【解決手段】遠隔管理システムは、少なくとも洗濯、脱水、乾燥のいずれかを行う洗濯装置と、洗濯装置を制御する洗濯制御装置とを含み顧客の工場に設置された洗濯システムと、洗濯装置の製造メーカに設置され、洗濯制御装置と公衆回線網を介して接続される端末装置とを備える。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1〜3を参照して、本発明による遠隔管理システムの一実施の形態を説明する。
図1は、本発明による遠隔管理システムの全体構成を示す図である。
本実施の形態の遠隔管理システム1は、顧客の工場2に設けられた洗濯システム100の各機器110〜150とVPNルータ160とスイッチ170と、各機器110〜150を製造したメーカの事務所(メーカ事務所)3に設けられた端末装置220を備えている。顧客の工場2のVPNルータ160と、メーカ事務所3の端末装置220とは、たとえば公衆回線網などのWAN(Wide Area Network)30を介してVPN(Virtual Private Network)によって接続されている。なお、顧客および工場は、複数存在しているが、
図1では他の顧客および工場の図示を省略している。
図1において図示を省略した他の工場のVPNルータと、メーカ事務所3の端末装置220とは、WAN30を介してVPNによってそれぞれ接続されている。
【0009】
顧客の工場2に設けられた洗濯システム100には、たとえば洗濯物を洗濯する連続洗濯機110と、洗濯後の洗濯物を脱水する油圧脱水機120および遠心脱水機130と、脱水後の洗濯物を乾燥するトンネル乾燥機やドラム型乾燥機などの乾燥機140と、各機器間で洗濯物を移送するコンベア装置を有するコンベアライン150とが含まれる。
各機器110〜150には、各機器110〜150の各部を制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)111,121,131,141,151と、タッチパネル式の表示および操作装置であるタッチパネル装置112,122,132,142,152が設けられている。
【0010】
たとえば、コンベアライン150のタッチパネル装置152には、コンベアライン150における洗濯物の搬送状態を監視するための一つまたは複数のネットワークカメラ153が接続されている。ネットワークカメラ153によって撮影された映像は、タッチパネル装置152の表示部で表示可能である。なお、ネットワークカメラ153は、コンベアライン150を撮影するだけでなく、その他の機器110〜140を撮影できるようにしてもよく、その設置場所は、コンベアライン150の周辺に限らない。また、ネットワークカメラ153の接続先は、コンベアライン150のタッチパネル装置152に限らず、他の機器110〜140のタッチパネル装置112,122,132,142やスイッチ170であってもよい。
各PLC111,121,131,141,151は、それぞれタッチパネル装置112,122,132,142,152と接続されている。各タッチパネル装置112,122,132,142,152は、スイッチ170を介してVPNルータ160と接続されている。VPNルータ160は、DHCPサーバ機能を備えている。
【0011】
タッチパネル装置112,122,132,142,152の表示部には、たとえば、機器110〜150の運転状況の表示画面や、機器110〜150の運転操作のための操作画面、機器110〜150の運転条件を設定するための設定画面、不具合の内容を示す画面、メーカのサービスマンがメンテナンスのために表示させる診断画面やプログラムの修正のための操作画面など、様々な画面が表示可能である。
図2は、顧客の工場2の乾燥機140のタッチパネル装置142の表示画面の一例を示す図であり、乾燥機140の運転中に表示される表示画面143の一つである。
【0012】
たとえば、機器110〜150の運転中には、タッチパネル装置112,122,132,142,152の表示部に運転状況の表示画面が表示される。タッチパネル装置112,122,132,142,152の表示部に表示される画面は、作業者の操作によって任意の画面に変更可能である。
たとえば、機器110〜150の運転中に何らかの不具合が発生し、タッチパネル装置112,122,132,142,152の表示部表示された運転状況の表示画面に、不具合の発生を示す情報が重畳的に表示される場合がある。この場合、作業者がタッチパネル装置112,122,132,142,152を操作することで、不具合の発生場所や不具合の内容などをタッチパネル装置112,122,132,142,152の表示部に表示させることもできる。
【0013】
メーカ事務所3の端末装置220は、たとえば、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータや、タブレット型の情報端末装置、スマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話機などである。
【0014】
このように構成される遠隔管理システム1では、顧客の工場2の洗濯システム100のネットワークをあたかもメーカ事務所3の社内ネットワークのように扱うことができる。
たとえば、
図2および
図3に示すように、遠隔管理システム1では、顧客の工場2の任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の表示画面と同じ表示画面をメーカ事務所3の端末装置220に表示することができる。なお、
