特開2017-80873(P2017-80873A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-80873(P2017-80873A)
(43)【公開日】2017年5月18日
(54)【発明の名称】画像取込機能を備えるロボットアーム
(51)【国際特許分類】
   B25J 13/08 20060101AFI20170414BHJP
【FI】
   B25J13/08 A
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-204817(P2016-204817)
(22)【出願日】2016年10月19日
(31)【優先権主張番号】201510700701.0
(32)【優先日】2015年10月26日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】505390314
【氏名又は名称】廣明光電股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 識忠
(72)【発明者】
【氏名】王 思▲ふん▼
(72)【発明者】
【氏名】王 培睿
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707AS01
3C707BS09
3C707DS01
3C707ES03
3C707KS08
3C707KT01
3C707KT05
3C707KT11
3C707KT15
(57)【要約】
【課題】 本発明は、画像取込機能を備えるロボットアームと、ロボットアームを使用して画像を取り込むための方法とを提供する。
【解決手段】 画像取込機能を備えるロボットアームは、本体、取込制御装置、コントローラ及びディスプレイを含む。ロボットアームが操作モードのとき、コントローラは、本体を自動的に制御して本体の1つの末端部における可動部を動かし、可動部に配置されているアイインハンド装置を動かして画像を取り込み、かつ、物体を探す。ロボットアームが手動モードのとき、可動部は、手動で動かされ、アイインハンド装置の隣の取込制御装置は、コントローラであり、アイインハンド装置を手動で起動させて画像を取り込み、かつ、所定の物体の画像ファイルを生成し、それによって、ロボットアームの操作プロセスを簡略化させる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像取込機能を備えるロボットアームであって、
ベースに固定される第1末端部と、可動部である第2末端部とを有する本体であり、前記可動部は、それに配置されるアイインハンド装置を有する、本体と、
前記アイインハンド装置の隣に配置され、かつ、前記アイインハンド装置を起動させて画像を取り込むように構成されている、取込制御装置と、
前記本体に連結され、かつ、前記本体を制御して前記可動部を動かすように構成されている、コントローラと、
前記コントローラによって制御され、かつ、前記アイインハンド装置によって取り込まれる画像を表示するように構成されている、ディスプレイと、
を含み、
前記ロボットアームが操作モードのとき、前記コントローラは、前記アイインハンド装置を制御して画像を取り込み、
前記ロボットアームが手動モードのとき、前記取込制御装置は、前記アイインハンド装置を起動させて画像を取り込む、
ロボットアーム。
【請求項2】
前記取込制御装置は、プッシュボタン又はスイッチである、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項3】
前記取込制御装置は、前記可動部に配置されている、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項4】
前記取込制御装置は、前記本体に配置されている、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項5】
前記取込制御装置は、前記アイインハンド装置に配置されている、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項6】
前記ディスプレイは、前記アイインハンド装置に配置されている、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項7】
前記ロボットアームが前記操作モードのとき、前記コントローラは、前記本体を制御して前記可動部を動かし、
前記ロボットアームが前記手動モードのとき、前記可動部は手で動かされる、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項8】
前記コントローラは、メモリ及び画像処理装置を含み、前記コントローラは、予め、前記メモリを制御して、所定の物体の画像ファイルを保存し、かつ、前記アイインハンド装置によって取り込まれる画像を一時的に保存し、前記画像処理装置を制御して前記メモリに一時的に保存される前記画像を処理する、請求項1に記載のロボットアーム。
【請求項9】
前記取込制御装置は、前記アイインハンド装置を起動させて対象物体の画像を取り込み、前記画像処理装置は、前記対象物体の前記画像を処理して所定の物体の画像ファイルを生成し、かつ、前記メモリに前記画像ファイルを保存する、請求項8に記載のロボットアーム。
【請求項10】
ロボットアームを使用して画像を取り込むための方法であって、
