特開2018-144114(P2018-144114A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-144114(P2018-144114A)
(43)【公開日】2018年9月20日
(54)【発明の名称】弁操作棒
(51)【国際特許分類】
   B25B 13/48 20060101AFI20180824BHJP
   F16K 31/60 20060101ALI20180824BHJP
【FI】
   B25B13/48 F
   F16K31/60 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-38024(P2017-38024)
(22)【出願日】2017年3月1日
(71)【出願人】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(72)【発明者】
【氏名】細川 正宏
【テーマコード(参考)】
3H063
【Fターム(参考)】
3H063BB07
3H063DA02
3H063EE05
3H063EE07
3H063GG06
(57)【要約】
【課題】作業者から離隔した位置に設けられた弁の操作や、柵を挟んだ位置に設けられた弁の操作を容易に行うことが可能な弁操作棒を提供する。
【解決手段】弁操作棒1は、作業者から離隔した位置や、柵越しに弁を回転させて弁の操作を行う装置であり、棒状に設けられた操作棒本体10と、操作棒本体10に固定されて操作棒本体10を回転させるハンドル20と、操作棒本体10に固定されてハンドル20の回転に伴って回転し、弁に係止して回転させる操作体30とを備えている。操作棒本体10は、第1の棒状部11と、第2の棒状部12と、第1の棒状部11の回転軸と第2の棒状部12の回転軸とのなす角を自在に変化させる連結部13とを備えている。操作体30は、基部31と、弁に係止される係止部32とを備えている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状で、一端側にハンドルが設けられた操作棒本体と、
前記操作棒本体の他端側に設けられ、弁に係止する係止部を有する操作体と、を備え、
前記係止部を弁に係止させた状態で、前記ハンドルを回すことで前記操作体が回って前記弁が操作され、前記操作棒本体の回転軸と前記操作体の回転軸とのなす角が変化自在に前記操作棒本体と前記操作体とが連結されている、
ことを特徴とする弁操作棒。
【請求項2】
前記係止部の位置が変更自在となっている、
ことを特徴とする請求項1に記載の弁操作棒。
【請求項3】
前記係止部に滑り止めが設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の弁操作棒。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、発電所等の配管ラック上に設置された配管の弁を操作する弁操作棒に関する。
【背景技術】
【0002】
発電所のような施設の構内には、水や排水、薬品、空気等を発電所内の所定の施設に送るための配管が敷設されている。この配管には、中に流されている水等の流れの開閉制御を行ったり、流量を制御したりする弁が設けられている。また、この配管は、例えば発電所内の高所に設けられた配管ラックにより支持されている。
【0003】
図8は、発電所Eの構内に敷設された配管100の状態の例を示す斜視図である。この発電所Eには、例えば発電所の設備として複数の建屋が設けられており、その建屋の間に水や排水、薬品、空気等を送るための配管100が、鉄骨等で設けられた構造物により高所に敷設されている。この配管100は、鉄骨等で設けられた配管ラックRに載置されており、配管ラックR上の配管100には、配管100の中に流されている水等の流れの開閉制御や流量の制御を行う弁200が取り付けられている。また、この配管100に隣接するように、作業者が通行する歩廊Wが配管100に沿って設けられている。この歩廊Wの両脇には、作業者の安全のために歩廊Wに沿って柵Hが設けられている。
【0004】
図9は、図8の弁200を示す図であり、平面図(a)、及び正面図(b)である。この弁200は、主として配管100に連結される連結部201と、水等の流れを制御する弁体が収容されている弁本体部202と、弁ハンドル204が回転するための回転軸203と、回転することで水等の流れを操作する弁ハンドル204とを備え、2つの接続部201がそれぞれ配管100に連結されている。弁200は、弁ハンドル204を回転させることにより、開閉制御や流量の制御を行っている。
