【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の課題は、特に自動車車両のための車両電流搬送機構によって、電流搬送機構、特に、自動車産業のための電流バー、バックボーン、またはバスバーによって、および独立請求項によるエンティティ、機構、モジュール、サブアセンブリ、機器、装置、機械、運搬手段、搬送手段、システム、またはユニットによって解決される。本発明の有利なさらなる展開、追加の特徴、および/または利点は、従属請求項および以下の記載から明らかである。
【0006】
本発明の車両電流搬送機構は細長い電気機械基部導体を有し、基部導体は少なくとも1つの電気的かつ強固に機械的なプラグイン接続デバイスを含む。少なくとも1つの電気的かつ強固に機械的なプラグイン接続デバイスは、電気的かつ機械的に強固な方法で基部導体に接続され、さらに、電気的かつ強固に機械的な相手側プラグイン接続デバイスによって電気的に接触され得る。その結果、車両電流搬送機構の可撓性電気導体または可撓性電気ケーブルの電気または電気機械端子が可能である。
【0007】
この場合、電気機械基部導体は、少なくとも一部分において、および一部分のすべてにおいて、または実質的に少なくとも2つの空間次元の延長部全体にわたって機械的に堅くまたは強固に形成される。概念上の細長い扁平な直方体のような基部導体はここで最小であるので、断面の垂直方向に特定の移動を行うことができる。これは、方向性のない(undirected)引張り力が、可撓性電気導体と同様に1次元で伝達され得るだけでなく、少なくとも2つの空間次元の方向性のある引張り力と、圧力とが、やはり、少なくとも2つの空間次元で伝達され得ることを意味する。
これは、基部導体と、その上に形成された端子導体とを有する以下に記述する細長い電気機械導体の端子導体にも当てはまる。
【0008】
「電気的かつ強固に機械的な」における「強固に機械的な」という用語は、プラグイン接続デバイスそれ自体と、プラグイン接続デバイスと基部導体との間の接続(ヒンジとは対照的な)と、相手側プラグイン接続デバイスとが、機械的に堅くまたは強固に形成されることを意味するものである。これは、機械的な力および/またはトルクが、好ましくは3つの空間次元でこれらの間で伝達され得ることを意味する。これは、当然、(電気機械、または電気的かつ強固に機械的な)基部導体自体(可撓性または3次元的に撓み可能な導電体とは対照的な)にも関連する。但し、限定的な意味では、それは、長さに依存し、1つの空間次元での特定の可撓性を有効にする(該当する場合、一部分において)(上述を参照)。
【0009】
このようにして、例えば、機械的なトルクは、電気的かつ強固に機械的なプラグイン接続デバイスにプラグ接続される電気的かつ強固に機械的な相手側プラグイン接続デバイスに、相手側プラグイン接続デバイスからプラグイン接続デバイスに、プラグイン接続デバイスから、プラグイン接続デバイスと電気機械基部導体との間の電気的かつ強固に機械的な接続を通じて基部導体に、および基部導体からさらにサスペンション(電気絶縁部、アセンブリデバイスなど)に導入され得る、または逆もまた同様である。
基部導体とプラグイン接続デバイスとの間の電気的かつ強固に機械的な接続は、単一体で、一体化して、単純に、または物質的に/接着によりワンピースで、ワンピースおよび/またはワンパートで(in one part)形成することができる。
【0010】
ワンパートで形成されるまたは接続されるとは、プラグイン接続デバイスおよび基部導体が相互接続を生成し、相互接続は、相互に移動することはできないが、手によってまたはツールによって(例えば、デッドロック、クリッピング、ねじ止めなどによって)容易に解放することができ、例えば、摩擦係合および/またはポジティブ係合が2つの構造部品間に確立され得ることを意味するものである。さらに、ワンピースは、プラグイン接続デバイスおよび基部導体がさらに相互接続を生成し、相互接続は、もはや手によってまたはツールによって容易に解放することができず、例えば、クリンピングの場合であり得る(相互接続を解放するとき一方または両方の構造部品を損傷する)ことを意味するものである。摩擦係合、該当する場合ポジティブ係合が、(好ましくは)この場合には必須である。
【0011】
