【解決手段】 ネットワーク構成を扱う通信装置が、命令を記憶した記憶ユニットと、記憶ユニットに結合された処理手段とを含む。処理手段は、記憶ユニットに記憶された命令を実行するように構成される。上記命令は、無線リンク制御(RLC)構成とパケットデータ収束プロトコル(PDCP)構成と半永続的スケジューリング(SPS)構成とのうち少なくとも1つの再構成を示す無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することと、下記の条件、すなわち、RRCメッセージが通信装置のセカンダリセルグループ(SCG)を変更する、及びRRCメッセージが無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成するのうち少なくとも1つが満たされるとき、RRCメッセージに従って再構成を実行することと、条件のいずれも満たされないとき、再構成の実行を停止することと、を含む。
前記RRCメッセージが、前記第1の無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストを維持すること又は当該通信装置と前記第1の基地局との間の少なくとも1つの無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストを維持することを示す第1の情報を含むとき、当該通信装置は、前記ヘッダ圧縮コンテキストに従って前記第3の複数のPDCP SDUを圧縮し、あるいは、
前記記憶ユニットが、
前記RRCメッセージが前記第1の情報を含まず、あるいは前記RRCメッセージが前記第1の無線ベアラのため又は前記少なくとも1つの無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットすることを示す第2の情報を含むときに、前記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットする命令、
をさらに記憶している、
請求項1に記載の通信装置。
前記RRCメッセージが、前記第1の無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストを維持すること又は前記通信装置と前記第1の基地局との間のすべての無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストを維持することを示す第1の情報を含むとき、前記第1の基地局は、前記ヘッダ圧縮コンテキストに従って前記第3の複数のPDCP SDUを圧縮し、あるいは、
当該方法が、
前記RRCメッセージが前記第1の情報を含まず、あるいは前記RRCメッセージが前記第1の無線ベアラのため又は前記通信装置と前記第1の基地局との間で使用されるすべての無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットすることを示す第2の情報を含むときに、前記第1の無線ベアラのため又は前記通信装置と前記第1の基地局との間で使用される前記すべての無線ベアラのための前記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットすること、
をさら含む、
請求項4に記載の方法。
前記RRCメッセージは、プライマリセカンダリセル(PSCell)を第1の基地局のセルから前記第1の基地局の別のセルに変更し、あるいは第2の基地局から前記第1の基地局へのハンドオーバを示す、請求項8に記載の通信装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の一例によるワイヤレス通信システム10の概略図である。ワイヤレス通信システム10は、簡単に言えば、通信装置100と基地局102及び104とで構成されている。
図1において、通信装置100と基地局102及び104とは、ワイヤレス通信システム10の構造を例示するために単に利用されている。実際には、基地局102及び/又は基地局104は、発展型UTRAN(U‐UTRAN)、LTE(long term evolution)システム、LTE‐A(LTE-Advanced)システム又はLTE‐Aシステムの発展したものにおける発展型NB(eNB)及び/又は中継局であり得る。
図1において、基地局102及び基地局104のカバレッジエリアは、部分的に重なり得る。
【0016】
図1に示されるとおり、通信装置100は、通信装置100に対して構成されたデュアルコネクティビティ(dual connectivity)に従って、基地局102及び基地局104と同時に通信するように構成されることができる。すなわち、通信装置100は、基地局102と104との双方を介して送信/受信を実行することができる。例えば、通信装置100は、デュアルコネクティビティに従って基地局102及び104からパケット(例えば、トランスポートブロック(TB))を受信することができ、あるいは、通信装置100は、デュアルコネクティビティに従って基地局102及び104にパケット(例えば、TB)を送信することができる。一般に、このことは、通信装置100が基地局102と104との双方からパケットを受信するとき、デュアルコネクティビティに従って基地局102の少なくとも1つのセルと基地局104の少なくとも1つのセルとからパケットを受信することを意味する。同様に、上記のことは、通信装置100が基地局102と104との双方にパケットを送信するとき、デュアルコネクティビティに従って基地局102の少なくとも1つのセル及び/又は基地局104の少なくとも1つのセルにパケットを送信することを意味する。さらに、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)に定義されるデュアルコネクティビティに従い、基地局102と104とのうち1つはマスタeNB(MeNB)であり得、他の基地局はセカンダリeNB(SeNB)であり得る。通信装置100と通信するMeNBのセルの1つはプライマリセル(PCell)であり得、MeNBの他のセル(もし利用可能であれば)はセカンダリセル(SCell)であり得る。通信装置100と通信するSeNBのセルの1つはプライマリSCell(PSCell)であり得、SeNBの他のセル(もし利用可能であれば)はSCellであり得る。
【0017】
通信装置100は、ユーザ機器(UE)、低コスト装置(例えば、マシンタイプ通信(MTC)装置)、デバイスツーデバイス(D2D)装置、モバイルフォン、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック、ポータブルコンピュータシステム、車両、飛行機、又はこれらの組み合わせであり得る。さらに、通信装置100、基地局102又は基地局104は、その送信方向に従って、送信機又は受信機として見なされてよい。例えば、アップリンク(UL)について、通信装置100が送信機であって基地局102及び/又は基地局104が受信機であり、ダウンリンク(DL)について、基地局102及び/又は基地局104が送信機であって通信装置100が受信機である。
【0018】
図2は、本発明の一例による通信装置20の概略図である。通信装置20は、
図1に示される通信装置100、基地局102及び/又は基地局104であり得るが、本明細書において限定されない。通信装置20は、マイクロプロセッサ又は特定用途向け集積回路(ASIC)などの処理手段200と、記憶ユニット210と、通信インターフェースユニット220とを含み得る。記憶ユニット210は、プログラムコード214を記憶することができる任意のデータ記憶装置であってよく、処理手段200によってアクセスされ、実行されることができる。記憶ユニット210の例には、これらに限られないが、加入者識別モジュール(SIM)、読取専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD‐ROM)、デジタル多用途ディスク‐ROM(DVD‐ROM)、ブルーレイディスク‐ROM(BD‐ROM)、磁気テープ、ハードディスク、光学データ記憶装置、不揮発性記憶ユニット、非一時的コンピュータ読取可能媒体(例えば、有形媒体)等が含まれる。通信インターフェースユニット220は、好ましくは送受信機であり、処理手段200の処理結果に従って信号(例えば、データ、信号、メッセージ及び/又はパケット)を送信し及び受信することに使用される。
【0019】
