特開2017-47002(P2017-47002A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-47002(P2017-47002A)
(43)【公開日】2017年3月9日
(54)【発明の名称】食品加熱装置およびカップ
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/16 20060101AFI20170217BHJP
   A47J 27/00 20060101ALI20170217BHJP
【FI】
   A47J27/16 Z
   A47J27/00 106
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-173617(P2015-173617)
(22)【出願日】2015年9月3日
(71)【出願人】
【識別番号】397012783
【氏名又は名称】ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】馬場 通博
(72)【発明者】
【氏名】大谷 剛
【テーマコード(参考)】
4B054
4B055
【Fターム(参考)】
4B054AA16
4B054AB11
4B054AC20
4B054BA02
4B054BC02
4B055AA42
4B055BA09
4B055BA32
4B055BA51
4B055BA63
4B055CA68
4B055CA71
4B055CB09
4B055CD02
4B055DB12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カップ内の流動性食品の品質を維持しつつ万遍なく加熱する食品加熱装置を提供する。
【解決手段】カップ内の流動性食品を加熱するための食品加熱装置であって、カップ7の底部に形成された凹部7cに向けて蒸気を噴出する蒸気噴出ノズル8と、カップ7を水平面内で揺動運動させる揺動機構と、を備えている。カップ7を載置するカップ支持体を有し、このカップ支持体を揺動運動させる。揺動機構はモーター70と、モーターにより回転駆動される第1回転体および第2回転体と、第1回転体に設けられた第1偏芯軸と、第2回転体に設けられた第2偏芯軸と、を備え、カップ支持体(揺動ホルダ30)に設けられた第1嵌合孔と第2嵌合孔にそれぞれ第1偏芯軸と第2偏芯軸を嵌合させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ内の流動性食品を加熱するための食品加熱装置であって、
前記カップの底部に形成された凹部に向けて蒸気を噴出する蒸気噴出部と、
前記カップを水平面内で揺動運動させる揺動機構と、を備えていることを特徴とする食品加熱装置。
【請求項2】
前記カップを載置するカップ支持体を有し、このカップ支持体を揺動運動させることを特徴とする請求項1に記載の食品加熱装置。
【請求項3】
前記揺動機構はモーターと、モーターにより回転駆動される第1回転体および第2回転体と、第1回転体に設けられた第1偏芯軸と、第2回転体に設けられた第2偏芯軸と、を備え、前記カップ支持体に設けられた第1嵌合孔と第2嵌合孔にそれぞれ第1偏芯軸と第2偏芯軸を嵌合させることを特徴とする請求項2に記載の食品加熱装置。
【請求項4】
前記カップ内の流動性食品の温度を検出する温度センサーを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品加熱装置。
【請求項5】
前記蒸気噴出部に隣接して排水口が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の食品加熱装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の食品加熱装置で用いられるカップであって、底部に凹部が形成されたカップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ内の流動性食品を加熱するための食品加熱装置およびこれに用いられるカップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
カップ内のミルク(流動性食品の一例)を加熱する方法としてミルクパンを用いてガスやIHにより加熱する方法がある。しかし、この方法は、加熱を止めてもミルクパンの余熱が伝わるため温度の管理が難しい。また、電子レンジを用いて加熱する方法がある。しかし、庫内に置いたカップ内のミルクの正確な温度検出が難しいという問題がある。また、電子レンジは粘性を有する飲料の場合、加熱時に対流しないため中心が温まりにくく加熱むらが生じる。
【0003】
さらに下記特許文献1は、蒸気噴出ノズルから噴出される蒸気によって液状食品を加熱する液状食品加熱装置を開示する。液状食品の液面におけるノズルの位置を相対的に変動させる手段を備えており、蒸気が液状食品に対して満遍なく行き渡るようにしている。
