【解決手段】複数の確認者によって所定事実の有無を確認する確認装置であって、1の確認者である通報者からの該所定事実の存在を肯定する通報信号を受け付けると、通報者以外の確認者の連絡先を確認者情報記憶手段から読み出し、読み出し取得された連絡先に、該所定事実の有無に関する操作である有無確認操作を要求する通知である有無確認要求通知を送信する。通報者以外の確認者の有無確認操作に関する信号を受け付け、該所定事実が存在することを示す有操作を発した確認者の数に基づき、該所定事実が存在すると判断する。
確認者情報記憶手段は、候補者情報記憶手段に記憶された確認候補者と、該確認候補者が承諾信号を発したことと、を関連付けて記憶するものである、請求項2に記載の確認装置。
確認候補者が諾否操作を行う諾否用ウエブページを確認候補者に対応して作成し、該作成した諾否用ウエブページをインターネット上に公開する諾否用ウエブページ作成手段を備えてなり、
候補者諾否操作要求手段が、諾否用ウエブページにおいて諾否操作を要求する諾否確認要求通知を送信し、
諾否信号受付手段が、諾否用ウエブページにおける諾否操作に関する諾否信号を受け付けるものである、請求項2又は3に記載の確認装置。
候補者諾否操作要求手段が、諾否用ウエブページのインターネット上のアドレスを内容に含む電子メールを作成し、諾否確認要求通知として該電子メールを候補者連絡先に送信するものである、請求項4に記載の確認装置。
存在判断手段が、前記有操作を発した確認者が、通報者以外の確認者全員になったときに前記所定事実が存在すると判断するものである、請求項1乃至6のいずれか1に記載の確認装置。
請求項1乃至7のいずれか1に記載の確認装置を含んでなり、該確認装置が前記所定事実が存在すると判断した場合に所定のコンテンツを宛先者に提示するコンテンツ提示装置であって、
提示するコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
該確認装置が該所定事実が存在すると判断した後、コンテンツ記憶手段が記憶しているコンテンツを宛先者に提示するコンテンツ提示手段と、
を備えてなる、コンテンツ提示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
確かに、特許文献1開示の報知装置は、感知手段が所定の事象の発生を感知することで、所定の事象(所定事実)の有無を確認する確認装置として機能するものである。
しかしながら、特許文献1開示の確認装置(報知装置)においては、感知手段が感知しうる事象しか確認できない。このため人の認識や判断を要するような所定事実の有無の確認については適用が難しい。例えば、特許文献1開示の報知装置の感知手段が、家屋に取り付けられた「窓ガラスの破壊を検知するガラスセンサ、動体が対向線上を横切ったことを検知する赤外線センサ、金庫への物理力の行使による振動や金庫を溶断しようとする際に生じる熱を検知する金庫センサ、煙若しくは熱を検知する火災センサ」(特許文献1の段落番号0007)のようなものであれば、これらガラスセンサ、赤外線センサ、金庫センサ、火災センサの全てが感知した場合には、家屋の窓ガラスが破壊され、動体が対向線上を横切り、金庫へ物理力が行使され、家屋内に煙又は熱が生じたことは確認できるが、その家屋に泥棒が入って放火したのか、その家屋が漏電による火事に遭い、その家屋に住んでいた住人が金庫を持ち出すために窓ガラスを破壊したのかは確認ができないし、さらにその家屋に住んでいた住人がその際に死亡したのかどうかは確認できない。
【0005】
そこで、本発明では、所定事実の有無の確認について人の認識や判断を要するような該所定事実の有無を確認することができる確認装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の確認装置(以下、「本確認装置」という。)は、少なくとも2以上の確認者によって所定事実の有無を確認する確認装置であって、確認者それぞれの連絡先を記憶する確認者情報記憶手段と、1の確認者である通報者からの該所定事実の存在を肯定する通報信号を受け付ける通報信号受付手段と、通報信号受付手段が通報信号を受け付けた後、通報者以外の確認者の連絡先を確認者情報記憶手段から読み出す確認者連絡先読出手段と、確認者連絡先読出手段により読み出し取得された連絡先に、該所定事実の有無に関する操作である有無確認操作を要求する通知である有無確認要求通知を送信する有無確認要求手段と、通報者以外の確認者の有無確認操作に関する信号を受け付ける有無信号受付手段と、有無信号受付手段により受け付けられた有無確認操作に関する信号のうち、該所定事実が存在することを示す有操作を発した確認者の数に基づき、該所定事実が存在すると判断する存在判断手段と、を備えてなる、確認装置である。
【0007】
本確認装置は、少なくとも2以上の確認者によって所定事実の有無を確認する確認装置である。所定事実の有無を複数(少なくとも2以上)の確認者により確認することで、1の確認者により確認する場合に比し、正確な確認が可能になる。
本確認装置は、確認者情報記憶手段と、通報信号受付手段と、確認者連絡先読出手段と、有無確認要求手段と、有無信号受付手段と、存在判断手段と、を備えてなる。
確認者情報記憶手段は、確認者それぞれの連絡先を記憶するものであり、確認者の連絡先に加え、他の情報(例えば、確認者の氏名、確認者の生年月日や性別等)も併せて記憶するものであってもよい。
通報信号受付手段は、1の確認者である通報者(2以上の確認者のうちのいずれか一人)からの該所定事実の存在を肯定する通報信号を受け付ける。
確認者連絡先読出手段は、通報信号受付手段が通報信号を受け付けた後、通報者以外の確認者(例えば、確認者A、確認者B及び確認者Cの3の確認者がいた場合、確認者Bが通報者になったときは、確認者A及び確認者Cである。)の連絡先を確認者情報記憶手段から読み出す。このとき確認者連絡先読出手段は、通報者以外の確認者の連絡先のみならず、確認者情報記憶手段が前記他の情報を記憶している場合には、前記他の情報の一部又は全部を併せて読み出すようにしてもよい。
有無確認要求手段は、確認者連絡先読出手段により読み出し取得された連絡先に、有無確認要求通知を送信する。有無確認要求通知は、該所定事実の有無に関する操作である有無確認操作を、通報者以外の確認者に要求する通知である。
有無信号受付手段は、通報者以外の確認者の有無確認操作に関する信号を受け付ける。
存在判断手段は、有無信号受付手段により受け付けられた有無確認操作に関する信号のうち、該所定事実が存在することを示す有操作を発した確認者の数に基づき、該所定事実が存在すると判断する。「有無確認操作に関する信号のうち、有操作を発した確認者の数」とは、有無確認操作に関する信号が、有操作に関する信号と、該所定事実が無いことを示す無操作に関する信号と、の両方を含む場合であれば、該両方のうち有操作を発した確認者の数であり、有無確認操作に関する信号が、有操作に関する信号のみとする場合であれば、有無確認操作に関する信号を発した確認者の数である。そして、「有操作を発した確認者の数に基づき、該所定事実が存在すると判断する」方法は、種々の方法を採用することができるが、例えば、(1)有操作を発した確認者の数Nが、確認者全員Mに対する割合(N/M)が所定値以上になった場合に該所定事実が存在すると判断する方法、(2)有操作を発した確認者の数Nが所定値以上になった場合に該所定事実が存在すると判断する方法、(3)有操作を発した確認者の数Nが、確認者全員Mのうち通報者以外の全員(M−1)になった場合に該所定事実が存在すると判断する方法等を挙げることができる。
かかる本確認装置においては、通報信号受付手段が通報者からの該所定事実の存在を肯定する通報信号を受け付けた後、確認者連絡先読出手段が、通報者以外の確認者の連絡先を確認者情報記憶手段から読み出し、有無確認要求手段が、確認者連絡先読出手段により読み出し取得された連絡先(通報者以外の確認者の連絡先)に有無確認要求通知(該所定事実の有無に関する操作である有無確認操作を要求する通知)を送信し(有無確認要求通知を受け取った通報者以外の確認者は、該所定事実の有無に関する操作である有無確認操作を行う。)、有無信号受付手段が、通報者以外の確認者の有無確認操作に関する信号を受け付け、そして存在判断手段が、有無信号受付手段が受け付けた有無確認操作に関する信号のうち有操作を発した確認者の数に基づいて該所定事実が存在すると判断するものである。これにより、本確認装置においては、少なくとも2以上の確認者によって所定事実の有無を確認することができるので、所定事実の有無の判断について人の認識や判断を要するような該所定事実の有無を正確に確認することができる。
【0008】
本確認装置においては、確認者の候補である確認候補者それぞれの連絡先である候補者連絡先を記憶する候補者情報記憶手段と、候補者情報記憶手段から候補者連絡先を読み出す候補者連絡先読出手段と、候補者連絡先読出手段により読み出し取得された候補者連絡先に、確認候補者が確認者になることを承諾するか否かを示す操作である諾否操作を要求する通知である諾否確認要求通知を送信する候補者諾否操作要求手段と、確認候補者からの諾否操作に関する信号である諾否信号を受け付ける諾否信号受付手段と、を備えてなり、確認者情報記憶手段は、諾否信号受付手段により受け付けられた諾否信号が、確認者になることを承諾する操作である承諾操作をしたことを示す承諾信号である確認候補者を確認者として連絡先を記憶するもの(以下、「候補者諾否要求装置」という。)であってもよい。
候補者諾否要求装置は、候補者情報記憶手段と、候補者連絡先読出手段と、候補者諾否操作要求手段と、諾否信号受付手段と、を備えてなる。
候補者情報記憶手段は、確認者の候補である確認候補者それぞれの連絡先である候補者連絡先を記憶する。確認候補者は、確認者になる前の候補者であり、例えば、候補者諾否要求装置の使用者等が、該所定事実の有無を確認するのに適している者を選抜して候補者としてもよい。なお、候補者情報記憶手段は、候補者連絡先に加え、他の情報(例えば、候補者の氏名、生年月日、性別等)も併せて記憶するものであってもよい。
候補者連絡先読出手段は、候補者情報記憶手段から候補者連絡先を読み出すものであり、候補者連絡先読出手段は、候補者連絡先のみならず、候補者情報記憶手段が該他の情報を記憶している場合には、該他の情報の一部又は全部を併せて読み出すようにしてもよい。
候補者諾否操作要求手段は、候補者連絡先読出手段により読み出し取得された候補者連絡先に諾否確認要求通知を送信する。諾否確認要求通知は、確認候補者が確認者になることを承諾するか否かを示す操作である諾否操作を要求する通知である。この諾否確認要求通知を受け取った確認候補者は、確認候補者自身が確認者になることを承諾するか否かを示す操作である諾否操作を行う。
諾否信号受付手段は、確認候補者からの諾否操作に関する信号である諾否信号を受け付ける。
そして、確認者情報記憶手段は、諾否信号受付手段により受け付けられた諾否信号が、確認者になることを承諾する操作である承諾操作をしたことを示す承諾信号である確認候補者を確認者として連絡先を記憶する。
これにより確認候補者を選定すれば、確認候補者それぞれに確認者になることを承諾するか否かを確認し、確認者になることを承諾した確認候補者を確認者として確認者情報記憶手段が記憶することから、確認者の選定に際して候補者の意思確認を本確認装置が行うことから、面倒な意思確認を本確認装置の使用者が行う必要がなく、本確認装置の使用を便ならしめる。
【0009】
候補者諾否要求装置においては、確認者情報記憶手段は、候補者情報記憶手段に記憶された確認候補者と、該確認候補者が承諾信号を発したことと、を関連付けて記憶するものであってもよい。
こうすることで候補者情報記憶手段が記憶した確認候補者に、該確認候補者が承諾信号を発したことを関連付けて記憶することで確認者情報記憶手段を構成できるので、候補者情報記憶手段と確認者情報記憶手段とを別個に構成する必要がなく、本確認装置の動作負担を軽減できる。
【0010】
候補者諾否要求装置においては、確認候補者が諾否操作を行う諾否用ウエブページを確認候補者に対応して作成し、該作成した諾否用ウエブページをインターネット上に公開する諾否用ウエブページ作成手段を備えてなり、候補者諾否操作要求手段が、諾否用ウエブページにおいて諾否操作を要求する諾否確認要求通知を送信し、諾否信号受付手段が、諾否用ウエブページにおける諾否操作に関する諾否信号を受け付けるもの(以下、「ウエブ諾否装置」という。)であってもよい。
こうすることで、諾否用ウエブページ作成手段が、確認候補者が諾否操作を行うための諾否用ウエブページを確認候補者に対応して作成し、該作成した諾否用ウエブページをインターネット上に公開する(通常、確認候補者それぞれの諾否用ウエブページを作成し公開する。)。そして、候補者諾否操作要求手段が、諾否用ウエブページにおいて諾否操作を要求する諾否確認要求通知を確認候補者に送信し、諾否信号受付手段が、諾否用ウエブページにおける諾否操作に関する諾否信号を受け付ける。これにより確認候補者が諾否用ウエブページにおいて諾否操作を行うことができるので、確認候補者が容易かつ確実に諾否操作を行うことができる。
【0011】
ウエブ諾否装置においては、候補者諾否操作要求手段が、諾否用ウエブページのインターネット上のアドレスを内容に含む電子メールを作成し、諾否確認要求通知として該電子メールを候補者連絡先に送信するものであってもよい。
候補者諾否操作要求手段は、諾否用ウエブページにおいて諾否操作を要求する諾否確認要求通知を送信するが、その際、諾否用ウエブページのインターネット上のアドレスを内容に含む電子メールを作成し、諾否確認要求通知として該電子メールを候補者連絡先に送信するようにすれば、確認候補者が諾否用ウエブページに容易かつ確実にアクセスできるので、確認候補者の使用を便ならしめる。
【0012】
本確認装置においては、前記所定事実が対象者の死亡であってもよい。
ある人(対象者)が死亡した事実は、対象者に関係がある者にとって大きな影響を与えうる(例えば、相続)ものであるので、死亡の事実が誤って確認されることは大きな問題を生じうる。
かかる対象者の死亡の存否について、本確認装置によって少なくとも2以上の確認者により確認することで、正確な確認が可能になるので好ましい。
【0013】
本確認装置においては、存在判断手段が、前記有操作を発した確認者が、通報者以外の確認者全員になったときに前記所定事実が存在すると判断するものであってもよい。
