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特開2018-168091染色毛の褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-168091(P2018-168091A)
(43)【公開日】2018年11月1日
(54)【発明の名称】染色毛の褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9789 20170101AFI20181005BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20181005BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20181005BHJP
   A61Q 5/06 20060101ALI20181005BHJP
【FI】
   A61K8/9789
   A61Q5/00
   A61Q5/02
   A61Q5/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-66559(P2017-66559)
(22)【出願日】2017年3月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000226437
【氏名又は名称】日光ケミカルズ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】301068114
【氏名又は名称】株式会社コスモステクニカルセンター
(72)【発明者】
【氏名】横田 真理子
(72)【発明者】
【氏名】奥田 裕樹
(72)【発明者】
【氏名】矢作 彰一
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA112
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC122
4C083AC132
4C083AC302
4C083AC352
4C083AC392
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC442
4C083AC532
4C083AC582
4C083AC662
4C083AC692
4C083AC712
4C083AC792
4C083AD132
4C083AD172
4C083AD192
4C083AD352
4C083AD492
4C083CC31
4C083CC33
4C083CC38
4C083EE21
(57)【要約】
【課題】
本発明は、日常的な洗髪処理に用いられる水道水中に含まれる遊離残留塩素によって、染色した毛髪の褪色加速を顕著に抑制し、染色毛のカラーリング後の仕上がり色を持続することのできる褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物を提供する。
【解決手段】
遊離残留塩素の消去活性を有する植物エキスを褪色抑制剤とし、さらにこれを含有する頭髪用組成物を染色毛に使用することで、カラーリング後の染色毛の褪色を抑制し、色を維持することができる効果を見出したことから、染色毛に対して効果的な褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物を提供するに至った。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モモ葉エキス、シナノキエキス、ジオウエキス、チンピエキス、パセリエキス、センキュウエキス、ユキノシタエキス、ガイヨウエキス、エンメイソウエキスから選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする染色毛の褪色抑制剤。
【請求項2】
水道水に含まれる遊離残留塩素の消去活性を有し、染色毛の褪色加速を抑制することを特徴とする請求項1記載の染色毛の褪色抑制剤。
【請求項3】
請求項1〜2に記載の染色毛の褪色抑制剤が0.01質量%〜20質量%含有する頭髪用組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、染色毛の褪色、特に水道水中に含まれる遊離残留塩素による褪色加速に対して抑制効果に優れる褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、毛髪を綺麗に見せるために毛髪の色を様々な色に変化させるカラーリングが老若男女問わず行われており、白髪染めやオシャレ染めなど毛髪を染めることに対する消費者の関心は高まる傾向にあり、さらに毛髪に対する染色技術も日々改良が行われている。しかしながら、カラーリングした染色毛は、日光等の紫外線曝露や日常生活における繰返しの洗髪処理によって変色や色素消失、色素溶出等の褪色の問題により、カラーリング後の仕上がりのような色を維持することが難しい問題がある(特許文献1)。
【0003】
