特開2017-46766(P2017-46766A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-46766(P2017-46766A)
(43)【公開日】2017年3月9日
(54)【発明の名称】歯ブラシの植毛矯正具
(51)【国際特許分類】
   A46B 17/08 20060101AFI20170217BHJP
【FI】
   A46B17/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-170646(P2015-170646)
(22)【出願日】2015年8月31日
(71)【出願人】
【識別番号】504067963
【氏名又は名称】株式会社 平林
(74)【代理人】
【識別番号】100063185
【弁理士】
【氏名又は名称】若林 擴
(72)【発明者】
【氏名】平林 繁
【テーマコード(参考)】
3B202
【Fターム(参考)】
3B202AA06
3B202AB20
(57)【要約】
【課題】本発明は、歯ブラシを使用することにより歯ブラシの植毛部を構成する植毛を真っ直ぐに矯正できる歯ブラシの植毛矯正具を提供する。
【解決手段】歯ブラシの植毛矯正具10は、歯ブラシ取付フレーム12と、この歯ブラシ取付フレーム12に取り付けられるクリップ14と、このクリップ14に着脱可能に挟持される植毛矯正カバー16と、から構成されている。前記歯ブラシ取付フレーム12はコ字状に折り曲げて形成され、第1ストッパー部20とクリップ固定部22と第2ストッパー部24を有している。前記クリップ14の弾性挟持体30は第1指摘み体40、第2指摘み体42を有している。前記弾性挟持体30には取り外し可能な状態で前記植毛矯正カバー16が配設されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯ブラシの植毛部の植毛を矯正する歯ブラシの植毛矯正具であって、
コ字状にして形成された歯ブラシ取付フレームと、前記歯ブラシ取付フレームに形成された第1ストッパー部と、前記歯ブラシ取付フレームに前記第1ストッパー部と対抗して形成されたクリップ固定部と、前記歯ブラシ取付フレームに形成された第2ストッパー部と、前記歯ブラシ取付フレームに前記第2ストッパー部と対抗して形成された歯ブラシ挿入部と、前記クリップ固定部に取り付けられるクリップと、前記クリップを構成する弾性挟持体と、前記弾性挟持体に形成されると共に前記クリップ固定部に固定される挟持体固定片と、前記挟持体固定片の一端部に形成された第1挟持片部と、前記弾性挟持体に形成されると共に前記第1挟持片部と対抗して形成された第2挟持片部と、前記第1挟持片部に設けられた第1指摘み体と、前記第2挟持片部に設けられた第2指摘み体と、前記弾性挟持体の第1挟持片部と第2挟持片部の間に着脱可能に配設された植毛矯正カバーと、前記植毛矯正カバーに形成されると共に前記挟持体固定片に対応するカバー連結片と、前記カバー連結片の一端部に形成されると共に前記第1挟持片部に対応する第1矯正押圧カバー片と、前記カバー連結片の他端部に形成されると共に前記第2挟持片部に対応する第2矯正押圧カバー片と、を有してなることを特徴とする歯ブラシの植毛矯正具。
【請求項2】
前記植毛矯正カバーを可撓性部材で形成したことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシの植毛矯正具。
【請求項3】
前記植毛矯正カバーを透明にしたことを特徴とする請求項1記載、請求項2のいずれか1項に記載した歯ブラシの植毛矯正具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯ブラシを使用することにより歯ブラシの植毛部を構成する植毛が外側に開いても植毛を真っ直ぐに矯正できる歯ブラシの植毛矯正具に関する。
【背景技術】
【0002】
歯ブラシで歯を磨く場合は、歯ブラシの植毛部は歯に押し付けられて上下方向や左右方向の摺動運動を繰り返し行うため、植毛部を構成する植毛が外側方向に向かって開いてしまう。
このため、歯磨きをある程度の回数行うと歯ブラシの植毛が外側に開いた状態となる。
このように植毛が外側に開いた歯ブラシを使用して歯磨きをしても、植毛の毛先が歯間に入り難くなる等するため、歯磨き効果が著しく低下するという不具合がある。
そこで、外側に開いた歯ブラシの植毛の毛先を真っ直ぐに矯正して歯磨き効果の低下を防ぐために歯ブラシのブラシ毛矯正具が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−289356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記歯ブラシのブラシ毛矯正具を使用して歯ブラシの植毛を矯正する場合、矯正プレート部と矯正プレート部の間に歯ブラシの植毛だけでなく歯ブラシの柄も収容した状態で行う必要がある。
このため、歯ブラシの柄の幅が大きいと歯ブラシの柄が邪魔になり歯ブラシの植毛部を矯正プレート部が両側から強く挟持できず植毛部の植毛の矯正を適正に行えないという不具合がある。
