(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-42258(P2017-42258A)
(43)【公開日】2017年3月2日
(54)【発明の名称】自動足洗機
(51)【国際特許分類】
A61H 33/00 20060101AFI20170210BHJP
A61H 15/00 20060101ALI20170210BHJP
A61H 23/02 20060101ALI20170210BHJP
【FI】
A61H33/00 S
A61H15/00 310G
A61H23/02 344
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-165462(P2015-165462)
(22)【出願日】2015年8月25日
(71)【出願人】
【識別番号】304034554
【氏名又は名称】岩橋 督
(72)【発明者】
【氏名】岩橋 督
【テーマコード(参考)】
4C074
4C094
4C100
【Fターム(参考)】
4C074AA03
4C074BB06
4C074CC02
4C074GG07
4C074GG08
4C074HH02
4C094AA02
4C094DD14
4C094GG07
4C100AE15
4C100AF06
4C100BB03
4C100BC03
4C100CA17
4C100DA11
4C100EA09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】足のみの洗浄を行えるようにした生活快適用品ならびに健康器具であり、足の洗浄、水虫予防、マッサージ等を同時に行える装置を提供する。
【解決手段】自動足洗機は、本体1に使用者の足を容器内に挿入させ、足洗用の水を収容する空間を有するとともに、ローラーブラシ2を備え、ローラーブラシを回転駆動する駆動部としてのモーター5を内蔵し、ローラーブラシに重量がかかり過ぎる事を防ぐ為の足載せ台3を有する。ローラーブラシは簡単に交換可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
足を収容させ且つ内部に足洗用の水、お湯等を収容する空間を有する洗浄容器とともに、所定個所に複数のローラー式ブラシ部、足乗せ台部を有し、ローラー式ブラシ部を回転駆動する為のモータ部を設けられたことを特徴とする自動足洗機。
【請求項2】
請求項1において、前記水槽内部のローラー式ブラシ部が容器に対して脱着可能にすることで種類の違うローラー式ブラシ部交換する事を特徴とする自動足洗機。
【請求項3】
請求項1において、モータ部電源は、電池または電気それぞれに接続された電気的接続部を設けた自動足洗機。
【請求項4】
請求項1において、前記水槽内のローラー式ブラシ部の回転速度を調節する切り替え機能が設けられていること、ローラー式ブラシ部が移動する事を特徴とする自動足洗機。
【請求項5】
請求項1において、前記水槽内に超音波振動を併用する事を可能にしたこと、又持ち運び、容器洗浄を容易にした事を特徴とした自動足洗機。
【請求項6】
本発明は上例以外の種々形態の自動足洗装置に対して適用可能であるし、その主旨を逸脱しない範囲において、種々変更を加えた形態で構成可能である。
【発明の詳細な説明】
【0002】
この発明は、足裏、足指等の脂肪、汚れ等を自動的にとり除く自動足裏洗浄機に関するものである。
【0003】
本発明は、足のみの洗浄を行えるようにした生活快適用品ならびに健康器具であり、足の洗浄、水虫予防、マッサージ等を同一の装置で行うものである。
【0004】
足を洗う場合は、洗面器やバケツにお湯を入れて洗い、タオルで拭きとることが一般に行われている。一般の健康な人ならともかく体の弱い人、前屈等が不便な人は手によりタオル等の洗浄では、思うように足裏、指間の汚れを取り除く事が不便で難しかった。
【0005】
本発明の自動足洗機は上述のような構成のため、足裏の洗浄と足の裏のマッサージ作用の外、水虫の予防など簡単に足裏等を洗浄する事ができ、病人はもとより一般の人に対しても多目的に使用できる。
【背景技術】
【0006】
本体は、容器にローラーブラシ部とそのローラーブラシ部を回転駆動する駆動部としてのモータ部とを備えた自動足洗機において、ローラーブラシ部とモータ部とを連動させる、連結車またはチェーン、タイミングベルトを用い連動駆動する。又ローラーブラシ部に体重が掛かり過ぎるのを防止する為の足置き台を有する。本発明品は構造及び機能面においても簡単であり、安全で使いやすく経済的であり非常に期待がもてる。
【技術分野】
【0007】
本発明は、一般の健康な人、体の不自由な人、前屈等が不便な人等が椅子に座ったままで足のみを容器内に挿入し、複数の回転するローラーブラシで足の裏、足の指間等を、容易に洗浄出来るようにしたものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前かがみの窮屈な姿勢等で、足裏、指間等を綺麗に洗浄することは大変煩わしい事でついつい手抜き洗浄になり水虫などの原因にもなる、これらを解決するには人の手を借りるか機械的に行う必要があった。手洗いの場合、足首上面なら楽に洗う事も出来るが足裏、指間となると思うように洗うことが難しかった。以上の欠点を解決するためになされたものである。
【0009】
