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特開2018-180610情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-180610(P2018-180610A)
(43)【公開日】2018年11月15日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20181019BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20181019BHJP
   G06F 17/30 20060101ALI20181019BHJP
【FI】
   G06Q30/02 446
   G06F13/00 540P
   G06Q30/02 444
   G06F17/30 170B
   G06F17/30 380D
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-74140(P2017-74140)
(22)【出願日】2017年4月4日
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社ミクシィ
(74)【代理人】
【識別番号】100134706
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 俊彦
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 裕介
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA12
5B084AB06
5B084AB35
5B084BB15
5B084CB07
5B084CB22
5B084CC07
5B084CC14
5B084CF12
5B084DC02
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】ユーザが取得した画像に基づく情報配信の機会をより広げる、ことを目的とする。
【解決手段】広告配信システムは、原画像を加工して加工画像とし、加工画像と出所が関連する原画像を特定し、原画像に含まれる広告対象オブジェクトを識別し、広告対象オブジェクトに対応した広告情報を加工画像に付加して加工画像を配信する。そして、端末装置を介して加工画像が閲覧される際には、加工画像に付加された広告情報に基づいた広告画像がディスプレイに表示される。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータネットワークを介して閲覧可能なように配信される配信画像を記憶する情報処理装置であって、
前記配信画像と出所が関連する関連画像を特定する特定手段と、
前記関連画像に含まれるオブジェクトを識別する識別手段と、
前記オブジェクトに対応した所定情報を前記配信画像に付加する付加手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
配信された前記配信画像が閲覧される場合に、前記配信画像に付加された前記所定情報に基づいた報知を行う報知手段
を備える請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記配信画像に対する前記所定情報の付加の依頼を受け付ける受付手段
を備える請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記配信画像は、前記関連画像を加工した加工画像であり、
前記情報処理装置は、他の情報処理装置から前記加工画像を前記配信画像と共に受信する、又は他の情報処理装置から受信した前記関連画像を加工して前記加工画像とする
請求項1から請求項3の何れか1項記載の情報処理装置。
【請求項5】
カメラによって撮像された前記関連画像を該カメラから受信する受信手段と、
前記関連画像を加工して前記配信画像とする加工手段と、
を備える請求項1から請求項3の何れか1項記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記所定情報は、前記オブジェクトに対応した広告を示す情報である請求項1から請求項5の何れか1項記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記識別手段は、前記配信画像に含まれるオブジェクトである閲覧オブジェクトを識別し、
前記付加手段は、前記オブジェクトとは異なる前記閲覧オブジェクトに対応した所定情報を前記配信画像に付加する
