特開2017-43882(P2017-43882A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日章工業株式会社の特許一覧 ▶ 株式会社 有紀の特許一覧

<>
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000003
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000004
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000005
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000006
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000007
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000008
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000009
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000010
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000011
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000012
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000013
  • 特開2017043882-開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-43882(P2017-43882A)
(43)【公開日】2017年3月2日
(54)【発明の名称】開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置
(51)【国際特許分類】
   E05F 13/04 20060101AFI20170210BHJP
   E05F 1/16 20060101ALI20170210BHJP
【FI】
   E05F13/04
   E05F1/16 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-154896(P2015-154896)
(22)【出願日】2015年8月5日
(71)【出願人】
【識別番号】597087099
【氏名又は名称】日章工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】507017875
【氏名又は名称】株式会社 有紀
(72)【発明者】
【氏名】藤新 成信
(72)【発明者】
【氏名】井無田 龍
(72)【発明者】
【氏名】井上 翔太
(72)【発明者】
【氏名】橋本 保
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 裕
(57)【要約】
【課題】
上吊り引き戸において、利用者の通行をスムーズに実現できる無電源自動開扉装置で、扉の開閉のスピードも適度の速度、並びに利用者の通行スピードに合わせて開閉でき、また装置のメンテナンスも簡単、かつ容易であり、さらにレスポンスを良くした補助力を取り付けた荷重式扉開閉装置を提供する。
【解決手段】
無電源重力可変方式上吊引き戸において、反復の鉛直上下運動をする踏み板台と扉の吊り車を開閉方向に自由に走行できる固定式水平レールと、踏み板台における反復の鉛直上下運動をテコの原理に基づいて支杆の先端部にランナーローラーを取り付けた力量伝達体と、ランナーローラー走行用コの字型傾斜開扉レールと、扉の引き際、扉の閉じ際の補助力となる装置、踏み板機構部帯板台の戸先側に取り付け、押し出し力となる補助力装置とを備えている荷重式扉開閉装置である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無電源重力可変方式上吊引き戸において、開閉扉の前後に、複数のX字状可動軸組み合わせ体を持ち、載荷を受け鉛直下降作動をし、載荷が無くなった後、錘力によって鉛直上昇作動をし、反復の鉛直上下運動可能な踏み板台と
扉の吊り車を開閉方向に自由に走行でき、扉開閉速度の抑制機能と、扉閉鎖機能とを可能にしている装置を取り付けられる固定式水平レールと、
踏み板台における反復の鉛直上下運動をテコの原理に基づいて、力点と支点と作用点の比率を変えることによって、作用点を増幅した運動量になっている支杆の先端部にランナーローラーを取り付けた力量伝達体と
