(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-134062(P2018-134062A)
(43)【公開日】2018年8月30日
(54)【発明の名称】電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント
(51)【国際特許分類】
A24F 47/00 20060101AFI20180803BHJP
【FI】
A24F47/00
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-32711(P2017-32711)
(22)【出願日】2017年2月23日
(71)【出願人】
【識別番号】517064821
【氏名又は名称】株式会社エンジェルマリリン
(74)【代理人】
【識別番号】100167715
【弁理士】
【氏名又は名称】古岩 信嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100084445
【弁理士】
【氏名又は名称】古岩 信幸
(72)【発明者】
【氏名】箱守 則行
(57)【要約】
【課題】軸方向に分割できる棒状の電子タバコにストラップを後付けで接続する。
【解決手段】本発明は、中間部にて軸方向に分割できる棒状の電子タバコ1に対して使用する、電子タバコ吊り下げ用ストラップ15の接続アタッチメント10であって、棒状の本体部2及びカートリッジ部3の外径と同径の外径を持ち、かつ細径の凸部4を挿通できる内径の装着用穴13が形成された扁平リング部11と、扁平リング部11の一部から外方に膨出するように形成され、ストラップ15を接続するためのストラップ接続用穴14が形成されたストラップ接続部12とを備え、細径の凸部4を扁平リング部11の装着用穴13に挿通した後、当該細径の凸部4を受け用凹部5にねじ込みもしくは嵌め入れて本体部2とカートリッジ部3を軸方向に接続し、ストラップ接続部12にストラップ接続用穴14を使用してストラップ15を接続するようにしたことを特徴する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状で、電池を収納する本体部と、棒状のカートリッジ部とを備え、前記本体部と前記カートリッジ部とのいずれか一方の軸方向の端部に、両者の前記端部同士を分離・接続するために細径の凸部を形成し、前記いずれか他方の軸方向の端部に、前記細径の凸部をねじ込むもしくは嵌め入れるための受け入れ凹部を形成し、前記細径の凸部を前記受け入れ凹部にねじ込みもしくは嵌め入れることによって前記本体部の軸方向の端部に前記カートリッジ部の軸方向の端部を接続する構造の電子タバコに対して使用する、電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントであって、
前記棒状の本体部及びカートリッジ部の外径に近い外径を持ち、かつ前記細径の凸部を挿通できる内径の穴が形成された扁平リング部と、
前記扁平リング部の一部から外方に膨出するように形成され、電子タバコ吊り下げ用ストラップを接続するためのストラップ接続用穴が形成されたストラップ接続部とを備え、
前記細径の凸部を前記扁平リング部の穴に挿通した後、当該細径の凸部を前記受け入れ凹部にねじ込みもしくは嵌め入れて前記本体部とカートリッジ部を軸方向に接続し、同時に前記本体部とカートリッジ部の端面間に前記扁平リング部を挟持して当該接続アタッチメントも固定し、前記ストラップ接続部の前記ストラップ接続用穴に電子タバコ吊り下げ用ストラップを接続するようにしたことを特徴する電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント。
【請求項2】
前記扁平リング部の1箇所から外方に膨出するように前記ストラップ接続部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント。
【請求項3】
前記扁平リング部の複数箇所からそれぞれ外方に膨出するように前記ストラップ接続部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント。
【請求項4】
前記扁平リング部の他の箇所から外方に膨出するようにアクセサリー用ストラップ接続部を形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後付けで電子タバコに吊り下げ用ストラップを接続するための接続アタッチメントに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子タバコが販売されるようになっている。電子タバコには、例えば、日本たばこ産業株式会社が販売しているプルーム・テック(登録商標PLOOM)のように棒状の電池内蔵の本体部の軸方向先端部に棒状のカートリッジの後端部にねじ込んで接続する構造のものがある。このような軸方向分離・接続式の棒状の電子タバコでは、通常の紙巻きタバコのように一度吸い終われば短くなった吸い殻を捨てるということはないので、使用者が常時携帯しなければならない。