また、前記歯ブラシのブラシ毛矯正具の矯正プレート部の内側面には複数の仕切りが突設されているため歯ブラシのブラシ毛矯正具を洗浄する場合に複数の仕切りが邪魔になり洗浄しにくいという不具合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、 歯ブラシの植毛部の植毛を矯正する歯ブラシの植毛矯正具であって、
コ字状にして形成された歯ブラシ取付フレームと、前記歯ブラシ取付フレームに形成された第1ストッパー部と、前記歯ブラシ取付フレームに前記第1ストッパー部と対抗して形成されたクリップ固定部と、前記歯ブラシ取付フレームに形成された第2ストッパー部と、前記歯ブラシ取付フレームに前記第2ストッパー部と対抗して形成された歯ブラシ挿入部と、前記クリップ固定部に取り付けられるクリップと、前記クリップを構成する弾性挟持体と、前記弾性挟持体に形成されると共に前記クリップ固定部に固定される挟持体固定片と、前記挟持体固定片の一端部に形成された第1挟持片部と、前記弾性挟持体に形成されると共に前記第1挟持片部と対抗して形成された第2挟持片部と、前記第1挟持片部に設けられた第1指摘み体と、前記第2挟持片部に設けられた第2指摘み体と、前記弾性挟持体の第1挟持片部と第2挟持片部の間に着脱可能に配設された植毛矯正カバーと、前記植毛矯正カバーに形成されると共に前記挟持体固定片に対応するカバー連結片と、前記カバー連結片の一端部に形成されると共に前記第1挟持片部に対応する第1矯正押圧カバー片と、前記カバー連結片の他端部に形成されると共に前記第2挟持片部に対応する第2矯正押圧カバー片と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、前記植毛矯正カバーを可撓性部材で形成したことを特徴としている。
請求項3の発明は、前記植毛矯正カバーを透明にしたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明の歯ブラシの植毛矯正具は、歯ブラシの植毛部だけを挟持して植毛を真っ直ぐになるよう矯正するので、歯ブラシの柄の幅の大きさに関係なく植毛部の植毛を矯正できるという優れた効果を有する。
本発明の歯ブラシの植毛矯正具は、植毛矯正カバーは着脱可能であると共に植毛矯正カバーの内側には仕切り等は形成されていないので、洗浄を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
本発明の歯ブラシの植毛矯正具は、歯ブラシ取付フレームに第1ストッパー部が設けられているので歯ブラシの植毛部を確実に植毛矯正カバーが挟持して植毛を矯正することができるという優れた効果を有する。
本発明の歯ブラシの植毛矯正具は、歯ブラシ取付フレームに第1ストッパー部と第2ストッパー部が設けられているので歯ブラシをセットする場合に簡単に位置決めを行うことができるという優れた効果を有する。
請求項3の歯ブラシの植毛矯正具は、上記優れた効果の他に植毛矯正カバーが透明であるので植毛矯正カバーの汚れ等を直ぐに見つけることができると共に常に清潔さを保つことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具の全体斜視図である。
図2】第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具の正面図である。
図3】第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具の側面図である。
図4】第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具の分解斜視図である。
図5】第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具の使用状態を示す正面図である。
図6】第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具の使用状態を示す側面図である。
図7】第2実施例の歯ブラシの植毛矯正具の全体斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
【実施例1】
【0009】
図1図6には本発明に係る歯ブラシの植毛矯正具の第1実施例が示されている。なお、この実施例では歯ブラシ1の柄2の先端部に設けられた植毛部3を構成する植毛4を矯正する場合を例にして説明する。
【0010】
図1図3に示されるように、実施例の歯ブラシの植毛矯正具10は、歯ブラシ取付フレーム12と、この歯ブラシ取付フレーム12に取り付けられるクリップ14と、このクリップ14に着脱可能に挟持される植毛矯正カバー16と、から構成されている。
【0011】
図1及び図2に示されるように、前記歯ブラシ取付フレーム12はスチール製の帯状プレートをコ字状に折り曲げて形成されている。
図5に示されるように、この歯ブラシ取付フレーム12には歯ブラシ1の柄2の背面2Aが当接する第1ストッパー部20が形成され、歯ブラシ1を歯ブラシの植毛矯正具10にセットする場合に歯ブラシ1の柄2の背面2Aを第1ストッパー部20に当接させることにより位置決めできるようになっている。
