【解決手段】 包装箱1は、底板3,前側板4,後側板5,左側板6,右側板7,左前側頂板9,左後側頂板10,右前側頂板11,右後側頂板12を備える。左前側頂板9,左後側頂板10,右前側頂板11,右後側頂板12とは、折目A19,A20,A23,A24を介して、板状部材2の内面側と外面側との双方に折曲可能で、各係止片9b,10b,11b,12bも、折目A25を介して、板状部材2の内面側と外面側との双方に折曲可能に形成される。各係止片9b,10b,11b,12bが係止される第1係止孔13と第2係止孔14とを備える。
前記左側板と前記左前側頂板及び前記左後側頂板との間にそれぞれ設けられる各折目と、前記右側板と前記右前側頂板及び前記右後側頂板との間にそれぞれ設けられる各折目と、前記左前側頂板,前記左後側頂板,前記右前側頂板,前記右後側頂板と前記各係止片との間にそれぞれ設けられる各折目とに、リード罫または逆罫を入れたことを特徴とする請求項1記載の包装箱。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の特許文献1のものでは、頂板部が、収容した果実や生鮮野菜等のパックの一部を覆っていることから、陳列時に収容されたパックを包装箱から取り出しにくかった。
【0005】
そこで本発明は、収容物を傷つけることなく多段積みにすることができるとともに、収容物を良好に取り出すことができる包装箱を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の包装箱は、四角形状の底板と、該底板の四辺に折目を介して一体に設けられる前側板,後側板,左側板,右側板と、前記左側板に折目を介して一体に設けられ、前記左側板と前記前側板との角部上面に配置される左前側頂板と、前記左側板に折目を介して一体に設けられ、前記左側板と前記後側板との角部上面に配置される左後側頂板と、前記右側板に折目を介して一体に設けられ、前記右側板と前記前側板との角部上面に配置される右前側頂板と、前記右側板に折目を介して一体に設けられ、前記右側板と前記後側板との角部上面に配置される右後側頂板とを備えた板状部材を組み立てることにより形成される包装箱において、前記左前側頂板と、前記左後側頂板と、前記右前側頂板と、前記右後側頂板とは、前記折目を介して、前記板状部材の内面側と外面側の双方に折曲可能に形成されるとともに、前記左前側頂板と前記右前側頂板とは、前側板方向に突出するとともに折目を介して、前記板状部材の内面側と外面側の双方に折曲可能な係止片を、前記左後側頂板と前記右後側頂板とは、後側板方向に突出するとともに折目を介して、前記板状部材の内面側と外面側の双方に折曲可能な係止片をそれぞれ備え、前記前側板と前記後側板との上縁部に、前記各係止片がそれぞれ係止される第1係止孔が、前記前側板と前記左側板との角部外面と、前記前側板と前記右側板との角部外面と、前記後側板と前記左側板との角部外面と、前記後側板と前記右側板との角部外面とに、前記各係止片がそれぞれ係止される第2係止孔がそれぞれ形成され、前記左前側頂板と前記右前側頂板と前記左後側頂板と前記右後側頂板とを、折目を介して前記板状部材の内面側にそれぞれ折曲するとともに、前記各係止片を、折目を介して前記板状部材の内面側にそれぞれ折曲し、前記各係止片を前記各第1係止孔に係止する収容物収容状態と、前記左前側頂板と前記右前側頂板と前記左後側頂板と前記右後側頂板とを、折目を介して前記板状部材の外面側にそれぞれ折曲するとともに、前記各係止片を、折目を介して前記板状部材の外面側にそれぞれ折曲し、前記各係止片を前記各第2係止孔に係止する収容物取り出し状態とに組換え可能であることを特徴としている。
【0007】
