーティングを施した金属で直径を5mm以下に切削加工を施し、スパイラル形状の部分の長さを20mmに製造する。
【実施例】
図1に示すスパイラル状の耳かき部(1)の直径を5mm(φG)と4mm(φH)長さを20mm(SP)で全体の長さは120mm(L)で構成している。材質はチタン製またはチタンコーティングを施した金属(6)を使用している。先端部の面取りは1mmとしている。直径を5mmと4mmにしたのは、外耳道が狭い人でも使用することを容易にする為である。また、耳かき部をチタン製またはチタンコーティングを施した金属にしたのは金属アレルゲンをもつ人でも使用ができるという効果をもつ。
図2に示す耳かき部の一端部を分離可能にした場合のもち手部(2)は耳かき部の直径をφGとφHで長さを80mm(H)で構成している。指の掛かる部(U)は連結後を考慮し、もち手部の部分の先端部から4mm(SM)離れ部分を半径7mm(π)の円弧に切削加工している。材質はプラスチックまたはシリコンゴム(8)で射出成型している。
図3に示す耳かき部のもち手部への挿し込み部(12)は長さ10mm(SL)直径2mm(φJ)に切削加工している。もち手部の受け部(21)は長さ10.5mm(AM)直径2.5mm(φK)に射出成型している。
図3に示すもち手部への差し込み部(12)ともち手部の受け部(21)は接合が可能であれば型はこの限りではない。
【産業上の利用可能性】
本製品は人間用に耳かきとして有用します。
【符号の説明】
1 耳かき部
2 もち手部
6 金属
8 プラスチックまたはシリコンゴム
12 もち手部への挿し込み部
21 もち手部の受け部
U 指の掛かる部
φG 直径5mm
φH 直径4mm
φJ 直径2mm
φK 直径2.5mm
L 長さ120mm
H 長さ80mm
SP 長さ20mm
AM 長さ10.5mm
SL 長さ10mm
SM 先端部から4mm
π 半径7mm
図1
図2
図3