特開2018-128546(P2018-128546A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-128546(P2018-128546A)
(43)【公開日】2018年8月16日
(54)【発明の名称】カードホルダー
(51)【国際特許分類】
   G09F 1/10 20060101AFI20180720BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20180720BHJP
   H04M 1/21 20060101ALI20180720BHJP
【FI】
   G09F1/10 T
   G06F1/16 312E
   G06F1/16 312G
   G06F1/16 313D
   H04M1/21 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-20831(P2017-20831)
(22)【出願日】2017年2月8日
(71)【出願人】
【識別番号】592035268
【氏名又は名称】株式会社ジェイ・セブン
(74)【代理人】
【識別番号】100090239
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 始
(74)【代理人】
【識別番号】100100859
【弁理士】
【氏名又は名称】有賀 昌也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 太一郎
【テーマコード(参考)】
5K023
【Fターム(参考)】
5K023MM03
5K023PP02
5K023PP12
(57)【要約】
【課題】スマートフォン100やラップトップ型パソコンのディスプレイ102等にPOPカード等のカード類101,103,104を直接取り付けることができ、かつ低コストで製造できるカードホルダー10,20を提供すること
【解決手段】前側物品挟着片14と後側物品挟着片15の間隔を少し広げて両物品挟着片14,15でスマートフォン100の上端部を弾力的に挟持し、カードホルダー10,20をスマートフォン100に挟着する。そして、前側カード挟持片12と後側カード挟持片13でPOPカードやメモ等のカード類101を弾力的に挟持することでスマートフォン100の上端部にカード類101を直接取り付ける。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース片と、ベース片の上面に立設した前側カード挟持片と、ベース片の上面に立設した後側カード挟持片と、ベース片の下面に垂設した前側物品挟着片と、ベース片の下面に垂説した後側物品挟着片を射出成形によって一体成形したカードホルダーであって、
前側カード挟持片と後側カード挟持片でカード類を弾力的に挟持し、前側物品挟着片と後側物品挟着片でカードホルダーを物品に弾力的に挟着するようにしたことを特徴とするカードホルダー。
【請求項2】
前記後側カード挟持片を、左右一対の縦枠片と両縦枠片を連結する横枠片から成り、両縦枠片と横枠片で開口を区画形成した門型に成形し、
前記前側カード挟持片を前記開口に対面するように設けたことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
【請求項3】
前記前側カード挟持片と前記後側カード挟持片との間隔が上に行くほど漸減し、前側カード挟持片の上端部と後側カード挟持片との間隔が略零となるように前側カード挟持片と後側カード挟持片を配置したことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
【請求項4】
前記前側物品挟着片をベース片の前端部に設け、
前記後側物品挟着片をベース片の後端部に設け、
前側物品挟着片と後側物品挟着片との間隔が下に行くほど漸減し、かつ前側物品挟着片の下端部と後側物品挟着片の下端部が所定の間隔で対向するように前側物品挟着片と後側物品挟着片を配置したことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
【請求項5】
前記後側物品挟着片をベース片の後端部左端と後端部右端に設け、
前側物品挟着片が左の後側物品挟着片と右の後側物品挟着片の間のスペースに対面するように前側物品挟着片と後側物品挟着片を配置したことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
【請求項6】