図3は、
図2に示した操作画面143と同じ内容を表示したメーカ事務所3の端末装置220の表示部221の表示画面222を示す図である。
そして、本実施の形態の遠隔管理システム1では、たとえば、顧客の工場2の任意の機器110〜150をメーカ事務所3の端末装置220から遠隔で操作したり、ネットワークカメラ153によって撮影された映像をメーカ事務所3の端末装置220に表示させることができる。
【0015】
このように、本実施の形態の遠隔管理システム1では、顧客の工場2の任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152をメーカ事務所3の端末装置220から遠隔で操作し、任意の表示画面を端末装置220の表示部221の表示画面222に表示させることができる。
また、本実施の形態の遠隔管理システム1では、メーカ事務所3の端末装置220の表示部221に表示された操作画面を操作することで、顧客の工場2の任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152を端末装置220から遠隔で操作でき、機器110〜150の運転操作を行うことができる。すなわち、メーカ事務所3の端末装置220は、表示部221に表示された操作画面が操作されると、操作内容に対応する操作信号をWAN30を介して顧客の工場2の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152へ送信する。
タッチパネル装置112,122,132,142,152は、WAN30を介して操作信号を受信すると、受信した操作信号をPLC111,121,131,141,151に送信する。PLC111,121,131,141,151は、受信した操作信号に対応する動作を行うよう機器110〜150の各部を制御する。
【0016】
このように構成された遠隔管理システム1により、顧客の工場2の各機器110〜150に不具合が生じた際に、その原因をメーカ側で特定することが容易となる。また、遠隔管理システム1を利用して、メーカ側から顧客に対して、プリメンテナンスサービスを提供することができる。さらに、メーカによる顧客の工場2のトレーサビリティサービスを提供することもできる。
【0017】
具体的には、上述したように、
図2に示すように、顧客の工場2の任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の表示画面と同じ表示画面をメーカ事務所3の端末装置220の表示部221に表示することができる。これにより、メーカのサービスマンは、顧客と同じ視点で各機器110〜150の状況を確認できる。
また、顧客の工場2の任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152で行う操作と同じ操作をメーカ事務所3の端末装置220から行うことができる。これにより、メーカのサービスマンは、顧客の工場2を訪問しなくても各機器110〜150の操作や各種の設定、タッチパネル装置112,122,132,142,152やPLC111,121,131,141,151のプログラムの変更(更新)等を行うことができる。
本実施の形態の遠隔管理システム1によって実施することができる内容を以下に例示する。
【0018】
(1)たとえば、いずれかの機器110〜150で不具合が発生し、顧客の工場2から不具合発生の連絡を受けた場合、サービスマンは、端末装置220を操作して、不具合が発生した機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の故障診断画面や、エラー表示画面などを呼び出して、端末装置220の表示部221に表示させる。これにより、サービスマンは、顧客の工場2に訪問する前に、発生した不具合の内容を把握でき、不具合の原因を迅速に診断できる。したがって、たとえば、必要な交換部品や機材等を用意したうえで顧客の工場2に訪問できるため、一度の訪問で機器110〜150の不具合の解消が可能となり、メンテナンス作業を効率的に実施できる。また、機器110〜150の不具合による停止期間を短縮化できるので、機器110〜150の稼働効率を向上できる。
【0019】
(2)たとえば、機器110〜150で発生した不具合が軽微であり、機器110〜150の設定の変更による応急的な対応によって機器110〜150の運転が可能となる場合がある。このような場合には、サービスマンは、端末装置220を操作して、不具合が発生した機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の設定変更画面などを呼び出して、端末装置220の表示部221に表示させる。そして、サービスマンは、端末装置220を操作することで、たとえば不具合が発生した機器110〜150のPLC111,121,131,141,151の設定を変更する。
これにより、サービスマンが顧客の工場2に到着するまでの間、不具合が発生した機器110〜150の運転を継続できるので、機器110〜150の不具合による停止期間を短縮化でき、機器110〜150の稼働効率を向上できる。
【0020】