請求項1から請求項6の何れか1項記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータネットワークを介して閲覧可能なように配信される配信画像と出所が関連する関連画像を特定手段により特定する第1工程と、
前記関連画像に含まれるオブジェクトを識別手段により識別する第2工程と、
前記オブジェクトに対応した所定情報を付加手段により前記配信画像に付加して配信する第3工程と、
を有する情報配信方法。
【請求項9】
コンピュータに、
コンピュータネットワークを介して閲覧可能なように配信される配信画像と出所が関連する関連画像を特定手段により特定する第1工程と、
前記関連画像に含まれるオブジェクトを識別手段により識別する第2工程と、
前記オブジェクトに対応した所定情報を付加手段により前記配信画像に付加して配信する第3工程と、
を実行させるための情報配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上のウェブサイト等に広告を配信するウェブ広告が広く普及している。また、インターネットに接続された情報処理装置が、液晶ディスプレイ等の表示機器を用いて広告を配信するデジタルサイネージも普及し始めている。
【0003】
特許文献1には、顧客が写った顧客画像から抽出した特徴量と関連物品データベースに記憶されている特徴量とを照合することで、顧客が身に着けている物品を識別し、識別した物品に関連する関連物品の情報をデジタルサイネージに表示して顧客に提示するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2013/147003号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、撮像した画像に対してスタンプやフレーム等の他の画像を貼り付けることで加工した画像を、他のユーザと共有するべくSNS(Social Networking Service)等へ投稿することが一般的に行われている。しかしながら、加工された画像領域に物品(オブジェクト)が存在し、この物品の特徴量を抽出できない場合、特許文献1に開示されているシステムでは、この物品に関連する関連物品の情報を表示することはできない。
【0006】
すなわち、加工画像が共有された際に、加工によって特定できなくなったオブジェクトに対しても関連する情報を表示できれば広告配信等の機会が広がる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ユーザが取得した画像に基づく情報配信の機会をより広げることができる、情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラムは以下の手段を採用する。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「情報処理装置」は、コンピュータネットワークを介して閲覧可能なように配信される配信画像を記憶する情報処理装置であって、前記配信画像と出所が関連する関連画像を特定する特定手段と、前記関連画像に含まれるオブジェクトを識別する識別手段と、前記オブジェクトに対応した所定情報を前記配信画像に付加する付加手段と、を備える。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「情報配信方法」は、コンピュータネットワークを介して閲覧可能なように配信される配信画像と出所が関連する関連画像を特定手段により特定する第1工程と、前記関連画像に含まれるオブジェクトを識別手段により識別する第2工程と、前記オブジェクトに対応した所定情報を付加手段により前記配信画像に付加して配信する第3工程と、を有する。
【0011】
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「情報配信プログラム」は、コンピュータに、コンピュータネットワークを介して閲覧可能なように配信される配信画像と出所が関連する関連画像を特定手段により特定する第1工程と、前記関連画像に含まれるオブジェクトを識別手段により識別する第2工程と、前記オブジェクトに対応した所定情報を付加手段により前記配信画像に付加して配信する第3工程と、を実行させる。
【0012】
上記「情報処理装置」には、以下に例示するように、種々の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、「情報配信方法」が実行する処理ステップや「情情報配信プログラム」の機能に加えてもよい。
【0013】
配信された前記配信画像が閲覧される場合に、前記配信画像に付加された前記所定情報に基づいた報知を行う報知手段を備える。
【0014】
前記配信画像に対する前記所定情報の付加の依頼を受け付ける受付手段を備える。
【0015】
