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▶ コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッドの特許一覧

特開2017-56719ジョブ複雑性を特定するためのカスタマイズされた印刷ジョブ解析
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-56719(P2017-56719A)
(43)【公開日】2017年3月23日
(54)【発明の名称】ジョブ複雑性を特定するためのカスタマイズされた印刷ジョブ解析
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20170303BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20170303BHJP
【FI】
   B41J29/38 Z
   G06F3/12 326
   G06F3/12 305
   G06F3/12 360
   G06F3/12 382
   G06F3/12 364
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-137973(P2016-137973)
(22)【出願日】2016年7月12日
(31)【優先権主張番号】14/840,539
(32)【優先日】2015年8月31日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】507031918
【氏名又は名称】コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】シバラマン ラジャリンガム
(72)【発明者】
【氏名】ジェフ ダブリュー. ハーモン
【テーマコード(参考)】
2C061
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061HJ06
2C061HN15
(57)【要約】
【課題】プリントショップにおいて印刷ジョブの効率的な管理、ルーティングおよび処理を与える方法を提供する。
【解決手段】すべての印刷ジョブのジョブ複雑性を解析するカスタマイズされたアルゴリズムを適用し、上記ジョブ複雑性の解析に基づいて、印刷するための正しいプリンターに印刷ジョブを転送する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリントショップにおいて、プリントショップ管理システムを使用して印刷ジョブを管理するための電子化された方法であって、
任意の印刷ジョブを特定するために使用される複数の複雑性因子に、重み因子の値を割り当てることをユーザーに許可するステップと、
前記割り当てられた値に基づいてアルゴリズムをカスタマイズするステップと、
印刷ジョブを受け付けるステップと、
前記カスタマイズされたアルゴリズムを使用して、前記受け付けられた印刷ジョブの複雑性スコアを計算するステップと、を含み、
前記複雑性スコアは、各々のスコアが印刷ジョブの異なる複雑性レベルを表すスコア範囲に含まれる、方法。
【請求項2】
前記計算された複雑性スコアに基づいて、前記受け付けられた印刷ジョブをプリンターにルーティングするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記印刷ジョブは、前記印刷ジョブに適用可能な複雑性因子の仕様を含む印刷ジョブチケットによって定義される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記受け付けられた印刷ジョブの前記計算された複雑性スコアを可視化するステップをさらに含み、
前記可視化は、前記印刷ジョブのデータによって決定される1つ以上のブロックを有するヒートマップを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
印刷ジョブを自動的にルーティングするために、閾値を割り当てることをユーザーに許可するステップと、
前記受け付けられた印刷ジョブの複雑性スコアと、前記割り当てられた閾値とを比較するステップと、
前記比較に基づいて、事前に定義されたルーティング・オプションに応じて、前記受け付けられた印刷ジョブを印刷するために送り出すステップと、をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記閾値は、前記プリントショップにおいて、印刷ジョブの複雑性スコアに基づいて割り当てられる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記複雑性スコアと前記プリントショップにおける第2の特徴とを有する可視表示を生成するステップをさらに含み、
前記可視表示は、前記閾値を割り当てるときに、前記ユーザーによって使用される、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
前記値は、GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)を使用して、前記ユーザーによって手動で割り当てられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
