【実施例】
【0010】
まず、本発明の概要について説明する。本発明は、一般人を、推薦者として企業の採用活動に参加させ、企業が求める人を一般の人が捜索し、捜索した人材を企業に推薦する。そして、推薦した求職者が採用等された場合には、推薦者に懸賞を付与するものである。なお、本実施例において、一般人とは、求人情報を登録した企業の社員でもなく、且つ、求人情報を管理する人材紹介会社の社員でもなく、且つ、推薦された求職者でもない者をいう。
【0011】
次に、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例のハードウェア構成の概略図である。
本発明は、人材紹介会社が運営するサーバー(人材紹介サーバー)1と、求人活動を行う企業が利用する企業端末(コンピュータ)2と、職を求める求職者を企業に推薦する者が利用する推薦者端末(コンピュータ)3と、求職者が利用する求職者端末(コンピュータ)4とからなり、人材紹介サーバー1と企業端末2と推薦者端末3と求職者端末4とはインターネットなどの通信手段を介して情報の送受信ができるよう接続されている。
【0012】
人材紹介サーバー1と企業端末2と推薦者端末3と求職者端末4の記憶装置には、本発明を実現するためのコンピュータプログラム(アプリケーションソフト)や所定のデータが記憶されており、人材紹介サーバー1と企業端末2と推薦者端末3と求職者端末4に内蔵されている処理装置はこのコンピュータプログラムの処理命令に従って所定の処理を行う。
【0013】
次に、各端末の表示画面に表示される内容について説明する。
図2は、企業端末2に表示される内容であり、企業が企業情報を登録するための画面である。
図2に表された各データ項目を企業の担当者が入力した後、「企業情報を送信」をクリック又はタップすることにより、
図2に表された企業情報が人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1はそれらデータを記憶装置に記憶する。
なお、入力するデータ項目は
図2に表されたものに限らない。また、氏名等については日本人の名称を登録することとしたが、外国企業(例えば、中国であれば)陳一、趙二などの氏名が登録される。
【0014】
図3は、企業端末2に表示される内容であり、求人情報(どのような人材を募集するかを表す具体的なデータ)を登録するための画面である。
図3に表された各データ項目を企業の担当者が入力した後、「求人情報を送信」をクリック又はタップすることにより、
図3に表された求人情報が人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1はそれらデータを記憶装置に記憶する。なお、入力するデータ項目は
図3に表されたものに限らない。
【0015】
図4は、推薦者端末3に表示される内容であり、上記の求人情報が表示される。推薦者はこの情報を閲覧して、求人に合致した人材を探すのである。
【0016】
図5は、推薦者端末3に表示される内容であり、推薦者が探した人材を登録するための情報(推薦情報登録画面)を表したものである。
図5に表された各データ項目を推薦者が入力した後、「推薦情報を送信」をクリック又はタップすることにより、
図5に表された推薦情報が人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1はそれらデータを記憶装置に記憶する。なお、入力するデータ項目は
図5に表されたものに限らない。
【0017】
なお、ここで
図5の信頼性情報について説明する。本発明は推薦者が推薦した人材が採用等されたら、その推薦者に懸賞金を与えるものである。よって、懸賞金目的で虚偽の情報や架空の人材を推薦する場合(不正推薦の場合)がある。そこで、このような不正を防止するため、信頼性情報の入力を行うこととしているのである。信頼性情報とは、推薦者と求職者との関係や推薦理由などが挙げられるが、これに限るものではない。
【0018】
図6は、企業端末2に表示される内容であり、上記の推薦情報の一部が表示される。企業の採用担当者はこの情報を閲覧して、求人に合致した人材を探すのである。なお、後述する
図8の「公開の可否」が「否」になっている場合は、氏名・住所・連絡先等は表示されないものとする。
【0019】
次に、人材紹介サーバー1の記憶装置に記憶された情報について説明する。
図7は、求人管理データーベースであり、これは上記の
図2・
図3により入力・送信された企業情報と求人情報とを関連づけて記憶したものである。なお、ここには1レコードのみを図示しているが、本来は複数のレコードが集まって求人管理データーベースを構成している。
【0020】
図8は、推薦情報(推薦管理データベース)であり、これは上記の
図5により入力・送信された情報と、懸賞情報とを関連づけて記憶したものである。
懸賞情報とは、企業に求職者を紹介した推薦者に懸賞を付与するタイミングを管理するための情報である。
推薦者に懸賞を付与するタイミングは3つあり、その3つとは、履歴情報選定のタイミング・面接のタイミング・入社のタイミングであるが、詳細は
図9において説明する。
なお、ここには1レコードのみを図示しているが、本来は複数のレコードが集まって推薦管理データーベースを構成している。
【0021】
図9は、懸賞情報の変遷を表した図である。