【0003】
このような電子タバコは、棒状で軸方向に細長く、それが金属あるいは樹脂製であって重量があるために、一般的な携帯電話やスマートフォンのようにストラップにて吊り下げて携帯しなければ、簡単に落としてしまいがちである。
【0004】
このような不便さを考え、細長い携帯灰皿では先端部あるいは後端部にストラップ接続具を設け、それにストラップを接続して使用者の首から吊り下げたり、胸ポケットに入れたりして携帯するものが知られている。(特開2005−034110号公報―特許文献1、実用新案登録第3094510号公報―特許文献2)
電子タバコでも、棒状の本体の軸方向の先端部あるいは後端部にリング接続用の穴を設け、そこにリングを通し、リングにストラップを接続する構造のものも知られている。(特開2005−058421号公報―特許文献3)
しかしながら、棒状の電子タバコで中間部にて分離・接続できる構造のもので、上述したように使用者が常時携帯するのに首から吊り下げたり、胸ポケットにしまい込んだりするのに便利なストラップを、電子タバコを入手した後にその電子タバコに後付けで接続することができるようにするストラップ接続用のアタッチメントは存在していない。それゆえにペンケースのようなケースに収容にして携帯するしかないが、それでは、電子タバコの取り出しに手間がかかり、不便であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−034110号公報
【特許文献2】実用新案登録第3094510号公報
【特許文献3】特開2005−058421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、棒状で、中間部にて分離・接続できる構造の電子タバコに対して、後付けでその中間の接続部分に装着することによりストラップを接続し、首から吊り下げたり、胸ポケットに入れたりして電子タバコそのものを携帯できるようにする電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、棒状で、電池を収納する本体部と、棒状のカートリッジ部とを備え、前記本体部と前記カートリッジ部とのいずれか一方の軸方向の端部に、両者の前記端部同士を分離・接続するために細径の凸部を形成し、前記いずれか他方の軸方向の端部に、前記細径の凸部をねじ込むもしくは嵌め入れるための受け入れ凹部を形成し、前記細径の凸部を前記受け入れ凹部にねじ込みもしくは嵌め入れることによって前記本体部の軸方向の端部に前記カートリッジ部の軸方向の端部を接続する構造の電子タバコに対して使用する、電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントであって、前記棒状の本体部及びカートリッジ部の外径と近い外径を持ち、かつ前記細径の凸部を挿通できる内径の穴が形成された扁平リング部と、前記扁平リング部の一部から外方に膨出するように形成され、ストラップを接続するためのストラップ接続用穴が形成されたストラップ接続部とを備え、前記細径の凸部を前記扁平リング部の穴に挿通した後、当該細径の凸部を前記受け入れ凹部にねじ込みもしくは嵌め入れて前記本体部とカートリッジ部を軸方向に接続し、同時に前記本体部とカートリッジ部の端面間に前記扁平リング部を挟持して当該接続アタッチメントも固定し、前記ストラップ接続部の前記ストラップ接続用穴に電子タバコ吊り下げ用ストラップを接続するようにしたことを特徴するものである。
【0008】
本発明においては、前記扁平リング部の1箇所から外方に膨出するようにストラップ接続部を形成したものとすることができる。
【0009】
また本発明においては、前記扁平リング部の2箇所からそれぞれ外方に膨出するようにストラップ接続部を形成したものとすることができる。
【0010】
また本発明においては、前記扁平リング部の他の1箇所から外方に膨出するようにアクセサリー用ストラップ接続部を形成したものとすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、既存の販売されている棒状で軸方向に本体部とカートリッジ部を分離・接続できる構造の電子タバコであって、吊り下げ用ストラップを接続するリングのような接続具や接続用穴があらかじめ備えられていないものに対して、本発明の接続アタッチメントを装着することによって、後付けで電子タバコ吊り下げ用ストラップを接続できるようにし、棒状の電子タバコの携帯性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】本発明の第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントの斜視図。