前記配信画像は、前記関連画像を加工した加工画像であり、前記情報処理装置は、他の情報処理装置から前記加工画像を前記配信画像と共に受信する、又は他の情報処理装置から受信した前記関連画像を加工して前記加工画像とする。
【0016】
カメラによって撮像された前記関連画像を該カメラから受信する受信手段と、前記関連画像を加工して前記配信画像とする加工手段と、を備える。
【0017】
前記所定情報は、前記オブジェクトに対応した広告を示す情報である。
【0018】
前記識別手段は、前記配信画像に含まれるオブジェクトである閲覧オブジェクトを識別し、前記付加手段は、前記オブジェクトとは異なる前記閲覧オブジェクトに対応した所定情報を前記配信画像に付加する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ユーザが取得した画像に基づく情報配信の機会をより広げることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1実施形態に係る広告配信システムの概略構成図である。
図2】本発明の第1実施形態に係るサーバの電気的構成を示すブロック図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る加工前後の画像を示す図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る広告画像の表示態様を示す図である。
図5】本発明の第1実施形態に係るサーバが有する広告付加機能に関する機能ブロック図である。
図6】本発明の第1実施形態に係る広告付加処理の流れを示すフローチャートである。
図7】本発明の第2実施形態に係る配信画像と関連画像を示す図である。
図8】本発明の第2実施形態に係る広告画像の表示態様を示す図である。
図9】本発明の第2実施形態に係る広告付加処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明に係る情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0022】
[1.第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
【0023】
[1−1.広告配信システムの構成]
図1は、本実施形態に係る広告配信システム10の概略構成図である。広告配信システム10は、カメラ機能付き携帯端末装置12及び情報処理装置であるサーバ14を備える。
【0024】
携帯端末装置12は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコン等であり、カメラ機能によって画像を撮像する。携帯端末装置12からサーバ14へ送信される画像には、ユーザID(identification)が付される。サーバ14は、ユーザIDを参照することにより、画像を送信したユーザを特定できる。
【0025】
通信回線16は、コンピュータネットワークを形成するものであり、例えば、電気事業者によって提供される広域通信回線である。
【0026】
サーバ14は、通信回線16を介して所定のSNSや画像共有サイト等で閲覧可能なように携帯端末装置12から受信した画像を配信し、端末装置18に表示させる機能を有する。また、サーバ14は、携帯端末装置12から受信した画像(以下「原画像」という。)に加工を施す画像加工機能や、配信する画像に広告を付加する広告付加機能を有する。
【0027】
これにより、サーバ14は、携帯端末装置12から受信した原画像に対して加工を行い、加工後の画像(以下「加工画像」という。)に対して広告を付加して配信することが可能とされている。なお、サーバ14は、原画像に対して画像加工機能や広告付加機能を実行することなく、原画像をSNS等に配信することも可能であり、又、原画像に対して画像加工機能及び広告付加機能の何れか一方のみを実行してSNS等に配信することも可能である。
【0028】
端末装置18は、通信回線16を介してサーバ14にアクセス可能とされているスマートフォン等の携帯電話装置18Aやノート型又はデスクトップ型を含むパーソナルコンピュータ18B、又はタブレット端末等である。ユーザは、携帯端末装置12で撮像してサーバ14に送信した画像を、携帯端末装置12や端末装置18を介して閲覧する。また、画像は、SNS等で配信されることによって、ユーザ以外の人も自身の端末装置18を介して閲覧可能とされる。
【0029】
[1−2.サーバの構成]
図2は、本実施形態に係るサーバ14の電気的構成を示すブロック図である。
【0030】