図3は、本発明の一例によるプロセス30のフローチャートである。プロセス30は、ネットワーク構成を扱うために、通信装置(例えば、通信装置100)において利用することができる。プロセス30は、プログラムコード214へとコンパイルされることができ、下記のステップを含む。
【0021】
ステップ302:第1の基地局からマスタセルグループ(MCG)ベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の構成を受信する。第1の構成は、第1の基地局と通信するためのものである。
【0022】
ステップ304:第1の基地局からセカンダリセルグループ(SCG)ベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の構成を受信する。第2の構成は、第2の基地局と通信するための無線リンク制御(RLC)構成とパケットデータ収束プロトコル(PDCP)構成と半永続的スケジューリング(SPS)構成とのうち少なくとも1つを含む。
【0023】
ステップ306:RLC構成とPDCP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つの再構成を示す無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する。
【0024】
ステップ308:下記の条件のうち少なくとも1つが満たされるとき、RRCメッセージに従って再構成を実行する:RRCメッセージが通信装置のSCGを変更すること、及び、RRCメッセージが第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成すること。
【0025】
ステップ310:条件のいずれも満たされないとき、再構成の実行を停止する。
【0027】
プロセス30によれば、通信装置は、第1の基地局(例えば、基地局102)からMCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の構成を受信し、第1の構成は、第1の基地局と通信するためのものである。通信装置は、第1の無線ベアラを構成されている間、第1の基地局からSCGベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の構成を受信し、第2の構成は、第2の基地局(例えば、基地局104)と通信するためのRLC構成とPDCP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つを含むことができる。その後、通信装置は、RLC構成とPDCP構成とSPS構成のとのうち少なくとも1つの再構成を示すRRCメッセージを受信する。それから、通信装置は、下記の条件のうち少なくとも1つが満たされるとき、RRCメッセージに従って再構成を実行する:RRCメッセージが通信装置のSCGを変更すること(すなわち、SCG変更又はPSCell変更)、及び、RRCメッセージが第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成すること(この条件は、SPS構成の再構成に適用されなくてもよいことに留意する)。さらに、条件のいずれも満たされないとき、通信装置は再構成の実行を停止することができる。
【0028】
換言すると、第1の基地局は、SCGベアラのPDCP構成とRLC構成とのうち少なくとも1つを再構成する構成を含むRRCメッセージを送信し、RRCメッセージは、SCGを変更する(すなわち、SCG変更が発生する)。通信装置がRRCメッセージを受信し、RRCメッセージがSCG変更を示すと決定するとき、通信装置は、その構成に従って再構成を実行する。RRCメッセージがSCG変更を示していない場合、通信装置は再構成を実行しない。第1の基地局は、第1のRRCメッセージ、例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージにおいて、通信装置に第1の構成を送信することができることに留意されたい。第1の基地局は、第2のRRCメッセージ、例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージにおいて、通信装置に第2の構成を送信することができる。第2の構成は、第2のRRCメッセージの中のSCG構成に含まれてもよく、SCG構成は、第2の基地局のセルを識別するセル識別情報(例えば、セルグローバル識別子、物理セルアイデンティティ及び/又はダウンリンク搬送波周波数)を含むことができる。
【0029】
プロセス30の実現は、上記の説明に限定されない。
【0030】
一例において、プロセス30の中の条件は、RRCメッセージがRRC接続再確立の後の第1のメッセージであること、及び、RRCメッセージがハンドオーバメッセージであることを含むことができる。さらに、上記条件は、RRCメッセージが第2の無線ベアラをSCGベアラからスプリットベアラ(split bearer)に再構成することを含んでもよい。一例において、通信装置は、再構成の実行を停止するとき、RRC接続再確立手順を実行することができる。一例において、通信装置は、再構成を無視することによって、再構成の実行を停止することができる。
【0031】
一例において、再構成を実行するステップは、RCL構成を適用することを含むことができ、通信装置は、RRCメッセージに応答して第2の無線ベアラのRLCエンティティをさらに再確立することができる。一例において、再構成を実行するステップは、PDCP構成を適用することを含むことができ、通信装置は、RRCメッセージに応答して第2の無線ベアラのPDCPエンティティをさらに再確立することができる。一例において、再構成を実行するステップは、SPS構成を適用することを含むことができ、通信装置は、RRCメッセージに応答して第2の無線ベアラのMACエンティティをさらにリセットすることができる。
【0032】
図4は、本発明の一例によるプロセス40のフローチャートである。プロセス40は、ネットワーク構成を扱うために、第1の基地局(例えば、基地局102又は基地局104)において利用することができる。プロセス40は、プログラムコード214へとコンパイルされることができ、下記のステップを含む。
【0034】
ステップ402:MCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の構成を通信装置に送信する。第1の構成は、第1の基地局と通信するためのものである。
【0035】
ステップ404:SCGベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の構成を通信装置に送信する。第2の構成は、第2の基地局と通信するためのRLC構成とPDCP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つを含む。
【0036】
ステップ406:RLC構成とPDCP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つを再構成するように決定する。
【0037】
ステップ408:上記決定に従ってRLC構成とPDCP構成とのうち少なくとも1つの再構成を示すRRCメッセージを送信する。RRCメッセージは通信装置のSCGを変更し、あるいは、RRCメッセージは第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成する。
【0039】
プロセス40によれば、第1の基地局は、MCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の構成を通信装置(例えば、通信装置100)に送信し、第1の構成は、第1の基地局と通信するためのものである。第1の基地局は、通信装置が第1の無線ベアラを構成されている間、SCGベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の構成を通信装置に送信し、第2の構成は、第2の基地局(例えば、基地局102又は基地局104)と通信するためのRLC構成とPDCP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つを含むことができる。その後、第1の基地局は、RLC構成とPDCP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つを再構成するように決定する。それから、第1の基地局は、上記決定に従って、RLC構成とPDCP構成とのうち少なくとも1つの再構成を示すRRCメッセージを送信する。RRCメッセージは通信装置のSCGを変更し、あるいは、RRCメッセージは第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成する。プロセス40は、プロセス30とインターフェースをとるように使用することができるが、本明細書において限定されない。すなわち、プロセス40における第1の基地局、第2の基地局及び通信装置は、プロセス30におけるこれらのものと見なされてもよい。
