【解決手段】ナビゲーション装置1は、地図に関する地図情報TJHと、地図上に位置する施設について、施設を分類するジャンルを示すジャンル情報を有する施設情報SJHと、を有する地図データ11aを記憶する記憶部11と、画像を表示する表示パネル12aと、地図情報TJHに基づく地図を表示パネル12aにより表示し、施設情報SJHに基づいて検索した施設を分類するジャンルについて、取捨選択の操作を受け付け、地図上に、受け付けた操作に応じて、前記ジャンルに分類される施設の表示を行う制御部10とを備える。
地図に関する地図情報と、前記地図上に位置する施設について、前記施設を分類するジャンルを示すジャンル情報を有する施設情報と、を有する地図データを記憶する記憶部と、
画像を表示する表示部と、
前記地図情報に基づく前記地図を前記表示部に表示し、前記施設情報に基づいて検索した前記施設を分類する前記ジャンルについて、取捨選択の操作を受け付け、前記地図上に、受け付けた操作に応じて、前記ジャンルに分類される前記施設の表示を行う制御部と、を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
前記ジャンル情報は、前記施設を分類する第1ジャンルを示す第1ジャンル情報と、前記第1ジャンルに分類される第1施設を更に分類する第2ジャンルを示す第2ジャンル情報とを対応付けて有し、
前記制御部は、
検索した前記第1施設の前記第1ジャンル情報に対応付く前記第2ジャンル情報を選択可能に表示し、
前記第2ジャンル情報が選択された場合、表示する前記第2ジャンルに分類される第2施設のうち、選択された前記第2ジャンル情報以外の前記第2ジャンル情報が示す前記第2ジャンルに分類される前記第2施設を表示しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
前記ジャンル情報は、前記施設を分類する第1ジャンルを示す第1ジャンル情報と、前記第1ジャンルに分類される第1施設を更に分類する第2ジャンルを示す第2ジャンル情報とを対応付けて有し、
前記制御部は、
検索した前記第1施設の前記第1ジャンル情報に対応付く前記第2ジャンル情報を表示し、
表示した前記第2ジャンル情報に対して、前記第2ジャンル情報が示す前記第2ジャンルに分類される第2施設を、表示する前記第2施設の対象から外す除外操作を受け付け、
前記第2ジャンル情報に対して前記除外操作を受け付けた場合に、前記除外操作がされた前記第2ジャンル情報が示す第2ジャンルに分類される前記第2施設を、表示する前記第2施設の対象から外す、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
検索した前記施設を分類する第1ジャンルを示す第1ジャンル情報に対応付き、前記第1ジャンル情報に分類される第1施設を更に分類する第2ジャンルを示す第2ジャンル情報を選択可能に表示し、
前記第2ジャンル情報が選択された場合、表示する前記2ジャンルに分類される第2施設のうち、選択された前記第2ジャンル情報以外の前記第2ジャンル情報が示す前記第2ジャンルに分類される前記第2施設を表示しない、
ことを特徴とする請求項9に記載の検索方法。
検索した前記施設を分類する第1ジャンルを示す第1ジャンル情報に対応付き、前記第1ジャンル情報に分類される第1施設を更に分類する第2ジャンルを示す第2ジャンル情報を選択可能に表示し、
表示した前記第2ジャンル情報に対して、前記第2ジャンル情報が示す前記第2ジャンルに分類される第2施設を、表示する前記第2施設の対象から外す除外操作を受け付け、
前記第2ジャンル情報に対して前記除外操作を受け付けた場合に、除外操作がされた前記第2ジャンル情報が示す第2ジャンルに分類される前記第2施設を、表示する前記第2施設の対象から外す、
ことを特徴とする請求項9に記載の検索方法。
前記ジャンルが選択された場合、選択された前記ジャンルに分類される前記施設を表示し、また、選択された前記ジャンルに分類される前記施設について、前記施設の名称の頭文字を示す頭文字情報を選択可能に表示し、
前記頭文字情報が選択された場合、表示する前記施設のうち、選択された前記頭文字情報以外の前記頭文字情報が示す頭文字の名称の前記施設を表示しない、
ことを特徴とする請求項9に記載の検索方法。
前記ジャンルが選択された場合、選択された前記ジャンルに分類される前記施設を表示し、また、選択された前記ジャンルに分類される前記施設について、前記施設の名称の頭文字を示す頭文字情報を表示し、また、表示した前記頭文字情報に対して、前記頭文字情報が示す頭文字の名称の前記施設を、表示する前記施設の対象から外す除外操作を受け付け、
前記頭文字情報に対して前記除外操作を受け付けた場合に、前記除外操作がされた前記頭文字情報が示す頭文字の名称の前記施設を、表示する前記施設の対象から外す、
ことを特徴とする請求項9に記載の検索方法。
画面に表示された地図上に位置を指定する第1操作が検出された場合、検索した前記施設の前記ジャンル情報のうち、特定した数の多い前記ジャンルを示す前記ジャンル情報を、優先して、前記指定位置を基準として所定の間隔をあけて表示し、
前記第1操作が検出された後、表示された前記ジャンル情報を選択する第2操作が検出された場合、選択された前記ジャンル情報が示す前記ジャンルに分類される前記施設を表示する、
ことを特徴とする請求項9に記載の検索方法。
前記施設の検索領域に対応する検索領域地図を表示し、前記検索領域地図に位置する前記施設を表示する対応地図領域と、前記対応地図領域を移動させる移動ボタンと、表示する地図上に設け、
前記移動ボタンが操作された場合、前記移動ボタンの操作に応じて前記対応地図領域が表示する地図を移動させ、
前記対応地図領域が表示する地図の移動に応じて、前記対応地図領域が表示する前記施設を異ならせる、
ことを特徴とする請求項9から15のいずれか一項に記載の検索方法。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、ナビゲーション装置1(情報処理装置)の機能ブロック図である。
【0024】
ナビゲーション装置1は、車両に搭載され、運転手及び運転手以外の同乗者の操作に従って、地図の表示や、目的地の検索、目的地までの経路探索、経路案内等の機能を実行する装置である。
図1に示すように、ナビゲーション装置1は、制御部10と、記憶部11と、タッチパネル12と、GPS受信部13と、相対方位検出部14と、車両情報取得部15と、音声入出力部16と、を備える。
【0025】
制御部10は、CPUや、ROM、RAM、その他の制御回路等を備え、ナビゲーション装置1の各部を制御する。
【0026】
記憶部11は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、データを書き換え可能に記憶する。また、記憶部11は、地図データ11a(地図情報)を記憶する。
【0027】
地図データ11aは、地図情報TJHと、施設情報SJHとを有する。
地図情報TJHは、タッチパネル12に地図を表示する際に使用する地図の画像データや、地図の地図上の道路を示すリンクの情報、リンクの接続部を示すノードの情報、地図上の行政区画や、道路、交差点等の名称に関する情報を有する。
【0028】
施設情報SJHは、地図上に位置する施設のそれぞれについて、少なくとも、施設の位置を示す施設位置情報と、施設を分類するジャンルを示すジャンル情報と、施設の名称を示す名称情報とを対応付けて有する。施設情報SJHが有するジャンル情報は、ジャンルが階層化された情報であり、少なくとも最も上位の上位ジャンル(第1ジャンル)を示す上位ジャンル情報(第1ジャンル情報)と、上位ジャンルに分類される施設(第1施設)を更に分類する詳細ジャンル(第2ジャンル)を示す詳細ジャンル情報(第2ジャンル情報)とを対応付けて有する。例えば、「ファーストフード」、「ハンバーガー」、「ラーメン」、及び、「牛丼」のジャンルについて説明すると、「ファーストフード」が上位ジャンル情報である場合、「ファーストフード」の詳細ジャンル情報として「ハンバーガー」、「ラーメン」、及び、「牛丼」が対応付く。すなわち、この場合、「ファーストフード」を更に分類するジャンルは、「ハンバーガー」、「ラーメン」、及び、「牛丼」である。
【0029】
タッチパネル12は、表示パネル12a(表示部)と、タッチセンサ12b(検出部)とを備える。
【0030】
表示パネル12aは、液晶ディスプレイやEL(Electro Luminescent)ディスプレイ等のパネルを有し、制御部10の制御の下、各種情報を表示する。
【0031】
タッチセンサ12bは、表示パネル12aに重ねて配置され、ユーザーの接触操作を検出し、制御部10に出力する。接触操作とは、手指の先等の指示体によりタッチパネル12の所定の位置が接触され行われる操作を示す。具体的には、タッチセンサ12bは、タッチパネル12が接触操作された場合に、接触操作された位置(以下、「接触位置」と表現する)を示す信号を制御部10に出力する。なお、静電容量式のタッチパネル等では、当該タッチパネルに対する指示体の物理的な接触がない場合でも、指示体が当該タッチパネルに近接したときに操作を検出するものがあるが、このような方法により検出される操作も本実施形態の接触操作の概念に含まれる。
【0032】
制御部10は、タッチセンサ12bから接触位置を示す信号が入力された場合、入力された信号に基づいて、表示パネル12aの任意の位置を座標によって表すための所定の座標系における、接触位置の座標(以下、「接触位置座標」と表現する)を検出する。
【0033】
GPS受信部13は、GPSアンテナ13aを介してGPS衛星からGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両の現在位置を示す位置座標と進行方向とを演算により取得する。GPS受信部13は、取得結果を制御部10に出力する。
【0034】
相対方位検出部14は、図示せぬジャイロセンサと加速度センサとを備える。ジャイロセンサは、例えば振動ジャイロにより構成され、車両の相対的な方位(例えば、ヨー軸方向の旋回量)を検出する。加速度センサは、車両に作用する加速度(例えば、進行方向に対する車両の傾き)を検出する。相対方位検出部14は、検出結果を制御部10に出力する。
【0035】
車両情報取得部15は、ナビゲーション装置1を搭載した車両の状態に関する車両信号を取得し、制御部10に出力する。車両信号には、少なくとも車両の走行速度を示す車速パルス信号が含まれる。
【0036】
制御部10は、GPS受信部13から入力された位置座標と進行方向を示す情報、相対方位検出部14から入力された車両の相対的な方位情報、記憶部11に記憶された地図データ11aに含まれる情報、車両情報取得部15から入力された車速を示す検出信号に基づいて、車両の現在位置を特定する。
【0037】
音声入出力部16は、マイク16aと、スピーカ16bと、を備える。音声入出力部16は、制御部10の制御の下、マイク16aによって例えば乗車しているユーザーの音声を収音する。また、音声入出力部16は、制御部10から入力される音声データに基づく音声をスピーカ16bから出力し、例えば、経路案内の案内情報を音声により出力する。
