特開2017-88241(P2017-88241A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2017-88241二つのハンドル及び注ぎ口を備えた猫砂用容器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-88241(P2017-88241A)
(43)【公開日】2017年5月25日
(54)【発明の名称】二つのハンドル及び注ぎ口を備えた猫砂用容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 33/00 20060101AFI20170421BHJP
   B65D 33/02 20060101ALI20170421BHJP
【FI】
   B65D33/00 Z
   B65D33/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-228430(P2015-228430)
(22)【出願日】2015年11月24日
(31)【優先権主張番号】14/934087
(32)【優先日】2015年11月5日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】515325656
【氏名又は名称】ジェセフ・ヘリック
【氏名又は名称原語表記】Joseph Herrick
(71)【出願人】
【識別番号】515325667
【氏名又は名称】ベッツィ・マーティン
【氏名又は名称原語表記】Betsy Martin
(74)【代理人】
【識別番号】100096725
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 明▲ひこ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100171697
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 尚子
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ・ヘリック
(72)【発明者】
【氏名】ベッツィ・マーティン
【テーマコード(参考)】
3E064
【Fターム(参考)】
3E064AB11
3E064BA21
3E064BC18
3E064EA05
3E064EA12
3E064HF03
3E064HJ01
3E064HM03
3E064HN65
(57)【要約】
【課題】猫砂用容器を保持するために二つのハンドルを含む改良された猫砂用容器を提供することである。
【解決手段】改良された猫砂用容器は猫砂用容器を保持するための二つのハンドルを有し、上部ハンドルは使用者の一方の手で把持でき、猫のしっぽの意匠内にある側部ハンドルは使用者の他方の手で把持でき、その結果使用者は両手で猫砂用容器を保持できる。猫砂用容器はまた、容器の本体に固定され、容器の内側から外側の開口部に延びる注ぎ口を含み、注ぎ口はキャップにより閉じられる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
猫砂と一緒に使用する容器でであって、
(a)内部チャンバを取り囲む正面、背面、第一の側壁面、第二の側壁面、上面及び底面を含む外壁を有する本体と、
(b)下側部分及び上側部分を有する上部ハンドル部と、ここで前記下側部分は前記本体に固定され、前記上側部分は、前記上部ハンドルを露出させるために前記上面の上方で伸張し、前記上部ハンドルは内側周囲壁により囲まれる開口部を有し、上部補強部材が前記内側周囲壁に固着され、
(c)側部ハンドルを露出するために、前記第二の側壁面と前記側部ハンドルとの間にスペーサ部を含む側部ハンドル部と、ここで前記側部ハンドルは内側側方周囲壁により囲まれる開口部を有し、側方補強部材が前記内側側方周囲壁に固着され、
を含み、
(d)前記本体は、前記第一の側壁面に固着される注ぎ口を含み、該注ぎ口は、前記内部チャンバと流体連通し、前記注ぎ口はネジ付きキャップを含み、
(e)猫砂が前記内部チャンバに保持され、前記ネジ付きキャップが外されたときに、使用者の一方の手の指が前記上部ハンドルの前記開口部内に挿入され、一方の手のひらで前記上部ハンドルが覆うようにして把持され、使用者の他方の手の指が前記側部ハンドルの前記開口部内に挿入され、他方の手のひらで側部ハンドルが覆うようにして把持されることで、前記容器は使用者により保持され、猫砂が、前記容器が使用者の両手で保持されている間注ぎ口から注ぎ出される、