【0040】
プロセス40に関連する一例が、下記のとおり例示される。ネットワーク(例えば、第1の基地局又は第2の基地局)が、データレートを増加させること、データレートを減少させること、MeNBがSeNBによって構成されたPDCP/RLC構成をサポートしないこと、又はSeNBが以前のSeNBによって構成されたPDCP/RLC構成をサポートしないことを理由として、PDCP構成(例えば、PDCP SNサイズ)又はRLC構成(例えば、RLC SNサイズ)を変更するように決定し得る。通信装置が、第2の無線ベアラのためのPDCP構成を含むRRCメッセージを受信し、RRCメッセージが、通信装置のSCGを変更し、あるいは第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成するとき、通信装置は、第2の無線ベアラのPDCPエンティティを再確立し、PDCP構成を第2の無線ベアラのPDCPエンティティに適用する。RRCメッセージを送信した後、ネットワークもまた、第2の無線ベアラのPDCPエンティティを再確立し、PDCP構成を第2の無線ベアラのPDCPエンティティに適用する。このことは、通信装置をネットワークと同期させて、PDCP構成の中の新しいパラメータ(例えば、新しいPDCP SNサイズ)を適用する。PDCPエンティティが再確立されない場合、ネットワークがPDCP構成を送信した後、通信装置は、PDCP PDUをネットワークに送信するのに古いパラメータ(例えば、古いPDCP SNサイズ)を依然として適用し得る。したがって、ネットワークもまた、古いパラメータを依然として適用し得る。
【0041】
同様にして、通信装置が、第2の無線ベアラのためのRLC構成を含むRRCメッセージを受信し、RRCメッセージが、通信装置のSCGを変更し、あるいは第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成するとき、通信装置は、第2の無線ベアラのRLCエンティティを再確立し、RLC構成を第2の無線ベアラのRLCエンティティに適用する。RRCメッセージを送信した後、ネットワークもまた、第2の無線ベアラのRLCエンティティを再確立し、RLC構成を第2の無線ベアラのRLCエンティティに適用する。このことは、通信装置をネットワークと同期させて、RLC構成の中の新しいパラメータ(例えば、新しいRLC SNサイズ)を適用する。RLCエンティティが再確立されない場合、ネットワークがRLC構成を送信した後、通信装置は、RLC PDUをネットワークに送信するのに古いパラメータ(例えば、古いRLC SNサイズ)を依然として適用し得る。したがって、ネットワークもまた、古いパラメータを依然として適用し得る。
【0042】
同様に、ネットワークは、MCGベアラである第3の無線ベアラをSCGベアラに再構成するとき、RLC構成とPDCP構成とのうち少なくとも1つを再構成する別のRRCメッセージを送信することができる。この状況において、通信装置は、他のRRCメッセージに応答して、第3の無線ベアラのPDCPエンティティとRLCエンティティとを再確立する。ネットワークは、スプリットベアラのPDCP構成を再構成するように決定する場合、MobilityControlInfo情報要素を含むRRCメッセージを送信することによってハンドオーバ手順を使用してもよいことが留意されるべきである。ネットワークは、スプリットベアラのSCG RLCエンティティのRLC構成を再構成するように決定する場合、通信装置のPSCellを変更するRRCメッセージを送信してもよい。
【0043】
ネットワークは、通信装置がSCGベアラのためのPDCP再確立を実行することをトリガしないRRCメッセージを使用することによって、SCGベアラのためのPDCP構成の再構成を実行しなくてもよいことが留意されるべきである。ネットワークは、通信装置がスプリットベアラのSCG RLCエンティティのためのRLC再確立を実行することをトリガしないRRCメッセージを使用することによって、スプリットベアラのSCG RLCエンティティのためのRLC構成の再構成を実行しなくてもよい。
【0044】
一例において、プロセス30及び/又は40におけるPDCP構成は、PDCPタイマ値とPDCPシーケンス番号(SN)サイズとのうち少なくとも1つを含むことができ、RLC構成は、RLCタイマ値とカウンタ値とRLC長さインジケータ(LI)サイズとRLC SNサイズとのうち少なくとも1つを含むことができ、SPS構成は、SPSセル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier;C‐RNTI)とSPS間隔とのうち少なくとも1つを含むことができる。一例において、SCGを変更するRRCメッセージは、MobilityControlInfoSCG情報要素を含むRRCConnectionReconfiguraitonメッセージであってもよく、上記情報要素は、t307とC‐RNTIとRACH‐ConfigDedicatedとのうち少なくとも1つを含むことができる。一例において、RLC構成とPCDP構成とSPS構成とのうち少なくとも1つの再構成は、PDCPタイマ値、PDCP SNサイズ、RLCタイマ値、カウンタ値、RLC LIサイズ、RLC SNサイズ、SPS C‐RNTI、及びSPS間隔のうち少なくとも1つの変更を含むことができる。一例において、第2の構成は、第2の無線ベアラを識別するデータ無線ベアラ(DRB)アイデンティティを含むDRB‐ToAddModSCGを含むことができ、第2の無線ベアラをSCGベアラからMCGベアラに再構成するRRCメッセージは、第2の無線ベアラのDRBアイデンティティを含み得るdrb‐ToAddModを含むRRCConnectionReconfiguraitonメッセージである。
【0045】
図5は、本発明の一例によるプロセス50のフローチャートである。プロセス50は、ヘッダ圧縮/解凍を扱うために、通信装置(例えば、通信装置100)において利用することができる。プロセス50は、プログラムコード214へとコンパイルされることができ、下記のステップを含む。
【0047】
ステップ502:SCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の無線ベアラ構成と、PSCellとして第1の基地局のセルを構成するPSCell構成とを受信する。第1の無線ベアラ構成及びPSCell構成は、第1の基地局と通信するためのものである。
【0048】
ステップ504:第2の基地局と通信するためのMCGベアラ又はスプリットベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の無線ベアラ構成を受信する。
【0049】
ステップ506:第1の無線ベアラの第1の複数のPDCPサービスデータユニット(SDU)を圧縮するためのヘッダ圧縮コンテキストを確立し、かつ/あるいは第1の無線ベアラの第2の複数のPDCP SDUを解凍するためのヘッダ解凍コンテキストを確立する。
【0050】
ステップ508:ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の複数のPDCP SDUを第1の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、第1の複数の圧縮されたPDCP SDUを第1の基地局に送信し、かつ/あるいは、第2の複数のPDCP SDUを第1の基地局から受信し、ヘッダ解凍コンテキストに従って第2の複数のPDCP SDUを第2の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍する。
【0051】
ステップ510:第2の基地局に対する第2の無線ベアラの複数のPDCP SDUを送信し、あるいは受信する。
【0052】
ステップ512:PSCellを第1の基地局の上記セルから第1の基地局の別のセルに変更し、又は第2の基地局から第1の基地局へのハンドオーバを示す、RRCメッセージを受信する。