こうすることで、確認者全員が該所定事実が存在すると判断した場合(確認者のうち通報者は通報信号により該所定事実が有ることを肯定し、通報者以外の確認者は全員が有操作により該所定事実が有ることを肯定する。)に、存在判断手段が前記所定事実が存在すると判断することから、前記所定事実が存在しない状況において誤って存在すると判断することを効果的に防止することができる(例えば、対象者の死亡を前記所定事実とする場合、死亡していないのに死亡していると判断されることは対象者にとって大きな不利益を生じることから、かかる場合は特にこのような判断が好ましい。)。
【0014】
本発明は、本確認装置を含んでなるコンテンツ提示装置(以下、「本提示装置」という。)を提供する。
即ち、本提示装置は、本確認装置を含んでなり、本確認装置が前記所定事実が存在すると判断した場合に所定のコンテンツを宛先者に提示するコンテンツ提示装置であって、提示するコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、該確認装置が該所定事実が存在すると判断した後、コンテンツ記憶手段が記憶しているコンテンツを宛先者に提示するコンテンツ提示手段と、を備えてなる、コンテンツ提示装置である。
本提示装置は、本確認装置と、コンテンツ記憶手段と、コンテンツ提示手段と、
を備えてなる。
コンテンツ記憶手段は、本提示装置が提示するコンテンツを記憶する。なお、コンテンツとは、宛先者に提示する内容そのものや、宛先者に提示する内容がインターネット上に存在する場合にそのインターネット上におけるアドレスも含む概念である。
コンテンツ提示手段は、本確認装置が該所定事実が存在すると判断した後、コンテンツ記憶手段が記憶しているコンテンツを宛先者に提示する。なお、「コンテンツを宛先者に提示する」ことは、コンテンツの性質に応じて宛先者がコンテンツを利用できるようにすればよく、その方法や態様は様々なものであってもよく、例えば、目視可能なコンテンツであれば、本提示装置に付属する画面に表示したり、宛先者が使用する画面に表示するようにしてもよく、音のコンテンツ(聴取可能)であれば、本提示装置に付属する再生装置により再生したり、宛先者が使用する再生装置により再生するようにしてもよい。また、宛先者側の画面や再生装置を用いる場合には、宛先者宛てにコンテンツを電子メールによって送信するようにしてもよい。
これによって本提示装置は、本確認装置が前記所定事実の有無を確認し、本確認装置が前記所定事実が存在すると確認した場合、所定のコンテンツを宛先者に提示するものであるので、前記所定事実が存在することを条件として、所定のコンテンツを宛先者に提示することができる。
【0015】
本提示装置においては、宛先者が複数存すると共に、コンテンツ記憶手段が複数種類のコンテンツを記憶しているものであり、宛先者それぞれに対して、コンテンツ記憶手段が記憶した複数種類のコンテンツのいずれを提示するかを示すコンテンツ対応関係を記憶するコンテンツ対応関係記憶手段を有してなり、コンテンツ提示手段が、コンテンツ対応関係記憶手段が記憶するコンテンツ対応関係に従って、宛先者にコンテンツを提示するもの(以下、「個別提示装置」という。)であってもよい。
宛先者が複数存すると共に、コンテンツ記憶手段が複数種類のコンテンツを記憶している場合、コンテンツ対応関係記憶手段が、宛先者それぞれに対して、コンテンツ記憶手段が記憶した複数種類のコンテンツのいずれを提示するかを示すコンテンツ対応関係を記憶すると共に、コンテンツ提示手段が、コンテンツ対応関係記憶手段が記憶するコンテンツ対応関係に従って、宛先者にコンテンツを提示するようにすれば、宛先者ごとに異なるコンテンツを提示することが可能になり、各宛先者に応じたコンテンツの提示が可能になる。
【0016】
個別提示装置において、複数種類のコンテンツのうち宛先者それぞれに提示するものを指定する情報であるコンテンツ指定情報を受け付けるコンテンツ指定情報受付手段を有してなり、コンテンツ対応関係は、コンテンツ指定情報受付手段により受け付けられたコンテンツ指定情報であってもよい。
宛先者それぞれに対して、コンテンツ記憶手段が記憶した複数種類のコンテンツのいずれを提示するかを示すコンテンツ対応関係は、予め定められていてもよいが、コンテンツ指定情報受付手段が、コンテンツ記憶手段が記憶している複数種類のコンテンツのうちいずれを各宛先者に提示するかを示す情報であるコンテンツ指定情報を受け付け、コンテンツ対応関係記憶手段が、コンテンツ対応関係としてコンテンツ指定情報を記憶し、コンテンツ提示手段が、コンテンツ対応関係記憶手段が記憶するコンテンツ対応関係(コンテンツ指定情報)に従って、宛先者にコンテンツを提示するようにしてもよい。こうすることで複数種類のコンテンツのうち宛先者それぞれに提示するものを容易かつ迅速に指定できる。なお、複数種類のコンテンツのうち宛先者それぞれに提示するものを指定する作業は、さまざまに行いうるが、例えば、複数種類のコンテンツを画面に表示し、それらの中から宛先者それぞれに提示するものを指定(例えば、コンピュータ画面において該当するコンテンツをクリックしたり、各種類のコンテンツに一対一で対応するコンテンツ特定情報(例えば、特定番号)を入力デバイスにて入力する。)することで行われてもよい。
【0017】
個別提示装置において、宛先者それぞれの連絡先を記憶する宛先者情報記憶手段を備えてなり、コンテンツ提示手段が、コンテンツ対応関係に従って各宛先者に提示するコンテンツを含む宛先者ウエブページを各宛先者に対応して作成し、該作成した宛先者ウエブページをインターネット上に公開する宛先者ウエブページ作成手段と、宛先者情報記憶手段が記憶している宛先者の連絡先を読み出し取得する宛先者連絡先読出手段と、宛先者ウエブページ作成手段により作成された宛先者ウエブページのインターネット上のアドレスを該宛先者ウエブページに対応する宛先者に、宛先者連絡先読出手段により読み出し取得された該宛先者の連絡先に送信する宛先者ウエブページアドレス送信手段と、を有してなるものであってもよい。
宛先者情報記憶手段が宛先者それぞれの連絡先を記憶する。
コンテンツ提示手段が宛先者ウエブページ作成手段と宛先者連絡先読出手段と宛先者ウエブページアドレス送信手段とを有してなる。宛先者ウエブページ作成手段は、コンテンツ対応関係に従って各宛先者に提示するコンテンツを含む宛先者ウエブページを各宛先者に対応して作成し、該作成した宛先者ウエブページをインターネット上に公開する。宛先者連絡先読出手段は、宛先者情報記憶手段が記憶している宛先者の連絡先を読み出し取得する。そして、宛先者ウエブページアドレス送信手段は、宛先者ウエブページ作成手段により作成された宛先者ウエブページのインターネット上のアドレスを、該宛先者ウエブページの宛先者に、宛先者連絡先読出手段により読み出し取得された該宛先者の連絡先に送信する。
これによって、宛先者ウエブページが各宛先者に対応して作成されてインターネット上に公開され、宛先者ウエブページのインターネット上のアドレスを宛先者に送信するので、宛先者は宛先者ウエブページに正確かつ容易にアクセス(閲覧)でき、宛先者ウエブページにおいてコンテンツを宛先者に提示するので宛先者に正確かつ容易にコンテンツを提示できる。
【0018】
本提示装置においては、前記所定事実が、対象者の死亡であり、前記コンテンツが、該対象者が生前に前記宛先者に提示を希望するものであってもよい。
ある人(対象者)が死亡した事実は、対象者に関係がある者にとって大きな影響を与えうる(例えば、相続)ものであるので、死亡の事実が誤って確認されると大きな問題になりうる。かかる対象者の死亡について、本確認装置によって少なくとも2以上の確認者により確認することで、正確な確認が可能になる。そして、対象者の死亡が確認された際、提示するコンテンツとしては、対象者が生前に宛先者に提示を希望するものとしてもよい。一例としては、対象者が生前に親しくしていた友人、知人、肉親、家族を宛先者として、対象者が宛先者に向けたメッセージ、画像、動画等を提示するコンテンツとすることが挙げられる。
【0019】
本確認装置は、所定のプログラムをコンピュータに実行させることで実現させることができ、さらに、かかるプログラムはコンピュータ読みとり可能な記憶媒体に記録することができる。
本提示装置は、所定のプログラムをコンピュータに実行させることで実現させることができ、さらに、かかるプログラムはコンピュータ読みとり可能な記憶媒体に記録することができる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
【0022】
図1は、一実施形態の本装置10(本確認装置及び本提示装置を構成する)のハードウエア構成を示す概略ブロック図である。
図1を参照して、一実施形態の本装置10のハードウエア構成について説明する。本装置10は、インターネット回線301を通じてデータを自由に送受可能なコンピュータ本体11(所定のプログラムを記憶させて構成されている)と、コンピュータ本体11に取り付け接続された表示部13(ディスプレイ)と、コンピュータ本体11に取り付け接続された入力部15(図中にはキーボードを図示しているが、これと共に又はこれに替えてマウスのようなポインティングデバイスを用いてもよい)と、コンピュータ本体11に取り付け接続された記憶部17(具体的には、大容量のハードディスク記憶装置により構成される)と、を備えてなり、いわゆるサーバと呼ばれる装置を構成している。
コンピュータ本体11は、演算処理を行うCPU11aと、CPU11aの作業領域等となるRAM11bと、制御プログラム等を記録するROM11cと、表示部13、入力部15及び記憶部17等と情報のやり取りを行うためのインターフェイス11dと、を有してなる。なお、ここでは制御プログラム等はROM11cに記憶されているが、それ以外の記憶装置(例えば、ハードディスク等)に記憶するようにしてよいことは言うまでもない。
【0023】
図2に、
図1のハードウエアと主としてROM11cに記録されるプログラムにより実現されるコンピュータ本体11の基本構成を示す機能ブロック図を示す。
図2を参照して、コンピュータ本体11の基本構成について説明する。
コンピュータ本体11は、機能的には、受付部21、確認者情報読書部23、確認者ウエブページ作成部25、確認メール作成部27、ページ公開部29、送受信部31、宛先者情報読書部35、画像出力部37、メッセージ読出部39、メッセージ特定情報受信部41、死亡確認メール作成部51、宛先者ウエブページ作成部61、宛先者メール作成部63を含んでなる。
【0024】
記憶部17は、対象者確認者情報記憶領域17aと、ウエブページ記憶領域17bと、宛先者情報記憶領域17cと、メッセージ記憶領域17dと、に分割された記憶領域を含んでいるが、これらは1のハードディスクの記憶領域を分割することでここでは各々の記憶領域が形成されている(無論、これら各々の記憶領域が、別々のハードディスク等によって構成されてもよい。)。
【0025】
対象者確認者情報記憶領域17aは、一例として
図3のように、本装置10によって死亡が確認される対象者と、対象者の死亡を確認する2以上の確認者と、の情報を予め関連付けて記憶している。なお、
図3には、一人の対象者に関する情報が記載されているが、実際には、対象者確認者情報記憶領域17aには、
図3に示すような各対象者の情報が予め複数記憶されている。ここでは具体的には、
図3に示す通り、対象者の氏名、住所、メールアドレス、性別及び生年月日を記憶すると共に、確認者各々の氏名及びメールアドレスを記憶しており、
図3では、対象者「(公序良俗違反につき、不掲載)」の氏名、住所、メールアドレス、性別及び生年月日が具体的に記憶され、確認者1「特許太郎」の氏名及びメールアドレスが具体的に記憶され、そして確認者2「商標花子」の氏名及びメールアドレスが具体的に記憶されている。なお、
図3において、確認者1及び確認者2それぞれに「認証」の欄が設けられているが、これは確認者各々が確認者になることを承諾したか否かを書き込み記憶するための欄である。
図3には、「確認者1」及び「確認者2」と記載しているが、確認者各々が確認者になることを承諾(「認証」の欄に「1」が書き込まれる)するまでは、確認者1、2は本発明にいう「確認者の候補である確認候補者」であり、確認者各々が確認者になることを承諾(「認証」の欄に「1」が書き込まれる)した後は、本発明にいう確認者である。さらに、
図3において、確認者1及び確認者2それぞれに「死亡」の欄が設けられているが、これは確認者各々が、対象者が死亡したことを確認した場合に数字(例えば1や2)が書き込まれ記憶される欄である。ここでは確認者は確認者1及び確認者2の2人が登録されているが、これに限定されるものではなく、3人、4人、5人・・・としてもよい。
【0026】
ウエブページ記憶領域17bは、本装置10がインターネット回線301を通じて公開するウエブページのデータを記憶する領域であり、具体的には、確認者それぞれに対応するウエブページ(以下、「確認者ウエブページ」という。)と、宛先者それぞれに対応するウエブページ(以下、「宛先者ウエブページ」という。)と、を記憶する。これら確認者ウエブページと宛先者ウエブページとは、後述のように本装置10の動作により形成されるものであり、本装置10の動作開始時にはこれらのウエブページは記憶されていない。
図4に、本装置10の動作により形成される確認者ウエブページの一例を示しており、具体的には、
図4の確認者ウエブページには対象者の氏名(ここでは「(公序良俗違反につき、不掲載)」)、この確認者ウエブページに対応する確認者(この時点では確認候補者)の氏名(ここでは「特許太郎」)、確認者承諾(認証)の有無(
図4では、確認者になることの承諾がまだとれていないので空欄)、対象者の死亡確認(
図4では、確認者「特許太郎」が対象者の死亡をまだ確認していないので空欄)のそれぞれを示す欄が設けられており、確認者からの要求により、このようなウエブページを確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示する(該表示されたウエブページを該情報端末により操作することができる。)。
図5に、本装置10の動作により形成される宛先者ウエブページの一例を示しており、具体的には、