【0038】
ところで、ユーザーは、車両が走行する経路の目的地を設定するために、地図上に位置する施設について、施設を分類するジャンルに基づき検索する場合がある。しかしながら、ユーザーが目的地となる施設のジャンルを知らない場合やジャンルを間違えて検索している場合等、ユーザーは、繰り返し施設の検索を行うこととなる。仮に、施設のジャンルの一覧を表示し、その中から目的のジャンルを選択するようにしても、施設を分類するジャンルの数は膨大であり、目的地となる施設のジャンルを絞り難い。
そこで、本実施形態のナビゲーション装置1は、以下の動作を実行する。
【0039】
図2は、ナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。
【0040】
ナビゲーション装置1の制御部10は、地図データ11aに基づき地図を表示する画面に対して、2指により触れる接触操作(以下、「タッチ操作」と表現する)(第1操作)があったか否かを判別する(ステップSA1)。2本の指(以下、「2指」と表現する。)によるタッチ操作があった場合(ステップSA1:YES)、制御部10は、2指の接触位置に基づく1の位置をユーザーが指定した指定位置として設定する(ステップSA2)。
【0041】
図3は、指定位置の設定を説明するための図である。
図3に示すように、地図を表示する画面100に、2指によるタッチ操作があった場合、制御部10は、指定位置を設定する。詳述すると、制御部10は、指F1と指F2とが画面100に接触すると、指F1の接触位置P1を示す信号と、指F2の接触位置P2を示す信号とに基づき、接触位置P1の接触位置座標と、接触位置P2の接触位置座標とを検出する。
【0042】
次いで、制御部10は、所定の座標系において、接触位置P1の接触位置座標と、接触位置P2の接触位置座標との中間の座標である中間座標を取得する。例えば、接触位置P1の接触位置座標が(x1、y1)であり、接触位置P2の接触位置座標が(x2、y2)である場合、制御部10は、((x1+x2)/2、(y1+y2)/2)の座標を中間座標として取得する。
【0043】
次いで、制御部10は、中間座標を取得すると、中間座標に対応する画面100上の位置を特定する。
図3の場合、制御部10は、中間座標に対応する画面100上の位置として位置Ptを特定する。次いで、制御部10は、位置Ptを特定すると、画面100が表示する地図上の位置について、位置Ptに対応する位置を取得する。制御部10は、位置Ptに対応する地図上の位置を取得すると、当該位置を指定位置として設定する。
【0044】
なお、指定位置の設定の方法は、上述した方法に限定されない。
【0045】
図2のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、地図データ11aに基づき、設定した指定位置の周辺に位置する周辺施設を検索する(ステップSA3)。制御部10は、指定位置を中心として、地図上における予め設定された半径(例えば、1km)の円の領域を、周辺施設を検索する検索領域とし、当該検索領域に位置する施設を周辺施設として検索する。
【0046】
次いで、制御部10は、検索した周辺施設を対象とし、周辺施設の施設情報SJHに対応付くジャンル情報を参照し、ジャンル情報が示すジャンルごとに、当該ジャンルに分類される周辺施設の数を特定する。ここで、制御部10は、階層化されたジャンル情報において、上位ジャンル情報が示す上位ジャンルごとに、上位ジャンルに分類される周辺施設(第1施設)の数を特定する(ステップSA4)。
【0047】
次いで、制御部10は、上位ジャンルごとに特定した数に基づいて、周辺施設の数が多い上位ジャンルを示す上位ジャンル情報を表示する(ステップSA5)。本実施形態では、制御部10は、周辺施設の数が多い上位5つの上位ジャンル情報を表示する。例えば、100件の周辺施設のうち、「ファーストフード」の上位ジャンルに分類される周辺施設が30件、「コンビニ」の上位ジャンルに分類される周辺施設が20件、「ガソリンスタンド」に分類される周辺施設が20件、「ファミレス」の上位ジャンルに分類される周辺施設が10件、「駐車場」の上位ジャンルに分類される周辺施設が10件、「スーパー」の上位ジャンルに分類される周辺施設が5件、「ドラックストア」の上位ジャンルに分類される周辺施設が5件である場合、周辺施設の件数が多い上位5つの、「ファーストフード」、「コンビニ」、「ガソリンスタンド」、「ファミレス」、及び、「駐車場」を示す上位ジャンル情報を表示する。なお、本実施形態では、件数の多い上位5件の上位ジャンル情報を表示する場合を例示したが、表示する上位ジャンル情報の件数は、任意であり、例えば、上位4件でもよく上位6件でもよい。
【0048】
図4は、指定位置が設定された場合に表示される画面の一例を示す図である。
図4(A)は、指定位置が設定された場合におけるジャンル情報の表示の一例を示す。
【0049】
図4(A)に示すように、指F1及び指F2に基づく指定位置が設定されると、制御部10は、画面100に表示する地図に重畳して、検索領域を示す検索領域画像KGを表示する。検索領域画像KGは、円形の画像であり、検索領域画像KGの領域は、検索領域に対応する。そのため、検索領域画像KGの中心の位置は、指定位置に対応する。したがって、
図4(A)に示すように、指F1及び指F2の2指が画面100に接触すると、制御部10は、当該2指の接触位置に基づく指定位置が、検索領域画像KGの中心となるように、検索領域画像KGを地図に重畳して表示する。
【0050】
また、
図4(A)に示すように、指定位置を基準として所定の間隔をあけ、検索領域画像KGの外側に位置するように、上位ジャンル情報を示す上位ジャンル画像JG1〜JG5が表示される。上位ジャンル画像JG1は、「ファーストフード」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG2は、「コンビニ」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG3は、「ガソリンスタンド」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG4は、「ファミレス」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG5は、「駐車場」の上位ジャンル情報を示す画像である。上位ジャンル画像JG1〜JG5が示す上位ジャンルは、検索領域において、周辺施設の件数が多い上位5つの上位ジャンルである。すなわち、上位ジャンル画像JG1〜JG5が示す上位ジャンルは、検索領域画像KGの領域において、周辺施設の件数が多い上位5つの上位ジャンルである。また、
図4(A)に示すように、ジャンル表示画像HGが上位ジャンル画像JG1〜JG5と共に表示される。ジャンル表示画像HGは、検索領域において、周辺施設の件数が多い上位5つ以外の上位ジャンルを表示するための画像である。
【0051】
図4(A)に示すように、制御部10は、選択画像SG1〜SG6を、検索領域画像KGに重畳して表示する。選択画像SG1は、「ファーストフード」を示す上位ジャンル画像JG1を選択するための画像であり、上位ジャンル画像JG1に対応するよう上位ジャンル画像JG1の近傍に表示される。また、選択画像SG2は、「コンビニ」を示す上位ジャンル画像JG2を選択するための画像であり、上位ジャンル画像JG2に対応するよう上位ジャンル画像JG2の近傍に表示される。また、選択画像SG3は、「ガソリンスタンド」を示す上位ジャンル画像JG3を選択するための画像であり、上位ジャンル画像JG3に対応するよう上位ジャンル画像JG3の近傍に表示される。また、選択画像SG4は、「ファミレス」を示す上位ジャンル画像JG4を選択するための画像であり、上位ジャンル画像JG4に対応するよう上位ジャンル画像JG4の近傍に表示される。また、選択画像SG5は、「駐車場」を示す上位ジャンル画像JG5を選択するための画像であり、上位ジャンル画像JG5に対応するよう上位ジャンル画像JG5の近傍に表示される。また、選択画像SG6は、「これ以外のジャンル」を示すジャンル表示画像HGを選択するための画像であり、ジャンル表示画像HGに対応するようジャンル表示画像HGの近傍に表示される。
【0052】
また、
図4(A)に示すように、制御部10は、指F1及び指F2の2指に基づく指定位置が設定されると、検索領域画像KGに重畳して、操作を指示するカーソルを示すカーソル画像CSを表示する。カーソル画像CSは、円形の画像であり、2指により画面100に対し接触したまま動かす接触操作(以下、「ドラッグ操作」と表現する)(第2操作)で移動可能に表示される。地図を表示する画面100に対し2指がタッチ接触すると、カーソル画像CSは、指定位置を画像の領域の中心として表示される。カーソル画像CSは、2指によりドラッグ操作による2指の移動に対応して画面100内を移動する。ユーザーは、2指のドラッグ操作により、カーソル画像CSを選択画像に重畳するよう移動させることにより、上位ジャンル画像JG1〜JG5、及び、ジャンル表示画像HGのいずれかを選択することができる。
【0053】
図4(B)は、2指のドラッグ操作により、上位ジャンル情報を選択する場合における画面100の一例を示す図である。
【0054】
図4(B)は、2指のドラッグ操作によりカーソル画像CSが移動し、カーソル画像CSが選択画像SG1に重畳する場合を例示する。カーソル画像CSが選択画像SG1に重畳すると、制御部10は、カーソル画像CSが重畳する選択画像SG1を、他の選択画像と異なる色で表示する。これにより、ユーザーは、カーソル画像CSの移動により、上位ジャンル情報が選択されているか否かを認識することができる。
【0055】
図2のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、周辺施設の数が多い上位5つの上位ジャン情報を表示すると、2指が画面100に接触したままか否かを判別する(ステップSA6)。すなわち、制御部10は、画面100に2指によるタッチ操作を検出し、
図4(A)に示すように上位ジャンル情報を表示した後、2指が画面100に接触したままか否かを判別する。
【0056】
2指が接触していないと判別した場合(ステップSA6:NO)については、後述する。2指が接触していると判別した場合(ステップSA6:YES)、制御部10は、カーソル画像CSが、上位ジャンル画像に対応する選択画像に移動した否かを判別する(ステップSA7)。制御部10は、カーソル画像CSの中心をカーソル画像CSの位置とし、当該位置が、選択画像の領域内に位置しているか否かに基づいて、カーソル画像CSが選択画像に移動したか否かを判別する。
【0057】
カーソル画像CSが上位ジャンル画像に対応する選択画像に移動していないと判別した場合(ステップSA7:NO)については、後述する。カーソル画像CSが上位ジャンル画像に対応する選択画像に移動したと判別した場合(ステップSA7:YES)、制御部10は、施設情報SJHに基づき、カーソル画像CSが移動した選択画像に対応する上位ジャンル画像が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する(ステップSA8)。例えば、
