(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-75768(P2017-75768A)
(43)【公開日】2017年4月20日
(54)【発明の名称】送風式排気器に使用する外設置の平行送風パイプ器
(51)【国際特許分類】
F24F 13/02 20060101AFI20170331BHJP
【FI】
F24F13/02 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-212345(P2015-212345)
(22)【出願日】2015年10月12日
(71)【出願人】
【識別番号】510192259
【氏名又は名称】佐藤 紀興
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 紀興
【テーマコード(参考)】
3L080
【Fターム(参考)】
3L080AA02
3L080AA03
(57)【要約】
【課題】送風式排気器内風路の通過流の速度減少を補うために、接続部に対して、外部からの送風を行おうとしている。
【解決手段】角形パイプ1.の下面に丸形開口17.と、上面に小形開口18.とを同心位置で点在して開口し、該、丸形開口17.に下面外側から受風口を差し込み、送風口は下向きの外部突出パイプ7.の差し支えの鍔3.を下面に接着し、角形パイプ1.の上面前後に沿った縁面と断面コの字形の折れ板2.の接合面6.とを接着して、角形パイプ1.と折れ板2.とで2空間形成し、上下流双方の端面に、1空間ソケット4.を接続し、下流ソケット4.に蓋3.を嵌め込み封鎖し、上流端面のソケット4.はパイプ内送風口となる2空間形成の送風パイプ器。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
角形パイプ1.下面に丸形開口17.と上面に小形開口18.とを同心位置で点在して開口し、該、丸形開口17.に下面外側から受風口を差し込み、送風口は下向きの外部突出パイプ7.の差し支えの鍔5.は下面に接着し、角形パイプ1.の長手方向と直交である前後に沿った縁面に、断面コの字形の折れ板2.の接合面6.を接着して2空間形成し、上下流端面の双方に1空間ソケット4.を接続し、下流側はソケット4.に蓋3.を嵌め込んで封鎖し、上流側ソケット4.はパイプ内への送風口の2空間形成が特徴の送風パイプ器。
【請求項2】
角形パイプ1.に折れ板2.接着をした2空間形成パイプの下流端面に蓋3.を嵌め込んで封鎖し、上流端面は1空間ソケット4.を接続した請求項1記載の送風パイプ器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風式排気器における、排気を必要とする部位への送風に関する。
【背景技術】
【0002】
送風式排気器の風路内に送風し、この通過流を利用して、排気対象空間内の排気を行うものがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2012−21662
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記、送風式排気器内風路の上下流間の接続部から下流側風路に向けて、外設置の平行送風パイプ器から送風を行おうとしている
【0005】
そして、送風式排気器の横幅拡大対応には、風路内通過流を風下側に長く保たせる必要条件として、速度に風量を伴う事が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の送風式排気器に使用する外設置の平行送風パイプ器では、送風式排気器の接続部に対して外側で平行する中空の四辺形角形パイプ1.と後述の折れ板2.とで上下2本となる空間形成の送風パイプを使用する。
【0007】
角形パイプ1.2.の上下流両端面に1空間ソケット4.を接続し、下流端面は、該ソケットに蓋3.を嵌め込み封鎖する。上流端面に接続のソケット4.はパイプ内への送風口である。
【0008】
送風パイプは四辺形角形で、下面に丸形開口17.を点在させ、この下面と対面の上面に、丸形開口17.と同心で半径短い小形開口18.を、各点在位置に設ける。
【0009】
角形パイプ1.下面に点在の丸形開口17.に差し込む突出パイプ7.は、一定深さで差し支える鍔5.を備えている。そして、此の突出パイプ7.は送風口を下側に向け、受風口から角形パイプ1.下面の各開口17.に差し込んで鍔5.を接着する。
【0010】
そして、角形ハイプ1.の長手方向と直交する上面の前後縁面間と同じ幅の断面コの字形で、その開放面縁に接合面6.を備えた折れ2.を上面に設けて接着し、2本目のパイプを形成する。
【0011】
此の角形パイプ1.に差し込んだ突出パイプ7.の鍔5.に、角形パイプ1.空間内まで到る貫通小穴25.を設け、此処に(特殊ポップ式)リベットを使用する。
【発明の効果】
【0012】
2空間形成の送風パイプの上下流端面双方に接続のソケット4.に於いて、下流側ソケット4.に嵌め込んだ蓋3.による封鎖は、上流端面に接続のソケット4.からの送風により、下流端面を起点とする風圧上昇が始まる。又、パイプ内突起物による風圧への影響は作用に於いての障害は微小である。
【0013】
外部突出パイプ7.からの送風は中空バイプを介して送風式排気器の接続部に送風する事を可能にしている。
【0014】
2本の上流端面に接続のソケット4.は、その1空間内に於ける風圧差を無くする分配がなされ、上流端面に接続のソケット4.内通過風量増加により推移して、該、ソケット内にも風圧上昇が始まるが、下流端面に接続のソケット4.により、上記、風の分配を2箇所にしている。そして又、各点在の開口間に均一量の送風がなされる。
【0015】
2空間形成パイプに設けた丸形開口と同心円で半径短い小形開口との内部断面積の違いは、同圧力内で風量と風速の各優先集合の風を、突出バイプ7.の受風口に向けて送風される。
【0016】
角形パイプ1.下面接着の突出パイプ7.の鍔5.に設けた貫通小穴25.への(特殊ポップ式)リベット使用は、振動、重力の耐性を強化している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図3】 2空間形成パイプに突出パイプを示した断面図
【
図4】 2空間形成パイプの同心開口と突出パイプを示した横断面図
【
図5】 送風パイプ器に突出パイプの、低部から見た外観図
【
図6】 貫通小穴に(特殊ポップ式)リベットの2空間形成パイプの横断面図
【
図7】 下流端面に蓋3.と上流端面にソケット4.の横断面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態を
図1−7図に基づいて説明する。
【0019】
図においては、角形パイプ1.折れ板2.蓋3.ソケット4.突出パイプ鍔5.折れ板接合面6.外部突出パイプ7.小形開口18.