図5においては対象者の氏名(ここでは「(公序良俗違反につき、不掲載)」)、この宛先者ウエブページに対応する宛先者の氏名(ここでは「岡山一郎」)、状況を説明する文章(ここでは「対象者の死亡が確認されました。対象者からの下のメッセージをお受けとりください。」)、そして対象者から宛先者に送られたメッセージ(ここでは、「おかげ様で楽しい人生でした。」、「がんばってください。」・・・)のそれぞれを示す欄が設けられており、宛先者からの要求により、このようなウエブページを宛先者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示する。
【0027】
宛先者情報記憶領域17cは、各対象者ごとに、対象者が死亡した後、対象者からのメッセージを受け取る宛先者に関する情報を記憶している。一例として
図6のように、本装置10によって死亡が確認される対象者と、対象者の死亡の後にメッセージを送る宛先者と、の情報を予め関連付けて記憶している。なお
図6には、一人の対象者に関する宛先者の情報が記載されているが、実際には、宛先者情報記憶領域17cには、
図6に示すような各対象者の情報が予め複数記憶されている。ここでは具体的には、
図6に示す通り、対象者の氏名、住所、メールアドレス、性別及び生年月日を記憶すると共に、宛先者各々の氏名、メールアドレス及び閲覧(有無)を記憶しており、詳細には、
図6では、対象者「(公序良俗違反につき、不掲載)」の氏名、住所、メールアドレス、性別及び生年月日が具体的に記憶され、宛先者1「岡山一郎」の氏名、メールアドレス及び閲覧(有無)が具体的に記憶され、宛先者2「津山美子」の氏名、メールアドレス及び閲覧(有無)が具体的に記憶され、そして宛先者3「笠岡二郎」の氏名、メールアドレス及び閲覧(有無)が具体的に記憶されている。なお、各宛先者に関連付けられた閲覧(有無)の欄は、後述のように、対象者が死亡した後、各宛先者が宛先者ウエブページ(例えば、
図5)を閲覧したか否かを示すこと(例えば、数字の「1」)を書き込み記憶するものである。そして
図6において、宛先者1〜3それぞれに「メッセージ」の欄が設けられているが、これは宛先者それぞれに送るメッセージを特定する番号(後述の如く、この番号とメッセージとが一対一の関係になっている)を書き込むための欄である。ここでは宛先者は宛先者1〜3の3人が登録されているが、これに限定されるものではなく、1人、2人、4人、5人、6人、7人・・・等としてもよい。
なお、ここでは
図6のように、対象者と、該対象者の死亡の後にメッセージを送る宛先者と、が既に関連付けて記憶されているが、宛先者情報記憶領域17cには、まず対象者の情報(氏名、住所、メールアドレス、性別及び生年月日)を記憶させた後、宛先者が決定されていない状態(例えば、対象者が宛先者をまだ決定していない場合)であることもあり得るが、かかる状態において対象者が死亡した際には、後述するように、対象者からのメッセージは送信されない。
【0028】
メッセージ記憶領域17dは、各対象者ごとに、対象者が死亡した後に対象者から宛先者に送るメッセージと、該メッセージのメッセージ番号(メッセージとメッセージ番号とは一対一の対応関係をなす)と、を関連付けて記憶している。具体的には、
図7に示すように、対象者「(公序良俗違反につき、不掲載)」に関し、メッセージ番号1、2、3、4・・・・それぞれに対応してメッセージ内容「お世話になりました。」、「おかげ様で楽しい人生でした。」、「家族をこれまで同様にご指導ください。」、「がんばってください。」・・・・が記憶されている。なお、
図7は、一人の対象者に関するものであり、実際には、メッセージ記憶領域17dには、
図7に示すような対象者毎のメッセージが複数記憶されている。また、
図7においては、メッセージ内容として、文章のみが示されているがこれに限定されるものではなく、例えば、画像、動画、音(肉声等を含む)等としてもよい。
【0029】
まず、コンピュータ本体11は、入力部15の操作によって、確認者の候補(確認候補者)が確認者になることを承諾するか否かを確認する動作(以下、「候補確認操作」という)が選択された場合(例えば、コンピュータ本体11が動作を開始すると、表示部13に機能を選択する画面が表示され、その中から候補確認操作を選択する。)、入力部15から対象者を特定する信号(対象者特定信号:例えば対象者の氏名でもよい。)が入力されると、対象者特定信号を受付部21が受信し、受信した対象者特定信号を確認者情報読書部23へ送信する。
対象者特定信号を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aへアクセスし、該対象者特定信号に合致する対象者に係る対象者確認者情報記憶領域17aの記憶内容を特定し、該記憶内容に含まれる1の確認者(この時点では確認候補者)の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(該記憶内容が
図3であれば、例えば、確認者1の氏名「特許太郎」及びメールアドレス「taro@・・・・」。確認者の番号が小さいものから順番に読み出す。)。そして、確認者情報読書部23は、該読み出し取得した1の確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、を確認者ウエブページ作成部25及び確認メール作成部27へ並列的に送信する。確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、を受信した確認者ウエブページ作成部25は、該確認者用の確認者ウエブページ(例えば、前述の
図4。確認者ウエブページは、確認者(確認候補者)が自己が確認者になることの諾否や、対象者の死亡を知らせる機能を有している。)のデータを生成し、そのウエブページデータをページ公開部29へ送信する。そのウエブページデータを受信したページ公開部29は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bに該ウエブページデータを書き込み記憶させると共に(これにより該ウエブページはインターネット回線301を通じて公開される。)、該ウエブページのURLを取得し、該URLを確認メール作成部27へ送信する。
該URLを受信した確認メール作成部27は、既に受信し記憶している該1の確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスと、該URLと、を用いて、該1の確認者(確認候補者)に該URLに存するウエブページにアクセスし認証を行うことを促す所定形式の電子メール(例えば、本文として「・・・・様 ある方が死亡した際にその死亡事実を確認する確認者になることを貴台が依頼されています。次のURLのウエブページにアクセスして、この確認者になることの諾否をお知らせください。 URL http://www.abcd・・・・」といったメール)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信することで該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信させる。該電子メールを送信した確認メール作成部27は、確認者情報読書部23に起動信号を送信する。
【0030】
確認メール作成部27から該起動信号を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aへアクセスし、既に受信している該対象者特定信号に合致する対象者に係る対象者確認者情報記憶領域17aの記憶内容を特定し、未だ読み出していない確認者(確認候補者)が該記憶内容に含まれているか否か判断し、含まれていれば未だ読み出していない1の確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(該記憶内容が
図3であれば、例えば、確認者2の氏名「商標花子」及びメールアドレス「hanako@・・・・」)。そして、確認者情報読書部23は、読み出し取得した該1の確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、を確認者ウエブページ作成部25及び確認メール作成部27へ並列的に送信し、上述の動作を繰り返す。なお、確認者情報読書部23が、該対象者特定信号に合致する対象者に係る対象者確認者情報記憶領域17aの記憶内容に、未だ読み出していない確認者(確認候補者)がいないと判断すれば(例えば、
図3において確認者1及び確認者2のいずれも読み出しが完了していれば、未だ読み出していない確認者(確認候補者)がいないと判断する。)、動作を終了する。
【0031】
確認メール作成部27からの該電子メールを送信した送受信部31は、確認者(確認候補者)からのアクセス有無を判断(検出)し、確認者(確認候補者)からのアクセスがあると判断した場合には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者(確認候補者)に対応する確認者ウエブページのデータを該確認者(確認候補者)にインターネット回線301を通じて送信する(これにより確認者ウエブページが、該確認者(確認候補者)の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示される。そして該確認者(確認候補者)は、該確認者(確認候補者)の情報端末を操作することで、該確認者ウエブページにて承諾(自分自身が確認者になることを承諾)の操作を行うことができる。)。そして、送受信部31は、該確認者(確認候補者)が該確認者ウエブページにて操作したことを示す信号(操作信号)を受信したか否か判断し、操作信号を受信したと判断すると、操作信号が承諾(自分自身が確認者になることを承諾)したことを示すものか否か判断する。操作信号が承諾するものであると判断した場合には、送受信部31は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者の「認証」の欄(
図3参照)に「1」を書き込むことと、記憶部17のウエブページ記憶領域17bの該確認者の確認者ウエブページの「確認者承認(認証)」の欄(
図4参照)に「1」を書き込むこと、とを確認者情報読書部23に命令する。この書込命令に従い、確認者情報読書部23は、対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者の「認証」の欄と、ウエブページ記憶領域17bの該確認者の確認者ウエブページの「確認者承認(認証)」の欄と、に「1」を書き込み記憶させる(例えば、
図3の確認者1の「認証」の欄と、
図4の「確認者承認(認証)」の欄と、の両方に「1」を書き込み記憶させる。)。これにより本発明にいう確認候補者が確認者になる。
【0032】
コンピュータ本体11は、入力部15の操作によって、各宛先者に宛てるメッセージを指定する動作(以下、「メッセージ指定操作」という)が選択された場合(例えば、コンピュータ本体11が動作を開始すると、表示部13に機能を選択する画面が表示され、その中からメッセージ指定操作を選択する。)、入力部15から対象者を特定する信号(対象者特定信号:例えば対象者の氏名でもよい。)が入力されると、対象者特定信号を受付部21が受信し、受信した対象者特定信号を宛先者情報読書部35へ送信する。
対象者特定信号を受信した宛先者情報読書部35は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、対象者特定信号に合致する対象者に関連付けられた宛先者の情報(例えば、
図6)を特定し、1の宛先者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(宛先者の番号が小さいものから順番に読み出す。例えば、
図6においては、宛先者の氏名「岡山一郎」及びメールアドレス「ichiro@・・・・」を読み出し取得する。)。そして、宛先者情報読書部35は、対象者特定信号と、該読み出し取得した宛先者の氏名及びメールアドレスと、を画像出力部37、メッセージ読出部39及びメッセージ特定情報受信部41へ並列的に送信する。
これら対象者特定信号、宛先者の氏名及びメールアドレスを受信したメッセージ読出部39は、記憶部17のメッセージ記憶領域17dにアクセスし、対象者特定信号に合致する対象者に関連付けられて記憶されているメッセージ番号及びメッセージ内容(例えば、
図7)を読み出し取得する。そして、メッセージ読出部39は、読み出し取得したメッセージ番号及びメッセージ内容を画像出力部37に送信する。
宛先者の氏名及びメールアドレスと、メッセージ番号及びメッセージ内容と、を受信した画像出力部37は、これらの情報を表示部13に表示し、受付部21に起動信号を送信する。
【0033】
本装置10の使用者(例えば、対象者)は、表示部13に表示されたこれらの情報(宛先者の氏名及びメールアドレス、メッセージ番号及びメッセージ内容)を見て、その宛先者に送りたいメッセージ内容に対応するメッセージ番号を入力部15から入力する。
表示部13に前記情報を表示した後、メッセージ番号を受付部21が受け付けたか判断し、メッセージ番号を受け付けたと判断した場合には、該受け付けたメッセージ番号をメッセージ特定情報受信部41に送信する。
メッセージ番号を受信したメッセージ特定情報受信部41は、既に受信している対象者特定信号及び宛先者氏名と、該受信したメッセージ番号と、を宛先者情報読書部35へ送信し、これを受けた宛先者情報読書部35は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、現在処理している宛先者(対象者特定信号及び宛先者氏名により特定できる)の「メッセージ」の欄(例えば、
図6の宛先者1の「メッセージ」欄)にメッセージ番号を書き込み記憶させる。
その後、宛先者情報読書部35は記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、既に記憶している対象者特定信号に合致する対象者に関連付けられた宛先者の情報を特定し、未だ読み出していない宛先者があるかどうか判断し、未だ読み出していない宛先者があると判断した場合には、未だ読み出していない1の宛先者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得し、上述の動作を繰り返す。一方、宛先者情報読書部35が、該対象者特定信号に合致する対象者に係る宛先者情報記憶領域17cの記憶内容に、未だ読み出していない宛先者がいないと判断すれば、メッセージ指定操作が選択されたか否かの判断へ戻る。
