特開2017-99637(P2017-99637A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2017099637-ゴルフクラブの芯への当接方法 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-99637(P2017-99637A)
(43)【公開日】2017年6月8日
(54)【発明の名称】ゴルフクラブの芯への当接方法
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/00 20150101AFI20170512BHJP
【FI】
   A63B53/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-235103(P2015-235103)
(22)【出願日】2015年12月1日
(71)【出願人】
【識別番号】506246379
【氏名又は名称】寺田 忠雄
(74)【代理人】
【識別番号】100090608
【弁理士】
【氏名又は名称】河▲崎▼ 眞樹
(72)【発明者】
【氏名】寺田 忠雄
【テーマコード(参考)】
2C002
【Fターム(参考)】
2C002AA02
2C002AA03
2C002ZZ01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】殆どのゴルフプレイヤーが簡単にゴルフクラブのヘッドのスィートスポットにボールを当接させることが可能なゴルフクラブの芯への打撃する当接方法を提供する。
【解決手段】ゴルフの練習方法が、ウッドクラブの表面に塗料を塗り当該クラブ面にゴルフボールを当て、最も飛んだ位置に印を付けこの位置にゴルフボールが当たるように練習する。アイアンクラブでも同様とする。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウッドクラブの表面に、塗料を塗り、当該クラブ面にゴルフボールを当て、最も飛んだ位置に印を付け、この位置に当たるようにすることを特徴とするゴルフの練習方法。
【請求項2】
アイアンクラブの表面に、塗料を塗り、当該クラブ面にゴルフボールを当て、最も飛んだ位置に印を付け、この位置に当たるようにすることを特徴とするゴルフの練習方法。





















【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフプレイ時にゴルフクラブのボールの芯(スィートスポット)への当接方法であって、確実にその芯にボールが当接するような位置を見出すゴルフクラブの芯への当接方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブでボールを最適位置(芯)に当てる位置を(通常スイートスポット)と言うが、普通のアマチュアのプレイャーはこの位置に当接するようにゴルフクラブを振って当てるのは、通常、このスイートスポットに当てることは難しい。
【0003】
従来のような工夫(技術)としては、ゴルフボールが、スィートスポットに正確に当たった際、その出力、擬音、数値等に変換して、表示器、スピーカー、ランプ等の装置によってプレイャーに知らせる練習道具がある(特許文献1)。
また、ゴルフクラブフェースのスィートスポット領域でゴルフボールを打撃するとある音響音を発し、ゴルフクラブフェーのスィートスポットの領域以外の領域でゴルフボールを打撃すると、前記スィートスポット領域から発生する音響音と区別され得る音響音を発するゴルフクラブもある(特許文献2)。
或いはゴルフクラブのスィートスポットを位置決めし、マーク付けする装置(特許文献3)やゴルフクラブのスィートエリアの広さをクラブごとに定量化できる装置(特許文献4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012―055537号公報
【特許文献2】特開昭50−066335号公報
【特許文献3】実開平04−047466号公報
【特許文献4】特開2005―143557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、ゴルフプレイャーが解決しようとする問題点は、ゴルフプレイャーによってゴルフクラブのヘッドへのボールの当接位置が異なるため、上手、下手がはっきりしやすいことである。
引用文献1では、光や擬音、或いは数値等を表示器やスピーカー等の報知装置を使用しなければならず装置が大げさである。引用文献2でスィートスポットは音響音で確認しなければならずスィートスポット位置を予め確認することは出来ない。また、引用文献3では、本案の狙いに近いが、予めスィートスポット当接位置を訓練することは出来ない。引用文献4は定量化が難しい、等の問題がある。
【0006】
何れにしてもボールをスィートスポット位置に当接するのは困難である。本願発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、殆どのゴルフプレイヤーが簡単にゴルフクラブのヘッドのスィートスポットにボールを当接させることが可能なゴルフクラブの芯への打撃する当接方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち、上記する課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る発明は、ゴルフの練習方法が、ウッドクラブのクラブ表面に、塗料を塗り、当該クラブヘッド面に、ゴルフボールを当て、最も飛んだ位置に印を付け、この位置に当たるように練習して最適位置を見つけることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載に係る発明は、ゴルフの練習方法がアイアンゴルフクラブのクラブ表面に、塗料を塗り、当該クラブヘッド面にゴルフボールを当て、最も飛んだ位置に印を付け、この位置に当接するように練習して最適位置を見つけることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記請求項1及び請求項2に係る発明によれば、ウッドクラブでも、アイアンフクラブでもクラブヘッド面に塗料を塗るだけで、ゴルフプレイャーは何時でも最適位置、即ち、スィートスポットにボールを当てることが出来るようになる。従って、スコアを飛躍的に向上させることが出来る。そして、ボール10の弾道も良くなり、アウトになることも少なくなる。また、ウッドクラブでもアイアンヘッドの場合も飛距離が伸びるだけでなく飛距離の調整がしやすくなり、スコアも良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本願発明で使用するゴルフクラブのテイーショット時にゴルフボールを打つ時の瞬間を示す斜視図である。