また、前記左側板と前記左前側頂板及び前記左後側頂板との間にそれぞれ設けられる各折目と、前記右側板と前記右前側頂板及び前記右後側頂板との間にそれぞれ設けられる各折目と、前記左前側頂板,前記左後側頂板,前記右前側頂板,前記右後側頂板と前記各係止片との間にそれぞれ設けられる各折目とに、リード罫または逆罫を入れると好適である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の包装箱によれば、左前側頂板と左後側頂板と右前側頂板と右後側頂板とを折目を介して板状部材の内面側にそれぞれ折曲するとともに、前記各係止片を、折目を介して前記板状部材の内面側にそれぞれ折曲して各第1係止孔に係止させることにより、収容物の上部に左前側頂板と左後側頂板と右前側頂板と右後側頂板とを配置させることができ、包装箱を多段積みにしても収容物を傷つける虞がない。
【0009】
また、収容物を取り出す際には、左前側頂板と左後側頂板と右前側頂板と右後側頂板とを折目を介して板状部材の外面側にそれぞれ折曲するとともに、前記各係止片を、折目を介して前記板状部材の外面側にそれぞれ折曲して各第2係止孔に係止させることにより、包装箱の上部全体を大きく開口させることができ、収容物を包装箱から良好に取り出すことができる。
【0010】
さらに、左側板と左前側頂板及び左後側頂板との間にそれぞれ設けられる各折目と、右側板と右前側頂板及び右後側頂板との間にそれぞれ設けられる各折目と、左前側頂板,左後側頂板,右前側頂板,右後側頂板と各係止片との間にそれぞれ設けられる各折目とに、リード罫または逆罫を入れることにより、各頂板及び各折目を、板状部材の内面側と外面側との双方に良好に折曲することができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1乃至
図9は本発明の包装箱を、例えば苺パックを縦横二列ずつ4パック収容する包装箱に適用した一形態例を示すもので、包装箱1は、段ボールシートからなる板状部材2を
図1に示す展開図のように打ち抜いて組み立てることにより形成される。なお、
図1において、板状部材2は、包装箱1の前側面を下方、後側面を上方、左側面を左側、右側面を右側に向けた状態である。以下の説明において、
図1の上下方向を包装箱1の前後方向とし、
図1の左右方向を包装箱1の左右方向として説明する。
【0013】
板状部材2は、長方形状の底板3と、底板3の一対の長辺にそれぞれ折目A1,A2を介して一体に設けられる前側板4,後側板5と、底板3の一対の短辺にそれぞれ折目A3,A4を介して一体に設けられる左側板6,右側板7とを備えている。
【0014】
前側板4は、底板3に折目A1を介して連続して形成される前側外板4aと、前側外板4aの前記折目A1に対向する外縁部に折目A5を介して一体に形成される前側上縁板4bと、前側上縁板4bの折目A5に対向する外縁部に折目A6を介して一体に形成される前側内板4cとを備えている。
【0015】
さらに、前側外板4aの左側端部には、折目A7を介して第1左側連結片4dが、前側外板4aの右側端部には、折目A8を介して第1右側連結片4eがそれぞれ一体に形成されるとともに、前側内板4cの左側端部には、折目A9を介して第2左側連結片4fが、前側内板4cの右側端部には、折目A10を介して第2右側連結片4gがそれぞれ一体に形成されている。また、第1左側連結片4dと第2左側連結片4fとの間、及び、第1右側連結片4eと第2右側連結片4gとの間には、前側上縁板4bと略同一幅の隙間が形成されている。
【0016】
後側板5は、底板3に折目A2を介して連続して形成される後側外板5aと、後側外板5aの前記折目A2に対向する外縁部に折目A11を介して一体に形成される後側上縁板5bと、後側上縁板5bの折目A11に対向する外縁部に折目A12を介して一体に形成される後側内板5cとを備えている。
【0017】