図4(B)に示すように、カーソル画像CSが選択画像SG1に移動した場合、制御部10は、画面100を、上位ジャンル画像JG1が示す「ファーストフード」の上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する画面100に遷移させる。
【0058】
図5は、選択された上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する画面100の一例を示す図である。
図5は、ユーザーが「ファーストフード」の上位ジャンルを選択した場合に表示される画面100を例示する。
【0059】
制御部10は、カーソル画像CSが上位ジャンル画像に対応する選択画像に移動し、上位ジャンル情報が選択された場合、画面100に、操作領域100aと、対応地図領域100bと、施設表示領域100cとを設ける。操作領域100aは、検索された周辺施設のうち、選択された上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設について、取捨選択の操作が可能な領域である。対応地図領域100bは、周辺施設の検索領域に対応する検索領域地図を表示する領域である。施設表示領域100cは、操作領域100aにおいて行われた操作に応じた周辺施設を表示する領域である。
【0060】
図5に示すように、制御部10は、操作領域100aに、選択された上位ジャンル情報を示す上位ジャンルを更に分類する詳細ジャンル、すなわち、選択された上位ジャンルの下位のジャンルを示す詳細ジャンルを表示する詳細ジャンル領域SJAを設ける。詳細ジャンル領域SJAは、詳細ジャンル情報を示す詳細ジャンル画像を表示する。
図5に示す例では、詳細ジャンル領域SJAは、「ハンバーガー」を示す詳細ジャンル画像SJ1と、「ラーメン」を示す詳細ジャンル画像SJ2と、「牛丼」を示す詳細ジャンル画像SJ3と、を表示する。すなわち、本実施形態において、「ハンバーガー」、「ラーメン」、及び、「牛丼」の詳細ジャンルは、「ファーストフード」の上位ジャンルを更に分類するジャンルである。これら詳細ジャンル画像SJ1〜SJ3は、選択又は移動の操作が可能に詳細ジャンル領域SJAに表示される。
【0061】
また、
図5に示すように、制御部10は、操作領域100aに、詳細ジャンルに分類される周辺施設を、後述する対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設の対象から外すための詳細ジャンル除外領域JJAを設ける。詳細について後述するが、制御部10は、詳細ジャンル領域SJAから詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設(第2施設)を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設の対象から外す。
【0062】
また、
図5に示すように、操作領域100aは、「戻る」を示すボタンMBを有する。制御部10は、ユーザーにより、ボタンMBが操作されると、後述する処理を実行する。
【0063】
また、
図5に示すように、操作領域100aは、「頭文字」を示すボタンKBと、「ジャンル」を示すボタンJBとを有する。「頭文字」を示すボタンKBは、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設について、周辺施設の名称の頭文字によって取捨選択するための操作領域100aを設けるためのボタンである。「ジャンル」を示すボタンJBは、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設について、周辺施設が分類される詳細ジャンルによって取捨選択するための操作領域100aを設けるためのボタンである。
図5では、「ジャンル」を示すボタンJBが選択された場合の操作領域100aを例示する。
【0064】
図5に示すように、対応地図領域100bは、地図データ11aに基づく地図を表示する。対応地図領域100bが表示する地図は、検索領域地図であり、画面100が表示する地図において検索領域を拡大した態様で表示される。対応地図領域100bは、詳細ジャンル情報と施設位置情報とに基づき、表示する地図上に、周辺施設の位置を示す施設位置画像を表示する。つまり、対応地図領域100bは、周辺施設の表示として、施設位置画像を表示する。この施設位置画像には、周辺施設を識別するための識別番号が付されている。
図5に示す例では、制御部10は、詳細ジャンル領域SJAが表示する詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類され、検索領域に位置する周辺施設を施設位置画像によって、対応地図領域100bに表示する。すなわち、
図5の例では、制御部10は、ジャンル情報及び施設位置情報に基づき、「ハンバーガー」、「ラーメン」、及び、「牛丼」のいずれかの詳細ジャンルに分類され、検索領域内に位置する周辺施設を、施設位置画像IG1〜IG12によって表示する。対応地図領域100bの右上の隅には、「×」を示すボタンSBが設けられる。制御部10は、ボタンSBが操作されると、施設の検索に係る処理を終了する。対応地図領域100bの右下の隅には、上下左右を示すボタンIB(移動ボタン)が設けられる。制御部10は、ボタンIBが操作されると、対応地図領域100bが表示する地図を変化させる。これについては、後述する。
【0065】
施設表示領域100cは、検索領域内に位置し、操作領域100aの詳細ジャンル領域SJAが表示する詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設の名称を示す施設名称画像の一覧を表示する。つまり、施設名称画像は、識別番号が付されており、施設名称画像に付される識別番号と、対応地図領域100bが表示する施設位置画像に付される識別番号とは、対応する。これによって、ユーザーは、施設表示領域100cが表示する施設名称画像が示す周辺施設が、検索領域においてどこに位置するかを認識することができる。
【0066】
図5に示す例では、施設表示領域100cは、検索領域内に位置し、「ハンバーガー」、「ラーメン」、及び、「牛丼」のいずれかの詳細ジャンルに分類される周辺施設として、施設名称画像NG1〜NG8が表示される。施設名称画像NG1は、「ABCバーガーA店」の名称の周辺施設を示し、「1」の識別番号が付されている。施設名称画像NG2は、「DEFバーガーB店」の名称の周辺施設を示し、「2」の識別番号が付されている。施設名称画像NG3は、「ABCバーガーC店」の名称の周辺施設を示し、「3」の識別番号が付されている。施設名称画像NG4は、「ZZZ牛丼D店」の名称の周辺施設を示し、「4」の識別番号が付されている。施設名称画像NG5は、「ZZZ牛丼E店」の名称の周辺施設を示し、「5」の識別番号が付されている。施設名称画像NG6は、「XXXバーガーF店」の名称の周辺施設を示し、「6」の識別番号が付されている。施設名称画像NG7は、「VVVラーメンG店」の名称の周辺施設を示し、「7」の識別番号が付されている。施設名称画像NG8は、「YYラーメンH店」の名称の周辺施設を示し、「8」の識別番号が付されている。施設名称画像NG1〜NG8に付される識別番号「1」〜「8」は、対応地図領域100bが表示する施設位置画像IG1〜IG8に付される識別番号「1」〜「8」にそれぞれ対応している。
【0067】
図5において、施設表示領域100cは、施設位置画像IG9〜IG12に対応する施設名称画像を表示していないが、「さらに表示」を示すボタンSHBがユーザーにより操作されることで、施設位置画像IG9〜IG12に対応する施設名称画像を表示する。本実施形態において、ボタンSHBは、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設の情報が、8件を上回る場合に設けられる。
【0068】
このように、制御部10は、カーソル画像CSが上位ジャンル情報を選択するための選択画像に移動し、上位ジャンル情報が選択されたと判別した場合、画面100に、操作領域100aと、対応地図領域100bと、施設表示領域100cとを設ける。前述した通り、操作領域100aは、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設を取捨選択する領域である。また、対応地図領域100bは、検索領域に対応する地図と、操作領域100aの操作に応じた周辺施設の位置とを表示する領域である。また、施設表示領域100cは、操作領域100aの操作に応じた周辺施設の名称を表示する領域である。したがって、ユーザーは、操作領域100aによって検索領域内に位置する周辺施設について取捨選択の操作ができ、当該操作に応じた周辺施設の位置及び名称を確認できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性を向上する。
【0069】
また、制御部10は、タッチ操作を検出し、指定位置を基準とした検索領域に位置する周辺施設の上位ジャンルを示す上位ジャンル情報を、指定位置を基準として所定の間隔をあけて表示を行う処理を示す第1表示処理を行い、ドラッグ操作を検出して、選択された上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類され、検索領域に位置する周辺施設を表示する処理である第2表示処理を行う。したがって、ユーザーは、タッチ操作及びドラッグ操作により上位ジャンルを選択することによって、検索領域に位置し、選択された上位ジャンルに分類される周辺施設を表示できるため、ユーザーは簡易な接触操作により周辺施設を検索及びジャンルの選択ができる。
【0070】
また、2指のタッチ操作及びドラッグ操作をトリガーとして、第1表示処理と第2表示処理を実行する構成であると、以下の効果を奏する。通常、画面100に対する操作を行う際、指の本数は、1本であることが考えられる。ここで、2指をトリガーとすることにより、ユーザーが通常の接触操作と区別することができ、画面100に対する誤操作を抑制できる。
【0071】
前述した通り、制御部10は、ボタンIBの操作に応じて、対応地図領域100bが表示する地図を変化させる。
【0072】
図6は、対応地図領域100bが表示する地図の変化について説明するための図である。
【0073】
図6の説明において、
図6の矢印に示すように、画面100を正面視したときに上へ向かう方向を上方向とし、下へ向かう方向を下方向とし、左へ向かう方向を左方向とし、右へ向かう方向を右方向とする。
【0074】
図6に示すように、ボタンIBは、対応地図領域100bが表示する地図について、地図を上方向に移動させるための上ボタンIBTと、地図を下方向に移動させるための下ボタンIBDと、地図を左方向に移動させるための左ボタンIBLと、地図を右ボタンに移動させるための右ボタンIBRと、を有する。
【0075】