上側カバー片を備え、
前記前側カード挟持片に第1嵌合穴を形成し、
上側カバー片に設けた第1嵌合凸部を第1嵌合穴に嵌合して上側カバー片を前側カード挟持片に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
【請求項7】
前記第1嵌合穴を四角形に形成し、前記第1嵌合凸部を断面四角形に形成したことを特徴とする請求項6に記載のカードホルダー。
【請求項8】
下側カバー片を備え、
前記前側物品挟着片に第2嵌合穴を形成し、
下側カバー片に設けた第2嵌合凸部を第2嵌合穴に嵌合して下側カバー片を前側物品挟着片に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
【請求項9】
前記第2嵌合穴を四角形に形成し、前記第2嵌合凸部を断面四角形に形成したことを特徴とする請求項8に記載のカードホルダー。
【請求項10】
前記下側カバー片の背面の下端部に補強横枠を一体に設け、補強横枠と後側物品挟着片の下端部との間隔を前側物品挟着片の下端部と後側物品挟着片の下端部との間隔より短くしたことを特徴とする請求項8に記載のカードホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カードホルダーに関し、より詳しくはPOPカードや、メモ紙等のカード類をスマートフォンや、ラップトップ型パソコンのディスプレイ等の各種物品に直接取り付けることができるカードホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
カードホルダーの一形式として、特開2003−177671号公報や、特開2006−14992号公報には、コンビニエンスストアの商品陳列棚に商品名や値段を記載したPOPカードを取り付けることができるカードホルダーが開示されている。
また、実用新案登録第2579855号公報にはPOPカードをパイプ材に取り付けることができるカードホルダーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−177671号公報
【特許文献2】特開2006−14992号公報
【特許文献3】実用新案登録第2579855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来のカードホルダーは商品陳列棚やパイプ材にPOPカード等を取り付けることができても、スマートフォンやラップトップ型パソコンのディスプレイ等の物品に直接POPカードを取り付けるものではない。
本発明はかかる点に鑑み、スマートフォンやラップトップ型パソコンのディスプレイ等にPOPカード等のカード類を直接取り付けることができ、かつ低コストで製造できるカードホルダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、
ベース片と、ベース片の上面に立設した前側カード挟持片と、ベース片の上面に立設した後側カード挟持片と、ベース片の下面に垂設した前側物品挟着片と、ベース片の下面に垂説した後側物品挟着片を射出成形によって一体成形したカードホルダーであって、
前側カード挟持片と後側カード挟持片でカード類を弾力的に挟持し、前側物品挟着片と後側物品挟着片でカードホルダーを物品に弾力的に挟着するようにしたことを特徴とする。
【0006】
好ましくは、
前記後側カード挟持片を、左右一対の縦枠片と両縦枠片を連結する横枠片から成り、両縦枠片と横枠片で開口を区画形成した門型に成形し、
前記前側カード挟持片を前記開口に対面するように設ける。
【0007】
好ましくは、
前記前側カード挟持片と前記後側カード挟持片との間隔が上に行くほど漸減し、前側カード挟持片の上端部と後側カード挟持片との間隔が略零となるように前側カード挟持片と後側カード挟持片を配置する。
【0008】
好ましくは、
前記前側物品挟着片をベース片の前端部に設け、
前記後側物品挟着片をベース片の後端部に設け、
前側物品挟着片と後側物品挟着片との間隔が下に行くほど漸減し、かつ前側物品挟着片の下端部と 後側物品挟着片の下端部が所定の間隔で対向するように前側物品挟着片と後側物品挟着片を配置する。
【0009】
好ましくは、
前記後側物品挟着片をベース片の後端部左端と後端部右端に設け、
前側物品挟着片が左の後側物品挟着片と右の後側物品挟着片の間のスペースに対面するように前側物品挟着片と後側物品挟着片を配置する。
【0010】
好ましくは、
上側カバー片を備え、
前記前側カード挟持片に第1嵌合穴を形成し、