ランナーローラーを取り付けた力量伝達体を強制的な力量によって傾斜状上下運動を遂行できるようになっているランナーローラー走行用コの字型傾斜開扉レールと、扉開閉速度を速めるため、扉の上部にバネ式巻き取り駆動装置を利用し、扉の引き始め、扉の閉じ際の補助力となる装置、踏み板機構部帯板台の戸先側に取り付け、力点を踏み板機構部上板に、支点を踏み板機構部下板に、作用点を戸先枠体裏面に持ち、両先端にローラーを取り受けテコの原理に基づいた押し出し力となる補助力装置及びテコの原理に基づいた装置にカム機構縦可動枠ローラー型または磁石型を取り付けた押し出し力となる補助力装置とを備えていることを特徴とする開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置。
【請求項2】
開閉時での扉を動かす動力を補助する上部バネ式巻き取り補助力装置は、扉枠体上枠ボックスの両端に1個ずつ配置し、扉移動距離の半分だけワイヤーを出し、引き力を持たせたままでクラッチ装置部に設置しておき、扉戸先及び扉戸尻に取り付けた二股式ひっかけ部材のクラッチ装置部通過を介して、扉が開く時、開方向へ引き力が働き、扉が閉まる時、閉方向へ引き力が働くことを特徴とする請求項1に記載の開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置。
【請求項3】
ワイヤー巻き取りの力によって扉を移送することができる開閉促進具は、扉が閉じた状態では引き力が働かず、扉が開き始めるとワイヤーのストッパーが外れ、扉戸尻上部に固定した二股ひっかけ金具に引き力が働き、扉を開方向へ引く補助力となり、クラッチ装置位置でワイヤーが外れ、引き力は働かなくなり、この動きと同時に、扉戸先上部のひっかけ金具が作動の勢いで反対側の巻き取り機のワイヤーの引き力に反してワイヤーを引き出して行き、扉が全開して勢いがなくなると扉の閉鎖方向への閉じ力の補助力となり、この動きと同時に、扉戸尻上部のひっかけ金具が作動の勢いで巻き取り機のワイヤーの引き力に反してワイヤーを引き出して行き、ストッパー位置で固定され引き力が無くなることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置。
【請求項4】
開時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、開扉方向に加速させるために、踏み板台下板に固定された軸受け部品を支点にした両端にローラーを取り付けたシーソー型L字状作動棒で、一方を踏み板台上板裏面に連結し、他方を戸先枠裏内に装着し、戸先枠体裏内のローラーは枠体と同面の位置より、扉の開方向に作動し、踏み板機構部の押し下げ力を踏み板側連結のローラーで受け、支点と通して反動によって、扉枠体裏面のローラーで、扉下部を押し出していることを特徴としている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置。
【請求項5】
開時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、踏み板台下板に固定された軸受け部品を支点にしたシーソー型金属製作動棒で一方の先端のローラーを踏み板台機構部上板裏面に連結し、他方を戸先枠内に装着した回転上下運動できる縦型可動枠に連結し、テコの原理を利用し、下方向の踏み力を上方向への押し上げ力に変え、縦型可動枠内のカム機構により、回転上下運動による水平移動により、扉を押し出す力に変えている、また、この縦棒には押し出す時の扉との摩擦を少なくするため数個の回転ローラーを取り付けていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置。
【請求項6】
開閉時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、開扉方向に加速させるために、扉の閉扉状態の扉戸先端と、枠体内に取り付けた縦型可動枠とにマグネットを張り付けて、枠体内のマグネット付縦型可動枠を上下に作動させ、引力と斥力を利用して、扉の開き際、閉じ際の押し出し力及び引きつけ力の補助力としていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出入り口引き戸の両側に設置した踏み板台を踏み込んだ時の利用者の体重及び荷車の重さを動力源とし、電動機・油圧モータ等の動力源を持たず、利用者の踏み力のみで作動する重力式無電化開閉引き戸機構の技術分野に属し、テコの原理を使って、踏み力の上下運動を扉の水平運動に替えて伝達し、扉を開かせる踏み力作動の無電源である自然エネルギーを利用した開閉補助力具付き荷重式扉開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電動モータ等の付加動力源を用いることなく、踏み込んだ人間の体荷重による荷重変位を動力源として、出入口の引戸を開閉させる機構については、多数の出願特許が存在している。