制御部10は、上ボタンIBT、下ボタンIBD、左ボタンIBL、及び、右ボタンIBRへの操作に応じて、対応地図領域100bが表示する地図を変化させる。例えば、
図6に示すように、ユーザーが指Fにより、下ボタンIBDを操作した場合、制御部10は、設定された指定位置から、地図上において下方向に、地図上における所定の距離だけ移動した位置を、指定位置として再設定する。そして、制御部10は、再設定した指定位置を中心とした検索領域に対応する地図を対応地図領域100bに表示する。このように、制御部10は、下ボタンIBDにより、対応地図領域100bが表示する地図を下方向に移動させ、対応地図領域100bが表示する地図を変化させる。このとき、画面100が表示する地図も、対応地図領域100bの地図の移動に伴い、下方向に所定の距離だけ移動する。
【0076】
制御部10は、ボタンIBの操作に応じた位置を指定位置として再設定し、検索領域を変化させる。そのため、制御部10は、対応地図領域100bに表示する周辺施設について、検索領域の移動に伴って異ならせる。つまり、制御部10は、施設名称画像、及び、施設位置画像について、ボタンIBの操作に応じた表示を行う。
【0077】
例えば、
図6に示すように、指Fにより下ボタンIBDを操作し、対応地図領域100bが施設位置画像IG3に対応する周辺施設を表示しなくなった場合、すなわち、当該周辺施設が検索領域内に位置しなくなった場合、制御部10は、施設表示領域100cに表示される施設名称画像の一覧の中に、施設名称画像NG3を表示しない。このとき、制御部10は、新たに識別番号を振りなおす。また、下ボタンIBDの操作により、移動した検索領域内に位置し、詳細ジャンルに分類される周辺施設が新たに検索された場合、当該周辺施設に関する施設位置画像、及び、施設名称画像を表示する。
【0078】
このように、ボタンIBを操作することによって、最初の指定位置に基づく検索領域以外に位置する施設について検索を実行することができ、検索領域の移動によって、周辺施設に関する情報が変化するため、ユーザーの利便性を向上することができる。特に、最初の指定位置に基づく検索領域内に、ユーザーが希望する周辺施設が無い場合、接触操作によって、指定位置の設定を再度やり直す必要が無い。
【0079】
なお、ボタンIBは、上下左右の方向についてそれぞれのボタンを備える構成を例示したが、これに限定されず、例えば、斜めの方向に地図が移動するためのボタンを備える構成でもよい。
【0080】
図2に示すフローチャートの説明に戻り、制御部10は、カーソル画像CSが移動した選択画像に対応する上位ジャンル画像が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示すると、表示した周辺施設について取捨選択の操作に基づく処理であるフィルタ処理を実行するか否かを判別する(ステップSA9)。
【0081】
フィルタ処理を実行すると判別した場合(ステップSA9:YES)、制御部10は、フィルタ処理を実行する(ステップSA10)。ここで、制御部10の行うフィルタ処理として、詳細ジャンルに基づくフィルタ処理と、周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理とを例示し、フィルタ処理について説明する。
【0082】
<詳細ジャンルに基づくフィルタ処理>
まず、詳細ジャンルに基づくフィルタ処理について説明する。
図7は、詳細ジャンルに基づくフィルタ処理の実行時におけるナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。
【0083】
ナビゲーション装置1の制御部10は、詳細ジャンル領域SJAが表示する詳細ジャンル画像に接触操作がされた場合に、フィルタ処理を実行すると判別し、詳細ジャンルが選択されたか否かを判別する(ステップSB1)。例えば、制御部10は、詳細ジャンル領域SJAに表示される詳細ジャンル画像に対し、ユーザーが画面100に触れた後すぐに離す接触操作(以下、「タップ操作」と表現する)をした場合、詳細ジャンルが選択されたと判別する。
【0084】
制御部10は、詳細ジャンル画像がユーザーによるタップ操作を検出した場合、詳細ジャンルが選択されたと判別し(ステップSB1:YES)、選択された詳細ジャンルに分類される周辺施設を表示する(ステップSB2)。
【0085】
図8は、詳細ジャンルが選択された場合における画面100の遷移を説明するための図である。
【0086】
図8(A)で例示する画面100は、
図5に示す画面100と同じである。すなわち、ユーザーが
図4(A)に示す画面100において、「ファーストフード」を示す上位ジャンル画像JG1を選択した場合に遷移する画面100である。また、
図8(A)では、ユーザーが詳細ジャンル画像SJ2を指Fにより選択している場合を例示する。
【0087】
図8(A)に示すように、詳細ジャンル画像SJ2がタップ操作によりユーザーによって選択されると、制御部10は、画面100を、
図8(B)に示す画面100に遷移させる。
【0088】
図8(B)に示すように、詳細ジャンル画像が選択されると、制御部10は、検索領域に位置する周辺施設のうち、選択された詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設以外の周辺施設を表示しない。つまり、制御部10は、選択された詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設以外の周辺施設について、施設表示領域100cにおける施設名称画像と、対応地図領域100bにおける施設位置画像とを表示しない。
【0089】
図8(B)では、ユーザーにより「ラーメン」を示す詳細ジャンルが選択され、「ラーメン」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を表示する場合を例示する。制御部10は、
図8(A)に示すように、「ラーメン」を示す詳細ジャンル画像SJ2が選択されると、
図8(B)に示すように、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示される周辺施設のうち、「ラーメン」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設以外の周辺施設を表示しない。すなわち、制御部10は、対応地図領域100bにおいて、施設位置画像IG1〜IG12のうち、「ラーメン」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設の施設位置画像IG7〜IG9を表示し、他の周辺施設の施設位置画像を表示しない。また、制御部10は、施設表示領域100cにおいて、施設位置画像IG1〜IG12に対応する施設名称画像のうち、施設名称画像NG7〜NG9を表示し、他の周辺施設の施設名称画像を表示しない。このとき、制御部10は、表示する施設位置画像IG7〜IG9、及び、施設名称画像NG7〜NG9に対し、識別番号を振りなおす。
図8(B)に示す例では、「ラーメン」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設が3件であるため、施設表示領域100cには、「さらに表示」を示すボタンSHBが設けられない。
【0090】
なお、選択された「ラーメン」を示す詳細ジャンル画像SJ2は、他の詳細ジャンル画像と異なる色で表示される。
図8(B)に示す場合、「ラーメン」を示す詳細ジャンル画像SJ2は、「ハンバーガー」を示す詳細ジャンル画像SJ1と、「牛丼」を示す詳細ジャンル画像SJ3と、異なる色で表示される。これにより、ユーザーは、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設が、どの詳細ジャンルに分類される周辺施設であるかを認識することができる。
【0091】
このように、詳細ジャンル領域SJAに表示される詳細ジャンルを選択することにより、選択された詳細ジャンルに分類される周辺施設以外の周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを表示しない。したがって、詳細ジャンル画像の選択によって、選択されない詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を表示しないため、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、選択した詳細ジャンルに分類される周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを確認できるため、周辺施設の検索においてユーザーの利便性が向上する。
【0092】
図7のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、詳細ジャンルが選択されていないと判別した場合(ステップSB1:NO)、詳細ジャンルの移動を受け付ける(ステップSB3)。例えば、ユーザーが詳細ジャンル画像に対し、指を画面100に触れたまま所定期間以上動かさない接触操作(以下、「ホールド操作」と表現する)をした場合、制御部10は、詳細ジャンルの選択と判別せず、詳細ジャンルの移動の操作(除外操作)を受け付ける。
【0093】
次いで、制御部10は、詳細ジャンル画像が詳細ジャンル除外領域JJAに移動したか否かを判別する(ステップSB4)。詳細ジャンル画像が詳細ジャンル除外領域JJAに移動したと判別した場合(ステップSB4:YES)、制御部10は、詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設の対象から外す(ステップSB5)。
【0094】
図9は、詳細ジャンル画像が詳細ジャンル除外領域JJAに移動した場合における画面100の遷移を説明するための図である。
【0095】
図9(A)で例示する画面100は、ユーザーが
図4(A)に示す画面100において、「ファーストフード」を示す上位ジャンルを選択した場合に遷移する画面100である。また、
図9(A)では、ユーザーが「ハンバーガー」を示す詳細ジャンル画像SJ1を、詳細ジャンル領域SJAから詳細ジャンル除外領域JJAに、指Fによりドラッグ操作をしている場合を例示する。
【0096】
制御部10は、「ハンバーガー」を示す詳細ジャンル画像SJ1に対するホールド操作を検出すると、詳細ジャンル画像SJ1の移動の操作を受け付ける。そして、
図9(A)に示すように、詳細ジャンル画像SJ1がドラッグ操作により詳細ジャンル除外領域JJAに移動されると、制御部10は、画面100を、
図9(B)に示す画面100に遷移させる。
【0097】
図9(B)に示すように、詳細ジャンル画像SJ1が詳細ジャンル除外領域JJAに移動する操作を受け付けると、制御部10は、検索領域内に位置する周辺施設のうち、移動した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を除く周辺施設を表示する。つまり、制御部10は、検索領域内に位置する周辺施設のうち、詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を除く周辺施設について、施設表示領域に施設名称画像を表示し、また、対応地図領域100bに施設位置画像を表示する。また、