図9(a)について説明する。これは履歴情報選定の段階で推薦者に懸賞を付与するに際し、懸賞付与を行うタイミングを管理するためのデータである。企業が、推薦者から推薦された求職者の履歴情報(学歴や職歴等からなる情報であって、一般的な履歴書に記載する項目や事項等からなる情報)を閲覧し、その求職者に興味を示してその求職者の詳しい情報(特に、氏名と連絡先)を閲覧したい場合は、所定の処理により「履歴情報選定」の内容が「未選定」から「選定済み」に更新される。
次に、求職者の詳しい情報を閲覧後の一定期間、企業から異議の申し立てがなければ、所定の処理により「履歴情報選定」の内容が「選定済み」から「異議無し」に更新され、異議申し立てがあれば「異議有り」に更新される。
なお、この所定の処理については後述する。
【0022】
図9(b)について説明する。これは面接の段階で推薦者に懸賞を付与するに際し、懸賞付与を行うタイミングを管理するためのデータである。企業が、推薦者から推薦された求職者の履歴情報を閲覧し、その求職者に面接のために来社することを求めたい場合は、所定の処理により「面接」の内容が「未選定」から「面接決定済み」に更新される。
次に、その求職者が面接のために来社(来場)したら所定の処理により「面接」の内容が「面接決定済み」から「面接済み」に更新される。
次に、その求職者が面接のために来社(来場)してから一定期間、企業から異議の申し立てがなければ、所定の処理により「面接」の内容が「面接済み」から「異議無し」に更新され、異議申し立てがあれば「異議有り」に更新される。
なお、この所定の処理については後述する。
【0023】
図9(c)について説明する。これは入社の段階で推薦者に懸賞を付与するに際し、懸賞付与を行うタイミングを管理するためのデータである。企業が、推薦者から推薦された求職者を面接し、その求職者の採用を決定した場合は、所定の処理により「入社」の内容が「未選定」から「採用決定済み」に更新される。
次に、その求職者が実際に入社して勤務を開始したら、所定の処理により「入社」の内容が「採用決定済み」から「入社済み」に更新される。
次に、その求職者が入社してから一定期間、企業から異議の申し立てがなければ、所定の処理により「入社」の内容が「入社済み」から「異議無し」に更新され、異議申し立てがあれば「異議有り」に更新される。
なお、この所定の処理については後述する。
【0024】
次に、本実施例の処理手順について説明する。
図10は本実施例の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、求人情報登録(STEP1)、求人管理データーベース閲覧(STEP2)、推薦(STEP3)、履歴情報選定(STEP4)、面接(STEP5)、採用・入社(STEP6)とからなる。
【0025】
STEP1は、企業情報登録の処理である。
企業の採用担当者は、
図2のような企業情報登録ページにアクセスする。
そして、
図2に表示されているデータ項目に所定の企業情報を入力し、「企業情報を送信」をクリックまたはタップする。これにより入力した企業情報が人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は記憶装置にそれを
図7のように記憶する。
【0026】
次に、企業の採用担当者は、
図3のような求人情報登録ページにアクセスする。
そして、
図3に表示されているデータ項目に所定の情報を入力し、「求人情報を送信」をクリックまたはタップする。これにより入力した求人情報が人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は記憶装置にそれを
図7のように記憶する。
【0027】
STEP2は、求人管理データーベース閲覧の処理である。
推薦者は、
図4のような求人情報閲覧ページにアクセスする。
そして、
図4に表示されている求人情報(人材紹介サーバー1から送信された情報)を閲覧する。
【0028】
STEP3は、推薦の処理である。
図4において求人情報を閲覧した推薦者は、条件に合致した人材を捜索し、捜索できた場合は、
図5の推薦情報登録ページにアクセスし、
図5に表示されたようなデータを入力する。そして、「推薦情報を送信」をクリックまたはタップする。これにより入力した推薦情報と信頼性情報が人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は記憶装置にそれを
図8のように記憶する。
なお、ここでは推薦者は自ら求職者の情報を入力しているが、既に情報が入力・登録された求職者の情報を推薦するようにしてもよい。
また、求職者とは、推薦された時点では就職または転職の意思はいないが、推薦されたことにより就職または転職の意思を持つに至った者も含むものとする。
【0029】
STEP4は、履歴情報選定の処理であり、その詳細は
図11のフローチャートの通りである。以下、
図11のフローチャートに沿って説明する。
STEP4−1は、履歴情報閲覧である。推薦者から推薦があったことを知った企業の採用担当者は、
図6の求職者情報(推薦された求職者の情報)を閲覧し、この求職者の履歴情報を選定するか否かを判断する。
【0030】
STEP4−2は、履歴情報選定である。採用担当者が、求職者に興味を持ち、履歴情報を「選定する」と判断した場合は、