さらに、後側外板5aの左側端部には、折目A13を介して第3左側連結片5dが、後側外板5aの右側端部には、折目A14を介して第3右側連結片5eがそれぞれ一体に形成されるとともに、後側内板5cの左端部には、折目A15を介して第4左側連結片5fが、後側内板5cの右端部には、折目A16を介して第4右側連結片5gがそれぞれ形成されている。また、第3左側連結片5dと第4左側連結片5fとの間、及び、第3右側連結片5eと第4右側連結片5gとの間には、後側上縁板5bと略同一幅の隙間が形成されている。
【0018】
また、第1左側連結片4dと第3左側連結片5dの長さ寸法の和と、第2左側連結片4fと第4左側連結片5fの長さ寸法の和と、第1右側連結片4eと第3右側連結片5eの長さ寸法の和と、第2右側連結片4gと第4右側連結片5gの長さ寸法の和とは、板状部材2の短辺の長さ寸法よりもそれぞれ短く形成されている。
【0019】
また、第1左側連結片4dと第3左側連結片5dの左側板6側の外端側角部には、後述する左前側頂板9と左後側頂板10の係止片9b,10bを形成する切込み線B1,B2が、第1右側連結片4e,第3右側連結片5eの右側板7側の外端側角部には、後述する右前側頂板11と右後側頂板12との係止片11b,12bを形成する切込み線B3,B4がそれぞれ形成されている。
【0020】
さらに、第4左側連結片5f,後側内板5c,第4右側連結片5gの後端部には、切取り線C1,C1を介して仕切り板8,8が切り取り可能に設けられ、各仕切り板8,8の中央部には、スリット8a,8aがそれぞれ形成されている。
【0021】
左側板6は、底板3に折目A3を介して連続して一体に形成される左側外板6aと、左側外板6aの前記折目A3に対向する外縁中央部に折目A17を介して一体に形成される左側上縁板6bと、左側上縁板6bの折目A17に対向する外縁中央部に、折目A18を介して一体に形成される左側内板6cとを備えている。
【0022】
左側外板6aには、折目A17の一端部から第1左側連結片4d側の端部に亘って折目A19が、折目A17と同一直線上に形成され、また、折目A17の他端部から第3左側連結片5d側の端部に亘って折目A20が、折目A17と同一直線上に形成されている。さらに、左側内板6cの左側外板6a側の両隅部には、折目A19,A20を半径とした1/4円形状の切込み線B5,B6がそれぞれ設けられ、切込み線B5の延長線上に、前記第1左側連結片4dに形成した切込み線B1が、切込み線B6の延長線上に、第3左側連結片5dに形成した切込み線B2がそれぞれ設けられ、切込み線B1,B2,B5,B6を切り込んで、折目A19から切り込まれた部分を立ち上げることにより左前側頂板9が、折目A20から切り込まれた部分を立ち上げることにより左後側頂板10がそれぞれ形成される。
【0023】
右側板7は、底板3に折目A4を介して連続して一体に形成される右側外板7aと、右側外板7aの前記折目A4に対向する外縁部に折目A21を介して一体に形成される右側上縁板7bと、右側上縁板7bの折目A21に対向する外縁部に、折目A22を介して一体に形成される右側内板7cとを備えている。
【0024】
右側外板7aには、折目A21の一端部から第1右側連結片4e側の端部に亘って折目A23が、折目A21と同一直線上に形成され、また、折目A21の他端部から第3右側連結片5e側の端部に亘って折目A24が、折目A21と同一直線上に形成されている。さらに、右側内板7cの右側外板7a側の両隅部には、折目A23,A24を半径とした1/4円形状の切込み線B7,B8がそれぞれ設けられ、切込み線B7の延長線上に、前記第1右側連結片4eに形成した切込み線B3が、切込み線B8の延長線上に、第3右側連結片5eに形成した切込み線B4がそれぞれ設けられ、切込み線B3,B4,B7,B8を切り込んで、折目A23から切り込まれた部分を立ち上げることにより右前側頂板11が、折目24から切り込まれた部分を立ち上げることにより右後側頂板12がそれぞれ形成される。
【0025】
