【解決手段】本発明は、従来技術とは異なり、電源モジュールとLEDモジュールをガイドフレームの内側に備えた状態で、面照明パネル側に光を照射して放出することで、面照明装置の体積(高さ)を減らすことができる。さらに、ガイドフレーム同士を、接続コーナーフレームを介して、電源モジュールとLEDモジュールとを電気的に接続するケーブルを埋め立てたまま案内するので、ケーブルの配置が容易ながら、商品性を増大させることができ、コーナーフレームを介して積層されている面照明パネルを完全に重ね状態を維持することができる。また、面照明パネルの後側を不透明なバックカバーで構成することにより、全側光が最大に放出されるように誘導することができる。
前記導光シートは、内側を通過しながら前側全体に放出される光のうち、特定の部位での照度(照度)が明るくまたはより暗く処理されるように後側にパターン形成部を備えて、文字、画像、模様、及びパターンのうちの少なくともいずれか一つを表現する
ことを特徴とする請求項1に記載の面照明パネル。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の技術では、LED素子を実装したプリント回路基板が照明本体に組み込まれることによって、LED照明灯の体積(高さ)が増加し、設置スペースが拡大され、LED素子のメンテナンスが難しいといった問題点がある。
【0009】
そして、特許文献2の技術では、 広告ボードに関する発明であるバー、LED照明の技術分野には属しないと見ることができ、コントロールボックスとLEDモジュールがフレームに収納されている構造が明確に提示されておらず、当業者のレベルで実施することが困難であるとの問題がある。併せて、プリント回路基板に実装されたLEDモジュールを直接フレームに収納するとき、実装部位が破損したり、またはフレームに接触したりすることで誤作動の原因となるといった問題がある。
【0010】
したがって、これらを改善する必要性がある。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、電源モジュールとLEDモジュールとをガイドフレームに内蔵した状態で面照明パネルに光を照射することを可能とし、面照明装置の体積(高さ)を削減した、面照明パネル及びこれを備えた電源内蔵式の面照明装置を提供することを目的とする。
【0012】
そして、本発明は、隣接するガイドフレームを接続するコーナーフレームを介して電源モジュールとLEDモジュールとを電気的に接続するケーブルを埋め込むことで、ケーブルの配置を容易にし、ケーブルの露出を防止し、商品性を高めた面照明パネル及びこれを備えた電源内蔵式の面照明装置を提供することを他の目的とする。
【0013】
さらに、本発明は、コーナーフレームの内側の構造の変更により、積層される面照明パネルを完全に重ねた状態を維持するための面照明パネルと、これを具備した電源内蔵式の面照明装置を提供することを他の目的とする。
【0014】
また、本発明は、面照明パネルの後側を不透明なバックカバーで構成することで、全側の光が最大に放出されるように誘導することを可能とした面照明パネル及びこれを備えた電源内蔵式の面照明装置を提供することを他の目的とする。
【0015】
そして、本発明は、面照明装置の耐久性を向上させるためのガイドフレームを金属製として、ガイドフレームに挿入される通電性のLEDモジュールまたは電源モジュールを絶縁ガイド部材に挿入した後、絶縁ガイド部材をガイドフレームに挿入することで、LEDモジュールまたは電源モジュールからガイドフレームに電流が流れることを防止した面照明パネル及びこれを備えた電源内蔵式の面照明装置を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の一態様に係る面照明パネルは、光を枠で受け全体の面にわたって光を放出する導光シートと、前記導光シートの後側に配置されて光を全側反射させる反射シートと、前記導光シートの前側に配置されて前記導光シートから入射される光を拡散して均一に放出させる拡散シートと、前記反射シートの後側に配置されて光が前記導光シートの前側面に焦点を当て放出されるように不透明材料からなるバックカバーとを含んでいる。
【0017】
前記導光シートでは、前記拡散シートと前記反射シートとが接する両側面にエンボス部を形成することができる。
【0018】
前記導光シートでは、内側を通過しながら前側全体に放出される光のうち、特定の部位での照度(照度)がより明るく、またはより暗く処理されるように、その後側にパターン形成部を備え、該パターン形成部により、文字、画像、模様やパターンのうち少なくともいずれか一つを表現することができる。
【0019】