図9(B)に示すように、詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンル画像は、表示されない。
【0098】
図9(B)では、ユーザーにより「ハンバーガー」を示す詳細ジャンルが除外され、「ラーメン」、及び、「牛丼」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を表示する場合を例示する。制御部10は、
図9(A)に示すように、「ハンバーガー」を示す詳細ジャンル画像SJ1が詳細ジャンル除外領域JJAに移動すると、
図9(B)に示すように、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示される周辺施設のうち、「ハンバーガー」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を除く周辺施設を表示する。すなわち、制御部10は、対応地図領域100bにおいて、施設位置画像IG1〜IG12のうち、「ラーメン」及び「牛丼」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設の施設位置画像である、施設位置画像IG4、施設位置画像IG5、施設位置画像IG7、施設位置画像IG8、施設位置画像IG9、施設位置画像IG10、及び、施設位置画像IG12を表示する。また、制御部10は、施設表示領域100cにおいて、施設位置画像IG4、施設位置画像IG5、施設位置画像IG7、施設位置画像IG8、施設位置画像IG9、施設位置画像IG10、及び、施設位置画像IG12に対応する施設名称画像である、施設名称画像NG4、施設名称画像NG5、施設名称画像NG7、施設名称画像NG8、施設名称画像NG9、施設名称画像NG10、及び、施設名称画像NG12を表示する。このとき、制御部10は、対応地図領域100bが表示する施設位置画像、及び、施設表示領域100cが表示する施設名称画像に対し、識別番号を振りなおす。
図9(B)に示す例では、「ラーメン」及び「牛丼」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設の合計が7件であるため、施設表示領域100cには、「さらに表示」を示すボタンSHBが設けられない。
【0099】
このように、詳細ジャンル領域SJAに表示される詳細ジャンル画像を詳細ジャンル除外領域JJAに、ユーザーがドラッグ操作により移動することで、検索領域に位置する周辺施設のうち、移動した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を除く周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを表示する。そのため、ユーザーが希望しない詳細ジャンルに分類される周辺施設を除外することにより、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、この絞り込みに伴い、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設からユーザーが希望しない詳細ジャンルに分類される周辺施設を除外できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性が向上する。
【0100】
図7のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンルに分類される周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設の対象から外した後、「戻る」を示すボタンMBがユーザーにより操作されたか否かを判別する(ステップSB6)。ボタンMBが操作されない場合(ステップSB6:NO)、制御部10は、フィルタ処理を終了する。一方で、「戻る」を示すボタンMBが操作された場合(ステップSB6:YES)、制御部10は、詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンル画像を詳細ジャンル領域SJAに再度表示する(ステップSB7)。次いで、制御部10は、詳細ジャンル領域SJAに再度表示した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を含み、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに周辺施設を表示する(ステップSB8)。
【0101】
例えば、
図9(A)に示すように、「ラーメン」を示す詳細ジャンル画像を詳細ジャンル除外領域JJAに移動させ、
図9(B)に示すように、「ラーメン」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を除外した場合において、「戻る」を示すボタンMBが操作されたとする。制御部10は、「ラーメン」を示す詳細ジャンル画像を、詳細ジャンル領域SJAに再度表示して、「ラーメン」、「ハンバーガー」、及び、「牛丼」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する。
【0102】
このように、「戻る」を示すボタンMBを操作することにより、制御部10は、詳細ジャンル除外領域JJAに移動した詳細ジャンル画像を詳細ジャンル領域SJAに再度表示し、当該詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を含む周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する。そのため、ユーザーが除外した詳細ジャンルに分類される周辺施設を、「戻る」を示すボタンMBを操作することにより再度表示できるため、一度除外した詳細ジャンルに分類される周辺施設を再度表示する際、容易な接触操作で再度表示でき、ユーザーの利便性が向上する。
【0103】
<周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理>
次に、周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理について説明する。
【0104】
周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理を実行する場合、制御部10は、周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理を実行するための画面100を表示する。制御部10は、操作領域100aに設けられる「頭文字」を示すボタンKBが操作されることにより、当該画面100を表示する。後述するが、この場合、制御部10は、操作領域100aに、詳細ジャンル領域SJAの代わりに、周辺施設の名称の頭文字を示す頭文字情報を頭文字画像として表示する頭文字領域KAを設ける。また、制御部10は、操作領域100aに、詳細ジャンル除外領域JJAの代わりに、頭文字画像を除外するための頭文字除外領域KJAを設ける。
【0105】
図10は、周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理の実行時におけるナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。
【0106】
ナビゲーション装置1の制御部10は、頭文字領域KAが表示する頭文字画像に接触操作がされた場合に、フィルタ処理を実行すると判別する。そして、制御部10は、頭文字情報が選択されたか否かを判別する(ステップSC1)。次いで、頭文字画像が選択されたと判別した場合(ステップSC1:YES)、選択された頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を表示する(ステップSC2)。
【0107】
図11は、頭文字画像が選択された場合における画面100の遷移を説明するための図である。
【0108】
図11(A)に示す画面100は、ユーザーが「頭文字」を示すボタンSBを選択した場合に表示される画面100であり、
図4(A)において、「ファーストフード」を示すジャンルを選択した場合に、表示される画面100を例示する。
【0109】
図11(A)に示すように、「頭文字」を示すボタンSBをユーザーが選択した場合、操作領域100aに、詳細ジャンル領域SJAの代わりに頭文字領域KAが設けられる。頭文字領域KAには、頭文字情報として頭文字画像が表示される。
図9では、頭文字領域KAに、頭文字「A」を示す頭文字画像KG1、頭文字「D」を示す頭文字画像KG2、頭文字「Z」を示す頭文字画像KG3、頭文字「X」を示す頭文字画像KG4、頭文字「V」を示す頭文字画像KG5、及び、頭文字「Y」を示す頭文字画像KG6を表示する。これら頭文字画像は、検索領域内に位置し、「ファーストフード」のジャンルに分類される周辺施設の名称の頭文字を示す。すなわち、対応地図領域100bに表示される施設位置画像が示す周辺施設の名称は、「A」、「D」、「Z」、「X」、「V」、及び、「Y」のいずれかの頭文字を示す。また、
図11(A)に示すように、制御部10は、操作領域100aに、頭文字除外領域KJAを設ける。ユーザーが頭文字画像を頭文字領域KAから頭文字除外領域KJAに移動することにより、制御部10は、後述する処理を実行する。
【0110】
図11(A)では、ユーザーが頭文字画像KG2を指Fにより選択している場合を例示する。ナビゲーション装置1の制御部10は、例えば、頭文字領域KAに表示される頭文字画像に対し、ユーザーがタップ操作をした場合に、頭文字画像が選択されたと判別し、画面100を
図11(B)に示す画面100に遷移される。
【0111】
図11(B)に示すように、頭文字画像が選択されると、制御部10は、名称情報に基づき、検索領域内に位置する周辺施設のうち、選択された頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設以外の周辺施設を表示しない。つまり、制御部10は、選択された頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設について、施設表示領域100cにおける施設名称画像、及び、対応地図領域100bにおける施設位置画像を表示しない。
【0112】
図11(B)では、ユーザーにより「D」を示す頭文字が選択され、「D」を示す頭文字の名称の周辺施設を表示する場合を例示する。制御部10は、
図11(A)に示すように、「D」を示す頭文字画像KG2が選択されると、