例えば、踏み込みによる変位量を用いて、リンク機構により引戸の上部又は下部に配置したガイドレールを所望移動方向へ適宜傾斜させて、この傾斜に沿って引戸を摺動移動させる方式(傾斜方式)のものが存在している。しかし、かかる傾斜方式は、移動が引戸の自重に起因した斜面上の自然移動のみに頼っているため、応答性の良い素早い移動ができ難く、頻繁な出入りには煩わしさがあった。
【0003】
また、長年の使用によりガイドレールにゴミなどが堆積した場合は、その影響を大きく受ける欠点もあった。さらに加えて、扉の押し上げによる構造の不安定さにより、或は圧力補助器具の使用によって、伝導に時間差を生じることもあった。上記構成の作動力伝達機構に何らかの障害が発生した場合には、手動によって開閉させることが不可能、又は非常に困難であると言う欠点もあった。従来から、通行者の踏込力を作動源とした、出入口の自動開閉機構については、種々多数の発明が開示されている(特許文献1〜6参照)。
【0004】
例えば、通行者の踏込力による踏板の変位量(主に、沈下量)を油圧、水圧、又は気圧等の流体圧の変化に置き換え、これによりシリンダ・ピストン機構を作動させて引戸の開閉動をさせる方式(流体圧利用方式)のものとして多数件が開示されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、別な機構のものとして、踏込みによる沈下量を、クランク体や滑車を伝達手段として、引戸を垂下保持するガイドレールに伝達し、このレールを移動方向へ傾斜させることよって引戸の開閉動をさせる方式(傾斜開閉方式)のものも存在している(特許文献2参照)。
【0006】
人体の加重によって、傾斜開閉方式は次のようなものが多数提案されている。
引戸の前後位置の床面に設けた踏板の沈下量を、テコを介し所定の変位に変換し伝達する伝達機構を設け、伝達機構及び調整ウエイトの自重による沈下で、前記テコを介し前記踏板の浮上状態を保つよう、重量バランス設定され、前記伝達長尺材の上下動作により、開扉レールに駆動回転体を押し付けて、引戸の水平な開扉を軽加重で動作させる方法が提案されている(特許文献3参照)。
【0007】
足踏板に体重を掛けながら通るだけで自然に扉が開閉され、電気も使わず経済的な装置を提供するにおいて、ラックの上部にバネを設け、そのラックの下にクサリを設け、クサリの下に足踏板を固定しラックに歯車をかみ会わせ、この歯車に固定したプーリーともう一つのプーリーにベルトを設け、レールに車輪を乗せベルトの一片を取り付け部に固定する方法が提案されている(特許文献4参照)。
【0008】
開閉可能に支持され、かつ閉方向へ移動付勢力を付加した引戸と、閉戸位置にある引戸の前後位置の床面にそれぞれ配置し、人の踏込圧により所定の沈下量を生じるように構成した踏板と、該踏板の上下移動量を所定の回転角に変換し、この回転角に従って第1アームを回動させる第1作動機構と、前記回動する第1アームの先端部と連係され、該先端部の移動量を拡大して出力させるレバー機構と、該レバー機構の出力側と引戸とを、引戸の開放方向へ牽引するように連係させた牽引ワイヤーと、から成ることを特徴とした踏込圧利用の自動開閉引戸装置が提案されている(特許文献5参照)。
【0009】
出入口を開閉可能に構成した引戸と、該出入口の前後位置の床面に配置し、人の踏込圧によって所定量の沈下を生じるように構成した踏板と、該踏板と一端部が連係し、該踏板の沈下移動に従って他端部が所定角度で揺動する揺動体と、該揺動体の他端部の移動量を略直線運動量に拡大変換して出力させるリンク機構と、一端部を戸袋側に回動自在に軸支持すると共に、他端部を引戸と連係させた作動アームと、から成り、前記リンク機構からの出力を作動アームの中程に作用させて作動アームを揺動させることにより、引戸を開閉移動させる自動扉が提案されている(特許文献6参照)。
【0010】
電動的エネルギーを使わず、モータ等のメンテナンスが不必要な自動開閉戸において、開閉戸と一体にハンガーおよび開閉ハンガーを設ける。ハンガーに軸架した戸車をハンガーレール上に走行させて開閉戸を開閉自在とする。ハンガーには開閉戸を閉方向に付勢する重りを設ける。開閉ハンガーには、躯体側基枠に設けたシリンダ内の油圧により突出するロッドを連結する。シリンダ内の油圧は踏み台の下動により発生させる。上記構成により、シリンダの圧油がロッドを押しだし、開閉ハンガーを介して開閉戸を開とし、圧油力が消失した段階で重りにより開閉戸を閉とする方法を提案されている(特許文献7参照)。