本実施形態に係るサーバ14は、サーバ14全体の動作を司るCPU(Central Processing Unit)20、各種プログラム及び各種データ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)22、CPU20による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)24、各種プログラム及び各種データを記憶する記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)26を備えている。なお、記憶手段は、HDD26に限らず、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等の他の記憶媒体であってもよい。
【0031】
HDD26は、携帯端末装置12から受信した原画像、原画像を加工した加工画像、及び加工に要する各種画像等や、各種機能に要するデータを記憶する。
【0032】
さらに、サーバ14は、キーボード及びマウス等から構成され、各種操作の入力を受け付ける操作入力部28、各種画像を表示する、例えば液晶ディスプレイ装置等のモニタ30、通信回線16を介して携帯端末装置12等の他の情報処理装置等と接続され、他の情報処理装置等との間で各種データの送受信を行う外部インタフェース32を備えている。外部インタフェース32は、携帯端末装置12によって撮像された画像を携帯端末装置12から受信する受信手段でもある。
【0033】
これらCPU20、ROM22、RAM24、HDD26、操作入力部28、モニタ30、及び外部インタフェース32は、システムバス34を介して相互に電気的に接続されている。従って、CPU20は、ROM22、RAM24、及びHDD26へのアクセス、操作入力部28に対する操作状態の把握、モニタ30に対する画像の表示、並びに外部インタフェース32を介した他の情報処理装置等との各種データの送受信等を各々行なうことができる。
【0034】
[1−3.画像加工機能]
図3を参照してサーバで実行される画像加工機能について説明する。図3(A)は、原画像40A、すなわち加工される前の画像を示し、図3(B)は、加工画像40B、すなわち原画像40Aを加工した画像を示す。
【0035】
図3(A)に示される原画像40Aには、一例として、被写体である人が着用している服にブランド名42が表示されている。図3(B)に示される加工画像40Bは、原画像40Aにスタンプ44やフレーム46を貼り付ける加工が行われることで生成される。図3(B)に示される加工画像は、フレーム46が貼り付けられたことで、ブランド名42が表示されなくなっている。すなわち、実空間ではブランド名42が存在していたにもかかわらず、原画像40Aを加工して生成された加工画像40Bを閲覧したユーザは、ブランド名42を視認できない。
【0036】
なお、原画像40Aに行う加工は、スタンプ44やフレーム46の貼り付けの他に、ぼやかし処理や歪み処理等の他の加工であってもよい。
【0037】
また、原画像40Aに行う加工は、携帯端末装置12のユーザがサーバ14に対して予め設定し、サーバ14は、原画像40Aを受信すると設定された加工を自動的に行ってもよい。また、ユーザがサーバ14にアクセスし、サーバ14が有する画像加工機能を用いた操作を行うことで原画像40Aに加工を施してもよい。なお、加工画像40Bが生成されても、原画像40Aは加工画像40Bと関連付けられてサーバ14にそのまま記憶される。より具体的には、加工画像40Bは、加工前の画像である原画像40Aを示す関連情報が付加されてサーバ14に記憶される。
【0038】
[1−4.広告付加機能]
本実施形態に係る広告付加機能について詳細に説明する。
【0039】
広告付加機能は、配信画像と出所が関連する関連画像を特定し、関連画像に含まれるオブジェクトを識別し、このオブジェクトに対応した所定情報を配信画像に付加する。
【0040】
本実施形態では、配信画像が加工画像40Bであり、関連画像が原画像40Aである。すなわち、本実施形態において出所が関連するとは、加工前後の画像を意味する。広告付加機能は、加工画像40Bに付加されている関連情報を読み取ることで、加工画像40Bと出所が関連する原画像40Aを特定する。
【0041】
広告付加機能は、原画像40Aに対して画像解析を行うことにより、原画像40Aに含まれるオブジェクトを識別する。本実施形態に係る識別対象とするオブジェクト(以下「広告対象オブジェクト」ともいう。)50は、一例として、企業が販売する商品に関連するマークや文字等であり、例えば、商品名、ブランド名、企業名である。なお、図3(A)の例では、ブランド名42が広告対象オブジェクト50に相当する。サーバ14は、広告対象オブジェクト50の一覧を示したデータ(以下「広告対象リスト」という。)を記憶している。
【0042】