図11(B)に示すように、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示される周辺施設のうち、「D」を示す頭文字の名称の周辺施設以外の周辺施設を表示しない。すなわち、制御部10は、対応地図領域100bにおいて、施設位置画像IG1〜IG12のうち、「D」を示す頭文字の名称の周辺施設の施設位置画像IG2のみを表示し、他の施設位置画像を表示しない。また、制御部10は、施設表示領域100cにおいて、施設位置画像IG1〜IG12に対応する施設名称画像のうち、施設位置画像IG2に対応する施設名称画像NG2を表示し、他の施設名称画像を表示しない。このとき、制御部10は、表示する施設位置画像IG2、及び、施設名称画像NG2に対し、識別番号を振りなおす。
図11(B)に示す例では、「D」を示す頭文字の名称の周辺施設が1件であるため、制御部10は、施設表示領域100cに、「さらに表示」を示すボタンSHBが設けない。
【0113】
なお、選択された「D」を示す頭文字画像KG2は、他の頭文字画像と異なる色で表示される。
図11(B)に示す場合、「D」を示す詳細ジャンル画像SJ2は、「A」を示す頭文字画像KG1と、「Z」を示す頭文字画像KA3と、「X」を示す頭文字画像KA4と、「V」を示す頭文字画像KA5と、「Y」を示す頭文字画像KA6と、異なる色で表示される。これにより、ユーザーは、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設が、どの頭文字の名称の周辺施設であるかを認識することができる。
【0114】
このように、頭文字領域KAに表示される頭文字画像を選択することにより、選択された頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設以外の周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを表示しない。したがって、頭文字画像の選択によって、選択されない頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を表示しないため、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、絞り込んだ周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを確認できるため、周辺施設の検索においてユーザーの利便性が向上する。また、ユーザーが希望する周辺施設について、名称を認識している場合、詳細ジャンルに基づく周辺施設の絞込みより、迅速に周辺施設を絞り込むことができる。
【0115】
図10のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、頭文字画像が選択されていないと判別した場合(ステップSC1:NO)、頭文字画像の移動を受け付ける(ステップSC3)。例えば、ユーザーが頭文字画像に対し、ホールド操作をした場合、制御部10は、頭文字画像の選択と判別せず、頭文字画像の移動の操作(除外操作)を受け付ける。
【0116】
次いで、制御部10は、頭文字画像が頭文字除外領域KJAに移動したか否かを判別する(ステップSC4)。頭文字画像が頭文字除外領域KJAに移動したと判別した場合(ステップSC4:YES)、制御部10は、頭文字除外領域KJAに移動した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設の対象から外す(ステップSC5)。
【0117】
図12は、頭文字画像が頭文字除外領域KJAに移動した場合における画面100の遷移を説明するための図である。
【0118】
図12(A)で例示する画面100は、ユーザーが
図4(A)に示す画面100において、「ファーストフード」を示す上位ジャンルを選択し、「頭文字」を示すボタンKBを選択した場合に遷移する画面100である。また、
図12(A)では、ユーザーが「Z」を示す頭文字画像KG3を、頭文字領域KAから頭文字除外領域KJAに、指Fによるドラッグ操作で移動している場合を例示する。
【0119】
制御部10は、「Z」を示す頭文字画像KG3に対するホールド操作を検出すると、頭文字画像KG3の移動の操作を受け付ける。そして、
図12(A)に示すように、頭文字画像KG3がドラッグ操作により頭文字除外領域KJAに移動されると、制御部10は、画面100を
図12(B)に示す画面100に遷移させる。
【0120】
図12(B)に示すように、頭文字画像KG3が頭文字除外領域KJAに移動する操作を受け付けると、制御部10は、検索領域に位置する周辺施設のうち、移動した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を除く周辺施設を表示する。つまり、制御部10は、検索領域に位置する周辺施設のうち、頭文字除外領域KJAに移動した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を除く周辺施設について、施設表示領域100cに施設名称画像を表示し、また、対応地図領域100bに施設位置画像を表示する。
【0121】
図12(B)では、ユーザーにより「Z」を示す頭文字画像KG3が除外され、「A」、「D」、「X」、「V」、及び、「Y」を示す頭文字の名称の周辺施設を表示する場合を例示する。制御部10は、
図12(A)に示すように、「Z」を示す頭文字画像KG3が頭文字除外領域KJAに移動すると、
図12(B)に示すように、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示される周辺施設のうち、「Z」を示す頭文字の名称の周辺施設を除く周辺施設を表示する。すなわち、制御部10は、対応地図領域100bにおいて、施設位置画像IG1〜IG12のうち、「A」、「D」、「X」、「V」、及び「Y」を示す頭文字の名称の周辺施設の施設位置画像である、施設位置画像IG1〜IG3、及び、施設位置画像IG7〜IG12を表示する。また、制御部10は、施設表示領域100cにおいて、施設位置画像IG1〜3、及び、施設位置画像IG7〜IG12に対応する施設名称画像である、施設名称画像NG1〜NG3、及び、施設名称画像NG7〜NG12を表示する。このとき、制御部10は、対応地図領域100bが表示する施設位置画像、及び、施設表示領域100cが表示する施設名称画像に対し、識別番号を振りなおす。なお、
図12(B)に示す例では、「A」、「D」、「X」、「V」、及び、「Y」を示す頭文字の名称の周辺施設の合計が9件であるため、施設表示領域100cには、9件のうち8件が表示される。この場合、制御部10は、施設表示領域100cに「さらに表示」を示すボタンSHBを設けており、ユーザーがボタンSHBを操作することによって、9件目を表示する。
【0122】
このように、頭文字領域KAに表示される頭文字画像を頭文字除外領域KJAに、ユーザーがドラッグ操作により移動することで、検索領域に位置する周辺施設のうち、移動した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を除く周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを表示する。そのため、ユーザーが希望しない名称の周辺施設を除外することにより、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、この絞り込みに伴い、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設からユーザーが希望しない名称の周辺施設を除外できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性が向上する。
【0123】
図10のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、頭文字除外領域KJAに移動した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する周辺施設の対象から外した後、「戻る」を示すボタンMBがユーザーにより操作されたか否かを判別する(ステップSC6)。「戻る」を示すボタンMBが操作されない場合(ステップSC6:NO)、制御部10は、フィルタ処理を終了する。一方で、「戻る」を示すボタンMBが操作された場合(ステップSC6:YES)、制御部10は、頭文字除外領域KJAに移動した頭文字画像を頭文字領域KAに再度表示する(ステップSC7)。次いで、制御部10は、頭文字領域KAに再度表示した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を含み、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに周辺施設を表示する(ステップSC8)。
【0124】
例えば、
図12(A)に示すように、「Z」を示す頭文字画像を頭文字除外領域KJAに移動させ、
図12(B)に示すように、「Z」を示す頭文字の名称の周辺施設を除外した場合において、「戻る」を示すボタンMBが操作されたとする。制御部10は、「Z」を示す頭文字画像を、頭文字領域KAに再度表示して、「A」、「D」、「Z」、「X」、「V」、及び、「Y」を示す頭文字の名称の周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する。
【0125】
このように、「戻る」を示すボタンMBを操作することにより、制御部10は、頭文字除外領域KJAに移動した頭文字画像を頭文字領域KAに戻して表示し、当該頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を含む周辺施設を、対応地図領域100b及び施設表示領域100cに表示する。そのため、ユーザーが除外した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を、「戻る」を示すボタンMBを操作することにより再度表示できるため、一度除外した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を再度表示する際、容易な操作で再度表示でき、ユーザーの利便性が向上する。
【0126】
図2に示すフローチャートの説明に戻り、制御部10は、フィルタ処理を実行すると、目的地の設定を行ったか否かを判別する(ステップSA11)。目的地を設定すると判別すると(ステップSA11:YES)、制御部10は、目的地までの経路を表示する(ステップSA12)。
【0127】
図13は、目的地の設定について説明するための図である。
【0128】
図13(A)は、フィルタ処理の実行後の画面100であり、
図8(B)に示す、「ラーメン」の詳細ジャンル画像SJ2を選択した場合の画面100を例示する。
【0129】
図13(A)に示すように、「ラーメン」を示す詳細ジャンルに分類される周辺施設について、施設表示領域100cには、施設名称画像NG7〜NG9が表示され、対応地図領域100bには、施設位置画像IG7〜IG9が表示される。施設名称画像NG7〜NG9、及び、施設位置画像IG7〜IG9は、選択可能に表示されている。
図13(A)では、ユーザーが指Fによって「VVVラーメン店」を示す施設名称画像NG7を選択している場合を例示している。
【0130】