【0011】
農業用簡易温室又はこれに類する各種温室や建屋の出入り口を開閉する引き戸の開動作を足踏みペダル等の操作により自動的に行わせる半自動開ドア装置を提供することが提案されている(特許文献8参照)。
【0012】
簡単な構造で、引戸の自動開閉ができる引戸の開閉装置において、引戸幅としたガイドレールを開口部上部に配置し、そのガイドレールと系合する吊車を引戸上辺の戸先側に取り付けられるようにし、前記ガイドレールの戸尻側を軸支して回動自在とすると共に、ガイドレールの戸先側を上下に操作する手段を設け、引戸全開時の吊車停止位置をガイドレールの戸尻側軸支位置よりも戸先側に位置させる方法が提案されている(特許文献9参照)。
【0013】
上記の提案は軽量の扉についてあって、重量のある扉を傾斜方式で開閉する場合には、移動が引戸の自重に起因した斜面上の自然移動のみに頼っているため、扉の開きの応答性が鈍く、開き状況の良い素早い移動ができ難く、大勢の入り口での頻繁な出入りには煩わしさがあった。また部品が多く、メンテナンスに障害をきたしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開平7−286476号公報
【特許文献2】実開平6−37482号公報
【特許文献3】特開2009−275499号公報
【特許文献4】特開平07−208016号公報
【特許文献5】特開平11−324480号公報
【特許文献6】特開2000−274139号公報
【特許文献7】特開2000−220343号公報
【特許文献8】特開2010−19041号公報
【特許文献9】特開2010−37921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本願の発明にかかる課題である踏み込み作動に対する敏速な応答性の不備、及び設置環境や、踏み込み加重の変化に起因した作動信頼性の不足を解消し、さらには、万一の伝達機構の故障においても、これに影響されず通常の手動引戸と同様に、無理なく手動開閉することができる無電化自動開扉方法及び扉自動開閉装置を提供するものである。また、開閉機構も簡単で、部品が少なく、取り付けも簡素化されて、安価で、かつ設置工事費が安く、保守点検が容易で実現性の高い扉自動開閉装置を提供するものである。
【0016】
一般的な無電化扉自動開閉装置において、かかる踏込力起動による自動開戸機構には、踏み板台の鉛直下降による進行方向へ開く開戸機構を出入口の前後に配置した場合に、開戸手前側の踏み込みにより一旦開いた戸が、出入口通過後の向う側の踏板への踏み込みでは逆に閉じてしまうという不都合があった。また素早く後ろへ下がることが困難な車椅子や乳母車の使用では、大変煩わしいものであった。
【0017】
上記課題に着目して為されたものであり、開閉戸の開き方向は、常に通行者の進行方向に向かって移動させることが好ましく、近年のバリアーフリーの推進からこれをスムーズに実現できる踏込力作動の自動開閉戸機構が望まれ、扉の開閉のスピードも適度の速度を必要として、開閉戸が進入方向にかかわらず常に通行者の進行方向に開き作動して、歩行者のスピードに合わせて開閉速度を調整して、また装置のメンテナンスも容易であり、故障も少なく、安全に開閉ができる無電化自動扉であって、新規かつ実現性の高い踏込力を利用した無電源化自動開閉戸装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記目的を達成するため本願発明は以下のように構成されている。
無電源自動開閉引き戸の扉開閉の動力源において、不特定多数の利用者の自重をテコの利用によって扉を開閉移動できるようにしている為、ランナーローラーの圧接による分力の他、踏み板機構部の作動と同時に扉を押し出す補助力装置を引き戸扉の戸先側踏み板部に、また上部にはバネ式巻き取り機を利用した扉引っ張り型開閉補助力装置を備えている。
【0019】
無電源重力可変方式上吊引き戸において、引き戸の開閉扉の前後に、上板台と下板台と帯板台と上下板台を繋ぐ複数のX字状可動軸組で構成され、上板台上の力点位置にかかわらず、載荷を受け鉛直下降作動をし、載荷が無くなった後、錘力によって鉛直上昇作動し、反復の鉛直上下運動をする踏み板台と扉の吊り車を開閉方向に自由に走行でき、扉開閉速度の抑制機能と、扉閉鎖機能とを可能にしている装置を取り付けられる固定式水平レールと、踏み板台における反復の鉛直上下運動をテコの原理に基づいて、力点と支点と作用点の比率を変えることによって、作用点を増幅した運動量になっている支杆の先端部にランナーローラーを取り付けた力量伝達体とランナーローラーを取り付けた力量伝達体を強制的な力量によって傾斜状上下運動を遂行できるようになっているランナーローラー走行用コの字型傾斜開扉レールと、