【0034】
候補確認操作の動作が終了したコンピュータ本体11における送受信部31は、確認者からのアクセス有無を判断(検出)し、確認者からのアクセスがあると判断した場合には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する。該確認者ウエブページにおける確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(これにより該確認者ウエブページが、該確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示される。そして該確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。)。そして、送受信部31は、該確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し、該信号を受信したと判断すると、送受信部31は、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、この確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信することで、ウエブページ記憶領域17bにおける該確認者の「対象者の死亡確認」の欄(例えば、
図4)に「1」を書き込むように確認者情報読書部23に命令する。これを受け、確認者情報読書部23は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bに存する該確認者の「対象者の死亡確認」の欄に「1」を書き込み記憶させる。
【0035】
ウエブページ記憶領域17b(確認者ウエブページ)における前記確認者の「対象者の死亡確認」の欄に「1」を書き込み記憶させた確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、送受信部31から既に受信した確認者及び対象者を特定する前記情報に基づき、対象者確認者情報記憶領域17aの該対象者に係る情報(例えば、
図3)を特定し、該確認者の「認証」の欄(
図3参照)に「1」が書き込まれているか判断し、該確認者の「認証」の欄に「1」が書き込まれていると判断した場合は、該対象者における該確認者の「死亡」の欄に、「1」を書き込み記憶させる。
その後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該対象者に関連付けられ、「認証」の欄に「1」が書き込まれている確認者のうち、該対象者の死亡を確認していない確認者(以下、「死亡未確認者」という。)がいないか判断する(具体的には、該対象者に関連付けられ、「認証」の欄に「1」が書き込まれた確認者のうち「死亡」の欄に数字が書き込まれていない確認者がいないか判断する。)。死亡未確認者がいると判断した確認者情報読書部23は、死亡未確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得(死亡未確認者が複数存する場合は、確認者の番号が小さいものから順番に読み出す。)した後、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該対象者と該確認者との情報から該確認者に対応する確認者ウエブページのURLを取得した後、確認者情報読書部23は、1の死亡未確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、該1の死亡未確認者の確認者ウエブページのURLと、を死亡確認メール作成部51に送信する。死亡未確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、確認者ウエブページのURLと、を受信した死亡確認メール作成部51は、この死亡未確認者に該URLに存するウエブページにアクセスし、該対象者の死亡確認を促す所定形式の電子メール(例えば、「対象者が死亡した可能性があります。対象者が死亡したか否かを確認し、次のURLのウエブページにアクセスして、対象者の死亡を報告してください。 URL http://www.abcd・・・・」といったメール)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信することで該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信させる。
その後、送受信部31は、確認者(死亡未確認者)からのアクセス有無を判断(検出)し、確認者からのアクセスがあると判断した場合には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する。該確認者ウエブページにおける確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(これにより該確認者ウエブページが、該確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示される。そして該確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。)。
【0036】
そして、送受信部31は、該確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡事実の存否に関する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し、該信号を受信したと判断すると、送受信部31は、該受信した信号が対象者の死亡事実を認めるものであるか否か判断し、該死亡事実を認めるものであると判断した場合には、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信することで、該確認者の「対象者の死亡確認」の欄に数字を書き込むように確認者情報読書部23に命令する。これを受け、確認者情報読書部23は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者の「対象者の死亡確認」の欄(例えば、
図4参照)に「1」を書き込み記憶させる。
ウエブページ記憶領域17b(確認者ウエブページ)における前記確認者の「対象者の死亡確認」の欄に「1」を書き込み記憶させた確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、送受信部31から既に受信した確認者及び対象者を特定する前記情報に基づき、対象者確認者情報記憶領域17aの該対象者に係る情報(例えば、
図3)を特定し、該対象者に該確認者が関連付けられているか判断し、該対象者に該確認者が関連付けられていると判断した場合は、該対象者に関連付けられた確認者の「死亡」の欄に書き込まれた数字のうち最も大きいものに1を加えた数字(例えば、該対象者に確認者1、2の2人が関連付けられている場合であって、確認者1の「死亡」の欄に「1」が書き込まれていれば、確認者2の「死亡」の欄に書き込むべき数字は「2」である(該対象者に関連付けられた確認者の「死亡」の欄に書き込まれた数字のうち最も大きいもの「1」に1を加えた数字))を該確認者の「死亡」の欄に書き込み記憶させる。この状態の一例を
図8に示す。
その後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該対象者に関連付けられた確認者のうち該対象者の死亡を確認していない確認者(死亡未確認者)がいないか判断し、上述の動作が繰り返される。
【0037】
一方、送受信部31が、該確認者(死亡未確認者)が該確認者ウエブページにて対象者の死亡事実の存否に関する操作をしたことを示す信号が対象者の死亡事実を認めるものであると判断しない場合には、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する。死亡事実を認めるものでない操作をした該確認者と、該対象者と、を特定する該情報を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、送受信部31から既に受信した該確認者及び該対象者を特定する前記情報に基づき、該確認者の「死亡」の欄に「0」を書き込み記憶させる(例えば、
図9参照)と共に、該対象者に関連づけられた確認者のうち「死亡」の欄に「1」が書き込まれた確認者を特定し、該特定した確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する。そして、「死亡」の欄に「1」が書き込まれた確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得した確認者情報読書部23は、該読み出し取得した確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定情報と、を死亡確認メール作成部51へ送信する。これら確認者の氏名及びメールアドレスと対象者特定情報とを受信した死亡確認メール作成部51は、該対象者の死亡を再度確認することを促す所定形式の電子メール(例えば、電子メールの本文として「先日、ご報告いただきました対象者の死亡に関しまして、貴台以外の確認者から死亡事実の確認ができないとの報告を受けました。つきましては対象者の死亡につきまして、再度ご確認をいただいた上、先日ご報告いただきました確認者ウエブページにおいて再度ご報告をお願いいたします。」といったもの)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信することで該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信させる。
【0038】
確認メール作成部27からの該電子メールを送信した送受信部31は、確認者からのアクセス有無を判断(検出)し、確認者からのアクセスがあると判断した場合には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する。該確認者ウエブページにおける確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(これにより該確認者ウエブページが、該確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示される。そして該確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。)。そして、送受信部31は、該確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し、該信号を受信したと判断すると、該受信した信号が対象者の死亡事実を認めるものであるか否か判断し、該死亡事実を認めるものであると判断した場合には、送受信部31は、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する(なお、送受信部31が、該受信した信号が対象者の死亡事実を認めるものであると判断しない場合には、再び確認者からのアクセス有無を判断(検出)する動作を行う。)。
【0039】
このような確認者及び対象者を特定する該情報を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該対象者に関連付けられた確認者のうち「死亡」の欄に「0」が書き込まれている確認者(以下、「否定確認者」)を特定し、否定確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得した後、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該対象者と該確認者との情報から否定確認者に係る確認者ウエブページのURLを取得した後、確認者情報読書部23は、読み出し取得した1の否定確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、確認者ウエブページのURLと、を死亡確認メール作成部51に送信する。否定確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、確認者ウエブページのURLと、を受信した死亡確認メール作成部51は、この否定確認者に該URLに存するウエブページにアクセスし、該対象者の死亡確認を促す所定形式(例えば、電子メールの本文として「先日、ご確認いただきました対象者の死亡に関しまして、再度ご確認をいただいた上、先日ご報告いただきました確認者ウエブページにおいて再度ご報告をお願いいたします。」といったもの)の電子メールのデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信することで該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信させる。
【0040】
その後、送受信部31は、確認者(否定確認者)からのアクセス有無を判断(検出)し、否定確認者からのアクセスがあると判断した場合には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する。該確認者ウエブページにおける確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(これにより該確認者ウエブページが、否定確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示される。そして否定確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。)。
【0041】
そして、送受信部31は、否定確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡事実の存否に関する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し、該信号を受信したと判断すると、送受信部31は、該受信した信号が対象者の死亡事実を認めるものであるか否か判断し、該死亡事実を認めるものであると判断した場合には、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信することで、該確認者の「対象者の死亡確認」の欄に数字を書き込むように確認者情報読書部23に命令する(なお、送受信部31が、該受信した信号が対象者の死亡事実を認めるものであると判断しない場合には、動作を終了する。)。これを受け、確認者情報読書部23は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者の「対象者の死亡確認」の欄に「1」を書き込み記憶させる。
