(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-128013(P2018-128013A)
(43)【公開日】2018年8月16日
(54)【発明の名称】送風装置
(51)【国際特許分類】
F04D 25/16 20060101AFI20180720BHJP
F04D 29/44 20060101ALI20180720BHJP
F04D 29/28 20060101ALI20180720BHJP
F04D 29/70 20060101ALI20180720BHJP
F04D 29/42 20060101ALI20180720BHJP
F04D 29/58 20060101ALI20180720BHJP
【FI】
F04D25/16
F04D29/44 Q
F04D29/28 H
F04D29/70 L
F04D29/42 H
F04D29/58 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-10112(P2018-10112)
(22)【出願日】2018年1月25日
(31)【優先権主張番号】106103954
(32)【優先日】2017年2月7日
(33)【優先権主張国】TW
(71)【出願人】
【識別番号】518028033
【氏名又は名称】周 書賢
(74)【代理人】
【識別番号】110000419
【氏名又は名称】特許業務法人太田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】周 書賢
【テーマコード(参考)】
3H130
【Fターム(参考)】
3H130AA13
3H130AB46
3H130AB62
3H130AB65
3H130AB70
3H130AC25
3H130BA31A
3H130BA44A
3H130BA61A
3H130BA97A
3H130CA06
3H130CA26
3H130CA27
3H130DA02Z
3H130DD01Z
3H130DF01X
3H130DJ02X
3H130EA01A
3H130EA07A
3H130EA07H
3H130EB02A
(57)【要約】 (修正有)
【課題】空気の循環および気流の流動降下を増進させる送風装置を提供する。
【解決手段】殻体1に少なくとも1つの第1吸入口13と少なくとも1つの第2吸入口14を設け、該外殻体と内マスク体2の間に空気を第1高速気流にすることができる第1ファン161を有する第1高圧発生部を形成し、該外殻体と該内マスク体の間に第1高速気流を吹き出させる第1吹出口191を形成し、該第1吸入口、該第1高圧発生部及び該第1吹出口を形成し、該第1吸入口、該第1高圧発生部及び該第1吹出口を第1気流通路にさせる。該内マスク体内に該少なくとも1つの第2吸入口に連通し、空気を第2高速気流にする第2ファン231を有する第2高圧発生部を有し、該内マスク体の前方に該第2高速気流を吹き出させる第2吹出口261を形成し、該第2吸入口、該第2高圧発生部及び該第2吹出口を該第1気流通路と相互に隔離された第2気流通路とさせる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻体と、前記外殻体内に設けられる内マスク体と、を含み、
前記外殻体に前記外殻体外部の空気を吸入できる少なくとも1つの第1吸入口及び少なくとも1つの吸入口を設け、前記外殻体及び前記内マスク体の間に第1高圧発生部を形成し、前記第1高圧発生部は、前記空気を第1高速気流にさせることができる第1ファン、および前記第1ファンの回転を駆動するモータを有し、前記モータの出力軸の一端に前記第1ファンを接続し、前記外殻体及び前記内マスク体の間に前記第1高速気流を吹き出させる環形第1吹出口を形成し、前記第1吸入口、前記第1高圧発生部及び前記第1吹出口を第1気流通路とし、
前記内マスク体内に前記第2吸入口に連通する第2高圧発生部を有し、前記第2高圧発生部に前記空気を第2高速気流にすることができる第2ファンを有し、前記モータの前記出力軸の他端が前記第2ファンに接続し、前記内マスク体前方に前記第2高速気流を吹き出させる環形第2吹出口を形成し、前記第2吸入口、前記第2高圧発生部および前記第2吹出口を前記第1気流通路と互いに隔離した第2気流通路とさせる、送風装置。