【0020】
扉開閉速度を速めるため、扉の上部にバネ式巻き取り駆動装置を利用し、扉の引き際、扉の閉じ際の補助力となる装置、踏み板機構部帯板台の戸先側に取り付け、力点を踏み板機構部上板に、支点を踏み板機構部下板に、作用点を戸先枠体裏面に持ち、両先端にローラーを取り受けテコの原理に基づいた押し出し力となる補助力装置及びテコの原理に基づいた装置にカム機構縦可動枠ローラー型または磁石型を取り付けた押し出し力となる補助力装置とを備えている。
【0021】
開閉時での扉を動かす動力を補助する上部バネ式巻き取り補助力装置は、扉枠体上枠ボックスの両端に1個ずつ配置し、扉移動距離の半分だけワイヤーを出し、引き力を持たせたままでクラッチ装置部に設置しておき、扉戸先及び扉戸尻に取り付けた二股式ひっかけ部材のクラッチ装置部通過を介して、扉が開く時、開方向へ引き力が働き、扉が閉まる時、閉方向へ引き力が働くようにしている。
【0022】
ワイヤー巻き取りの力によって扉を移送することができるバネ式巻き取り補助力装置は、扉が閉じた状態では引き力が働かず、扉が開き始めるとワイヤーのストッパーが外れ、扉戸尻上部に固定した二股ひっかけ金具に引き力が働き、扉を開方向へ引く補助力となり、クラッチ装置位置でワイラーが外れ、引き力は働かなくなり、この動きと同時に、扉戸先上部のひっかけ金具が作動の勢いで反対側の巻き取り機のワイヤーの引き力に反してワイヤーを引き出して行き、扉が全開して勢いがなくなると扉の閉鎖方向への閉じ力の補助力となり、この動きと同時に、扉戸尻上部のひっかけ金具が作動の勢いで巻き取り機のワイヤーの引き力に反してワイヤーを引き出して行き、ストッパー位置で固定され引き力が無くなるようになっている。
【0023】
開時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、開扉方向に加速させるために、踏み板台下板に固定された軸受け部品を支点にした両端にローラーベアリングを取り付けたシーソー型L字状作動棒で、一方を踏み板台上板裏面に連結し、他方を戸先枠裏内に装着し、戸先枠体裏内のローラーは枠体と同面の位置より、扉の開方向に作動し、踏み板機構部の押し下げ力を踏み板側連結のローラーで受け、支点と通して反動によって、扉枠体裏面のローラーで、扉下部を押し出すようになっている。
【0024】
開時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、ランナーローラーのランナーローラー走行用コ字型傾斜開扉レールを圧接して得られる水平分力を補助し、扉開閉の加速を良くするために、踏み板台下板に固定された軸受け部品を支点にしたシーソー型金属製作動棒で一方の先端のローラーを踏み板台機構部上板裏面に連結し、他方を戸先枠内に装着した回転上下運動できる縦型可動枠に連結し、テコの原理を利用し、下方向の踏み力を上方向への押し上げ力に変え、縦型可動枠内のカム機構により、回転上下運動による水平移動により、扉を押し出す力に変えている、また、この縦棒には押し出す時の扉との摩擦を少なくするため数個の回転ローラーを取り付けている
【0025】
開閉時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、ランナーローラーのランナーローラー走行用コ字型傾斜開扉レールを圧接して得られる水平分力を補助し、扉開閉の加速を良くするために、扉の閉扉状態の扉戸先端と、枠体内に取り付けた縦型可動枠とにマグネットを張り付けて、枠体内のマグネット付縦型可動枠を上下に作動させ、引力と斥力を利用して、扉の開き際、閉じ際の押し出し力及び引きつけ力の補助力としている。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、重量を持つ扉のある特定の利用者しかいない用途の部屋、例えば、喫煙室、さらには、特殊な施設、例えば、病院など電磁波に敏感な機器を使用する施設、又は逆に誤動作を誘発するような強力な電磁波を発生させる施設等の場所、限定することなく、使用できるようになった。また人体の重量以上にある大扉における無電化での引戸装置に、大型の扉を持つ倉庫などの重量物の運搬経路、介護施設、電動モータ用の電力を確保し難い温室等の屋外簡易建物等に、幅広く利用場所ができるようになって、有効に使用することができた。
【0027】
