(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-42119(P2017-42119A)
(43)【公開日】2017年3月2日
(54)【発明の名称】プランターの底部材およびこの底部材を用いたプランター
(51)【国際特許分類】
A01G 9/02 20060101AFI20170210BHJP
A01G 27/00 20060101ALI20170210BHJP
A01G 27/02 20060101ALI20170210BHJP
【FI】
A01G9/02 E
A01G9/02 101H
A01G9/02 101F
A01G27/00 502H
A01G27/02 B
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-168615(P2015-168615)
(22)【出願日】2015年8月28日
(11)【特許番号】特許第5927332号(P5927332)
(45)【特許公報発行日】2016年6月1日
(71)【出願人】
【識別番号】592089755
【氏名又は名称】株式会社タカショー
(74)【代理人】
【識別番号】100076406
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 勝徳
(74)【代理人】
【識別番号】100117097
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 充浩
(72)【発明者】
【氏名】高岡 伸夫
【テーマコード(参考)】
2B327
【Fターム(参考)】
2B327NC01
2B327NC02
2B327NC22
2B327NC24
2B327ND01
2B327ND17
2B327QA02
2B327QB05
2B327QB10
2B327QB22
2B327QB24
2B327QC03
2B327QD02
2B327QD03
2B327UA03
2B327UA13
2B327UA18
(57)【要約】 (修正有)
【課題】木製の側壁を有するプランターの側壁下端側の腐りやカビ等の発生を抑えて耐久性を向上させることができるプランターの底部材および底部材を用いた耐久性に優れたプランターを提供。
【解決手段】木製材料からなる上下開口の筒状をした側壁部材1に、合成樹脂からなり、側壁部材1の下端面を受ける下端受け部32を有し、平面視でリング状をした下面カバー部と、下面カバー部に連設され、側壁部材1の下端部の外周面を覆うように配置される外壁カバー部4と、下面カバー部の内方に連設され、水抜き孔61aを有する底部5を備えている底部材2を、側壁部材1の下端開口を底部5で塞ぐとともに、側壁部材1の下面を下面カバー部でカバーし、側壁部材1の下端部外周を外壁カバー部4でカバーするように装着したプランター。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
木製材料からなる上下開口の筒状をした側壁部材の下方開口を塞ぐように設けられ、多数の水抜き孔が設けられたプランターの底部材であって、
合成樹脂からなり、前記側壁部材の下端面を受ける下端受け部を有し、平面視リング状をした下面カバー部と、この下面カバー部に連設され、前記側壁部材の下端部の外周面を覆うように配置される外壁カバー部と、前記下面カバー部の内方に連設され、水抜き孔を有する底部を備えていることを特徴とするプランターの底部材。
【請求項2】
下面カバー部は、下面カバー部の底から上方に突出し、側壁部材の下端を下面カバー部の底から浮かした状態に受ける下面受け部を周方向に間欠的に備えている請求項1に記載のプランターの底部材。
【請求項3】
底部が、底部本体と、この底部本体を下面カバー部と連結し、側壁部材の下端より上側に配置するように支持する連結部を備えているとともに、少なくとも底部本体に水抜き孔が形成されている請求項1または請求項2に記載のプランターの底部材。
【請求項4】
底部本体は、メッシュ状の水抜き孔を有する盤状部と、この盤状部の上下に突出するコーン状の突起を複数備えていて、この突起の周面にスリット状の水抜き孔が形成されている請求項3に記載のプランターの底部材。
【請求項5】
連結部に下面カバー部の底に達するスリット状の水抜き孔が周方向に間欠的に設けられている請求項3または請求項4に記載のプランターの底部材。
【請求項6】
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の底部材が、木製の筒状をした側壁部材の下端を、前記底部材の下面受け部で受け、かつ下面カバー部で下方からカバーするとともに、前記側壁部材の下端部外周面を前記底部材の外壁カバー部でカバーするように側壁部材に取り付けられていることを特徴とするプランター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プランターの底部材およびこの底部材を用いたプランターに関する。
【背景技術】
【0002】
見栄えが良く高級感があるため、木製材料からなるプランターの需要が多い。
しかし、木製材料は、湿気を吸った状態が続くと、腐ったり、カビが生えて見栄えが悪くなったりしやすく、耐久性の点で問題がある。