上側カバー片に設けた第1嵌合凸部を第1嵌合穴に嵌合して上側カバー片を前側カード挟持片に取り付ける。
【0011】
好ましくは、
前記第1嵌合穴を四角形に形成し、前記第1嵌合凸部を断面四角形に形成する。
【0012】
好ましくは、
下側カバー片を備え、
前記前側物品挟着片に第2嵌合穴を形成し、
下側カバー片に設けた第2嵌合凸部を第2嵌合穴に嵌合して下側カバー片を前側物品挟着片に取り付ける。
【0013】
好ましくは、
前記第2嵌合穴を四角形に形成し、前記第2嵌合凸部を断面四角形に形成する。
【0014】
好ましくは、
前記下側カバー片の背面の下端部に補強横枠を一体に設け、補強横枠と後側物品挟着片の下端部との間隔を前側物品挟着片の下端部と後側物品挟着片の下端部との間隔より短くする。
【発明の効果】
【0015】
本発明にかかるカードホルダーは、前側カード挟持片と後側カード挟持片でPOPカードやメモカードを弾力的に挟持し、前側物品挟着片と後側物品挟着片でスマートフォンや、ラップトップ型パソコンのティスプレイにカードホルダーを弾力的に挟着できる。そのため、各種カード類をスマートフォン等の各種物品に直接取り付けることができる。
しかして、本発明に係るカードホルダーは射出成形によって前側カード挟持片、後側カード挟持片、前側物品挟着片、後側物品挟着片等の構成要素を成形するので、低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1実施例に係るカードホルダーを示す正面側から見た斜視図である。
図2】同カードホルダーを示す背面側から見た斜視図である。
図3】同カードホルダーを示す側面図である。
図4】同カードホルダーを取り付けたスマートフォンを示す斜視図である。
図5】同カードホルダーを取り付けたスマートフォンを示す部分側面図である。
図6】同カードホルダーを取り付けたラップトップ型パソコンを示す斜視図である。
図7】本発明の第2実施例に係るカードホルダーを示す正面側から見た斜視図である。
図8】同カードホルダーを示す背面側から見た斜視図である。
図9】上側カバー片と第1下側カバー片を装着した同カードホルダーを示す斜視図である。
図10】上側カバー片と第1下側カバー片を装着した同カードホルダーを示す断面図である。
図11】上側カバー片と第2下側カバー片を装着した同カードホルダーを示す斜視図である。
図12】上側カバー片と第2下側カバー片を装着した同カードホルダーを示す断面図である。
図13】上側カバー片を示す斜視図である。
図14】第1連結ピンを示す斜視図である。
図15】第2下側カバー片を示す斜視図である。
図16】第2連結ピンを示す斜視図である。
図17】第2下側カバー片を示す斜視図である。
【実施例1】
【0017】
以下に本発明を図面に基づき説明する。図1図3には本発明の第1実施例に係るカードホルダー10が示されている。当該カードホルダー10は、横長長方形のベース片11と、ベース片11の上面に立設した略正方形の前側カード挟持片12と、ベース片11の上面に立設した後側カード挟持片13と、ベース片11の下面に垂設した縦長長方形の前側物品挟着片14と、ベース片11の下面に垂説した左右一対の後側物品挟着片15を備え、各片11〜15が射出成形によって一体成形されている。
【0018】
後側カード挟持片13は、左右一対の縦枠片13aと両縦枠片13aを連結する横枠片13bら成る門型形状を有し、前側カード挟持片12が、後側カード挟持片13の両縦枠片13aと横枠片13bで区画される開口13cに対面するように設けられている。図3に示すように、前側カード挟持片12と後側カード挟持片13は、両者の間隔がベース片11から上に行くほど漸減し、前側カード挟持片12の上端部と後側カード挟持片13の間隔が略零となるように配置されている。また、後側カード挟持片13の上端部には、後側に折り曲がる補強横枠片13dが一体に成型されている。
【0019】
右側の後側物品挟着片15は、ベース片11の後端部の右端に設けられ、左側の後側物品挟着片15は、ベース片11の後端部の左端に設けられている。前側物品挟着片14は、左の後側物品挟着片15と右の後側物品挟着片15の間のスペースに対面するように、ベース片11の前端部中央に設けられている。前側物品挟着片14と後側物品挟着片15は、その間隔がベース片11から下に行くほど漸減するように設けられている。また、前側物品挟着片14の下端部と後側物品挟着片15の下端部が、所定の間隔で対向するように設けられている。この間隔は、例えばスマートフォンやラップトップ型パソコンのディスプレイの厚みに適合するように設定されている。