なお、広告対象オブジェクト50は、文字等に限らず、図形や飲料物を収容する飲料容器の形状等であってもよい。
【0043】
広告付加機能は、広告対象オブジェクト50に対応した所定情報を加工画像40Bに付加する。所定情報は、企業が販売する商品に関連するマークや文字又は画像等、広告となりうる情報(以下「広告情報」という。)である。広告情報は、広告対象リストに示される広告対象オブジェクト50に関連付けられてサーバ14に記憶される。なお、広告情報は、例えば、EC(Electronic Commerce)サイトで購入対象となる先約候補を示した商品リスト等であってもよい。
【0044】
すなわち、サーバ14は、広告対象リストを参照して、識別したオブジェクトが広告対象オブジェクト50に該当するか否かを判定し、該当する場合に加工画像40Bに広告情報を付加する。なお、加工画像40Bには、原画像40Aにおいて広告対象オブジェクト50が表示されていた領域の情報(以下「表示領域情報」という。)が付加される。表示領域情報は、例えば原画像40Aにおける座標である。
【0045】
そして、広告付加機能は、加工画像40Bを端末装置18に表示させる場合、加工画像40Bと共に加工画像40Bに付加された広告情報に基づいた画像(以下「広告画像」という。)を表示させる。
【0046】
図4は、端末装置18のディスプレイ54に表示される広告画像56の態様を示す図である。
【0047】
図4(A)は、広告画像56を吹き出し図形で表示する態様を示している。吹き出し図形は、一例として、原画像40Aにおいて広告対象オブジェクト50が存在していた領域近辺から生じるように表示される。
【0048】
図4(B)は、広告画像56を加工画像40Bに隣接するように表示する態様を示している。図4(B)の例では、広告画像56の表示位置を加工画像40Bの下側に隣接させている。
【0049】
広告画像56の表示位置は、加工画像40Bに付加されている表示領域情報に基づいて決定される。例えば、表示領域情報が加工画像40Bの下側を示していれば、広告画像56は加工画像40Bの下側に表示される。また、吹き出し図形を生じさせる位置も、表示領域情報に基づいて決定される。なお、広告画像56の表示位置は、表示領域情報にかかわらず、加工画像40Bの左右又は上側等、予め定められた位置とされてもよい。
【0050】
また、広告画像56をディスプレイ54に表示させる場合、図4に示されるように、ディスプレイ54には、広告画像56の表示(on)又は非表示(off)を切り替える切替ボタン58が表示されてもよい。端末装置18を用いて加工画像40Bを閲覧しているユーザは、切替ボタン58に対してタッチやクリック等の操作を行うことによって、広告画像56の表示、非表示を切り替える。なお、これに限らず、ユーザが加工画像40Bに対してタッチやマウスオーバー等の操作を行うことによって、広告画像56の表示、非表示が切り替えられてもよい。
【0051】
図3(A),(B)で示したように、加工画像40Bは、原画像40Aを加工する過程で広告対象オブジェクト50が表示されなくなり、実空間に存在していた広告対象オブジェクト50がユーザに視認されない場合がある。そこで、本実施形態に係る広告付加機能は、原画像40Aから広告対象オブジェクト50を識別し、これに関連する広告情報を加工画像40Bに付加することで、加工画像40Bと共に広告情報に基づいた広告画像を表示する。従って、本実施形態に係る広告付加機能は、ユーザが取得した画像に基づいた広告配信の機会を広げることができる。
【0052】
また、サーバ14は、加工画像40Bに対する広告情報の付加の依頼を企業等から受け付ける。企業は、例えば、依頼を受け付けるためのホームページを介して、広告対象オブジェクト50に関する情報及び広告情報をサーバ14に送信する。サーバ14は、これらの情報を受信すると、これらの情報を広告対象リストに加える。この際、企業は、広告付加機能を提供する事業者に所定の手数料を支払う。手数料は、事業者が設定した金額であってもよいし、例えば商品の種類毎等に企業が入札することで決定されてもよい。
【0053】
[1−5.広告付加機能に関する機能ブロック図]
本実施形態に係るCPU20は、画像加工部60及び広告付加部62を備える。画像加工部60及び広告付加部62に係る機能はプログラムによって実現される。
【0054】
画像加工部60は、上述した画像加工機能を実行するものであり、原画像40Aに対してスタンプ44やフレーム46の貼り付け等の加工を行い、加工画像40Bを生成する。
【0055】
広告付加部62は、上述した広告付加機能を実行するものであり、関連画像特定部64、オブジェクト識別部66、広告情報付加部68、広告対象照合部70、画像配信部72、広告表示制御部74、及び広告依頼受付部76を備える。
【0056】