電流搬送機構は、プラグイン接続デバイスが基部導体に、密着して、該当する場合摩擦係合および/またはポジティブ係合で接続される場合、物質的に/接着によりワンピースで形成される、すなわち、それらは、多くの場合、損傷なしに分離することができない。これは、接着(この場合、損傷なしの分離が可能である場合がある)、はんだ付け(この場合、損傷なしの分離がやはり可能である場合がある)、(スポット)溶接などの場合である。電流搬送機構は、プラグイン接続デバイスと基部導体との間の接続が、両方の構造部品への損傷を引き起こすことなしにまたは両方の構造部品を破壊することなしにもはや分離されなくてもよい場合、単純に形成される。電流搬送機構は、プラグイン接続デバイスおよび基部導体が実質的に同質に形成されるか、または単一の元の部片で/から製作される場合、一体化して形成される。
【0012】
後者は、単一体構成(monolithic configuration)にも当てはまり、この場合のプラグイン接続デバイスおよび基部導体は、凝集力(cohesion forces)を介して互いに接続され、プラグイン接続デバイスは、少なくとも多結晶的に基部導体で形成される。この場合、プラグイン接続デバイスと基部導体との間を区別することは、形状によってのみ可能である。
これらの主張(物質的に/接着によりワンピースで、単純に、一体化して、または単一体で)は、以下でさらに記述し基部導体およびその上に形成された端子導体を有する電気機械導体の所定のコンタクト領域もしくは端子導体、所定のコンタクト領域、またはプラグイン接続デバイスにも当てはまる。
【0013】
基部導体は、実質的に堅固に形成され、および/または基部導体を円周方向に囲む電気絶縁部を有することができる。
プラグイン接続デバイスは機械的コンタクト部を有することができ、それによって、プラグイン接続デバイスは基部導体に固定される。代わりに、プラグイン接続デバイスは複合コンタクト領域を有することができ、それによって、プラグイン接続デバイスは、基部導体で形成される。さらに、これらのプラグイン接続デバイスは各々プラグインコンタクト部を有することができ、プラグインコンタクト部は、相手側プラグイン接続デバイスによって電気的におよび機械的に接触され得る。
さらに、車両電流搬送機構は、以下で説明する電流搬送機構のように形成および/または製造することができる。
【0014】
本発明の電流搬送機構は細長い電気機械基部導体を有し、電気絶縁部が細長い電気機械基部導体を円周方向に囲む。電気絶縁部は少なくとも1つの貫通凹部を有し、基部導体は貫通凹部の領域においてプラグイン接続デバイスによって電気的に接触される。プラグイン接続デバイスは、機械的コンタクト部と、プラグインコンタクト部とを含むことができる。機械的コンタクト部は貫通凹部の領域において基部導体に電気的に接触し、プラグインコンタクト部は基部導体から突出する。
【0015】
電流搬送機構は、プラグイン接続デバイスの領域にジャケットを有することができる。ジャケットは、好ましくは、プラグイン接続デバイスのプラグインコンタクト部を、貫通凹部の領域において基部導体から液密に、特に、水密にまたは水蒸気密に封止するように形成される。ジャケットは、好ましくは、オーバーモールドとして形成される。さらに、ジャケットは、相手側プラグイン接続デバイスのコネクタハウジングとして一部分に形成することができる。この場合、これが存在する場合、相手側プラグイン接続デバイスのハウジングは、ジャケット中におよび/またはジャケット上にプラグ接続され得る。
【0016】
本発明によれば、基部導体は、電気的かつ強固に機械的な基部導体として形成することができる。
【0017】
さらに、プラグイン接続デバイスは、打ち抜き部品または打ち抜き曲げ部品として形成することができる。さらに、プラグイン接続デバイスは、タブコンタクトデバイスまたはピンコンタクトデバイスとして形成することができる。プラグイン接続デバイスは、基部導体に、ワンパートで、物質的に/接着によりワンピースで、またはワンピースで接続され得、ワンパートおよびワンピースで関して上述したすべてのものがこの場合にも当てはまる。さらに、基部導体は、プラグイン接続デバイスによって、貫通凹部の領域において電気的かつ強固に機械的な方法で接触され得る。さらに、基部導体は、貫通凹部の領域を脱酸する(酸素を取り除く)ことができる。
【0018】
さらに、電流搬送機構は、上で説明した車両電流搬送機構のように形成することができ、および/または以下で説明する電流搬送機構のように製造することができる。
本発明の電流搬送機構は、所望に応じて拡大縮小し、自動的に製造することができる。インタフェース(ジャケットをもつプラグイン接続デバイス)が、水密の実施形態では実現することができる。1つの単一基部導体上の複数のまたは多様な電流搬送機構が、容易に実現される。
【0019】