左前側頂板9と右前側頂板11とは、切込み線B5,B7を切り込むことにより形成される1/4円形状の頂板部9a,11aと、切込み線B1,B3を切り込むことにより形成され、前側板4側に突出する係止片9b,11bとが折目A25を介して一体にそれぞれ形成される。また、左後側頂板10と右後側頂板12とは、切込み線B6,B8を切り込むことにより形成される1/4円形状の頂板部10a,12aと、切込み線B2,B4を切り込むことにより形成され、後側板5側に突出する係止片10b,12bとが折目A25を介して一体にそれぞれ形成される。さらに、折目A19,A20,A23,A24,A25には、それぞれリード罫または逆罫が入れられており、各頂板部9a,10a,11a,12aと各係止片9b,10b,11b,12bとは、板状部材2の内側と外側の双方に向けて折曲可能にそれぞれ形成されている。
【0026】
また、前側上縁板4bと後側上縁板5bとには、各係止片9b,10b,11b,12bを係止させる第1係止孔13がそれぞれ2個ずつ形成されている。さらに、前側外板4aと後側外板5aの左右方向の両端部と、左側外板6aと右側外板7aの前後方向両端部とには、各係止片9b,10b,11b,12bを係止させる第2係止孔14を形成する係止孔半体14aがそれぞれ形成され、包装箱1を組み立てた際に、前側板4と左側板6との角部外面と、前側板4と右側板7との角部外面と、後側板5と左側板6との角部外面と、後側板5と右側板7との角部外面とに、第2係止孔14がそれぞれ形成される。また、前側内板4c,後側内板5c,左側内板6c,右側内板7cには、仕切り板8,8の端部を挿通させる挿通孔15がそれぞれ形成されている。
【0027】
次に、上述した板状部材2を折曲加工して包装箱1を形成する手順について説明する。
【0028】
まず、
図2に示されるように、切取り線C1,C1を介して仕切り板8,8を、第4左側連結片5f,後側内板5c,第4右側連結片5gから切り離す。さらに、各切込み線B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8を切り込んで、左前側頂板9と左後側頂板10と右前側頂板11と右後側頂板12とを他の部材からそれぞれ切り離す。
【0029】
次いで、
図3乃至
図4に示されるように、折目A5を介して前側外板4aに対して前側上縁板4bを直角に立ち上げるとともに、折目A6を介して、前側内板4cを前側外板4a側に折曲し、前側内板4cと前側外板4aとを重ねた状態とする。また、折目A1を介して前側内板4cと前側外板4aとを底板3に対して直角に立ち上げ、第2左側連結片4fを折目A9を介して折目A3方向へ、第1左側連結片4dを折目A7を介して折目A3方向へそれぞれ折曲するとともに、第2右側連結片4gを折目A10を介して折目A4方向へ、第1右側連結片4eを折目A8を介して折目A4方向へそれぞれ折曲する。
【0030】
さらに、折目A11を介して後側外板5aに対して後側上縁板5bを直角に立ち上げるとともに、折目A12を介して、後側内板5cを後側外板5a側に折曲し、後側内板5cと後側外板5aとを重ねた状態とする。また、折目A2を介して後側内板5cと後側外板5aとを底板3に対して直角に立ち上げ、第4左側連結片5fを折目A15を介して折目A3方向へ、第3左側連結片5dを折目A13を介して折目A3方向へそれぞれ折曲するとともに、第4右側連結片5gを折目A16を介して折目A4方向へ、第3右側連結片5eを折目A14を介して折目A4方向へそれぞれ折曲する。
【0031】
次に、折目A3を介して左側外板6aを底板3に対して直角に立ち上げて、第1左側連結片4dと第3左側連結片5dの外側に配置し、次いで、折目A17を介して左側上縁板6bを底板3側に直角に折曲するとともに、第2左側連結片4fと第4左側連結片5f、及び、第1左側連結片4dと第3左側連結片5dの上部に左側上縁板6bを配置し、折目A18を介して左側内板6cを底板3側に折曲し、第2左側連結片4fと第4左側連結片5fの内側に配置する。