図13(A)に示すように、ユーザーが施設名称画像を選択すると、制御部10は、
図13(B)に示すように、「VVVラーメン店」を示す周辺施設について、周辺施設の詳細な情報を表示するためのボタンSSBと、周辺施設を目的地として設定するためのボタンMSBと、を表示する。
【0131】
図13(B)に示す画面100において、ユーザーがボタンSSBを選択操作すると、
図13(C)に示すように、制御部10は、地図データ11aに基づき、「VVVラーメン店」を示す周辺施設について、名称情報や、周辺施設の特徴を示す情報、周辺施設の電話番号を示す情報、住所を示す情報、営業時間を示す情報等を、画面100に表示する。制御部10は、これら情報を、サーバーと通信する通信部(不図示)により、サーバーから取得して表示する構成でもよい。この構成の場合、より詳細な周辺施設の情報を表示することができる。
【0132】
また、
図13(C)に示すように、制御部10は、周辺施設に詳細な情報と共に、当該周辺施設を目的地として設定するためのボタンMSBと、周辺施設の詳細な情報の表示を取りやめるためのボタンGMBを設ける。ユーザーにより、ボタンMSBが選択されると、制御部10は、「VVVラーメン店」を示す周辺施設を目的地として設定し、
図13(D)に示すように、車両の現在位置Mを示すと共に、目的地までの経路を表示する(ステップSA12)。
【0133】
また、
図13(B)において、ユーザーによりボタンMSBが選択されると、制御部10は、「VVVラーメン店」を示す周辺施設を目的地として設定し、
図13(D)に示すように、車両の現在位置Mを示すとともに、目的地までの経路を表示する(ステップsA12)。
【0134】
ここで、
図2のフローチャートにおけるステップSA6の説明に戻り、制御部10は、2指が画面100に接触していないと判別した場合(ステップSA6:NO)、上位ジャンルを問わず周辺施設を表示する(ステップSA18)。すなわち、
図4(A)において、カーソル画像CSをいずれの選択画像に移動せず、2指が画面100から離れた場合、上位ジャンルを問わず、検索領域画像KGが示す検索領域に位置する周辺施設を表示する(ステップSA18)。この場合、制御部10は、
図5に示すように、施設表示領域100c、対応地図領域100b、及び、操作領域100aを地図上に設け、上位ジャンルを問わず周辺施設を表示する。これによって、ユーザーは、上位ジャンルを問わず周辺施設を検索した場合でも、詳細ジャンル又は頭文字によって周辺施設を絞り込むことができる。
【0135】
また、
図2のフローチャートにおけるステップSA7の説明に戻り、制御部10は、カーソル画像CSの位置が、上位ジャンル画像に対応する選択画像に位置していないと判別した場合(ステップSA7:NO)、「それ以外のジャンル」を示すジャンル表示画像JG6に対応する選択画像SG6に位置しているか否かを判別する(ステップSA13)。カーソル画像CSが「それ以外のジャンルに」を示すジャンル表示画像HGに対応する選択画像SG6に移動したと判別した場合(ステップSA13:YES)、制御部10は、上位5つ以外の上位ジャンルを示す上位ジャンル情報を表示する(ステップSA14)。
【0136】
図14は、「これ以外のジャンル」が選択された場合に表示される画面100の一例を示す図である。
【0137】
図14(A)は、指定位置が設定された場合における上位ジャンル情報を表示する画面100において、ユーザーが2指により、「これ以外のジャンル」を示すジャンル表示画像HGを選択している場合を例示する。
【0138】
図14(A)に示すように、ユーザーによって「これに以外のジャンル」を示すジャンル表示画像HGが選択されると、
図14(B)に示すように、制御部10は、上位5つ以外の上位ジャンル情報を表示する。つまり、
図14(B)に示すように、制御部10は、上位5つ以外の上位ジャンル情報を示す上位ジャンル画像JG7〜JG12を地図に重畳して表示する。上位ジャンル画像JG7は、「行政施設」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG8は、「カフェ」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG9は、「ドラッグストア」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG10は、「病院」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG11は、「スーパー」の上位ジャンル情報を示す画像である。また、上位ジャンル画像JG12は、「ショッピング」の上位ジャンル情報を示す画像である。上位ジャンル画像JG7〜JG12が示す上位ジャンルは、検索領域内において、周辺施設の件数が上位6以下の上位ジャンルである。
【0139】
また、
図14(B)に示すように、制御部10は、上位ジャンル画像JG7〜JG12を選択するための選択画像SG7〜SG12を地図に重畳して表示する。選択画像SG7は、「行政施設」を示す上位ジャンル画像JG7を選択するための画像である。また、選択画像SG8は、「カフェ」を示す上位ジャンル画像JG8を選択するための画像である。また、選択画像SG9は、「ドラッグストア」を示す上位ジャンル画像JG9を選択するための画像である。また、選択画像SG10は、「病院」を示す上位ジャンル画像JG10を選択するための画像である。また、選択画像SG11は、「スーパー」を示す上位ジャンル画像JG11を選択するための画像である。また、選択画像SG12は、「ショッピング」を示す上位ジャンル画像JG12を選択するための画像である。選択画像SG7〜選択画像SG12のそれぞれは、選択する上位ジャンル画像と対応するように、上位ジャンル画像の近傍に表示される。すなわち、選択画像SG7は、上位ジャンル画像JG7に対応するよう上位ジャンル画像JG7の近傍に表示され、選択画像SG8は、上位ジャンル画像JG8に対応するよう上位ジャンル画像JG8の近傍に表示され、選択画像SG9は、上位ジャンル画像JG9に対応するよう上位ジャンル画像JG9の近傍に表示され、選択画像SG10は、上位ジャンル画像JG10に対応するよう上位ジャンル画像JG10の近傍に表示され、選択画像SG11は、上位ジャンル画像JG11に対応するよう上位ジャンル画像JG11の近傍に表示され、選択画像SG12は、上位ジャンル画像JG12に対応するよう上位ジャンル画像JG12の近傍に表示される。
【0140】
また、制御部10は、
図14(B)に示すように、「ジャンル選択画面へ」を示すジャンル選択画像JSGを上位ジャンル画像JG7〜JG12と共に、表示する。また、ジャンル選択画像JSGの近傍には、ジャンル選択画像JSGを選択するための選択画像SG13が表示される。
【0141】
図2のフローチャートの説明に戻り、制御部10は、周辺施設の数が多い上位5つ以外の上位ジャンル情報を表示すると、「ジャンル選択画面へ」を示すジャンル選択画像JSGを選択したか否かを判別する(ステップSA15)。「ジャンル選択画面へ」を示すジャンル選択画像JSGでなく上位ジャンル画像を選択した場合、制御部10は、選択した上位ジャンル画像が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する。一方で、「ジャンル選択画面へ」を示すジャンル選択画像JSGを選択した場合(ステップSA15:YES)、制御部10は、ジャンルの一覧を表示する(ステップSA16)。
【0142】
図14(B)の例の場合、ユーザーがカーソル画像CSをドラッグ操作により、選択画像SG13まで移動させた場合、制御部10は、
図14(C)に示すように、地図データ11aに基づき、検索領域に位置する周辺施設のジャンルを示すジャンル情報の一覧を表示する。このように、検索領域に位置する周辺施設のジャンルについて、ジャンル情報の一覧を表示する画面100を設けることにより、件数の多い上位の上位ジャンルの中にユーザーが希望する上位ジャンルがない場合でも、上位ジャンルの一覧を表示することによって、選択することができる。
【0143】
図14(C)に示すように、制御部10は、「ジャンル選択画面へ」を示すジャンル選択画像JSGが選択されると、検索領域に位置する周辺施設のジャンルの一覧を表示する。一覧に表示されるジャンルは、ジャンル情報としてジャンル画像が選択可能に表示される。ユーザーが一覧の中から1のジャンル画像を選択すると、制御部10は、ジャンル画像の選択を受け付け(ステップSA17)、当該ジャンル画像が示すジャンルに分類される周辺施設を表示する。
【0144】
以上、説明したように、本実施形態のナビゲーション装置1(情報処理装置)は、地図情報TJHと、ジャンル情報を含む施設情報SJHとを有する地図データ11aを記憶する記憶部11と、画像を表示する表示パネル12a(表示部)と、表示パネル12aにより地図情報TJHに基づく地図を表示し、施設情報SJHに基づき検索した施設を分類するジャンルについて、取捨選択の操作を受け付け、地図上に、受け付けた操作に応じてジャンルに分類される施設の表示を行う制御部10と、を備える。
【0145】
これにより、検索した施設を分類するジャンルについて、取捨選択の操作ができ、取捨選択の操作に応じた施設の表示がされるため、施設の検索において、容易に施設を絞り込むことができる。
【0146】
また、ジャンル情報は、施設を分類する上位ジャンル(第1ジャンル)を示す第1ジャンル情報(第1ジャンル情報)と、上位ジャンルに分類される施設(第1施設)を更に分類する詳細ジャンル(第2ジャンル)を示す詳細ジャンル情報(第2ジャンル情報)とを対応付けて有する。制御部10は、検索した周辺施設の上位ジャンル情報に対応付く詳細ジャンル情報を選択可能に表示し、詳細ジャンル情報が選択された場合、表示パネル12aが表示する詳細ジャンルに分類される周辺施設(第2施設)のうち、選択された詳細ジャンル情報以外の詳細ジャンル情報が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を表示しない。
【0147】
詳細ジャンル領域SJAに表示される詳細ジャンル画像を選択することにより、選択された詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設以外の周辺施設について、施設位置画像、及び、施設名称画像が表示されない。したがって、詳細ジャンル画像の選択によって、選択されない詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を表示しないため、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、選択した詳細ジャンルに分類される周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを確認できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性が向上する。
【0148】