ウエブページ記憶領域17b(確認者ウエブページ)における前記確認者の「対象者の死亡確認」の欄に「1」を書き込み記憶させた確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、送受信部31から既に受信した確認者及び対象者を特定する前記情報に基づき、該対象者に該確認者が関連付けられているか判断し、該対象者に該確認者が関連付けられていると判断した場合は、該対象者に関連付けられた確認者の「死亡」の欄に書き込まれた数字のうち最も大きいものに1を加えた数字を否定確認者の「死亡」の欄に書き込み記憶させる(この際、否定確認者の「死亡」の欄には「0」が書き込まれ記憶されているが、これを、該最も大きいものに1を加えた数字により上書きする。)。
その後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該対象者に関連付けられた確認者のうち該対象者の死亡を確認していない確認者(死亡未確認者)がいないか判断し、上述の動作が繰り返される。
【0042】
確認者情報読書部23が、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、前記対象者に死亡未確認者がいないと判断した場合、宛先者ウエブページ作成部61に前記対象者を特定する信号を起動信号として送信する。
該起動信号を受信した宛先者ウエブページ作成部61は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、該起動信号に基づき前記対象者に係る宛先者情報記憶領域17cの記憶内容(例えば、
図6のものの各宛先者のメッセージ欄にメッセージ番号が書き込まれた状態の
図10)を特定する。そして、宛先者ウエブページ作成部61は、前記対象者に少なくとも1の宛先者が関連付けて記憶されているか否か判断し、前記対象者に少なくとも1の宛先者が関連付けて記憶されていると判断した場合は、未だ読み出していない宛先者が該記憶内容に含まれているか否か判断し、含まれていれば未だ読み出していない1の宛先者の氏名、メールアドレス及びメッセージ欄のメッセージ番号を読み出し取得する(該記憶内容が
図10であれば、例えば、宛先者1の氏名「岡山一郎」、メールアドレス「ichiro@・・・・」及びメッセージ欄のメッセージ番号(2、4・・・))。なお、宛先者ウエブページ作成部61が、前記対象者に少なくとも1の宛先者が関連付けて記憶されていると判断しない場合には、動作を終了する。
そして、宛先者ウエブページ作成部61は、記憶部17のメッセージ記憶領域17dにアクセスし、メッセージ欄のメッセージ番号(例えば、2、4・・・)に応じたメッセージ内容(例えば、
図7に従い、メッセージ番号2に応じた「おかげ様で楽しい人生でした。」、メッセージ番号4に応じた「がんばってください。」、・・・・)を読み出し取得する。その後、宛先者ウエブページ作成部61は、前記対象者と、宛先者の氏名と、読み出し取得したメッセージ内容と、を用いて所定形式の該宛先者用宛先者ウエブページ(例えば、
図5)のデータを作成し、そのウエブページデータをページ公開部29へ送信すると共に、宛先者の氏名及びメールアドレスを宛先者メール作成部63へ送信する。
【0043】
その該宛先者用の宛先者ウエブページデータを受信したページ公開部29は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bに該ウエブページデータを書き込み記憶させると共に(これにより該宛先者ウエブページはインターネット回線301を通じて公開される。)、該宛先者ウエブページのURLを取得し、該URLを宛先者メール作成部63へ送信する。
該URLを受信した宛先者メール作成部63は、既に受信し記憶している宛先者の氏名及びメールアドレスと、該URLと、を用いて、該宛先者に該URLに存するウエブページにアクセスし、対象者からのメッセージを見ることを促す所定形式の電子メール(以下、「閲覧催促メール」という。例えば、電子メールの本文として「対象者が死亡いたしました。対象者から貴台に宛てたメッセージがございますので、次のURLのウエブページにてご覧ください。 URL http://www.abcd・・・・」といったもの)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信することで該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信させる。該閲覧催促メールを送信した宛先者メール作成部63は、宛先者ウエブページ作成部61に起動信号を送信する。
起動信号を受信した宛先者ウエブページ作成部61は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、前記対象者に係る宛先者情報記憶領域17cの記憶内容を特定し(例えば、
図10)、未だ読み出していない宛先者が該記憶内容に含まれているか否か判断し、含まれていれば未だ読み出していない1の宛先者の氏名、メールアドレス及びメッセージ欄のメッセージ番号を読み出し取得し、上述の動作を繰り返す。宛先者ウエブページ作成部61が、未だ読み出していない宛先者が該記憶内容に含まれていると判断しない場合は、動作を終了する。
【0044】
閲覧催促メールを送信した送受信部31は、宛先者からのアクセス有無を判断(検出)し、宛先者からのアクセスがあると判断した場合には、ウエブページ記憶領域17bから宛先者ウエブページのデータを該宛先者にインターネット回線301を通じて送信する(これにより該宛先者ウエブページが、該宛先者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示される。)と共に、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし該宛先者の閲覧(有無)の欄(
図10参照)に「1」を書き込み記憶させる。
そして、送受信部31は、宛先者からのアクセス有無の判断(検出)を開始してから所定時間(例えば24時間)が経過したか否か判断し、所定時間が経過すると、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、閲覧の欄に「1」が書き込まれていない宛先者がいないか判断し、「1」が書き込まれていない宛先者がいると判断すると、その宛先者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得し、該読み出し取得した氏名及びメールアドレスを宛先者メール作成部63に送信する。宛先者メール作成部63は、宛先者の氏名及びメールアドレスを用いて、該宛先者に対象者からのメッセージを見ることを促す所定形式の電子メール(例えば、電子メールの本文として「対象者が死亡いたしました。対象者から貴台に宛てたメッセージがございますので、次のURLのウエブページにてご覧ください。 URL http://www.abcd・・・・」)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信することで該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信させる。
【0045】
次いで、本装置10の動作について説明する。なお、予め、対象者確認者情報記憶領域17aには、
図3のように、本装置10によって死亡が確認される対象者と、対象者の死亡を確認する2以上(ここでは2)の確認者(ここではまだ確認候補者)と、の情報を関連付けて記憶しており、宛先者情報記憶領域17cには、
図6のように、死亡が確認される対象者と、対象者の死亡の後にメッセージを送る宛先者と、の情報を関連付けて記憶しており、そしてメッセージ記憶領域17dには、対象者ごとに、対象者が死亡した後に対象者から宛先者に送る複数種類のメッセージと、メッセージの種類毎に設定されたメッセージ番号(1種類のメッセージに1のメッセージ番号が対応している)と、を関連付けて記憶している(対象者確認者情報記憶領域17a、宛先者情報記憶領域17c及びメッセージ記憶領域17dのいずれも、複数の対象者に関する情報を各対象者ごとに記憶している。)。
【0046】
まず、確認者の候補(確認候補者)が確認者になることを承諾するか否かを確認する動作(候補確認操作)について説明する。
図11は候補確認操作の前半の動作を示すフローチャート図である。
図11を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
コンピュータ本体11は、入力部15の操作によって、確認者の候補が確認者になることを承諾するか否かを確認する動作(候補確認操作)が選択されたか否か判断し(s101)、候補確認操作が選択されたと判断した場合(YES)には、対象者を特定する信号(対象者特定信号)を受付部21が受け付け(受信)たか否か判断し(s103)、対象者特定信号を受け付けたと判断した場合(YES)には、受信した対象者特定信号を確認者情報読書部23へ送信する(s105)。s101にて候補確認操作が選択されたと判断しない場合(NO)には、後述のs201へ行く。s103にて対象者特定信号を受け付けたと判断しない場合には(NO)、s103に戻る。
s105にて受付部21から送信された対象者特定信号を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aへアクセスし、該対象者特定信号に合致する対象者に係る対象者確認者情報記憶領域17aの記憶内容を特定(例えば、
図3)し、該記憶内容に含まれる1の確認者(まだ読み出していない確認者(確認候補者))の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(s107)。そして、確認者情報読書部23は、s107にて読み出し取得した1の確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、を確認者ウエブページ作成部25及び確認メール作成部27へ並列的に送信する(s109)。
【0047】
s109にて確認者情報読書部23から送信された確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、を受信した確認者ウエブページ作成部25は、該確認者(確認候補者)用の確認者ウエブページのデータを生成し、そのウエブページデータをページ公開部29へ送信する(s111)。
s111にて確認者ウエブページ作成部25から送信された確認者ウエブページデータを受信したページ公開部29は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bに該ウエブページデータを書き込み記憶させ(s113)(これにより該ウエブページはインターネット回線301を通じて公開される。)、その後、該ウエブページのURLを取得し、該URLを確認メール作成部27へ送信する(s115)。
s115にてページ公開部29から送信された該URLを受信した確認メール作成部27は、s109にて確認者情報読書部23から送信されて既に受信し記憶している該1の確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスと、該URLと、を用いて、該1の確認者(確認候補者)に該URLに存するウエブページにアクセスし認証を行うことを促す所定形式の電子メールのデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信する(s117)。s117の後、確認メール作成部27は、確認者情報読書部23に起動信号を送信する(s119)。
【0048】
s119にて確認メール作成部27から送信された該起動信号を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aへアクセスし、既に受信している該対象者特定信号に合致する対象者に係る対象者確認者情報記憶領域17aの記憶内容を特定し、未だ読み出していない確認者(確認候補者)が該記憶内容に含まれているか否か判断し(s121)、未だ読み出していない確認者(確認候補者)が含まれていると判断すると(YES)、s107に戻り、未だ読み出していない1の確認者(確認候補者)の氏名及びメールアドレスを読み出し取得し、s109以降の上述の動作を繰り返す。s121にて、確認者情報読書部23が、該対象者特定信号に合致する対象者に係る対象者確認者情報記憶領域17aの記憶内容に、未だ読み出していない確認者(確認候補者)がいないと判断(NO)すれば、s101へ戻る。
【0049】
図12は候補確認操作の後半の動作を示すフローチャート図である。
図12を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s117にて確認メール作成部27から送信された該電子メールのデータを受信した送受信部31は、該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信する(s123)。
s123にて電子メールを送信した送受信部31は、確認者(確認候補者)からのアクセスがあるか判断(検出)し(s125)、確認者(確認候補者)からのアクセスがあると判断した場合(YES)には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者(確認候補者)に対応する確認者ウエブページのデータを該確認者(確認候補者)にインターネット回線301を通じて送信する(s127)。s125にて確認者(確認候補者)からのアクセスがあると判断しない場合(NO)には、s125に戻る。そして、送受信部31は、該確認者(確認候補者)が該確認者ウエブページにて操作したことを示す信号(操作信号)を受信したか否か判断し(s129)、操作信号を受信したと判断すると(YES)、操作信号が承諾(自分自身が確認者になることを承諾)したことを示すものか否か判断する(s131)。s129にて操作信号を受信したと判断しない場合(NO)には、s129に戻る。s131にて操作信号が承諾するものであると判断した場合(YES)には、送受信部31は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者(確認候補者)の「認証」の欄(