事前に決定された期間にわたり前記プリントショップで実行された印刷ジョブを解析するステップと、
前記解析に基づいてレポートを生成するステップと、
前記レポートに基づいて、前記値を割り当てることをユーザーに許可するステップと、をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記カスタマイズされたアルゴリズムは、次の数式、
【数1】
を使用して複雑性スコアを計算する(f(bi)は前記印刷ジョブにおける複数の複雑性因子のうちの1つを計算するための関数であり、aiは重み係数である)、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
プリントショップにおいて、データ処理システムに、印刷ジョブを管理するための処理を実行させるように構成されたコンピュータープログラムであって、
任意の印刷ジョブを特定するために使用される複数の複雑性因子に、重み因子の値を割り当てることをユーザーに許可する手順と、
前記割り当てられた値に基づいてアルゴリズムをカスタマイズする手順と、
印刷ジョブを受け付ける手順と、
前記カスタマイズされたアルゴリズムを使用して、前記受け付けられた印刷ジョブの複雑性スコアを計算する手順と、を含み、
前記複雑性スコアは、各々のスコアが印刷ジョブの異なる複雑性レベルを表すスコア範囲に含まれる、コンピュータープログラム。
【請求項12】
前記計算された複雑性スコアに基づいて、前記受け付けられた印刷ジョブをプリンターにルーティングする手順をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータープログラム。
【請求項13】
前記印刷ジョブは、前記印刷ジョブに適用可能な複雑性因子の仕様を含む印刷ジョブチケットによって定義される、請求項11または12に記載のコンピュータープログラム。
【請求項14】
前記印刷ジョブの複雑性スコアを可視化する手順をさらに含み、
前記可視化は、前記印刷ジョブのデータによって決定される1つ以上のブロックを有するヒートマップを含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載のコンピュータープログラム。
【請求項15】
印刷ジョブを自動的にルーティングするために、閾値を割り当てることをユーザーに許可する手順と、
前記受け付けられた印刷ジョブの複雑性スコアと、前記割り当てられた閾値とを比較する手順と、
前記比較に基づいて、事前に定義されたルーティング・オプションに応じて、前記受け付けられた印刷ジョブを印刷するために送り出す手順と、をさらに含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載のコンピュータープログラム。
【請求項16】
前記閾値は、前記プリントショップにおいて、印刷ジョブの複雑性スコアに基づいて割り当てられる、請求項15に記載のコンピュータープログラム。
【請求項17】
前記複雑性スコアと前記プリントショップにおける第2の特徴とを有する可視表示を生成する手順をさらに含み、
前記可視表示は、前記閾値を割り当てるときに、前記ユーザーによって使用される、請求項15または16に記載のコンピュータープログラム。
【請求項18】
前記値は、GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)を使用して、前記プリントショップについての前記ユーザーの知識に基づいて、前記ユーザーによって手動で割り当てられる、請求項11〜14のいずれか1項に記載のコンピュータープログラム。
【請求項19】
事前に決定された期間にわたり前記プリントショップで実行されたすべての印刷ジョブを解析するアプリケーションを提供する手順と、
前記アプリケーションによる前記解析に基づいて、すべての印刷ジョブに関する実時間データを有するレポートを生成する手順と、
前記レポートに基づいて、前記値を割り当てることをユーザーに許可する手順と、をさらに含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載のコンピュータープログラム。
【請求項20】
前記カスタマイズされたアルゴリズムは、次の数式、
【数2】
を使用して複雑性スコアを計算する(f(bi)は前記印刷ジョブにおける複数の複雑性因子のうちの1つを計算するための関数であり、aiは重み係数である)、請求項11〜19のいずれか1項に記載のコンピュータープログラム。
【請求項21】
請求項11〜20のいずれか1項に記載のコンピュータープログラムを格納するコンピューター読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の背景
発明の技術分野
本発明は、プリントショップの管理方法、とくに印刷ジョブの複雑性を解析するカスタマイズされたアルゴリズムを使用して、プリントショップにおける印刷ジョブの効率的な管理およびルーティング(routing)をするためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