【
図3】上記第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントに吊り下げ用ストラップを接続した状態の斜視図。
【
図4】上記第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコの本体部の軸方向端部の細径の凸部に装着した状態の斜視図。
【
図5】上記第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコに装着した完成状態の斜視図。
【
図6】上記第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコに装着し、吊り下げ用ストラップを利用して電子タバコを吊り下げている状態の斜視図。
【
図7】上記第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコに装着し、吊り下げ用ストラップを利用して使用者の首から電子タバコを吊り下げ、かつ、電子タバコを使用している状態の斜視図。
【
図8】本発明の第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントの斜視図。
【
図9】上記第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントにチェーンストラップを接続した状態の斜視図。
【
図10】上記第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコの本体部の軸方向端部の細径の凸部に装着した状態の斜視図。
【
図11】上記第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコに装着した完成状態の斜視図。
【
図12】上記第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコに装着し、吊り下げ用ストラップを利用して電子タバコを吊り下げている状態の斜視図。
【
図13】本発明の第3の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントの斜視図。
【
図14】上記第3の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントにチェーンストラップとアクセサリーを接続した状態の斜視図。
【
図15】上記第3の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコの本体部の軸方向端部の細径の凸部に装着した状態の斜視図。
【
図16】上記第3の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメントを電子タバコに装着した完成状態の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0014】
まず、
図1を用いて本発明の接続アタッチメントを装着して使用する電子タバコ1について説明する。例えば、日本たばこ産業株式会社が市販する商標名「プルーム・テック」のように、棒状で電池を収容する本体部2と、この本体部2に軸方向の先端部において接続するカートリッジ部3(数回の使用で使い捨てる)とで構成される。そして、本体部2の軸方向の接続側端部には、細径の凸部4が形成され、この細径の凸部4の外周にネジ5が切られている。他方、カートリッジ3の軸方向の接続側端部には、本体部2の細径の凸部4をねじ込んで接続するように雌ネジの掘られた受け入れ凹部5が形成されている。したがって、電子タバコ1として使用する場合には、本体部2の端部に形成されている細径の凸部4をカートリッジ3の端部に形成されている受け入れ凹部5の雌ネジにねじ込んで軸方向に接続する。この完成状態の電子タバコ1において、符号6は分離・接続部を示している。尚、本発明の接続アタッチメント10を適用できる電子タバコはこれに限定されるものではなく、棒状で、中間部(必ずしも中央部分とは限らない)で分離・接続できる構造の電子タバコに広く使用できる。なお、電子タバコにはリキッド式と加熱式のものが一般的に知られているが、本願では構造的に類似しているものであればまとめて電子タバコと称す。
【0015】
[第1の実施の形態]
図2〜
図7を用いて第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げストラップ用の接続アタッチメント10の構造と使用方法について説明する。