関連画像特定部64は、加工画像40Bと出所が関連する原画像40Aを、加工画像40Bに付加された関連情報に基づいて特定する。
【0057】
オブジェクト識別部66は、関連画像特定部64で特定した原画像40Aに含まれるオブジェクトを画像解析によって識別する。なお、オブジェクトを識別する画像解析の手法は、従来既知の手法でよい。
【0058】
広告対象照合部70は、識別したオブジェクトと広告対象リストとを照合し、オブジェクトが広告対象オブジェクト50であるか否かを判定する。
【0059】
広告情報付加部68は、広告対象オブジェクト50に対応する広告情報及び表示領域情報を加工画像40Bに付加する。
【0060】
画像配信部72は、配信対象とする加工画像40B又は原画像40Aを所定のSNSや画像共有サイトに配信する。
【0061】
広告表示制御部74は、配信された加工画像40Bが閲覧される場合に、加工画像40Bに付加された広告情報に基づいた広告画像を端末装置18のディスプレイ54に表示させることで、広告情報に基づいた報知を行う。なお、広告表示制御部74の機能は、具体的には、加工画像40Bを配信するSNSや画像共有サイトが有している。
【0062】
広告依頼受付部76は、加工画像40Bに対する広告情報の付加の依頼を受け付ける。
【0063】
[1−6.広告付加処理]
図6は、本実施形態に係る広告付加機能によって実行される処理(以下「広告付加処理」)の流れを示すフローチャートである。広告付加処理を実行するためのプログラムはHDD26の所定領域に予め記憶されている。なお、図6で示される広告付加処理は、サーバ14が原画像40Aを受信した場合に実行される。
【0064】
まず、ステップ100では、画像加工部60が原画像40Aを加工して加工画像40Bを生成する。原画像40Aに対する加工は、予め定められた加工を自動的に行うものであってもよいし、ユーザが画像加工部60の機能を用いて行ってもよい。
【0065】
次のステップ102では、加工画像40Bに関連する原画像40Aを関連画像特定部64が特定する。
【0066】
次のステップ104では、オブジェクト識別部66が原画像40Aを画像解析し、原画像40Aに含まれているオブジェクトを識別する。
【0067】
次のステップ106では、識別したオブジェクトと広告対象リストとを広告対象照合部70が照合する。
【0068】
次のステップ108では、識別したオブジェクトに広告対象オブジェクト50が含まれているか否かを広告対象照合部70が判定し、肯定判定の場合はステップ110へ移行し、否定判定の場合はステップ112へ移行する。
【0069】
ステップ110では、広告情報付加部68が加工画像40Bに広告対象オブジェクト50に対応する広告情報を付加してステップ112へ移行する。
【0070】
ステップ112では、画像配信部72が加工画像40Bを配信し、本広告付加処理を終了する。
【0071】
以上説明したように、本実施形態に係る広告配信システム10は、加工画像40Bと出所が関連する原画像40Aを特定し、原画像40Aに含まれる広告対象オブジェクト50を識別し、広告対象オブジェクト50に対応した広告情報を加工画像40Bに付加して加工画像40Bを配信する。そして、端末装置18を介して加工画像40Bが閲覧される際には、加工画像40Bに付加された広告情報に基づいた広告画像56がディスプレイ54に表示される。
【0072】
これにより、広告配信システム10は、原画像40Aに含まれるものの加工画像40Bには含まれなくなった広告対象オブジェクト50に対応する広告画像56を加工画像40Bと共に表示するので、ユーザが取得した画像に基づいた広告配信の機会を広げることができる。
【0073】
なお、本実施形態では、原画像40Aに含まれる広告対象オブジェクト50を識別することで、原画像40Aだけでなく加工画像40Bにも表示されている広告対象オブジェクト50に対応する広告画像56も表示可能である。
【0074】
また、本実施形態では、原画像40Aの加工をサーバ14で行う形態について説明したが、これに限らず、原画像40Aの加工を携帯端末装置12等の他の情報処理装置で行い、加工画像40Bをサーバ14に送信する形態としてもよい。この形態の場合、加工画像40Bと共に加工画像40Bに関連付けられた原画像40Aが携帯端末装置12からサーバ14へ送信され、サーバ14は加工画像40Bと共に原画像40Aを受信する。また、画像の撮像をデジタルカメラで行い、その画像を携帯端末装置12等の他の情報処理装置に送信し、他の情報処理装置で加工した加工画像40B及び原画像40Aをサーバ14へ送信してもよい。
【0075】
[2.第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態に係る広告配信システム10の構成は、図1図2及び図5に示す第1実施形態に係る広告配信システム10の構成と同様であるので説明を省略する。
