特開2018-179400(P2018-179400A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2018179400-水素燃焼ボイラ 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-179400(P2018-179400A)
(43)【公開日】2018年11月15日
(54)【発明の名称】水素燃焼ボイラ
(51)【国際特許分類】
   F23K 5/00 20060101AFI20181019BHJP
【FI】
   F23K5/00 301A
   F23K5/00 304
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-79188(P2017-79188)
(22)【出願日】2017年4月12日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 平成29年1月23日、愛媛番長記者クラブにニュースリリース原稿をファクシミリ送信。平成29年1月23日、三浦工業株式会社のウェブサイト(http://www.miuraz.co.jp/info/newsrelease/2017/01/23/1500.html)にて発表。 平成29年2月15日〜17日、ENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展にてパネル公開及びチラシ配布。 平成29年3月1日〜3日、FC EXPO 2017 第13回 国際水素・燃料電池展にてパネル公開及びチラシ配布。
(71)【出願人】
【識別番号】000175272
【氏名又は名称】三浦工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 務
(72)【発明者】
【氏名】大久保 智浩
(72)【発明者】
【氏名】小林 立季
(72)【発明者】
【氏名】彭 宏偉
【テーマコード(参考)】
3K068
【Fターム(参考)】
3K068AA05
3K068BB02
3K068BB12
3K068CA05
3K068DA06
(57)【要約】
【課題】安全性をより向上させられる水素燃焼ボイラを提供すること。
【解決手段】缶体10と、缶体10の上面に配置されるバーナ11と、バーナ11に水素ガスを供給する水素配管部20と、を備える水素燃焼ボイラ1であって、水素配管部20は、缶体10の上面に配置され先端部がバーナ11に接続されるバーナ接続配管部21と、先端部がバーナ接続配管部21の基端部に接続され、缶体10の上面の上方を缶体10の外側に向かって延びる外向き配管部22と、外向き配管部22の基端部から上面視において缶体10の外側を延びる外側配管部23と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
缶体と、
前記缶体の上面に配置されるバーナと、
前記バーナに水素ガスを供給する水素配管部と、を備える水素燃焼ボイラであって、
前記水素配管部は、
前記缶体の上面に配置され先端部がバーナに接続されるバーナ接続配管部と、
先端部が前記バーナ接続配管部の基端部に接続され、前記缶体の上面の上方を該缶体の外側に向かって延びる外向き配管部と、
前記外向き配管部の基端部から上面視において前記缶体の外側を延びる外側配管部と、を備える水素燃焼ボイラ。
【請求項2】
前記外側配管部は、側面視において前記缶体の上部又は該缶体よりも上方を通るように配置される請求項1に記載の水素燃焼ボイラ。
【請求項3】
前記水素配管部に配置されるフレームアレスタを更に備え、
前記フレームアレスタは、前記外向き配管部に配置される請求項1又は2に記載の水素燃焼ボイラ。
【請求項4】
前記缶体の側方に配置され、該缶体に燃焼用空気を供給する送風機を更に備え、
前記外側配管部は、前記缶体及び前記送風機に沿って延びる請求項1〜3のいずれかに記載の水素燃焼ボイラ。
【請求項5】
前記缶体における前記送風機が配置された側と逆側に配置される制御盤を更に備える請求項4に記載の水素燃焼ボイラ。
【請求項6】
上面視において前記外側配管部を支持する架台を更に備える請求項1〜5のいずれかに記載の水素燃焼ボイラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素燃焼ボイラに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、蒸気を使用するプラント等において、プラントの運転に伴い副産物として発生する水素ガスを燃料として用い、この水素ガスをバーナに供給して燃焼させる水素燃焼ボイラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