電流搬送機構、特に、自動車産業のための電流バー、バックボーン、バスバーを製造するための本発明の方法を、以下でより詳細に説明する。第1のステップにおいて、細長い電気機械基部導体の電気絶縁部が、今後基部導体に設けられるべきプラグイン接続デバイスの領域において、例えば、開口を切り開き電気絶縁部を取り出すことによって完全に取り除かれる。第1のステップに続く第2のステップにおいて、プラグイン接続デバイスが基部導体に取り付けられる。この場合、時間的に、第1のステップまたは第2のステップの前に、プラグイン接続デバイスは、例えばリール上のキャリアストリップから分離され得る。そのような方法で、複数のプラグイン接続デバイスを、当然、基部導体に固定的に接続することができる。
【0020】
第1のステップにおいて、電気絶縁部は基部導体に至るまで取り除かれ、その結果、貫通凹部が電気絶縁部に設けられる。時間的に第2のステップの前に、基部導体は、今後基部導体に設けられるべきプラグイン接続デバイスの領域(貫通凹部)の酸素を取り除くことができる。第2のステップは、例えば、接着、はんだ付け、溶接、クリンチングなどによって行うことができる。この場合、プラグイン接続デバイスは、それに形成されている機械的コンタクト部を用いて基部導体に固定される。プラグイン接続デバイスのプラグインコンタクト部は基部導体から突出する。当然、今後基部導体に設けられるべきプラグイン接続デバイスの領域は、最初に、時間的に第1のステップの前に識別されなければならない。
【0021】
第2のステップに続く第3のステップにおいて、ジャケットをプラグイン接続デバイスの上に設けることができ、ジャケットは、好ましくは、モールド成型される。この場合、ジャケットは、基部導体を完全に取り巻くことができ、電気絶縁部に部分的に重なるかまたは電気絶縁部と機械的に接触する。好ましくは、ジャケットは、プラグインコンタクト部を基部導体から液密に、特に水密または水蒸気密に封止する。ジャケットは、相手側プラグイン接続デバイスのコネクタハウジングとして一部分に形成することができる。
本発明によれば、本発明により得られる電流搬送機構は、本発明の電流搬送機構または本発明の車両電流搬送機構として形成することができる。
【0022】
本発明の電流搬送機構は、細長い電気機械導体を有し、電気絶縁部が細長い電気機械基部導体を円周方向に囲む。電流搬送機構は、電気絶縁部から露出している少なくとも1つのプラグイン接続デバイスと、電気機械導体とを有する。プラグイン接続デバイスは、電流搬送機構の電気絶縁部および電気機械導体から露出される、特に、切り離される、および/または打ち抜かれる。この場合、電気絶縁部は、結果として生じるプラグイン接続デバイスのまわりの領域(任意選択で、所定のコンタクト領域の一部、以下を参照)で電流搬送機構から取り除かれ、電気機械導体の材料も、結果として生じるプラグイン接続デバイスの形状および/またはサイズに応じて、すなわち、結果として生じるプラグイン接続デバイスのまわりの2つの側または3つの側に応じて取り除かれる。
【0023】
この場合、少なくとも1つのスロットが、プラグイン接続デバイス(長手方向端部でのプラグイン接続デバイス)に横方向に生じるが、通常、2つのスロットが、残りの電気機械導体の反対側に(長手方向中央部でのプラグイン接続デバイスに)生じる。プラグイン接続デバイスは、好ましくは、電気機械導体に埋め込まれる。この場合、プラグイン接続デバイスは、電気機械導体の面にさらに設けられ、それは、一方の側で電気機械導体に接続され(好ましくは一体化してまたは単一体で、以下を参照)、それと反対の側において、相手側プラグイン接続デバイスにとってアクセス可能である。
【0024】
電流搬送機構は外縁に少なくとも1つの所定のコンタクト領域を有することができ、外縁からプラグイン接続デバイスは露出され得る。さらに、電気機械導体、特に電気機械導体の電気機械端子導体は、好ましくは、所定のコンタクト領域の領域に被覆することができる。この場合、所定のコンタクト領域は、電流搬送機構の電気絶縁部上に/内に、例えば囲い枠などによって、外に向かってマークを付けることができる。既定の被覆は、例えば、銀、スズなどを有することができ、電気機械導体または電気機械端子導体は、好ましくは、所定のコンタクト領域にのみ被覆される。
【0025】
電流搬送機構の電気機械導体は、金属複合材製造物、特にアルミニウム/銅複合材製造物から形成することができる。
銅の利点は、比較的良好な電気機械特性(プラグイン接続、耐食性など)と比較的高い導電性を兼ね備えていることであり、高い価格および比較的高い密度(銅で製作されたエンティティの重い重量)は不利である。アルミニウムの利点は、比較的良好な導電性、比較的低い密度(アルミニウムで製作されたエンティティの低い重量)、および比較的安い価格であり、湿気への脆弱性が不利である。