容器。
【請求項2】
さらに、前記第一の側壁上に前記注ぎ口を保持する注ぎ口フレームを有する、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記本体が、軟質プラスチック及び硬質プラスチックからなる群から選択される材料から作れられる、 請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記本体は、軟質プラスチック及び硬質プラスチックからなる群から選択される材料から作れられる、 請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記容器が、少なくとも前記正面に猫の意匠を含み、前記猫の意匠が、前記第二の側壁から延び、前記側部ハンドルを囲むように延びる物理的なしっぽを含む、 請求項1記載の容器。
【請求項6】
猫砂と一緒に使用する容器であって、
(a)内部チャンバを囲む外壁を有する本体と、
(b)前記本体の上部壁部の近くに固定され、内側上部周囲壁により囲まれる開口部を露出させるために、前記本体の外側に位置する上部ハンドルを有する上部ハンドル部と、ここで、上部補強部材が、内側上部周囲壁に固定され、
(c)内側側方周囲壁により囲まれる開口部を露出させるために、第二の側壁面と側部ハンドルとの間に位置し、固着されるスペーサ部を含む側部ハンドル部と、ここで、側方補強部材が前記内側側方周囲壁に固定される、
(d)前記本体は前記側部ハンドルから離れた前記外側壁の一部に固定される注ぎ口を含み、該注ぎ口は前記内部チャンバと流体連通し、
(e)猫砂が前記内部チャンバ内に保持され、使用者の一方の手の指が前記上部ハンドルの前記開口部内に挿入され、使用者の他方の手の指が前記側部ハンドルの前記開口部内に挿入されることで、前記容器は使用者により保持され、猫砂は、前記容器が使用者の両手の少なくとも指で保持されている間注ぎ口から注ぎ出される、
容器。
【請求項7】
さらに、前記容器に前記注ぎ口を保持する注ぎ口フレームを含む、 請求項6に記載の容器。
【請求項8】
さらに、前記注ぎ口を覆うキャップを含む、請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記本体は、軟質プラスチック及び硬質プラスチックからなる群から選択される材料から作られる、 請求項6に記載の容器。
【請求項10】
前記本体は、軟質プラスチック及び硬質プラスチックからなる群から選択される材料から作られる、 請求項6に記載の容器。
【請求項11】
前記容器が、前記外壁の少なくとも一つに猫の意匠を含み、前記猫の意匠が、前記本体から延び、前記側部ハンドルを囲むように延びる物理的なしっぽを含む、 請求項6記載の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2015年9月28日に米国出願された仮出願第62/233986号(継続中)に基づいて優先権を主張する。
本発明は、猫砂に関し、特に、猫をペットとして維持する個人又は野良猫について注意を払い、餌や猫砂ボックスを提供する個人のために、猫砂ボックスに入れる猫砂を保持する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
以下の10の特許及び公開特許出願が先行技術文献として挙げられる。
1.米国特許第4073397号(1978年2月14日発行:Elvia E.Snodgrass)(鳥類型容器)(以下「スノドグラス特許」という)(特許文献1)
2.米国意匠登録第 347573号(1994年6月7日発行:Charles W. F. Bishop)(容器)(以下「ビショップ意匠」という)(特許文献2)
3.米国意匠登録第424158号(2000年5月2日発行:Edmund E. Besecke)(動物型容器及びじょうろ)(以下「ベセケ意匠」という)(特許文献3)
4. 米国特許出願公開第2002/0102032号(2002年8月1日公開:Sheldon Sturgis等)(人間工学に基づいて配置されたハンドルを有するバッグ)(以下「スターギス公開特許出願」という)(特許文献4)