副産物として発生する水素ガスを燃料ガスとして用いることで、これまで用いられてきた炭化水素ガス等にかかる燃料費を削減できる。また、水素ガスの燃焼においては、二酸化炭素を発生させないため、二酸化炭素排出量の削減にも貢献できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−109352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、水素ガスは分子量が小さいため、他の燃料ガスに比して配管の接続部等からガス漏れを起こしやすい傾向にある。また、水素ガスは、炭化水素ガスに比して最小着火エネルギーが小さく、また、空気と混合した場合の燃焼範囲が広い。そのため、水素ガスを燃料として用いる水素燃焼ボイラにおいては、水素ガスが漏洩した場合のリスクを抑制できる、より高い安全性が必要とされる。
【0005】
従って、本発明は、安全性をより向上させられる水素燃焼ボイラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、缶体と、前記缶体の上面に配置されるバーナと、前記バーナに水素ガスを供給する水素配管部と、を備える水素燃焼ボイラであって、前記水素配管部は、前記缶体の上面に配置され先端部がバーナに接続されるバーナ接続配管部と、先端部が前記バーナ接続配管部の基端部に接続され、前記缶体の上面の上方を該缶体の外側に向かって延びる外向き配管部と、前記外向き配管部の基端部から上面視において前記缶体の外側を延びる外側配管部と、を備える水素燃焼ボイラに関する。
【0007】
また、前記外側配管部は、側面視において前記缶体の上部又は該缶体よりも上方を通るように配置されることが好ましい。
【0008】
また、水素燃焼ボイラは、前記水素配管部に配置されるフレームアレスタを更に備え、前記外側配管部は、先端部が前記外向き配管部に接続され、前記缶体に沿う方向に水平方向に延びる第1水平配管部と、先端部が前記第1水平配管部の基端部に接続され、下方に延びる鉛直配管部と、先端部が前記鉛直配管部の基端部に接続され、前記缶体に沿う方向に水平方向に延びる第2水平配管部と、を備え、前記フレームアレスタは、前記第1水平配管部に配置されることが好ましい。
【0009】
また、前記缶体の側方に配置され、該缶体に燃焼用空気を供給する送風機を更に備え、
前記外側配管部は、前記缶体及び前記送風機に沿って延びる請求項1〜3のいずれかに記載の水素燃焼ボイラ。
【0010】
また、水素燃焼ボイラは、前記缶体における前記送風機が配置された側と逆側に配置される制御盤を更に備えることが好ましい。
【0011】
また、水素燃焼ボイラは、上面視において前記外側配管部を支持する架台を更に備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の水素燃焼ボイラによれば、安全性をより向上させられる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る水素燃焼ボイラを示す平面図である。
図2図1に示す水素燃焼ボイラの側面図であり、図1のA矢視図である。
図3図1に示す水素燃焼ボイラの側面図であり、図1のB矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の水素燃焼ボイラの好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の水素燃焼ボイラ1は、主として水素ガスを燃料として用い、蒸気を生成する貫流ボイラである。この水素燃焼ボイラ1は、図1図3に示すように、缶体10と、この缶体10の上面に配置されるバーナ11と、送風機12と、排気筒13と、給水加熱器14と、制御盤15と、架台30と、を備える。また、水素燃焼ボイラ1は、給水ラインL1と、給気ラインL2と、蒸気供給ラインL3と、燃料ガスラインとしての水素配管部20と、を備える。
【0015】
缶体10は、水素燃焼ボイラ1の本体部分を構成する。缶体10は、下部ヘッダ、複数の水管、上部ヘッダ、燃焼室(いずれも図示せず)、及びバーナ11等を含んで構成され、この缶体10に供給される水を加熱して蒸気を生成する。
バーナ11は、缶体10の上面に配置され、下方に向かって水素ガスを噴出させる。
【0016】
送風機12は、外気を吸引し缶体10に燃焼用空気を供給する。送風機12は、缶体10の側方の下部に配置される。ここで、図1に示すように、本明細書において、缶体10と送風機12とが並ぶ方向をX方向とし、このX方向に水平に直交する方向をY方向とする。即ち、本実施形態においては、送風機12は、缶体10のX1方向に配置される。
【0017】
排気筒13は、缶体10において水素ガスが燃焼されて発生した燃焼ガスを排出する。排気筒13は、缶体10の側面から送風機12が配置される側(X1側)に水平方向に延びる水平排気部131と、水平排気部131の先端部において上方に屈曲して上方に延びる鉛直排気部132と、を備える。
即ち、本実施形態では、送風機12及び排気筒13は、缶体10に対して同じ側(X1側)に配置される。