【0005】
図8に示すように、配管100は、歩廊Wから離隔した位置に配置されていることがある。そして、配管ラックR上の弁200が取り付けられている位置には、作業者が弁200に近付くための足場が設けられていない。そのため、このような弁200の操作を行う場合、歩廊Wの柵Hを一時的に取り外して弁200の近傍まで足場を設置し、その足場により作業者が弁200に近づいて弁200の操作を行い、終了後に足場を撤去して再度柵Hを設けている。
【0006】
このような弁200の操作を簡便に行うため、弁ハンドル204に係止し、てこの原理を利用して弁ハンドル204に強いトルクを加える、ウィルキーと呼ばれる工具が知られている。また、ウィルキーは弁ハンドル204の形状により異なるものを使用する必要があるが、弁ハンドル204の形状によらずに使用可能なハンドル回転用工具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−142845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、従来より知られているウィルキーは、手動で弁の操作を行うのを補助する工具であるため、離隔した位置に設けられた弁の操作を行うには不便なものである。また、特許文献1に記載のハンドル回転用工具は、水平方向に離隔した位置の弁を操作することは可能であるが、図8に示すような歩廊Wから高さ方向に離隔した位置に設けられた弁の操作を行ったり、柵Hを挟んだ位置に設けられた弁の操作を行ったりするには、不向きなものであった。
【0009】
そこでこの発明は、作業者から離隔した位置に設けられた弁の操作や、柵のような障害物を挟んだ位置に設けられた弁の操作を容易に行うことが可能な弁操作棒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、棒状で、一端側にハンドルが設けられた操作棒本体と、前記操作棒本体の他端側に設けられ、弁に係止する係止部を有する操作体と、を備え、前記係止部を弁に係止させた状態で、前記ハンドルを回すことで前記操作体が回って前記弁が操作され、前記操作棒本体の回転軸と前記操作体の回転軸とのなす角が変化自在に前記操作棒本体と前記操作体とが連結されている、ことを特徴とする弁操作棒である。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載の弁操作棒において、前記係止部の位置が変更自在となっている、ことを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載の弁操作棒において、前記係止部に滑り止めが設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、操作棒本体の一端側にハンドルが設けられ、他端側に弁に係止する係止部が設けられ、ハンドルを回すことで操作体が回って弁が操作されるので、他端側の係止部を作業者から離隔した弁に係止させることにより、作業者から離隔した位置に設けられた弁の操作が可能になる。また、操作棒本体の回転軸と操作体の回転軸とのなす角が変化自在に連結されているので、歩廊上の作業者が姿勢を変えることが困難な場合、例えば作業者と弁との間に柵のような障害物が設けられているような場合であっても、弁までの足場を設けることなく、弁の操作を簡便に行うことが可能になる。
【0014】
請求項2の発明によれば、操作体に設けられた係止部の位置が変更自在となっているため、弁の形状によらずに係止部を弁に係止させて、弁の操作を行うことが可能になる。
【0015】
請求項3の発明によれば、操作体に設けられた係止部に滑り止めが設けられているため、係止部が弁から滑って外れてしまうことを防止するので、係止部が弁に対して確実に係止される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】この発明の実施の形態1に係る弁操作棒1の概略を示す斜視図である。
図2図1の連結部13を示す拡大斜視図である。
図3図1の操作体30を示す拡大斜視図である。
図4図1の弁操作棒1を使用して弁200を操作する状態を示す斜視図である。