5. 米国特許出願公開第2006/0278554号(2006年12月14日公開:Tanaka等)(多目的エア包装方法及びシステム)(以下「タナカ公開特許出願」という)(特許文献5)
6. 米国特許出願公開第2010/0296754号(2010年11月25日公開:Manuel Chiu)(重量のあるバッグ用の補助グリップ)(以下「チュー公開特許出願」という)(特許文献6)
7. 米国特許出願公開第2011/0033133号(2011年2月10日公開:Marcus Kujat)(シート材の 包装袋)(以下「クジャット公開特許出願」という)(特許文献7)
8. 米国特許第8322923号(2012年12月4日発行:Mark W. Gum)(ハンドルを備えたフィルム状バッグ)(以下「ガム特許」という)(特許文献8)
9. 米国特許第8597168号(2013年12月3日発行:Jens Koesters等)(サイドガセット上にハンドルを備えたバッグの製造方法)(以下「コエスターズ特許」という)(特許文献9)
10. 米国特許第8794833号(2014年8月5日発行:Michael Ray Runyon等)(二つのハンドルをもつバッグ)(以下「ラニヨン特許」という)(特許文献10)
【0003】
ラニヨン特許は2014年8月5日に発行された。この特許目最初の第3欄、第13-22行に以下のとおりに記載されている。
「ハンドル36は第一のフラップ34に熱融着されたパッチ38を含む。パッチ38は、第一のフラップ34のいずれかの側(すなわち、フロントパネル12又はバックパネル14上)に、又は余分な力が必要な場合には両側に熱融着される。パッチ38は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLPDE)などのプラスチックを含む、バルク製品を運ぶバッグに典型的に使用される材料とすることができる。C字状のグリップ40が、使用者が運搬中、注ぐ間など自らの指を入れることができる開口部42を形成するために、パッチ38及び第一のフラップ34により形成される。
【0004】
さらに、C字状のグリップ40aは、パッチ38a及び主に注ぎハンドルとして機能するハンドル36aを形成する第二のフラップ50を貫通するように切断されている。第三のハンドル36bを含む実施形態では、そのハンドルを同様に形成することができる。
【0005】
スターギス特許には、二か所にハンドルを有するという概念が開示されている。
【0006】
スノドグラス特許には、家禽形状の容器が開示されているが、ハンドルが一つのみである。
【0007】
ビショップ意匠はコンテナのデザインに関するものである。これは、ハンドルが示されていないが、上部に注ぎ口を有するものである。
【0008】
ベゼク意匠は動物状容器とじょうろについてのものであり、一つのみのハンドルがある。
【0009】
タナカ公開特許出願には、多目的エア包装方法及びシステムが開示されている。
【0010】
チュー公開特許出願には、上部に一つのハンドルを有するという概念が開示され、底部がハンドルとして構成されることが可能となる。
【0011】
クジャット公開特許出願は金属製の袋を開示する。
【0012】
ガム特許はフィルムを格納するための一つのハンドルの容器を開示する。
【0013】
コエスター特許は、パッケージの側面にある二つのハンドルを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】米国特許第4073397号明細書
【特許文献2】米国意匠登録第347573号
【特許文献3】米国意匠登録第424158号
【特許文献4】米国特許出願公開第2002/0102032号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2006/027855号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2010/0296754号明細書
【特許文献7】米国特許出願公開第2011/0033133号明細書
【特許文献8】米国特許第8322923号明細書
【特許文献9】米国特許第8597168号明細書
【特許文献10】米国特許第8794833号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
