(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-77495(P2017-77495A)
(43)【公開日】2017年4月27日
(54)【発明の名称】一種のマグネットブロック
(51)【国際特許分類】
A63H 33/10 20060101AFI20170407BHJP
【FI】
A63H33/10 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-250832(P2016-250832)
(22)【出願日】2016年12月26日
【基礎とした実用新案登録】実用新案登録第3204416号
【原出願日】2016年3月11日
(31)【優先権主張番号】201520637700.1
(32)【優先日】2015年8月21日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516074492
【氏名又は名称】シャンハイ・チェンダ・トレーディング・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ・ジーウェイ
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA06
2C150AA13
2C150BA17
2C150BA28
2C150EH06
2C150EH09
2C150EH16
2C150FB28
(57)【要約】 (修正有)
【課題】手で取り付けられるタイプのマグネット片クランプ持つマグネットブロックを提供する。
【解決手段】マグネットクランプには1個以上のクランプ固定部を含み、本体の正面に面するクランプ固定部の位置には1個以上の本体固定部を含む。上部カバーは本体の上部端面にマッチングしてカバーされる。下部カバーは本体の下部端面にマッチングしてカバーされる。上部カバー及び下部カバーにはクランプを収容できるキャップがある。マグネットブロックは、手動でプレス片を押し付けることで、効果的に両プレス片を本体の上下端部に押し付け、機械を使わず、簡単にマグネットブロックを取り付けられる。横断面の半分はS極、半分はN極にするデザインで、マグネットが弓状端部の内部で異なる極が引き合う磁力原理で自ら回り、幾つかのマグネットブロックのマグネットクランプ部位が磁力で吸着することが可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
側面端部に少なくとも1つの本体固定部を含む本体と、
前記本体の側面端部を挟むように形成された両端部を有し、前記本体固定部と1対1に位置合せ可能な位置に形成され、前記本体の側面端部を挟む際に前記本体固定部と係合する少なくとも1つのクランプ固定部を有する幾つかのマグネットクランプと、
前記本体の上部端面にマッチングするように形成され、前記本体の上部端面を覆う上部カバーと、
前記本体の下部端面にマッチングするように形成され、前記本体の下部端面を覆う下部カバーと、
前記上部カバー及び前記下部カバーには前記マグネットクランプを収容できるキャップと、
を有することを特徴とする一種のマグネットブロック。
【請求項2】
前記マグネットクランプは、
弓状端部と、
前記弓状端部の両端に取り付けられた2つのプレス片と、
回動可能な状態で前記弓状端部に取り付けられ、半分はS極で構成され、他の半分はN極で構成された円筒状のマグネットと、
を有し、
前記2つのプレス片の一方は前記本体の側面端部の上部端面に密着して設置され、前記2つのプレス片の他方は前記本体の側面端部の下部端面に密着して設置され、前記弓状端部は前記本体の側面端部に密着して設置される、ことを特徴とする請求項1に記載のマグネットブロック。
【請求項3】
前記マグネットクランプを前記本体に取り付けたときに前記弓状端部と対面する前記本体の側面端部に本体キャップを設け、該本体キャップ内に前記マグネットを配置することを特徴とする請求項2に記載のマグネットブロック。
【請求項4】
前記本体キャップの各々の両側には円形突起部分が設けられ、前記弓状端部が前記円形突起部分を覆うことを特徴とする請求項3に記載のマグネットブロック。
【請求項5】
前記弓状端部の両側端には内側に延び出す複数の逆刺が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のマグネットブロック。
【請求項6】
前記2つのプレス片の各々は相互対向面にそれぞれ開口するプレス片開口を有し、前記本体は前記側面端部に開口する本体開口を有し、