【0018】
給水加熱器14は、缶体10に供給される水(給水)と排気筒13を流通する燃焼ガスとの間で熱交換を行い、給水を加熱する。本実施形態では、給水加熱器14は、排気筒13の鉛直排気部132が位置する部分に配置される。即ち、給水加熱器14は、缶体10の側方(X1側)に配置される。
【0019】
制御盤15は、水素燃焼ボイラ1の動作を制御する。制御盤15は、缶体10のX方向(側方)における排気筒13及び送風機12が配置された側と反対側(X2側)に配置される。
【0020】
架台30は、複数の鋼材(アングル材)が組み上げられると共に、溶接等により複数の鋼材が接合されて構成される。架台30は、ベース部31と、配管支持部32と、を含んで構成される。
ベース部31は、水素燃焼ボイラ1の設置面に配置され、缶体10、送風機12及び制御盤15を含む水素燃焼ボイラ1全体を支持する。
配管支持部32は、図1に示すように、缶体10に対してY方向の一方(Y2側)に配置され、後述する水素配管部20を支持する。より具体的には、配管支持部32は、缶体10及び送風機12の並ぶ方向(X方向)に沿って、缶体10及び送風機12の外側に配置される。配管支持部32は、図2に示すように、水素配管部20を高所(缶体10の上面と略同じ高さ又は缶体10の上面よりも上方)において支持する。
【0021】
給水ラインL1は、給水源(図示せず)と缶体10とを接続し、缶体10に水を供給する。給水ラインL1は、缶体10に対して架台30が配置される側と反対側(Y1側)に配置され、X方向に延びる。そして、給水ラインL1は、途中で給水加熱器14を経由して缶体10の側面の下部に接続される。給水ラインL1には、給水ポンプ17が配置される。
【0022】
給気ラインL2は、送風機12で吸引された空気を燃焼用空気として缶体10に供給する。給気ラインL2は、送風機12から上方に延びる鉛直給気配管121と、鉛直給気配管121の先端部において水平方向に屈曲して延びる水平給気配管122と、を備える。給気ラインL2(水平給気配管122)の先端側は、缶体10上部のウインドボックス16に接続される。
【0023】
蒸気供給ラインL3は、缶体10において生成された蒸気を蒸気使用設備(図示せず)に供給する。蒸気供給ラインL3は、缶体10に対して架台30(配管支持部32)が配置された側と反対側(Y1側)に配置される。
【0024】
水素配管部20は、水素供給源(図示せず)からバーナ11に水素ガスを供給する。本実施形態では、この水素配管部20を、架台30(配管支持部32)に支持させることで、平面視において缶体10と極力重ならないように、かつ、缶体10の上部を通るように配置することで、水素燃焼ボイラ1の安全性を向上させている。
【0025】
水素配管部20は、図2に示すように、バーナ接続配管部21と、外向き配管部22と、外側配管部23と、を備える。
バーナ接続配管部21は、先端部がバーナ11に接続され、上方に延びる。
外向き配管部22は、先端部がバーナ接続配管部21の基端部に接続され、缶体10の上面の上方を缶体10の外側に向かって延びる。本実施形態では、外向き配管部22は、先端側がバーナ接続配管部21に接続され基端側が上面視において缶体10の径方向に延びる第1外向き配管部221と、上面視において缶体10に沿う方向に延びる第2外向き配管部222と、を備える。
第1外向き配管部221の基端側は、送風機12及び排気筒13が配置された側と反対側(X2側)に延びる。
第2外向き配管部222は、先端部が第1外向き配管部221の基端部に接続され、缶体10に沿う方向に水平方向に延びる。第2外向き配管部222は、第1外向き配管部221に対して90度屈曲した方向(Y2方向)に延び、この第2外向き配管部222の基端側は、上面視において缶体10と重ならない位置まで延びる。
【0026】
外側配管部23は、図1に示すように、外向き配管部22(第2外向き配管部222)の基端部から上面視において缶体10の外側を延びる。外側配管部23の基端側は、水素ガス供給源(図示せず)に接続される。
本実施形態では、外側配管部23は、鉛直配管部231と、水平配管部232と、を備える。
【0027】
鉛直配管部231は、図2及び図3に示すように、先端部が第2外向き配管部222の基端部に接続され、下方に延びる。鉛直配管部231の基端側は、缶体10の上面と略同じ高さの位置まで延びる。
【0028】
水平配管部232は、先端部が鉛直配管部231の基端部に接続され、缶体10に沿う方向に水平方向に延びる。より具体的には、水平配管部232は、鉛直配管部231に対して、缶体10及び送風機12が並ぶ方向(X1方向)に90度屈曲して延びる。即ち、水平配管部232は、缶体10及び送風機12に沿って延びる。
本実施形態では、以上の水素配管部20(主として外側配管部23)は、架台30(配管支持部32)により、缶体10の上面と略同じ高さ、又は缶体10の上面よりも上方の位置で支持される。
【0029】