【0012】
図1及び図2に示されるように、前記歯ブラシ取付フレーム12には前記第1ストッパー部20と対抗してクリップ固定部22が形成されている。このクリップ固定部22には前記クリップ14が固定されている。
【0013】
図5に示されるように、前記歯ブラシ取付フレーム12の先端部には第2ストッパー部24が形成されている。歯ブラシ1を歯ブラシの植毛矯正具10にセットする場合に歯ブラシ1の柄2の先端面2Bが第2ストッパー部24に当接させることにより歯ブラシ1の挿入が阻止され位置決めを簡単に行えるようになっている。
【0014】
図1及び図2に示されるように、前記歯ブラシ取付フレーム12の基端部には歯ブラシ挿入部26が形成され、この歯ブラシ挿入部26から歯ブラシ1の植毛部を歯ブラシ取付フレーム12内に挿入できるようになっている。
【0015】
図1及び図3に示されるように、前記クリップ14の弾性挟持体30は薄いスチールプレートを三角枠状に折り曲げて形成されている。この弾性挟持体30の挟持体固定片32は前記クリップ固定部22に接着等の適宜固定手段を介して固定されている。
【0016】
前記挟持体固定片32の一端部には第1挟持片部34が形成され、挟持体固定片32の他端部には第1挟持片部34と対抗して第2挟持片部36が形成されている。
この第1挟持片部34と第2挟持片部36は第1挟持片部34の先端部と第2挟持片部36の先端部が互いに接近するように常時付勢されている(図3参照)。
【0017】
前記第1挟持片部34の外側面には第1指摘み体40が取り付けられ、前記第2挟持片部36の外側面には第2指摘み体42が取り付けられている。
【0018】
従って、前記第1指摘み体40の先端部と前記第2指摘み体42の先端部を強く摘まんで第1指摘み体40の先端部と第2指摘み体42の先端部を互いに接近させると、第1挟持片部34の先端部と第2挟持片部36の先端部が開き、第1指摘み体40と第2指摘み体42を摘ままないと第1指摘み体40の先端部と第2指摘み体42の先端部が互いに接近する。
【0019】
なお、この実施例では第1指摘み体40、第2指摘み体42はプレートで蝶の羽の形に模って形成されると共に図示はされないが蝶の羽の模様が描かれている(図1参照)。
【0020】
図1及び図4に示されるように、前記クリップ14の弾性挟持体30の内側には着脱可能な状態で前記植毛矯正カバー16が配設されている。
【0021】
図4に示されるように、この植毛矯正カバー16は可撓性を有する合成樹脂製シートを略U字にして形成されている。また、前記植毛矯正カバー16は透明な合成樹脂製シート体で形成されている。
【0022】
前記植毛矯正カバー16のカバー連結片44の一端部には第1植毛矯正カバー片46が垂直状態で立設形成され、カバー連結片44の他端部には第1植毛矯正カバー片46と対抗して第2植毛矯正カバー片48が垂直状態で立設形成されている。
【0023】
図1及び図3に示されるように、前記植毛矯正カバー16を弾性挟持体30の内側に配設する場合、カバー連結片44は挟持体連結片32に対応させ、第1植毛矯正カバー片46は第1挟持片部34に対応させ、第2植毛矯正カバー片48は第2挟持片部36に対応させるようになっている。
【0024】
次に、実施例の歯ブラシの植毛矯正具10を使用して歯ブラシ1の柄2の先端部に設けられた植毛部3の植毛4を矯正する場合を例にして、歯ブラシの植毛矯正具10の作用を説明する。
【0025】
歯ブラシ1を使用して歯磨きが終わったら、一方の手の親指と人差し指で歯ブラシの植毛矯正具10のクリップ14の第1指摘み体40と第2指摘み体42を強く摘まんで第1挟持片部34と第2挟持片部36を広げる。
第1挟持片部34と第2挟持片部36を互いに広げると植毛矯正カバー16の第1植毛矯正カバー片46と第2植毛矯正カバー片48の間も広がる。
【0026】
そして、他方の手で歯ブラシ1の柄2を持って歯ブラシ1の先端部を歯ブラシ取付フレーム12の歯ブラシ挿入部26に対応させると共に歯ブラシ1の柄2の背面2Aを第1ストッパー部20に当接させながら歯ブラシ1を第1植毛矯正カバー片46と第2植毛矯正カバー片48の間に挿入する。
【0027】
歯ブラシ1の柄2の先端面2Bが歯ブラシ取付フレーム12の第2ストッパー部24に当接したら、第1指摘み体40と第2指摘み体42から指を離す。
これにより、前記第1挟持片部34と前記第2挟持片部36は弾性により互いに接近して、第1植毛矯正カバー片46は前記第1挟持片部34に押され、第2植毛矯正カバー片48は前記第2挟持片部36に押される。
【0028】
この結果、図6に示されるように歯ブラシ1の植毛部3は両側から強い力で第1植毛矯正カバー片46と第2植毛矯正カバー片48に挟まれるので、歯ブラシ1を使用しない間は植毛部3の植毛4は両側から強い力で第1植毛矯正カバー片46と第2植毛矯正カバー片48に挟持された状態となるので植毛4は真っ直ぐに矯正される。