(3)顧客側から機器110〜150の制御内容の変更の依頼があった場合、サービスマンは、顧客の工場2を訪問しなくても、機器110〜150の制御内容を変更できる。たとえば、サービスマンは、端末装置220を操作して、設定変更の対象となる機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の設定変更画面などを呼び出して、端末装置220の表示部221に表示させる。そして、サービスマンは、端末装置220を操作することで、設定変更の対象となる機器110〜150のPLC111,121,131,141,151の設定を変更する。
これにより、サービスマンが顧客の工場2を訪問しなくても機器110〜150の設定内容を変更できるので、メーカにおける人件費を削減できる。また、顧客側にとっては、サービスマンの到着を待たずに機器110〜150の設定内容の変更が完了するので、機器110〜150の稼働効率を向上できる。
同様にして、サービスマンは、端末装置220を操作することで、任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152やPLC111,121,131,141,151のプログラムの変更(更新)を行うことができる。
【0021】
(4)たとえば、メーカ側で定期的に各機器110〜150の状態を確認したり、各機器110〜150の点検を行うことができる。たとえば、サービスマンは、端末装置220を操作して、対象となる機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152のメンテナンス情報に関する画面などを呼び出して、端末装置220の表示部221に表示させる。そして、サービスマンは、端末装置220の表示部221に表示された機器110〜150の稼働履歴や累積稼働時間などの情報に基づいて、たとえば部品交換や給脂等の提案などを検討できる。これにより、各機器110〜150の予防保全に貢献でき、各機器110〜150の不具合による稼働停止を抑制して、機器110〜150の稼働効率を向上できる。
【0022】
(5)いずれかの機器110〜150で不具合が発生し、顧客の工場2から不具合発生の連絡を受けた場合、サービスマンは、端末装置220を操作して、ネットワークカメラ153で撮影した画像を端末装置220の表示部221に表示させる。サービスマンは、端末装置220の表示部221に表示された画像を見ることで、不具合の発生状況を確認できる。これにより、たとえば、サービスマンは、端末装置220の表示部221に表示された画像から必要なメンテナンス作業を選択して、顧客の作業者に作業内容を指示することができる。したがって、メーカのサービスマンではなく、顧客の作業者が実施可能な内容であれば、サービスマンが顧客の工場2に訪問しなくても機器110〜150のメンテナンス作業を実施できるので、メーカにおける人件費を削減できる。また、顧客側にとっては、サービスマンの到着を待たずに機器110〜150のメンテナンス作業を実施できるので、機器110〜150の稼働効率を向上できる。
【0023】
また、たとえば無線通信によってスイッチ170に接続したウェアラブルカメラを顧客の作業者に装着させ、このウェアラブルカメラで撮影した画像をメーカ事務所3の端末装置220の表示部221に表示させるようにしてもよい。これにより、メーカのサービスマンは、端末装置220の表示部221に表示された画像を見ることで、顧客の作業者と同じ視点で顧客の作業者の作業内容を確認できる。また、顧客の作業者は、ウェアラブルカメラで撮影をしつつ、両手が使える状態で作業ができる。
さらに、ウェアラブルカメラが音声による双方向通信が可能なものであれば、メーカのサービスマンは、顧客の作業者と通話しながら顧客の作業者の作業を補助できる。これにより、メンテナンス作業を効率化できる。
また、上述したように顧客の作業者のメンテナンス作業をサービスマンが補助することで、顧客の作業者へのメンテナンス教育を実施することができる。
【0024】
(6)メーカのサービスマンは、メーカ事務所3の端末装置220の表示部221に表示させた、ネットワークカメラ153や上述したウェアラブルカメラで撮影した画像を、メーカ側から顧客の工場2の機器110〜150を遠隔で操作する際の安全確認に利用することができる。なお、サービスマンは、メーカ事務所3の端末装置220を操作することで、ネットワークカメラ153による撮影指示をしたり、ネットワークカメラ153の向きを変更したりするなど、ネットワークカメラ153を制御できる。
【0025】
(7)たとえば、機器110〜150に不具合が発生した場合に、タッチパネル装置112,122,132,142,152が、不具合が発生したことや不具合の内容を含む情報を、たとえば電子メールとしてメーカ事務所3の端末装置220に送信するようにしてもよい。これにより、不具合が発生した際にメーカ側で迅速に対応できる。また、不具合が発生したことや不具合の内容を含む電子メールを顧客の有する任意のパーソナルコンピュータや、タブレット型の情報端末装置、スマートフォンなどに送信するようにしてもよい。
【0026】
(8)たとえば、顧客の作業者がタッチパネル装置112,122,132,142,152を操作することで、メーカに対する保守部品の発注依頼を、たとえば電子メールとしてメーカ事務所3の端末装置220に送信するようにしてもよい。また、顧客の作業者がタッチパネル装置112,122,132,142,152を操作することで、メーカに対する機器110〜150の点検や修理依頼を、たとえば電子メールとしてメーカ事務所3の端末装置220に送信するようにしてもよい。これにより、メーカに対する保守部品の発注依頼や点検依頼、修理依頼を簡単に行うことができる。