【0076】
なお、本実施形態では、配信画像80Aが撮像された時間の前後に撮像された画像が配信画像80Aと共に、携帯端末装置12からサーバ14へ送信されている。
【0077】
[2−1.広告付加機能]
本実施形態に係る広告付加部62で実行される広告付加機能について詳細に説明する。
【0078】
図7は、本実施形態に係る配信画像80Aと関連画像80Bとを示す図である。図7(A)は、ユーザによって任意に選択される配信画像80Aを示し、図7(B)は、関連画像80Bを示す。
【0079】
配信画像80Aと関連画像80Bは撮像した時刻が近く、被写体を同一としているものの、配信画像80Aに含まれているオブジェクト(以下「閲覧オブジェクト」という。)82Aは関連画像80Bには含まれておらず、関連画像80Bに含まれているオブジェクト(以下「関連オブジェクト」という。)82Bは配信画像80Aには含まれていない。このように、配信画像80Aと関連画像80Bとでは、互いに含まれていないオブジェクトが存在する場合がある。なお、関連画像80Bは配信画像80Aを取得した携帯端末装置12と同じ携帯端末装置12によって取得されたものである。
【0080】
次に、本実施形態に係る関連画像80Bの特定方法について説明する。
【0081】
本実施形態に係る関連画像特定部64が、配信画像80Aが撮像された時間の前後における所定時間(例えば10分)内に含まれる画像を、関連画像の候補(以下「関連画像候補」という。)として抽出する。オブジェクト識別部66は、配信画像80A及び関連画像候補に対して画像解析を行う。関連画像特定部64は、画像解析を行った関連画像候補のうち、配信画像80Aとの一致度が所定値以上のものを関連画像80Bとして特定する。なお、一致度が所定値以上のものであれば、複数の関連画像80Bが特定されてもよい。
【0082】
オブジェクト識別部66は、配信画像80Aに含まれる閲覧オブジェクト82A、及び関連画像80Bに含まれる関連オブジェクト82Bを識別する。
【0083】
広告対象照合部70は、識別した閲覧オブジェクト82A及び関連オブジェクト82Bと広告対象リストとを照合する。
【0084】
広告情報付加部68は、関連オブジェクト82Bのうち、広告対象オブジェクト50に該当するものに対して、対応する広告情報及び表示領域情報を配信画像80Aに付加する。また、広告情報付加部68は、関連オブジェクト82Bとは異なる広告対象オブジェクト50に該当する閲覧オブジェクト82Aが存在していた場合、閲覧オブジェクト82Aに対応した広告情報及び表示領域情報を配信画像80Aに付加する。
【0085】
図8は、端末装置18のディスプレイ54に表示される広告画像56の表示態様を示す図である。図8の例では、配信画像80Aの下に広告画像56A,56Bが表示される。広告画像56Aは、配信画像80Aに含まれる閲覧オブジェクト82Aに対応する。広告画像56Bは、関連画像80Bに含まれる関連オブジェクト82Bに対応する。
【0086】
なお、関連画像80Bの特定方法として、必ずしも、配信画像80A及び関連画像候補を画像解析して一致度を判定しなくてもよい。例えば、本実施形態に係る広告付加部62は、配信画像80Aが撮像された時間の前後における所定時間内における画像を全て関連画像80Bとし、関連オブジェクト82Bを識別してもよい。
【0087】
[2−2.広告付加処理]
図9は、本実施形態に係る広告付加処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態に係る広告付加処理は、配信対象とされる配信画像80Aがユーザによって選択された場合に実行される。
【0088】
まず、ステップ200では、配信画像80Aに関連する関連画像80Bを関連画像特定部64が特定する。
【0089】
次のステップ202は、オブジェクト識別部66が配信画像80A及び関連画像80Bを画像解析し、配信画像80Aに含まれている閲覧オブジェクト82A及び関連画像80Bに含まれている関連オブジェクト82Bを識別する。
【0090】
次のステップ204では、識別した閲覧オブジェクト82A及び関連オブジェクト82Bと広告対象リストとを広告対象照合部70が照合する。
【0091】
次のステップ206では、識別した閲覧オブジェクト82A及び関連オブジェクト82Bに広告対象オブジェクト50が含まれているか否かを広告対象照合部70が判定し、肯定判定の場合はステップ208へ移行し、否定判定の場合はステップ210へ移行する。
【0092】
ステップ208では、広告情報付加部68が広告対象オブジェクト50に対応する広告情報を配信画像80Aに付加してステップ210へ移行する。