【0004】
また、カップではないが缶入り飲料を蒸気で加熱する装置として、下記特許文献2に開示される容器入り飲料の加熱装置が公知である。支持ローラの回転により横倒しのままで缶入り飲料を回転させて、缶の表面に向かって蒸気を噴出するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−142182号公報
【特許文献2】特開2007−159772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1は、液状食品に対して蒸気を噴出する構成であるから食品(飲料)の濃度が変化するという問題がある。また、液中で蒸気が急凝縮するため騒音が発生するという問題も生じる。さらに、ノズル内に飲料が入り込みやすくなり衛生管理で問題になる。
【0007】
特許文献2の方は横倒しで缶を回転させる構造であり、垂直状態に載置するカップに対しては応用できない技術である。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、カップ内の流動性食品の品質を維持しつつ万遍なく加熱することが可能な食品加熱装置およびこれに用いられるカップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため本発明に係る食品加熱装置は、カップ内の流動性食品を加熱するための食品加熱装置であって、
前記カップの底部に形成された凹部に向けて蒸気を噴出する蒸気噴出部と、
前記カップまたは前記蒸気噴出部を水平面内で揺動運動させる揺動機構と、を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
かかる構成による食品加熱装置の作用・効果を説明する。この食品加熱装置に用いられるカップは底部に凹部が形成されている。この凹部に向けて蒸気を噴出する蒸気噴出部が設けられている。カップの外側に蒸気を噴出する構成であるから、中に入れられた流動性食品の濃度が変化することがない。また凹部を形成することで表面積を増やし効率よく加熱できる。さらに、カップを揺動運動させることで撹拌することができ、均一な加熱を行うことができる。その結果、カップ内の流動性食品の品質を維持しつつ万遍なく加熱することが可能な食品加熱装置を提供することができる。
【0011】
本発明において、前記カップを載置するカップ支持体を有し、このカップ支持体を揺動運動させることが好ましい。
【0012】
カップ支持体を揺動運動させることで、カップ支持体に載置されたカップを揺動させることができ、カップ内の流動性食品を撹拌させて均一な加熱を行うことができる。
【0013】
本発明において、前記揺動機構はモーターと、モーターにより回転駆動される第1回転体および第2回転体と、第1回転体に設けられた第1偏芯軸と、第2回転体に設けられた第2偏芯軸と、を備え、前記カップ支持体に設けられた第1嵌合孔と第2嵌合孔にそれぞれ第1偏芯軸と第2偏芯軸を嵌合させることが好ましい。
【0014】
この構成によると、モーターを駆動することで、第1・第2偏芯軸が偏心運動をする。従って、この第1・第2偏芯軸に嵌合されたカップ支持体が揺動運動をする。このように簡素な構成によりカップ支持体及びこれに載置されたカップを揺動させることができる。
【0015】
本発明において、前記カップ内の流動性食品の温度を検出する温度センサーを有することが好ましい。かかる構成により、流動性食品の温度を監視することができ、適切な温度で均一に撹拌することができる。
【0016】
本発明において、前記蒸気噴出部に隣接して排水口が設けられていることが好ましい。これにより、蒸気噴出部から噴出した蒸気が凝縮した後、排水口から排出させることができる。
【0017】
本発明に係るカップは、上記の加熱装置で用いられるカップであって、底部に凹部が形成されていることを特徴とする。かかるカップを用いることで表面積を増やし効率よく流動性食品を加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】食品加熱装置の外観構成を示す斜視図
図2】カップを揺動運動するための揺動機構の詳細を示す縦断面図
図3】カップを揺動運動するための揺動機構の構成を示す平面図
図4】揺動機構の動作を示す図
図5】揺動機構の別実施形態を示す図
図6図5の揺動機構の動作を示す図
図7】温度センサーの別実施形態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係る好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、食品加熱装置100の外観構成を示す斜視図である。食品加熱装置100は、例えば、カップ内のミルク(流動性食品の一例)を所定の温度に加熱する機能を有する。
【0020】
<食品加熱装置の構成>