また、実施例の第1指摘み体40と第2指摘み体42は蝶の羽を模して形成されているので、歯ブラシの植毛矯正具10を歯ブラシ1にセットしている状態は恰も歯ブラシ1にきれいな蝶が止まっている印象を与え心を和ませることが可能となる。
【0029】
なお、第1植毛矯正カバー片46と第2植毛矯正カバー片48が歯ブラシ1の植毛部3の植毛4を両側から挟持する場合、挟持する強い力により歯ブラシ1が図5矢印A方向に移動しようとしても歯ブラシ1の柄2の背面2Aはフレーム12の第1ストッパー部20に当接しているので歯ブラシ1は図5矢印A方向に移動できず植毛部3は確実に挟持される。
【0030】
従って、歯ブラシの植毛矯正具10を使用して植毛部3を挟持することにより、歯ブラシ1の使用により外側に開いた植毛部3の植毛4を真っ直ぐに矯正できる。
【0031】
なお、植毛4が真っ直ぐに矯正されることにより、矯正された歯ブラシ1を使用して歯磨きすると植毛4の毛先が歯間の汚れを効率的に掃除できると共に歯垢をかき出すので虫歯予防に効果的である。
また、植毛4の毛先が真っ直ぐに矯正されると歯茎を効果的にマッサージすることができ歯槽膿漏の予防にも効果的である。
【0032】
しかも、植毛4の毛先が真っ直ぐに矯正されることにより新品の歯ブラシと同様の感覚で歯磨きを行うことができ、新品の歯ブラシを使用する場合と同じように新鮮な感覚で歯磨きを行うことができる。
【0033】
なお、歯ブラシの植毛矯正具10を洗浄する場合、植毛部3の植毛4を直接矯正する植毛矯正カバー16はクリップ14から容易に取り外すことができるので、植毛矯正カバー16を取り外して植毛矯正カバー16のみを洗浄すれば歯ブラシの植毛矯正具10全体を洗浄する必要がなく、簡単かつ効率的に洗浄できる。
また、植毛矯正カバー16を洗浄する場合、前記第1植毛矯正カバー片46、第2植毛矯正カバー片48の内側面には仕切り等の突起は設けられていないので洗浄残しすることなく洗浄できる。
しかも、実施例の前記植毛矯正カバー16は透明であるので、汚れている箇所を簡単に見つけることができて効率よく洗浄することができる。
【0034】
また、実施例の第1指摘み体40と第2指摘み体42は蝶の羽を模して形成されているので、歯ブラシの植毛矯正具10を一目見て蝶を想起させるデザインでデザイン的にも斬新で消費者の目を引き易く購買意欲を惹起させることができる。
さらに、歯ブラシの植毛矯正具10は構造がシンプルでコンパクトであるため、歯ブラシ1を使用しない時に歯ブラシ1に取り付けておいても嵩張らず、邪魔にならない。
【0035】
図7には第2実施例の歯ブラシの植毛矯正具50が示されている。なお、第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具10と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。
図7に示されるように、歯ブラシの植毛矯正具50の第1指摘み体52と第2指摘み体54は針金体で枠状に折り曲げて形成されている。
【0036】
従って、歯ブラシの植毛矯正具50は針金体で第1指摘み体52と第2指摘み体54を形成したので、第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具10に比べて構成をシンプルにできるため提供価格を抑えることができる。
なお、他の構成、作用、効果は第1実施例の歯ブラシの植毛矯正具10と同一であるのでその説明は省略する。
【0037】
なお、実施例では前記弾性挟持体30を薄いスチールプレートで形成したが、弾性挟持体30は弾性であればスチールに限定されるものでなく、例えば合成樹脂材等の他の材料で形成してもよいことは勿論である。
【0038】
また、図6で歯ブラシ1の植毛部3が植毛矯正カバー16で挟持されている状態図を示したが、この状態図は一例であり、植毛矯正カバー16を挟持する弾性挟持体30の挟持力をより強くすることにより図6に示すよりも植毛矯正カバー16で前記植毛部3の植毛4を両側から強く挟持するようにしてもよいことは勿論である。
【0039】
なお、第1実施例では第1指摘み体40、第2指摘み体42はプレートで蝶の羽の形に模って形成されると共に蝶の羽の模様を描いた場合を示したが、前記第1指摘み体40、前記第2指摘み体42の形状や模様は実施例に限定されるものでないことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の歯ブラシの植毛矯正具は、電動歯ブラシの植毛の矯正をする場合も利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
10 歯ブラシの植毛矯正具
12 歯ブラシ取付フレーム
14 クリップ
16 植毛矯正カバー
20 第1ストッパー部
22 クリップ固定部
24 第2ストッパー部
26 歯ブラシ挿入部
30 弾性挟持体
32 挟持体固定片
34 第1挟持片部
36 第2挟持片部
40 第1指摘み体
42 第2指摘み体
44 カバー連結片
46 第1植毛矯正カバー片
48 第2植毛矯正カバー片
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7