技術分野
外側圧縮部での中間圧冷媒吐出時における過圧縮の発生を防止し、圧縮機の効率低下を抑えることができるスクロール圧縮機
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】外側圧縮部での中間圧冷媒吐出時における過圧縮の発生を防止し、圧縮機の効率低下を抑えること。 【解決手段】固定及び旋回スクロール板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成し、旋回スクロール板状渦巻歯を公転運動させることによって圧縮室の冷媒を圧縮するスクロール圧縮機であり、固定スクロール板状渦巻歯の中心側の巻始めと外側の巻終わりとの間で前記圧縮室を低圧から中間圧まで圧縮する外側圧縮部40と中間圧から高圧まで圧縮する内側圧縮部41とに分割する分割壁20を設けたスクロール圧縮機において、外側圧縮部40で中間圧まで圧縮された冷媒を内側圧縮部41に吐出する第1中間圧冷媒吐出ポート23と第2中間圧冷媒吐出ポート25を備え、第1中間圧冷媒吐出ポート23と第2中間圧冷媒吐出ポート25は、外側圧縮部40の吐出圧力Paが前記中間圧よりも高い第1所定値以上となった場合に開口面積が増大するように開口する。 【選択図】図9
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、固定スクロール板状渦巻歯と旋回スクロール板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成し、前記旋回スクロール板状渦巻歯を公転運動させることによって前記圧縮室の冷媒を圧縮するスクロール圧縮機であり、前記固定スクロール板状渦巻歯の中心側の巻始めと外側の巻終わりとの間で前記圧縮室を外側圧縮部と内側圧縮部とに分割する分割壁を設け、前記旋回スクロール板状渦巻歯が前記公転運動に伴って前記分割壁に干渉しないように分断されたスクロール圧縮機では、前記分割壁によって分割された低圧側の前記外側圧縮部に設けられ、低圧冷媒吸込口から吸い込まれた冷媒を中間圧まで圧縮して吐出する中間圧冷媒吐出ポートが設けられる。
外側圧縮部では、旋回スクロール板状渦巻歯の内側に内側圧縮室と旋回スクロール板状渦巻歯の外側に外側圧縮室とが形成されている。上述した中間圧冷媒吐出ポートは、内側圧縮室からの圧縮冷媒と外側圧縮室からの圧縮冷媒とを吐出するが、内側圧縮室から圧縮冷媒を中間圧冷媒吐出ポートに吐出している際、中間圧冷媒吐出ポートの開口面積を十分確保することができず、中間圧冷媒吐出ポートでの圧力損失による過圧縮が発生し、スクロール圧縮機の効率が低下する場合がある。
本発明は、に鑑みてなされたものであって、外側圧縮部での中間圧冷媒吐出時における過圧縮の発生を防止し、圧縮機の効率低下を抑えることができるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるスクロール圧縮機は、固定スクロール板状渦巻歯と旋回スクロール板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成し、前記旋回スクロール板状渦巻歯を公転運動させることによって前記圧縮室の冷媒を圧縮するスクロール圧縮機であり、前記固定スクロール板状渦巻歯の中心側の巻始めと外側の巻終わりとの間で前記圧縮室を低圧から中間圧まで圧縮する外側圧縮部と中間圧・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、中間圧冷媒吐出ポートが、外側圧縮部の吐出圧力が中間圧よりも高い第1所定値以上となった場合に開口面積を増大するようにしているので、中間圧冷媒吐出ポートの開口面積を十分確保することができ、中間圧冷媒吐出ポートでの圧力損失による過圧縮の発生を防ぎ、スクロール圧縮機の効率低下を防止することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の実施の形態であるスクロール圧縮機が適用される熱サイクルシステムの概要構成を示す回路図である。
【図2】 図2は、図1に示した熱サイクルシステムのP−H線図である。
【図3】 図3は、スクロール圧縮機の構造を示す断面図である。
【図4】 図4は、図3に示したA−A線断面図である。
【図5】 図5は、図3に示した固定スクロールと旋回スクロールの断面図である。
【図6】 図6は、図4に示した固定スクロールを斜め下からみた斜視図である。
【図7】 図7は、図4に示した旋回スクロールを斜め上からみた斜視図である。
【図8】 図8は、従来の中間圧冷媒吐出ポートの開口形状及び配置位置を示す図である。
【図9】 図9は、中間圧冷媒吐出ポートの配置位置を示す構成を示す間圧冷媒吐出ポート近傍の拡大図である。
【図10】 図10は、スクロール圧縮機の圧縮回路を示す模式図である。
【図11】 図11は、第1中間圧冷媒吐出ポートのみを設けた場合と第1中間圧冷媒吐出ポート及び第2中間圧冷媒吐出ポートを設けた場合とにおける圧縮室のPV線図である。
1 熱サイクルシステム
2 スクロール圧縮機
3 凝縮器
4 過冷却器
5 高段膨張弁
6 気液分離器
7 低段膨張弁
8 蒸発器
10,10a,10b 筐体
11 固定スクロール
11a,12a 台板
11b 固定スクロール板状渦巻歯
12 旋回スクロール
12b 旋回スクロール板状渦巻歯
13 クランクシャフト
14 スラスト軸受
15 バランスウェイト
16 中間圧室
17 高圧室
18 吐出弁
20 分割壁
21 低圧冷媒吸込口
22 中間圧冷媒吸込口
23 第1中間圧冷媒吐出ポート
24 高圧冷媒ポート
25 第2中間圧冷媒吐出ポート
26 第1逆止弁
27 第2逆止弁
30,31 固定スクロール板状渦巻歯
32,33 旋回スクロール板状渦巻歯
40 外側圧縮部
41 内側圧縮部
51,52 チップシール
60−2 内側圧縮室
AL 回転方向
E 分断領域
GH 冷媒循環量
GL 冷媒循環量
GM 冷媒循環量
L1 低圧冷媒吸込配管
L2 中間圧冷媒吸込配管
L3 高圧冷媒吐出配管
P1〜P7 点
Pa 吐出圧力
Pa1 第1所定値
Pb 中間圧
Pc 吸入圧力
PA,PB 位置
RH 高圧冷媒
RL 低圧冷媒
RM,RM1〜RM3 中間圧冷媒
S21,S22 損失領域
S23 固定スクロール側摺動面
ΔP 第2所定値
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