【解決手段】一つの実施形態によれば、受光装置は、第1の厚みを有する第1の画素領域と前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みを有する第2の画素領域を備える半導体基板を有する。前記半導体基板の第1の表面の前記第1の画素領域に形成された複数の第1の光電変換素子を有する。前記第1の光電変換素子の出力が供給される第1の電極を有する。前記第1の表面の前記第2の画素領域に形成された複数の第2の光電変換素子を有する。前記第2の光電変換素子の出力が供給される第2の電極を有する。前記半導体基板の第2の表面に形成され、前記第1および第2の光電変換素子の共通電極として用いられる金属膜を有する。
前記第2の光電変換素子は、前記第1の光電変換素子を構成する半導体材料よりもバンドギャップが小さい半導体材料を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の受光装置。
前記半導体基板の直交する2方向において、前記2方向の内の一方向に複数の前記第1の画素領域が連続して形成され、かつ、前記一方向に複数の前記第2の画素領域が連続して形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の受光装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる受光装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の受光装置を模式的に示す平面図である。受光装置1は、シリコン半導体基板上に複数の光電変換素子が形成された複数の画素領域21〜28を有する。画素領域21〜24は、点線50で示す第2の領域に形成される。第2の領域は、基板の膜厚が薄い。画素領域25〜28は、第2の領域より膜厚が厚い第1の領域に設けられる。すなわち、本実施形態においては、直交するX軸とY軸方向において、基板の膜厚が薄い領域に形成された画素領域21〜24の列と基板の膜厚が厚い領域に形成された画素領域25〜28の列がY軸方向に平行に形成される。
【0010】
各画素領域21〜28は、光電変換素子からの出力信号が供給される電極パッド31〜38を有する。画素領域21〜28と電極パッド31〜38は、夫々配線41〜48により接続される。電極パッド31〜38は、例えば外部電極とボンディングワイヤ(図示せず)で接続されるボンディングパッドである。
【0011】
図2は、第1の実施形態の受光装置の断面構造を模式的に示す図である。
図1のI―Iにおける断面構造を模式的に示す。シリコン半導体基板10は、膜厚T1の第1の領域11と膜厚T2の第2の領域12を有する。膜厚T2の領域は、シリコン半導体基板10に凹部18を形成することにより形成される。第1の膜厚T1は、例えば、基板の強度を維持する為に、300μm程度であり、膜厚T2は、光電変換素子の感度の調整の為に適宜決定され、例えば、8μmから10μm程度である。
図1の点線50は、凹部18が形成された領域に対応する。
【0012】
凹部18は、例えば、シリコン半導体基板10を選択的にエッチングすることにより形成される。例えば、エッチング液を用いるウェットエッチング、あるいは、CDE(Chemical Dry Etching)により形成することが出来る。膜厚T2の調整は、例えば、エッチング時間の調整により行うことが出来る。
【0013】
シリコン半導体基板10の表面(以降、受光面と呼ぶ場合がある)には、画素領域22、26が設けられる。画素領域22、26は、例えば、エピタキシャル成長法により形成されたSiエピタキシャル層16、17に形成される。各画素領域22、26の間には、シリコン酸化膜13が形成される。各画素領域22、26の表面には、保護膜としてシリコン酸化膜14が形成される。
【0014】
各画素領域22、26には、複数の光電変換素子が形成される。各光電変換素子は、配線62a〜62c、66a〜66cを介して、配線42、46に接続される。配線42、46は、電極パッド32、36に接続される。各光電変換素子には、クエンチ抵抗(図示せず)が接続される。
【0015】
シリコン半導体基板10の裏面には金属膜15が形成される。金属膜15は、例えば、アルミ、銅、金等を用いることが出来る。例えば、スパッタ法やメッキ法を用いて形成する。金属膜15は、入射した光を画素領域22、26側に反射する反射膜としての機能と共通電極としての機能を有する。金属膜15により反射した光が画素領域22、26に到達することにより、光電変換素子の感度を上げることが出来る。尚、膜厚T1がある厚み以上になると、金属膜15による反射光はシリコン半導体基板10で吸収され画素領域26まで到達しなくなる。
【0016】
換言すれば、画素領域が形成される基板の膜厚を適宜選択することにより、夫々設けられる光電変換素子の感度を調整することが出来る。第2の領域12に形成された光電変換素子は感度が高い為、受光装置からの距離が長い測定対象物からの光を検知することが出来る。以降、便宜的に、第2の領域12に設けられた画素領域を長距離用の画素領域と呼び、第1の領域に設けられた画素領域を短距離用の画素領域と呼ぶ場合がある。