上記のように補助装置により、利用者の体重、荷車の重さ等の自然エネルギーを利用している為、建物の色々な用途の場所で利用者の踏み力と扉の重さが異なっている場合が多い。このように動力源の違いや扉の重量の違いによって、扉の移行速度に違いが生まれ、レスポンスの違いを生じている無電源重力開扉引き戸も存在している。このような引き戸を解消し、補助力装置を加え、軽い利用者から重い利用者のレスポンスの違いを少なく出来るようになって、このようなタイプの無電化扉の普及をより広い利用を進めた。さらに特定の場所に最適な補助力装置を備えることで、扉の開閉においてスムーズに駆動して、待機時の違和感を生じなく、また広い開放間口を確保することが容易にできた。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉の上部機構部装置及び踏み板機構部装置の組み込み図及び補助力装置の組み込み位置表示の建具の全体正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉の上部機構部装置及び踏み板機構部装置の組み込み図及び補助力装置の組み込み位置表示の建具の全体平面図。
図2】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉の上部機構部に補助力装置を組み込んだ扉閉鎖時の建具の全体正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉の上部機構部に補助力装置を組み込んだ扉閉鎖時の建具の全体平面図
図3】Aは上部機構部へ補助力装置を組み込み、バネ式巻き取り機の引力を保持するストッパーかけた状態の扉閉鎖時の正面図。Bは上部機構部へ補助力装置を組み込み、バネ式巻き取り機の補助力が扉閉鎖方向に働いている扉全開時の状態の正面図。Cは上部機構部に取り付ける補助力装置を取り付けイメージの鳥瞰図。
図4】Aはバネ式巻き取り機の引力をスットパーで保持した扉閉鎖時の正面図。Bはストッパーを解除して、扉に開方向の補助力がかかっている状態の正面図。
図5】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態でのX字状軸組装置に踏み力伝達装置及び補助力となるシーソー型L字状作動棒を取り付けた状態の正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の載荷無の状態でのX字状軸組装置に踏み力伝達装置及び補助力となるシーソー型L字状作動棒を取り付けた状態の平面図。
図6】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部にシーソー型L字状作動棒の補助力装置を取り付けた状態の扉全閉時の正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部にシーソー型L字状作動棒の補助力装置を取り付けた状態の扉全開時の正面図
図7】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態でのシーソー型L字状作動棒の位置を示した断面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態でのシーソー型L字状作動棒の位置を示した平面図。Cはシーソー型L字状作動棒補助力装置をイメージ鳥瞰図。
図8】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置ローラー型の取り付け状態を示した正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置ローラー型の取り付け状態を示した平面図。
図9】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置ローラー型の可動状態を示した正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置ローラー型の可動状態を示した鳥瞰図。
図10】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置磁石型の取り付け状態を示した正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置磁石型の取り付け状態を示した平面図。
図11】Aは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置磁石型の可動状態を示した正面図。Bは片引きタイプ無電源自動開閉扉踏み板台機構部の踏み力無しの状態での縦型カム式可動枠補助力装置磁石型の可動状態を示した鳥瞰図。
図12】Aは縦型可動枠補助力装置ローラー型の扉を押し出す前の状態の平面図。Bは縦型カム式可動枠補助力装置ローラー型の扉を押し出した状態の平面図。Cは縦型カム式可動枠補助力装置磁石型の扉を押し出す前の状態の平面図。Dは縦型カム式可動枠補助力装置磁石型の扉を押し出した状態の平面図。Eは縦型カム可動枠補助力装置の動きを示した正面図。Fは縦型カム可動枠補助力装置の動きを示した平面図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