【0053】
ステップ514:RRCメッセージを受信するとき、ヘッダ圧縮コンテキスト又はヘッダ解凍コンテキストを維持する。
【0054】
ステップ516:RRCメッセージを受信した後、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の無線ベアラの第3の複数のPDCP SDUを第3の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、第3の複数の圧縮されたPDCP SDUを第1の基地局に送信し、かつ/あるいは、RRCメッセージを受信した後、第1の無線ベアラの第4の複数のPDCP SDUを受信し、ヘッダ解凍コンテキストに従って第4の複数のPDCP SDUを第4の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍する。
【0056】
プロセス50によれば、通信装置は、SCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の無線ベアラ構成とPSCellとして第1の基地局(例えばSeNBであり、これは基地局102又は基地局104であり得る)のセルを構成するPSCell構成とを受信することができ、第1の無線ベアラ構成及びPSCell構成は、第1の基地局と通信するためのものである。通信装置は、第2の基地局(例えばMeNBであり、これは基地局102又は基地局104であり得る)と通信するためのMCGベアラ又はスプリットベアラとして第2の基地局を構成する第2の無線ベアラ構成を受信することができる。こうして、通信装置は、第1のベアラと第2の無線ベアラとの双方を用いて構成される。それから、通信装置は、第1の無線ベアラの第1の複数のPDCP SDUを圧縮するためのヘッダ圧縮を確立することができる。あるいは、通信装置は、第1の無線ベアラの第2の複数のPDCP SDUを解凍するためのヘッダ解凍コンテキストを確立することができる。通信装置は、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の複数のPDCP SDUを第1の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮することができ、第1の複数の圧縮されたPDCP SDUを第1の基地局に送信することができる。あるいは、通信装置は、第2の複数のPDCP SDUを第1の基地局から受信することができ、ヘッダ解凍コンテキストに従って第2の複数のPDCP SDUを第2の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍することができる。通信装置は、第2の基地局に対する第2の無線ベアラの複数のPDCP SDUを送信する(あるいは受信する)ことができる。その後、通信装置は、PSCellを第1の基地局の上記セルから第1の基地局の別のセルに変更し(すなわち、第1の基地局のSCG内でのPSCell変更)、又は第2の基地局から第1の基地局へのハンドオーバを示す、RRCメッセージを受信することができる。通信装置は、RRCメッセージを受信するとき、ヘッダ圧縮コンテキスト又はヘッダ解凍コンテキストを維持する(すなわち、保持する)ことができる。通信装置は、RRCメッセージを受信した後、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の無線ベアラの第3の複数のPDCP SDUを第3の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮することができ、第3の複数の圧縮されたPDCP SDUを第1の基地局に送信することができる。あるいは、通信装置は、RRCメッセージを受信した後、第1の無線ベアラの第4の複数のPDCP SDUを受信することができ、ヘッダ解凍コンテキストに従って第4の複数のPDCP SDUを第4の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍することができる。
【0057】
プロセス50によれば、通信装置がSeNBのPSCellをSeNBのあるセルからSeNBの別のセルに変更するとき、又は通信装置がMeNBからSeNBへのハンドオーバを実行するとき、通信装置は、SCGベアラタイプを有する無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストについて、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットしない。したがって、通信装置は、Uモードにおいて初期化&リフレッシュ(IR)状態でヘッダ圧縮/解凍を開始する必要がない。第2の基地局は、第1のRRCメッセージ、例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージの中で通信装置に第1の無線ベアラ構成及びPSCell構成を送信することができることに留意されたい。PSCell構成は、第2の基地局のセルを識別するセル識別情報(例えば、セルグローバル識別子、物理セルアイデンティティ、及び/又はダウンリンク搬送波周波数)を含むことができる。第2の基地局は、第2のRRCメッセージ、例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージの中で第2の無線ベアラ構成を通信装置に送信することができる。
【0058】
図6は、本発明の一例によるプロセス60のフローチャートである。プロセス60は、ヘッダ圧縮/解凍を扱うために、第1の基地局(例えばSeNBであり、これは第1の基地局102又は第2の基地局104であり得る)及び第2の基地局(例えばMeNBであり、これは第1の基地局102又は第2の基地局104であり得る)において利用することができる。プロセス60は、プログラムコード214へとコンパイルされることができ、下記のステップを含む。
【0060】
ステップ602:第2の基地局が、SCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の無線ベアラ構成と、PSCellとして第1の基地局のセルを構成するPSCell構成とを通信装置に送信する。第1の無線ベアラ構成及びPSCell構成は、通信装置と通信するためのものである。
【0061】
ステップ604:第2の基地局が、通信装置と通信するためのMCGベアラ又はスプリットベアラとして第2の無線ベアラを構成するための第2の無線ベアラ構成を通信装置に送信する。
【0062】
ステップ606:第1の基地局が、第1の無線ベアラの第1の複数のPDCP SDUを圧縮するためのヘッダ圧縮コンテキストを確立し、かつ/あるいは第1の無線ベアラの第2の複数のPDCP SDUを解凍するためのヘッダ解凍コンテキストを確立する。
【0063】
ステップ608:第1の基地局が、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の複数のPDCP SDUを第1の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、第1の複数の圧縮されたPDCP SDUを通信装置に送信し、かつ/あるいは、第2の複数のPDCP SDUを通信装置から受信し、ヘッダ解凍コンテキストに従って第2の複数のPDCP SDUを第2の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍する。
【0064】
ステップ610:第2の基地局が、通信装置に対する第2の無線ベアラの複数のPDCP SDUを送信し、あるいは受信する。
【0065】
ステップ612:第2の基地局が、PSCellを第1の基地局の上記セルから第1の基地局の別のセルに変更し、又は第2の基地局から第1の基地局へのハンドオーバを示す、RRCメッセージを送信する。
【0066】
ステップ614:第1の基地局が、PSCellの変更を開始し、又はハンドオーバを開始するとき、ヘッダ圧縮コンテキスト又はヘッダ解凍コンテキストを維持する。
【0067】