関連する技術の記述
多数のプリンターを用いて大量の印刷ジョブを処理する環境において、印刷ジョブを組織立って効率的に管理する必要が出てきている。そのような環境の例としては、専門的なプリントショップおよび大きな組織の印刷/コピー部門があり、そこでは、多数のプリンターを使用して短いターンアラウンド時間(turn−around time)で、たとえば大量の複写および大量の文書を印刷するなど様々な種類の印刷要求を処理し、完了する必要がある。本明細書では、これらの環境を、まとめて「プリントショップ」と称する。
【0003】
通常、各印刷ジョブは、たとえば画像ベースのPDFファイルなど、印刷する文書を電子的に含むソース・ファイルと、たとえばサイズ、色、上記文書を印刷すべき用紙の種類、印刷解像度、両面または片面印刷、および書籍、ステイプル、コレート印刷(collate printing)など特定の後処理条件など、ジョブについての種々の設定、機能、またはパラメーターを含む仕様ファイル(たとえばJDFファイル)と、を特定する。各印刷ジョブの複雑性は、その特定のジョブ設定、および時には印刷ジョブを受け付けて処理するプリントショップに特有の、多くの他の要因に基づいて大きく変化しうる。いくつかの印刷ジョブは、非常に簡単なステイプルまたは折り畳み仕上げである一方で、他の印刷ジョブは、「Nページ割り付け(N−Up)」、「製本」、「ページごとの設定」、「折り畳み」、「両面」および多くの他の操作の複雑な混合を含みうる。
【0004】
プリントショップが、かなり異なる度合いの複雑性を持った電子印刷ジョブの大きなデータベースを蓄積する場合、どのように効率的な処理ターンアラウンドを達成するかは慎重な検討を要する。一方で、プリンターは、各印刷ジョブのすべての個別ジョブ設定をサポートする必要がある。また他方で、作業が最も効率的に行われ、プリンターが待ちまたはアイドルモードになったままにならないように、プリントショップのどのプリンターも絶え間なくジョブを持っていなければならない。
【0005】
現在のところ、プリントショップにおいて、よく行われていることは、印刷操作者またはプリントショップの管理者が、印刷ジョブのデータベースを見直すことであろう。それは、すべての印刷ジョブを待ち行列で格納するとともに、ユーザーがアクセス可能なGUI(Graphical User Interface)に印刷ジョブを表示させるアプリケーションか、あるいは多数の印刷ジョブが、表示され、見直されてプリンターに送信されうる他の類似のシステムでありうる。多数のジョブがある場合、印刷操作者は、手動の工程を使用して正しいプリンターにジョブを割り当てる必要がまだありうる。通常、印刷操作者は、正しいプリンターにジョブを送信する前に、各々の印刷ジョブを開き、個別ジョブ設定(たとえば「ジョブ・チケット」)を見直すであろう。いくつかの既存のアプリケーションは、起動するとき、印刷ジョブを読み込み、それらの印刷ジョブをそれらの印刷ジョブの設定がサポートされた正しいプリンターに送信できる、自動処理モジュールを提供する。しかしながら、このオプションは、かなり限定されており、簡単な設定の印刷ジョブにしか適さない。自動処理モジュールの能力を超える多数のジョブの場合、いくつかのジョブは機能しないであろう。それゆえに、当該ジョブは手作業で見直され、さらに処理を続けるための経路が決められる(routed)まで待ち行列に残ったままになるであろう。
【0006】
上記に鑑みて、すべての印刷ジョブのジョブ複雑性を解析できる改善されたプリントショップの解決策が必要となる。既存の自動処理モジュールが印刷ジョブの経路をより効率的に決定し、処理できるように、既存の自動処理モジュールを拡張する他の必要性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
概要
したがって、本発明は、従来技術の制限および不利点に起因する1つ以上の問題を実質的に取り除くプリントショップ管理方法を対象にする。
【0008】
本発明の目的は、印刷ジョブが当該印刷ジョブのジョブ複雑性に基づいて自動的に正しいプリンターに転送される(routed)ように、印刷ジョブのジョブ複雑性を計算する、任意のプリントショップのためのカスタマイズされたアルゴリズムを提供することである。
【0009】
本発明のさらなる特徴および効果は、以下の詳細な説明において記述されており、その一部は詳細な説明から明らかとなる。あるいは、本発明の実施によって理解される。本発明の目的および他の効果は、添付した図面のみならず、詳細な説明および特許請求の範囲中で指摘される構成によって実現よび達成されるものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
これらの、および/または他の目的を達成するために、具体的かつ広範に記載されているように、本発明は、プリントショップ管理システムを使用して、プリントショップにおいて印刷ジョブを管理するための電子化された方法を提供する。この方法は、任意の印刷ジョブを特定するために使用される複数の複雑性因子に、重み因子の値を割り当てることをユーザーに許可するステップと、前記割り当てられた値に基づいてアルゴリズムをカスタマイズするステップと、印刷ジョブを受け付けるステップと、前記カスタマイズされたアルゴリズムを使用して、前記受け付けられた印刷ジョブの複雑性スコアを計算するステップと、を含み、前記複雑性スコアは、各々のスコアが印刷ジョブの異なる複雑性レベルを表すスコア範囲に含まれる。