図6の「履歴情報選定済み」のチェックボックスにチェックを入れ、「更新申請」をクリックまたはタップする。これにより、この求職者の履歴情報が選定されたことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(a)の「履歴情報選定:未選定」を「履歴情報選定:選定済み」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に履歴情報が選定されたことを示す電子メール(通知)を送信する。
そして、人材紹介サーバー1は、この求職者の氏名と連絡先等の「公開の可否」を「否」から「可」に更新する(
図8)。すなわち、
図6において隠蔽処理されている求職者の氏名と連絡先の隠蔽処理を解除し、氏名と連絡先とを閲覧可能にする。
【0031】
STEP4−3は、異議申し立て受付である。採用担当者が、氏名・連絡先すべてを含んだ求職者情報を閲覧し、求職者に連絡をしたとする。この際に、採用担当者が求職者に好感を持てば次のSTEP4−4に進む。しかし、その一方で、求職者が懸賞金目的で誇大な経歴を語るなどの不適切な場合がある。さらには、推薦者が懸賞金目的で架空の人物や偽りの経歴を持つ人物を推薦する場合もある。このような場合、企業は履歴情報選定から一定期間異議を申し立てることができる。
【0032】
具体的には、企業は
図6の履歴情報選定欄の「異議有り」のチェックボックスにチェックを入れ、更新申請を行う。これにより、この求職者に対し企業が「異議有り」を申し立てたことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(a)の「履歴情報選定:選定済み」を「履歴情報選定:異議有り」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に異議があったことを示す電子メール(通知)を送信する。なお、異議を申し立てる期間は、履歴情報選定の処理(STEP4−2)から3日以内とし、それを示すデータが人材紹介サーバー1の記憶装置に記憶されているものとする。ただし、異議期間は任意に決めることができ3日以外であってもよい。また、異議申し立てがあった場合は、後述する懸賞付与処理は行われない。
【0033】
STEP4−4は、懸賞付与処理である。企業の採用担当者が求職者に連絡を取り、好感を持った場合は、
図6の履歴情報選定欄の「異議無し」のチェックボックスにチェックを入れ、更新申請を行う。これにより、この求職者に対し企業が「異議が無い」ことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(a)の「履歴情報選定:選定済み」を「履歴情報選定:異議無し」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に異議がなかったことを示す電子メール(通知)を送信する。
なお、履歴情報選定に関し、企業から「異議無し」の通知がなされた時が「履歴情報選定懸賞タイミング」となる(ただし、これに限るものではない)。
【0034】
次に、人材紹介サーバー1は、推薦者および求職者の銀行口座への振り込みデータを作成し、所定の懸賞金を付与するための処理を行う。なお、懸賞金の金額や推薦者および求職者の銀行口座の情報は人材紹介サーバー1の記憶装置に予め記憶されているものとする。また、懸賞金の付与は銀行口座への振り込みに限らず、あらゆる方法で付与することができる。
【0035】
STEP5は、面接の処理であり、その詳細は
図12のフローチャートの通りである。以下、
図12のフローチャートに沿って説明する。
STEP5−1は、面接決定である。求職者と連絡をとった採用担当者は、この求職者と面接を行うか否かを判断する。
【0036】
STEP5−2は、面接決定通知である。採用担当者が、求職者と面接すると判断した場合は、
図6の「面接決定済み」のチェックボックスにチェックを入れ、「更新申請」をクリックまたはタップする。これにより、この求職者の面接が決まったことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(b)の「面接:未選定」を「面接:面接決定済み」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に面接が決定したことを示す電子メール(通知)を送信する。なお、求職者宛の電子メールには面接の日時や場所なども記載されているもとする。
【0037】
STEP5−3は、面接である。採用担当者が実際に求職者と面接する。
【0038】
STEP5−4は、異議申し立て受付である。採用担当者が実際に求職者と面接を行い、この際に採用担当者が求職者に好感を持てば次のSTEP5−5に進む。しかし、その一方で、求職者が面接会場に来ないなどの不適切な場合がある。このような場合、企業は面接決定から一定期間異議を申し立てることができる。
【0039】
具体的には、企業は
図6の面接欄の「異議有り」のチェックボックスにチェックを入れ、更新申請を行う。これにより、面接した求職者に対し企業が「異議有り」を申し立てたことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(b)の「面接:面接決定済み」を「面接:異議有り」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に、面接において異議があったことを示す電子メール(通知)を送信する。なお、異議を申し立てる期間は、面接日から3日以内とし、それを示すデータが人材紹介サーバー1の記憶装置に記憶されているものとする。ただし、異議期間は任意に決めることができ3日以外であってもよい。また、異議申し立てがあった場合は、後述する懸賞付与処理は行われない。