ほとんどの猫砂用容器は、箱から出して猫砂を注ぎ出すために押して開放する開口部を備えた段ボール箱の形状になっているか、強く柔軟な材料で作られた袋(袋は、猫砂の排出を容易にするために切断又は破けるもの)になっているかである。既存の猫砂用容器の問題は、容器が柔軟な材料によるものであろうが堅い箱形状であろうが、猫砂を猫砂用容器の分配領域から注ぎ出すことができるように、容易に使用できるハンドルを容器が備えるようになっていないことである。さらに、個人が猫砂を容器から分配する際に慎重に行わないと、猫砂はしばしば、箱から床へとこぼれる。使用者によって確実に保持され、過剰に分配されることなく、さらに猫砂が誤って箱から床にこぼれないように組織的かつ効率的な方法で猫砂が分配されるように、猫砂用容器を改良することは、以上に重要な点である。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、猫砂用容器を保持するための二つのハンドルを備えた、改良された猫砂用容器であり、第一の又は上部ハンドルは使用者の片手で把持することができ、第二の又は側部ハンドルは、使用者の反対側の手で保持できるように、デザイン上の猫のしっぽのところにあり、その結果使用者は両手で猫砂用容器を保持することができる。上部ハンドルは、猫砂用容器に近い中央の上部領域に形成され、側部ハンドルは、猫砂用容器に近い側方領域に形成され、側部ハンドルは、猫の丸まったしっぽの形状をもつ。各ハンドルは、容器にある開口部を形成する。硬質プラスチックのような補強部材がハンドルの開口部に挿入され、ハンドルの周囲面のとこで、かつ猫砂用容器に近くのハンドルに固定される。猫砂用容器はまた、容器の内側から外側に伸張する容器本体に固定された注ぎ口を有する。その注ぎ口はキャップにより閉じられる。一例として、注ぎ口は、細かな猫砂を収納するために、1と二分の1(1-1/2)インチの径をもつ。容器の容積がより大きいときは、注ぎ口の直径は3インチとすることができる。注ぎ口は、側部ハンドルが配置されている側とは反対側にあることが好ましい。
【0017】
詳述すると、本発明の更なる改良は、猫砂用容器にネジ付きキャップを組み込んだもので、そのキャップは、注ぎ口を開放するように緩めることができ、その結果猫砂は注ぎ口を通過できるようになり、猫砂を、注ぎ口を通して容器の中に入れ又は容器から出すことできる。追加の装飾として、注ぎ口の開口部に壊れやすいシールを備えつけ、使用者がそのシールを壊すことにより、猫砂を容器から流し出すことができる。
【0018】
従って、本発明の目的は、猫砂用容器を保持するために二つのハンドルを含む改良された猫砂用容器を提供することであり、上部ハンドル(容器に施すデザイン上の猫の耳の間に位置してもよい)を使用者の片手で把持でき、側部ハンドル(容器の施すデザイン上の猫のしっぽに位置する)を他方の手で把持でき、その結果使用者は両手で猫砂用容器を保持することができる。第一の又は上部ハンドルは、猫砂用容器で、その容器に近い中央の上部領域に形成され、第二の又は側部ハンドルは、猫砂用容器で、その容器に近い側方領域に形成され、側部ハンドルは、猫の丸まったしっぽの形状をもつ。各ハンドルは、容器にある開口部を形成する。
【0019】
本発明の他の目的は、ハンドルの開口部に挿入され、ハンドルの周囲面のとこで、かつ猫砂用容器の隣接部分でハンドルに固定される、硬質プラスチックのような補強部材をハンドルが含む猫砂用容器を提供することである。
【0020】
本容器をペット産業関連製品と合わせて使用することができることも、本発明の思想及び範囲内にある。
【0021】
さらに、本発明の他の目的は、容器の内側から外側に伸張する容器本体に固定され、キャップにより閉じられる注ぎ口をも含む猫砂用容器を提供することである。一例として、注ぎ口は、細かな猫砂を収納するために、1と二分の1(1-1/2)インチの径をもつ。容器の容積がより大きいときは、注ぎ口の直径は3インチとすることができる。注ぎ口は、側部ハンドルが配置されている側とは反対側にあることが好ましい。
【0022】