前記ロボットアームを手動モードに切り替える工程と、
前記ロボットアームを手動で動かして、アイインハンド装置を対象物体に近づける工程と、
前記アイインハンド装置によって取り込まれる画像を表示するディスプレイと、
前記対象物体が前記ディスプレイに現れるとき、前記アイインハンド装置を起動させて、前記対象物体の画像を取り込む取込制御装置と、
前記対象物体の前記画像を一時的に保存する工程と、
前記対象物体の前記画像を処理して、所定の物体の画像ファイルを生成する工程と、
メモリに前記画像ファイルを保存する工程と、
前記ロボットアームを操作モードに切り替える工程であり、前記ロボットアームは、前記アイインハンド装置を制御して物体の画像を取り込む、工程と、
前記所定の物体の前記画像ファイルに従って、前記物体を識別する工程と、
を含む、
方法。
【請求項11】
前記対象物体が前記ディスプレイに現れる前に、前記ロボットアームを動かし続けて、前記アイインハンド装置を前記対象物体に近づける工程を更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記対象物体の前記画像を一時的に保存する工程は、前記ロボットアームの前記メモリに前記対象物体の前記画像を一時的に保存する工程である、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットアームに関し、特に、画像取込機能(image capturing function)を備えるロボットアームに関する。
【背景技術】
【0002】
工場では、ロボットアームが、通常、生産効率を高めるために使用されている。スマートロボットアーム(smart robot arms)は、視覚装置を搭載して、自動的に移動経路を計画するためか、あるいは、障害物を回避するために、物体の特徴又は外部環境を検出することができ、それにより、自動製造プロセスの生産効率を向上させる。
【0003】
図8は、従来技術のロボットアーム1を図示する。自動操作中、コントローラ2が、ロボットアーム1を制御してアイインハンド(EIH:eye in hand)装置3を動かし、外部環境の画像を取り込み、かつ、その画像をメモリ4に一時的に保存する。次いで、コントローラ2は、画像処理装置5を制御して、メモリ4に保存された画像を処理する。処理された画像は、識別のために、メモリ4に以前保存された対象物体6の画像ファイルと比較される。対象物体6が処理された画像で識別されれば、コントローラ2は、ロボットアーム1を制御して、対象物体6を自動的に拾い上げるか、あるいは、置く。
【0004】
メモリ4に保存される物体6の画像ファイルに関し、従来技術では、外部カメラ7を使用して物体6の画像を取り込み、外部画像処理装置8によってその画像を処理して、物体6の形状及び大きさに関する特徴的情報を含むその画像ファイルを生成する。外部画像処理装置8は、ロボットアーム1のインターフェース9に接続され、それにより、画像ファイルを外部画像処理装置8からロボットアーム1へと転送する。コントローラ2が画像ファイルを受信した後、そのファイルは、メモリ4に一時的に保存され、かつ、ディスプレイ10に表示される。物体6の画像ファイルは、手動で分類されて、将来的な識別で使用するため、メモリ4に保存される。
【0005】
従来技術では、ロボットアーム1は、外部カメラ7及び外部画像処理装置8を使用して物体6の画像ファイルを生成及び処理する。しかし、外部画像処理装置は、より高い処理能力を要求する可能性がある。また、物体6の画像ファイルを転送し、かつ、その画像ファイルをロボットアーム1に保存することは、専門的な技術が必要になる。複雑なプロセスは、一般ユーザーにとって障害となり、生産効率を低下させてしまう。従って、ロボットアームにおける画像の取り込み及び処理に関して解決すべき課題がまだある。
【発明の概要】
【0006】
本発明の一実施形態が開示するのは、画像取込機能を有するロボットアームである。当該ロボットアームは、本体、取込制御装置(capture control device)、コントローラ及びディスプレイを含む。
【0007】
本体は、ベースに固定される第1末端部と、可動部である第2末端部とを有する。可動部は、それに配置されているアイインハンド装置を有する。取込制御装置は、アイインハンド装置の隣に配置され、アイインハンド装置を起動させて画像を取り込む。コントローラは、本体に連結され、かつ、本体を制御して可動部を動かす。ディスプレイは、コントローラによって制御され、かつ、アイインハンド装置によって取り込まれる画像を表示するために使用される。
【0008】
ロボットアームが操作モードであるとき、コントローラは、アイインハンド装置を制御して画像を取り込む。ロボットアームが手動モードであるとき、取込制御装置は、アイインハンド装置を起動させて画像を取り込む。
【0009】
本発明の別の実施形態が開示するのは、ロボットアームを使用して画像を取り込むための方法である。当該方法は、ロボットアームを手動モードに切り替える工程と、ロボットアームを手動で動かして、アイインハンド装置を対象物体に近づける工程と、アイインハンド装置によって取り込まれる画像を表示するディスプレイと、対象物体がディスプレイに現れるとき、アイインハンド装置を起動させて、対象物体の画像を取り込む取込制御装置と、対象物体の画像を一時的に保存する工程と、対象物体の画像を処理して、所定の物体の画像ファイルを生成する工程と、メモリにその画像ファイルを保存する工程と、ロボットアームを操作モードに切り替える工程であり、ロボットアームはアイインハンド装置を制御して物体の画像を取り込む、工程と、所定の物体の画像ファイルに従って、物体を識別する工程と、を含む。
