特開2017-76639(P2017-76639A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-76639(P2017-76639A)
(43)【公開日】2017年4月20日
(54)【発明の名称】基板現像システム
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/06 20060101AFI20170331BHJP
【FI】
   H05K3/06 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-201762(P2015-201762)
(22)【出願日】2015年10月13日
(71)【出願人】
【識別番号】515283574
【氏名又は名称】チャンソン カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CHANGSUNG CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100146639
【弁理士】
【氏名又は名称】船本 康伸
(72)【発明者】
【氏名】チュン,チャン スー
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ユン ホ
【テーマコード(参考)】
5E339
【Fターム(参考)】
5E339CC02
5E339CD01
5E339CF17
5E339CG04
5E339GG02
(57)【要約】
【課題】プリント基板(PCB)の製造工程で硬化していないLPRインクを薬液で除去して回路パターンを形成するための現像システムに関する技術であって、現像室の内部で基板を垂直状態で搬送しながら薬液を基板に均一に噴射して現像工程を行うことにより、工程が連続的に進む一方で、現像工程にかかる時間を短縮し、併せて基板を垂直状態で搬送しながら薬液を噴射して現像工程を行うので、工程の歩留まりを一層高める基板現像システムを提供する。
【解決手段】本発明の基板現像システムは、フレームに密閉空間として実現された現像室と、前記現像室の内部空間で基板を垂直状態で搬送する搬送手段と、前記現像室の内部空間において垂直状態で搬送される基板に薬液を均一に噴射する噴射手段と、前記現像室の内部空間で基板に噴射された薬液を集水し、前記噴射手段に薬液をポンピングして供給するポンピング手段とを含んでなり、前記噴射手段は上下に昇降作動しながら基板に薬液を均一に噴射することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームに密閉空間として実現された現像室と、
前記現像室の内部空間で基板を垂直状態で搬送する搬送手段と、
前記現像室の内部空間で垂直状態で搬送される基板に薬液を均一に噴射する噴射手段と、
前記現像室の内部空間で基板に噴射された薬液を集水し、前記噴射手段に薬液をポンピングして供給するポンピング手段とを含んでなり、
前記噴射手段は上下に昇降作動しながら基板に薬液を均一に噴射することを特徴とする、基板現像システム。
【請求項2】
前記搬送手段は、
モーターの駆動力の伝達を受けて回転し、一定の間隔で設置された多数の駆動ローラーと、前記多数の駆動ローラーの上に置かれて水平に搬送され、上下垂直状にフレームが構成された治具と、前記治具の上部と下部に設置され、基板を垂直状態で把持する多数のクランプとから構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の基板現像システム。
【請求項3】
前記噴射手段は、
四角枠状をし、両側部に一対から構成されたフレームと、前記フレームに上下一定の間隔で取り付けられ、多数のノズルを有する噴射管と、前記フレームの両側部に上下垂直状に設置された案内レールと、前記フレームの両側部に回転可能に設置され、前記案内レールに乗って駆動する昇降ローラーと、前記フレームの上部に駆動軸で結合されて設置され、前記駆動軸を上下作動させて前記フレームを昇降させる駆動部とを含んでなることを特徴とする、請求項1に記載の基板現像システム。
【請求項4】
前記フレームは、基板の面積よりも大きい空間が備えられるように四角枠状に実現され、基板の両側部に一定の距離で離隔して位置するように現像室の内部空間に一対から構成され、前記噴射管は、前記フレームの内側空間を横切って両側部の縁部に上下一定の間隔で取り付けられ、一側方向が下方に傾くように設けられたことを特徴とする、請求項3に記載の基板現像システム。
【請求項5】