【0011】
別の側面において、本発明は、コンピュータープログラムおよび上記コンピュータープログラムを有するコンピューター読み取り可能な記録媒体(たとえば、メモリーまたは記憶装置)を提供する。上記コンピュータープログラムは、データ処理システムに上記方法を実行させるように構成される。
【0012】
上述の概略説明および以下の詳細な説明の双方とも、例示的かつ説明的なものであり、請求される発明の更なる説明を提供することを目的としているものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態が実施されうるプリントショップ管理システムの概略を提供するブロック図である。
図2】本発明の実施形態が実施されうる図1のシステムの例示的な処理を示すフローチャートである。
図3】本発明の実施形態において、印刷ジョブの様々な複雑性因子に値を割り当てるための例示的なグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)である。
図4】本発明の実施形態において、印刷ジョブの複雑性スコアの例示的な可視化を提供する。
図5】本発明の実施形態において、印刷ジョブを管理し、ルーティングする例示的なGUIである。
図6】本発明の実施形態が実施されうる図1のシステムにおけるプリンターを含む様々な装置の構成を概略的に説明する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
実施形態の詳細な説明
本発明の実施形態は、プリントショップにおける印刷ジョブの効率的な管理、ルーティングおよび処理を提供する印刷方法を対象とする。とくに、上記印刷方法は、印刷ジョブのジョブ複雑性を解析し、上記ジョブ複雑性の解析に基づいて、印刷ジョブを印刷するための正しいプリンターに転送する、カスタマイズされたアルゴリズムを適用する。
【0015】
本発明の一実施形態は、プリントショップにおける異なる印刷機能、パラメーターまたは因子に対してユーザーが数値を割り当てることを許可する。一の構成では、値は手作業で割り当てられる。他の構成では、ユーザーが値を割り当てるのを補助するために評価アプリケーションが提供される。当該アプリケーションは、ユーザーが、値を割り付ける際に、彼/彼女の直観と実時間データとを結びつけられるように、所与の期間(たとえば1ヶ月)にプリントショップによって処理されたすべての印刷ジョブを解析し、ユーザーの見直しのためにレポートを生成する。
【0016】
本発明の一実施形態において、上記アルゴリズムは、上記割り当てられた値で、各々の印刷ジョブの複雑性スコアを計算するようにカスタマイズされうる。さらに、一実施形態では、ユーザーの見直しのために、印刷ジョブの複雑性スコアが可視化される。他の実施形態では、ユーザーは、印刷ジョブの複雑性スコアに基づいて、印刷ジョブを自動的にルーティングするための閾値を割り当てることができる。
【0017】
図1を参照する。本発明の実施形態が実施されうるプリントショップ管理システムの概略が提供される。図1に示すように、このプリントショップ管理システム100は、自動ルーティングシステム120、評価可視化(scoring and visualizer)システム130、装置インターフェース140、データベース150、ウェブ・インターフェース160およびデスクトップ・アプリケーション170を含む複数の構成要素に接続されたサーバー110を有する。
【0018】
通常、プリントショップにおいて印刷ジョブを自動的に管理、処理およびルーティングするために、ある種の印刷ジョブ管理ソフトウェアがサーバー110上にインストールされ、実行される。好ましくは、そのようなソフトウェアは、Windows(登録商標) OS、Macintosh(登録商標) OS、またはUnix(登録商標) X Windows(登録商標)、もしくはタッチスクリーンおよび/またはディスプレイモニタに連結されたマウスおよびキーボードのようなGUIを実装している他の一般的なコンピューター・オペレーティングシステムで動作するように設計されている。印刷ジョブ管理ソフトウェア(print job management software)に加えて、サーバー110は、他の種類のソフトウェア(たとえば管理ソフトウェア(administrative software))、アプリケーション(たとえばネットワーク通信アプリケーション)、オペレーティングシステムなども実行するように構成されている。
【0019】
これらのソフトウェアアプリケーションを実行する際に、サーバー110は、LANまたはWAN環境において、他の構成要素と通信する。たとえば、サーバー110は、たとえば装置141,142,143と接続されている装置インターフェース140と通信する。これらの装置は、たとえばB&W(Black and White)プリンター、カラープリンター、スキャナー、またはこれらの組み合わせを含む。各々の装置は、印刷の状態およびユーザーに対する種々の警告および指示メッセージを表示するための1つ以上の表示モニターを有する。各々の装置は、通常、それ自身の印刷動作を制御するため、専用の中央演算処理装置(CPU)および適切なハードウェア/ソフトウェアを備える。