詳述すると、本発明は、猫砂と一緒に使用する容器であって、本容器は、(a)内部チャンバを取り囲む正面、背面、第一の側壁面、第二の側壁面、上面及び底面を含む外壁を有する本体と、(b)下側部分及び上側部分を有する上部ハンドル部と(ここで下側部分は前記本体に固定され、上側部分は、上部ハンドルを露出させるために前記上面の上方で伸張し、上部ハンドルは内側周囲壁により囲まれる開口部を含み、上部補強部材が内側周囲壁に固着され)、(c)側部ハンドルを露出するために、第二の側壁面と側部ハンドルとの間のスペーサ部を含む側部ハンドル部と(ここで側部ハンドルは内側側方周囲壁により囲まれる開口部を有し、側方補強部材が内側側方周囲壁に固着され)、を含み、(d)本体部は、第一の側壁面に固着される注ぎ口を含み、注ぎ口は、前記内部チャンバと流体連通し、注ぎ口はネジ付きキャップを含み、(e)猫砂が内部チャンバに保持され、ネジ付きキャップが外されたときに、使用者の一方の手の指が上部ハンドルの開口部内に挿入され、一方の手のひらで上部ハンドルが覆うようにして把持され、使用者の他方の手の指が側部ハンドルの開口部内に挿入され、他方の手のひらで側部ハンドルが覆うようにして把持されことで、本容器は使用者により保持され、猫砂は、本容器が両手で保持されている間に注ぎ口から注ぎ出される。
【0023】
詳述すると、本発明は、猫砂と一緒に使用する容器であって、本容器は、(a)内部チャンバを囲む外壁を有する本体と、(b)本体の上部壁部に隣接して固定され、内側上部周囲壁により覆われる開口部を露出させるために、本体の外側に位置する上部ハンドルを有する上部ハンドル部と(ここで、上部補強部材が、内側上部周囲壁に固定され)、(c)内側サイド周囲壁により囲まれる開口部を露出させるために、第二の側壁面と側部ハンドルとの間に位置し、固着されるスペーサ部を含む側部ハンドル部と(ここで、サイド補強部材が内側周囲壁に固定される)、(d)本体は側部ハンドルから離れた外側壁の一部に固定された注ぎ口を含み、注ぎ口は内部チャンバと流体連通し、(e)猫砂が内部チャンバ内に保持され、使用者の一方の手の指が上部ハンドルの開口部内に挿入され、使用者の他方の手の指が側部ハンドルの開口部内に挿入されることで、本容器は使用者により保持され、猫砂は、本容器が両手の少なくとも指で保持されている間注ぎ口から注ぎ出される。
【0024】
さらに、新規な特徴および本発明の他の目的は、以下の詳細な説明及び考察から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図面が参照されるが、図面の目的は例示に過ぎず、限定の目的ではない。
図1図1は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の猫砂用容器の正面図である。
図2図2は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の猫砂用容器の正面前方斜視図である。
図3図3は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の猫砂用容器の正面後方斜視図である。
図4図4は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の猫砂用容器の背面図である。
図5図5は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の猫砂用容器の背面前方斜視図である。
図6図6は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の猫砂用容器の正面透視斜視図(本発明の構成要素をよりよく図示するために外部表面の色を無くして透明にして描かれている)である。
図7図7図1の線7-7に沿った断面図である。
図8図8図1の線8-8に沿った断面図である。
図9図9は、各ハンドルで使用され補強部材の正面図(図9では左ハンドルの補強部材を示す)である。
図10図10は、注ぎ口のキャップが外され、使用者の右手の指が上部ハンドルの開口部に挿入され、使用者の左手の指が側方のハンドルの開口部に挿入されて、使用者の両手で猫砂用容器が保持され、注ぎ口から猫砂を注ぎだす状態を示す本発明の正面側斜視図である。
図11図11は、二つのハンドルと注ぎ口とを備えた本発明の他の実施形態の猫砂用容器の正面図である。
図12図12は発明の他の実施形態の側面透視斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の具体的な実施形態が図面を参照して説明されるが、そのような実施形態は単なる例示であり、本発明の原理が適用できる多くの実施形態の一部であることを理解されるべきである。当業者に明らかな種々の変更、修正は、本発明の思想、範囲内にある。
【0027】
