特開2017-88240(P2017-88240A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-88240しおり付きブックカバーとして再利用できる祝儀袋
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  • 特開2017088240-しおり付きブックカバーとして再利用できる祝儀袋 図000003
  • 特開2017088240-しおり付きブックカバーとして再利用できる祝儀袋 図000004
  • 特開2017088240-しおり付きブックカバーとして再利用できる祝儀袋 図000005
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-88240(P2017-88240A)
(43)【公開日】2017年5月25日
(54)【発明の名称】しおり付きブックカバーとして再利用できる祝儀袋
(51)【国際特許分類】
   B65D 79/00 20060101AFI20170421BHJP
   B65D 81/36 20060101ALI20170421BHJP
   B65D 65/02 20060101ALI20170421BHJP
   A47G 33/00 20060101ALI20170421BHJP
   B65D 27/00 20060101ALN20170421BHJP
【FI】
   B65D79/00
   B65D81/36 Z
   B65D65/02 Z
   A47G33/00 Z
   B65D27/00 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-227081(P2015-227081)
(22)【出願日】2015年11月4日
(71)【出願人】
【識別番号】515294488
【氏名又は名称】竹内 久和
(72)【発明者】
【氏名】竹内 久和
【テーマコード(参考)】
3E013
3E067
3E086
【Fターム(参考)】
3E013CA10
3E013CB03
3E013CB13
3E013CC12
3E067AA12
3E067AB75
3E067AB99
3E067BA12B
3E067BA15C
3E067BB01
3E067BB05
3E067BB14
3E067EE03
3E067FA04
3E067FC01
3E067GD10
3E086AA02
3E086AB01
3E086AD01
3E086CA36
(57)【要約】
【課題】従来、祝儀袋は使用された後はそのまま破棄されるのが常である。勿体ない上資源の無駄である。
【解決手段】本発明は、祝儀袋自体を通常の二つ折りのブックカバーの形態にし(図1)、祝儀袋として使用された後はそのままブックカバーとして再利用できるのを特徴とする祝儀袋である。さらに、祝儀袋上のお祝い表記文字(「寿」、「御祝」等)の部分をしおり(ブックマーク)にして、そのしおりの細帯紐(1)の先端を祝儀袋(=ブックカバー)の内側中央上端(2)に取り付けた。こうすることにより、しおり付きブックカバーとして再利用できるのを特徴とする祝儀袋である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
祝儀袋の本体を二つ折りのブックカバーの形態にし(図1)、祝儀袋として使用された後はブックカバーとして再利用できることを特徴とする祝儀袋。
【請求項2】
祝儀袋の表に記されるお祝い表記文字(「寿」、「御祝」等)の部分に、その文字をあしらって作ったしおり(図2)を貼り、祝儀袋として使用された後は、取り外して本のしおりとして再利用できることを特徴とする請求項1記載の祝儀袋。
【請求項3】
しおりに付けられている細帯紐(1)の先端を、祝儀袋(=ブックカバー)を開いた中央上端に取り付け(2)、ブックカバーとして再利用する際には、しおり付きブックカバーとなることを特徴とする請求項1乃至2記載の祝儀袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は慶事の際使用する祝儀袋に関するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
従来から祝儀袋は使用された後はそのまま破棄されるのが常である。しかし昨今は装飾性、高級性を追求した祝儀袋も多く、受け取った者にそれらを破棄するのが勿体ないという感じを生ぜしめる。そして何よりも資源の無駄である。
【課題を解決するための手段】
【0003】
祝儀袋自体を二つ折りのブックカバーの形態にし(図1)、祝儀袋として使用された後はそのままブックカバーとして再利用できるものとした。
【0004】
次に、祝儀袋には(一般的にはその上に置く短冊の)上部に、祝儀袋の趣旨を表すお祝い表記文字(「寿」とか「御祝」等)が記されているが、この部分を白紙にして、別途その文字をあしらったしおり(図2)を作り、それを祝儀袋(もしくは短冊)の上部に、貼りはがし自在の両面テープで貼り付ける(図3)。こうすることで祝儀袋上のお祝い表記文字の部分も、しおり(ブックマーク)として再利用できる。
【0005】
そしてしおりに付けられている細帯紐(1)の先端を、祝儀袋を開いた中央上端(2)に取り付けると、祝儀袋がブックカバーとして再利用される際には、しおり付きブックカバーとなり付加価値も高まる。
【発明の効果】
【0006】
従来は受け取った後に直ちに破棄されていた祝儀袋が、そのままブックカバーとして再利用でき、資源の有効活用になる。
【0007】
また、「寿」等のお祝い表記文字の部分がしおりとして再利用でき、受け取った者にとってよい思い出の品となり、満足感も高まる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】祝儀袋(=ブックカバー)本体を開いた内側図
図2】しおり(ブックマーク)
図3】祝儀袋正面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
通常の二つ折りの形態のブックカバー(図1)をそのまま祝儀袋の本体とする。大きさは新書版がほぼ一般の祝儀袋と同じ大きさなので新書版サイズとする。素材は紙、布、ビニール等特に問わない。(祝儀袋としては紙製もしくは布製が妥当と思われる。ブックカバーとしても紙製、布製のものは既にある)
【0010】
「寿」等のお祝い表記文字をあしらったしおり(図2)を作る。大きさは通常の祝儀袋に記されるお祝い表記文字を切り取ったほどの大きさ(縦4cm横3cm程度)で、形は長方形、楕円形等特に問わない。素材も特に問わない。(昨今極薄の鋼板に金メッキを施したブックマーク(しおり)があるが、これなどは豪華で祝儀袋としての価値も増す)
【0011】
そのしおりに付けられている細帯紐(1)の先端を、祝儀袋(=ブックカバー)を開いた中央上端(2)に取り付ける。そしてしおりは祝儀袋表面(もしくはその上に置く短冊)の上部に、貼りはがし自在の小さな両面テープで貼り付ける(図3)。
【0012】
以上のような構成であるが。これを祝儀袋として使用する際は、祝儀(金員)を入れた内封筒(3)を、本体を開いた左右どちらかのポケット(4)に入れ(図1)、本体を閉じて水引をかける(図3)。
祝儀袋として使用された後は、貼り付けられたしおりをはがし、水引(7)と短冊(8)を取り除けばそのまましおり付きブックカバーとして利用できる。
【0013】
なお、一般の祝儀袋の右上に付けられる熨斗(6)であるが、昨今は省略するものもあるが、必要なら貼りはがし自在の両面テープで貼り付け、ブックカバーとして使用する際は取り除けばよい。
【符号の説明】
【0014】
1 しおりの細帯紐
2 祝儀袋(=ブックカバー)を開いた中央上端
3 内封筒
4 祝儀袋内側ポケット
5 しおり(ブックマーク)
6 熨斗
7 水引
8 短冊
図1
図2
図3