特開2017-75769(P2017-75769A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2017075769-並べ替え不要の卵トレー 図000003
  • 特開2017075769-並べ替え不要の卵トレー 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-75769(P2017-75769A)
(43)【公開日】2017年4月20日
(54)【発明の名称】並べ替え不要の卵トレー
(51)【国際特許分類】
   F25D 25/00 20060101AFI20170331BHJP
   B65D 85/32 20060101ALI20170331BHJP
【FI】
   F25D25/00 P
   B65D85/32 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2015-213438(P2015-213438)
(22)【出願日】2015年10月13日
(71)【出願人】
【識別番号】515301546
【氏名又は名称】矢内 優太
(72)【発明者】
【氏名】矢内 優太
【テーマコード(参考)】
3E096
【Fターム(参考)】
3E096AA06
3E096BA26
3E096BB09
3E096CA06
3E096CB03
3E096DA01
3E096DA23
3E096DA25
3E096DB08
3E096FA09
3E096FA16
3E096FA26
3E096FA27
3E096GA03
3E096GA09
3E096GA13
(57)【要約】
【課題】すでに収納している卵を使い切る前に、追加で卵を購入すると、トレーの中で鮮度の異なる卵が混在し、鮮度の落ちているものから確実に使用する為にすでに収納している卵と追加で購入した卵を順番に並べ替える必要がある。卵の並べ替えを不要とする卵トレーを提供する。
【解決手段】卵が自重で手前に転がってくるレールを擁する斜面、及び、外部から本発明に衝撃を加えられた際に卵の破損を防ぐストッパーを設けたことを特徴とする卵トレー。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体・蓋なしの箱において、内部に長手方向に一端から他端まで傾斜面を形成し、傾斜面上に2本平行のレールを設け、2本のレールに挟まれた中間域の5ヶ所に、卵の短径相当の等間隔でストッパーを設け、ストッパーは数センチ長さで下り傾斜方向に一定になびいた形で立設され、下り方向への重さ・力が加わるとその方向には倒れるが、再び元の姿勢までは戻っても、それ以上起きることがなく、斜面の下りきった側の三方の壁面に指の太さ程の幅で上縁から数センチ深さで切り欠きを設けることを特徴とする並べ替え不要の卵トレー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は冷蔵庫に入れる並べ替え不要の卵トレーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来冷蔵庫にしまう卵トレーは購入した卵をくぼみに並べて収納し、それらの卵を使い切る前に追加で購入した場合は空きくぼみに収納していた。
【先行技術文献】
【0003】
なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
すでに収納している卵を使い切る前に、新しく購入した卵を空いたくぼみに追加していくので、トレーの中で鮮度の新旧の判断がつきにくくなり、鮮度の落ちているものから確実に使用する為にはすでに収納している余りの卵と追加で購入した新しい卵を順番に並べ替える必要がある。
本発明は以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
直方体・蓋なしの箱において、内部に長手方向に一端から他端まで傾斜面を形成し、傾斜面上に2本平行のレールを設け、2本のレールに挟まれた中間域の5ヶ所に卵の短径相当の等間隔でストッパーを設け、ストッパーは数センチ長さで下り傾斜方向に一定になびいた形で立設され、下り方向への重さ・力が加わるとその方向には倒れるが、再びもとの姿勢までは戻っても、それ以上起きることはない。斜面の下りきった側の三方の壁面に指の太さ程の幅で上縁から数センチ深さで切り欠きを設ける。
以上を特徴とする並べ替え不要の卵トレーである。
【発明の効果】
【0006】
従来必要とされていた卵の並べ替えの手間をかけることなく、確実に鮮度の落ちている順に卵を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の斜視図
図2】本発明の使用状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)卵トレー本体の内部に、卵が自重で手前に転がってくる為に奥が上がった斜面を設 ける。
(ロ)斜面に卵が真っ直ぐに転がることが出来る為のガイドとして2本のレールを設ける 。卵が収まり真っ直ぐに転がることが出来るくぼみを設けることでもレールを代替 する。
(ハ)2本のレールに挟まれた中間域に、例えば卵トレー本体を勢いよく冷蔵庫内に戻す 等した際に卵がレール上を逆走し卵トレー本体や他の卵にぶつかり破損することを 防ぐ為のストッパーを設ける。
(ニ)斜面の下りきった側の三方の壁面に指の太さ程の幅で上縁から数センチ深さで切り 欠きを設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、新しく購入した卵を斜面(2)の一番奥(一番高い場所)に置き、レール(3)上を転がし手前に来るようにするか、一番手前にある卵のすぐ背後に直接置く。使用に際しては、常に一番手前の卵から使用する。するとレール(3)の上を他の卵が転がって来て、常に最も鮮度の落ちているもの(使用の優先順位が最も高いもの)が一番手前に配される。
【符号の説明】
【0009】
1傾斜面、2レール、3中間域、4ストッパー、5切り欠き、6卵
図1
図2