図2に示すように、実施の形態の接続アタッチメント10は、扁平リング部11の一部から外方にストラップ接続部12を膨出させた構成である。そして扁平リング部11は、電子タバコ1の棒状の本体部2及びカートリッジ部3の外径とほぼ同径か近い外径を持ち、かつ電子タバコ1の本体部2側の細径の凸部4を挿通できる内径の装着用穴13が中央に形成されている。一方、ストラップ接続部12には、ストラップ接続用穴14が形成されている。
【0016】
上記扁平リング部11の装着用穴13の内径は、上記細径の凸部4を抵抗なく挿通できる径、つまり凸部4の外径よりも若干大きめの寸法にしてもよい。あるいは、上記細径の凸部4に実施の形態のように雄ネジから切られている場合、その雄ネジの山の径と谷の径との中間の寸法に設定することにより、凸部4に1,2回転ねじりながらはめ込み、そのネジ山部分を通過すると抵抗なく奥までスライドできるような寸法に設定することもできる。そして後者の態様にすれば、電子タバコ1の本体部2にいったんこの接続アタッチメント10を装着すれば、カートリッジ部3を接続しない状態で細径の凸部4が下側に来る姿勢にしても接続アタッチメント10が自然落下して外れることがない利点がある。尚、後述する第2の実施の形態の接続アタッチメント20における扁平リング部21の装着用穴23の内径、同第3の実施の形態の接続アタッチメント30における扁平リング部31の装着用穴33の内径についても同様である。
【0017】
図3に示すように、本実施の形態の接続アタッチメント10は、ネックストラップ15を接続するために、そのネックストラップ15の両端を1つにまとめている接続用リング16を接続用穴14を利用してストラップ接続部12に接続する。
【0018】
この接続用リング16に関しては、カニカンや引き輪のようにストラップやチェーン、ネックレスの留め具として利用される、脱着可能な留め具を広く含むものとする。後述する第2の実施の形態の接続アタッチメント20における接続用リング26、同第3の実施の形態の接続アタッチメント30における接続用リング36についても同様である。
【0019】
そして
図4に示すように、このネックストラップ15の接続された接続アタッチメント10については、本体部2の端部の細径の凸部4を装着用穴13に挿通し、
図5に示すようにカートリッジ部3をその雌ネジの掘られた受け入れ凹部5にねじ込む。これにより分離されていた本体部2とカートリッジ部3とが接続されて1本の棒状の電子タバコ1に成ると同時に、本体部2とカートリッジ部3との端面間に扁平リング部11が挟持されて接続アタッチメント10も固定される。
【0020】
図6に示すように、接続アタッチメント10を後付けにて取り付け、ネックストラップ15の接続された電子タバコ1については、ネックストラップ15を使用者の首に掛けることによって当該電子タバコ1を胸のところに吊り下げて携帯することができるようになる。また使用者の首からネックストラップ15にて吊り下げた電子タバコ1は胸ポケットに入れて携帯することもできるようになる。そして電子タバコ1を使用するときには、
図7に示すようにネックストラップ15にて使用者の首から吊り下げた状態で指17で摘まんで使用することができる。
【0021】
このように第1の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント10は、軸方向に本体部2とカートリッジ部3を分離・接続できる棒状の電子タバコ1に対して後付けでその接続部6に取り付け、使用者の首から吊り下げて携帯できるようになる。
【0022】
尚、本発明において「電子タバコ」とは、軸方向に2つに分離できる構造の棒状の無煙タバコその他の名称で呼ばれている、紙巻きタバコの代用品を意味するものである。また細径の凸部4、受け入れ凹部5についてはそれぞれが互いに逆の部材に設けられていても構わない。さらに、電子タバコ1の分離・接続構造については、ネジ式に代えてワンタッチクリック式であっても構わない。以下の実施の形態においても同様である。
【0023】
[第2の実施の形態]
図8〜
図12を用いて本発明の第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント20について説明する。
図8に示すように、本実施の形態の接続アタッチメント20は、第1の実施の形態と同様の扁平リング部21の相対する2箇所それぞれに外方に膨出するストラップ接続部22,22を形成し、扁平リング部21に第1の実施の形態と同様に装着用穴23を形成し、またストラップ接続部22,22に第1の実施の形態と同様にストラップ接続用穴24,24を形成している。
【0024】
図9に示すように、本実施の形態の接続アタッチメント20では、ネックストラップ25の両端の接続用リング26,26それぞれを接続アタッチメント20の両側の接続用穴24,24を使用してストラップ接続部22,22それぞれに接続する。