そこで、木製板体によって筒状の側壁を形成するとともに、この側壁の内周面下部に溝を形成し、周縁にリブを有し、かつ下面に複数個のボスを形成した合成樹脂製板材を、この板材の周縁リブが前記側壁の溝に、前記ボスの下端面が側壁の下端面と一致するように嵌合させて形成したプランターが提案され、上市されている(特許文献1参照)。
すなわち、このプランターは、側壁を木製板材によって形成し、意匠性を確保するとともに、最も長時間水に曝されやすい、底を合成樹脂製板材で形成しているので、従来の底まで木材で形成されている木製プランターに比べ、底が腐りにくく、耐久性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-166662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、プランターの場合、ベランダ、玄関ポーチ、庭などの直置きされる場合があるため、水遣りした水や雨水で床面や地面を濡れた状態になると、側壁の下端が長時間濡れた状態に保持される。
したがって、側壁の下端側が腐りやすいという問題や、かび等が発生しやすいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、木製の側壁を有するプランターの側壁下端側の腐りやカビ等の発生を抑えて耐久性を向上させることができるプランターの底部材およびこの底部材を用いた耐久性に優れたプランターを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明にかかるプランターの底部材(以下、「本発明の底部材」と記す)は、木製材料からなる上下開口の筒状をした側壁部材の下方開口を塞ぐように設けられ、多数の水抜き孔が設けられたプランターの底部材であって、合成樹脂からなり、前記側壁部材の下端面を受ける下端受け部を有し、平面視リング状をした下面カバー部と、この下面カバー部に連設され、前記側壁部材の下端部の外周面を覆うように配置される外壁カバー部と、前記下面カバー部の内方に連設され、水抜き孔を有する底部を備えていることを特徴としている。
【0007】
本発明において、底部材を形成する樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂、ポリカーボネートなどが挙げられる。
本発明において、側壁部材は、箍材などや、釘、ビスなど若干に金属部分や接着剤と%の樹脂部分があっても構わないが、概ね木材で形成されている。
また、側壁部材は、無垢の木材をくりぬいて形成しても構わないが、材料コストを低減できるとともに、強度的にも優れたものとすることができるため、木製板材を組み合わせて側壁形状にしたものが好ましい。
【0008】
本発明の底部材は、下面カバー部を、下面カバー部の底から上方に突出し、側壁部材の下端を下面カバー部の底から浮かした状態に受ける下面受け部を周方向に間欠的に備えている構成とすることが好ましい。
すなわち、側壁部材の下端にできるだけ多くの空間を設け、側壁部材の下端が極力水に浸からないようにすることができる。
【0009】
本発明の底部材は、底部が、底部本体と、この底部本体を下面カバー部と連結し、側壁部材の下端より上側に配置するように支持する連結部を備えているとともに、少なくとも底部本体に水抜き孔が形成されている構成としてもよい。
また、底部本体は、メッシュ状の水抜き孔を有する盤状部と、この盤状部の上下に突出するコーン状の突起を複数備えていて、この突起の周面にスリット状の水抜き孔が形成されていることが好ましい。
すなわち、底部本体を薄肉にしてもプランター内の用土の荷重に耐えることができ、材料コストを低減できるともに、十分な水抜き性能を確保できるとともに、用土内への通気性も良好なものとなる。
【0010】
本発明にかかるプランターは、上記本発明の底部材が、木製の筒状をした側壁部材の下端を、前記底部材の下面受け部で受け、かつ下面カバー部で下方からカバーするとともに、前記側壁部材の下端部外周面を前記底部材の外壁カバー部でカバーするように側壁部材に取り付けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の底部材は、上記のように、木製材料からなる上下開口の筒状をした側壁部材の下方開口を塞ぐように設けられ、多数の水抜き孔が設けられたプランターの底部材であって、合成樹脂からなり、前記側壁部材の下端面を受ける下端受け部を有し、平面視リング状をした下面カバー部と、この下面カバー部に連設され、前記側壁部材の下端部の外周面を覆うように配置される外壁カバー部と、前記下面カバー部の内方に連設され、水抜き孔を有する底部を備えているので、木製の側壁部材の下端面が下端受け部に受けられるように装着すると、下端面が下端カバー部でカバーされ、下端部外周面が外壁カバー部によってカバーされる。
【0012】
したがって、得られた本発明のプランターは、側壁部材の下端部が合成樹脂でカバーされた状態となり、側壁部材の下端部の腐りによる破損やカビ等の発生による外観不良を抑えることができる。