図3参照)に「1」を書き込むことと、記憶部17のウエブページ記憶領域17bの該確認者(確認候補者)の確認者ウエブページの「確認者承認(認証)」の欄(
図4参照)に「1」を書き込むこと、とを確認者情報読書部23に命令する(s133)。s133の書込命令に従い、確認者情報読書部23は、対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者の「認証」の欄と、ウエブページ記憶領域17bの該確認者の確認者ウエブページの「確認者承認(認証)」の欄と、に「1」を書き込み記憶させ(s135)、その後、s201(後述)に行く。s131にて操作信号が承諾するものであると判断しない場合(NO)には、送受信部31は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者の「認証」の欄(
図3参照)に「0」を書き込むことと、記憶部17のウエブページ記憶領域17bの該確認者の確認者ウエブページの「確認者承認(認証)」の欄(
図4参照)に「0」を書き込むこと、とを確認者情報読書部23に命令する(s137)。s137の書込命令に従い、確認者情報読書部23は、対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者の「認証」の欄と、ウエブページ記憶領域17bの該確認者の確認者ウエブページの「確認者承認(認証)」の欄と、に「0」を書き込み記憶させ(s139)、その後、s201(後述)に行く。
【0050】
次いで、各宛先者に宛てるメッセージを指定する動作(メッセージ指定操作)について説明する。
図13はメッセージ指定操作の動作を示すフローチャート図である。
図13を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s101にて候補確認操作が選択されたと判断しない場合(NO)、s135及びs139の後、コンピュータ本体11は、入力部15の操作によって、各宛先者に宛てるメッセージを指定する動作(メッセージ指定操作)が選択されたか否か判断し(s201)、メッセージ指定操作が選択されたと判断した場合(YES)には、入力部15から対象者を特定する信号(対象者特定信号)が入力されたか否か受付部21が判断し(s203)、対象者特定信号が入力されたと判断した場合(YES)には、受付部21が、受信した対象者特定信号を宛先者情報読書部35へ送信する(s205)。なお、s201にてメッセージ指定操作が選択されたと判断しない場合(NO)には、後述のs301へ行く。また、s203にて対象者特定信号が入力されたと判断しない場合(NO)には、s203へ戻る。
【0051】
s205にて受付部21から送信された対象者特定信号を受信した宛先者情報読書部35は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、対象者特定信号に合致する対象者に関連付けられた宛先者の情報(例えば、
図6)を特定し、1の宛先者(未読出)の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(s207)。そして、宛先者情報読書部35は、対象者特定信号と、s207にて読み出し取得した宛先者の氏名及びメールアドレスと、を画像出力部37、メッセージ読出部39及びメッセージ特定情報受信部41へ並列的に送信する(s209)。
s209にて送信された対象者特定信号、宛先者の氏名及びメールアドレスを受信したメッセージ読出部39は、記憶部17のメッセージ記憶領域17dにアクセスし、対象者特定信号に合致する対象者に関連付けられて記憶されているメッセージ番号及びメッセージ内容(例えば、
図7)を読み出し取得した後、メッセージ読出部39は、読み出し取得したメッセージ番号及びメッセージ内容を画像出力部37に送信する(s211)。
宛先者の氏名及びメールアドレス(s209にて送信)と、メッセージ番号及びメッセージ内容(s211にて送信)と、を受信した画像出力部37は、これらの情報を表示部13に表示した後、受付部21に起動信号を送信する(s213)。
【0052】
本装置10自体の動作ではないが、本装置10の使用者(例えば、対象者)は、表示部13に表示されたこれらの情報(宛先者の氏名及びメールアドレス、メッセージ番号及びメッセージ内容)を見て、その宛先者に送りたいメッセージ内容に対応するメッセージ番号を入力部15から入力する。
s213の後、メッセージ番号を受付部21が受け付けたか判断し(s215)、メッセージ番号を受け付けたと判断した場合(YES)には、該受け付けたメッセージ番号をメッセージ特定情報受信部41に送信する(s217)。s215にてメッセージ番号を受け付けたと判断しない場合(NO)には、s215へ戻る。
s217にて送信されたメッセージ番号を受信したメッセージ特定情報受信部41は、既に受信している対象者特定信号及び宛先者氏名(s209にて送信)と、該受信したメッセージ番号と、を宛先者情報読書部35へ送信し(s219)、これを受けた宛先者情報読書部35は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、現在処理している宛先者(対象者特定信号及び宛先者氏名により特定できる)の「メッセージ」の欄にメッセージ番号を書き込み記憶させる(s221)。
s221の後、宛先者情報読書部35は記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、s205により受付部21から送信され、既に記憶している対象者特定信号に合致する対象者に関連付けられた宛先者の情報を特定し、未だ読み出していない宛先者があるかどうか判断し(s223)、未だ読み出していない宛先者があると判断した場合(YES)、s207に戻り、未だ読み出していない1の宛先者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得し、s209以降の上述の動作を繰り返す。s223にて、宛先者情報読書部35が、該対象者特定信号に合致する対象者に係る宛先者情報記憶領域17cの記憶内容に、未だ読み出していない宛先者がいないと判断(NO)すれば、s201へ戻る。
【0053】
対象者の死亡を確認する動作(死亡確認動作)について説明する。
図14は、対象者の死亡を確認する動作(死亡確認動作)を示すフローチャート図である。
図14を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s201にて、メッセージ指定操作が選択されたと判断しない場合(NO)には、送受信部31は、確認者からのアクセスがあるか判断し(s301)、アクセスがあると判断した場合(YES)には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bに記憶されている該確認者の確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する(s303)。s303にて確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した場合(YES)、送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(s305)。なお、s301にて確認者からのアクセスがあると判断しない場合(NO)には、s301に戻る。また、s303にて確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断しない場合(NO)には、s301に戻る。
本装置10自体の動作ではないが、s305のデータ送信により、該確認者ウエブページが、該確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示されるので、該確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。
s305の後、送受信部31は、該確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し(s307)、死亡報告に係る信号を受信したと判断すると(YES)、送受信部31は、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、この確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する(s309)。s307にて死亡報告に係る信号を受信したと判断しない場合(NO)にはs307に戻る。s309において送信された前記情報を受信した確認者情報読書部23は、ウエブページ記憶領域17bにおける該確認者の「対象者の死亡確認」の欄(例えば、
図4)に「1」を書き込む(s311)。
【0054】
s311の後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、送受信部31からs309にて送信され、既に受信している確認者及び対象者を特定する前記情報に基づき、対象者確認者情報記憶領域17aの該対象者に係る情報(例えば、
図3)を特定し、該確認者の「認証」の欄(
図3参照)に「1」が書き込まれているか判断し(s313)、該確認者の「認証」の欄に「1」が書き込まれていると判断した場合(YES)は、該対象者における該確認者の「死亡」の欄に、「1」を書き込み記憶させる(s315)。s313にて該確認者の「認証」の欄に「1」が書き込まれていると判断しない場合(NO)はs301へ戻る。
s315の後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該対象者に関連付けられ、「認証」の欄に「1」が書き込まれている確認者のうち、該対象者の死亡を確認していない確認者(死亡未確認者)がいないか判断し(s317)(具体的には、該対象者に関連付けられ、「認証」の欄に「1」が書き込まれた確認者のうち「死亡」の欄に数字が書き込まれていない確認者がいないか判断する。)、死亡未確認者がいると判断した場合(YES)には、確認者情報読書部23は、死亡未確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(s319)(死亡未確認者が複数存する場合は、確認者の番号が小さいものを読み出す。)。
【0055】
図15は、s321以降の動作を示すフローチャート図である。
図15を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s319の後、確認者情報読書部23は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、s309にて送信された該対象者の情報と、s319にて取得した死亡未確認者の氏名と、に基づき、該確認者に対応する確認者ウエブページのURLを取得し(s321)、その後、確認者情報読書部23は、s319にて取得した1の死亡未確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、該1の死亡未確認者の確認者ウエブページのURLと、を死亡確認メール作成部51に送信する(s323)。
s323にて送信された死亡未確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、確認者ウエブページのURLと、を受信した死亡確認メール作成部51は、所定形式の電子メール(死亡未確認者に該URLに存するウエブページにアクセスし、該対象者の死亡確認を促す内容の電子メール)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信する(s325)。
該電子メールのデータを受信した送受信部31は、該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信する(s327)。
s327の後、送受信部31は、確認者(死亡未確認者)からのアクセスがあるか判断(検出)し(s329)、確認者からのアクセスがあると判断した場合(YES)には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する(s331)。s331において確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した場合(YES)には、送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(s333)。s329にて確認者からのアクセスがあると判断しない場合(NO)には、s329に戻る。s331において確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断しない場合(NO)には、s317へ行く。
本装置10自体の動作ではないが、s333のデータ送信により、該確認者ウエブページが、該確認者の情報端末(例えば、パーソナルコンピュータ、所謂スマートフォン、携帯電話等)に表示されるので、該確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。
【0056】
s333の後、送受信部31は、該確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡事実の存否に関する操作をしたことを示す信号(事実確認信号)を受信したか否か判断し(s335)、該信号(事実確認信号)を受信したと判断すると(YES)、送受信部31は、該受信した信号(事実確認信号)が対象者の死亡事実を認めるものであるか否か判断し(s337)、該死亡事実を認めるものであると判断した場合(YES)には、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する(s339)。s335にて該信号(事実確認信号)を受信したと判断しない場合(NO)は、s335に戻る。
図16は、s341以降の動作を示すフローチャート図である。