【0025】
そして
図10に示すように、このネックストラップ25の接続された接続アタッチメント20については、本体部2の端部の細径の凸部4を装着用穴23に挿通し、
図11に示すようにカートリッジ部3をその雌ネジの掘られた受け入れ凹部5にねじ込む。これにより分離されていた本体部2とカートリッジ部3とが接続されて1本の棒状の電子タバコ1に成ると同時に、本体部2とカートリッジ部3の端面間に扁平リング部21が挟持されて接続アタッチメント20も固定される。
【0026】
図12に示すように、接続アタッチメント20を後付けにて取り付け、ネックストラップ25の接続された電子タバコ1については、ネックストラップ25を使用者の首に掛けることによって当該電子タバコ1を胸のところに吊り下げて携帯することができるようになる。また使用者の首からネックストラップ25にて吊り下げた電子タバコ1は胸ポケットに入れて携帯することもできるようになる。電子タバコ1を使用する場合には第1の実施の形態と同様、
図7に示すような形態で使用する。
【0027】
このように第2の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント20でも、軸方向に本体部2とカートリッジ部3を分離・接続できる棒状の電子タバコ1に対して後付けにて取り付け、使用者の首から吊り下げて携帯できるようになる。
【0028】
[第3の実施の形態]
図13〜
図16を用いて本発明の第3の実施の形態の電子タバコ吊り下げ用ストラップの接続アタッチメント30について説明する。
図13に示すように、本実施の形態の接続アタッチメント30は、第2の実施の形態と同様に扁平リング部31の相対する2箇所それぞれに外方に膨出するストラップ接続部32,32を形成し、さらにこれらのストラップ接続部32,32のほぼ中間の位置において扁平リング部31から外方に膨出するようにアクセサリー接続部37を形成している。
【0029】
扁平リング部31には第2の実施の形態と同様に装着用穴33を形成し、またストラップ接続部32,32には第2の実施の形態と同様に接続用穴34,34を形成している。そしてアクセサリー接続部37にもアクセサリー接続用穴38を形成している。
【0030】
図14に示すように、本実施の形態の接続アタッチメント30では、ネックストラップ35の両端の接続用リング36,36それぞれを接続アタッチメント30の両側の接続用穴34,34を使用してストラップ接続部32,32それぞれに接続する。またアクセサリー接続用穴38を使用して適当なアクセサリー39の接続用リング310を接続し、アクセサリー39をアクセサリー接続部37から吊り下げる。
【0031】
そして
図15に示すように、このネックストラップ35とアクセサリー39の接続された接続アタッチメント30については、本体部2の端部の細径の凸部4を装着用穴33に挿通し、
図16に示すようにカートリッジ部3をその雌ネジの掘られた受け入れ凹部5にねじ込む。これにより分離されていた本体部2とカートリッジ部3とが接続されて1本の棒状の電子タバコ1に成ると同時に、本体部2とカートリッジ部3の端面間に扁平リング部31が挟持されて接続アタッチメント30も固定される。
【0032】
本実施の形態の接続アタッチメント30についても、第2の実施の形態と同様に、接続アタッチメント30を後付けにて取り付け、ネックストラップ35の接続された電子タバコ1については、ネックストラップ35を使用者の首に掛けることによって当該電子タバコ1を胸のところに吊り下げて携帯することができるようになる。また使用者の首からネックストラップ35にて吊り下げた電子タバコ1は胸ポケットに入れて携帯することもできるようになる。
【0033】
尚、本発明では接続アタッチメント10,20,30に接続するストラップについては、実施の形態のネックストラップ15,25,35に限定されることはなく、またチェーン状のものにも限定されることはなく、革製、布製、樹脂製を問わず、また長短も問わない。いわゆる携帯電話やスマートフォンのストラップとして市販されている種々の形態のものと同等のものを使用することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 電子タバコ
2 本体部
3 カートリッジ部
4 細径の凸部
5 受け入れ用凹部
10,20,30 接続アタッチメント
11,21,31 扁平リング部
12,22,32 ストラップ接続部
13,23,33 装着用穴
14,24,34 ストラップ接続用穴
15,25,35 ネックストラップ
16,26,36 接続用リング
37 アクセサリー接続部
38 アクセサリー接続用穴
39 アクセサリー
310 アクセサリー接続用リング