すなわち、プランターの耐久性を向上させることができる。しかも、側壁部材が木製であるので、意匠的にも優れ、高級感のあるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明のプランターの1つの実施の形態をあらわす正面図である。
【
図4】
図1のプランターを底面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明を、その実施の形態を参照して詳しく説明する。
図1〜
図6は本発明のプランターの1つの実施の形態をあらわし、
図7〜
図8はこのプランターに用いられる底部材をあらわしている。
【0015】
図1〜
図6に示すように、このプランターAは、側壁部材1と、底部材2を組み立てて形成されている。
側壁部材1は、複数の木製板材11を実継ぎ、ほぞ継ぎ、接着やこれらの組み合わせによって筒状に形成されているとともに、上方から下方に向って小径化している。
【0016】
また、側壁部材1は、上下2箇所に外周面に沿って箍材としての金属製帯状材12が巻回され、金属製帯状材12によって周方向から締め付けられているとともに、金属製の把手13が取り付けられている。
【0017】
底部材2は、ポリプロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂を射出成形して得られ、
図1〜
図8に示すように、下面カバー部3と、外壁カバー部4と、底部5を備えている
下面カバー部3は、平面視でリング状をしていて、その底31に、周方向に等ピッチで上方に突出する薄板状の下端受け部32を備えている。
【0018】
また、下面カバー部3の底31は、周方向に段状に上下を繰り返すように設けられていて、上方に持ち上がった部分で、プランター設置面との間に水抜き用の隙間Sを間欠的に形成するようになっている。
外壁カバー部4は、下面カバー部3の外周側で上方に立ち上がるように設けられ、側壁部材1の下端部外周面をカバーするようになっている。
また、外壁カバー部4は、
図7、
図8に示すように、周方向に等間隔で固定ネジ孔挿通孔41が穿設されている。
【0019】
底部5は、底部本体6と、連結部7を備えている。
底部本体6は、網目状の水抜き孔61aを備えている盤状部61と、4つの下方に突出する第1突起62と、3つの上方に突出する第2突起63を備えている。
【0020】
第1突起62および第2突起63は、それぞれコーン状をしていて、その周面にスリット状の水抜き孔64が周方向に等ピッチで設けられている。
また、第1突起62は、4つのうち1つが底部本体6の中央に設けられ、他の3つが、この中央の第1突起62の外側で同一円周上に等ピッチで並ぶように設けられているとともに、先端に丸孔の水抜き孔65が穿設されている。
【0021】
第2突起63は、それぞれ、第1突起62の外側の3つと同一円周上で、第1突起62と第1突起62の間の位置に設けられている。
連結部7は、底部本体6と、下面カバー部3とを連結していて、下面カバー部3の底31に達するスリット状の水抜き孔71が周方向に等ピッチで設けられている。
【0022】
そして、この底部材2は、側壁部材1の下端部が外壁カバー部4によってカバーされ、側壁部材1の下端受け部32に側壁部材1の下端が当接するように側壁部材1に組み合わせたのち、外壁カバー部4に穿設された固定ネジ孔挿通孔41を介して側壁部材1に固定ネジ8をネジ込んで、側壁部材1に固定される。
【0023】
因みに、上記プランターAは、特に限定されないが、盤状部61の水抜き孔61aの大きさは3〜4mm角、水抜き孔64の幅は1.5〜2.5mm、水抜き孔65の径は3〜4mm、水抜き孔71の幅は3〜4mmである。
【0024】
このプランターAは、上記のように、側壁部材1の下面が底部材2の下面カバー部3でカバーされ、側壁部材1の下端部外壁面が外壁カバー部4でカバーされているので、水遣りの水や雨水が床や庭に溜まっても、側壁部材1の下端部が溜まり水などに長時間曝されることがない。
また、側壁部材1の下端に、万一カビなどが発生しても外壁カバー部4によってカバーされているので、外部からは見えず、外観を損なうことがない。
【0025】
しかも、側壁部材1の下端面は、下面カバー部3の底31から上方に突出するように設けられた下端受け部32によって間欠的に下方から支持され、底31から浮き上がっているので、より溜まり水などに浸かりにくい。
したがって、側壁部材1の下端部の水濡れによる腐りを防止することができ、耐久性に優れたものとすることができる。
【0026】
また、底部本体6に第1突起62および第2突起63が設けられているとともに、第1突起62および第2突起63に水抜き孔64,65が設けられているので、十分な排水性能を確保できるとともに、プランターAの深さ方向の通気性も確保できるので、根腐れなどが起こりにくい。
また、底部本体6の中央に下方向に突出する第1突起62を設けたので、プランターAに充填された用土の荷重を中央でしっかりと受けることができる。
【0027】
さらに、下面カバー部3がプランター設置面との間に隙間Sを形成するようになっているので、隙間Sを介して底部5が外気に曝されやすくなり、より通気性を確保できるようになる。