前記マグネットクランプを前記本体に取り付けた状態において、前記2つのプレス片開口と前記本体開口とが上下方向に一直線上に並び、相互に連通することを特徴とする請求項2に記載のマグネットブロック。
【請求項7】
前記プレス片の各々には前記クランプ固定部が2つずつ形成され、これら2つのクランプ固定部は前記プレス片開口の両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項6に記載のマグネットブロック。
【請求項8】
前記クランプ固定部は内側に突出した凸ブロックを有し、前記本体固定部は溝状の凹部を有し、前記凸ブロックと前記溝状の凹部とは相互にマッチングすることを特徴とする請求項7に記載のマグネットブロック。
【請求項9】
前記本体の形状は回字型であり、前記本体の四辺端部には全て本体キャップが取り付けられ、
前記上部カバー及び前記下部カバーの形状は回字型であり、前記上部カバー及び前記下部カバーの四辺端部には全て本体キャップが取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のマグネットブロック。
【請求項10】
前記上部カバーに対面する各前記本体開口及び各前記本体固定部にそれぞれ形成された位置決め凸ブロックを有し、
前記下部カバーに対面する各前記本体開口及び各前記本体固定部にそれぞれ形成された位置決め凸ブロックを有することを特徴とする請求項6に記載のマグネットブロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種のマグネット構造に係わるもので、特に一種のマグネットブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
マグネットブロックは子供に大変人気のある玩具である。現在市版されているマグネットブロックは、三角形のマグネットを使用し、本体及び三つのマグネットクランプ、三つのマグネットクランプ内部のマグネットを含む構造で、三つのクランプは本体の三つの端を挟むように構成されている。また、幾つかのマグネット片のクランプ部分の磁力吸引を通じて、異なる形状を構成し、子供の想像力を発展させる玩具となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のマグネット片クランプは、全て機械で本体に押付けて制作する仕組みになっており、長期間使用後にマグネット片クランプの部分が脱落しやすく、脱落した部品を手で取り付けられないという問題点がある。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、手で取り付けられるタイプのマグネット片クランプ持つマグネットブロックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、下記発明の一種のマグネットブロックを提供する。
【0006】
本発明に係る一種のマグネットブロックは、本体及び幾つかのマグネットクランプを含み、幾つかの上記マグネットクランプは上記本体の三つの端部を挟み、各上記マグネットクランプは1個以上のクランプ固定部を有する。また、上記本体の正面に面する上記クランプ固定部の位置には1個以上の本体固定部を有する。上部カバー、上記上部カバーは上記本体の上面にカバーされる。下部カバー、上記下部カバーは上記本体の下面にカバーされる。また、上記上部カバー及び上記下部カバーには上記マグネットクランプを収容できるようにカバーにキャップを設置する。
【0007】
上記一種のマグネットブロックの中で、各上記マグネットクランプには両プレス片及びマグネットを含み、二つの上記プレス片の片端は弓状端部で接続されている。また、上記マグネットは円筒状のもので、上記マグネットの半分はS極、片半分はN極で、上記マグネットは回転可能な状態で二つの上記プレス片の弓状端部に設置されている。一つの上記プレス片は上記本体の片方の端部の上端部に密着するように設置され、もう一つの上記プレス片は上記本体の片方の端部の下端部に密着するように設置され、二つの上記プレス片の上記弓状端部は上記本体の側面の端部に密着するように設置されている。
【0008】
上記一種のマグネットブロックの中で、上記本体で上記クランプ固定部の正面に面する上記弓状端部の位置に本体キャップを設置する。上記マグネットは上記本体キャップ内に位置している。
【0009】
上記一種のマグネットブロックの中で、各本体キャップの両側には円形に突起した部分があり、上記弓状端部は二つの上記円型突起部分をカバーする状態にある。
【0010】