【請求項2】
前記殻体は、前殻および後殻が突き合わせされてなり、前記第1吸入口は、前記後殻背面中央に設けられ、前記第2吸入口は、前記後殻内側に取り付けられる中隔マスクの外周縁に設けられる請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記中隔マスクは、前記第1吸入口に対応する位置に前記空気を通過させ且つ互いに連通した少なくとも1つの貫通孔を開設し、前記第1高圧発生物に中隔マスクおよび前記内マスク体の間に位置させる請求項2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記第1ファンは、インペラー又はブレードから選ばれる請求項1に記載の送風装置。
【請求項5】
前記後殻は、前記第2吸入口に対応する位置に少なくとも1つの第1通孔を開設し、前記内マスク体は、前記第2吸入口に対応する位置に互いに連通する少なくとも1つの第2通孔を開設する請求項2に記載の送風装置。
【請求項6】
前記後殻背面に背面蓋を更に取り付け、前記背面蓋は、前記第1吸入口に対応する位置にそれぞれ少なくとも1つの第1吸気口および少なくとも1つの第2吸気口を開設する請求項2に記載の送風装置。
【請求項7】
前記背面蓋及び前記後殻の間に前記外殻体内に進入する前記空気をろ過できるろ過装置を設ける請求項6に記載の送風装置。
【請求項8】
前記内マスク体は、前マスクおよび後マスクにより突き合わせられ、前記後マスク前方にガイド蓋を取り付け、前記ガイド蓋は、前記第2ファンに向けた位置に前記空気を通過させるガイド孔を開設する請求項1に記載の送風装置。
【請求項9】
前記モータは、前記後マスク背面に取り付けられ、更に、保護蓋は、前記モータを覆った後、前記保護蓋を前記後マスク背面に取り付けられる請求項8に記載の送風装置。
【請求項10】
前記第2吹出口は、前記第2高速気流を通過させる隔離部材を設ける請求項1に記載の送風装置。
【請求項11】
前記隔離部材は、制御ボックスであり、前記制御ボックスは、前記内マスク体の内壁に取り付けられ、前記第2吹出口に位置し、前記第2吹出口及び前記制御ボックスの間は、前記第2高速気流を通過させる環形開口を予め保留する請求項10に記載の送風装置。
【請求項12】
前記隔離部材は、前記第2吹出口に取り付けられる隔離網である請求項10に記載の送風装置。
【請求項13】
前記第2ファン及び前記第2吹出口の間の前記内マスク体内部にヒータを取り付ける請求項1に記載の送風装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風装置に関し、特に、2つのアクティブな気流流路を有する送風装置に関する。
【背景技術】
【0002】
送風装置を利用して空気の循環及び気流を発生させることは公知技術である。例えば、中国特許公告第CN104204543B号特許(PCT国際公告第WO2013/140739JA特許に対応)は、空気の循環および気流を発生させる送風装置を開示している。
【0003】
該送風装置は、殻体と、該殻体外から空気を取り込む少なくとも1つの吸気口と、該空気を高圧空気にさせるインペラー及び該インペラーを駆動するモータを有する高圧空気発生部と、該高圧空気を吹き出す環形吹出口と、該高圧空気を該インペラーから該吹出口まで誘導する第1流路と、該吹出口により吹き出される該高圧空気を誘導して該空気を吸入する複数の誘導空気吸入口と、該誘導空気吸入口に吸入した該空気を混合する誘導空気混合部と、該誘導空気混合部の誘導空気を吹き出す誘導空気吹出口と、該誘導空気吸入口、該誘導空気混合部及び該誘導空気吹出口を接続する第2流路と、を含む。
【0004】
従って、該高圧空気発生部内部の該モータが該インペラーの回転を駆動する時、発生する該高圧空気を該環形吹出口から吹き出し、アクティブな高速気流を形成し、該高圧空気並びに該殻体外殻誘導した該空気は、該誘導空気吸入口から吸入された後、該誘導空気混合部で混合され、該誘導空気吹出口から吹き出され、受動式低速気流を形成する。