ステップ616:第1の基地局が、RRCメッセージを受信した後、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の無線ベアラの第3の複数のPDCP SDUを第3の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、第3の複数の圧縮されたPDCP SDUを通信装置に送信し、かつ/あるいは、RRCメッセージを受信した後、第1の無線ベアラの第4の複数のPDCP SDUを通信装置から受信し、ヘッダ解凍コンテキストに従って第4の複数のPDCP SDUを第4の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍する。
【0069】
プロセス60によれば、第2の基地局は、SCGベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の無線ベアラ構成と、PSCellとして第1の基地局のセルを構成するPSCellとを、通信装置(例えば、通信装置100)に送信することができ、第1の無線ベアラ構成及びPSCell構成は、通信装置と通信するためのものである。第2の基地局は、通信装置と通信するためのMCGベアラ又はスプリットベアラとして第2の無線ベアラを構成するための第2の無線ベアラ構成を通信装置に送信することができる。それから、第1の基地局は、第1の無線ベアラの第1の複数のPDCP SDUを圧縮するためのヘッダ圧縮コンテキストを確立することができる。あるいは、第1の基地局は、第1の無線ベアラの第2の複数のPDCP SDUを解凍するためのヘッダ解凍コンテキストを確立することができる。第1の基地局は、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の複数のPDCP SDUを第1の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮することができ、第1の複数の圧縮されたPDCP SDUを通信装置に送信することができる。あるいは、第1の基地局は、第2の複数のPDCP SDUを通信装置から受信することができ、ヘッダ解凍コンテキストに従って第2の複数のPDCP SDUを第2の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍することができる。第2の基地局は、通信装置に対する第2の無線ベアラの複数のPDCP SDUを送信する(あるいは受信する)ことができる。その後、第2の基地局は、第1の基地局の上記セルから第1の基地局の別のセルにPSCellを変更し、又は第2の基地局から第1の基地局へのハンドオーバを示す、RRCメッセージを送信することができる。第1の基地局は、PSCellの変更を開始し、又はハンドオーバを開始するとき、ヘッダ圧縮コンテキスト又はヘッダ解凍コンテキストを維持することができる。第1の基地局は、RRCメッセージを受信した後、ヘッダ圧縮コンテキストに従って第1の無線ベアラの第3の複数のPDCP SDUを第3の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮することができ、第3の複数の圧縮されたPDCP SDUを通信装置に送信することができる。あるいは、第1の基地局は、RRCメッセージを受信した後、第1の無線ベアラの第4の複数のPDCP SDUを通信装置に送信することができ、ヘッダ解凍コンテキストに従って第4の複数のPDCP SDUを第4の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍することができる。
【0070】
プロセス60によれば、MeNB又はSeNBが通信装置についてSeNBのPSCellをSeNBのあるセルからSeNBの別のセルに変更するとき、又はMeNBが通信装置にMeNBからSeNBへのハンドオーバを実行するように示すとき、SeNBは、SCGベアラタイプを有する無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍について、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットしない。したがって、SeNBは、UモードにおいてIR状態でヘッダ圧縮/解凍を開始する必要がない。PSCell構成には、SeNBのセルを識別するセル識別情報(例えば、セルグローバル識別子、物理セルアイデンティティ、及び/又はダウンリンク搬送波周波数)を含むことができる。MeNBは、第2のRRCメッセージ、例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージの中で第2の無線ベアラ構成を通信装置に送信することができる。
【0071】
プロセス50及び/又は60の実現は、上記の説明に限定されない。
【0072】
一例において、プロセス50及び/又は60における第1の複数のPDCP SDUを圧縮する/解凍するためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストは、第1の複数のPDCP SDUの1つ以上のプロトコルヘッダの中に複数の静的フィールドを含む。さらに、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストは、動的フィールド及び変更パターンのうち少なくとも1つを記憶してもよい。一例において、第1の無線ベアラ構成は、無線ベアラアイデンティティ、PDCP構成(例えば、ヘッダ圧縮/解凍構成)、RLC構成、論理チャネルアイデンティティ、及び論理チャネル構成のうち少なくとも1つを含むことができる。同様に、第2の無線ベアラ構成は、無線ベアラアイデンティティ、PDCP構成、RLC構成、論理チャネルアイデンティティ、及び論理チャネル構成のうち少なくとも1つを含むことができる。一例において、RRCメッセージは、RRCConnectionReconfigurationメッセージであり得る。一例において、通信装置又は第1の基地局は、第1の複数のPDCP SDUのうちのPDCP SDUを圧縮する/解凍するとき、又は第3の複数のPDCP SDUのうちのPDCP SDUを圧縮する/解凍するとき、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストを更新することができる。
【0073】
一例において、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストを維持するステップは、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットしないことを含むことができる。一例において、RRCメッセージが、第1の無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストを維持すること(すなわち、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストを継続すること)、又は通信装置と第1の基地局との間のすべての無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストを維持することを示す第1の情報を含むとき、通信装置及び第1の基地局は、ヘッダ圧縮/解凍コンテキストに従って第3の複数のPDCP SDUを圧縮する/解凍することができる。さらに、RRCメッセージが第1の情報を含まず、あるいは、RRCメッセージが通信装置と第1の基地局との間で使用される第1のベアラのため又はすべてのベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットすることを示す第2の情報を含むとき、通信装置及び第1の基地局は、第1の無線ベアラのため又は通信装置と第1の基地局との間で使用されるすべての無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットしてもよい。換言すると、通信装置及び第1の基地局は、第1の無線ベアラのPDCP SDUを圧縮する/解凍するためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストを使用しなくてもよく、第1の無線ベアラのIRパケット(すなわち、圧縮されていないPDCP SDU)に応答して新しいヘッダ圧縮/解凍コンテキストを確立してもよい。一例において、RRCメッセージが第2の基地局から第1の基地局へのハンドオーバを示すとき、通信装置及び第1の基地局は、第2の無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットすることができる。一例において、RRCメッセージがPSCellを第1の基地局のあるセルから第1の基地局の別のセルに変更し、通信装置に第2の基地局内での基地局内ハンドオーバ(intra-base station handover)を実行するように示すとき、通信装置及び第2の基地局は、第2の無線ベアラのためのヘッダ圧縮/解凍コンテキストをリセットすることができる。