上記一種のマグネットブロックの中には、上記弓状端部の両側には幾つかの内側に伸びた逆刺(カエリ)がある。
【0011】
上記一種のマグネットブロックの中で、二つの上記プレス片にはお互い正面に面する部分にプレス片の開口を形成し、また上記本体の正面に面するプレス片の開口位置に貫く本体開口を形成する。
【0012】
上記一種のマグネットブロックの中で、各上記プレス片上の上記クランプ固定部の数量は二つであり、これら二つの上記クランプ固定部は各上記プレス片の開口の両側に位置している。
【0013】
上記一種のマグネットブロックの中で、上記クランプ固定部は内側に突出した凸ブロックであり、上記本体固定部は溝状の凹みである。上記クランプ固定部の凸ブロックが上記本体固定部の溝状の凹みに嵌合するように、両者は相互にマッチングしている。
【0014】
上記一種のマグネットブロックの中で、上記本体の形状は「回」字型であり、上記本体の四辺端部には全て上記本体キャップを設置する。また、上記上部カバー及び上記下部カバーの形も「回」字型であり、上記上部カバー及び上記下部カバーの四辺端部にも全て上記本体キャップを設置する。
【0015】
上記一種のマグネットブロックの中で、上記上部カバーは上記本体の上部カバー端面に対し内部スペースを形成する。また、上記下部カバーは上記本体の上部カバー端面に対し内部スペースを形成する。
【0016】
上記一種のマグネットブロックの中で、上記上部カバーは各上記本体開口及び各上記本体固定部に対して一つの位置決め凸ブロックを有する。また、上記下部カバーは各上記本体開口及び各上記本体固定部に対して一つの位置決め凸ブロックを有する。
【発明の効果】
【0017】
本発明品を従来品と比較した場合に、効果として以下の利点を挙げることができる。
【0018】
(1)手動でプレス片を押し付けることで、効果的に二つのプレス片を本体の上下端部に押し付け、機械や器具を使用することなく、簡単にマグネットブロックを取り付けることができる。
【0019】
(2)横断面の半分をS極とし、他の半分をN極とするデザインにより、マグネットが弓状端部の内部で異なる極が引き合う磁力原理で自ら回り、幾つかのマグネットブロッグのマグネットクランプ部位を磁力で吸着することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は本発明の一種のマグネットブロックを示す分解斜視図。
【
図3】
図3は本発明の一種のマグネットブロックの使用状態を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に図面及び具体的な実施の形態に基づいて本発明を詳しく説明するが、これらは一例を示したにすぎないものであり本発明を制限するものではない。
【0022】
図1は一種のマグネットブロックの分解斜視図である。
図1に示すように、本発明の好適な実施の形態に係る一種のマグネットブロックは、本体1及び幾つかのマグネットクランプ2を含む。これらの幾つかのマグネットクランプ2は、本体1の側面端部をそれぞれ挟み込むように取付けられる。好ましい実施の形態において、各マグネットクランプ2は1つ又は複数のクランプ固定部26を有し、本体1はマグネットクランプのクランプ固定部26と対向する位置に1つ又は複数の本体固定部14を有する。クランプ固定部26の凸ブロックが本体固定部14の溝状の凹みに嵌合するように、クランプ固定部26と本体固定部14とは相互にマッチングするように1対1に対応している。
【0023】
好ましい実施の形態において、一種の上部カバー3は本体1の上面を覆うように被せられている。また、好ましい実施の形態において、一種の下部カバー4は本体1の下面を覆うように被せられている。
【0024】
好ましい実施の形態において、上部カバー3は正面に面する幾つかのマグネットクランプ2にカバーキャップ31を位置合わせするように取り付けられ、またカバーキャップ31はマグネットクランプ2を収容する際に使用される。同時に、下部カバー4は正面に面する幾つかのマグネットクランプ2にカバーキャップ41を位置合わせするように取り付けられ、またカバーキキャップ41はマグネットクランプ2を収容する際に使用される。
【0025】
幾つかのマグネットクランプ2が本体1の側面端部を挟む際に、上部カバー3は本体1の上端部を覆い、上部カバー3の1つのカバーキャップ31は1つのマグネットクランプ2の上半部を収容する。また、下部カバー4は本体1の下端部を覆い、下部カバー4の1つのカバーキャップ41は1つのマグネットクランプ2の下半部を収容する。同時に、マグネットクランプ2のクランプ固定部26が本体1の本体固定部14に嵌まり込み、マグネットクランプ2が本体1に固定される。