【0005】
該環状アクティブな高速気流及び該柱状受動式低速気流が一緒に流動する時、両者の流速の相違により、環状アクティブな高速気流及び該柱状受動式低速気流の移動距離も遠近の差異を有し、遠方の区域で予期する清涼感を得ることが困難であり、改善が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】中国特許公告第CN104204543B号特許
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願の目的は、外殻体内に内マスク体を取り付け、該外殻体及び該内マスク体の間にそれぞれ相互に隔離され且つ気流が互いに干渉しない第1気流通路および第2気流通路を形成し、第1高圧発生部を有する該第1気流通路は、アクティブな第1高速気流を発生し、第2高圧発生部を有する該第2気流通路は、アクティブな第2高速気流を発生することができ、該アクティブな第1、第2高速気流は、受動式低速気流の移動距離が短いという欠点を克服でき、空気の循環および気流の流動降下を増進させる送風装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述の目的を達成するため、本発明の送風装置は、外殻体と、前記外殻体内に設けられる内マスク体と、を含み、前記外殻体に前記外殻体外部の空気を吸入できる少なくとも1つの第1吸入口及び少なくとも1つの吸入口を設け、前記外殻体及び前記内マスク体の間に第1高圧発生部を形成し、前記第1高圧発生部は、前記空気を第1高速気流にさせることができる第1ファン、および前記第1ファンの回転を駆動するモータを有し、前記モータの出力軸の一端に前記第1ファンを接続し、前記外殻体及び前記内マスク体の間に前記第1高速気流を吹き出させる環形第1吹出口を形成し、前記第1吸入口、前記第1高圧発生部及び前記第1吹出口を第1気流通路とし、前記内マスク体内に前記第2吸入口に連通する第2高圧発生部を有し、前記第2高圧発生部に前記空気を第2高速気流にすることができる第2ファンを有し、前記モータの前記出力軸の他端が前記第2ファンに接続し、前記内マスク体前方に前記第2高速気流を吹き出させる環形第2吹出口を形成し、前記第2吸入口、前記第2高圧発生部および前記第2吹出口を前記第1気流通路と互いに隔離した第2気流通路とさせる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施による増益の効果は、該外殻体および該内マスク体の間にそれぞれ互いに隔離され、且つ気流が相互に干渉しない第1気流通路および第2気流通路を形成し、第1高圧発生部を有する該第1気流通路がアクティブな第1高速気流を発生でき、第2高圧発生部を有する第2気流通路がアクティブな第2高速気流を発生でき、該アクティブな第1、第2高速気流が受動式の低速気流の移動距離が短い欠陥を克服し、空気の循環及び気流の流動効果を増進することができる。また、該第1高圧発生部および該第2高圧発生部の該第1ファン及び該第2ファンは、単一のモータにより同軸駆動され、該送風装置の体積を縮小でき、同類物品に見られない優れた構造ということができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の送風装置の組み立て後の2つの異なる視角の立体分解図である。
【
図2】本発明の送風装置の組み立て後の2つの異なる視角の立体分解図である。
【
図3】本発明の送風装置の組み立て後の2つの異なる視角の立体図である。
【
図4】本発明の送風装置の組み立て後の2つの異なる視角の立体図である。
【
図5】
図4の線A−Aに沿って切り取った断面図である。
【
図6】
図4の線B−Bに沿って切り取った断面図である。
【
図7】本発明の送風装置の第2実施例の断面図である。
【
図8】本発明の送風装置の第3実施例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
先ず、
図1〜
図6を参照し、基本的に、本発明の送風装置は、外殻体1、及び該外殻体1に設けられる内マスク体2を含む。
【0012】