以上の水素配管部20には、フレームアレスタ40、遮断弁41,42及びガスガバナ43が配置される。
フレームアレスタ40は、第2外向き配管部222に配置される。フレームアレスタ40は、例えば、複数枚の波板構造を有する金属板(フレームフィルタ)を含んで構成され、バーナ11において発生させた火炎が水素配管部20を基端側に伝搬(逆流)することを防止する。
【0030】
遮断弁41,42は、水平配管部232に配置される。遮断弁41,42は、水素配管部20の流路を開放又は閉止する。遮断弁41,42が開放されることで、缶体10に水素ガスが供給され、閉止されることで缶体10への水素ガスの供給が停止される。本実施形態では、遮断弁41,42は、電磁弁により構成される。
【0031】
ガスガバナ43は、遮断弁41と遮断弁42との間に配置される。ガスガバナ43は、水素配管部20を流通する水素ガスの圧力を調整する。
【0032】
以上の水素燃焼ボイラ1によれば、蒸気を生成する場合、遮断弁41,42を開放して水素配管部20を通じて水素ガスを缶体10に供給すると共に、送風機12を駆動させて給気ラインL2を通じて缶体10に燃焼用空気を供給し、水素ガスと燃焼用空気との混合気をバーナ11により燃焼させる。また、給水ポンプ17を駆動させ、給水ラインL1を通じて缶体10に水を供給する。これにより、缶体10に供給された水(給水)が加熱されて蒸気が生成される。生成された蒸気は、蒸気供給ラインL3を通じて蒸気使用設備(図示せず)に供給される。
【0033】
以上説明した本実施形態の水素燃焼ボイラ1によれば、以下のような効果を奏する。
【0034】
水素燃焼ボイラ1を、缶体10の上面に配置されるバーナ11と、このバーナ11に水素ガスを供給する水素配管部20と、を含んで構成し、水素配管部20を、バーナ接続配管部21と、缶体10の上面を外側に向かって延びる外向き配管部22と、上面視において缶体10の外側を延びる外側配管部23と、を含んで構成した。これにより、水素配管部20の大部分を、缶体10から離間した場所に配置できると共に、バーナ11との接続部分(バーナ接続配管部21)においては、バーナ11との接続部分が下端部となるように配管を配置できる。よって、燃焼範囲が広く、また空気より軽い水素ガスを燃焼として用いる水素燃焼ボイラ1の安全性を向上させられる。即ち、水素ガスはガス比重が小さく、拡散速度が速い性質があり、漏洩した水素は速やかに上方に拡散する。水素配管部20をこうした構造とすることで、水素が漏洩した場合でも、着火源との接触或いは、可燃濃度域の形成によって燃焼或いは爆発が起こるリスクを軽減することができる。
また、水素配管部20を単に缶体10から上方に離間させた場合には、点検やメンテナンスが困難になるが、本実施形態のように水素配管部20の大部分を缶体10から水平方向に離間させることで、点検やメンテナンス性を向上させられる。
【0035】
また、外側配管部23を、側面視において缶体10の上部、又は缶体10よりも上方を通るように配置した。これにより、外側配管部23から水素ガスが漏れ出してしまった場合においても、漏れ出した水素ガスを缶体10よりも上方に拡散させられる。よって、水素燃焼ボイラ1の安全性をより向上させられる。
【0036】
また、水素燃焼ボイラ1を、フレームアレスタ40を含んで構成した。そして、フレームアレスタ40を第2外向き配管部222に配置した。これにより、フレームアレスタ40をバーナ11の近傍に配置することで、バーナ11からの火炎の逆流(逆火)をバーナ11の近傍において止められる。また、フレームアレスタ40を配管が水平に延びる部分に配置できるので、逆火をより好適に止められる。
【0037】
また、外側配管部23を、缶体10及び送風機12に沿って延びるように配置した。これにより、外側配管部23を缶体10の外側を通るように配置しつつも、コンパクトに水素燃焼ボイラ1を構成できる。
【0038】
また、制御盤15を缶体10における送風機12が配置された側と逆側に配置した。これにより、外側配管部23が延びる送風機12側と逆側に制御盤15を配置することで、電気系統を備える制御盤15を水素配管部20から空気の流れの上流側に配置できる。よって、水素燃焼ボイラ1の安全性を一層向上させられる。
【0039】
また、水素燃焼ボイラ1を、外側配管部23を支持する架台30を含んで構成した。これにより、缶体10の外側に配置される外側配管部23を安定的に支持させられる。よって、水素配管部20を上面視において缶体10の外側に配置した水素燃焼ボイラ1の点検やメンテナンス、設置を容易に行える。
【0040】
以上、本発明の水素燃焼ボイラの好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 水素燃焼ボイラ
10 缶体
11 バーナ
12 送風機
20 水素配管部
21 バーナ接続配管部
22 外向き配管部
23 外側配管部
30 架台
40 フレームアレスタ
図1
図2
図3