カラーリング後の染色毛の色を維持するために、カルボキシベタイン型の両性界面活性剤と糖系非界面活性剤を用いた技術(特許文献2)やエーテルカルボン酸とその塩、アルキルグルコシド、ステロール誘導体を用いる技術(特許文献3)、アミドベタイン型両性界面活性剤とアニオン界面活性剤を用いる技術(特許文献4)が報告されている。しかしながら、これらは洗髪処理において染色毛の褪色を十分に抑制することができない点や染色毛からの色素溶出を抑制することが不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−342120号公報
【特許文献2】特開2010−285392号公報
【特許文献3】特開2015−129099号公報
【特許文献4】特開2008−144057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来における問題を解決する染色毛の褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、染色毛の褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物について鋭意研究した結果、日常的な洗髪処理に用いられる水道水中に含まれる遊離残留塩素による染色毛の褪色加速をモモ葉エキス、シナノキエキス、ジオウエキス、チンピエキス、パセリエキス、センキュウエキス、ユキノシタエキス、ガイヨウエキス、エンメイソウエキスから選択させる少なくとも1種を含有することで、顕著に褪色抑制効果を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
【0007】
本発明の染色毛の褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物は、染色毛に対して優れた褪色抑制効果及び水道水に含まれる遊離残留塩素を消去する作用を有し、カラーリング後の仕上がり色を維持することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の褪色抑制剤は、遊離残留塩素の消去作用を有するモモ葉エキス、シナノキエキス、ジオウエキス、チンピエキス、パセリエキス、センキュウエキス、ユキノシタエキス、ガイヨウエキス、エンメイソウエキスから選択される少なくとも1種を含有し、さらに必要に応じてその他の成分を含有している。
【0009】
本発明に係る染色毛の褪色抑制剤は、モモ葉エキス(バラ科,学名:Prunus persica)、シナノキエキス(シナノキ科,学名:Tilia cordata)、ジオウエキス(ゴマノハグサ科,学名:Rehmannia glutinosa)、チンピエキス(ミカン科,学名:Citrus unshiu)、パセリエキス(セリ科,学名:Petroselinum sativum)、センキュウエキス(セリ科,学名:Cnidium officinale)、ユキノシタエキス(ユキノシタ科,学名:Saxifraga stolonifera)、ガイヨウエキス(キク科,学名:Artemisia princeps)、エンメイソウエキス(シソ科,学名:Rabdosia japonica)であり、これらはいずれも植物からの抽出物であり、その使用部位は、特に制限はなく、目的に応じ適宜選択することができ、例えば、葉、茎、花、果皮、根、根茎、地上部、全草等またはこれらの混合物が挙げられる。
【0010】
上記植物をエキスとして利用する場合は、抽出溶媒は特に限定されないが、上記植物を溶媒、例えば、水、低級アルコール、含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ブタノール、含水プロピレングリコール、含水1,3−ブチレングリコール、含水ブタノール等の極性溶媒、またはクロロホルム、酢酸エチル、各種エーテル等あるいはこれらの混合有機溶媒で抽出して得たエキスをそのまま、あるいは濃縮して用いるか、不純物を除去したり、有機溶媒で溶出し濃縮したエキスや分配法等の手法を用いて抽出したエキスも使用できる。市販品としては、例えば、丸善製薬株式会社製のモモ抽出液、モモ抽出液BG、モモ抽出液LA、シナノキ抽出液、シナノキ抽出液BG−J、ジオウ抽出液J、ジオウ抽出液BG−J、チンピ抽出液−J、チンピ抽出液BG、チンピ抽出液LA、パセリ抽出液BG−J、センキュウ抽出液−JC、センキュウ抽出液BG、センキュウ抽出液LA、ユキノシタ抽出液、ユキノシタ抽出液BG、ガイヨウ抽出液、ガイヨウ抽出液BG、ガイヨウ抽出液LA、エンメイソウ抽出液−JC、エンメイソウ抽出液BG等が挙げられる。
【0011】
本発明の染色毛の褪色抑制剤を含有する頭髪用組成物には、褪色抑制効果のほか、染色向上、刺激緩和、ダメージ抑制、感触向上等の機能を持った成分と併用することができる。これらの成分を併用することは、本発明の染色毛の褪色抑制剤及びこれを含有する頭髪用組成物との相乗効果をもたらし、本発明品を損なうものではない。
【0012】
本発明の染色毛の褪色抑制剤を含有する頭髪用組成物への配合量は、好ましくは0.01〜20.0質量%であり、より好ましくは、0.1〜5.0質量%である。
【0013】