次に、上記構成を具体化した実施形態例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、無電源重力可変方式上吊引き戸の前後に、複数のX字状可動軸組みで構成され、踏み板台上の力点位置にかかわらず、載荷を受け鉛直下降作動をし、載荷が無くなった後、錘力によって鉛直上昇作動し、反復の鉛直上下運動をする踏み板台に係る踏み力を受けて、反復鉛直上下運動をするテコの原理に基づいて、力点と支点と作用点の比率を変えることによって、作用点を増幅した運動量になる先端部にランナーローラーを取り付けた支杆の力量伝達体により扉下部袴部のランナーローラー走行用コの字型傾斜開扉レールを下方向に圧接し、圧接力の水平方向の分力を扉に伝えて、扉の吊り車を開閉方向に自由に走行させ、加えて開扉方向に加速させるために、図2図4に示すような補助力となるバネ式巻き取り装置を上部装置BOX内に取り付けたり、図5図12に示すような踏み板機構部内に補助力の源となるシーソー部材を取り付け、それに連結する縦型カム式可動枠を取り付け、扉を押し出すようにして、利用者の体重を受けてからの扉のレスポンスを良くするようにしている。
【0030】
開閉時での扉を動かす動力を補助する上部バネ式巻き取り補助力装置は、扉枠体上枠ボックスの両端に1個ずつ配置し、扉移動距離の半分だけワイヤーを出し、引き力を持たせたままでクラッチ装置部に設置しておき、扉戸先及び扉戸尻に取り付けた二股式ひっかけ部材のクラッチ装置部通過を介して、扉が開く時、開方向へ引き力が働き、扉が閉まる時、閉方向へ引き力が働くようにしている。
【0031】
前記開閉促進具は、扉が閉じた状態では引き力が働かず、扉が開き始めるとワイヤーのストッパーが外れ、扉戸尻上部に固定した二股ひっかけ金具に引き力が働き、扉を開方向へ引く補助力となり、クラッチ装置位置でワイラーが外れ、引き力は働かなくなり、この動きと同時に、扉戸先上部のひっかけ金具が作動の勢いで反対側の巻き取り機のワイヤーの引き力に反してワイヤーを引き出して行き、扉が全開して勢いがなくなると扉の閉鎖方向への閉じ力の補助力となり、この動きと同時に、扉戸尻上部のひっかけ金具が作動の勢いで巻き取り機のワイヤーの引き力に反してワイヤーを引き出して行き、ストッパー位置で固定され引き力が無くなるようにし、補助力を扉に与えている。
【0032】
開時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、開扉方向に加速させるために、踏み板台下板に固定された軸受け部品を支点にした両端にローラーベアリングを取り付けたシーソー型L字状作動棒で、一方を踏み板台上板裏面に連結し、他方を戸先枠裏内に装着し、戸先枠体裏内のローラーは枠体と同面の位置より、扉の開方向に作動し、踏み板機構部の押し下げ力を踏み板側連結のローラーで受け、支点と通して反動によって、扉枠体裏面のローラーで、扉下部を押し出して、補助力を扉に与えている。
【0033】
開時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、踏み板台下板に固定された軸受け部品を支点にしたシーソー型金属製作動棒で一方の先端のローラーを踏み板台機構部上板裏面に連結し、他方を戸先枠内に装着した回転上下運動できる縦型可動枠に連結し、テコの原理を利用し、下方向の踏み力を上方向への押し上げ力に変え、縦型可動枠内のカム機構により、回転上下運動による水平移動により、扉を押し出す力に変えている、また、この縦棒には押し出す時の扉との摩擦を少なくするため数個の回転ローラーを取り付けて、扉戸先全体を押し出して、補助力を扉に与えている。
【0034】
開閉時での扉の押し出しを補助する開閉補助力具は、開扉方向に加速させるために、扉の閉扉状態の扉戸先端と、枠体内に取り付けた縦型可動枠とにマグネットを張り付けて、枠体内のマグネット付縦型可動枠を上下に作動させ、引力と斥力を利用して、扉の開き際、閉じ際の押し出し力及び引きつけ力の補助力とし、扉戸先全体を押し出して、補助力を扉に与えている。
【実施例1】
【0035】
JISH4100に規定するA6063S-T5 アルミニウム合金押し出し型材を使用して、図2のAに示すようにアルミニウム合金製建具:有効開口W=950mm、H=2000mmかつ枠外寸法W=2000mm、H=2200mmの両引き引戸を製作し、また底面が横950mm、縦700mm高さ70mmの上下方向を自在に変動できる天板を持った踏み板台板機構部と中央部帯板台を製作し、建物の壁開口及び床掘り込み部の所定の位置に組立は後、設置した。
【0036】