【0026】
以上は本発明の好適な実施の形態であるが、本発明の実施方法及び保護範囲を制限するものではない。
【0027】
図2は
図1中のA部分を拡大した部分拡大図である。
図1及び
図2に示すように、好ましい実施の形態では、各マグネットクランプ2には2つのプレス片21,22が含まれ、プレス片21,22の一方の端部には弾性変形可能に弓状に接続された弓状端部23が取り付けられている。好ましい実施の形態では、各マグネットクランプ2はマグネット(図示せず)を含み、マグネットの形状は円筒状であり、マグネットの軸対称の半分はS極であり、軸対称の他の半分はN極である。また、マグネットは、回転可能な状態でプレス片の21及びプレス片22の間の弓状端部23の内側に設置され、マグネットが弓状端部23の内部で異なる極が引き合う磁力原理で自ら回動することが可能である。
【0028】
各マグネットクランプ2は、本体1の側面端部に近づける、即ち弓状端部23は本体1の側面端部に密着設置し、プレス片21は本体1の片方の端部の上端部に、プレス片22は本体1の片方の端部の下端部に近づけ、指でプレス片21及びプレス片22を押し付けることで、プレス片21は本体1の片方の端部の上端部に、プレス片22は本体1の片方の端部の下端部に密着するように設置される。
【0029】
以上は本発明の好ましい実施の形態について説明したが、これらの実施の形態の記載は本発明の実施方法及び保護範囲を制限するものではない。
【0030】
好ましい実施の形態では、本体1の側面端部の正面に面する一つのマグネットクランプ2の弓状端部23の位置に本体キャップ11を設置し、一つのマグネットクランプ2の弓状端部23を本体1の側面端部近づけ、マグネットが本体キャップ11内に位置するようにし、マグネットが弓状端部23及び本体キャップ11の中で外部マグネットの磁力により自ら回動する。
【0031】
好ましい実施の形態では、各本体キャップ11の両側には円形突起部分12があり、各マグネットクランプ2の弓状端部23本体1の側面端部に近づき、弓状端部23が円型突起部分12を覆う。
【0032】
好ましい実施の形態では、弓状端部23の両側には内側に伸び出す幾つかの逆刺34があり、これらの逆刺34は弓状端部23の両側から二つのプレス片22が外に滑り落ちることを防止する。
【0033】
好ましい実施の形態では、
図2に示すように、各マグネットクランプ2のプレス片21の上にはプレス片の開口25を形成し、各マグネットクランプ2のプレス片22の上にはプレス片の開口(図示せず)を形成し、また本体1の正面に面するプレス片21のプレス片の開口25及びプレス片22のプレス片の開口25に本体開口13を形成する。これらの本体開口13及びプレス片21の開口25及びプレス片22の開口25は、相互に位置合せされるように配置されており、位置合せされ取り付けられた状態において、これらの3つの開口13,25,25が上下方向に一直線上に並び、相互に連通するようになっている。
【0034】
好ましい実施の形態では、各マグネットクランプ2のプレス片21には2つのクランプ固定部26があり、プレス片の開口25はプレス片21の中央に位置し、2つのクランプ固定部26はプレス片の開口25の両側に位置している。
【0035】
好ましい実施の形態では、各マグネットクランプ2のプレス片22には両クランプ固定部27があり、プレス片の開口25はプレス片22の中央に位置し、両クランプ固定部27はプレス片の開口25の両側に位置している。
【0036】
好ましい実施の形態では、各マグネットクランプ2のプレス片21の正面に面する本体1の上部端面の本体固定部14の数量は2つであり、各マグネットクランプ2のプレス片22の正面に面する本体1の下部端面の本体固定部14の数量は2つであり、また本体固定部12及びクランプ26、クランプ27はお互い正面に面するように設置されている。
【0037】
好ましい実施の形態では、プレス片21のクランプ固定部26はプレス片22を面して内側に突起した凸ブロックであり、プレス片22のクランプ固定部27はプレス片21を面して内側に突起した凸ブロックである。
【0038】
好ましい実施の形態では、本体1の本体固定部12には溝状の凹みが形成されている。プレス片21が本体1の側面端部の上部端面に密着して設置され、手でプレス片21を押し付け、プレス片21の両クランプ固定部26が本体1の上部端面の両本体固定部12に入れ込まれるようにする。プレス片22が本体1の側面端部の上部端面に密着して設置され、手でプレス片22を押し付け、プレス片22の両クランプ固定部27が本体1の下部端面の両本体固定部12に入れ込まれるようにする。