図16を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s339にて送信された該情報を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者の「対象者の死亡確認」の欄(例えば、
図4参照)に「1」を書き込み記憶させる(s341)。
s341の後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、s339にて送受信部31から送信され、既に受信した確認者及び対象者を特定する前記情報に基づき、対象者確認者情報記憶領域17aの該対象者に係る情報(例えば、
図3)を特定し、該確認者の「認証」の欄(
図3参照)に「1」が書き込まれているか判断し(s343)、該確認者の「認証」の欄に「1」が書き込まれていると判断した場合(YES)は、該対象者に関連付けられた確認者の「死亡」の欄に書き込まれた数字のうち最も大きいものに1を加えた数字を該確認者の「死亡」の欄に書き込み記憶させる(s345)。s343にて該確認者の「認証」の欄に「1」が書き込まれていると判断しない場合(NO)はs317へ行く。
s345の後、s317へ行く。
【0057】
s337にて、送受信部31が、前記信号(事実確認信号)が対象者の死亡事実を認めるものであると判断しない場合(NO)には、送受信部31は、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する(s351)。
図17は、s353以降の動作を示すフローチャート図である。
図17を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s351にて送信された該情報を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該確認者の「死亡」の欄に「0」を書き込み記憶させる(s353)。s353の後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにおいて該対象者に関連づけられた確認者のうち「死亡」の欄に「1」が書き込まれた確認者(通報者)を特定し、該特定した確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得する(s355)。その後、確認者情報読書部23は、s355にて読み出し取得した確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定情報と、を死亡確認メール作成部51に送信する(s357)。s357にて送信された確認者の氏名及びメールアドレスと対象者特定情報とを受信した死亡確認メール作成部51は、該対象者の死亡を再度確認することを促す所定形式の電子メールのデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信する(s359)。s359にて送信された電子メールのデータを受信した送受信部31は、該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信する(s361)。
【0058】
s361の送信の後、送受信部31は、該電子メールを送信した確認者からアクセスがあるか判断(検出)し(s363)、確認者からのアクセスがあると判断した場合(YES)には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する(s365)。s363にて確認者からのアクセスがあると判断しない場合(NO)には、s363に戻る。s365にて確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した場合(YES)には、送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(s367)。s365にて確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断しない場合(NO)には、s317へ行く。
本装置10自体の動作ではないが、s367のデータ送信により、該確認者ウエブページが、該確認者の情報端末に表示されるので、該確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。
【0059】
s367の後、送受信部31は、該確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し(s369)、該信号を受信したと判断すると(YES)、該受信した信号が対象者の死亡事実を認めるものか判断し(s371)、死亡事実を認めるものであると判断した場合(YES)には、送受信部31は、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する(s373)。s369にて信号を受信したと判断しない場合(NO)、s369へ戻る。また、s371にて死亡事実を認めるものであると判断しない場合(NO)には、s301へ行く。
図18は、s375以降の動作を示すフローチャート図である。
図18を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s373にて送信された該情報(確認者及び対象者を特定する)を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、該対象者に関連付けられた確認者のうち「死亡」の欄に「0」が書き込まれている確認者(以下、「否定確認者」)を特定し、否定確認者の氏名及びメールアドレスを読み出し取得し(s375)、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該対象者と該確認者との情報から否定確認者に係る確認者ウエブページのURLを取得(s377)した後、確認者情報読書部23は、読み出し取得した1の否定確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、確認者ウエブページのURLと、を死亡確認メール作成部51に送信する(s379)。s379において送信された否定確認者の氏名及びメールアドレスと、対象者特定信号と、確認者ウエブページのURLと、を受信した死亡確認メール作成部51は、所定形式の電子メール(否定確認者に該URLに存するウエブページにアクセスし、該対象者の死亡確認を促すもの)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信する(s381)。
s381にて送信された電子メールのデータを受信した送受信部31は、該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信する(s383)。
【0060】
s383の後、送受信部31は、確認者(否定確認者)からのアクセス有無を判断(検出)(s385)し、否定確認者からのアクセスがあると判断した場合(YES)には、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者に対応する確認者ウエブページにおいて、確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれているか否かを判断する(s387)。s385において否定確認者からのアクセスがあると判断しない場合(NO)には、s385に戻る。s387にて該確認者ウエブページにおける確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断した送受信部31は、該確認者ウエブページのデータを該確認者にインターネット回線301を通じて送信する(s389)。s387にて該確認者ウエブページにおける確認者承認(認証)の欄に「1」が書き込まれていると判断しない場合には、動作を終了する(END)。
本装置10自体の動作ではないが、s389のデータ送信により該確認者ウエブページが、否定確認者の情報端末に表示される。そして否定確認者は該確認者ウエブページにて対象者の死亡を報告する操作を行うことができる。
【0061】
s389の後、送受信部31は、否定確認者が該確認者ウエブページにて対象者の死亡事実の存否に関する操作をしたことを示す信号を受信したか否か判断し(s391)、該信号を受信したと判断すると(YES)、送受信部31は、該受信した信号が対象者の死亡事実を肯定するものであるか否か判断し(s393)、該死亡事実を認めるものであると判断した場合(YES)には、その確認者及び対象者を特定する情報を該確認者ウエブページから取得し、確認者及び対象者を特定する該情報を確認者情報読書部23に送信する(s395)。s391にて信号を受信したと判断しない場合(NO)、s391へ戻る。s393にて死亡事実を認めるものであると判断しない場合(NO)には、動作を終了する(END)。
図19は、s397以降の動作を示すフローチャート図である。
図19を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s395にて送信された該情報を受信した確認者情報読書部23は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bにアクセスし、該確認者の「対象者の死亡確認」の欄に「1」を書き込み記憶させる(s397)。
s397の後、確認者情報読書部23は、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、送受信部31から既に受信した確認者及び対象者を特定する前記情報に基づき、該対象者に該確認者が関連付けられているか判断し(s398)、該対象者に該確認者が関連付けられていると判断した場合(YES)は、該対象者に関連付けられた確認者の「死亡」の欄に書き込まれた数字のうち最も大きいものに1を加えた数字を否定確認者の「死亡」の欄に書き込み(上書き)記憶させる(s399)(これにより否定確認者の「死亡」の欄の「0」が、該最も大きいものに1を加えた数字により上書きされる。)。s398にて該対象者に該確認者が関連付けられていると判断しない場合(NO)は、動作を終了する(END)。
s399の後、s317へ行く。
【0062】
図20は、s401以降の動作を示すフローチャート図である。
図20を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
s317にて確認者情報読書部23が、記憶部17の対象者確認者情報記憶領域17aにアクセスし、前記対象者に死亡未確認者がいると判断しない場合(NO)、宛先者ウエブページ作成部61に前記対象者を特定する信号を起動信号として送信する(s401)。
s401にて送信された該起動信号を受信した宛先者ウエブページ作成部61は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、該起動信号に基づき前記対象者に係る宛先者情報記憶領域17cの記憶内容(例えば、
図10)を特定する(s403)。s403の後、宛先者ウエブページ作成部61は、前記対象者に少なくとも1の宛先者が関連付けて記憶されているか否か判断し(s405)、前記対象者に少なくとも1の宛先者が関連付けて記憶されていると判断した場合(YES)は、未だ読み出していない宛先者が該記憶内容に含まれているか否か判断し(s407)、含まれていると判断すれば(YES)、未だ読み出していない1の宛先者の氏名、メールアドレス及びメッセージ欄のメッセージ番号を読み出し取得する(s409)。s405にて前記対象者に少なくとも1の宛先者が関連付けて記憶されていると判断しない場合(NO)は、動作を終了する(END)。s407にて宛先者ウエブページ作成部61が、未だ読み出していない宛先者が該記憶内容に含まれていると判断しない場合(NO)は、後述のs501へ行く。
s409の後、宛先者ウエブページ作成部61は、記憶部17のメッセージ記憶領域17dにアクセスし、メッセージ欄のメッセージ番号に応じたメッセージ内容を読み出し取得する(s411)。s411の後、宛先者ウエブページ作成部61は、前記対象者と、宛先者の氏名と、読み出し取得したメッセージ内容と、を用いて所定形式の該宛先者用の宛先者ウエブページのデータを作成し、該作成したウエブページデータをページ公開部29へ送信する(s413)と共に、宛先者の氏名及びメールアドレスを宛先者メール作成部63へ送信する(s415)。
【0063】
s413にて送信された宛先者ウエブページデータを受信したページ公開部29は、記憶部17のウエブページ記憶領域17bに該ウエブページデータを書き込み記憶させ(s417)(これにより該宛先者ウエブページはインターネット回線301を通じて公開される。)、該宛先者ウエブページのURLを取得し、該URLを宛先者メール作成部63へ送信する(s419)。
該URLを受信した宛先者メール作成部63は、既に受信し記憶している宛先者の氏名及びメールアドレスと、該URLと、を用いて、所定形式の電子メール(該宛先者に、該URLに存するウエブページにアクセスし、対象者からのメッセージを見ることを促す閲覧催促メール)のデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信する(s421)と共に、宛先者メール作成部63は、宛先者ウエブページ作成部61に起動信号を送信する(s423)。s421にて送信された該電子メールのデータを受信した送受信部31は、該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信する(s425)。
s425の後、s407に行く。
【0064】
図21は、s407にて宛先者ウエブページ作成部61が、未だ読み出していない宛先者が該記憶内容に含まれていると判断しない場合(NO)のその後の動作(s501以降)を示すフローチャート図である。
図21を参照して、コンピュータ本体11の動作を説明する。
送受信部31は、宛先者からのアクセスがあるか判断(検出)し(s501)、宛先者からのアクセスがあると判断した場合(YES)には、ウエブページ記憶領域17bから宛先者ウエブページのデータを読み出して該宛先者にインターネット回線301を通じて送信する(s503)(これにより該宛先者ウエブページが、該宛先者の情報端末に表示される。)と共に、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし該宛先者の閲覧(有無)の欄(