本発明の染色毛の褪色抑制剤を含有する頭髪用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲において、通常の頭髪用組成物に用いられる各種成分、例えば、油性成分、高級アルコール、脂肪酸、極性脂質、保湿成分、抗菌成分、pH調整剤、粘度調整剤、感触向上剤、紫外線吸収剤、粉体、ビタミン誘導体及びその塩、酸化防止剤、育毛剤、染料、香料などを配合することができる。
【0014】
例えば、油性成分としては、スクワラン、流動パラフィンなどの炭化水素油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油などの植物油、トリエチルヘキサノイン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、エチルヘキサン酸セチル、セバシン酸ジエチル、パルミチン酸エチルヘキシルなどのエステル油、ジメチルシリコーン、フェニルメチルシリコーン、シクロメチコンなどのシリコーン油などが挙げられる。高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコールなどが挙げられる。脂肪酸としては、炭素数12以上の直鎖脂肪酸、分岐脂肪酸、不飽和脂肪酸、ヒドロキシ脂肪酸などが挙げられる。
【0015】
本発明に係る頭髪用組成物の使用用途は、特に限定されるものではないが、例えば、油系及び乳化系、水系を問わず、ヘアクリーム、ヘアミルク、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアコンディショナー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアシャンプー、ヘアムース、ヘアミスト、ヘアカラー、ヘアマニキュアなどが挙げられる。
【0016】
本発明に係る染色毛とは、特に限定されるものではないが、例えば、酸性染料、塩基性染料、ニトロ染料、酸化染料などで染色した毛髪が挙げられる。
【0017】
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の技術的範囲がこれらに限定されるものではない。
【実施例1】
【0018】
褪色抑制剤による遊離残留塩素の消去作用
1.試験概要
本発明品の褪色抑制剤の遊離残留塩素消去作用を評価した。
【0019】
2.実験方法
試験管に、精製水で希釈した本発明の褪色抑制剤を10μLと水道水890μLを混合した。その後、100mg/mLに調製したラピッドDPD試薬(関東化学)を100μL添加し、よく混合した後、マイクロプレートリーダーで510nmの吸光度を測定し、消去率として算出した。
褪色抑制剤として丸善製薬株式会社製のモモ葉エキス(商品名:モモ抽出液BG)、シナノキエキス(商品名:シナノキ抽出液BG−J)、ジオウエキス(商品名:ジオウ抽出液BG−J)、チンピエキス(商品名:チンピ抽出液BG)、パセリエキス(商品名:パセリ抽出液BG−J)、センキュウエキス(商品名:センキュウ抽出液BG)、ユキノシタエキス(商品名:ユキノシタ抽出液BG)、ガイヨウエキス(商品名:ガイヨウ抽出液BG)、エンメイソウエキス(エンメイソウ抽出液BG)を使用した。
【0020】
3.結果
結果を表1に示した。いずれの本発明品の褪色抑制剤においても0.1%添加することで、50%以上の遊離残留塩素消去活性を示した。
【0021】
【表1】
【実施例2】
【0022】
染色毛の遊離残留塩素による褪色に対するモモ葉エキスの褪色抑制作用
1.試験概要
遊離残留塩素による染色毛の褪色に対するモモ葉エキスの褪色抑制作用を評価した。
【0023】
2.実験方法
ブリーチした毛束に対し、市販の酸化染毛料(赤色)を用いて、添付のインストラクションに従って染毛を施した。染色毛は、未処理コントロールとして精製水に、また遊離残留塩素として次亜塩素酸を10%添加した精製水中に浸漬した。これらを基本条件とし、各条件1%モモ葉エキス(商品名:モモ抽出液BG,丸善製薬株式会社)の添加有無の条件を準備した。染色毛は、各溶液に浸漬し2時間振とう後、シャンプー、ドライヤーでの乾燥を行い、これを3サイクル繰り返した後、染色毛を乾燥させた後、染色毛の色調を色差計(CR−13、コニカミノルタHD)を用いて測定した。赤色の指標であるaを色味の指標として評価した。
【0024】
3.結果
精製水中ではモモ葉エキスの有無による色味の差は認められなかった。一方、次亜塩素酸含有溶液では、精製水と比べ有意な色味の減少が認められたことから、遊離残留塩素による褪色の加速が確認された。これに対し、1%のモモ葉エキスを添加することで、色味の変化は認められなかった。以上のことより、モモ葉エキスは遊離残留塩素の繰返し曝露による染色毛の褪色に対して、顕著な褪色抑制効果を有することが明らかとなった。
【0025】
【表2】
【0026】
以下に、本発明の染色毛の褪色抑制剤を配合した頭髪用組成物の応用例を示す。配合量は質量%である。実施例3〜8は、いずれも実施例2の評価法により染色毛の褪色抑制効果が認められた。
【実施例3】
【0027】
シャンプー
(A)1,3−ブチレングリコール 4.0(質量%)
70%ソルビトール水溶液 2.0