図5】この発明の実施の形態2に係る弁操作棒の操作体30Aを示す拡大斜視図である。
図6】この発明の実施の形態3に係る弁操作棒の操作体30Bを示す拡大斜視図である。
図7】この発明の実施の形態4に係る弁操作棒の操作体30Cを示す拡大斜視図である。
図8】発電所Eの構内に敷設された配管100の状態の例を示す斜視図である。
図9図8の弁200を示す図であり、平面図(a)、及び正面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1ないし図4は、この発明の実施の形態1に係る弁操作棒1を示している。図1は、弁操作棒1の概略を示す斜視図であり、図2は、図1の連結部13を示す拡大斜視図であり、図3は、図1の操作体30を示す拡大斜視図である。この弁操作棒1は、図9に示す弁200のように、弁ハンドル204を回転させることにより配管100内に流されている水等の開閉制御や流量の制御を行う弁を、作業者から離隔した位置や、図9に示すような柵H越しに操作する装置であり、主として操作棒本体10と、ハンドル20と、操作体30とを備えている。
【0019】
操作棒本体10は、棒状に設けられた弁操作棒1の本体部分であり、主として第1の棒状部11と、第2の棒状部12と、連結部13とを備えている。第1の棒状部11は、断面略円形の棒状に形成された部材であり、一端にハンドル20が設けられ、他端は連結部13を介して第2の棒状部12と連結されている。第2の棒状部12は、断面略円形の棒状に形成された部材であり、一端に操作体30が設けられ、他端は連結部13を介して第1の棒状部11と連結されている。第1の棒状部11及び第2の棒状部12は、例えば、ステンレス鋼等の金属部材により形成されている。
【0020】
連結部13は、第1の棒状部11と第2の棒状部12との連結角度を変更自在に連結し、かつ、第1の棒状部11を、例えば図1の矢印B方向に回転させると、第2の棒状部12が同一の回転方向である矢印C方向に回転するように連結する部材であり、例えば自在継手(ユニバーサルジョイント)により構成されている。この連結部13は、図2に示すように、主として第1継手131と、第2継手132と、ジョイント金具133とにより構成されている。
【0021】
第1継手131は、第1の棒状部11の先端から並行する2つの平板状に延設され、ジョイント金具133を挟持する部材である。第2継手132は、第2の棒状部12の先端から並行する2つの平板状に延設され、第1継手131が挟持する方向の垂直方向からジョイント金具133を挟持する部材である。ジョイント金具133は、第1継手131と第2継手132とを連結する部材であり、第1継手131に挟持されてその挟持方向を軸として回転自在であり、かつ、第2継手132に挟持されてその挟持方向を軸として回転自在であることにより、第1の棒状部11と第2の棒状部12との連結角度を変更自在にする部材である。
【0022】
ハンドル20は、第1の棒状部11の一端に固定され、第1の棒状部11を回転させる部材である。すなわち、ハンドル20を例えば図1の矢印A方向に回転すると、第1の棒状部11が同一の回転方向である矢印B方向に回転するように構成されている。このハンドル20は、例えばステンレス鋼等の金属部材により形成されている。
【0023】
操作体30は、第2の棒状部12の一端に固定され、第2の棒状部12の回転に伴って回転し、図9に示すような弁200の弁ハンドル204に係止して弁ハンドル204を回転させる部材である。すなわち、第2の棒状部12が例えば図1の矢印C方向に回転すると、操作体30が同一の回転方向である矢印D方向に回転するように構成されている。この操作体30は、図3に示すように、主として基部31と、係止部32とにより構成されている。基部31は、第2の棒状部12に固定されて第2の棒状部12の回転に伴って回転する円板状の部材である。係止部32は、弁に係止される部材であり、例えば図9の弁ハンドル204のように環状の把持部と、把持部から中央方向に延設された5本の支持部材がある場合、支持部材に係止する部材である。この係止部32は、略円柱状であり、基部31が第2の棒状部12に固定されている面の反対側に、第2の棒状部12の軸心を中心とする同一円周上に等角度間隔で、例えば5本配置されている。
【0024】