【0020】
サーバー110にアクセス可能なデータベース150は、通常、無制限に、プリントショップで受信した印刷ジョブ、プリントショップが取得可能な印刷/コピー/スキャン装置の仕様、およびユーザープロファイルを含む大量の印刷ジョブデータを格納する。
【0021】
動作時において、ユーザーは、印刷管理システム100、より具体的には、サーバー110上で実行される印刷ジョブ管理ソフトウェアにウェブ・インターフェース160またはデスクトップ・アプリケーション170を通じてアクセスできる。通常、印刷されるファイルをアップロードするため、および/または、印刷要件を書き込むため、GUIがユーザーに提供され、ユーザーは、ウェブ・インターフェース160から印刷ジョブ要求を出すことができる。一方、プリントショップの操作者は、通常、サーバー110に接続されている1つ以上のコンピューターにおいて提供されるデスクトップ・アプリケーション170を通じて、見直し、変更およびジョブ要求を送信できる。
【0022】
以下に詳細に説明されるように、評価可視化システム130は、アルゴリズムが各印刷ジョブの複雑性スコアを計算するようにカスタマイズされ、種々の印刷機能またはパラメーター(すなわち複雑性因子)に対してユーザーが数値を割り当てることを許可し、自動ルーティングシステム120は、印刷ジョブが、印刷ジョブの複雑性のスコアおよび/または他の因子に基づいて自動的に転送されるように、ユーザーに閾値を設定することを許可する。これらの2つのシステム120および130は、通常、サーバー110によって実行される印刷ジョブ管理ソフトウェアに追加機能(add−on features)として実装される。とくに、システム120および130は、そのような印刷ジョブ管理ソフトウェアにおいて、既存の自動処理モジュールを改善するように設計されている。
【0023】
図2において、フローチャートは、上位レベルにおける、評価可視化システム130および自動ルーティングシステム120の例示的な工程を説明する。この工程200における各々のステップの詳細は、図3図5と下記の例を参照して述べられる。
【0024】
印刷ジョブが受信されると、評価可視化システムは、自動的に印刷ジョブの構文を解析し、いくつかの印刷複雑性因子またはパラメーターに基づいて、ジョブがどのくらい複雑であるかを決定する。たとえば、印刷ジョブの複雑性を計測するために、次の1〜9の段階の複雑性因子が使用されうる。
【0025】
1.ページ数
2.紙種
3.後処理設定(ステイプル/パンチ/折り/トリム)
4.製本設定(完全製本/リング製本/中綴じ)
5.例外ページ
6.レイアウト
7.片面/両面設定
8.コピー数
9.タブシート
印刷の複雑さを計測および計算する際に、上で示されるこれらの因子は、しばしば異なる重みを与えられる。たとえば、印刷ジョブの複雑さを決定する上で、因子番号1(ページ数)は、因子番号6(レイアウト)よりもずっと重みが大きい可能性がある。このように、図2のステップ210において、評価可視化システムは、たとえば上で列挙されたもののように、印刷ジョブを定義または特定するために通常使用される種々の印刷複雑性因子、機能またはパラメーターに、ユーザーが数値を割り当てることを許可する。このステップは、図3に示されているように、カスタマイズされたGUIを経由して実行されうる。
【0026】
ユーザー、一般的にはプリントショップの管理者が図3のカスタマイズされたGUI300を開くと、ユーザーが数値を割り当てるための複数の複雑性因子310が表示される。たとえば、プリントショップにとってレイアウトが最も複雑な因子であるならば、操作者は、50(または50%)の高い値を割り当て、足した合計値が100(または100%)になる限りにおいて残りの因子に低い値を割り当てる。ユーザーがGUI300の「計算」ボタンをクリックすると、種々の複雑性因子(いわゆる「ジョブチケット」設定)に割り当てられている値が、プリントショップのためのカスタマイズされたアルゴリズムを生成するために使用される。当該カスタマイズされたアルゴリズムは、各々の印刷ジョブの複雑性因子を計算する。下記の表1は、このカスタマイズされたアルゴリズムがどのように生成され、印刷ジョブの複雑性因子を計算するかを示す一例を提供する。
【0027】
【表1】
【0028】
表1に示されるように、図3に示されている9個の複雑性因子、すなわちx1〜x9は、たとえば、それぞれ20,18,17,15,10,5,5,5,5の数値を割り当てられる。合計((x1〜x9)の和)は、100である。上記表中の他の複雑性の値は、下記の数式によって計算される。
【0029】
【数1】
【0030】
または
【0031】
【数2】
【0032】