制御部10は、検索した周辺施設の上位ジャンル情報に対応付く詳細ジャンル情報を表示する。また、制御部10は、表示した詳細ジャンル情報が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を、表示パネル12aが表示する周辺施設の対象から外す移動の操作(除外操作)を受け付ける。制御部10は、詳細ジャンル情報が詳細ジャンル除外領域JJAに移動する操作を受け付けた場合に、移動した詳細ジャンル情報が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を、表示パネル12aが表示する周辺施設の対象から外す。
【0149】
詳細ジャンル領域SJAに表示される詳細ジャンル画像を詳細ジャンル除外領域JJAに、ユーザーがドラッグ操作により移動させることで、検索領域に位置する周辺施設のうち、移動した詳細ジャンル画像が示す詳細ジャンルに分類される周辺施設を除く周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを表示する。そのため、ユーザーが希望しない詳細ジャンルに分類される周辺施設を除外することにより、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、この絞り込みに伴い、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設からユーザーが希望しない詳細ジャンルに分類される周辺施設を除外できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性が向上する。
【0150】
また、施設情報SJHは、施設の名称を示す名称情報を有する。制御部10は、上位ジャンル情報が選択された場合、選択された上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設の位置と名称との情報を表示する。また、制御部10は、選択された上位ジャンルに分類される周辺施設について、名称情報に基づき周辺施設の名称の頭文字を示す頭文字情報を選択可能に表示する。制御部10は、頭文字情報が選択された場合、表示パネル12aが表示する周辺施設のうち、選択された頭文字情報以外の頭文字情報が示す頭文字の名称の周辺施設を表示しない。
【0151】
頭文字領域KAに表示される頭文字画像を選択することにより、選択された頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設以外の周辺施設について、施設位置画像、及び、施設名称画像を表示しない。したがって、頭文字画像の選択によって、選択されない頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設を表示しないため、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、選択した頭文字画像が示す頭文字の名称の周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを確認できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性が向上する。
【0152】
また、制御部10は、上位ジャンル情報が選択された場合、選択された上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設の位置と名称との情報を表示する。また、制御部10は、選択された上位ジャンルに分類される周辺施設について、周辺施設の名称の頭文字を示す頭文字情報を表示する。また、制御部10は、表示した頭文字情報が示す頭文字の名称の周辺施設を、表示パネル12aが表示する周辺施設の対象から外す移動の操作(除外操作)を受け付ける。制御部10は、頭文字情報が頭文字除外領域KJAに移動する操作を受け付けた場合、移動した頭文字情報が示す頭文字の名称の周辺施設を、表示パネル12aが表示する周辺施設の対象から外す。
【0153】
頭文字領域KAに表示される頭文字画像を頭文字除外領域KJAに、ユーザーがドラッグ操作により移動することで、検索領域に位置する周辺施設のうち、移動した頭文字画像が示す頭文字に分類される周辺施設を除く周辺施設について、当該周辺施設の名称と位置とを表示する。そのため、ユーザーが希望しない頭文字の名称の周辺施設を除外することにより、容易に周辺施設を絞り込むことができ、また、この絞り込みに伴い、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設からユーザーが希望しない頭文字の名称の周辺施設を除外できるため、周辺施設の検索において、ユーザーの利便性が向上する。
【0154】
また、制御部10は、表示パネル12aが表示する地図上の位置の指定を受け付け、指定位置の周辺に位置する周辺施設を検索し、検索した周辺施設について、周辺施設のジャンル情報を表示パネル12aにより選択可能に表示する。制御部10は、上位ジャンル情報が選択された場合、選択された上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する。
【0155】
これにより、指定位置の周辺に位置する周辺施設の上位ジャンル情報を選択可能に表示するため、上位ジャンル情報を選択することで周辺施設の検索ができ、上位ジャンルによる施設の検索が容易にできる。特に、周辺施設の数の多い上位ジャンルを優先して表示するため、ユーザーが多数の中からジャンルを選択する場合と比較し、ユーザーがジャンルを選択し易くなり、ジャンルの選択による施設の検索が容易にできる。
【0156】
また、ナビゲーション装置1は、地図を含む情報を表示する画面100に対する接触操作を検出するタッチセンサ12b(検出部)を備える。制御部10は、タッチセンサ12bにより、画面100に表示された地図上に位置を指定するタッチ操作(第1操作)が検出された場合、検索した周辺施設のジャンル情報を、指定位置を基準として所定の間隔をあけて表示する。制御部10は、タッチ操作が検出された後、タッチセンサ12bにより、表示されたジャンル情報を選択するドラッグ操作(第2操作)が検出された場合、選択されたジャンル情報が示すジャンルに分類される周辺施設を表示する。
【0157】
これにより、タッチパネル12等の画面100に対し指等などで触れて操作する場合において、第1操作及び第2操作に対応する接触操作により、選択されたジャンルに分類される周辺施設を表示できるため、ユーザーは簡易な接触操作により施設を検索できる。
【0158】
また、制御部10は、上位ジャンル情報が選択された場合、対応地図領域100bと、指定位置を移動させるボタンIB(移動ボタン)とを地図上に設ける。制御部10は、ボタンIBが操作された場合、ボタンIBの操作に応じて指定位置を移動させ、指定位置の移動に伴い対応地図領域100bが表示する地図を移動させ、対応地図領域100bが表示する地図の移動に応じて、対応地図領域100b及び施設表示領域100cが表示する周辺施設を異ならせる。
【0159】
これにより、指定位置を移動ボタンにより移動させることにより、検索領域以外の施設について検索できるため、ユーザーの利便性が向上する。
【0160】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び、応用が可能である。
【0161】
例えば、上述した実施形態では、表示部としてタッチパネル12の備える表示パネル12aを例示した。しかしながら、表示部は、地図データ11aに基づく地図を表示し、施設を検索するための情報を表示可能なものであれば、何でもよい。例えば、表示部として、液晶表示パネル等の表示装置であって、マウスやポインティングデバイス等の入力装置を利用した所定の手段によりユーザーの操作に応じた情報を表示するものでもよい。
【0162】
また、例えば、上述した実施形態では、2指のタッチ操作により、指定位置を設定し、上位ジャンル情報を表示する構成を例示した。しかしながら、2指のタッチ操作に限定されない。例えば、2指のドラッグ操作や、2指のホールド操作等の接触操作でもよい。また、2指に限定されず、上位ジャンル情報を表示するトリガーとなる指の本数は、任意に変更可能である。
【0163】
また、例えば、上述した実施形態では、ジャンルによるフィルタ処理の場合、詳細ジャンル画像が詳細ジャンル除外領域JJAに移動する操作を、制御部10が受け付けた場合、表示する周辺施設の対象から外す構成とし、頭文字によりフィルタ処理の場合、頭文字画像が頭文字除外領域KJAに移動する操作を、制御部10が受け付けた場合、表示する周辺施設の対象から外す構成とする場合を例示した。しかしながら、表示する周辺施設の対象から外す除外操作は、移動の操作に限定されない。例えば、所定期間以上のホールド操作を除外操作とする構成でもよい。この場合、ジャンルによるフィルタ処理の場合、詳細ジャンル除外領域JJAを設ける必要がなく、また、頭文字によるフィルタ処理の場合、頭文字除外領域KJAを設ける必要がない。
【0164】
また、例えば、上述した実施形態では、カーソル画像CSを移動させ、上位ジャンル情報を選択した場合、選択した上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する構成を例示した。しかしながら、選択した上位ジャンル情報が示す上位ジャンルに分類される周辺施設を表示の対象から外す構成としてもよい。この場合、上位ジャンル情報を選択した場合、選択した上位ジャンル情報が示す上位ジャンル以外の上位ジャンルに分類される周辺施設を表示する構成としてもよい。
【0165】
また、例えば、上述した実施形態では、フィルタ処理について、詳細ジャンルに基づくフィルタ処理と、周辺施設の名称の頭文字に基づくフィルタ処理とを例示した。しかしながら、詳細ジャンルと、周辺施設の名称の頭文字とに基づくフィルタ処理に限定されない。例えば、駐車場の有無や、喫煙席の有無、空席の有無等に基づくフィルタ処理を実行する構成でもよい。この場合、地図データ11aが、これら有無を示す情報を記憶する構成でもよく、制御部10が、ネットワークに接続し、通信可能なサーバーから取得する構成でもよい。
【0166】
なお、
図1は、本願発明を理解容易にするために、ナビゲーション装置1の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、ナビゲーション装置1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0167】
また、例えば、
図2、
図7、及び、
図10の処理単位は、ナビゲーション装置1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。ナビゲーション装置1の処理は、処理内容に応じて、されに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。
【0168】
また、上述した実施形態では、ナビゲーション装置1に本発明を適応した場合を例示した。しかしながら、車載型に限らず、本発明を適応可能な装置は、携帯型、及び据え置き型の装置でも良い。