【0040】
STEP5−5は、懸賞付与処理である。企業の採用担当者が求職者を面接し、好感を持った場合は、
図6の面接欄の「異議無し」のチェックボックスにチェックを入れ、更新申請を行う。これにより、面接においてこの求職者に対し企業が「異議が無い」ことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(b)の「面接:面接決定済み」を「面接:異議無し」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に、面接において異議がなかったことを示す電子メール(通知)を送信する。
なお、面接に関し、企業から「異議無し」の通知がなされた時が「面接懸賞タイミング」となる(ただし、これに限るものではない)。
【0041】
次に、人材紹介サーバー1は、推薦者および求職者の銀行口座への振り込みデータを作成し、所定の懸賞金を付与するための処理を行う。なお、懸賞金の金額や推薦者および求職者の銀行口座の情報は人材紹介サーバー1の記憶装置に予め記憶されているものとする。また、懸賞金の付与は銀行口座への振り込みに限らず、あらゆる方法で付与することができる。
【0042】
STEP6は、採用・入社の処理であり、その詳細は
図13のフローチャートの通りである。以下、
図13のフローチャートに沿って説明する。
STEP6−1は、採用決定である。求職者と面接を行った採用担当者は、この求職者を採用するか否かを判断する。
【0043】
STEP6−2は、採用決定通知である。採用担当者が、求職者を採用すると判断した場合は、
図6の「採用決定済み」のチェックボックスにチェックを入れ、「更新申請」をクリックまたはタップする。これにより、この求職者の採用が決まったことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(c)の「採用:未選定」を「採用:採用決定済み」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に採用が決定したことを示す電子メール(通知)を送信する。なお、求職者宛の電子メールには入社日なども記載されているもとする。
【0044】
STEP6−3は、入社である。求職者は実際に採用された企業に出社する。
【0045】
STEP6−4は、異議申し立て受付である。採用担当者が採用を決定し、指定した日時に求職者が出社すれば次のSTEP6−5に進む。しかし、その一方で、求職者が出社しないなどの不適切な場合がある。このような場合、企業は採用決定から一定期間異議を申し立てることができる。
【0046】
具体的には、企業は
図6の入社欄の「異議有り」のチェックボックスにチェックを入れ、更新申請を行う。これにより採用を決定した求職者に対し企業が「異議有り」を申し立てたことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(c)の「入社:入社決定済み」を「入社:異議有り」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に、入社に関し異議があったことを示す電子メール(通知)を送信する。なお、異議を申し立てる期間は、入社日から30日以内とし、それを示すデータが人材紹介サーバー1の記憶装置に記憶されているものとする。ただし、異議期間は任意に決めることができ30日以外であってもよい。また、異議申し立てがあった場合は、後述する懸賞付与処理は行われない。
【0047】
STEP6−5は、懸賞付与である。求職者が実際に出社した場合は、
図6の入社欄の「異議無し」のチェックボックスにチェックを入れ、更新申請を行う。これにより、入社においてこの求職者に対し企業が「異議が無い」ことを示すデータが人材紹介サーバー1に送信され、それを受信(取得)した人材紹介サーバー1は
図9(c)の「入社:採用決定済み」を「入社:異議無し」に更新すると共に、推薦者および求職者の連絡先(ここでは電子メールアドレスとする)に、入社において異議がなかったことを示す電子メール(通知)を送信する。
なお、入社に関し、企業から「異議無し」の通知がなされた時が「入社懸賞タイミング」となる(ただし、これに限るものではない)。
【0048】
次に、人材紹介サーバー1は、推薦者および求職者の銀行口座への振り込みデータを作成し、所定の懸賞金を付与するための処理を行う。なお、懸賞金の金額や推薦者および求職者の銀行口座の情報は人材紹介サーバー1の記憶装置に予め記憶されているものとする。また、懸賞金の付与は銀行口座への振り込みに限らず、あらゆる方法で付与することができる。
【0049】
上記実施例では、特定の例に基づいて本発明の内容を説明したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明の趣旨に沿うものであれば、上記実施例と異なるハードウェア、異なるデータ、異なる処理手順であってもよい。例えば、懸賞金ではなく懸賞品を推薦者や求職者の住所に送ってもよい。また、懸賞付与のタイミングは必ずしも異議申立期間終了後でなくてもよい。更に、懸賞付与のタイミングは3つあるが、3つのタイミングすべてで懸賞付与を行ってもよいし、任意の1つまたは2つのタイミングで行ってもよい。