該外殻体1は、前殻11および後殻12を突き合わせて球体にし、該外殻体1は、少なくとも1つの第1吸入口13および少なくとも1つの第2吸入口14を設け、該外殻体1外部の空気3(
図5、
図6に表示)を該外殻体1内に吸入する。
図1及び
図2に示すように、該少なくとも1つの第1吸入口13は、該後殻12背面中央に設けられ、該少なくとも1つの第2吸入口14は、該後殻12内側に接続される中隔マスク15の該周縁に設けられる。
【0013】
該中隔罩15は、該少なくとも1つの第1吸入口13に対応する位置に該空気3を通過させ且つ互いに連通する少なくとも1つの貫通孔151を開設し、該外殻体1、例えば、該中隔マスク15及び該内マスク体2の間に第1高圧発生部16(
図5に表示)を形成し、該第1高圧発生部16は、該空気3を第1高速気流31とさせることができる第1ファン161、例えば、インペラー又はファン及び該第1ファン161の回転を駆動するモータ17、例えば、モータを有する。該モータ17の出力軸171の一端は、該第1ファン161を接続する。該後殻12は、該少なくとも1つの第2吸入口14に対応する位置に少なくとも1つの第1通路121を開設する。
【0014】
該後殼12背面に更に、背面蓋18を取り付け、該背面蓋18は、該少なくとも1つの第1吸入口13及び該少なくとも1つの第2吸入口14に対応する位置にそれぞれ少なくとも1つの第1吸気口181及び少なくとも1つの第2吸気口182を開設し、該空気3に該少なくとも1つの第1吸入口13及び該少なくとも1つの第2吸入口14を円滑に通過させ、該外殻体11内に進入させることができる。
【0015】
空気ろ過機能を提供するため、該背面蓋18および該後殻12の間にろ過装置、例えば、フィルタ網(公知であり、図示せず)を設け、該外殻体1内に進入する該空気3をろ過することができる。
【0016】
該内マスク体2は、該外殻体1内部に取り付けられ、該外殻体1および該内マスク体2の間に該第1高速気流31を吹き出させる環形第1吹出口191を形成し、該少なくとも1つの第1吸入口13、該第2高圧発生部16および該第1吹出口191を第1気流通路19とし(
図5に表示)、該空気3を該第1ファン16により運転及び移動させた後、発生する該第1高速気流31を該第1吹出口191から吹き出すことができる。
【0017】
該内マスク体2は、前マスク21及び後マスク22を突き合わせて中空体とし、該モータ17は、該後マスク22背面に取り付けられ、また、保護蓋172で該モータ17を覆った後、該保護蓋172を該後マスク22背面に取り付け、該モータ17を保護する。そのうち、該後マスク22は、該少なくとも1つの第2吸入口14に対応する位置に互いに連通する少なくとも1つの第2通孔221を開設し、該空気3に該少なくとも1つの第1通孔121、該少なくとも1つの第2吸入口14及び該少なくとも1つの第2通孔221を通過させ、該内マスク体2に形成される第2高圧発生部23(
図6に表示)に到達させ、該第2高圧発生部23は、該空気3を第2高速気流32にさせる第2ファン231、例えば、インペラー又はブレードを有する。
【0018】
該内マスク体2前方は、該第2高速気流32を吹き出させる環形第2吹出口261を形成し、該少なくとも1つの第2吸入口14、該第2高圧発生部23および該第2吹出口261を第2気流通路26(
図6に表示)にさせる。
【0019】
該モータ17の該輸出軸171の他端に該第2ファン231を接続する。従って、該モータ17の起動時、該出力軸171は、該第1ファン161および該第2ファン231の回転を同期して連動し、それぞれに互いに干渉しない該第1高速気流31および該第2高速気流32を形成させる。
【0020】
該内マスク体2内に該空気3を集中する効果を形成させるため、該後マスク22前方にガイド蓋25を取り付け、該ガイド蓋25は、該第2ファン231へ向けた位置ガイド孔251を開設し、該少なくとも1つの第2通孔221を通過した該空気3を該ガイド孔251によって集中させた後、該第2ファン231により運転、推移させた後、発生する該第2高速気流32を該第2吹出口261から吹き出させる。
【0021】