図1乃至6に、本発明の猫砂用容器10が図示されているが、この容器は、折り曲げができない材料、柔軟で折り曲げ可能なプラスチック又は他のプラスチック材料から作ることができる猫砂本体20(以下、本体という)を有する。猫砂本体20は、図1に示された形状をもつことができる外側正面30を含むが、外側表面30、外側背面32、第一又は左側壁面36、第二又は右側壁面38、平面37及び底面31を有する他の形状とすることができる。内部チャンバ40を取り囲むこれらすべての表面が、図6では透明にして描かれているが、この透明の図はまた、内部チャンバ40内にある猫砂を図示する。猫砂用容器10の第一の側壁面36には注ぎ口50が位置する。この注ぎ口50は、注ぎ口50(図6を参照)のネジ部63と螺合する取り外し可能な閉鎖部材60(キャップ、ネジ付きキャップ、シールキャップ、又は圧入キャップともいう)を含む。図6に示されているように、注ぎ口注ぐ50に固定され、流体連通する中空円筒壁62を有する。円筒壁62は、猫砂用容器10の内部チャンバ40内に延び、猫砂100の一部と直接接触する。注ぎ口枠65が、注ぎ口50と猫砂用容器10の本体20の第一の側壁面36との間の確実な接続を容易にする。
【0028】
図7図1の線7-7に沿った断面図)に示されているように、取り外し可能な閉鎖部材60が除去されたとき、注ぎ口50は開放され、(図6に図示されているように)本体20の内部チェンバ40につながる開口部52を有する。従って、本発明の技術革新の一つは、猫砂100を猫砂用容器10から効率よく流しだすことができる注ぎ口50を有することである。また、別の変形例として、図8図1の線8-8に沿った断面図)に示されているように、注ぎ口注ぐ50は、その開口部52の上に配置され、壊しやすいシール54を有してもよく、ことのき、ネジ付きキャップ60は、注ぎ口50のネジ山63と螺合するネジをもつ固定部材に置き換えられる。これに代えて、ネジ付きキャップ60が注ぎ口50に圧入され、又は他の連結部材によりキャップが注ぎ口50の開口に取り付けられる。注ぎ口の直径D’は1インチから2インチの範囲であり、好ましくは猫砂用に、1-1/2インチである。チャンバ40内に大量な猫砂用の製品について、注ぎ口50の直径は3インチである。
【0029】
図1乃至図6に示されているように、本発明の他の技術革新は、二つの保持する部分を有し、これら部分により猫砂用容器10が、人の両手によって保持されることである。本体20の第1の上部部分70は上部ハンドル72を有する。その上部ハンドル72は、上部ハンドルの開口部74を取り囲む内側上部周囲壁76及び補強部材78を含む。内側上部周囲壁76と補強部材78は接合されている。上部ハンドル72は、上部ハンドルの開口部74を囲むように内側上部周壁76上に接合されたプラスチック製の補強部材78を含む。プラスチック製の補強部材78及び上部ハンドルの開口部74を有する内側上部周囲壁76は、使用者が手を上部ハンドルの開口部74に挿入し、つぎに指と手のひらで内側上部周囲壁76及び第一の上部ハンドルの第一の補強部材を覆うように掴むことを可能にする。図1及び図6に示されているように、上部ハンドルの開口部を取り囲む内側周囲上部壁76と補強部材78とを備る上部ハンドル72を含む第一又はハンドル部70の位置は、上部ハンドル72との猫砂用容器10の本体20との間にある。任意であるが、上部ハンドル部72は第一のハンドル部の一部であり、ここで、下部部分71が背面32の内側表面33に固着され、猫砂用容器10の本体20の上部部分70内に位置する。上部ハンドルの開口部74が把持のために露出されている限り、背面33、正面30又は本体20の正面内側に固定されている上部ハンドル部分70もまた本発明の思想及び範囲にある。したがって、上部ハンドル72は手で猫砂用容器10の上部領域を把握することを可能にする。図9は補強部材78の正面図である。
【0030】
図1乃至図6に示されているように、第二の技術革新は、猫砂用容器10の第二の側面壁面38に固定され、本体20の第二の側壁面38からスペーサ部24をもつ側部ハンドル82を有する側部ハンドル部80である。側部ハンドル82は、補強部材88により保護される内側周囲壁86に囲まれた側部ハンドル開口部84を含む。
【0031】