また、本発明の他の態様に係る電源内蔵式の面照明装置は、枠側から入射される光を全側均等放出誘導する面照明パネルと、面照明パネルの端の一部を収容して支持するように面照明パネルの端軌道に沿って複数の利用されているガイドフレームと、複数のガイドフレームの内側に装着され、面照明パネル側に光を照射して光にLED素子を有するLEDモジュールと、複数のガイドフレームの内側に装着され、LEDモジュールに電源を供給する電源モジュールと、前記ガイドフレームから前記LEDモジュールまたは電源モジュールを保護し、絶縁が可能なように、LEDモジュールまたは電源モジュールを挿入した状態でそのガイドフレームに装着される絶縁ガイド部材と、を含んでいる。
【0020】
前記面照明パネルは、光を枠でイプサ受け天体の面にわたって光を放出する導光シートと、発光シートの後側に配置されて、光を全側反射させる反射シートと、導光シートの前側に配置されて前記導光シートから入射される光を拡散して均一に放出させる拡散シートと、反射シートの後側に配置されて光が前記導光シートの前側面に焦点を当て放出されるように不透明材料からなるバックカバーと、を含んでいる。
【0021】
前記ガイドフレームは、本体と、本体の内側に、上記LEDモジュールと、絶縁ガイド部材、又は電源モジュールをスライド挿入可能なように形成され、面照明パネル側に開放されている挿入空間部と、面照明パネルの端を収容するために収容溝部を形成し、面照明パネルの上側と下側を接して支持するように上記本体から並んで延長されているサポートリブと、サポートリブに突出して、面照明パネルを加圧することにより、流動防止するプッシュストッパーと、を含んでいる。
【0022】
前記ガイドフレームには、収容溝部とは別に区画されて、外部電源と電源モジュールを接続する電源ケーブルを収容してソートするソートホーム部を形成することができる。
【0023】
前記ガイドフレームは、配置溝部に配置された前記電源ケーブルの揺れを防止し、又は低減させるためのガイドリブを備えることができる。
【0024】
前記ガイドフレームは、平面上の多角形の軌跡に配置され、隣接するガイドフレームはコーナーフレームによって接続されており、コーナーフレームは隣接するガイドフレームを組み立てて固定し、LEDモジュールと電源モジュールを電気的に接続する通電ケーブルを非曝露されるように並べ替える案内することができる。
【0025】
コーナーフレームは、一つ以上が積層されるように構成された面照明パネルの各頂点に対応するように配置され、面照明パネルを位置整列するために整列コーナー部材を備えることができる。
【発明の効果】
【0026】
以上で説明したように、本発明に係る面照明パネルと、これを具備する電源内蔵式の面照明装置によれば、従来技術とは異なり、電源モジュールとLEDモジュールとをガイドフレームに内蔵した状態で面照明パネル側に光を照射して放出することが可能となり、面照明装置の体積を減らすことができる。
【0027】
そして、本発明によれば、隣接するガイドフレームを接続するコーナーフレームを介して、電源モジュールとLEDモジュールを電気的に接続するケーブルを埋め立てたまま案内することにより、ケーブルの配置を容易なものとし、ケーブルの露出を防ぐことで、商品性を高めることとができる。
【0028】
さらに、本発明によれば、コーナーフレームの内側の構造の変更により、積層される面照明パネルを完全に重ねた状態を維持することができる。
【0029】
また、本発明によれば、面照明パネルの後側を不透明なバックカバーで構成することで全側光が最大に放出されるように誘導することができる。
【0030】
そして、本発明によれば、面照明装置の耐久性を向上させるためのガイドフレームを金属製に適用して、ガイドフレームに挿入される通電性のLEDモジュールまたは電源モジュールを絶縁ガイド部材に挿入した後、絶縁ガイド部材をガイドフレームに挿入することにより、LEDモジュールまたは電源モジュールからガイドフレームに電流が流れることを防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付された図面を参照して、本発明に係る面照明パネルと、これを具備した電源内蔵式の面照明装置の実施形態を説明する。図面に示された線の太さや構成要素の大きさなどは、説明の明瞭性と便宜上、誇張して図示されている。また、後述される用語は、本発明の機能を考慮して、定義された当業者であるユーザー、運用者の意図または慣例によって変えることができる。したがって、これらの用語の定義は、本明細書の全般にわたった内容を基になされるべきである。
【0033】
図1は、本発明の一実施形態に係る面照明パネルを備えた電源内蔵式の面照明装置の斜視図であり、
図2は、本発明の一実施形態に係る面照明パネルを備えた電源内蔵式の面照明装置の背面斜視図である。