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 1.0
クエン酸 0.6
キレート剤 適量
防腐剤 適量
(B)水 残量
モモ葉エキス(1,3−ブチレングリコール、水) 5.0
(C)ココイルメチルタウリンNa水溶液(30%)
(NIKKOL CMT−30) 20.0
ラウロイルメチルアラニンNa水溶液(30%)
(NIKKOL アラニネートLN−30) 15.0
コカミドプロピルベタイン
(NIKKOL AM−3130N) 15.0
(カプリリル/カプリル)グルコシド 10.0
ラウリン酸プロピレングリコール 2.0
PEG−40水添ヒマシ油
(NIKKOL HCO−40) 3.0
ジステアリン酸エチレングリコール
(NIKKOL エステパール 15V) 2.0
合計 100.0
調製方法:A相を室温で均一に混合し、これにB相を加え均一とした後、80℃に加温しながら十分に膨潤させる。膨潤後、C成分を1成分ずつ添加し、全て添加後に再度加温し均一混合する。35℃まで冷却する。
【実施例4】
【0028】
インバストリートメント
(A)ステアラミドプロピルジメチルアミン
(NIKKOL アミドアミン MPS) 3.25(質量%)
ステアリン酸グリセリル
(NIKKOL MGS−BV2) 0.50
ステアリルアルコール
(NIKKOL 脱臭ステアリルアルコール) 7.0
ラウリン酸メチルへプチル
(NIKKOL GS−MHL) 3.0
スクワラン
(NIKKOL シュガースクワラン) 3.0
イソステアリン酸フィトステアリル 3.0
ダイマージリノール酸/ステアリン酸/ヒドロキシステアリン酸)
ポリグリセリル−10 (NIKKOL GS−WHO) 4.0
(B)プロピレングリコール 5.0
グルタミン酸 1.05
ポリクオタニウム−47 2.4
防腐剤 適量
水 残量
(C)モモ葉エキス(エタノール、水) 5.0
香料 適量
合計 100.0
調製方法:A相およびB相をそれぞれ80℃に加温し均一溶解する。B相にA相を添加し、乳化する。撹拌しながら40℃まで冷却し、さらにC相を添加し均一撹拌し、35℃に冷却する。
【実施例5】
【0029】
アウトバストリートメント
(A)ミリスチルアルコール 2.6(質量%)
オレイルグリセリル
(NIKKOL セラキルアルコール) 0.5
ベヘニルアルコール
(NIKKOL ベヘニルアルコール 65) 0.25
ステアリン酸ソルビタン
(NIKKOL SS−10V) 0.25
ステアルトリモニウムクロリドエタノール水溶液
(NIKKOL CA−2450) 1.4
シクロペンタシロキサン 11.0
(B)グリセリン 2.0
防腐剤 適量
水 残量
(C)モモ葉エキス(1,3−ブチレングリコール、水) 3.0
香料 適量
合計 100.0
調製方法:A相およびB相をそれぞれ80℃に加温し均一溶解する。A相にB相を添加し、乳化する。撹拌しながら35℃まで冷却し、さらにC相を加え撹拌する。
【実施例6】
【0030】
アウトバストリートメント
(A)ミリスチルアルコール 2.6(質量%)
オレイルグリセリル
(NIKKOL セラキルアルコール) 0.5
ベヘニルアルコール
(NIKKOL ベヘニルアルコール 65) 0.25
ステアリン酸ソルビタン
(NIKKOL SS−10V) 0.25
ステアルトリモニウムクロリドエタノール水溶液
(NIKKOL CA−2450) 1.4
シクロペンタシロキサン 11.0
(B)グリセリン 2.0
防腐剤 適量
水 残量
(C)シナノキエキス(1,3−ブチレングリコール、水) 0.1
香料 適量
合計 100.0
調製方法:A相およびB相をそれぞれ80℃に加温し均一溶解する。A相にB相を添加し、乳化する。撹拌しながら35℃まで冷却し、さらにC相を加え撹拌する。
【実施例7】
【0031】
アウトバストリートメント
(A)ミリスチルアルコール 2.6(質量%)
オレイルグリセリル
(NIKKOL セラキルアルコール) 0.5
ベヘニルアルコール
(NIKKOL ベヘニルアルコール 65) 0.25
ステアリン酸ソルビタン
(NIKKOL SS−10V) 0.25
ステアルトリモニウムクロリドエタノール水溶液
(NIKKOL CA−2450) 1.4
シクロペンタシロキサン 11.0
(B)グリセリン 2.0
防腐剤 適量
水 残量
(C)チンピエキス(1,3−ブチレングリコール、水) 0.5
香料 適量
合計 100.0
調製方法:A相およびB相をそれぞれ80℃に加温し均一溶解する。A相にB相を添加し、乳化する。撹拌しながら35℃まで冷却し、さらにC相を加え撹拌する。
【実施例8】
【0032】
ヘアミスト
1,3−ブチレングリコール 4.0(質量%)
70%ソルビトール水溶液 2.0
モモ葉エキス(エタノール、水) 1.0
pH調整剤 適量
キレート剤 適量
防腐剤 適量
水 残量
合計 100.0
調製方法:各成分を均一混合する。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明品を用いることで染色毛の褪色を抑制し、染色毛の色を維持することが可能となる。