なお、係止部32は、弁ハンドルの形状に合わせて、個数、基部31上の位置、及び形状を変更しても良い。例えば、弁ハンドルの支持部材の本数に合わせて個数を変更しても良く、大きさの異なる弁ハンドルに係止しやすいように、垂体(例えば、円錐形)に形成しても良い。
【0025】
次に、このような弁操作棒1の作用等について、以下に説明する。
【0026】
図4は、図1の弁操作棒1を使用して、作業者Mが歩廊Wから柵Hを挟んだ位置に設けられている、図9に示す弁200を例として操作する状態を示す斜視図である。まず、作業者Mは、歩廊Wから柵Hの反対側へ弁操作棒1の操作体30側を移動し、連結部13の連結角度を調節して操作体30を弁ハンドル204の上に載置して、係止部32を弁ハンドル204の支持部材に係止する。そして、ハンドル20を把持して、例えば矢印A方向に回転させると、第1の棒状部11が矢印B方向に回転する。第1の棒状部11が矢印B方向に回転すると、連結部13を介して第2の棒状部12が矢印C方向に回転する。第2の棒状部12が矢印C方向に回転すると、操作体30が矢印D方向に回転する。操作体30が矢印D方向に回転すると、係止部32の係止により弁ハンドル204も矢印D方向に回転するので、弁200が操作される。また、ハンドル20を矢印Aと逆方向に回転させると、第1の棒状部11、第2の棒状部12、及び操作体30がそれぞれ矢印B,C,Dと逆方向に回転し、弁ハンドル204も矢印Dと逆方向に回転するので、弁200が操作される。これにより、作業者Mが弁200を操作することができる。また、連結部13の連結角度を調節することにより、ハンドル20及び第1の棒状部11の回転軸と第2の棒状部12及び操作体30の回転軸とのなす角を自在に変化させることができる。
【0027】
このように、この弁操作棒1によれば、第1の棒状部11の一端にハンドル20を備え、第2の棒状部12の一端に係止部32が設けられた操作体30を備え、ハンドル20を回転させると、第1の棒状部11、第2の棒状部12、及び操作体30が回転して弁200の弁ハンドル204が操作されるので、歩廊Wから離隔した位置に弁200が設けられていても、作業者Mは弁200を操作することが可能になる。また、第1の棒状部11と第2の棒状部12との連結角度を変更自在な連結部13を設けたことにより、ハンドル20及び第1の棒状部11の回転軸と第2の棒状部12及び操作体30の回転軸とのなす角を自在に変化させることができるので、歩廊W上の作業者Mが姿勢を変えることが困難な場合、例えば柵Hのような障害物を挟んだ位置に弁200が設けられていても、作業者Mは弁200までの足場を設けることなく、弁200を簡便に操作することが可能になる。
【0028】
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2に係る弁操作棒の操作体30Aを示す拡大斜視図である。この操作体30Aを備える弁操作棒は、実施の形態1に係る弁操作棒1と同様に、弁ハンドルを回転させることにより配管100内に流されている水等の開閉制御や流量の制御を行う弁を、離隔した位置や柵H越しに操作する装置であり、図1に示す操作体30に替えて、操作体30Aを備えている。操作体30Aは、係止部32に替えて、係止部32Aと、溝33とを備えている。その他の構成については、実施の形態1に係る弁操作棒1と同様である。
【0029】
係止部32Aは、弁に係止される部材である点において、実施の形態1に係る係止部32と同様であるが、溝33に沿って矢印E方向に位置を変更可能に構成され、基部31が第2の棒状部12に固定されている面の反対側に、略円柱状に例えば5本形成されている。この係止部32Aは、5本の係止部32Aのうちの1本を矢印E方向に移動させると、他の4本も同様に溝33に沿って前後に移動し、第2の棒状部12の軸心に対して同一円周上に配置されている。これは、例えば、溝33の内部にそれぞれスライド機構を備え、かつ、5つのスライド機構が連動して動作するようなリンク機構を備えていることによる。また、係止部32Aは回動可能になっており、所定の位置の場合にスライド可能であり、所定の角度だけ回動させるとスライドせずに固定するようなロック機構を備えている。溝33は、係止部32Aを案内する溝であり、基部31の中心から半径方向に等角度間隔で放射状に、例えば5本設けられている。これにより、弁ハンドルが異なる形状であっても、弁ハンドルの形状によらずに係止部32Aを弁ハンドルに係止させて、弁の操作を行うことが可能になる。