【0010】
本発明の上記及びその他の目的が、種々の図形及び図面に図示される好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読むと、当業者に明白なであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の一実施形態に従ったロボットアームを図示する。
図2図2は、図1のロボットアームの機能ブロックを図示する。
図3図3は、機械における対象物体を図示する。
図4図4は、図1のロボットアームのディスプレイに表示される図3の対象物体の画像を図示する。
図5図5は、本発明の一実施形態に従った、ロボットアームを使用して画像を取り込むための方法のフローチャートを図示する。
図6図6は、本発明の別の実施形態に従ったロボットアームを図示する。
図7図7は、図6のロボットアームの可動部の上方部を図示する。
図8図8は、従来技術のロボットアームを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に従ったロボットアーム20を図示する。図2は、ロボットアーム20の機能ブロックを図示する。ロボットアーム20は、本体21、コントローラ22及びディスプレイ23を含む。本体21は、ベース24に固定される末端部と、可動部25である末端部とを有する。可動部25は、それに配置されているアイインハンド装置26と、物体をクランプするためのクランプ爪(clamp claw)27とを有する。取込制御装置28が可動部25におけるアイインハンド装置26の隣に配置されている。取込制御装置28は、プッシュボタン又はスイッチでよい。取込制御装置28は、アイインハンド装置26を手動で起動させて画像を取り込むためにある。
【0013】
ロボットアーム20のコントローラ22は、本体21に接続される。コントローラ22は、メモリ29及び画像処理装置30を含む。メモリ29は、予め、所定の物体の画像ファイルを保存し、かつ、アイインハンド装置26によって取り込まれる画像を一時的に保存するために、コントローラ22によって制御される。画像処理装置30は、メモリ29に一時的に保存される画像を処理するために、コントローラ22によって制御される。また、ディスプレイ23は、ロボットアーム20におけるアイインハンド装置26及びユーザーインターフェースによって取り込まれる画像を表示するために、コントローラ22によって制御される。
【0014】
ロボットアーム20が操作モードであるとき、コントローラ22は、本体21を制御してアイインハンド装置26と、可動部25におけるクランプ爪27とを動かす。コントローラ22は、アイインハンド装置26を制御してロボットアーム20を取り囲む作業環境の画像を取り込み、かつ、作業環境での機械31における対象物体32を探すために、ディスプレイ23を制御して取り込まれた画像を表示する。物体32がアイインハンド装置26によって取り込まれるとき、アイインハンド装置26によって取り込まれた、物体32を含む画像は、メモリ29に一時的に保存される。コントローラ22は、画像処理装置30を制御してメモリ29に一時的に保存される画像を処理し、かつ、その画像をメモリ29に以前保存された所定の物体の画像ファイルと比較して、物体32が対象物体であるかどうかを識別する。物体32が対象物体である場合、次いで、コントローラ22は、ロボットアーム20の可動部25を駆動して物体32に接近し、次の組立又は移動プロセスを処理するために、クランプ爪27によって物体32をクランプする。
【0015】
図3は、機械31における対象物体を図示し、図4は、ディスプレイ23に表示される対象物体の画像を図示する。ロボットアーム20が手動モードに切り替えられるとき、アイインハンド装置26は、取込制御装置28によって制御されて画像を取り込む。可動部25を手動で動かすことによって、可動部25におけるアイインハンド装置26は、物体32に近づくことができ、かつ、図3に示される点線のように、物体32をアイインハンド装置26のビューウィンドウ(view window)に出現させることができる。従って、物体32は、ディスプレイ23に表示されるだろう。オペレーターは、ディスプレイ23に表示される物体32を見て、物体32が対象物体かどうかを確認することができる。オペレーターは、アイインハンド装置26のビューウィンドウから、関係ない物体を更に取り除き、対象物体32がビューウィンドウに完全にとどまることを確実にすることができる。この場合、オペレーターは、固定位置にアイインハンド装置26を保持して、ディスプレイ23に表示される対象物体32の画像を取り込むことができ、かつ、他の装置を操作するためにロボットアーム20を残さずに、取込制御装置28を制御することができる。また、オペレーターは、対象物体32の画像を複数の角度から取り込むことができる。アイインハンド装置26が対象物体32の画像を取り込んだ後、画像は、メモリ29に一時的に保存され、かつ、コントローラ22の制御の下、画像処理装置30によって処理される。画像処理装置30は、対象物体32の画像を処理して、所定の物体の画像ファイルを生成し、所定の物体の画像ファイルは、将来的な識別のために、メモリ29に保存される。
【0016】