【0017】
図3は、第1の実施形態の受光装置の画素領域の一部を模式的に示す平面図である。一つの例として、画素領域22の一部の構成を示す。光電変換素子71〜74は、ガイガーモードで動作するAPDである。ガイガーモードにおいては、各APDのアノードとカソード間にブレークダウン電圧よりも高い逆バイアス電圧が印加される。
【0018】
各光電変換素子71〜74には、クエンチング抵抗81〜84が接続される。クエンチング抵抗81は、一端が接続部101を介して配線91に接続され、他端が接続部103を介してアノード配線42に接続される。配線91は接続部102を介して光電変換素子71のアノードに電気的に接続される。
【0019】
クエンチング抵抗81〜84は、フォトンがAPDに入射し電子雪崩が発生した場合に、その電圧降下によってAPDの増倍作用を終息させる作用を有する。クエンチング抵抗81〜84の抵抗値は、例えば、数百kΩ程度に設定する。クエンチング抵抗81〜84は、例えば、多結晶シリコンにより形成する。
【0020】
図4は、第1の実施形態の受光装置の断面構造を模式的に示す図であり、
図3のII―IIにおける断面構造を模式的に示す。すなわち、画素領域の断面構造を模式的に示す。シリコン半導体基板10の主表面(受光面)側に光電変換素子が形成され、裏面側に金属膜15が形成される。金属膜15はカソード電極として用いられる。
【0021】
光電変換素子71は、シリコン半導体基板10の主表面に選択的に形成されたN型Siエピタキシャル層161を有する。N型Siエピタキシャル層161は、P型Si領域162を有する。N型Siエピタキシャル層161とP型Si領域162は、光電変換素子71のPN接合を構成する。
【0022】
光電変換素子72は、シリコン半導体基板10の主表面に選択的に形成されたN型Siエピタキシャル層163を有する。N型Siエピタキシャル層163は、P型Si領域164を有する。N型Siエピタキシャル層163とP型Si領域164は、光電変換素子72のPN接合を構成する。シリコン酸化膜130は、N型Siエピタキシャル層161とN型Siエピタキシャル層163が形成される領域を画定する。各光電変換素子71、72の表面には、保護膜としてシリコン酸化膜14が形成される。
【0023】
P型Si領域162は、配線91を介して、クエンチング抵抗81の一端に電気的に接続される。配線91は、一端が接続部102によりP型Si領域162に接続され、他端が接続部101によりクエンチング抵抗81の一端に接続される。接続部101、102は、例えばシリコン酸化膜14に形成された、メタル材料で埋め込まれたスルーホールで形成される。接続部101、102を含めて、配線91として示している。クエンチング抵抗81の他端は、接続部103によりアノード配線42に電気的に接続される。
【0024】
P型Si領域164は、配線92を介して、クエンチング抵抗82の一端に電気的に接続される。配線92は、一端が接続部112によりP型Si領域164に接続され、他端が接続部111によりクエンチング抵抗82の一端に接続される。接続部111、112は、例えばシリコン酸化膜14に形成された、メタル材料で埋め込まれたスルーホールで形成される。接続部111、112を含めて、配線92として示している。クエンチング抵抗82の他端は、接続部113によりアノード配線42に電気的に接続される。尚、クエンチング抵抗81、82は、N型Siエピタキシャル層161とN型Siエピタキシャル層163の周縁部に形成されるが、
図4では便宜的にこれらの上部に示している。
【0025】
図5は、第1の実施形態の受光装置の一部の等価回路を示す図である。各光電変換素子71〜74、171〜174のカソードは、カソード配線151を介してカソード電極150に接続される。
図2に示す金属膜15がカソード配線151として用いられる。
【0026】
光電変換素子71〜74のアノードは、夫々クエンチング抵抗81〜84を介して第1のアノード配線42に接続される。第1のアノード配線42は、第1のアノード電極パッド32に電気的に接続される。光電変換素子171〜174のアノードは、夫々クエンチング抵抗181〜184を介して第2のアノード配線46に接続される。第2のアノード配線46は、第2のアノード電極パッド36に電気的に接続される。
【0027】
図6は、第1の実施形態の受光装置の受光特性を説明する為の図である。横軸に測定対象物までの距離、縦軸に感度を示す。特性曲線190は、第1の領域に形成された光電変換素子の受光特性を示す。
【0028】
膜厚T1が厚くなると金属膜15で反射した光がシリコン半導体基板10で吸収される為、光電変換素子の感度が低くなる。例えば、測定対象物までの距離が第1の設定距離D1を超えると臨界感度Ra以下に低下する様に、短距離用の画素領域25〜28が設けられるシリコン半導体基板10の膜厚T1を決定する。
