特開2017-86110(P2017-86110A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2017086110-ロールペーパーホルダー 図000003
  • 特開2017086110-ロールペーパーホルダー 図000004
  • 特開2017086110-ロールペーパーホルダー 図000005
  • 特開2017086110-ロールペーパーホルダー 図000006
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-86110(P2017-86110A)
(43)【公開日】2017年5月25日
(54)【発明の名称】ロールペーパーホルダー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/38 20060101AFI20170421BHJP
   A47K 10/36 20060101ALI20170421BHJP
【FI】
   A47K10/38 L
   A47K10/36 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-215317(P2015-215317)
(22)【出願日】2015年10月31日
(71)【出願人】
【識別番号】593204085
【氏名又は名称】一色 竹男
(72)【発明者】
【氏名】一色 竹男
(57)【要約】
【課題】第1にトイレでのロールペーパーの引き出し回転音の激減を課題とする。 第2にロールペーパーの交換を片手で簡単に出来ることを課題とする。第3にロールペーパーの切断も片手ででき、次に使う際のロールペーパーの切れ端を摘まみ易くする事を課題とする。
【解決手段】一般的な横型ロールペーパーホルダーの硬質な保持部材を軟質材の物に変更し紙菅の内径約38mmに軽く内設するローラー刷毛や発泡ポリエチレンを保持部材として活用した事を特徴とし、ロールペーパーを縦置き型にする事によりロールペーパーの引き出し回転音を激減しようとするものである。またロールペーパー切断後の切れ端を把持できる鋸の歯の高さとピッチを共に5mm以上とし、ロールペーパーの紙幅より短尺にした鋸歯の両刃を略函体に附設した事を特徴とする縦型ロールペーパーホルダーを構成するものである。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロールペーパー10の引き出し回転音を激減する目的で、縦置きするロールペーパー10の紙菅11の内径約38mmに軽く内接する保持部材としてペイント用ローラー刷毛7や発泡ポリエチレン5など軟質材を活用し、略函体1の平滑面の天面3に立設した事を特徴とする縦型ロールペーパーホルダー。
【請求項2】
ロールペーパー10の切断用として鋸歯の歯の高さとピッチが共に5mm以上とした事を特徴とする鋸歯の両刃9を略函体1に付設した請求項1の縦型ロールペーパーホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
トイレの一般的な横型ロールペーパーホルダーと比較して、シンプルな構成でより利便性の良い縦型ロールペーパーホルダーを提供するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的な横型ロールペーパーホルダーではロールペーパーを保持する部材の構成として横方向に可動するばね付き保持部材や上方向にのみ可動する保持部材や棒状の保持部材などがある。これらはロールペーパーの交換をし易くする為、ロールペーパーの紙菅の内径より小さく設計され硬質な部材で形成されているのでロールペーパーを引き出す際にロールペーパーの回転ぶれによる回転音が発生し易い事があった。又、一般的な横型ではロールペーパーの交換取り付けや切断を片手で簡単に出来るものが無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許文献1:特開2012−000346 特許文献2:特開2006−141921 特許文献3:特開2014−014471 特許文献4:特開2006−021006 特許文献5:特開2010−012063 特許文献6:特開2007−105446 特許文献7:特開2014−014471 特許文献8:特開2006−021006 特許文献9:特開2003−089455
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロールペーパーの引き出し回転音を激減する事を主題とし、ロールペーパーの交換取り付けと切断及び次の摘まみ出しが片手で簡単にできる事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