【0020】
図1−2図について説明する。
図1は2空間形成パイプの一部破断の斜視図。
図2は
図1の横断面図てある。角形パイプ1.の下面に点在させて丸形開口17.を設け、該開口と同心位置で半径減短い小形開口18.を上面に設ける。下面の各丸形開口17.に、差し支えの鍔5.を備えた突出パイプ7.の受風口を下から差し込んで鍔5.を接着する。
【0021】
そして、角形パイプ1.上面に沿った縁面に、折れ板2.の接合面6.を重ねて接着し、角形バイプと折れ板とで2空間の送風パイプが形成される。下流端面の蓋3.は2空間形成のパイプを封鎖し、上流端面は1空間形成のソケット4.を接続している。
【0022】
図3について説明する。
図3は下側の角形パイプ1.と折れ板2.とによる2空間形形成パイプの断面図。
【0023】
図4は
図3の横断面図で、角形パイプ1.下面に外部突出パイプ7.を差し支える鍔5.を接着して、該、鍔の左右に貫通小穴26.を設けている。角形パイプ1.の上面に小形開口18.と、上側に接続の折れ板2.の接合面6.が左右間にわたり示されている。
【0024】
図5は、角形パイプ1.を低部から見た外観図で、突出パイプ7.差し込んだ後に支えて接着5.の鍔5.の左右に貫通小穴25.を設けている。
【0025】
図6は、
図4の貫通小穴に(特殊ポップ式)リベット使用を示している。
【0026】
図7は2空間形成パイプの下流端面に蓋3.の嵌め込みと、上流端面に1空間ソケット4.を接続の送風パイプ器。
【産業上の利用可能性】
【0027】
送風式排気器内風路に対して排気対象空間外からの機器送風、又は親パイプからの送風により排気を行う事と、此の機器送風の一部量を排気による減圧の緩和。並びに換気に利用する事。
【符号の説明】
【0028】
1 角形パイプ
2 折れ板
3 封鎖蓋
4 ソケット
5 突出パイプ鍔
6 折れ板接合面
7 外部突出パイプ
18 小形開口
【手続補正書】
【提出日】2016年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
角形パイプ1.下面に丸形開口17.と上面に小形開口18.とを同心位置で点在して開口し、該、丸形開口の外側に設ける突出パイプ7.は、受風口を差し込み、下側は送風口で、差し支える鍔5.は接着と耐性強化を行い、角形パイプ1.上面縁に沿う断面コの字形の折れ板2.の接合面6.を接着して2空間形成し上下流側端面の双方にソケット4.を接続し、下流側はソケット4.に蓋3.をはめ込んで封鎖し、上流側ソケット4.はパイプ内への送風口の2空間形成が特徴の送風パイプ器。
【請求項2】
角形パイプ1.に折れ板2.を接着した2空間形成パイプの下流端面に蓋3.を嵌め込んで封鎖し、上流端面はソケット4.を接続した請求項1記載の送風パイフ器。
【手続補正書】
【提出日】2016年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風式排気器における、排気を必要とする部位への送風に関する。
【背景技術】
【0002】
送風式排気器の風路内に送風し、この通過流を利用して、排気対象空間内の排気を行うものがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2012−21662
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記、送風式排気器内風略の上下流間の接続部から下流側風路に向けて、外設置
で平行の送風パイプ器から送風を行おうとしている。
【0005】
そして、送風式排気器の横幅拡大対応には速度に量を伴う風を必要とし、各羽根板に均一送風する事が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の送風式排気器に使用する
外設置平行の送風パイプ器では、送風式排気器の接続部に対して外側で平行する中空の四辺形角形パイプ1.と後述の折れ板2.とで上下2本となる空間形成の送風パイプを使用する。
【0007】
上記、2空間形成パイプの上下流両端面に1空間ソケット4.を接続し、下流端面は、該ソケットに蓋3.を嵌め込み封鎖する。上流端面に接続のソケット4.は、パイプ内への送風口である。
【0008】
送風パイプは四辺形角形で、下面に丸形開口17.を点在させ、この下面と対面の上面に、丸形開口17.と同心で半径短い小形開口18.を、各点在位置に設ける。
【0009】
角形パイプ1.下面に点在の丸形開口17.に差し込む突出パイプ7.は、一定深さで差し支える鍔5.を備えている。そして、此の突出パイプ7.は送風口を下側に向け、受風口を角形パイプ1.下面の各開口17.に差し込んで鍔3.を接着する。