食品加熱装置100は、大きく分けて、上本体部1、下本体部2、載置部3を備えている。上本体部1には、電源スイッチ1a、温度選択部1b、加熱温度表示部1c、熱湯タンク温度表示部1dが設けられている。温度選択部1bは、例えば、ボタンの形式であり70℃、80℃、90℃の中の1つを選択することができる。加熱温度表示部1cはカップ内のミルクの温度を表示する。熱湯タンク温度表示部1dは、下本体部2内のタンク内の湯の温度を表示する。
【0021】
下本体部2の内部には熱湯タンクが設けられており、アルミフィンの外装により放熱効果を高めている。下本体部2の左右両側面にセンサーユニット4が設けられている。センサーユニット4は、センサーレバー4aと温度センサー4bを備えている。センサーユニット4は、下本体部2の側面に設けられた回転支点4c周りに回転可能であり、図1において奥側のセンサーユニット4は不使用状態を示し、手前側の切断ユニット4は使用状態を示す。センサーレバー4aを手前に倒すことでセンサーユニット4を使用状態にすることができ、カップ内のミルクの温度を計測可能になる。
【0022】
蒸気圧力計5は、蒸気の圧力値を表示する。熱湯注口6は、これを操作することでカップ内に熱湯を注ぐことができる。
【0023】
載置部3は、表面にステンレス製の甲板3aを有する。甲板3aの上に2つのカップを載置することができる。カップを載置するために、揺動ホルダ30と、カップ支持ケース31を備えている。これら揺動ホルダ30とカップ支持ケース31は、カップ支持体に相当する。
【0024】
図2は、カップ7を揺動運動するための揺動機構の詳細を示す縦断面図である。図3は、揺動機構の構成を示す平面図である。カップ7は、本体部7aと、上部7bを有し、本体部7aと上部7bの間に段差が形成される。すなわち、上部7bは、本体部7aよりも大径に形成される。本体部7aは、底部に向かうほど小径になるようなテーパが形成される。また、本体部7aの底部には凹部7cが形成される。凹部7cは上部に行くほど小径のテーパが形成された形状を有している。上部7bには、取っ手7dが設けられている。取っ手7dの反対側に注ぎ口7eが形成されている。なお、カップ7は金属製であることが熱伝達の点でこのましい。
【0025】
カップ支持ケース31は、円筒形を有しており、円筒形の上部端面の上に、カップ7の上記説明した段差が載置される。これにより、カップ支持ケース31に安定した状態でカップ7を載置することができる。カップ支持ケース31と揺動ホルダ30は適宜の方法(ネジ、溶接、圧入はめ込み等)で一体化される。カップ支持ケース31の下部に密閉部材32が設けられており、カップ7の下部空間を密閉状態に設定する。
【0026】
揺動機構として、ギヤードモータ70と、タイミングベルト71と、回転体72と、偏芯軸73とを備えている。回転体72と偏芯軸73は一対設けられ、区別する必要があるときは、図2図3の右側に位置するものを第1回転体72R、第1偏芯軸72Lと称し、左側に位置するものを第2回転体73R、第2偏芯軸73Lと称する。
【0027】
ギヤードモータ70で駆動されるプーリ70aと、回転体72に設けられたプーリ72aにタイミングベルト71が掛けられている。回転体72は、プーリ72aの上に小径部72bと大径部72cが一体化されている。載置部3には、軸受74が固定されており、この軸受74の内径部に回転体72の小径部72bが嵌合し、回転体72のスムーズな回転を許容している。
【0028】
回転体72の上部に設けられた大径部72cに偏芯軸73が設けられている。偏芯軸73は、回転体72の回転軸から偏芯した位置にある。揺動ホルダ30には嵌合孔が2か所形成されており(それぞれ第1嵌合孔、第2嵌合孔に相当)、偏芯軸73が嵌合される。なお偏芯軸73の外径部には軸受ホルダ75が嵌合されており、この軸受ホルダ75を介して、揺動ホルダ30が嵌合される。この構成により、揺動ホルダ30が揺動運動をすることが可能になる。
【0029】
図2に示すように、載置部3には蒸気噴出ノズル8(蒸気噴出部に相当)が設けられている。この蒸気噴出ノズル8は、カップ7の底部、凹部7cに向けて蒸気を噴出する。これにより、カップ7内のミルクを加熱する(温める)。蒸気は、蒸気供給管80を介して蒸気噴出ノズル8に供給される。蒸気供給管80には電磁弁81が設けられており、この電磁弁81の開閉により上記の噴出を制御する。蒸気噴出ノズル8に隣接して排水口9が設けられており、蒸気噴出ノズル8から噴出された蒸気は凝縮した水に変化した後は、排水口9を介して排水管9aを経由して排水される。なお、蒸気が噴出される空間は密閉された空間になっており、漏れないようにしている。
【0030】
図3に示すように、第1回転体72Lと第2回転体72Rの回転中心を結ぶ線上に蒸気噴出ノズル8と排水口9が位置している。また、カップ支持ケース31(カップ7)の中心もほぼこの線上(線上の近傍)に位置している。2つの回転体72は、カップ7の中心に対してほぼ180゜点対象の位置にある。これにより、揺動ホルダ30を大きく揺動させて、カップ7内のミルクを効率よく撹拌することができる。