また、底部本体6が連結部7によって上方に浮き上がった状態となるため底部本体6の下方に空間を確保でき、水抜き性能および通気性能を向上させることができる。
さらに、連結部7に、下面カバー部3の底31に達するスリット状の水抜き孔71が設けられているので、下面カバー部3の底31に水が溜まることを防止できる。
【0028】
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、側壁部材が、下方に向って小径化する円錐台形状の筒状をしていたが、平面視で楕円形、長円形、多角形をしていても構わない。また、下方に向って小径化する必要はない。
上記の実施の形態では、側壁部材に把手が取り付けられていたが、把手はなくても構わない。
【0029】
上記の実施の形態では、外壁ガバー部に固定ネジ挿通孔を設け、この固定ネジ挿通孔を介して固定ネジを側壁部材にネジ込み、底部材を側壁部材に固定するようにしていたが、固定せずに、弾性嵌合などによって簡単に着脱できるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、底部本体に4つの第1突起と、3つの第2突起が設けられていたが、第1突起と第2突起の数は、底部本体の大きさや形状に応じて適宜決定され、突起が無くても構わない。
【符号の説明】
【0030】
A プランター
1 側壁部材
2 底部材
11 木製板材
12 金属製帯状材
13 金属製の把手
3 下面カバー部
4 外壁カバー部
5 底部5
31 底
32 下端受け部
S 隙間
41 固定ネジ挿通孔
6 底部本体
61a 水抜き孔
61 盤状部
62 第1突起
63 第2突起
64 水抜き孔
65 水抜き孔
7 連結部
71 水抜き孔
8 固定ネジ
【手続補正書】
【提出日】2016年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
木製材料からなる上下開口の筒状をした側壁部材の下方開口を塞ぐように設けられ、多数の水抜き孔が設けられ、合成樹脂からなり、前記側壁部材の下端面を受ける下端受け部を有し、平面視リング状をした下面カバー部と、この下面カバー部に連設され、前記側壁部材の下端部の外周面を覆うように配置される外壁カバー部と、前記下面カバー部の内方に連設され、水抜き孔を有する底部を備えているプランターの底部材であって、
前記下面カバー部は、下面カバー部の底から上方に突出し、側壁部材の下端を下面カバー部の底から浮かした状態に受ける下面受け部を周方向に間欠的に備えていることを特徴とするプランターの底部材。
【請求項2】
底部が、底部本体と、この底部本体を下面カバー部と連結し、側壁部材の下端より上側に配置するように支持する連結部を備えているとともに、少なくとも底部本体に水抜き孔が形成されている請求項1に記載のプランターの底部材。
【請求項3】
底部本体は、メッシュ状の水抜き孔を有する盤状部と、この盤状部の上下に突出するコーン状の突起を複数備えていて、この突起の周面にスリット状の水抜き孔が形成されている請求項2に記載のプランターの底部材。
【請求項4】
連結部に下面カバー部の底に達するスリット状の水抜き孔が周方向に間欠的に設けられている請求項2または請求項3に記載のプランターの底部材。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の底部材が、木製の筒状をした側壁部材の下端を、前記底部材の下面受け部で受け、かつ下面カバー部で下方からカバーするとともに、前記側壁部材の下端部外周面を前記底部材の外壁カバー部でカバーするように側壁部材に取り付けられていることを特徴とするプランター。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明にかかるプランターの底部材(以下、「本発明の底部材」と記す)は、木製材料からなる上下開口の筒状をした側壁部材の下方開口を塞ぐように設けられ、多数の水抜き孔が設けら
れ、合成樹脂からなり、前記側壁部材の下端面を受ける下端受け部を有し、平面視リング状をした下面カバー部と、この下面カバー部に連設され、前記側壁部材の下端部の外周面を覆うように配置される外壁カバー部と、前記下面カバー部の内方に連設され、水抜き孔を有する底部を備えている
プランターの底部材であって、前記下面カバー部は、下面カバー部の底から上方に突出し、側壁部材の下端を下面カバー部の底から浮かした状態に受ける下面受け部を周方向に間欠的に備えていることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
したがって、得られた本発明のプランターは、側壁部材の下端部が合成樹脂でカバーされた状態となり、側壁部材の下端部の腐りによる破損やカビ等の発生による外観不良を抑えることができる。
すなわち、プランターの耐久性を向上させることができる。しかも、側壁部材が木製であるので、意匠的にも優れ、高級感のあるものとなる。
また、下面カバー部を、下面カバー部の底から上方に突出し、側壁部材の下端を下面カバー部の底から浮かした状態に受ける下面受け部を周方向に間欠的に備えている構成としたので、側壁部材の下端にできるだけ多くの空間を設け、側壁部材の下端が極力水に浸からないようにすることができる。