図5は、本発明の一実施形態に従って、ロボットアームを使用して、画像を取り込むための方法のフローチャートを図示する。ロボットアームを使用して画像を取り込むための方法は、S1〜S7のステップを含む。ステップS1では、ロボットアームは手動モードに切り替えられる。ステップS2では、ロボットアームは手動で動かされて、アイインハンド装置を対象物体に近づける。ステップS3では、ディスプレイがアイインハンド装置によって取り込まれる画像を表示する。ステップS4は、ディスプレイに対象物体が現れるかどうかをチェックするだろう。対象物体がディスプレイに現れない場合、ステップS2に戻り、ロボットアームを動かし続けて、アイインハンド装置を対象物体に近づける。そうでなく、対象物体がディスプレイに現れれば、ステップS5に進み、取込制御装置を制御してアイインハンド装置を起動させ、対象物体の画像を取り込む。ステップS6では、対象物体の取り込まれた画像は、ロボットアームのメモリに一時的に保存され、かつ、所定の物体の画像ファイルを生成するように処理される。ステップS7では、所定の物体の画像ファイルはメモリに保存される。ステップS8では、ロボットアームは操作モードに切り替えられ、ロボットアームは、アイインハンド装置を制御して物体の画像を自動的に取り込み、以前に保存された所定の物体の画像ファイルに従って、物体を識別する。
【0017】
図6は、本発明の別の実施形態に従ったロボットアーム33を図示し、図7は、図6のロボットアーム33の可動部の上方部を図示する。ロボットアーム33及びロボットアーム20は、同様の構造を有するが、ロボットアーム33及びロボットアーム20の取込制御装置及びディスプレイは、異なる位置に配置されている。ロボットアーム20では、取込制御装置は、可動部25の隣に配置されている。例えば、可動部25を手動で動かすとき、オペレーターは、一方の手を使用して固定位置におけるアイインハンド装置26を保持し、アイインハンド装置26の位置に影響を及ぼすことなく、画像を取り込むために、他方の手を使用して取込制御装置28を制御し、アイインハンド装置26を起動させることができる。しかし、本発明は、図1に図示したようなロボットアーム20に限定されない。図6において、取込制御装置28は、ロボットアーム33のアイインハンド装置26の隣の本体21に配置されている。従って、オペレーターは、更に、一方の手を使用して固定位置のアイインハンド装置26を保持し、かつ、アイインハンド装置26の位置に影響を及ぼすことなく、画像を取り込むために、他方の手を使用して取込制御装置28を制御し、アイインハンド装置26を起動させることができ、それにより、画像を取り込むために、取込制御装置28を制御して、アイインハンド装置26を起動させ易くすることができる。更に、図7において、ディスプレイ34は、アイインハンド装置26に直接配置されている。従って、可動部25を動かすとき、オペレーターは、ディスプレイを見ることができ、かつ、同時にアイインハンド装置26を調整することに集中することができる。更に、ディスプレイ34は、アイインハンド装置26の表示と平行に配置されることができ、それで、ディスプレイに表示される物体の移動方向は、アイインハンド装置26の移動方向に直感的に対応しており、それによって、アイインハンド装置で物体を探すとき、スペースの変更に起因してオペレーターが方向感覚の喪失することを防ぐ。
【0018】
取込制御装置がロボットアームに直接配置されているので、ユーザーは、ロボットアームを動かすとき、取込制御装置を使用してアイインハンド装置を起動させ、画像を取り込むことができる。従って、本発明の実施形態によって提供される、ロボットアームを使用して画像を取り込むための方法と、画像取込機能を備えるロボットアームとは、ユーザーがより容易な方法でロボットアームを操作するのを助けることができる。更に、操作モードでは、ロボットアームは、アイインハンド装置を制御して、画像を自動的に取り込むことができる。手動モードでは、オペレーターは、ロボットアームに配置されている取込制御装置を制御して、アイインハンド装置を起動させ、所定の物体の画像を取り込むことができ、取り込まれた画像は、所定の物体の画像ファイルを生成するように処理され得る。所定の物体の画像ファイルは、将来的な識別のために、比較ベース(comparing basis)で直接保存され、それで、外部画像処理操作を減らすことができ、それによって、ロボットアームを操作するプロセスが簡略化され、かつ、アイインハンド装置の汎用性が増す。
【0019】
当業者であれば、本発明の教示を維持しながら、装置及び方法の多くの変更及び代替が行われ得ることを容易に気付くだろう。従って、上記の開示は、添付した請求項の境界及び範囲(metes and bounds)によってのみ限定されるものとして理解されるべきである。
【符号の説明】
【0020】
1 ロボットアーム
2 コントローラ
3 アイインハンド装置
4 メモリ
5 画像処理装置
6 物体
7 外部カメラ
8 外部画像処理装置
9 インターフェース
10 ディスプレイ
20 ロボットアーム
21 本体
22 コントローラ
23 ディスプレイ
24 ベース
25 可動部
26 アイインハンド装置
27 クランプ爪
28 取込制御装置
29 メモリ
30 画像処理装置
31 機械
32 物体
33 ロボットアーム
34 ディスプレイ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8