【0010】
そして、角形パイプ1.の
上面で、長手方向と直交する前後縁面間と、同じ幅の断面コの字形で、その開放面縁に接合面6.を備えた折れ板2.を上面に設けて接着し、2本目のパイプを形成する。
【0011】
此の角形パイプ1.に差し込んだ突出パイプ7.の鍔5.に、角形パイプ1.空間内まで到る貫通小穴25.を設け、
此処に(特殊)リベット26.を使用して耐性強化する。
【発明の効果】
【0012】
2空間形成の送風パイプの上下流端面双方に接続のソケット4.に於いて、下流側ソケット4.に嵌め込んだ蓋3.による封鎖は、上流端面に接続のソケット4.からの送風により、
下流側ソケット内通過流を可能にし、従って、パイプ途中のいずれかの位置に風圧上昇の起点が発生する。又、パイフ内突起物による風圧への影響は、作用に於いての障害は微小である。
【0013】
外部突出パイプ7.からの送風は中空パイプを介して送風式排気器の接続部に送風する事を可能にしている。
【0014】
上記、2空間形成パイプに接続の1空間のソケット4.を上下流端面に設けた事は、上流端面に接続のソケット4.内通過風量の増加により推移して、該、ソケット内にも風圧上昇が始ま
る。此れにより、角形パイプ1.下面に点在の各突出パイプ7.から均一量の送風がなされる。
【0015】
2空間形成バイプに設けた丸形開口と同心円で半径短い小形開口との内部断面積の違いは、同圧力内で風量と風速の各優先集合の風を、突出パイフ7.の各受風口に向けて送風される。
【0016】
角形パイプ1.下面接着の突出パイプ7.の鍔5.に設けた貫通小穴25.への
(特殊)リベット使用は、振動、重力の耐性を強化している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図3】 2空間形成パイプに突出バイプを示した断面図
【
図4】 2空間パイプの同心開口と突出パイプを示した横断面図
【
図5】 送風パイプ器に突出パイプの低部から見た外観図
【
図6】 貫通小穴に
(特殊)リベットの2空間抜形成パイプの横断面図
【
図7】 下流端面に
蓋と上流端面に
ソケットの横断面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態を
図1−7図に基づいて説明する。
【0019】
図においては、角形パイプ1.折れ板2.蓋3.ソケット4.
鍔5.接合面6.突出パイプ7.小形開口18.
【0020】
図1−2図について説明する。
図1は送風パイプ器の一部破断の斜視図。
図2は
図1の横断面図である。角形パイブ1.の下面に点在させて丸形開口17.を設け、該開口と同心位置で
半径短い小形開口18.を上面に設ける。下面の各丸形開口17.に、差し支えの鍔を備えた突出バイプ7.の受風口を下から差し込んで鍔を接着する。
【0021】
そして、角形パイプ1.上面に沿った縁面に、折れ板2.の接合面6.を重ねて接着し、角形パイプと折れ板とで2空間の送風パイプが形成される。
下流端面にはソケット4を.接読し、該ソケットに蓋3.を嵌め込んで下流側を封鎖し、上流端面は1空間形成のソケット4.を接続している。
【0022】
図3について説明する。
図3は下側の角形パイプ1.と折れ板2.とによる2
空間形成パイプの断面図。
【0023】
図4は、
図3の横断面図で、角形パイプ1.下面
に、突出パイプ7.を差し支える鍔5.を接着して、該、鍔の左右に貫通小穴26.を設けている。角形パイプ1.の上面に小形開口18.と、
上側に接着の折れ板2.の接合面6.が左右間にわたり示されている。
【0024】
図5は、角形パイプ1.を低部から見た外観図で、
角形パイプ下面に突出パイプ7.を差し込んで接着した鍔5.に貫通小穴25.を設けている。
【0025】
図6は、
図4の貫通小穴に
(特殊)リベット使用を示している。
【0026】
図7は2空間形成パイプの下流端面に蓋3.の嵌め込みと、上流端面に
1空間のソケット4.を接続の送風パイプ器の横断面図。
【産業上の利用可能性】
【0027】
送風式排気器内風路に対して排気対象空間外からの機器送風、又は親パイフからの送風により排気を行う事と、此の機器送風の一部量を排気による減圧の緩和。並びに換気に利用する事。
【符号の説明】
【0028】
1 角形パイプ
2 折れ板
3
蓋
4 ソケット
5
鍔
6
接合面
7
突出パイプ
18 小形開口
【手続補正書】
【提出日】2016年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】