この際、レーザーを使用し垂直方向及び水平方向のレベルを正確にとり、床レベル差に注意をしながら固定した。上記アルミニウム合金製建具の召し合せ方立と上記踏み板台機構部の取り合い部に、前記踏み板台機構部の踏力伝達金具である第一作動棒を召し合せ方立からの離れ、踏み板台機構部底面からの高さを±0.5mmの範囲となる精度で設置固定した。前記踏み力伝達金具に並列して、踏み板台天板を元の位置に復元させる第二作動棒の一方に錘、もう一方を踏み板台機構部に連結し、設置固定した。
【0037】
踏板天板の20mm〜30mmの上下運動を確認後、前記アルミニウム合金製扉を支持レールへ吊り込みを行い、前記扉下部はかま部に取り付けしているコの字型傾斜レールに対して、先端にランナーローラーを持つ押し下げ第一作動棒を高さ調整しながら、固定した。踏力の伝達状況、前記扉の開口寸法及び開閉スピードを調整し、所定の性能が出ていることを確認し、
【0038】
さらに、扉開閉速度を速めるため、扉の作動を補助するバネ式巻き取り補助力装置を扉枠体上枠ボックスの両端に1個ずつ取り付けし、扉移動距離の半分だけワイヤーを出し、引き力を持たせたままでクラッチ装置部に設置し、引き力を受けたワイヤーを引っ張る二股式ひっかけ部材を扉の戸先と戸尻に取り付け、クラッチ装置部通過を介して、扉が開く時、開方向へ引き力が働き、扉が閉まる時、閉方向へ引き力が働ようにして作動を確認し作業を終えた。
【実施例2】
【0039】
図8に示す正面図のようにJISG3302溶融亜鉛めっき鋼板の板厚0.8mm、1.6mm及び2.3mmの材料を使用し、組み立て状態で内法寸法0.95m×0.2mの矩形となる片引き鋼製軽量扉の枠及び扉の展開図を作成した。さらに切断加工、プレス加工、曲げ加工、扉組み立て加工、枠組立加工、錆止塗装・仕上げ塗装、仮組検査、外観及び寸法検査を経て製品化し、また底面が横950mm、縦700mm高さ70mmの上下方向を自在に変動できる天板を持った踏み板台機構部を製作し、製品の梱包、金具を出荷表と共に発送した。
【0040】
施工現場において、図2の全体構成図の通りの取り付け施工に先立ち、壁開口部寸法及び床掘り込み寸法の確認を行なった。壁開口部及び床掘り込み部に構成軽量建具及び踏み板台機構部を設置し、レーザーを使用し垂直方向及び水平方向のレベルを正確にとり、固定した。
【0041】
上記鋼製軽量建具の召し合せ方立と上記踏み板台機構部の取り合い部に、前記踏み板台機構部の踏力を伝達する第一作動棒を召し合せ方立からの離れ、踏み板台機構部底面からの高さを±0.5mmの範囲となる精度で設置固定した。前記踏み力伝達金具に並列して、踏み板台天板を元の位置に復元させる第二作動棒の一方に錘、もう一方を踏み板台機構部に連結し、設置固定した。
【0042】
踏板天板の20mm〜30mmの上下運動を確認後、前記鋼製軽量扉を支持レールへ吊り込みを行い、前記扉下部に取り付けしているコの字型傾斜レールに対して、先端にランナーローラーを持つ押し下げ第一作動棒を高さ調整しながら、固定した。踏力の伝達状況、前記扉の開口寸法及び開閉スピードを調整し、所定の性能が出ていることを確認し、さらに、扉開閉速度を速めるため、踏み板台下板にシーソー型金属製作動棒を固定し、先端のローラーを踏み板台機構部上板裏面に連結し、他方を戸先枠内に装着した回転上下運動できる縦型カム式可動枠ローラー型に連結した。縦型カム式可動枠ローラー型の作動を確認し作業を終えた。
【符号の説明】
【0043】
1:踏み板台機構部全体 2:踏み板台機構部上板片側 2A:踏み板台機構部上板片側 3:踏み板台機構部下板 4:X字状可動軸組 5:踏み板機構部帯板部 6:踏み板機構部縁板 7:踏み板機構部縁板 8:踏み板機構部縁板 9:第一作動棒踏み力伝達装置 10:ランナーローラー 11:ランナーローラー用コの字型傾斜レール 12:第二作動棒錘力伝達装置 13:錘 14:扉下部はかま部 15建具引き込み部巾木 16:ガラス入り框扉 17:建具縦枠体 18:建具BOX上枠体 19:吊り車走行用水平レール
20:扉吊り車 21:制動装置1 22:制動装置2 23:バネ式巻き取り駆動装置 HS−1:建具BOX内補助力装置取り付け部 HS−2:L字状シーソー型補助力装置取り付け部 HS−3:シーソー部材連結式カム機構押し出し装置ローラー型取り付け部 HS−4:シーソー部材連結式カム機構押し出し装置磁石型取り付け部 24:二股式ひっかけ金具 25:クラッチ装置 26:ギア式回転ストッパー 27:作動ラック 28:ストッパー受け部材 29:L字状シーソー作動棒 30:シーソー作動棒付縦型カム機構可動枠 31:押し出しローラー 32:押し出し磁石


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12