【0074】
図7は、本発明の一例によるプロセス70のフローチャートである。プロセス70は、ヘッダ圧縮/解凍を扱うために、通信装置(例えば、通信装置100)において利用することができる。プロセス70は、プログラムコード214へとコンパイルされることができ、下記のステップを含む。
【0076】
ステップ702:RRCメッセージを受信する。
【0077】
ステップ704:RRCメッセージに従って第1の無線ベアラ及び第2の無線ベアラのためのPDCP再確立を実行する。
【0078】
ステップ706:RRCメッセージが圧縮/解凍コンテキストを継続することを示すフィールドを含まない場合、PDCP再確立に従って、第1の無線ベアラの第1の圧縮/解凍コンテキストと第2の無線ベアラの第2の圧縮/解凍コンテキストとをリセットする。
【0079】
ステップ708:RRCメッセージが圧縮/解凍コンテキストを継続することを示すフィールドを含む場合、PDCP再確立に従って、第1の圧縮/解凍コンテキストをリセットし、第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットしない。
【0081】
プロセス70によれば、通信装置は、RRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従って第1の無線ベアラ及び第2の無線ベアラのためのPDCP再確立を実行する。それから、RRCメッセージが圧縮/解凍コンテキストを継続することを示すフィールドを含まない場合、通信装置は、PDCP再確立に従って、第1の無線ベアラの第1の圧縮/解凍コンテキストと第2の無線ベアラの第2の圧縮/解凍コンテキストとをリセットすることができる。さらに、RRCメッセージが圧縮/解凍コンテキストを継続することを示すフィールドを含む場合、通信装置は、PDCP再確立に従って、第1の圧縮/解凍コンテキストをリセットすることができ、第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットしない。
【0082】
第1の圧縮/解凍コンテキスト及び第2の圧縮/解凍コンテキストは、同じ圧縮プロトコル(例えば、ロバストヘッダ圧縮(Robust Header Compression;ROHC))であってもよく、異なる圧縮プロトコルであってもよい。通信装置が、圧縮されたPDCP SDUを送信する場合、圧縮/解凍コンテキストは、圧縮器による無線ベアラのPDCP SDUの圧縮に使用することができる。通信装置が、無線ベアラの圧縮されたPDCP SDUを受信する場合、圧縮/解凍コンテキストは、解凍器による圧縮されたPDCP SDUの解凍に使用することができる。
【0083】
プロセス70の実現は、上記の説明に限定されない。
【0084】
一例において、第1の圧縮/解凍コンテキストがROHCコンテキストであり、(例えばULのための)圧縮器によって使用される場合、第1の圧縮/解凍コンテキストをリセットするステップは、UモードにおいてIR状態で第1の圧縮/解凍コンテキストを開始することを含むことができる。一例において、第1の圧縮/解凍コンテキストがROHCコンテキストであり、(例えばDLのための)解凍器によって使用される場合、第1の圧縮/解凍コンテキストをリセットするステップは、Uモードにおいてコンテキストなし(NC)状態で第1の圧縮/解凍コンテキストを開始することを含むことができる。一例において、RLC確認(acknowledged)モード又はRLC未確認(unacknowledged)モードが、第1の無線ベアラ及び/又は第2の無線ベアラのために構成されることができる。一例において、圧縮/解凍コンテキストを継続することを示すフィールドは、MCGベアラのため又は第1の無線ベアラのために(例えば、MCGベアラのため又は第1の無線ベアラのためにだけ)適用されることができる。
【0085】
一例において、RRCメッセージがSCGのため又は第2の無線ベアラのための圧縮/解凍コンテキストを継続することを示す別のフィールドを含まない場合、又は、RRCメッセージがSCGのため又は第2の無線ベアラのための圧縮/解凍コンテキストをリセットすることを示すフィールドを含む場合、第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットするステップは、第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットすることを含むことができる。一例において、RRCメッセージがSCGのため又は第2の無線ベアラのための圧縮/解凍コンテキストを継続することを示す別のフィールドを含む場合、通信装置は、第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットしなくてもよい。一例において、上記フィールドは、SGPP TS 36.331 v12.3.0に定義されているdrb−ContinueROHCであってよい。一例において、RRCメッセージは、PSCellを第1の基地局のあるセルから第1の基地局の別のセルに変更することができ(すなわち、第1の基地局のSCG内でのPSCell変更)、あるいは第2の局から第1の局へのハンドオーバを示すことができる。
【0086】
上記の例が示されているが、対応するプロセスの関連する動作を明確にするためであることが留意されるべきである。上記の例は、システム要件及び/又は設計検討に従って任意に組み合わせられ、かつ/あるいは修正されてよい。
【0087】
用語の「圧縮され/解凍され」「圧縮する/解凍する」及び「圧縮/解凍」は、説明の冗長を低減するために使用されていることが留意されるべきである。プロセス50、60、70と上記の例とをヘッダ圧縮コンテキスト(及び、関連する圧縮する動作及び圧縮されたSDU)、ヘッダ解凍コンテキスト(及び、関連する解凍する動作及び解凍されたSDU)、又は双方に適用することができることを、当業者は容易に理解し得る。さらに、用語の「ヘッダ圧縮コンテキスト」及び「ヘッダ解凍コンテキスト」は、それぞれ、「ヘッダ圧縮プロトコルコンテキスト」及び「ヘッダ解凍プロトコルコンテキスト」とも称され得る。
【0088】
当業者は、前述された説明及び例における組み合わせ、修正及び/又は変更を容易になすであろう。前述された説明、ステップ及び/又はプロセスは、示唆されたステップを含め、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア(ハードウェア装置と、ハードウェア装置上の読取専用ソフトウェアとして存在するコンピュータ命令及びデータとの組み合わせとして知られる)、電子システム、又はこれらの組み合わせであり得る手段によって実現することができる。手段の一例が、通信装置20であり得る。
【0089】
要約すると、本発明は、ネットワーク構成を扱うための方法及び通信装置を提供する。これに応じて、MCG及び/又はSCGのためのRLC構成、PDCP構成、及び/又はSPS構成のための再構成を実行することができる。本発明は、ヘッダ圧縮/解凍を扱うための方法及び関連する通信装置をさらに提供する。こうして、ヘッダ圧縮/解凍の効率を向上させることができる。
【0090】
当業者は、本発明の教示を保持する間、装置及び方法についての多数の修正及び変更がなされ得ることに容易に気付くであろう。したがって、上記の開示は、別記の請求項に係る境界及び範囲によってのみ限定されるものとみなされるべきである。
上記の実施形態につき以下の付記を残しておく。
[付記1]
ネットワーク構成を扱う通信装置であって、
第1の基地局からマスタセルグループ(MCG)ベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の構成を受信する命令であって、上記第1の構成は、上記第1の基地局と通信するためのものである、命令と、
上記第1の基地局からセカンダリセルグループ(SCG)ベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の構成を受信する命令であって、上記第2の構成は、第2の基地局と通信するための無線リンク制御(RLC)構成とパケットデータ収束プロトコル(PDCP)構成と半永続的スケジューリング(SPS)構成とのうち少なくとも1つを含む、命令と、