【0034】
図3は、本発明の一実施形態に係る電源内蔵式の面照明装置の分解斜視図であり、
図4は、本発明の一実施形態に係る電源内蔵式の面照明装置の背面分解斜視図である。
【0035】
図5は、本発明の一実施形態に係る面照明パネルの展開図であり、
図6は、本発明の一実施形態に係る面照明パネルの拡散板の底面斜視図であり、
図7は、本発明の一実施形態に係る面照明パネルの積層状態を示す拡大断面図である。
【0036】
図8は、
図1のA−A線断面図であり、
図9は
図1のB−B線断面図であり、
図10は、本発明の一実施形態に係る電源内蔵式の面照明装置の詳細な断面図である。
【0037】
図1〜
図10を参照すると、本発明の一実施形態に係る電源内蔵式の面照明装置(100)は、面照明パネル(200)、ガイドフレーム(300)、LEDモジュール(400)、電源モジュール(500)、及び絶縁ガイド部材(600)を含んでいる。
【0038】
面照明パネル(200)は、枠側から入射される光を全側均等に放出誘導する役割を担っている。
【0039】
そして、ガイドフレーム(300)は、面照明パネル(200)の端の一部を収容して包み込み、面照明パネル(200)の端を保護し、それらを支持する役割を担っている。特に、ガイドフレーム(300)は、面照明パネル(200)の端軌道に沿って複数個備えられている。
【0040】
このとき、ガイドフレーム(300)は、平面上の円形または多角形の軌跡に沿って配置されることがあるが、説明の便宜上、ここでは、正方形軌跡に沿って配置されているものとする。
【0041】
さらに、ガイドフレーム(300)は、面照明パネル(200)の枠全体の長さに応じて適用できるように、複数本備えられている。
【0042】
また、LEDモジュール(400)は、複数のガイドフレーム(300)のいずれかが上のガイドフレーム(300)の内側に装着された状態で面照明パネル(200)の枠側に光を照射して一側に放出するようにすることで、照明する役割を担っている。
【0043】
このとき、LEDモジュール(400)は、外部から電源の供給を受け、光を放つ複数のLED素子(420)、および設定された個数のLED素子(420)を実装する照明印刷回路基板(410)を含んでいる。
【0044】
LED素子(420)は、照明プリント回路基板(410)に実装され、照明プリント回路基板(410)から供給された電力を受けて発光する。照明プリント回路基板(410)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0045】
そして、電源モジュール(500)は、LED素子(420)が実装されていれていない、複数のガイドフレーム(300)の内側に装着されてLEDモジュール(400)に電源を供給する役割を担っている。
【0046】
特に、電源モジュール(500)は、電源素子(520)と電源プリント回路基板(510)を含んでいる。
【0047】
電源素子(520)は、電源プリント回路基板(510)に実装され、電源プリント回路基板(510)を介して外部からの電源の電力の供給を受け、装置は該電力により充電される。この電源素子(520)は、LEDモジュール(400)の照明プリント回路基板(410)に電力を供給する。
【0048】
すなわち、電源モジュール(500)の電源プリント回路基板(510)は、外部から電源の供給を受けるための電源ケーブル(10)に接続され、LEDモジュール(400)の照明プリント回路基板(410)は、電源プリント回路基板(510)から電源の供給を受けるための通電ケーブル(20)を介して電源プリント回路基板(510)に接続される。
【0049】
一方、ガイドフレーム(300)は、LED素子(420)または電源素子(520)で発生する熱による変形が発生するのを防止するために、耐久性と強度を向上させることが可能な金属材質で製作されている。
【0050】
そして、LED素子(420)は、照明プリント回路基板(410)に半田付けで実装され、電源素子(520)は、電源プリント回路基板(510)に半田付けで実装されている。
【0051】
さらに、LEDモジュール(400)と電源モジュール(500)は、同一のガイドフレーム(300)または他のガイドフレーム(300)にスライド挿入されて装着される。ここでは、説明の便宜上、LEDモジュール(400)と電源モジュール(500)は、他のガイドフレーム(300)に挿入されるものとする。
【0052】
特に、ガイドフレーム(300)は、複数本備えられており、LEDモジュール(400)をスライド挿入する照明ガイドフレーム(302)と電源モジュール(500)をスライド挿入する電源ガイドフレーム(304)を含んでいる。
【0053】