【0026】
1つの実施形態では、本発明は、比較的大量の電流が搬送されなければならず、その結果、比較的大量の材料が必要であり(コストを要し)、腐食が従属的な役割を果たす(露出したアルミニウムがないかまたはほとんどない)場合に、アルミニウムの使用を含む。さらに、この実施形態では、本発明は、比較的少量の材料が必要であり(コストを要し)、良好な電気的な(コンタクト)特性(電流搬送、機械的耐性、該当する場合、部分的に露出したプラグイン接続の場合の耐食性)が存在する場合に、銅の使用を含む。
これは、本発明が、マイナスの性質を必要以上に受け入れる必要なしに、これらの2つの金属のそれぞれのプラスの性質を組み合わせることを意味する。
さらに、電流搬送機構の電気機械導体は、1つの単一金属製造物、特にアルミニウム製造物から形成することができる。
【0027】
電気機械導体は、細長い電気機械基部導体と、それと平行に配列された細長い電気機械端子導体とを含むことができる。基部導体は、第1の金属製造物、特にアルミニウムベース製造物を有する。端子導体は、第2の金属製造物、特に銅ベース製造物を有し、または基部導体および端子導体は、同じ金属製造物を有し、互いに一体化してまたは単一体で形成される。
【0028】
さらに、一体化とは、ここで、基部導体および端子導体が同質に形成されるか、または単一の元の部片で/から製作されることを意味する。これは、単一体構成にも当てはまり、基部導体および端子導体は互いに凝集力を介して接続され、電気機械導体は基部導体および端子導体から多結晶的に形成される。後者の場合には、基部導体と端子導体との間の区別は、電気機械導体において/電気機械導内で観察することができない観念的なラインのみである。
【0029】
端子導体は、基部導体と実質的に同じ厚さを有することができる。さらに、基部導体は端子導体よりも厚くまたは薄く形成することが可能である。電流搬送機構は、一方または両方の長手方向側に少なくとも1つの所定のコンタクト領域を有することができる。さらに、電流搬送機構は、一方または両方の長手方向側に端子導体を有することができ、端子導体は、基部導体の長手方向部分に沿って延びる。端子導体は、好ましくは、基部導体の長手方向延長部全体に沿って延びる。
【0030】
被覆を除外して、プラグイン接続デバイスまたは端子導体の厚さは、基部導体の厚さよりも小さくする、基部導体の厚さと同じにする、または基部導体の厚さよりも大きくすることができる。さらに、電流搬送機構は、複数の電気機械導体をもつ多層電流搬送機構として、特に、2つの電気機械導体をもつ二層電流搬送機構として形成することができる。基部導体は、電気的かつ強固に機械的な基部導体として形成することができる。さらに、端子導体は、電気的かつ強固に機械的な端子導体として形成することができる。その上、プラグイン接続デバイスは、タブコンタクトデバイスまたはピンコンタクトデバイスとして形成することができる。その上、プラグイン接続デバイスは、基部導体とともに単一体で、一体化して、単純に、物質的に/接着によりワンピースで形成することができる。
【0031】
さらに、電流搬送機構は、上述で説明した車両電流搬送機構のように形成することができ、および/または以下で説明する電流搬送機構のように製造することができる。
本発明の電流搬送機構は、所望に応じて拡大縮小し、自動的に製造することができる。液密の、特に水密または水蒸気密のインタフェース(プラグイン接続デバイス)が、相手側プラグイン接続デバイスの例えばシールをもつハウジングによって実現され得る。1つの単一基部導体上の複数のまたは多様な電流搬送機構が、容易に実現される。
【0032】
電流搬送機構、特に、自動車産業のための電流バー、バックボーン、バスバーを製造するための本発明の方法を、以下でより詳細に説明する。電流搬送機構は、好ましくは、上述のように、細長い電気機械導体を有し、電気絶縁部が細長い電気機械基部導体を円周方向に囲む。第1のステップにおいて、電流搬送機構の素材(blank)において、そこに形成されるべきプラグイン接続デバイスの位置が決定され、時間的に第1のステップに続く第2のステップにおいて、プラグイン接続デバイスが電流搬送機構の素材内に確立され、それによって、実際の電流搬送機構が得られる。この場合、プラグイン接続デバイスは、タブコンタクトデバイスまたはピンコンタクトデバイスとして形成することができる。
【0033】
第1のステップにおいて、素材に形成されるべきプラグイン接続デバイスの位置決めは、マーク付けされた(例えば、電気絶縁部上に/内に)所定のコンタクト領域によって容易になる。