前記ポンピング手段は、前記現像室の底部に下方に傾くように設けられたた集水槽と、前記集水槽に連設される集水ダクトと、前記集水ダクトに連設されるフィルターおよびタンクと、前記タンクに収容された薬液をポンピングするポンプとを含んでなることを特徴とする、請求項1に記載の基板現像システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント基板(PCB)の製造工程で硬化していないLPRインクを薬液で除去して回路パターンを形成するための現像システムに係り、より詳しくは、密閉された形態で実現される現像室と、現像室の内部で基板を垂直状態で搬送する搬送手段と、垂直状態で搬送される基板に薬液を均一に噴射する噴射手段と、噴射手段に薬液をポンピングして供給するポンピング手段とを含んでなり、現像室の内部で基板を垂直状態で搬送しながら薬液を基板に噴射して現像工程を行うことにより、工程が連続的に進行する一方で、現像工程にかかる時間を短縮し、併せて基板を垂直状態で搬送しながら薬液を噴射して現像工程を行うので、工程の歩留まりを一層高める基板現像システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、プリント基板(PCB)は、電気・電子製品で最も基礎となる部品であって、生活の中でLCD TV、DVD、コンピュータ、ノートパソコン、デジタルカメラ、およびモバイルフォン(Mobile phone)、PDA、MP3などの電気・電子製品に広範囲に適用されており、デジタル方式の急速な発展と半導体開発の先端化に伴う小型化、高密度および高機能によりその活用度が益々拡大している。
【0003】
このようなプリント基板(PCB)の製造工程は、基本的に、露光(Inner Later Exposing)−DF現像(Dry Film Developing)−エッチング(Etching)−剥離(Stripping)工程の順で行われる。ここで、露光工程は、回路形成のための工程であって、コアの表面のコートされたLPRインクに露光用フィルムを被覆した後、UVを照射して必要な部分(UVを受けたLPRインク)を光硬化させる工程である。
【0004】
また、DF現像工程は、回路を形成するために銅箔の上にDF現像液を回路のパターン形態で残す工程であり、エッチング工程は、DF現像液が残されていない銅箔をエッチング液を用いて除去する工程であり、剥離工程は、エッチング工程の後、銅箔の上に残されているDF現像液をアルカリ(Alkali)溶液を用いて除去する工程である。
【0005】
従来、現像工程で回路パターン以外の部分を薬液で除去するための現像システムは、一般なDip型であって、溶液(薬液)が収容されたタンク内に基板(PCB)を浸漬し、一定の時間薬液の化学作用によって回路パターン以外の部分を除去して現像工程を行う方式である。
【0006】
したがって、従来のDip型現像システムは、タンクの大きさに応じて、薬液に浸漬可能な基板の数量が限定されるうえ、一定の時間化学作用が行われなければならないので、現像工程にかかる時間が長く、タンクに収容された薬液を交換する場合には一度に多量の薬液を交換しなければならないという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国特許登録第10−1019154号公報
【特許文献2】韓国特許登録第10−1103767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来の基板現像システムで現像工程にかかる時間が長く、基板に薬液が均一に噴射されないため現像の効率および工程の歩留まりが著しく低下する問題点を改善するために案出された技術であって、その目的は、現像室の内部で基板を垂直状態で搬送しながら薬液を基板に均一に噴射して現像工程を行うことにより、工程が連続的に進行する一方で、現像工程にかかる時間を短縮し、併せて基板を垂直状態で搬送しながら薬液を噴射して現像工程を行うので、現像の効率および工程の歩留まりを一層高める基板現像システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の実施形態は、フレームに密閉空間として実現された現像室と、前記現像室の内部空間で基板を垂直状態で搬送する搬送手段と、前記現像室の内部空間で垂直状態で搬送される基板に薬液を均一に噴射する噴射手段と、前記現像室の内部空間で基板に噴射された薬液を集水し、前記噴射手段に薬液をポンピングして供給するポンピング手段とを含んでなり、前記噴射手段は上下に昇降作動しながら基板に薬液を均一に噴射することを特徴とする、基板現像システムを提供する。
【0010】
また、本発明の実施形態において、搬送手段は、モーターの駆動力の伝達を受けて回転し、一定の間隔で設置された多数の駆動ローラーと、前記多数の駆動ローラーの上に置かれて水平に移送され、上下垂直状にフレームが構成された治具と、前記治具の上部と下部に設置され、基板を垂直状態で把持する多数のクランプとから構成されたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の実施形態において、噴射手段は、四角枠状をし、両側部に一対から構成されたフレームと、前記フレームに上下一定の間隔で取り付けられ、多数のノズルを有する噴射管と、前記フレームの両側部に上下垂直状に設置された案内レールと、前記フレームの両側部に回転可能に設置され、案内レールに乗って駆動する昇降ローラーと、前記フレームの上部に駆動軸で結合されて設置され、駆動軸を上下に作動させてフレームを昇降させる駆動部とを含んでなる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施形態によれば、密閉された形態で実現される現像室と、現像室の内部で基板を垂直状態で搬送する搬送手段と、垂直状態で搬送される基板に薬液を均一に噴射する噴射手段と、噴射手段に薬液をポンピングして供給するポンピング手段とを含んでなり、現像室の内部で基板を垂直状態で搬送しながら薬液を基板に噴射して現像工程を行うことにより、工程が連続的に進行する一方で、現像工程にかかる時間を短縮するという効果がある。