【0027】
(9)たとえば、無線通信によってスイッチ170に接続した携帯型の端末装置を用いて、各機器110〜150の稼働状態を確認することができる。また、この端末装置を工場2の生産管理に用いることもできる。
【0028】
(10)たとえば、メーカ側で各機器110〜150の稼働状態を確認し、洗濯物の投入順番や処理量を把握することができる。たとえば、メーカの担当者は、端末装置220を操作して、対象となる機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の稼働状態に関する画面などを呼び出して、端末装置220の表示部221に表示させる。これにより、担当者は、端末装置220の表示部221に表示された機器110〜150の稼働履歴などに基づいて、たとえば洗濯物の種類や投入順序、処理量などの情報を得ることができる。そして、担当者は、得られた情報に基づいて、効率的な洗濯物の投入順番等を検討して顧客に提案することができる。
【0029】
以上に例示したように、本実施の形態の遠隔管理システム1によって、各機器110〜150のきめ細かいメンテナンスのサービスを提供できる。
【0030】
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)遠隔管理システム1は、連続洗濯機110と、油圧脱水機120と、遠心脱水機130と、乾燥機140と、コンベアライン150と、各機器110〜150の各部を制御するPLC111,121,131,141,151とを含む洗濯システム100を備える。遠隔管理システム1は、メーカ事務所3に設置され、洗濯システム100のネットワークとWAN30を介して接続される端末装置220とを備える。これにより、顧客の工場2の洗濯システム100のネットワークをあたかもメーカの社内ネットワークのように扱うことができるので、顧客の工場2の洗濯システム100の各機器110〜150に不具合が生じた際に、その原因をメーカ側で特定することが容易となる。したがって、メンテナンス作業を効率的に実施できる。また、機器110〜150の不具合による停止期間を短縮化できるので、機器110〜150の稼働効率を向上できる。
【0031】
(2)端末装置220は、表示部221を有し、WAN30を介して受信した、顧客の工場2の任意の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152の表示画面と同じ表示画面を表示部221に表示する。これにより、メーカのサービスマンは、顧客と同じ視点で各機器110〜150の状況を確認できるので、メンテナンス作業を効率的に実施できる。
【0032】
(3)端末装置220は、表示部221に表示された操作画面が操作されると、操作内容に対応する操作信号をWAN30を介して顧客の工場2の機器110〜150のタッチパネル装置112,122,132,142,152へ送信する。タッチパネル装置112,122,132,142,152は、WAN30を介して上記操作信号を受信すると、受信した操作信号をPLC111,121,131,141,151に送信する。PLC111,121,131,141,151は、受信した操作信号に対応する動作を行うよう機器110〜150の各部を制御する。
これにより、サービスマンが顧客の工場2を訪問しなくても、顧客の工場2で機器110〜150を操作する内容と同じ操作を実施できるので、メンテナンス作業を効率的に実施できる。
【0033】
(4)ネットワークカメラ153は、撮影して得た画像のデータをWAN30を介して端末装置220へ送信する。端末装置220は、WAN30を介して受信した画像のデータに基づいて、ネットワークカメラ153が撮影して得た画像を表示部221に表示する。これにより、メーカのサービスマンは、端末装置220の表示部221に表示された画像を見ることで、顧客の作業者と同じ視点で顧客の作業者の作業内容を確認できるので、メンテナンス作業を効率的に実施できる。
【0034】
(5)端末装置220は、ネットワークカメラ153の動作に関する指示信号をWAN30を介してネットワークカメラ153へ送信する。ネットワークカメラ153は、WAN30を介して指示信号を受信すると、指示信号に対応する動作を行う。これにより、サービスマンは、メーカ事務所3の端末装置220を操作することで、ネットワークカメラ153による撮影指示をしたり、ネットワークカメラ153の向きを変更したりするなど、ネットワークカメラ153を制御できるので、メンテナンス作業を効率的に実施できる。
【0035】
なお、上述した実施の形態では、洗濯システム100に含まれる機器が連続洗濯機110と、油圧脱水機120と、遠心脱水機130と、乾燥機140と、コンベアライン150とであった。しかし、これらの機器110〜150は、一例であり、これらの機器110〜150とともに、または、これらの機器110〜150の一部と代えて、たとえば、フィーダーや、ロール式の仕上げ機、フォルダなど、他の機器が含まれていてもよい。また、洗濯システム100には、上述した機器の少なくとも1つが含まれていればよい。
【0036】
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。