従って、該第1気流通路19内の該第1高圧発生部16が発生する第1高速気流31が該第1吹出口191から直線的に吹き出し、該第2気流通路26内の該第2高圧発生部23が発生する第2高速気流32が該第2吹出口261から直線的に吹き出す。該第1高速気流31及び該第2高速気流32は、何れもアクティブな高速気流であり、従って、直線的に進行できる以外に、該第1高速気流31及び該第2高速気流32の移動距離を一致するように接近させることができ、2股の気流の遠近距離の差異がもたらす欠陥がなく、予期する空気循環及び清涼感を得ることができる。
【0022】
また、子供が該第2ファン231に誤って接触して起こり得る傷害を回避するため、該第2吹出口261に該第2高速気流32を通過させることができる隔離部材4を設け、該隔離部材4の第1実施例は、制御ボックス41であり、該制御ボックス41は、該前マスク21内壁に取り付けられ、該第2吹出口261に位置し、該第2吹出口261及び該制御ボックス41の間に該第2高速気流32を通過させる環形開口を予め保留する。そのうち、該制御ボックス41の実施時、温度、時間又は風速を表示できる表示スクリーン411を有し、該表示スクリーン411がタッチスクリーンである場合、更に、開閉、風速又は時間を制御できる少なくとも1つのタッチキー412を含み、使用者の操作を便利にする。
【0023】
図7を参照し、それは、該送風装置の第2実施例の説明図であり、本実施例は、第1実施例に示すのと同じ符号を同じ部材を示すことに用い、本実施例と前記実施例は、多くの共通の部材を有するので、本実施例と該第1実施例の差異のみを以下に説明する。該隔離部材4の実施時、該第2吹出口261に取り付ける隔離網42が、風量の出力を増大でき、該第2ファン231は、ブレードを採用し、吹き出す該第2高速気流32に渦巻状を形成させることができる。
【0024】
図8を参照し、それは、該送風装置の第3実施例の説明図であり、本実施例は、第1実施例に示すのと同じ符号を同じ部材を示すことに用い、本実施例と前記実施例は、多くの共通の部材を有するので、本実施例と該第1実施例の差異のみを以下に説明する。該隔離部材4の実施時、隔離膜42を採用し、風量の出力を増大し、該第2ファン231は、ブレードを採用し、吹き出させる該第2高速気流32に直線状を形成させ、該第2ファン231及び該第2吹出口261の間の該内マスク体2内部にヒータ5を取り付け、該送風装置に暖かい空気を送る機能をもたせる。
【0025】
従って、本発明の実施による増益の効果は、該外殻体および該内マスク体の間にそれぞれ互いに隔離され、且つ気流が相互に干渉しない第1気流通路および第2気流通路を形成し、第1高圧発生部を有する該第1気流通路がアクティブな第1高速気流を発生でき、第2高圧発生部を有する第2気流通路がアクティブな第2高速気流を発生でき、該アクティブな第1、第2高速気流が受動式の低速気流の移動距離が短い欠陥を克服し、空気の循環及び気流の流動効果を増進することができる。また、該第1高圧発生部および該第2高圧発生部の該第1ファン及び該第2ファンは、単一のモータにより同軸駆動され、該送風装置の体積を縮小でき、同類物品に見られない優れた構造ということができる。
【0026】
上記の実施例は、本発明の実施形態を例示すること、及び本発明の技術特徴を理解することに用いるものであり、本発明の保護範疇を制限することに用いるのではない。
【符号の説明】
【0027】
1 外殻体
11 前殻
12 後殻
121 第1通孔
13 第1吸入口
14 第2吸入口
15 中隔マスク
151 貫通孔
16 第1高圧発生部
161 第1ファン
17 モータ
171 出力軸
172 保護蓋
18 背面蓋
181 第1吸気口
182 第2吸気口
19 第1気流通路
191 第1吹出口
2 内マスク体
21 前マスク
22 後マスク
221 第2通孔
23 第2高圧発生部
231 第2ファン
25 ガイド蓋
251 ガイド孔
26 第2気流通路
261 第2吹出口
3 空気
31 第1高速気流
3 空気
32 第2高速気流
4 隔離部材
41 制御ボックス
411 表示スクリーン
412 タッチキー
42 隔離網
5 ヒータ