図10参照)に「1」を書き込み記憶させる(s505)。s501にて宛先者からのアクセスがあると判断しない場合(NO)には、s501へ戻る。
そして、送受信部31は、s501の動作を開始してから所定時間(例えば24時間)が経過したか否か判断し(s507)、経過したと判断した場合(YES)は、記憶部17の宛先者情報記憶領域17cにアクセスし、閲覧の欄に「1」が書き込まれていない宛先者がいないか判断し(s509)、「1」が書き込まれていない宛先者がいると判断すると(YES)、「1」が書き込まれていない宛先者全員の氏名及びメールアドレスを読み出し取得し、該読み出し取得した氏名及びメールアドレスを宛先者メール作成部63に送信する(s511)。s507にて経過したと判断しない場合(NO)は、s501に戻る。s509にて「1」が書き込まれていない宛先者がいると判断しなければ(NO)、動作を終了する(END)。s511にて送信された氏名及びメールアドレスを受信した宛先者メール作成部63は、宛先者の氏名及びメールアドレスを用いて、該宛先者に、対象者からのメッセージを見ることを促す所定形式の電子メールのデータを作成し、該電子メールのデータを送受信部31に送信する(s513)。s513のデータを受信した送受信部31は、該電子メールをインターネット回線301を通じて該メールアドレスに送信する(s515)。
s515の後、s509にて「1」が書き込まれていないと判断した宛先者の全員にs513にて電子メールのデータを作成したか判断し(s517)、全員に電子メールのデータを作成したと判断した場合(YES)にはs501へ戻り、全員に電子メールのデータを作成したと判断しない場合(NO)にはs513へ戻る。
【0065】
以上の通り、本装置10は、少なくとも2以上の確認者(ここでは
図3に示す確認者1(特許太郎)及び確認者2(商標花子)の2人)によって所定事実(ここでは対象者(笠原英俊)の死亡)の有無を確認する確認装置であって、確認者それぞれの連絡先(ここではメールアドレス)を記憶する確認者情報記憶手段(ここでは
図8のような内容を記憶する対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)と、1の確認者である通報者(例えば、確認者1(特許太郎))からの該所定事実の存在を肯定する通報信号を受け付ける通報信号受付手段(ここではs307における送受信部31が構成する。)と、通報信号受付手段(s307における送受信部31)が通報信号を受け付けた後、通報者以外の確認者(例えば、確認者2(商標花子))の連絡先(メールアドレス)を確認者情報記憶手段(対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)から読み出す確認者連絡先読出手段(ここではs319における確認者情報読書部23が構成する)と、確認者連絡先読出手段(s319における確認者情報読書部23)により読み出し取得された連絡先(メールアドレス、例えば「hanako@・・・・」)に、該所定事実の有無に関する操作である有無確認操作を要求する通知である有無確認要求通知(ここでは死亡未確認者に該URLに存するウエブページにアクセスし、該対象者の死亡確認を促す内容の電子メール)を送信する有無確認要求手段(ここではs325における死亡確認メール作成部51と、s327における送受信部31と、によって構成される)と、通報者以外の確認者の有無確認操作に関する信号(事実確認信号)を受け付ける有無信号受付手段(ここではs335における送受信部31が構成する。)と、有無信号受付手段(s335における送受信部31)により受け付けられた有無確認操作に関する信号(事実確認信号)のうち、該所定事実が存在することを示す有操作(s337においてYESと判断されるもの)を発した確認者の数に基づき、該所定事実が存在すると判断する存在判断手段(s317においてNOの判断をする確認者情報読書部23が構成する。)と、を備えてなる、確認装置である。
【0066】
本装置10においては、確認者の候補である確認候補者(s135における書き込みがなされるまでの確認者の候補者。ここでは
図3に示す確認者1(特許太郎)及び確認者2(商標花子))それぞれの連絡先である候補者連絡先(ここではメールアドレス)を記憶する候補者情報記憶手段(
図3のような内容を記憶する対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)と、候補者情報記憶手段(対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)から候補者連絡先(メールアドレス)を読み出す候補者連絡先読出手段(s107における確認者情報読書部23が構成する。)と、候補者連絡先読出手段(s107における確認者情報読書部23)により読み出し取得された候補者連絡先(メールアドレス)に、確認候補者が確認者になることを承諾するか否かを示す操作である諾否操作を要求する通知である諾否確認要求通知を送信する候補者諾否操作要求手段(s117における確認メール作成部27と、s123における送受信部31と、が構成する。)と、確認候補者からの諾否操作に関する信号である諾否信号を受け付ける諾否信号受付手段(s129における送受信部31が構成する。)と、を備えてなり、確認者情報記憶手段(対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)は、諾否信号受付手段(s129における送受信部31)により受け付けられた諾否信号が、確認者になることを承諾する操作である承諾操作をしたことを示す承諾信号(s131においてYES)である確認候補者を確認者として連絡先を記憶するものである(s135において「1」を書き込み記憶させた確認候補者が確認者となる。)。
【0067】
本装置10においては、確認者情報記憶手段(対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)は、候補者情報記憶手段(対象者確認者情報記憶領域17aを有する記憶部17)に記憶された確認候補者(s135における書き込みがなされるまでの確認者の候補者)と、該確認候補者が承諾信号を発したこと(s131においてYES)と、を関連付けて記憶するものである(s135において対象者確認者情報記憶領域17aにおける該確認者の「認証」の欄に「1」を書き込み記憶することで、確認候補者と該確認候補者が承諾信号を発したこととを関連付けて記憶する。)。
本装置10においては、確認候補者が諾否操作を行う諾否用ウエブページ(ここでは確認者ウエブページ)を確認候補者に対応して作成し、該作成した諾否用ウエブページ(確認者ウエブページ)をインターネット上に公開する諾否用ウエブページ作成手段(s111における確認者ウエブページ作成部25と、s113におけるページ公開部29と、が構成する。)を備えてなり、候補者諾否操作要求手段(s117における確認メール作成部27と、s123における送受信部31と、が構成する。)が、諾否用ウエブページ(確認者ウエブページ)において諾否操作を要求する諾否確認要求通知(s123にて送信される電子メール)を送信し、諾否信号受付手段(s129における送受信部31)が、諾否用ウエブページ(確認者ウエブページ)における諾否操作に関する諾否信号を受け付けるものである。
【0068】
本装置10においては、候補者諾否操作要求手段(s117における確認メール作成部27と、s123における送受信部31と、が構成する。)が、諾否用ウエブページ(確認者ウエブページ)のインターネット上のアドレス(s115にてページ公開部29から送信されるURL)を内容に含む電子メールを作成し(s117)、諾否確認要求通知(s123にて送信される電子メール)として該電子メールを候補者連絡先(メールアドレス)に送信する(s123)ものである。
本装置10においては、前記所定事実が対象者(ここでは対象者:笠原英俊)の死亡である。
本装置10においては、存在判断手段(s317においてNOの判断をする確認者情報読書部23)が、前記有操作(s337においてYES)を発した確認者が、通報者以外の確認者全員になったとき(s317にてNO)に前記所定事実が存在すると判断するものである。
【0069】
本装置10は、本確認装置を含んでなり、該確認装置が前記所定事実(対象者(ここでは対象者:笠原英俊)の死亡事実)が存在すると判断した場合(s317においてNOと判断した場合)に所定のコンテンツ(ここでは
図7に示されるメッセージ内容)を宛先者(ここでは
図6に示される宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎))に提示するコンテンツ提示装置であって、提示するコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段(ここではメッセージ記憶領域17dを有する記憶部17)と、該確認装置が該所定事実が存在すると判断(s317にてNO)した後、コンテンツ記憶手段(メッセージ記憶領域17dを有する記憶部17)が記憶しているコンテンツ(
図7に示されるメッセージ内容)を宛先者(宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎))に提示するコンテンツ提示手段(ここでは宛先者ウエブページ作成部61、宛先者メール作成部63、ページ公開部29及び送受信部31によって構成される。)と、を備えてなる、コンテンツ提示装置である。
【0070】
本装置10においては、宛先者が複数(ここでは宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎)の3人)存すると共に、コンテンツ記憶手段(メッセージ記憶領域17dを有する記憶部17)が複数種類のコンテンツ(ここでは
図7に示すように、メッセージ番号1、2、3、4・・・それぞれに対応するメッセージ内容)を記憶しているものであり、宛先者(宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎))それぞれに対して、コンテンツ記憶手段(メッセージ記憶領域17dを有する記憶部17)が記憶した複数種類のコンテンツ(メッセージ番号1、2、3、4・・・それぞれに対応するメッセージ内容)のいずれを提示するかを示すコンテンツ対応関係(ここでは
図10において各宛先者のメッセージ欄に記載されたメッセージ番号が該当する)を記憶するコンテンツ対応関係記憶手段(
図10を記憶する宛先者情報記憶領域17cを有する記憶部17)を有してなり、コンテンツ提示手段(宛先者ウエブページ作成部61、宛先者メール作成部63、ページ公開部29及び送受信部31)が、コンテンツ対応関係記憶手段(宛先者情報記憶領域17cを有する記憶部17)が記憶するコンテンツ対応関係(
図10において各宛先者のメッセージ欄に記載されたメッセージ番号)に従って、宛先者(宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎))にコンテンツ(メッセージ内容)を提示するものである。
【0071】
本装置10においては、複数種類のコンテンツ(メッセージ番号1、2、3、4・・・それぞれに対応するメッセージ内容)のうち宛先者(宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎))それぞれに提示するものを指定する情報であるコンテンツ指定情報(s215におけるメッセージ番号)を受け付けるコンテンツ指定情報受付手段(s215における受付部21と、s217にて送信されたメッセージ番号を受信するメッセージ特定情報受信部41と、によって構成される。)を有してなり、コンテンツ対応関係(
図10において各宛先者のメッセージ欄に記載されたメッセージ番号)は、コンテンツ指定情報受付手段(s215における受付部21と、s217にて送信されたメッセージ番号を受信するメッセージ特定情報受信部41と、によって構成される。)により受け付けられたコンテンツ指定情報(s215におけるメッセージ番号)である。
【0072】
本装置10においては、宛先者それぞれの連絡先(ここではメールアドレス)を記憶する宛先者情報記憶手段(宛先者情報記憶領域17cを有する記憶部17)を備えてなり、コンテンツ提示手段(宛先者ウエブページ作成部61、宛先者メール作成部63、ページ公開部29及び送受信部31)が、コンテンツ対応関係(
図10において各宛先者のメッセージ欄に記載されたメッセージ番号)に従って各宛先者1、2、3に提示するコンテンツ(メッセージ内容)を含む宛先者ウエブページを各宛先者1、2、3に対応して作成し、該作成した宛先者ウエブページをインターネット上に公開する宛先者ウエブページ作成手段(s413における宛先者ウエブページ作成部61と、s417におけるページ公開部29と、が構成する。)と、宛先者情報記憶手段(宛先者情報記憶領域17cを有する記憶部17)が記憶している宛先者1、2、3の連絡先(メールアドレス)を読み出し取得する宛先者連絡先読出手段(s409における宛先者ウエブページ作成部61)と、宛先者ウエブページ作成手段(s413における宛先者ウエブページ作成部61と、s417におけるページ公開部29と、が構成する。)により作成された宛先者ウエブページのインターネット上のアドレス(ここではs419により取得される宛先者ウエブページのURL)を該宛先者ウエブページに対応する宛先者に、宛先者連絡先読出手段(s409における宛先者ウエブページ作成部61)により読み出し取得された該宛先者の連絡先(メールアドレス)に送信する宛先者ウエブページアドレス送信手段(s421における宛先者メール作成部63と、s425における送受信部31と、が構成する。)と、を有してなる。
【0073】
本装置10においては、前記所定事実が、対象者の死亡(ここでは対象者:笠原英俊の死亡)であり、前記コンテンツが、該対象者(笠原英俊)が生前に前記宛先者(宛先者1(岡山一郎)、宛先者2(津山美子)、宛先者3(笠岡二郎))に提示を希望するものである。
本装置10は、所定のプログラムをコンピュータに実行させることで実現させることができ、さらに、かかるプログラムはコンピュータ読みとり可能な記憶媒体に記録することができる。