水槽内にローラーブラシ部を設け、ローラーブラシ部を回転する事にて効果的に洗浄効果、マッサージ効果ともに容易になり、これを使用者が足を容器内に挿入するだけで洗浄及びマッサージを行うようにした装置で持ち運びが容易である事、容器洗浄が容易である事が望ましい。
【0010】
この装置の場合、使用者の足に対してローラーブラシ部が勢い良く当ることから、ローラーブラシ部の皮膚への衝突や摩擦により、汚れの激しい足裏や洗浄が困難な指と指との間も良好に洗浄することができるとともに、ローラーブラシ部の摩擦作用によってマッサージを効果的に及ぼすことができる。
【0011】
自動足洗機は、椅子等に腰を掛けながら風呂場で使ったり、仕事場で使ったり、その他好みの場所で使用できることが望ましい。またこの足洗機においては、使用を繰り返しているうちに水槽が汚れる問題があり、この場合容器を容易に風呂場等洗い場まで移動させて容器を洗えるようにすることが望ましい。
【0012】
この種自動足洗機として、容器内部に足洗用の水を収容し、その容器内に使用者の足を挿入させた状態でローラーブラシ部を勢い良く容器内で回転させて足の洗浄を行い、容器内部のローラーブラシ部に重量が掛かり過ぎる事を防ぐ為の足載せ台を設け、その足載せ台の上に使用者の足を乗せた状態でローラーブラシ部を回転させることで足裏の洗浄、マッサージ等を行うようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
足を簡単に洗浄するには、自動車や電車を機械で洗うように動力をもって洗浄する事が望ましく、洗濯機のように水中で回転盤を回す回転盤をブラシに変えることが望ましい。本発明の自動足洗機は、使用者の足を挿入させ且つ内部に足洗用の水を収容する水槽部を有するとともに、ローラーブラシ部を備え、水槽内で勢い良くローラーブラシ部を回転する為のモータ部を配置し、回転駆動するモータ部と、ローラーブラシ部とを連結させる連結車およびタイミングベルト、チェーン部を内蔵した自動足洗機であって、ローラーブラシ部、モータ部、連結車及びタイミングベルト、チェーン部を連通させる連通路が一体になるように組み付けられており、ローラーブラシは簡単に交換可能にすることが好ましく、容器洗浄も容易に行える事が望ましい。又、回転速度調整、ローラーブラシ部の移動が可能である事も望ましい。
【発明の効果】
【0014】
自動足洗機は、水槽、足乗せ台、ローラーブラシ部、モータ部、連結車及びチェーン部を本体内に設け、足の洗浄効果、マッサージ効果を高めることができる。本発明の自動足洗機は、上述のような構成であり、足だけ洗いたい場合や足の洗浄とマッサージ効果を求める人、また水虫の治療などを行う人が極く簡単に足を入れて同一の装置で洗浄を行うもので、かがみ込むという窮屈な姿勢をとることもなく、椅子にかけたままの姿勢で使用できるもので生活快適用品ならびに、健康用品として健康な生活を送ることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本案を図によって説明する。容器の中に、お湯、水等を入れる、椅子等に腰を掛けた状態で容器の中にある、足乗せ台の上に足を乗せる、容器の中のローラーブラシに足裏が触れる感じになり、モーターの力を利用してローラーブラシを回転させる、容器中の足裏、指間は、固定又は前後に移動させながら、ローラーブラシの回転によって奇麗に洗浄される。
図1は自動足洗機上面図で、本体(1)内部に単体又は複数の取替え可能ローラーブラシ(2)を、ローラーブラシ安定台(7)に通し、ローラーブラシ芯(b)を連結車(4)に取り付け、一方のローラーブラシ芯(a)をローラーブラシ芯取替へ金具(6)に取り付ける。
【0016】
図2は
図1の側面図で、
図3は
図1の部品図である。ローラーブラシ(2)にはローラーブラシ芯(a)(b)が有り、(a)円柱形状芯はローラーブラシ芯取替へ金具(6)に取り付け、ローラーブラシ芯取替へ金具(6)はバネ式で取り付け時には拡張し、取り付け後には元に戻る、(b)変形形状芯はローラーブラシ安定台(7)を通し連結車(4)に嵌め込む構造になる。
【実施例】
【0017】
この容器にはモーターによって回転駆動するローラーブラシが複数並置きされている。ローラーブラシが回転することにて足裏、足指の間を洗浄できる。また足の裏をマッサージ、洗浄することにて水虫予防などが期待できる。容器には足置き台を設けローラーブラシにかかる重量を軽減する。足の位置を移動する事のできる空間を有する事で自由に足の位置、角度を変える事が出来る。
【0018】
内部には駆動部としてのモータが収容されており、そのモーターに連結車を取り付けローラーブラシを回転する。一つのモーターでローラーブラシ複数を回転する場合は、歯車部を設け伝導ベルト、タイミングベルト、チェーン等によりローラーブラシを回転させる。ローラーブラシは脱着可能で、好みのローラーブラシを取り付けることが出来る。電源部は電気、電池等にてモーターを駆動させる。容器は持ち運び自在で洗浄後は水を捨てることができ、容器洗浄も容易であり場所を選ばずに使用できる。
【符号の説明】
【0020】
1本体、
2ローラーブラシ、
(a)円柱形状芯(本体取り付け部)、
(b)変形形状芯(連結車取り付け部)、
3足乗せ台、
4連結車、
5モーター、
6ローラーブラシ芯取替へ金具、
7ローラーブラシ安定台、