【0031】
図2は、センサーユニット4が使用状態にセットされた状態が示されている。温度センサー4bの先端がミルクMの中に挿入された状態になっている。温度センサー4bはホルダ4cに支持されており、ホルダ4cに形成された凹部にカップ7の上部7bが挿入された形になっている。
【0032】
<加熱動作>
次に、図1図3の食品加熱装置100を用いてミルクを加熱するときの動作を説明する。図4は、揺動機構の動作を説明する図である。
【0033】
まず、カップ7に所定量のミルクを入れて、上方からカップ支持ケース31にセットする(図2参照)。加熱開始されると、電磁弁81が開き、蒸気噴出ノズル8から蒸気が噴出・拡散されて、カップ7の底面(凹部7c)を加熱する。このとき、揺動機構の動作を開始させるためギヤードモータ70が駆動される。これにより、タイミングベルト71が駆動されて、一対の回転体72、偏芯軸73が駆動する。偏芯軸73の回転方向は図3に示すように反時計方向である。
【0034】
図4において、(a)は図3の状態から偏芯軸が90゜回転した状態、(b)は180゜回転した状態、(c)は270゜回転した状態を示す。このように、揺動ホルダ30を揺動運動させ、その結果、カップ7を揺動運動させることができる。カップ7を揺動運動させることでカップ7内のミルクを撹拌することができる。
【0035】
また、センサーユニット4を操作して、温度センサー4bによる温度計測を行わせる。加熱温度表示部1cの表示をみながら揺動動作を行わせる。設定した温度に到達したら、動作を停止させる。なお動作の停止は手動ではなく、自動で制御するようにしてもよい。温度選択部1bにより温度を選択することにより、蒸気噴出ノズル8から噴出する蒸気の温度が適切になるように制御される。
【0036】
この構成によれば、蒸気を噴出するのはカップ7の底面、凹部であり、カップ7の中に噴出しない。従って、上記の凝縮水がミルクに混入しないので、ミルクの濃度が変化しない。また、ミルク内で蒸気の急凝縮が起こらないので騒音が発生しない。さらにカップ7の底面に凹部を形成して蒸気を噴出するので、表面積を増やすことができ伝熱を効率よく行い、加熱時間を短縮することができる。また、カップ7の外側から蒸気を噴出するのでカップ7の清掃も容易である。
【0037】
本発明においてカップ7を揺動する機構を設けているので、粘性があり加熱時の対流が期待できない飲料や、加熱で凝固しやすい飲料の均一な加熱が可能になる。また撹拌することで飲料とカップ7の加熱面との熱伝達を促進するので加熱時間を短縮化することができる。また、撹拌するための撹拌羽根が不要であるので、撹拌羽根の清掃作業などが不要になる。また、カップ7内に撹拌羽根が不要であるので、カップ7の載置や取り出しが容易になる。
【0038】
<揺動機構の別実施形態>
図5は揺動機構の別実施形態を示す図である。図3との違いはタイミングベルト71の掛け方が異なっている点であり、その他の構成は同じである。この構成では、第1偏芯軸73Lは時計方向に回転し、第2偏芯軸73Rは反時計方向に回転する。図6は揺動機構の動作を示す図である。図3の構成では、カップ7は旋回するように揺動するが、図5の構成では8の字状に旋回する。
【0039】
<温度センサーの別実施形態>
図7は、温度センサーの別実施形態を示す図である。カップ7の上方に赤外線放射の温度センサー10が設けられている。この場合は、非接触でカップ7内のミルクMの温度を計測することができる。
【0040】
<別実施形態>
本実施形態では流動性食品の例としてミルクを説明したが、これに限定されるものではない。例えば、具入りのスープ、ソースの加熱にも応用することができる。また、湯煎で溶かしていたバター、チョコレートを加熱する場合にも使用することができる。
【0041】
揺動機構については本実施形態に構成に限定されるものではなく、種々の変形例が可能である。例えば、タイミングベルトを用いない構成、ギヤとカムの組み合わせによる機構でもよい。またカップ7を揺動させるときの速度についても適宜設定することができる。速度を調整するための機構を設けてもよい。
【0042】
カップの凹部の形状も種々変形例が可能である。凹部の形状や深さ、内径など適宜設定変更が可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 上本体部
2 下本体部
3 載置部
4 センサーユニット
4b 温度センサー
7 カップ
7a 本体部
7b 上部
7c 凹部
8 蒸気噴出ノズル
9 排水口
30 揺動ホルダ(カップ支持体)
31 カップ支持ケース(カップ支持体)
70 ギヤードモータ
71 タイミングベルト
72,72R,72L 回転体
73,73R,73L 偏芯軸
74 軸受
75 軸受ホルダ
100 食品加熱装置
M ミルク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7