横型ロールペーパーホルダーのロールペーパーの引き出し回転音を激減する目的で、ロールペーパーの保持部材を従来の様な硬質なものではなく、ロールペーパーの保持部材として紙菅の内径に軽く内接するペイント用ローラー刷毛や発泡ポリエチレンなどの軟質材で形成されたものをロールペーパーを縦置きする保持部材として活用し略函体の平滑面の天面に立設する。立設された軟質材の保持部材に略平行でロールペーパーの紙幅より短尺な鋸歯の両刃を略函体に附設した事を特徴とする縦型ロールペーパーホルダーを構成するものである。
【発明の効果】
【0006】
縦置きするロールペーパーを保持する部材としてロールペーパーの紙菅の内径に軽く内接する軟質材の保持部材を活用し、平滑面の天面に立設した事によりロールペーパーの中心軸回転ぶれが無くなりスムースにロールペーパーを引き出す事ができ回転音が激減する。
【0007】
ロールペーパーの交換の際、立設された軟質の保持部材に落とし込み、嵌めるだけなので片手で簡単に交換取り付けが出来る。
【0008】
歯の高さとピッチが5mm以上であることを特徴とする鋸歯の両刃はロールペーパーの幅より短尺ではあるがロールペーパーの切断が片手で出来、切断されたロールペーパーの切れ端は鋸歯の両刃に把持される。
【0009】
また、鋸歯の両刃がロールーペーパーより短尺であるのでロールペーパー切断後、鋸歯の両刃の上部にロールペーパーの切れ端が現出しているので片手で摘まみ易く、次のロールペーパーを引き出し易くなる。
【0010】
シンプルな略函体の構成によりロールペーパーのスペア用収納スペースも簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】ロールペーパー10を縦置きのする保持部材として軟質材のペイント用ローラ−刷毛7を活用し、軸穴8に略函体1の天面3に設けた中心軸6aを挿入する事で略函体1の平滑面の天面3にペイント用ローラー刷毛7を立設し、ロールペーパー10切断用の鋸歯の両刃9を略函体1に附設したロールペーパーホルダーの斜視図である。
図2図1に表したロールペーパーホルダーの略函体1の内側にロールペーパー10のスペアを底面4の上に収納し、平滑面の天面3にペイント用ローラー刷毛7で保持された縦置きロールペーパー10の切断後に切れ端12が鋸歯の両刃9の上部に現出している状態を表した縦型ロールペーパーの実施例の斜視図である。鋸歯の両刃9はロールペーパー10の紙幅より短尺なものである事を特徴としている。
図3図2の正面図を表したものである。
図4】発泡ポリエチレン5をロールペーパー10の保持部材とした場合の1例を表した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ロールペーパー10の回転振れによる引き出し回転音を激減する目的で従来のロールペーパー10の横置き型から縦置き型に変更し縦型ロールペーパーホルダーを構成するものである。ロールペーパー10を縦置きする保持部材としてロールペーパー10の内径に軽く内接する軟質材の図1のペイント用ローラー刷毛7や図4の発泡ポリエチレン5を活用し略函体1の平滑面の天面3に立設する。また切断刃としてロールペーパー10切断後にロールペーパー切れ端12を把持できる鋸歯の両刃9を略函体1に附設することを特徴とする縦型ロールペーパーホルダーを構成するものである。
【実施例】
【0013】
図2は実施の1例として、ロールーペーパー10の紙菅11の内径約38mmに軽く内接するロールペーパー10保持部材としてペイント用ローラー刷毛7を活用し、軸穴8に略函体1の天面3に取付けた中心軸6aを挿入することで、略函体1の平滑面の天面3にペイント用ローラー刷毛7を立設したものである。また、切断後のロールペーパー切れ端12を把持し易やすくする目的で鋸歯の歯の高さとピッチを共に5mm以上とし、鋸歯の長さをロールペーパー10の紙幅より短尺とした事を特徴する両刃9をロールペーパー10保持部材に略平行で略函体1に附設した縦型ロールペーパーホルダーである。
【産業上の利用可能性】
【0014】
縦型ロールペーパーホルダールはペーパーホルダーの引き出しがスムースで回転音が静かである。又、ロールペーパーホルダーの構成がシンプルなのでコスト面でも優れ利便性が高い。
【符号の説明】
【0015】
1・・・略函体 2a、2b、2c・・・壁面取り付け穴 3・・・平滑面の天面 4・・・底面 5・・・発泡ポリエチレン 6a,6b・・・中心軸 7・・・ペイント用ローラー刷毛 8・・・軸穴 9・・・鋸歯の両刃 10・・・ロールペーパー 11・・・紙菅 12・・・ロールペーパー切れ端
図1
図2
図3
図4