【0032】
さらに、折目A4を介して右側外板7aを底板3に対して直角に立ち上げて、第1右側連結片4eと第3右側連結片5eの外側に配置し、次いで、折目A21を介して右側上縁板7bを底板3側に直角に折曲するとともに、第2右側連結片4gと第4右側連結片5g、及び、第1右側連結片4eと第3右側連結片5eの上部に右側上縁板7bを配置し、折目A22を介して右側内板7cを底板3側に折曲し、第2右側連結片4gと第4右側連結片5gの内側に配置する。
【0033】
上述の包装箱1に、4つの苺パックを収容する際には、上述のような手順で底板3の周囲に前側板4,後側板5,左側板6,右側板7を立設した後、
図5に示されるように、十字状に組み合わせた仕切り板8,8の端部を、前側内板4c,後側内板5c,左側内板6c,右側内板7cに形成した各挿通孔15にそれぞれ挿通し、4つに区分けされた空間に苺パックをそれぞれ1個ずつ収容する。
【0034】
次いで、
図6に示されるように、折目A19を介して左前側頂板9の頂板部9aを板状部材2の内面側に折曲するとともに、折目A25を介して係止片9bを板状部材2の内面側に折曲し、係止片9bを、前側上縁板4bに形成した第1係止孔13に挿入して係止させる。また、折目A20を介して左後側頂板10の頂板部10aを板状部材2の内面側に折曲するとともに、折目A25を介して係止片10bを板状部材2の内面側に折曲し、係止片10bを後側上縁板5bに形成した第1係止孔13に挿入して係止させる。
【0035】
さらに、折目A23を介して右前側頂板11の頂板部11aを板状部材2の内面側に折曲するとともに、折目A25を介して係止片11bを板状部材2の内面側に折曲し、係止片11bを、前側上縁板4bに形成した第1係止孔13に挿入して係止させる。また、折目A24を介して右後側頂板12の頂板部12aを板状部材2の内面側に折曲するとともに、折目A25を介して係止片12bを板状部材2の内面側に折曲し、係止片12bを後側上縁板5bに形成した第1係止孔13に挿入して係止させる。
【0036】
これにより、苺を傷つけることなく包装箱1に苺パックを収容できるとともに、左前側頂板9,左後側頂板10,右前側頂板11,右後側頂板12が包装箱1の開口部上面の四隅に配置され、苺パックの上部を覆うことから、包装箱1の上部に、他の包装箱1を積み重ねることができる。
【0037】
苺パックを包装箱1に収容した上述の収容物収容状態から、苺パックを取り出す収容物取り出し状態に包装箱1を組み換える際には、
図7、
図8及び
図9に示されるように、左前側頂板9,左後側頂板10,右前側頂板11,右後側頂板12の各係止片9b,10b,11b,12bを各第1係止孔13から外し、各頂板部9a,10a,11a,12aを、折目A19,A20,A23,A24を介して、板状部材2の外面側に折り返すとともに、各係止片9b,10b,11b,12bを、折目A25を介して、板状部材2の外面側に折り返して、各第2係止孔14にそれぞれ係止させる。これにより、包装箱1の上部を大きく開口させることができ、4つの苺パックを良好に包装箱から取り出すことができる。
【0038】
さらに、折目A19,A20,A23,A24の加工を調整することで、収容物収容状態から収容物取り出し状態とする際に、各頂板9,10,11,12を千切り落とすようにしてもよく、特に、頂板9,10,11,12がその後の使用で不要となる場合では、包装箱の上部を各側頂板9,10,11,12を各第2係止孔14にそれぞれ係止させることなく大きく開口させることができる。
【0039】
なお、本発明は上述の各形態例のように、4つの苺パックを収容するものに限らず、収容物はどのようなものであっても差し支えない。また、特許請求の範囲の記載内において、包装箱の構成要素は種々の変形が可能である。