【0093】
ステップ210では、画像配信部72が配信画像80Aを配信し、本広告付加処理を終了する。
【0094】
以上説明したように、本実施形態に係る広告配信システム10は、配信画像80Aと出所が関連する関連画像80Bを、撮影時が配信画像80Aを撮像した時刻に近い画像とする。これにより、広告配信システム10は、配信画像80Aに含まれずに関連画像80Bに含まれる関連オブジェクト82Bに対応する広告画像56Bを配信画像80Aと共に表示できるので、ユーザが取得した画像に基づいた広告配信の機会を広げることができる。
【0095】
[3.他の実施形態]
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
【0096】
例えば、上記各実施形態では、配信する画像を静止画とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、配信する画像を動画とする形態としてもよい。この形態の場合、配信画像は動画の一コマ(フレーム)を選択したサムネイル画像とし、関連画像はサムネイル画像の前後における所定コマ数とする。そして、サーバ14は、上記第2実施形態に係る広告付加機能と同様にして配信画像に広告情報を付加する。
【0097】
また、上記各実施形態では、サーバ14が広告付加機能を有する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、広告付加機能を携帯端末装置12が備える形態としてもよい。この形態の場合、携帯端末装置12は、広告情報等を付加した配信画像をサーバ14へ送信し、サーバ14が画像の配信を行う。
【0098】
また、上記各実施形態では、広告情報に基づいた報知として広告情報に基づいた広告画像を表示する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記報知として、広告情報に基づいた音の出力や動画の再生等を行う形態としてもよい。
【0099】
また、上記各実施形態では、配信画像に付加する所定情報を広告情報とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の情報を付加する形態としてもよい。他の情報とは、例えば、原画像40Aを加工した領域に存在していた被写体の説明や配信画像に写っている被写体に関連する他の画像等である。他の画像とは、被写体に関連する人物、動物、風景画像等であり、例えばインターネットを介したアルバムサービスとしてサーバ14に記憶されている画像から、ユーザが関連画像として設定した内容や画像マッチング等に基づいて選択される。
【0100】
また、上記実施形態では、画像を撮像する装置をカメラ機能付き携帯端末装置12とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、携帯端末装置12に代えて、撮像機能と通信機能を有するカメラとしてもよい。この形態の場合、カメラは、撮像した画像を通信回線16を介して予め定められているサーバ14へ送信する。本形態に係るカメラの通信機能は、サーバ14と通信を可能とするものの、他の情報処理装置との通信はできない。また、カメラは、撮像した画像をサーバ14に送信するまでの間に一時的に記憶する最小限の記憶媒体は備えているが、多量の画像を記憶できる大容量の記憶媒体を備えていない。サーバ14に送信された画像は、記憶媒体から自動的に削除される。すなわち、本実施形態に係るカメラは、被写体の撮像とサーバ14との通信のみを可能とする必要最小限の機能のみを有する簡易型カメラである。なお、カメラからサーバ14へ送信される画像には、カメラに特有のID、換言するとユーザIDが付される。ユーザは、サーバ14に記憶されている画像から、配信対象とする画像や加工対象とする画像を携帯端末装置12を介して選択できる。
【0101】
また、上記各実施形態で説明した広告付加処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【符号の説明】
【0102】
10 広告配信システム
14 サーバ(情報処理装置)
16 通信回線(コンピュータネットワーク)
32 外部インタフェース(受信手段)
40A 原画像(関連画像)
40B 加工画像(配信画像)
50 オブジェクト
60 画像加工部(加工手段)
64 関連画像特定部(特定手段)
66 オブジェクト識別部(識別手段)
68 広告情報付加部(付加手段)
74 広告表示制御部(報知手段)
76 広告依頼受付部(受付手段)
80A 配信画像
80B 関連画像
82A 閲覧オブジェクト
82B 関連オブジェクト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9