上記RLC構成と上記PDCP構成と上記SPS構成とのうち少なくとも1つの再構成を示す無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する命令と、
下記の条件、すなわち、
上記RRCメッセージが当該通信装置のSCGを変更する、及び
上記RRCメッセージが上記第2の無線ベアラを上記SCGベアラから上記MCGベアラに再構成する、
のうち少なくとも1つが満たされるとき、上記RRCメッセージに従って上記再構成を実行する命令と、
上記条件のいずれも満たされないとき、上記再構成の実行を停止する命令と、
を記憶した記憶ユニットと、
上記記憶ユニットに結合され、上記記憶ユニットに記憶された上記命令を実行するように構成された処理手段と、
を含む通信装置。
[付記2]
上記条件は、
上記RRCメッセージがRRC接続再確立の後の第1のメッセージであること、及び
上記RRCメッセージがハンドオーバメッセージであること、
を含む、付記1に記載の通信装置。
[付記3]
上記条件は、
上記RRCメッセージが上記第2の無線ベアラを上記SCGベアラからスプリットベアラに再構成すること、
を含む、付記2に記載の通信装置。
[付記4]
上記PDCP構成が、PDCPタイマ値とPDCPシーケンス番号(SN)サイズとのうち少なくとも1つを含み、上記RLC構成が、RLCタイマ値とカウンタ値とRLC長さインジケータ(LI)サイズとRLC SNサイズとのうち少なくとも1つを含み、上記SPS構成は、SPSセル無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)とSPS間隔とのうち少なくとも1つを含み、あるいは、
上記SCGを変更する上記RRCメッセージが、t307とC‐RNTIとRACH‐ConfigDedicatedとのうち少なくとも1つを含むMobilityControlInfoSCG情報要素を含むRRCConnectionReconfiguraitonメッセージである、
付記1に記載の通信装置。
[付記5]
当該通信装置は、上記再構成を無視することによって上記再構成の実行を停止し、上記記憶ユニットは、上記条件のいずれも満たされないときにRRC接続再確立手順を実行する命令をさらに記憶している、付記1に記載の通信装置。
[付記6]
上記再構成を実行する命令は、上記RLC構成を適用することを含み、上記記憶ユニットは、
上記RRCメッセージに応答して上記第2の無線ベアラのRLCエンティティを再確立する命令、
上記RRCメッセージに応答して上記第2の無線ベアラのPDCPエンティティを再確立する命令、又は
上記RRCメッセージに応答して上記第2の無線ベアラのMACエンティティをリセットする命令、
をさらに記憶している、付記1に記載の通信装置。
[付記7]
ネットワーク構成を扱う第1の基地局であって、
マスタセルグループ(MCG)ベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の構成を通信装置に送信する命令であって、上記第1の構成は、当該第1の基地局と通信するためのものである、命令と、
セカンダリセルグループ(SCG)ベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の構成を上記通信装置に送信する命令であって、上記第2の構成は、第2の基地局と通信するための無線リンク制御(RLC)構成とパケットデータ収束プロトコル(PDCP)構成と半永続的スケジューリング(SPS)構成とのうち少なくとも1つを含む、命令と、
上記RLC構成と上記PDCP構成と上記SPS構成とのうち少なくとも1つを再構成するように決定する命令と、
上記決定に従って上記RLC構成と上記PDCP構成とのうち少なくとも1つの再構成を示す無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する命令であって、上記RRCメッセージは上記通信装置のSCGを変更し、あるいは上記RRCメッセージは上記第2の無線ベアラを上記SCGベアラから上記MCGベアラに再構成する、命令と、
を記憶した記憶ユニットと、
上記記憶ユニットに結合され、上記記憶ユニットに記憶された上記命令を実行するように構成された処理手段と、
を含む第1の基地局。
[付記8]
上記PDCP構成が、PDCPタイマ値とPDCPシーケンス番号(SN)サイズとのうち少なくとも1つを含み、上記RLC構成が、RLCタイマ値とカウンタ値とRLC長さインジケータ(LI)サイズとRLC SNサイズとのうち少なくとも1つを含み、上記SPS構成は、SPSセル無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)とSPS間隔とのうち少なくとも1つを含み、あるいは、
上記SCGを変更する上記RRCメッセージが、t307とC‐RNTIとRACH‐ConfigDedicatedとのうち少なくとも1つを含むMobilityControlInfoSCG情報要素を含むRRCConnectionReconfiguraitonメッセージである、
付記7に記載の第1の基地局。
[付記9]
ヘッダ圧縮/解凍を扱う通信装置であって、
セカンダリセルグループ(SCG)ベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の無線ベアラ構成と、プライマリセカンダリセル(PSCell)として第1の基地局のセルを構成するPSCell構成とを受信する命令であって、上記第1の無線ベアラ構成及び上記PSCell構成は、上記第1の基地局と通信するためのものである、命令と、
第2の基地局と通信するためのマスタセルグループ(MCG)ベアラ又はスプリットベアラとして第2の無線ベアラを構成する第2の無線ベアラ構成を受信する命令と、
上記第1の無線ベアラの第1の複数のパケットデータ収束プロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)を圧縮するためのヘッダ圧縮コンテキストを確立し、かつ/あるいは上記第1の無線ベアラの第2の複数のPDCP SDUを解凍するためのヘッダ解凍コンテキストを確立する命令と、
上記ヘッダ圧縮コンテキストに従って上記第1の複数のPDCP SDUを第1の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、及び上記第1の複数の圧縮されたPDCP SDUを上記第1の基地局に送信し、かつ/あるいは、上記第2の複数のPDCP SDUを上記第1の基地局から受信し、及び上記ヘッダ解凍コンテキストに従って上記第2の複数のPDCP SDUを第2の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍する命令と、
上記第2の基地局に対する上記第2の無線ベアラの複数のPDCP SDUを送信する命令と、
上記PSCellを上記第1の基地局の上記セルから上記第1の基地局の別のセルに変更し、又は上記第2の基地局から上記第1の基地局へのハンドオーバを示す、無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する命令と、
上記RRCメッセージを受信するとき、上記ヘッダ圧縮コンテキスト又は上記ヘッダ解凍コンテキストを維持する命令と、
上記RRCメッセージを受信した後、上記ヘッダ圧縮コンテキストに従って上記第1の無線ベアラの第3の複数のPDCP SDUを第3の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、及び上記第3の複数の圧縮されたPDCP SDUを上記第1の基地局に送信し、かつ/あるいは、上記RRCメッセージを受信した後、上記第1の無線ベアラの第4の複数のPDCP SDUを受信し、及び上記ヘッダ解凍コンテキストに従って上記第4の複数のPDCP SDUを第4の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍する命令と、
を記憶した記憶ユニットと、
上記記憶ユニットに結合され、上記記憶ユニットに記憶された上記命令を実行するように構成された処理手段と、
を含む通信装置。
[付記10]