【0020】
第1実施例に係るカードホルダー10の構造は、以上の通りであって、次にその使用方法を説明する。
図4及び図5に示すように、前側物品挟着片14と後側物品挟着片15の間隔を少し広げて両物品挟着片14,15でスマートフォン100の上端部を弾力的に挟持し、カードホルダー10をスマートフォン100に挟着する。そして、前側カード挟持片12と後側カード挟持片13でPOPカードやメモ等のカード類101を弾力的に挟持することで、スマートフォン100の上端部にカード類101を直接取り付ける。
【0021】
第1実施例に係るカードホルダー10によれば、射出成形によってベース片11、前側カード挟持片12、後側カード挟持片13、前側物品挟着片14、後側物品挟着片15等の構成要素を成形しているので、低コストで製造できる。また、成形に用いた樹脂材料の有する弾力によって、カード類が前側カード挟持片12と後側カード挟持片13で弾力的に挟持され、かつ前側物品挟着片14と後側物品挟着片15でスマートフォンが弾力的に挟持される。そのため、カードホルダー10からカード類が脱落し難く、またカードホルダー10がスマートフォン100から脱落し難い。
【0022】
とりわけ、前側カード挟持片12が、開口13cに対面するように設けられるとともに、前側カード挟持片12と後側カード挟持片13の間隔がベース片から上に行くほど漸減し、前側カード挟持片12の上端部と後側カード挟持片13の間隔が略零となるように配置されているので、カード類が前側カード挟持片12と後側カード挟持片13でしっかりと挟持される。
また、前側物品挟着片14と後側物品挟着片15は、その間隔がベース片11から下に行くほど漸減するように設けられているとともに、前側物品挟着片14の下端部と後側物品挟着片15の下端部の間隔が、所定の間隔で対向するように設けられているので、カードホルダーを挟着できるスマートフォン等の物品の厚みに幅をもたせることができる。
【0023】
第1実施例に係るカードホルダー10は、スマートフォン100に装着できるだけでなく、図6に示すように、ラップトップ型のパソコンのディスプレイ102に装着することも可能である。ディスプレイ102の上端部に複数個のカードホルダー10を挟着することにより、大小さまざまなサイズのカード類103,104をパソコンのディスプレイ102に直接取り付けることができるので、パソコンの使い勝手も良くなる。
【実施例2】
【0024】
本発明の第2実施例に係るカードホルダー20を図7図12に示す。図7及び図8に示すように、このカードホルダー20の前側カード挟持片12の背面には、円形の第1嵌合凹部12aと、第1嵌合凹部12aの中心部に4角形の第1嵌合穴12bが形成され、第1嵌合穴12bは、前側カード挟持片12を貫通している。また、前側物品挟着片14の背面には、円形の第2嵌合凹部14aと、第2嵌合凹部14aの中心部に4角形の第2嵌合穴14bが形成され、第2嵌合穴14bは前側物品挟着片14を貫通している。
【0025】
図9及び図10に示すように、カードホルダー20の前側カード挟持片12には、第1連結ピン16で上側カバー片21が装着され、前側物品挟着片14には、第2連結ピン17で第1下側カバー片22が装着され、又は図11及び図12に示すように、カードホルダー20の前側物品挟着片14に第2連結ピン17で第2下側カバー片23が装着される。
なお、第2実施例に係るカードホルダー20の他の構成は、第1実施例に係るカードホルダー10と同じであるので、同一の構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
図13に示すように、上側カバー片21は横長の長方形を有し、背面の外周縁に沿って上下の補強横枠21a,21bと、左右一対の補強縦枠21c及び補強縦枠21cの内側に左右一対の補強縦枠21dが凸設されている。また、上側カバー片21の背面の中央下部には、断面四角形の第1嵌合凸部21eが形成され、第1嵌合凸部21eの中心部に断面円形の第1ピン穴21fが形成されている。
【0027】
図14に示すように、第1連結ピン16は、前側カード挟持片12の第1嵌合凹部12aに嵌合する円形の第1ヘッド部16aと、第1ヘッド部16aの中心に断面円形の第1ピン16bが成形されている。上側カバー片21は第1嵌合凸部21eを前側カード挟持片12の第1嵌合穴12bに嵌合し、第1連結ピン16の第1ヘッド部16aを第1嵌合凹部12aに嵌合し、第1連結ピン16の第1ピン16bを上側カバー片21の第1ピン穴21fに嵌合することにより、前側カード挟持片12の正面に装着されている。上側カバー片21を前側カード挟持片12に装着したとき、前側カード挟持片12が上側カバー片21の左右の補強縦枠21dの間に挟着され、かつ、上側カバー片21の上端縁の補強横枠21aが前側カード挟持片12の上端部より上方で、後側カード挟持片13の横枠片13bに当接する。