【0013】
また、本発明の実施形態によれば、基板を垂直状態で搬送しながら薬液を基板に均一に噴射して現像工程を行うので、現像の効率および工程の歩留まりを一層高める一方で、現像室で基板に噴射された薬液を集水して濾過した後、再利用するので、薬液の使用時間が長く、効率性に優れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の設置状態を示す要部側面図である。
図2】本発明の設置状態を示す要部正面図である。
図3】本発明の搬送手段と噴射手段を示す要部側面図である。
図4】本発明の搬送手段を示す要部側面図である。
図5】本発明の噴射手段を示す要部正面図である。
図6】本発明で基板の現像状態を示す要部平面図である。
図7】本発明の噴射手段の下降作動状態を示す要部正面図である。
図8】本発明の噴射手段の上昇作動状態を示す要部正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態に係る主要構成を説明する。
【0016】
フレーム11に密閉空間として実現された現像室10と、前記現像室10の内部空間で基板Pを垂直状態で搬送する搬送手段20と、前記現像室10の内部空間において垂直状態で搬送される基板Pに薬液を均一に噴射する噴射手段30と、前記現像室10の内部空間で基板Pに噴射された薬液を集水し、噴射手段30に薬液をポンピングして供給するポンピング手段40とを含んでなり、前記噴射手段30は上下に昇降作動しながら基板Pに薬液を均一に噴射することを特徴とする、
【0017】
本発明の実施形態は、現像室10の内部空間で基板Pを垂直状態で搬送しながら基板Pに薬液を噴射して現像工程を行う現像システムであって、図1および図2に示すように、現像室10、搬送手段20、噴射手段30及びポンピング手段40から構成され、現像室10で基板Pに噴射された薬液を集水して濾過した後、ポンピング手段40を介して噴射手段30へ供給して再利用する。
【0018】
前記実施形態の主要構成において、現像室10は、図1および図2に示すように、現像工程でフレーム11上に四角枠状に構成され、できる限り密閉空間として実現され、前記現像室10の内部空間に後述の搬送手段20と噴射手段30が備えられる。
【0019】
前記現像室10は、できる限り密閉空間として実現された状態で基板Pが搬送手段20を介して一側方向に搬送できるように所定の長さ(2〜5m)で構成され、外部から現像室10内の作業状態を肉眼で確認することができるようにガラスドアが設置できる。
【0020】
また、前記実施形態の主要構成において、搬送手段20は、現像室10の内部空間で基板Pを垂直状態で搬送する機能をする。前記搬送手段20は、図1図4に示すように、モーターの駆動力の伝達を受けて回転し、一定の間隔で設置された多数の駆動ローラー21と、前記多数の駆動ローラー21の上に置かれて水平に移送され、上下垂直状にフレームが構成された治具23と、前記治具23の上部と下部に設置され、基板Pを垂直状態で把持する多数のクランプ24とから構成される。
【0021】
前記現像室10の底部に一定の間隔で回転可能に多数のシャフト22が設置され、前記シャフト22の両側に一定の距離で離隔して多数の駆動ローラー21が結合設置され、一側部に設けられた駆動部21aからモーターの駆動力が多数のシャフト22へ伝達されることにより、モーターの駆動によって多数の駆動ローラー21が回転作動する。
【0022】
一方、前記治具23は、駆動ローラー21上にベースプレートが置かれて駆動ローラー21に乗って水平に移送され、前記ベースプレートの上部中間部分に上下垂直状にフレームが構成される一方で、フレームの上部と下部にそれぞれ多数のクランプ24が設置される。
【0023】
前記治具23に構成されたフレームは、基板Pの面積よりも大きい空間が備えられるように四角枠状をし、前記フレームの上部と下部に基板Pを垂直状態で把持する多数のクランプ24が設置され、前記クランプ24は、フレームに備えられた空間内に基板Pが置かれるように基板Pの上下縁部を把持する。
【0024】
したがって、搬送手段20は、多数のクランプ24に基板Pが垂直状態で把持され、クランプ24の設置された治具23が多数の駆動ローラー21に乗って水平に移送されることにより、結果として、現像室10の内部空間で基板Pを垂直状態で搬送する。
【0025】
また、前記実施形態の主要構成において、噴射手段30は、現像室10の内部空間において垂直状態で搬送される基板Pに薬液を均一に噴射する機能をする。前記噴射手段30は、図1図3及び図5図8に示すように、四角枠状をし、両側部に一対から構成されたフレーム31と、前記フレーム31に上下一定の間隔で取り付けられ、多数のノズル33を有する噴射管32と、前記フレーム31の両側部に上下垂直状に設置された案内レール34と、前記フレーム31の両側部に回転可能に設置され、案内レール34に乗って駆動する昇降ローラー35と、前記フレーム31の上部に駆動軸37で結合設置され、駆動軸37を上下作動させてフレーム31を上下に移動させる駆動部36とを含んでなる。
【0026】