したがって、LED素子(420)と、照明プリント回路基板(410)の半田付け部位が照明ガイドフレーム(302)の内側に接触することができる。この場合、半田付け部位が照明ガイドフレーム(302)に接することで、照明ガイドフレーム(302)に電流が流れ、感電事故を誘発したり、半田付け部位が破損したりすることがある。
【0054】
これを防止するために、本実施形態に係る装置では、LEDモジュール(400)は、絶縁ガイド部材(600)に挿入され、絶縁ガイド部材(600)は、照明ガイドフレーム(302)にスライドを挿入されてよい。特に、絶縁ガイド部材(600)が、照明ガイドフレーム(302)に抑止挿入されることにで、絶縁ガイド部材(600)とLEDモジュール(400)とは、照明ガイドフレーム(302)の内部に位置固定される。このとき、絶縁ガイド部材(600)には、LEDモジュール(400)のLED素子(420)に対応するようにホールを設けてよい。
【0055】
同様に、電源プリント回路基板(510)と電源素子(520)の半田付け部位は電源ガイドフレーム(304)の内側に接触することができる。この場合、半田付け部位が電源ガイドフレーム(304)に接することで、電源ガイドフレーム(304)に電流が流れ、感電事故を誘発したり、はんだ付け部位が破損したりすることがある。
【0056】
これを防止するために、本実施形態に係る装置では、電源モジュール(500)は、絶縁ガイド部材(600)に挿入され、絶縁ガイド部材(600)は、電源ガイドフレーム(304)にスライド挿入されてよい。特に、絶縁ガイド部材(600)が電源ガイドフレーム(304)に抑止挿入されることで、絶縁ガイド部材(600)と電源モジュール(500)とは、電源ガイドフレーム(304)の内部に位置固定される。
【0057】
このとき、絶縁ガイド部材(600)は、絶縁材料のチューブ形状などは多様に適用可能であるが、照明ガイドフレーム(302)または電源ガイドフレーム(304)の内側にて変形され、抑止挿入することができるプラスチック材料を用いることができる。
【0058】
つまり、絶縁ガイド部材(600)は、照明ガイドフレーム(302)または電源ガイドフレーム(304)から、LEDモジュール(400)または電源モジュール(500)を挿入して保護し、絶縁が可能なようにLEDモジュール(400)または電源モジュール(500)を挿入した状態で、照明ガイドフレーム(302)または電源ガイドフレーム(304)に装着される。
【0059】
ここでは、説明の便宜上、絶縁ガイド部材(600)は、電源モジュール(500)を挿入した後、電源ガイドフレーム(304)に挿入されるものとする。
【0060】
一方、ガイドフレーム(300)は、平面上の正方形の軌跡に配置され、
図1及び
図3で示されるように、面照明装置(100)の上側、下側と左側端には、電源のガイドフレーム(304)が配置され、右側の端には、照明ガイドフレーム(302)が配置される。
【0061】
特に、隣接する照明ガイドフレーム(302)と電源ガイドフレーム(304)、および電源ガイドフレーム(304)同士が、コーナーフレーム(370)によって接続される。
【0062】
コーナーフレーム(370)は、隣接したガイドフレームの(302,304)を組み立てて固定し、隣接したガイドフレーム(302,304)を容易に分離することができるように備えられている。そして、コーナーフレーム(370)は、LEDモジュール(400)と電源モジュール(500)を電気的に接続する通電ケーブル(20)を外部から見えないように、その配置を案内する役割を担っている。
【0063】
このとき、コーナーフレーム(370)は、ボディ(372)、第1レッグ(374)及び第2レッグ(376)を含んでいる。
【0064】
ボディ(372)は、隣接した照明ガイドフレーム(302)と電源ガイドフレーム(304)、電源ガイドフレーム(304)同士の接続部位であるコーナーに位置するように仕上げられている。ボディ(372)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0065】
そして、第1レッグ(374)は、本体(310)に延長され、照明ガイドフレーム(302)と電源ガイドフレーム(304)のそれぞれに挿入される。つまり、第1レッグ(374)は、ガイドフレーム(300)の縦側を構成する照明ガイドフレーム(302)と電源ガイドフレーム(304)のそれぞれに挿入される。これにより、照明ガイドフレーム(302)にスライド挿入されたLEDモジュール(400)、および電源ガイドフレーム(304)にスライド挿入された電源モジュール(500)は、離脱が防止される。第1レッグ(374)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0066】