【0039】
好ましい実施の形態では、本体1の形状は「回」字型であり、本体1の四辺端部には全て本体キャップ11を設置する。
【0040】
好ましい実施の形態では、上部カバー3は「回」字型であり、上部カバー3の四辺端部には全てカバーキャップ31を設置する。
【0041】
好ましい実施の形態では、下部カバー4は「回」字型であり、上部カバー4の四辺端部には全てカバーキャップ41を設置する。
【0042】
好ましい実施の形態では、マグネットクランプ2の数量を4つとする。
【0043】
好ましい実施の形態では、上部カバー3は本体1の上部カバー3の端面に対して内部スペースを形成し、上部カバー3の内部スペースが本体1の上端面に被せやすくする。
【0044】
好ましい実施の形態では、下部カバー4は本体1の下部カバー4の端面に対し内部スペース42を形成し、下部カバーの内部スペース42が本体1の下端面に被せやすくする。
【0045】
好ましい実施の形態では、上部カバー3の正面に面する本体開口13及び両本体固定部14の箇所に別々に位置決め凸ブロック(図示せず)を設置し、また上部カバー3の正面に面する本体開口13の位置決め凸ブロックの高さを正面に面する本体固定部14の位置決め凸ブロックの高さより高くする。
【0046】
好ましい実施の形態では、下部カバー4の正面に面する本体開口13及び両本体固定部14の箇所に別々に位置決め凸ブロック43を設置、また下部カバー4の正面に面する本体開口13の位置決め凸ブロック43の高さを正面に面する本体固定部14の位置決め凸ブロック43の高さより高くする。
【0047】
以上は本発明の種々の好適の実施の形態であり、これらの記載は本発明の実施方法及び保護範囲を制限するものではない。
【0048】
下記マグネットブロックの設置方法について説明する。
【0049】
図2及び
図3を参照しながら、マグネットクランプの例を説明する。
【0050】
マグネットクランプ2の弓状端部23を本体1の側面端部に密着して設置し、マグネットは本体1の本体キャップ11に位置し、またプレス片21は本体1の側面端部の上部端面に近接し、プレス片22は本体1の側面端部の下部端面に近接し、指でプレス片21及びプレス片22を押付け、プレス片21が本体1の側面端部の上部端部に密着できるようにし、プレス片21の両クランプ固定部26が本体1の上部端面の両本体固定部12に入れ込まれるようにする。プレス片22が本体1の側面端部の下部端部に密着できるようにし、またプレス片21のプレス片開口25及びプレス片22のプレス片開口のは本体開口13の正面に位置する。同時に逆刺34は両マグネットクランプ2の両側が二つのプレス片22の外に滑り落ちることを防止する。
【0051】
本体1の四つの側面端部にマグネットクランプ2を設置完了後、上部カバー3を本体1の上部端面にカバーされるように設置し、また短い二つの位置決め凸ブロックをプレス片21の両クランプ固定部26に入れ込み、長い二つの位置決め凸ブロックをプレス片開口25に入れ込む。下部カバー4を本体1の上部端面にカバーされるように設置し、また短い二つの位置決め凸ブロックをプレス片22の両クランプ固定部27に入れ込み、長い二つの位置決め凸ブロック43をプレス片開口に入れ込み、最後に上部カバー3及び下部カバー4を強く押付け閉じる。
【0052】
図3は一種のマグネットブロックの使用状態を示す平面図である。
図3に示すように、マグネットクランプ内のマグネットの軸対称の半分はS極、他の半分はN極であり、マグネットが弓状端部の内部で異なる極が引き合う磁力原理で自ら回り、幾つかのマグネットブロックのマグネットクランプ部位が磁力で吸着することで様々な形状のものを作り上げることができる。
【0053】
以上は本発明の好適な実施の形態であるが、これらの記載は本発明の実施方法及び保護範囲を制限するものではない。本発明の属する技術分野の技術者は了承することで、本発明の明細書及び図面の内容を変更し、取り替え或は明らかに変化がある方法などは、本発明の保護範囲とみなされる。
【符号の説明】
【0054】
1…本体、11…本体キャップ、12…円形突起部分、13…本体開口、14…本体固定部、
2…マグネットクランプ、21…プレス片、22…プレス片、23…弓状端部、24…逆刺、25…プレス片の開口、26…クランプ固定部、27…クランプ固定部、
3…上部カバー、31…カバーキャップ、4…下部カバー、41…カバーキャップ、42…内部スペース、43…位置決め凸ブロック。