【0029】
特性曲線191は、第2の領域12に形成された光電変換素子の受光特性を示す。シリコン半導体基板10の膜厚が薄い領域に設けられる為、受光感度が高い。すなわち、入射した光が金属膜15により反射され光電変換素子が形成された領域に達する為、画素領域に入射する光が増幅されることになり、光電変換素子の感度が高くなる。例えば、測定対象物までの距離が第2の設定距離D2を超えると臨界感度Ra以下に低下する様に、長距離用の画素領域21〜24が設けられるシリコン半導体基板10の膜厚T2を決定する。
【0030】
長距離用と短距離用の画素領域で光電変換素子の受光感度が異なる為、測定する距離に応じて動作させる光電変換素子を選択する構成にすることが出来る。例えば、長距離用の測定の場合には、特性曲線191を有する長距離用の光電変換素子を選択し、短距離用の測定の場合には、特性曲線190を有する短距離用の光電変換素子を選択して、使用することが出来る。あるいは、長距離用と短距離用の光電変換素子の両方に電圧を与えておき、短距離用の光電変換素子からの出力信号が検出され始めたことを検知することにより測定対象物との距離が近づいたことを検知し、その後には、長距離用の光電変換素子への給電を停止して、光電変換素子を選択的に動作させることで消費電力を抑制する構成とすることも出来る。
【0031】
本実施形態によれば、感度を異ならせた画素領域を設けた受光装置を提供することにより、受光装置の多機能化を図ることが出来る。すなわち、短距離用の光電変換素子からの出力は、測定対象物までの距離が近づいたことを知らせる出力信号となる。すなわち、長距離用と短距離用の画素領域25〜28を設けることで、夫々光電変換素子からの出力の有無は、測定対象物までの距離情報を提供することになる。
【0032】
シリコン半導体基板10の厚みの段数を増やすことにより、更に機能性を増すことができる。膜厚の異なる画素領域ごとに出力される信号を順に検出することにより、測定対象物までの距離が次第に短くなったことを検出することが出来る。
【0033】
シリコン半導体基板の厚みに加え、画素領域の材料を変える構成とすることも出来る。例えば、長距離用の画素領域を形成する半導体材料をシリコンよりもバンドギャップが小さい半導体材料で構成して、光電変換素子を形成してもよい。これにより、波長の長い光源に対する感度の高い光電変換素子を得ることが出来る。シリコン半導体基板の膜厚を薄くし、かつ、画素領域をバンドギャップの小さい材料で構成することにより、長距離用の光電変換素子の感度を更に高めることが出来る為、測定可能な距離を更に伸ばすことが出来る。
【0034】
バンドギャップの小さい半導体材料としては、例えば、ゲルマニウム(Ge)を用いることが出来る。例えば、選択エピタキシャル法により、シリコン(Si)とGeのエピタキシャル層をシリコン半導体基板10の表面に選択的に形成することが出来る。
【0035】
金属膜15は、受光装置1の共通電極として用いることが出来る。また、シリコン半導体基板10の厚みを画素領域で変えることのみで、画素毎の感度特性が調整できる為、光電変換素子の感度の調整が容易である。更に、一般的に用いられているシリコン半導体基板を使用することにより、コストを抑制することが出来る。また、シリコン半導体基板10の周縁部の膜厚を厚くし、この領域にボンディングパッドを形成する。ボンディングパッドが形成された領域の強度を高めることが出来る為、ボンディングに対する強度が高くなり製造が容易となる。
【0036】
(第2の実施形態)
図7に示す実施形態においては、点線51〜54で示す膜厚が薄い領域と膜厚が厚い領域が千鳥状に配置されている。すなわち、直交するX軸およびY軸方向に長距離用の画素領域21、23、26、28と短距離用の画素領域22、24、25、27が交互に配置されている。
【0037】
感度の異なる光電変換素子が受光面全体に亘って均一に配置される為、入射光を偏りなく検出することが出来る。また、膜厚の薄い領域がシリコン半導体基板10の一部に集中することを回避することが出来、例えば、膜厚の薄い領域が歪曲して変形するといった弊害を回避することが出来る。
【0038】
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る受光装置を模式的に示す平面図である。点線50で示す領域は、第1の実施形態と同様、他の領域に比べ、シリコン半導体基板10の膜厚が薄い。本実施形態においては、膜厚の薄い画素領域に形成された光電変換素子からの出力信号が配線400を介して供給される第1の共通電極パッド320と、膜厚の厚い画素領域に形成された光電変換素子の出力信号が配線500を介して供給される第2の共通電極パッド360を備える。
【0039】