さらに、第2レッグ(376)は、本体(310)から延長されて、電源ガイドフレーム(304)のそれぞれに挿入される。つまり、第2レッグ(376)は、ガイドフレーム(300)の横側を構成する電源ガイドフレーム(304)のそれぞれに挿入される。これにより、電源ガイドフレーム(304)にスライド挿入された電源モジュール(500)は、離脱が防止される。第2レッグ(376)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0067】
特に、コーナーフレーム(370)は、照明ガイドフレーム(302)と電源ガイドフレーム(304)に挿入される程度を制限して、一定以上の挿入されないように形成することができる。
【0068】
コーナーフレーム(370)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0069】
一方、面照明パネル(200)は、LEDモジュール(400)からの境界線側に入射される光を全側全体に均等に放出誘導するものであって、拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート( 230)、及びバックカバー(240)を含んでいる。
【0070】
特に、拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)が前側から後側に向かって順に積層されている。拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)とバックカバー(240)は、それぞれ必要に応じて、層(layer)以上積層することができることは勿論である。ここでは、説明の便宜上、拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)は、一つずつ備えられるものとする。
【0071】
このとき、導光シート(220)は、LED素子(420)から照射される光を枠側から入射受け、全体の面にわたって光を放出誘導する役割をする。
【0072】
拡散シート(210)は、LEDモジュール(400)のLED素子(420)から発散された光を内部で散乱や拡散させる機能を遂行することになるが、LEDは一点からの光を生成する点光源であるため、LEDをそのまま光源として使用する場合には、光源の露出やグレア現象が発生することができるため、これを防止するために、拡散シート(210)が設けられている。
【0073】
ここで、拡散シート(210)は、ポリスチレン(polystyrene、PS)またはポリカーボネート(polycarbonate、PC)を押出成形して製作されることがあるが、拡散シート(210)の内部には、異なる屈折率を有する気泡または拡散剤(図示せず)が分布され、気泡または拡散剤は、拡散シート(210)に入射された光を屈折と反射させる。
【0074】
特に、拡散シート(210)の内部に気泡や拡散剤(図示せず)が十分な場合には、拡散シート(210)の枠で入射された光が拡散シート(210)の前側外部に放出される、光の強さが均一になり、発散角が大きくなる。
【0075】
そして、反射シート(230)は、導光シート(220)の後側に配置されて、光を全側反射させる役割をする。つまり、LED素子(420)から照射される光が導光シート(220)の一側の境界線から導光シート(220)の内部に流入され、この光が導光シート(220)の前側と後側に放出される。このとき、導光シート(220)の後側に放出される光は、反射シート(230)に反射されて導光シート(220)の前側に放出誘導される。これにより、導光シート(220)の前側に放出される光の照度が向上する。
【0076】
導光シート(220)の前側に放出される光は、拡散シート(210)を通過しながら、全体的に均等に広がって拡散されることで、眩しさが防止される。
【0077】
また、バックカバー(240)は、反射シート(230)の後側に配置されて、光が導光シート(220)の前側に集中放出されるように不透明材料からなる。つまり、LED素子(420)から照射される光が導光シート(220)の一側の境界線から導光シート(220)の内部に流入され、この光が導光シート(220)の前側と後側に放出される。このとき、導光シート(220)の後側に放出される光の一部は、反射シート(230)に反射されて導光シート(220)の前側に放出誘導されるが、残りの光は反射シート(230)の後側に放出される。反射シート(230)の後側に放出される光は、バックカバー(240)に反射されて反射シート(230)の前側と導光シート(220)の前側発散された後、拡散シート(210)を介して均等に放出され、室内を照明することになる。