【0028】
図15に示すように、第1下側カバー22片は横長の長方形を有し、背面に上側の補強横枠22aと下縁の補強横枠22b、左右両端の補強縦枠22c,22d及び補強縦枠22c,22dの内側に左右一対の補強縦枠22eが凸設されている。また、上側カバー片22の背面の中央部に断面四角形の第2嵌合凸部22fが形成され、第2嵌合凸部22fの中心部に断面円形の第2ピン穴22gが形成されている。
図16に示すように、第2連結ピン17は、前側物品挟着片14の第2嵌合凹部14aに嵌合する円形の第2ヘッド部17aと、第2ヘッド部17aの中心に断面円形の第2ピン17bが成形されている。
【0029】
第1下側カバー片22は第2嵌合凸部22fを前側物品挟着片14の第2嵌合穴14bに嵌合し、第2連結ピン17の第2ヘッド部17aを第2嵌合凹部14aに嵌合し、第2連結ピン17の第2ピン17bを第1下側カバー片22の第2ピン穴22gに嵌合することにより、前側物品挟着片14の正面に装着されている。第1下側カバー片22の下縁の補強横枠22bは、第1下側カバー片22を前側物品挟着片14に装着したとき、前側物品挟着片14の下端部よりわずかに下方に位置し、かつ下縁の補強横枠22bと後側物品挟着片15の下端部との間隔は、前側物品挟着片14の下端部と後側物品挟着片15の下端部との間隔と略同じになる。
【0030】
図17に示すように、第2下側カバー片23は、下縁の補強横枠23aの幅寸法が第1下側カバー片の下縁の補強横枠22bと異なるだけで、他の構成は同じである。第2下側カバー片23の下縁の補強横枠23aは、第2下側カバー片23を前側物品挟着片14に装着したとき、前側物品挟着片14の下端部よりわずかに下方に位置し、かつ下縁の補強横枠23aと後側物品挟着片15の下端部との間隔が前側物品挟着片14の下端部と後側物品挟着片15の下端部との間隔より狭くなる。
なお、第2下側カバー片23の他の構成は第1下側カバー片22と同じであるので、同一の構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
第2実施例に係るカードホルダー20の構成は以上の通りであって、両カード挟持片12,13でカード類を挟持し、両物品挟着片14,15でスマートフォンや、パソコンのディスプレイ等の物品にカードホルダー20を挟着する。
しかして、本実施例に係るカードホルダー20では、上側カバー片21や、第1下側カバー片22,第2下側カバー片23の表面に文字、数字、図形等を印刷表示し、あるいは上側カバー片21や、第1下側カバー片22、第2下側カバー片23の色彩をカードホルダー20と異なる色彩にすることで、消費者の関心を引くことができる。
上側カバー片21や、第1下側カバー片22、第2下側カバー片23は、断面四角形の第1嵌合凸部21e、第2嵌合凸部22fと第1嵌合穴12b、第2嵌合穴14bを介してカードホルダー20に装着されるので、カードホルダー20に対して回ったり、ずれたりすることはなく、装着位置が維持される。
また、第2下側カバー片23を装着することにより、下縁の補強横枠23aと後側物品挟着片15の下端部との間隔が前側物品挟着片14の下端部と後側物品挟着片15の下端部との間隔より狭くなるので、より薄手のスマートフォンや、ディスプレイにカードホルダー20を装着できる。
【符号の説明】
【0032】
10,20…カードホルダー
11…ベース片
12…前側カード挟持片
12a…第1嵌合凹部
12b…第1嵌合穴
13…後側カード挟持片
13a…縦枠片
13b…横枠片
13c…開口
13d…補強横枠片
14…前側物品挟着片
14a…第2嵌合凹部
14b…第2嵌合穴
15…後側物品挟着片
16…第1連結ピン
17…第2連結ピン
21…上側カバー片
21e…第1嵌合凸部
22…第1下側カバー片
22f…第2嵌合凸部
23…第2下側カバー片
100…スマートフォン
101,103,104…カード類
102…ディスプレイ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
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