この数式において、関数f(b1)〜f(b9)は、印刷ジョブにおける各々の複雑性因子またはパラメーターの重みを計算するために使用される。たとえば、f(b1)は、ジョブ中の因子番号1(ページ数)の重みを計算する関数である。一実施形態では、この関数は、印刷ジョブの難易レベルが5つに分割されるという仮定に基づく。各々のレベルは、事前に選択されたページ範囲:1−50、50−200、200−500、500−1000、および1000よりも上によって定義される。もし、1000よりも上のページ範囲に対して、レベル1が最も困難(100%)として定義され、数値20(関数値が20)が割り当てられているならば、2番目に困難なレベル2(80%)の関数f(b1)による計算値は、16(=80%×20)になるであろう。同様に、レベル3(60%)、レベル4(40%)、レベル5(20%)に対する関数値を計算できる。f(b1)によって、ページ数に対する計算された重みは、以下のとおりである。
【0033】
【表2】
【0034】
上記数式のf(b2)は、ジョブ中の因子番号2(固有用紙の数)の重みを計算する関数である。f(b2)によって、ページ数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0035】
【表3】
【0036】
f(b3)は、印刷ジョブにおいて、たとえばステイプル、パンチ、トリミングなどの後処理属性の重みを計算する関数である。関数f(b3)は、後処理ジョブにおける、通常1〜5のすべての後処理装置属性の数に基づいて重みを計算する。f(b3)によって、後処理装置属性の数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0037】
【表4】
【0038】
上記数式のf(b4)は、たとえば「完全製本」、「リング製本」、「中綴じ」、「無線綴じ(Adhesive Binding)」などの製本タイプの数に基づいて製本タイプを計算する関数である。関数f(b4)は、通常1〜5の製本タイプの数に基づいて重みを計算する。f(b4)によって、製本タイプの数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0039】
【表5】
【0040】
f(b5)は、印刷ジョブ中の例外ページの重みを計算する関数である。関数f(b5)は、通常、1−3、4−6、7−9、10−12、13以上の範囲において、例外ページの数に基づいて重みを計算する。f(b5)によって、例外ページの数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0041】
【表6】
【0042】
f(b6)は、たとえば「2in1」、「2つの繰り返し(Two Repeat)」、「2つの繰り返し反転(Two Repeat Reversal)」、「2つの繰り返し左/右/上/下(Two Repeat Left/Right/Top/Down)」などのレイアウトの数に基づいてレイアウトを計算する関数である。上記関数は、1〜5のレイアウト設定の数に基づいて重みを計算する。f(b6)によって、レイアウトの数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0043】
【表7】
【0044】
f(b7)は、片面/両面の数に基づいて、片面/両面タイプを計算する関数である。上記関数は、1〜5の範囲の値である、ジョブにおける片面/両面の数に基づいて重みを計算する関数である。f(b7)によって、片面/両面の数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0045】
【表8】
【0046】
f(b8)は、ジョブにおけるコピーの数を計算する関数である。上記関数は、1−2、3−5、6−10、11−20、20以上のページ範囲にあるコピーの数に基づいて重みを計算する。f(b8)によって、コピーの数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0047】
【表9】
【0048】
f(b9)は、ジョブにおけるタブシートを計算する関数である。上記関数は、通常、1−2、3−5、6−10、11−20、20以上の範囲において、タブ設定の数に基づいて重みを計算する。f(b9)によって、タブ設定の数に対して計算された重みは、以下のとおりである。
【0049】
【表10】
【0050】
上記数式において、a1は、f(b1)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx1%を上回らないように維持するための重み係数である。a2は、f(b2)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx2%を上回らないように維持するための重み係数である。a3は、f(b3)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx3%を上回らないように維持するための重み係数である。a4は、f(b4)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx4%を上回らないように維持するための重み係数である。a5は、f(b5)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx5%を上回らないように維持するための重み係数である。a6は、f(b6)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx6%を上回らないように維持するための重み係数である。a7は、f(b7)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx7%を上回らないように維持するための重み係数である。a8は、f(b8)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx8%を上回らないように維持するための重み係数である。a9は、f(b9)の全体的な重みが、合計のジョブチケット評価のx9%を上回らないように維持するための重み係数である。