【0078】
特に、拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)の大きさと数は限定されない。
【0079】
一方、導光シート(220)は、LED素子(420)から直接光を流入することにより、熱が発生する。前側は拡散シート(210)に接着されるので、熱が蓄積され、後側は反射シート(230)と接着されるので、熱が蓄積され、その熱が放出されない状態になる。
【0080】
これを防止するためには、導光シート(220)は、前側面と後面にエンボスドルブ(222)を突出形成する。ここで、導光シート(220)の後側に突出されているエンボスドルブ(222)は、反射シート(230)との接触面積を最小限に抑え、反射シート(230)を保護し、外部の空気の流れがスムーズに約三角錐状に突出形成される。導光シート(220)の後側に突出されているエンボスドルブ(222)は、反射シート(230)との接触面積を最小化するさまざまな形状に適用可能であることは勿論である。
【0081】
そして、導光シート(220)の前側面に突出されているエンボスドルブ(222)は、光が均等に広がり、拡散シート(210)に流入するように凸エンボス状に形成することができる。導光シート(220)の前側面に突出されているエンボスドルブ(222)は、光が均等に広がるように、様々な形状に適用可能であることは勿論である。
【0082】
さらに、面照明パネル(200)を構成するように積層された拡散シート(210)、光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)は、同じ大きさで構成されて完全に重ねられるようガイドされる。このため、コーナーフレーム(370)のボディ(372)は、面照明パネル(200)の拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)の各頂点に対応するように並べ替えコーナー部材(371)を備える。並べ替えコーナー部材(371)は、拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)が完全に重ねられるよう案内する役割を担う。ソートコーナー部材(371)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0083】
また、面照明装置(100)の枠を構成するガイドフレーム(300)は、拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)の積層で構成されている面照明パネル(200)の端を収容することにより、これらを支持し、保護する。
【0084】
特に、ガイドフレーム(300)は、本体(310)、挿入空間部(320)、サポートリブ(330)、及びプッシュストッパー(340)を含んでいる。
【0085】
本体(310)は、ガイドフレーム(300)の外形を形成するものであって、面照明装置(100)の枠を形成することになる。本体(310)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。
【0086】
そして、挿入空間部(320)は、本体(310)の内側に軸方向に沿って型生成される空間として、LEDモジュール(400)、絶縁ガイド部材(600)、または電源モジュール(500)をスライド挿入可能としている。特に、挿入空間部(320)は、LED素子(420)の光が導光シート(220)側に発散され、面照明パネル(200)側に開放されるように形成される。このとき、互換性が可能なように、照明ガイドフレーム(302)と電源ガイドフレーム(304)を同じ形状で製作することができる。
【0087】
さらに、サポートリブ(330)は、面照明パネル(200)の端を収容するための収容溝部(332)を形成するように本体(310)に並んで延長形成される。これにより、サポートリブ(330)は、面照明パネル(200)の上側と下側を接して支持する。サポートリブ(330)は、多様な形状に変形可能であることは勿論である。そして、収容溝部(332)の深さは特に限定されない。
【0088】
また、プッシュストッパー(340)は、サポートリブ(330)に突出して収容溝部(332)に収容された面照明パネル(200)を加圧する役割を担う。このとき、プッシュストッパー(340)は、対向するサポートリブ(330)の内側面それぞれに突出することもあり、いずれかのサポートリブ(330)に突出形成されることもある。プッシュストッパー(340)は、面照明パネル(200)をなす拡散シート(210)、導光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)が積層された状態を維持するように流出を防止する役割を担っている。プッシュストッパー(340)は、形状と数に限定されないことは勿論である。