図2図2(A)は、従来のウッドのゴルフクラブのヘッド部の斜視図、(B)は、ボールを当てる状態の斜視図である。
図3図3は、従来のウッドのゴルフクラブで初心者等が打った痕跡を示すヘッド部の斜視図である。
図4図4(A)は、従来のアイアンのゴルフクラブのヘッド部の斜視図、4(B)は、ボールを当てる状態の斜視図である。
図5図5は、従来のアイアンのゴルフクラブで初心者等が打った痕跡を示すヘッド部の斜視図である
図6図6(A)は、ゴルフクラブのボールの当接面に塗る塗料具1と蓋2の全体斜視図であり、図6(B)は、塗料具1の蓋の平面図と片側側面図である。
図7図7(A)、塗料を塗った状態のウッドのゴルフクラブのヘッド部へ塗料を塗った状態の斜視図であり、図7(B)は、ボールを当てる状態の斜視図である。
図8図8(A)は、塗料を塗った状態のウッドクラブのヘッドへ初心者等がボールを当てた状態の斜視図であり、図8(B)は、ほぼスィートスポット近辺へ初心者がボールを当てた状態の斜視図である。
図9図9(A)は、ゴルフクラブのボールの当接面に塗料を塗った全体斜視図であり、図9 (B)は、塗料を塗ったアイアンクラブにボールを当てる直前の斜視図である。
図10図10は、塗料を塗った状態のアイアンのゴルフクラブのスイートポット近くへ初心者等がボールを当てた痕跡を示す状態の斜視図である。
図11図11は、ほぼスィートスポット近辺へ初心者が当てた痕跡を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本願発明の具体的な実施の形態につて、図面を参照して説明する。
図1は、本願発明で使用するゴルフクラブのティーショット時に、ゴルフボールを打つ時の瞬間を示す斜視図である。この図は、最初に打つティーショット用のウッドクラブ3または長距離用に打つ所謂アイアンクラブ4と言われるクラブでボール10(図8(B)参照)を打つ状態を示す。そしてなるべく遠くにボールを飛ばすためのクラブのスィートスポットと言われる所に当てるが、この場合、長距離を飛ばすためには、初心者や経験の浅い人(以下、初心者等とする)が一発でこのスィートスポットに当てるのは難しく、普通は、ボール10の当たった位置の何処かに痕跡5、5、・・が付く。従って、かなりの練習が必要である。
【0012】
例えば、図2(A)のように、ウッドクラブ3を使用して、図2(B)のようにボール10を当てると、初心者等は、必ずしも遠くまで飛ぶとは限らない。即ち、図3のように、クラブヘッド面3aの所々に当接し、一定の位置には当接しないのが普通である。
図4(A)や図4(B)のように、アイアンクラブ4を使用する場合も図3に示すように同様である。
【0013】
そこで次のような方法で練習する。
まず、塗料を塗ったウッドのゴルフクラブ3を使用して繰り返し練習する。
図6(A)は、ゴルフクラブのボール10の当接面に塗る塗料を入れた塗料容器1の全体斜視図であり、である。ここで、2は塗料を入れた塗料容器1の蓋である。図6(B)は、塗料容器1の片側側面図と蓋2の平面図である。
【0014】
当初は、初心者はクラブのスィートスポット(芯)に当てることはできない。そこで、初心者等は、次のようにする。
図7(A)は、ウッドのゴルフクラブ3のボール10の当接面3aに塗料を塗った状態の斜視図であり、図7(B)は,ウッドのゴルフクラブ3の当接面3aにボール10を当てる直前の斜視図である。
【0015】
ボール10は、このゴルフクラブ3のヘッドの当接面3aに当てるが、上記する図のように、この面3aのどこにスィートスポットがあるのか普通は判らないので、まずこの面に塗料を塗ってゴルフクラブ3を打つ。するとこのクラブのヘッドの面3aに打痕○が付くのでヘッド面のどこにボール10が当たったか判る。
当初は、図8(A)の○印に示すように様々な位置に当たり痕が付くが、痕跡5にこれを繰り返して最も距離の飛んだ位置がスィートスポットということになるので、常にその位置にボール10が当たるように練習すれば良い。このように自分が所有するウッドのすべてのゴルフクラブに自己のスィートスポットを○印しておけば自分独自のスィートスポットを確保することが出来る。
【0016】
次にゴルフクラブが、アイアンクラブの場合について説明する。
図9(A)は、アイアンクラブ4のヘッド部分(当接面)4aの斜視図であり、図9(B)は、ボール10を当てる直前の斜視図である。当初は、図10では、様々な位置に痕跡5○印が付くが、図11に示すように様々な位置に当たり痕が付くが、徐々にこれを繰り返していくと、最も長く飛んだ位置となるので、そこがスィートスポットということになる。
【0017】
ボール10を当てるアイアンクラブのロフトは、通常ゴルフクラブのアイアンクラブは、ボールを飛ばす距離により、種々選択するが、その都度バー(ロフトの角度が異なり、飛ばす距離が短いほどロフトが大きくなる。しかし、予めスィートスポットは独自の位置に設定してあるが、個人の個性によりどの人もその位置で最長の距離が出るとは限らない。 そして、この場合もウッドのゴルフクラブと同様に当初は、様々な位置に打痕跡の○印で示す場合も、これを繰り返して最も距離の飛んだ位置がスィートスポットということになるので、常にその位置にボール10が当たるように練習すれば良い。このように自分が所有するクラブのすべてのゴルフクラブに自己のスィートスポットを○印しておけば自分独自のスィートスポットを確保することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0018】
この発明によれば、ゴルフをする人はウッドクラブでもアイアンクラブでもボールを芯に当て易くなるのでゴルフが盛んになり、ゴルフ道具も売れ易くなり、ゴルフ産業も盛んになる。また、ゴルフ場に通う人も多くなり、レストランも盛んになり、関連商品も売れ、老人も含めて雇用人も多くなる。
【符号の説明】
【0019】
1・・・・塗料容器
2・・・・塗料容器の蓋
3・・・・ウウドクラブ
3a・・・ウウドクラブのヘッド面
4・・・・アイアンクラブ
4a・・・アイアンクラブのヘッド面
5・・・・打痕
C・・・・スィートスポット
10・・・・ゴルフボール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11