【0051】
表1に示すように、最も困難な印刷ジョブは、すべての複雑性因子うちで最も困難なレベル(たとえば、レベル1)を含んでおり、合計の値は100である。一方、最も簡単な印刷ジョブは、適用可能な因子のうち最も低い難易レベル(レベル5)を含む。たとえば、(1−50)ページ(f(b1)=4)、(1−5)固有ページ(f(b2)=3.6)、後処理装置属性の数ゼロ、製本タイプ属性の数ゼロ、例外ページ数のゼロ、レイアウトの数ゼロ、片面/両面の数ゼロ、コピー1およびタブシートの数ゼロである。結果的に、最も簡単なジョブの計算値は、8.6である。したがって、複雑性アルゴリズム出力の最大値(OMAX)は、100であり、複雑性アルゴリズム出力の最小値(OMin)は、8.6である。また、表1に示すように、ユーザーに対して表示される最小値(displaymin)は1であり、ユーザーに対して表示される最大値(displaymax)は9である。
【0052】
表1の値に基づいて、印刷ジョブの複雑性スコアは、次の数式を用いて計算される:
【0053】
【数3】
【0054】
ここで、ivは、入力値、ominは、複雑性アルゴリズム出力の最小値、omaxは、複雑性アルゴリズム出力の最大値、displaymaxは、ユーザーに対して表示される最大値、displayminは、ユーザーに対して表示される最小値である。
一例として、もし、印刷ジョブが以下のパラメーターを有するならば、
1.ページ数 : 252ページ
2.固有の用紙の数 : 6
3.後処理装置属性 : 2
4.製本タイプ : 1
5.例外ページ : 1
その結果、入力値(iv)は、12+7.2+6.8+3+2=31(表1を参照)
【0055】
【数4】
【0056】
結果的に、上記数式および入力値を使用して、ジョブのスコアは、2.96になるであろう。
【0057】
図2に戻って、ジョブの複雑性スコアが計算された場合、工程は、ステップ230に進む。ステップ230では、評価可視化システムによって印刷ジョブの複雑性スコアが可視化される。そのような可視化の一例が図4に示されている。上記可視化装置は、各々の印刷ジョブからのデータを使用し、ある種のヒートマップ作成ソフトウェアを使用してヒートマップ(色分け地図;heat map)を生成する。上記ヒートマップにおける各々のブロックは、上記数式からのデータによって決定される。上記ブロックの表面領域は、表1に挙げられたパラメーターの関数値によって決定される。このデータは、上記ヒートマップ作成ソフトウェアへプログラムで与えられる。
【0058】
ステップ240において、印刷ジョブチケットは、複雑性スコアと、プリントショップの操作者によって決定されるなんらかの他の因子とに基づいて転送される。たとえば、図5に示されるように、例示的なGUIによって、スコアが、印刷ジョブを転送するために使用されうる。図5のGUIを通じて、ユーザーは、ジョブ・ルーティング・オプション(job routing options)に閾値を設定することによって、印刷工程を自動化するために、評価システムを使用できる。以下は、いくつかの例である。
【0059】
例1:もし、「閾値」が3であり、かつ「閾値以下のジョブの転送先」が「自動」に設定されているならば、3以下と判断されたすべてのジョブは処理のために自動的にプリンターに送信される。通常、スコアが3以下のこれらのジョブは、単純なジョブであり、人間の介入を必要としない。
【0060】
例2:もし、「閾値」が7であり、かつ「閾値以下のジョブの転送先」が「すべてのユーザー」に設定されているならば、3.1と7との間と判断されたすべてのジョブは処理のために自動的に「すべてのユーザー」に送信される。これらのジョブは、通常、いくらかの実際的な作業を要求するが、ソフトウェアを操作する、どの従業員でもジョブを処理できる。
【0061】
例3:もし、「閾値」が9であり、かつ「閾値以下のジョブの転送先」が「責任者」に設定されているならば、7.1と9との間と判断されたすべてのジョブは処理のために自動的に「責任者」に送信される。これらは、最も複雑なジョブであり、責任者の承認を必要とする。
【0062】