第二の又は側部ハンドル82は、包装デザインに組み込まれる猫のしっぽ89と部分的に接する。第二の又は側部ハンドル82は、内側側方周囲壁86に固定されるブラスチック製補強部材である第二の側部補強部材88を含む。側部ハンドル82は、内側周囲壁86に固着されるプラスチック製補強部材であり、内側周囲壁86及び補強部材88は側部ハンドルの開口部84を取り囲む。側部ハンドル82は、プラスチック製補強部材及び側部ハンドル開口部84を有する内側周囲壁86を含む。この側部ハンドル開口部84は、手の指が側部ハンドル開口部84に挿入できるようにし、されに手のひらと指で内側サイド周囲壁86及び第二の又は側部ハンドル82の第二の補強部材88を覆うように掴むことを可能する。
【0032】
図10は、図2に図示の本発明を使用し、注ぎ口のキャップが外され、使用者の右手の指が上部ハンドルの開口部に挿入され、使用者の左手の指が側部ハンドルの開口部に挿入され、使用者の両手で保持され、猫砂用容器10から猫用砂を注ぎ出されるように回転転させた本発明の正面側方斜視図である。
【0033】
図1図6及び図10に示さているように、側部ハンドル82において、右2000の指2100、2200、2300及び2400が側部ハンドル82に挿入され、手のひら2600が側部ハンドル82を覆っている。
【0034】
図1図6及び図10に示すように、猫砂用容器10の本体20に固定された上部ハンドル72の補強部材78と上部周囲壁76により取り囲まれる上部ハンドル開口部74の位置は、猫砂用容器10の猫砂本体20の上部部分70内に位置する。従って、上部ハンドル72は、手で猫砂用容器10の上部領域を把握することを可能にする。
【0035】
従って、使用者の指1100、1200、1300、及び1400が、上部ハンドル開口部74に挿入され、本体20内の上部ハンドル72の内側上部周囲壁76及び補強部材78を把持するように、使用者の左手1000が上部ハンドル開口部74に挿入され、その結果、左手100が第一の又は上部ハンドル72を把持し、右手2000が第二の又は側部ハンドル82を把持することで、猫砂用容器は両手で保持することができる。側部ハンドル部分の好適な位置は、側部ハンドル82の一部として役目をもつ猫のしっぽ89を有する猫砂用容器10の本体20の第一の側壁面38から延びるスペース24内にある。デザイン上、第二の側部ハンドル82は、猫のしっぽ89の部分と部分的に接する。一例として、使用者は、上部ハンドル開口部74に左手の指を挿入し、手のひらで、周囲壁76及び補強部材78を覆って、第一の又は上部ハンドル72を把持して、上部ハンドル72を保持する。使用者は、反対側の右手を使って、猫砂用容器10を持ち上げ、傾けることができるように、右手の指を側部ハンドル開口部84の挿入し、側部ハンドル82を把持する。その結果猫砂100は、取り外し可能な閉鎖部材60が注ぎ口50から除去され、任意ではあるが図10に示されているように壊しやすいシール54が壊された後、猫砂用容器から容易に注ぎ出すことができる。
【0036】
猫砂を容器のように記述されているが、この容器が、ペット産業関連製品と合わせて使用することができることも、本発明の思想及び範囲内にある。
【0037】
図7は、図1の線7−7に沿った注ぎ口50の開口部52の断面を示す。図8に示されているように、任意であるが、注ぎ口50の開口部は注ぎ口の開口部に固着される壊しやすいシール54を有し、その結果、壊しやすいシールは、猫砂用容器を使用するときは壊され、猫砂用容器を保管し、販売のために棚に配置するときには、猫砂用容器から猫砂が注ぎ出ないことを確実なものとする。
【0038】
図1乃至図5に示されているように、猫砂用容器10には、図示のとおり、耳92Lと92Rとの幅が狭い猫90の絵が描かれ、しっぽはサイドホルダ保持部材のための一部として描かれている。
【0039】
図11には、耳92LAと92RAとの幅が広い猫90Aが、描かれた猫砂用容器10Aの他の実施形態が示されている。同じ構成要素には同じ符号にAが追加された符号が付されている。図12は他の実施形態の透視図である。
【0040】
従って、本発明により、猫砂用容器は、効率よく両手で把持でき、猫砂を注ぎ口から放出できる。
【0041】
もちろん、本発明は、ここで開示された特定の形態、特定の実施形態、特定の使用により限定されることを意図されず、本発明の使用又は範囲から逸脱することなく様々な変更、修正を行うことができ、ここで開示された装置及び方法は、実施形態の動作を図示、説明することのみ意図し、また実施又は操作される本発明のすべてがここに開示されているわけではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12