特開2017-45433(P2017-45433A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-45433圧縮空気による特殊塗料入りカプセル発射装置
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  • 特開2017045433-圧縮空気による特殊塗料入りカプセル発射装置 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-45433(P2017-45433A)
(43)【公開日】2017年3月2日
(54)【発明の名称】圧縮空気による特殊塗料入りカプセル発射装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 15/02 20060101AFI20170210BHJP
   F41B 15/00 20060101ALI20170210BHJP
   F41B 11/80 20130101ALI20170210BHJP
【FI】
   G08B15/02
   F41B15/00 Z
   F41B11/80
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-182268(P2015-182268)
(22)【出願日】2015年8月28日
(71)【出願人】
【識別番号】515260472
【氏名又は名称】池田 清司
(72)【発明者】
【氏名】池田 清司
【テーマコード(参考)】
5C084
【Fターム(参考)】
5C084AA02
5C084AA07
5C084BB01
5C084EE04
5C084HH12
5C084HH17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】不法侵入者が金品を強奪、又は剥奪し逃走しようとした際、犯人の衣服等に塗料を付着させる、圧縮空気による特殊塗料入りカプセル発射装置を提供する。
【解決手段】犯人が逃走時、従業員等が非常用スイッチ、もしくは電磁弁開閉スイッチ7を押す事で、自動ドアー開閉スイッチ8と連動し、犯人が自動ドアー1に接近した瞬間に、ドアー開閉スイッチ8と連動された特殊塗料入りカプセル発射装置が、自動ドアー近辺に設置された数か所の噴射ノズル6から特殊塗料入りカプセルを数秒間噴射する。犯人に命中、その際に噴射されたカプセルが破裂して特殊塗料が犯人の衣服や、毛髪、履物等に付着する。店外に昼夜問わず認識可能な黄色の回転灯や、警報装置を併設する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特殊塗料入りカプセルを、圧縮空気により噴射することを特徴とする特殊塗料入りカプセル発射装置。
【請求項2】
圧縮空気の供給を電磁弁の開閉により操作することを特徴とする請求項1に記載の特殊塗料入りカプセル発射装置。
【請求項3】
供給配管の先端に、噴射ノズルを備えることを特徴とする請求項1、請求項2に記載の特殊塗料入りカプセル発射装置。
【請求項4】
電磁弁の開閉を、非常用スイッチ、自動ドアー開閉スイッチ、監視カメラと連動して作動させることを特徴する請求項2に記載の特殊塗料入りカプセル発射装置。手動でも操作できるものとする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この装置は、圧縮空気を利用して、特殊塗料入りのカプセルを発射して、標的に確実に塗布、付着させるための装置である。また、特殊塗料入りカプセルは、圧縮空気で噴射可能な数ミリサイズ(8ミリ以下)のものを使用する。
【背景技術】
【0002】
近年、コンビニ店や、郵便局などの金融機関が、刃物等を持った不法侵入者に襲われる事件が多発、いまだに犯人が捕まっていない案件が多い。これらの事件を早期に犯人逮捕につなげるために開発したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】
【特許文献2】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
不法侵入者が金品を強奪、又は剥奪し逃走しようとした際、従来はカラーボールを犯人めがけて投げて、犯人の衣服等に塗料を付着させて、これを証拠に犯人を検挙につなげるものですが、野球経験者でも逃走犯に命中させることが難しいのに、金融機関の職員、コンビニの従業員等には絶対に等しい程不可能と思われる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これらを解決するために、非常用スイッチ、電磁弁開閉スイッチを押すことにより、不法侵入者が逃走を図ろうと自動ドアーに近づき、自動ドアー開閉スイッチが作動、自動ドアーが開く瞬間に電磁弁が開き、圧縮空気により、特殊塗料入りのカプセルを、ドアー両横の数ヶ所のノズルから特殊塗料入りカプセルを噴射、不法侵入者に確実に命中させることが出来ものである。
【発明の効果】
【0007】
特殊塗料入りのカプセルが、不法侵入者に命中し、カプセルが破裂、不法侵入者の衣服や、毛髪、履物等、数か所に付着するため、たとえ、衣服を着替えても、塗料の匂いなど消えないので、犯人捜査に威力を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 自動ドアー(1)の両横に電磁弁(4)、特殊塗料入りカプセル収納容器(5)、噴射ノズル(6)等の一体の装置を数ヶ所設置、これらを圧縮ポンプ、圧縮タンク(2)一体の装置から配管(3)により連結され、非常用スイッチ、電磁弁開閉スイッチ(7)を押すことにより電磁弁(4)、特殊塗料入りカプセル収納容器の弁にも同時に通電されて弁が開き、圧縮空気と特殊塗料入りカプセル(5)が共に噴射ノズル(6)より噴射され、目標物に確実に付着と同時にカプセルが破裂して、衣服等に浸透し、より効果的に付着面積を広げてより確実な証拠を得られるものである。これらの一連の作用は、電気配線によって連結され、自動ドアー開閉スイッチ(8)や、監視カメラ(9)などと連動して作動するものである。また、手動でも操作できるものとする。
【発明を実施するための形態】
【0009】
【実施例】
【0010】
【産業上の利用可能性】
【0011】
【符号の説明】
【0012】
(1) 自動ドアー
(2) 空気圧縮ポンプ、圧縮タンク
(3) 圧縮空気供給配管
(4) 電磁弁
(5) 特殊塗料入りカプセル収納容器
(6) 噴射ノズル
(7) 非常用スイッチ、電磁弁開閉スイッチ
(8) 自動ドアー開閉スイッチ
(9) 監視カメラ
(10) 電気配線
図1
図2
【手続補正書】
【提出日】2015年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
図1】 圧縮空気による特殊塗料入りカプセル発射装置を表す立面図である。
図2】 圧縮空気による特殊塗料入りカプセル発射装置を作動させた時を表す模式図である。犯人の逃走時、監視カメラ(9)、ドアー開閉スイッチ(8)等が連動して、複数の特殊塗料入りカプセル発射装置が作動して、圧縮空気により、特殊塗料入りカプセルを噴射ノズル(6)より噴射、犯人に特殊塗料を付着させる模式図である。