前記フレーム31は、基板Pの面積よりも大きい空間が備えられるように四角枠状をし、垂直状態で搬送される基板Pの両側部に一定の距離で離隔して位置するように現像室10の内部空間に一対から構成され、一定の間隔で多数のノズル33が装着された噴射管32がフレーム31に取り付けられる。
【0027】
前記噴射管32は、フレーム31の内側空間を横切って両側部の縁部に上下一定の間隔で取り付けられ、一側方向が下方に傾くように設けられ、後述するポンピング手段40を介して薬液が供給される一方で、多数のノズル33を介して基板Pに薬液が微粒子として噴射される。
【0028】
一方、案内レール34は、フレーム31の両側部に上下垂直状に配置されるようにフレーム31の両側部で上下ブラケット34aに垂直状に設置され、フレーム31の両側部から一定の距離だけ離隔して設置される。
【0029】
また、昇降ローラー35は、フレーム31の両側部に上下に取り付けられ、ベアリングが内蔵されて回転可能に設置され、フレーム31の両側部で垂直状に配置された案内レール34に乗って上下駆動するように設置される。
【0030】
前記駆動部36は、フレーム31を上下連続的に往復移動させる機能をするもので、駆動モーターや油圧または空圧シリンダーを適用することができ、現像室10の外側上部に設置されることが好ましい。駆動部36から駆動力の伝達を受けて上下に作動する駆動軸37がフレーム31の上部に結合設置される。
【0031】
前記駆動軸37は、現像室10の外側上部に設置された駆動部36側から、現像室10の内部空間に設置されたフレーム31に垂直状に設置され、駆動部36が作動する場合、駆動軸37が上下に作動してフレーム31を上下連続的に往復移動させる。このとき、フレーム31の両側部で昇降ローラー35が案内レール34に乗って上下駆動するので、フレーム31が揺れることなく安定的に上下移動する。
【0032】
したがって、噴射手段30は、駆動部36の作動によってフレーム31が上下連続的に往復移動する状態で、後述するポンピング手段40を介して噴射管32に薬液がポンピングされてノズル33から噴射されることにより、垂直状態で搬送される基板Pの両側部に薬液を均一に噴射することができる。
【0033】
また、前記実施形態の主要構成において、ポンピング手段40は、噴射手段30に薬液をポンピングして供給する機能をする。前記ポンピング手段40は、図1および図2に示すように、タンク41、集水ダクト42、フィルター43及びポンプ44から構成され、現像室10の内部空間で基板Pに噴射された薬液を集水し、集水された薬液をフィルター43で濾過した後、再循環させて使用する。
【0034】
前記ポンピング手段40は、現像室10の底部に下方に傾くように設けられた集水槽42aと、前記集水槽42aに連設される集水ダクト42と、前記集水ダクト42に連設されるフィルター43およびタンク41と、前記タンク41に収容された薬液をポンピングするポンプ44とを含んでなる。
【0035】
前記集水槽42aは、現像室10の底部に長さ方向に設けられ、中央部分が下方に傾いて薬液を集水するように設置される。前記集水槽42aの下部に集水ダクト42が結合されて現像室10の外部に設置される。前記集水ダクト42はフィルター43とタンク41に順次連設される。
【0036】
薬液が収容されたタンク41にポンピング管でポンプ44が連設され、前記ポンプ44は、タンク41に収容された薬液をポンピングして噴射手段30の噴射管32へ供給し、前記噴射管32が上下に動くことにより流動性に優れるホースを噴射管32に連設することが好ましい。
【0037】
したがって、ポンピング手段40では、集水槽42aが現像室10の内部空間で基板Pに噴射された薬液を集水し、集水された薬液が集水ダクト42を介してフィルター43に流入して異物が濾過された後、タンク41に収容され、ポンプ44がタンク41に収容された薬液をポンピングして噴射管32へ供給してノズル33から噴射することにより、薬液を再循環させて使用するので、使用時間が長く、効率性に優れる。
【0038】
このような本発明の実施形態は、現像室の内部空間で基板を垂直状態で搬送しながら、噴射管とノズルが上下連続的に移動して薬液を基板の両側部に均一に噴射することにより、現像工程にかかる時間を短縮し、現像の効率および工程の歩留まりを一層高める一方で、現像工程が連続的に行われる。
【0039】
また、本発明の実施形態は、現像室の内部空間で基板に噴射された薬液を集水し、集水された薬液をフィルターで濾過した後、タンクに収容して再循環させて使用することにより、薬液の使用時間が非常に長く、効率性に優れる。
【0040】
以上、本発明の好適な実施形態を参照して説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の要旨から逸脱することなく、様々な変更を加え得ることを理解するであろう。
【符号の説明】
【0041】
10 現像室
11 フレーム
20 搬送手段
21 駆動ローラー
22 シャフト
23 治具
24 クランプ
30 噴射手段
31 フレーム
32 噴射管
33 ノズル
34 案内レール
35 昇降ローラー
40 ポンピング手段
41 タンク
42 集水ダクト
42a 集水槽
43 フィルター
44 ポンプ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8