上記RRCメッセージが、上記第1の無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストを維持すること又は当該通信装置と上記第1の基地局との間の少なくとも1つの無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストを維持することを示す第1の情報を含むとき、当該通信装置は、上記ヘッダ圧縮コンテキストに従って上記第3の複数のPDCP SDUを圧縮し、あるいは、
上記記憶ユニットが、
上記RRCメッセージが上記第1の情報を含まず、あるいは上記RRCメッセージが上記第1の無線ベアラのため又は上記少なくとも1つの無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットすることを示す第2の情報を含むときに、上記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットする命令、
をさらに記憶している、
付記9に記載の通信装置。
[付記11]
上記記憶ユニットが、
上記RRCメッセージが上記PSCellを上記第1の基地局の上記セルから上記第1の基地局の上記別のセルに変更し、及び当該通信装置に上記第2の基地局内で基地局内ハンドオーバを実行するように示すとき、又は、上記RRCメッセージが上記第2の基地局から上記第1の基地局への上記ハンドオーバを示すときに、上記第2の無線ベアラのためのヘッダ圧縮コンテキストをリセットする命令、
をさらに記憶している、付記9に記載の通信装置。
[付記12]
第1の基地局及び第2の基地局のためのヘッダ圧縮/解凍を扱う方法であって、
上記第2の基地局が、セカンダリセルグループ(SCG)ベアラとして第1の無線ベアラを構成する第1の無線ベアラ構成と、プライマリセカンダリセル(PSCell)として上記第1の基地局のセルを構成するPSCell構成とを通信装置に送信することであって、上記第1の無線ベアラ構成及び上記PSCell構成は、上記通信装置と通信するためのものである、ことと、
上記第2の基地局が、上記通信装置と通信するためのマスタセルグループ(MCG)ベアラ又はスプリットベアラとして第2の無線ベアラを構成するための第2の無線ベアラ構成を上記通信装置に送信することと、
上記第1の基地局が、上記第1の無線ベアラの第1の複数のパケットデータ収束プロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)を圧縮するためのヘッダ圧縮コンテキストを確立し、かつ/あるいは上記第1の無線ベアラの第2の複数のPDCP SDUを解凍するためのヘッダ解凍コンテキストを確立することと、
上記第1の基地局が、上記ヘッダ圧縮コンテキストに従って上記第1の複数のPDCP SDUを第1の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、及び上記第1の複数の圧縮されたPDCP SDUを上記通信装置に送信し、かつ/あるいは、上記第2の複数のPDCP SDUを上記通信装置から受信し、及び上記ヘッダ解凍コンテキストに従って上記第2の複数のPDCP SDUを第2の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍することと、
上記第2の基地局が、上記通信装置に対する上記第2の無線ベアラの複数のPDCP SDUを送信し、あるいは受信することと、
上記第2の基地局が、上記PSCellを上記第1の基地局の上記セルから上記第1の基地局の別のセルに変更し、又は上記第2の基地局から上記第1の基地局へのハンドオーバを示す、無線リソース制御(RRC)メッセージを送信することと、
上記第1の基地局が、上記PSCellの変更を開始し、又は上記ハンドオーバを開始するときに、上記ヘッダ圧縮コンテキスト又は上記ヘッダ解凍コンテキストを維持することと、
上記第1の基地局が、上記RRCメッセージを受信した後、上記ヘッダ圧縮コンテキストに従って上記第1の無線ベアラの第3の複数のPDCP SDUを第3の複数の圧縮されたPDCP SDUに圧縮し、及び上記第3の複数の圧縮されたPDCP SDUを上記通信装置に送信し、かつ/あるいは、上記RRCメッセージを受信した後、上記第1の無線ベアラの第4の複数のPDCP SDUを上記通信装置から受信し、及び上記ヘッダ解凍コンテキストに従って上記第4の複数のPDCP SDUを第4の複数の解凍されたPDCP SDUに解凍することと、
を含む方法。
[付記13]
上記RRCメッセージが、上記第1の無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストを維持すること又は上記通信装置と上記第1の基地局との間のすべての無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストを維持することを示す第1の情報を含むとき、上記第1の基地局は、上記ヘッダ圧縮コンテキストに従って上記第3の複数のPDCP SDUを圧縮し、あるいは、
当該方法が、
上記RRCメッセージが上記第1の情報を含まず、あるいは上記RRCメッセージが上記第1の無線ベアラのため又は上記通信装置と上記第1の基地局との間で使用されるすべての無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットすることを示す第2の情報を含むときに、上記第1の無線ベアラのため又は上記通信装置と上記第1の基地局との間で使用される上記すべての無線ベアラのための上記ヘッダ圧縮コンテキストをリセットすること、
をさら含む、
付記12に記載の方法。
[付記14]
当該方法は、
上記第1の基地局が、上記第2の無線ベアラのためのヘッダ圧縮コンテキストをリセットすること、
をさらに含む、付記12に記載の方法。
[付記15]
当該方法は、
上記RRCメッセージが、上記PSCellを上記第1の基地局の上記セルから上記第1の基地局の上記別のセルに変更するとき、上記第2の基地局が、上記第2の無線ベアラのためのヘッダ圧縮コンテキストをリセットすること、
をさらに含む、付記12に記載の方法。
[付記16]
ヘッダ圧縮/解凍を扱う通信装置であって、
無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する命令と、
上記RRCメッセージに従って第1の無線ベアラ及び第2の無線ベアラのためのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)再確立を実行する命令と、
上記RRCメッセージが圧縮/解凍コンテキストを継続することを示すフィールドを含まない場合、上記PDCP再確立に従って、上記第1の無線ベアラの第1の圧縮/解凍コンテキストと上記第2の無線ベアラの第2の圧縮/解凍コンテキストとをリセットする命令と、
上記RRCメッセージが圧縮/解凍コンテキストを継続することを示す上記フィールドを含む場合、上記PDCP再確立に従って、上記第1の圧縮/解凍コンテキストをリセットし、上記第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットしない命令と、
を記憶した記憶ユニットと、
上記記憶ユニットに結合され、上記記憶ユニットに記憶された上記命令を実行するように構成された処理手段と、
を含む通信装置。
[付記17]
圧縮/解凍コンテキストを継続することを示す上記フィールドは、上記MCGベアラのため又は上記第1の無線ベアラのために適用される、付記16に記載の通信装置。
[付記18]
上記第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットする命令は、
上記RRCメッセージがSCGのため又は上記第2の無線ベアラのための圧縮/解凍コンテキストを継続することを示す別のフィールドを含まない場合、又は、上記RRCメッセージが上記SCGのため又は上記第2の無線ベアラのための圧縮/解凍コンテキストをリセットすることを示すフィールドを含む場合に、上記第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットすること、又は、
上記RRCメッセージが上記SCGのため又は上記第2の無線ベアラのための圧縮/解凍コンテキストを継続することを示す上記別のフィールドを含む場合、上記第2の圧縮/解凍コンテキストをリセットしないこと、
を含む、付記16に記載の通信装置。
[付記19]
上記RRCメッセージは、プライマリセカンダリセル(PSCell)を第1の基地局のセルから上記第1の基地局の別のセルに変更し、あるいは第2の基地局から上記第1の基地局へのハンドオーバを示す、付記16に記載の通信装置。