第2のステップにおいて、プラグイン接続デバイスは、好ましくは、素材および電気機械導体の電気絶縁部から露出され、特に、切り離され、および/または打ち抜かれ、それは、連続的にまたは同時に行うことができる。これが連続的に行われる場合、電気絶縁部は、最初に、電気機械導体に至るまで取り除かれ、その結果、貫通凹部が電気絶縁部に設けられる。続いて、プラグイン接続デバイスが、電気機械導体に形成される。
【0034】
これらの2つのサブステップの時間的な組合せにより、第2のステップにおいて、電気機械導体の電気絶縁部は、プラグイン接続デバイスの領域において完全に取り除かれ、それはこの後電気機械導体をもたらし、さらに、電気機械導体の材料は、結果として生じるプラグイン接続デバイスの形状および/またはサイズに応じて、すなわち、プラグイン接続デバイスのまわりの2つの側または3つの側に応じて取り除かれる。
【0035】
好ましくは、電流搬送機構または電流搬送機構の素材は、外縁に少なくとも1つの所定のコンタクト領域を有し、外縁からプラグイン接続デバイスは露出される。プラグイン接続デバイスのプラグインコンタクト部は電気機械導体から突出するが、好ましくは、電流搬送機構の長手方向側の内部のその中に確立される(埋め込まれる)。
本発明によれば、本発明により得られる電流搬送機構は、本発明の電流搬送機構または本発明の車両電流搬送機構として形成することができる。
【0036】
発明のおよび/または発明的な方法で製造された車両電流搬送機構、または発明のおよび/または発明的な方法で製造された電流搬送機構は、発明のエンティティ、発明の機構、発明のモジュール、発明のサブアセンブリ、発明の機器、発明の装置、発明の機械、発明の運搬手段、発明の搬送手段、発明のシステム、発明のユニットなどを有する。車両、特に自動車車両では、車両電流搬送機構または電流搬送機構は、中央電流バー、中央電力バックボーン、または中央電力バスバーとして形成することができる。
【0037】
本発明が、縮尺通りでない添付の概略図を参照しながら例示的な実施形態を使用して以下でより詳細に説明される。同一の、一義的な、または同様の実施形態および/または機能を有する部分、要素、構造部品、アセンブリ、ダイヤグラム、および/または構成要素は、図の説明(以下を参照)、符号のリスト、特許請求の範囲において、および同じ符号をもつ図面の図(Fig.)において特徴付けられる。本明細書(本発明の説明(上述を参照)、図の説明(以下を参照))において説明されない、および図面に示されない、および/または本発明の例示的な実施形態に限定されない1つの可能な代替、定常状態および/または運動学的反転、組合せなど、またはその構成要素、ダイヤグラム、アセンブリ、構造部品、要素、または部分は、さらに、符号のリストから推測することができる。
【0038】
本発明において、特徴(部分、要素、構造部品、アセンブリ、構成要素、機能、変数など)は、ポジティブである、すなわち、存在する、またはネガティブである、すなわち、存在しないように構成することができる。ネガティブな特徴は、それが存在しないという事実が本発明によって重要であると見なされない場合、特徴として明示的に説明されない。本明細書(説明、符号のリスト、特許請求の範囲、図面)の特徴は、指定の方法で適用することができるだけでなく、むしろ様々な方法(分離、集約、置換、追加、固有の、省略など)でも適用することができる。特に、説明、符号のリスト、特許請求の範囲、および/または図面における符号とそれに帰する特徴、またはその逆を使用して、特許請求の範囲および/または説明における特徴を取り替える、追加する、または省略することが可能である。その上、請求項の特徴は、結果としてより詳細に解釈および/または規定することができる。
【0039】
本明細書の特徴は、((ほとんど知られていない)先行技術を考慮して)任意選択の特徴として解釈することもできる、すなわち、各特徴は、任意選択の、任意の、または好ましい特徴、すなわち、拘束性のない特徴として理解することができる。したがって、特徴を、該当する場合その周辺を含めて、例示的な実施形態から切り離すことが可能であり、次いで、この特徴は一般化された発明概念に移すことができる。例示的な実施形態に特徴(ネガティブな特徴)がないことは、その特徴が本発明に関して任意選択であることを示している。さらに、特徴の定型用語の場合には、その特徴の総称用語もこれとともに読み取ることができる(該当する場合、サブジーナス(subgenus)、部分などへの追加の階層的分類)。その結果として、例えば、同一の効果および/または等価を考慮に入れて、1つのまたはこの特徴を一般化することが可能である。図において、図は単に例示である。