図5のGUIを使用することにより、プリントショップの管理者は、ジョブの評価に基づいてジョブを割り当て、これにより、より効率的な作業の流れを作ることができる。各々のプリントショップの操作者は、タスクをより良く管理するため、かれらのショップの個別事項(particulars)に対して意味のある数を使用するであろう。さらに、これらの値を割り付けることによって、プリントショップの操作者は、直ちに、どのジョブが最も努力を必要とするかを言うことができる。低いスコアのジョブは、見直すことなく簡単に処理され、操作者が各々個別のジョブチケットを開いてどのように進めるかを決定する時間を節約する。より高いスコアのジョブは、なお開かれて見直しを要する可能性がある。しかし、より高いスコアのジョブを出だしから特定することにより、より実際的な注目を必要とする作業が特定され、操作者は、直ちに、これらのより複雑なジョブに対して彼/彼女の時間を使い、それらがタイムリーに処理されることを確信しうる。値を割り当てるアルゴリズムをカスタマイズすると、工程は、よりいっそうショップに特有になり、前処理時間が大幅に改善するはずである。
【0063】
いくつかの場合では、ジョブはより複雑であるかもしれない。処理決定でプリントショップの管理者を補助するため、可視グリッド(visual grid)が各々のジョブを点としてプロットできる。追加的な機能は、数値をとり、第2の特徴(たとえば、ジョブ期限日のタイムアウト)との関係においてグラフ上に上記数値をプロットする、印刷ジョブのグラフ・ベースの表示でありうる。下記の表2は、一例を示す。
【0064】
【表11】
【0065】
上の表2のグラフでは、x軸上に「期限日」、y軸上に「ジョブスコア」がプロットされる。このツールを使用すると、プリントショップの責任者は、x−y座標上の分布範囲に基づいてジョブを割り当てるためのルールを作成できる。責任者は、ジョブスコアが2〜4.5であり、期限日が1/1〜1/11であるジョブを「自動モード」に割り当て、ジョブスコアが2〜4.5であり、期限日が1/16〜1/26であるジョブを若手の印刷ジョブ操作者に割り当て、ジョブスコアが6〜8.0であり、期限日が1/1〜1/11であるジョブを上位の印刷ジョブ操作者に割り当てることができる。
【0066】
上述の方法では、プリントショップの管理者は、プリントショップのニーズに対する彼らの理解に基づいて値を割り当てる必要がある。あるいは、ある特定の期間(たとえば、1ヶ月)にわたりプリントショップで実行されるジョブを解析する評価アプリケーションが作成されうる。それが完了するとき、処理するのに最も長いジョブとそのようなジョブに関する設定とを特定するレポートが生成されうる。そのようなレポートから、プリントショップの管理者は、どの設定が最も複雑なジョブを生み出すかについての彼/彼女の直観と結びつける、よりリアルタイムなデータを持つ。結果的に、たとえば図3に示されるものなど、印刷ジョブスコアリングGUIに値を入力するため、両方の因子が使用される。
【0067】
ここでは、GUIの例(図3および図5)が示され、詳述されるが、本発明はこれらの例示的なGUIの仕様に限定されない。本発明は、GUIが、たとえば割り当てられる数値および閾値などの入力データを、ユーザーに入力することを許す入力手段を含む限り、どのような形式のGUIを使用して実施されてもよい。入力手段は、ボタン、チェックボックス、ラジオボタン、テキスト入力フィールド、ドロップ・ダウン・メニュー、ポップ・アップ・メニュー、アイコン、異なるシートを提示するタブ、別ウィンドウなど、または、それらの組み合わせ、あるいは、ユーザーがコンピューターに情報を入力することを許す他の適当な構成でありうる。上記入力手段の適切な構成のコンピューター・ソフトウェア設計は、この分野の当業者に明らかであり、よく知られている。したがって、これらの構成の詳細な説明は、以下では省略する。
【0068】
上述の方法は、コンピューターおよびプリンター、上記コンピューターに接続されているスキャナーおよび/または複写機を含むデータ処理システムに実装される。データ処理システムの一般的な構成が図6に示されている。データ処理システム600は、スキャナー610と、コンピューター620と、プリンター630とを含み、それらは互いに接続されている。コンピューター620は、プロセッサー621と、内部メモリー(たとえば、RAM)622と、ハードディスク装置623と、を含む。記憶装置(ハードディスク装置)623は、ソフトウェア・プログラムを格納する。上記ソフトウェア・プログラムは、RAM622に読み出されて、上記方法を実施するために、プロセッサー621によって実行される。上述したように、上記方法を実施するために、プロセッサー621は、ハードディスク装置622のソフトウェア・プログラムを実行する。この典型的な例において、コンピューターは、複雑性因子のための割り当てられた値を受け付け、上記割り当てられた値に基づいてジョブチケットごとの複雑性スコアを計算し、上記複雑性スコアを可視化し、送り先のコンピューターに上記ジョブチケットを送る。実際の印刷は、プリンター630において実行されうる。
【0069】
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の上述の方法およびシステムにおいて様々な変更および変形が実現可能であることは、当業者にとって明らかである。したがって、本発明は、添付された請求の範囲およびその均等物の範囲内に入る変更および変形に及ぶものであることが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【外国語明細書】
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