本実施形態によれば、第1の共通電極パッド320には、長距離用の光電変換素子からの信号が供給され、第2の共通電極パッド360には短距離用の光電変換素子からの出力信号が供給される。従って、第1の共通電極パッド320と第2の共通電極パッド360からの出力信号を検出することにより、測定対象物までの距離の状態を把握することが出来る。例えば、各共通電極パッド320、360に接続された抵抗(図示せず)に生じる電圧降下を検出することで、光電変換素子からの出力信号の有無を検出する構成とすることが出来る。長距離用と短距離用の光電変換素子を選択的に動作させることも可能である。第1の共通電極パッド320と第2の共通電極パッド360の一方を選択し、動作させる光電変換素子を限定することで、消費電力を抑制することが出来る。
【0040】
図9は、第3の実施形態の受光装置を用いた光検出システムの構成図である。光検出システムは、光検出の動作を制御する中央処理装置(CPU)4、タイミング調整回路5、発光パルス制御回路6、LD駆動回路7、スイッチ330、波長の異なる発光源8、9、計測回路3、及び受光部2を有する。CPU4は、タイミング調整回路5を制御する。タイミング調整回路5は、発光パルス制御回路6を制御する。発光パルス制御回路6の出力信号に応答してLD駆動回路7は駆動信号を出力する。
【0041】
LD駆動回路7の出力信号は、スイッチ330を介して第1の発光源8または第2の発光源9に選択的に供給される。CPU4からの切替信号により、スイッチ330の接続端を切替端子331、332の間で切替える。例えば、第1の発光源8は赤外レーザーダイオードであり、第2の発光源9は赤色レーザーダイオードである。第1の発光源8と第2の発光源9を選択することにより、波長の異なる光を放出することが出来る。
【0042】
第1の発光源8、又は、第2の発光源9から光が放出され、測定対象物によって反射した光が受光部2で検出される。受光部2においてフォトンが検知されると、ガイガーモードで動作する光電変換素子71、72、171、172によって増幅され、検出信号として出力される。例えば、カソード電極150、あるいは、アノード電極として用いられる第1と第2の共通電極パッド320、360に接続される抵抗(図示せず)に生じる電圧降下を検出信号として出力することが出来る。検出信号が計測回路3に供給される。
【0043】
カソード電極150には、高電位側の電圧Vpが印加される。第1の共通電極パッド320と第1の出力端322、第2の共通電極パッド360と第2の出力端362の間には、スイッチ321、361が設けられる。CPU4からの切替信号によりスイッチ321、361を切替え、第1または第2の共通電極パッド320、360を選択してカソード電極150に電気的に接続する。これにより、長距離用の光電変換素子71、72と短距離用の光電変換素子171、172を選択的に動作させることが出来る。
【0044】
本システムにおいては、例えば、長距離の場合には波長の長い第1の発光源8を用い、受光部2において長距離用の光電変換素子を選択する。使用する発光源の波長に合わせて、受光部2において動作させる光電変換素子を選択することにより、消費電力を抑制することが出来る。
【0045】
尚、スイッチ321、361により、第1の共通電極パッド320と第2の共通電極パッド360の両方をカソード電極150に接続し、短距離用と長距離用の光電変換素子171、172の両方を距離測定の開始時に動作させてもよい。例えば、短距離用の光電変換素子からの出力を検知することにより、測定対象物までの距離が短くなったことを検知することが出来る。距離が短くなったことを検知した後に、例えば、スイッチ361をオフにして長距離用の画素領域に形成された光電変換素子171、172への給電を停止することにより消費電力を軽減することが出来る。
【0046】
本実施形態によれば、受光部2に短距離用と長距離用の画素領域が設けられた受光装置1を用い、夫々の光電変換素子71、72、171、172からの出力信号を検知することで、測定対象物までの距離情報を得ることができる為、距離測定システムの機能性が高まる。
【0047】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0048】
なお、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1)
前記第1の画素領域は前記半導体基板の周縁部を取り囲んで形成され、前記第1の画素領域の前記第1の表面に前記第1の画素領域又は前記第2の画素領域に形成された複数の光電変換素子に接続されるボンディングパッドが形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の受光装置。
(付記2)
請求項1に記載の受光装置と、
前記第1の画素領域に形成された複数の光電変換素子からの出力信号と前記第2の画素領域に形成された複数の光電変換素子からの出力信号を計測する計測回路と、
発光波長が異なる第1と第2の発光源と、
前記第1と第2の発光源を駆動する駆動部と、
前記第1と第2の画素領域に形成された複数の光電変換素子を選択的に動作させる選択部と、
を有する光検出装置。