【0089】
そして、ガイドフレーム(300)は、収容溝部(332)とは別に区画されており、外部電源と電源モジュール(500)とを接続する電源ケーブル(10)を収容してソートするソート溝部(350)を形成することができる。並べ替え溝部(350)は、本体(310)に軸方向に沿って形成されている。
【0090】
さらに、ガイドフレーム(300)は、ソート溝部(350)に配置された電源ケーブル(10)の揺動(揺れ)を防止し、低減させるためのガイドリブ(360)を備えることができる。このとき、ガイドリブ(360)は、本体(310)の後面の一部が切開されて整列溝部(350)の内側に曲げられるように延長されて、電源ケーブル(10)を配置することができる。ガイドリブ(360)の数と形状は限定されない。
【0091】
図11は、本発明の他の実施形態に係る電源内蔵面照明装置の要部拡大断面図であり、
図12は、本発明の他の実施形態に係る面照明パネルの照明状態を示す正面図である。
【0092】
図11、
図12を参照すると、本発明の他の実施形態に係る電源内蔵式の面照明装置(100)は、面照明パネル(200)、ガイドフレーム(300)、LEDモジュール(400)、電源モジュール(500)、及び絶縁ガイド部材(600)を含んでいる。
【0093】
ガイドフレーム(300)、LEDモジュール(400)、電源モジュール(500)、及び絶縁ガイド部材(600)は、上述したものと取り替える。
【0094】
そして、上述したように、面照明パネル(200)は、拡散シート(210)、光シート(220)、反射シート(230)、及びバックカバー(240)で構成されている。
【0095】
特に、導光シート(220)は、枠から内側を通過しながら前側全体に放出される光のうち、特定の部位での照度(照度)がより明るく、又はより暗く処理されるように後側にパターン形成部(224)を備えることができる。
【0096】
LED素子(420)から照射される光が導光シート(220)の内側に入射された光が透過される過程で、後側に形成された半透明のパターン形成部(224)に衝突して反射された後、パターン形成部(224)に対応する前側の特定の領域に放出することになる。これにより、導光シート(220)は、パターン形成部(224)が形成された位置から放出される光がパターン形成部(224)を形成していない場所から放出される光よりも明るく輝く。
【0097】
逆に、導光シート(220)は、後側に特定の領域のみのパターン形成部(224)を形成していないことで、その領域を介して、光がパターン形成部(224)を形成した領域よりも相対的に暗く設定されている。
【0098】
これにより、導光シート(220)は、パターン形成部(224)の形成領域に応じて発光される光の照度(照度)を異なるものとすることにより、広告効果や視認性を確保することができる。
【0099】
このとき、パターン形成部(224)は、文字、模様、又はユーザーが希望する軌跡に沿って配置される。
【0100】
このとき、パターン形成部(224)は、導光シート(220)の後側にレーザー照射をすることにより、その部位が半透明になる。
【0101】
パターン形成部(224)は、文字、絵、模様、及びパターンのうちの少なくともいずれか一つまたはこれらの組み合わせなど、様々な形状に形成することができることは勿論である。
【0102】
説明が省略された図面の符号は、上述したものと置き換えて解釈する。
【0103】
本発明は、図面に示された実施形態を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当該技術が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このことから様々な変形及び均等な他の実施形態が実現可能であることを理解するだろう。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は、以下の特許請求の範囲の記載によって定めなければならないだろう。
上記のガイドフレームは、上記の収容溝とは別に区画されて、外部電源と上記の電源モジュールを接続する電源ケーブルを収容して整列する整列溝を形成することを特徴とする請求項2に記載の電源内蔵型面照明装置。
上記のガイドフレームは、上記の整列溝に整列された上記の電源ケーブルの揺れを防止し、低減させるためのガイドリブを備えることを特徴とする請求項3に記載の電源内蔵型面照明装置。