【0030】
(実施の形態3)
図6は、この発明の実施の形態3に係る弁操作棒の操作体30Bを示す拡大斜視図である。この操作体30Bを備える弁操作棒は、実施の形態1に係る弁操作棒1と同様に、弁ハンドルを回転させることにより配管100内に流されている水等の開閉制御や流量の制御を行う弁を、離隔した位置や柵H越しに操作する装置であり、図1に示す操作体30に替えて、操作体30Bを備えている。操作体30Bは、操作体30の構成に加えて、滑り止め34を備えている。その他の構成については、実施の形態1に係る弁操作棒1と同様である。
【0031】
滑り止め34は、弁ハンドルに係止されたときに操作体30Bが弁ハンドルから滑って外れてしまうことを防止する部材であり、例えば、ゴムのような滑りを防止する樹脂等により構成され、5本の係止部32の先端にそれぞれ取り付けられている。これにより、係止部32が弁ハンドルから滑って外れてしまうことを防止するので、係止部32が弁ハンドルに対して確実に係止される。
【0032】
(実施の形態4)
図7は、この発明の実施の形態4に係る弁操作棒の操作体30Cを示す拡大斜視図である。この操作体30Cを備える弁操作棒は、実施の形態1に係る弁操作棒1と同様に、弁ハンドルを回転させることにより配管100内に流されている水等の開閉制御や流量の制御を行う弁を、離隔した位置や柵H越しに操作する装置であり、図1に示す操作体30に替えて、操作体30Cを備えている。操作体30Cは、係止部32に替えて、係止部32Cを備えている。その他の構成については、実施の形態1に係る弁操作棒1と同様である。
【0033】
係止部32Cは、弁に係止される部材である点において、実施の形態1に係る係止部32と同様であるが、例えば、基部31に螺子孔が設けられ、係止部32Cに螺子が設けられ、この螺子を基部31の螺子孔に螺合することにより基部31に対して取り外し自在に構成されている。また、図7に示す係止部32Cは、大きさの異なる弁ハンドルに係止しやすいようにするため、円錐形状であるが、円柱形状のものや、弁ハンドルに係止した状態を維持しやすいように凹凸を有する形状のように複数形状のものがあり、それぞれアタッチメントのように交換可能に構成されている。これにより、弁ハンドルの形状に合わせて、個数や形状を自在に変更可能であるため、弁ハンドルの形状によらずに係止部32Cを弁ハンドルに係止させて、弁の操作を行うことが可能になる。
【0034】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上述した実施の形態では、操作棒本体10を第1の棒状部11と、第2の棒状部12と、連結部13とにより構成したが、第2の棒状部12を省略して連結部13が直接操作体30に連結されるように構成しても良い。
【0035】
また、連結部13は、ハンドル20及び第1の棒状部11の回転軸と第2の棒状部12及び操作体30の回転軸とのなす角を自在に変化させることができるように構成したが、1つの垂直面内のみでハンドル20及び第1の棒状部11の回転軸と、第2の棒状部12及び操作体30の回転軸とのなす角を変化させるように構成しても良い。
【0036】
また、発明の実施の形態2において、溝33を基部31の中心から円周方向に5本設けたが、例えば、基部31の中心から螺旋状に設け、係止部32Aが螺旋状に動くように構成しても良い。
【0037】
さらに、発明の実施の形態3において、滑り止め34をゴムのような弾性を有する樹脂等により構成したが、係止部32の表面に細かい凹凸を設けるローレット加工を施すように構成しても良い。これにより、発明の実施の形態3における滑り止め34が係止部32から外れてしまうことを防止しつつ、係止部32が弁ハンドルから滑って外れてしまうことを防止することができる。
【符号の説明】
【0038】
1 弁操作棒
10 操作棒本体
11 第1の棒状部
12 第2の棒状部
13 連結部
131 第1継手
132 第2継手
133 ジョイント金具
20 ハンドル
30,30A,30B,30C 操作体
31 基部
32,32A,32C 係止部
33 溝
34 滑り止め
100 配管
200 弁
201 連結部
202 弁本体部
203 回転軸
204 弁ハンドル
H 柵
W 歩廊
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9